タイムリープで同級生の残酷な運命を変えようと頑張る話。 作:Marchhatter
少々不適切な描写がありますので、ご注意ください。
粗い点は、追って修正します。
「ねえ、しのりん。」
少し落ち着いた国領が、ぽつぽつと続ける。
国領は肩を僕に抱かれ。そのいつもはさらさらしてる、今は土に汚れたショートカットの髪の頭を、僕の肩につけてる。
僕も国領の細い肩に手を回して、ぎゅっと抱き寄せ続けてた。
微かに震える肩。熱がありそうなくらいに高い体温が、悲しかった。
ひとりごとのように、小さな声で、とりとめもなく、国領は呟く。
心に浮かぶような、よしなしごと。
日常的な、普通の女子校生が、悩んだり喜んだりするようなことを。
生徒会でやりのこした仕事。
友達と行くのを楽しみにしてた、お店のこと。
仲間と練習をかさねてた、出場予定の部活の大会のこと。
仲の悪い、同居してるいとこのこと。
好きな友達、嫌いなクラスメイトのこと。
そして。
「しのりん。こんなときなのに。
一緒にいてくれて、ありがとう。」
小さな声で、国領は続ける。
――でもボク、何もお礼ができないよ。ごめんね。
せめてものお返しだけど、さ。
ボクをどうにでもしてくれていいよ。
そう。
この体、好きに使っていい。
そんなに驚かないでよ。
ボク、知ってるよ。君、すごい女好きなうえに、超変態なんでしょ?
みなりんから聞いたよ。
体を拘束して、感覚が変になるまでくすぐり回したり、意識がとぶくらい叩いたりさ。
誤解だって?
ああ、そういうことにしたいなら、ボクの誤解ってことでいいよ。
あとさ。
痴漢のことで、しのりんにはいろいろキツく言ったけど。
ごめんね。
しのりんは、痴漢なんてしないよね。
みなりんも、さとみんもいるし。
だけどさ。
もししてみたかったら、ボクに痴漢プレイだってしてもいいよ。
でも、もう服もボロボロでやる意味もないかな?あはは。
ボクとしては、嫌いじゃないキミから痴漢されたら、なにかいつもと違うのか興味あるけどね。
何、驚いた顔してるのさ。
あ、勘違いしてるのかな、キミ。
ボクがキミを嫌いだって、思ってた?
そんなわけ、ないじゃないか。
ボクは別に、キミのことは嫌いじゃない。好きだよ。
いや、キミのことを恋人にしたいなんて、全然思わないよ?
変態プレイも、うーん。いや試したことないけどさ、ちょっと、ね?
だから、それとは別なんだけどさ。
でもキミがいま、こうしてボクの最期のときにいてくれて、感謝してる。
だから、ほら、いいんだ。好きに使ってくれて。
どんな変態プレイにだって。痴漢プレイにだって。
どうせ、あと2時間くらいで、冷たい肉の塊さ。
それに、さ。
しのりんにだって、悪い話じゃないでしょ?
ボク、体は柔らかいからね。どんな格好だってしてあげられるさ。
ほら、脚をまっすぐ上げて、肩の後ろにだって持ってこれる。
ボク、部でいちばん、体は柔らかいんだ。
どんな変態的なポーズの要望にだって、応じてあげるよ。
いや、そんなに引かないでよ!傷つくじゃないか。
あーあ。
ボクも、こんなことになるまでは。
いつか誰かと素敵な恋愛をして、結婚して、セ○クスして、かわいい子供を産んで、って。
普通に、そうなる、そうできるって思ってた。
それがこんなことになっちゃった。
いや、それはもうしかたない。いいんだ。
だから、これはむしろ、ボクからのお願いさ。
もししばらく誰もここに来ない、邪魔が入らないっていうんなら。
それなら。
キミ、生きてるうちにボクにソレを経験させてくれないかな。
そう、セ○クス。
ボクだって、誰も愛さずに、誰にも愛されずに死にたくないよ。
こんなうすっぺらい体で、たぶん面白みはないと思うけどさ。
頼むよ。
あ、心配かな。
そんな気色の悪い異生物の触手で種付けされた女をヤれるか!っていうんでしょ?
その、ボクはその。
あっちじゃなくて。お尻の方をヤられたんだ。
竜神に、触手で探られたときギュッとあそこを締めてたら、その、お尻に。
その、肛門の方にぬるぬるって性器の触手がはいっちゃったんだ。あはは。
だから、まだあそこは処女だよ。
しかも、さ。
ほら、あの竜神の種付けを生き延びた女リーダー。
あの人も、たしか種付け後、村に戻って村の男たちに犯されたって聞いたけど。
その男たち、復讐されて引き裂かれるまで、のうのうと50年も生き延びてたらしいよ?
子や孫までつくってね。
だから、仮にあの蛸の後に、同じところをヤったとしても、さ。
なにか害があるっていう心配は、ないんじゃないかな。
あの女、本人も冬眠したけど生き延びたし。だから大丈夫。
って、しのりん。
どうしたの?そんな怖い顔して。
―――――
雑種致死、という言葉をかつて聞いたことがある。
要は異なる種の間の交雑で、胚が死んでしまう現象だ。
この巨大な触手持ちの異生物。竜神と人との交配も、胎児と母体の両方の死を招く。
厳密に言えば違うのかもしれないが、似てはいる。
とにかく竜神と交配(?)するとほぼ確実に母体は死ぬ。生存例、1例を除いては。
ただし、逆にいえば生存例があるのだ。その女リーダーの。
何が生存をもたらしたかということについての情報は、ほとんどない。
竜神の種付け後に村に戻り、村の男たちに犯されるなどさんざんな目にあったらしい、ということ以外は。
あまりに不確かで。
――下手をすると死にいく国領を一層の絶望と惨めな死に導くことになるかもしれないのだが。
僕は賭ける。この正気の沙汰ではない目に。
もう時間がない。
さっきから、15分ないし20分くらいは経ってる。
平均的には、あと4、50分くらいしか、ない。
「なあ、国領。」
頼みがある。
僕に抱かせてくれ。うん、ヤらせてくれ。セ○クスしたい。
ただ、その。
国領の、すべての穴をヤりたい。
そして、特に。
お尻を、アナルを最初に。
頼む。
そう、ぶっこんだ。
国領は、あんまりな申し出に、頭が回らなかったのか。
ぽかんと僕の顔を見て。
そして、ぼん、と音を立てそうなくらいに急に赤くなった。
「しのりん、キミって奴は!」
多分怒ったんだろう。キッと僕の胸から頭を離し。
こちらを睨みつけ、語気鋭くたぶん非難の言葉を言いかけて。
しかし、すぐその噴火のような命の輝きは、薄れて。
ふにゃっと、またすべてを諦めたような目になり。
何か、推測だけどおそらく「やっぱりキミには失望した」あるいは「そのクズさ加減、馬鹿なボクにはお似合いなのかな」とかいうような苦言を言いかけ。
しかしさらに。
そこで、ハッと何かに思い当たったのか、言葉を止め、僕の顔をまじまじと見上げ。
そして頭に浮かんだであろう疑問を、問いかけてきた。
「しのりん。もしかすると、――そう考えてるのかい?」
あの女のリーダーは、種付け後に男たちにヤられたから、生き延びられたんじゃないか、って?
乾いた声で、そう聞いてきた。
「わからない。でも可能性がある。試させてくれ。」
だめかもしれない。
だめだったら、僕を憎んで、恨んで、末代まで呪ってくれて構わない。
たぶんダメなんだろう。
だけど、そうだとしても、無駄だとしても、あがかせてくれ。
ダメなら、せめて最後の最後までそばにいさせてくれないか。
そう伝える。
「わかった。」
国領は、そういった。そして、少し血色の戻った、赤い顔のままで。
こんどはもじもじと、僕に聞いてきた。
「ここで、――だよね?」
「ああ、しばらくはあの大蛸も来ない、信者たちも来ない。
――でもロマンチックな場所とは、とうてい言い難いけどな。最低だ、すまない。」
「いいんだよ。ボクが死んでしまったら、さっき言ったとおりでいい。
全部忘れて、そして絶対、生きて帰ってね。
ボクはみつからなかった。来た形跡もなかった。それでいい。
ボクの分までしあわせに生きてよ。でも。」
なんだか、国領の目に生気が戻ってきている。
いつもみたいな、悪戯っぽい輝きが。
「でも、もしボクが生き延びたら!
しのりんはすごい変態で、ボクの○○○を情欲のままに無茶苦茶に犯したって。
みなりんさとみんだけじゃない、だれかれ構わず言いふらすからね!」
「おい!」
確実に僕の社会的生命の終わりだ。多分、調布に知れたら、生物学的生命も。
「冗談だよ。でも、なんか元気出てきたかも。」
そわそわと髪を撫でつけながら、国領は言った。
「ねえ、水とか、水を入れるものとかないかな。飲み水でない方がいい。
ちょっとだけでも、準備したいよ。」
ああ、体とかを拭くのか。
でも、時間があまりないぞ?
僕は周囲を警戒しながら、さっきみつけた、洞窟内に流れている小さな流れに取って返し、タオルを濡らし、飲み差しで残り少なかったペットボトルに水を詰めて走って持って帰ってきた。
この間、1、2分弱くらいか。とにかく時間が惜しい。
その間に国領は、服をすべて脱ぎ捨てて、白い、すらりとした体を露わにした。
足首と手首、そして首周り、腿の付け根近くにも、強く縛られていたような赤い痣。
触手で、拘束された痕だろう。
脱いだ服は、地面に敷いている。
僕も、自分の持ってきた荷物から、小さく折りたたんでしまってあったアルミ蒸着の折り畳み銀マットを広げ、そのほか着替え用の衣服とかタオルとか、クッションにできそうなものをありったけ敷いた。
そして、国領は。
このペットボトル、ダメにしちゃうけどいいかな、と聞いて。
いいという答えがあるや否や、膝を付いてしゃがみ込み、腰の後ろにふたを開けたペットボトルを回し、飲み口をお尻の穴にあてがう。
国領がやりたいことがわかり、そして国領が自分ではやりにくそうなので、僕も手を伸ばした。
国領は恥ずかしそうだったけど、お願いするよ、と言って。
そして土下座するみたいに両手を地面につけ。
上半身も伏せてて白いお尻をそらして高く上げた。
滑らかな、背中の曲線。
そんなに大きくはないけど、丸く形のいい、えくぼのある引き締まったお尻。
体操選手でもあるからか、きれいに脱毛処理してる。
貝の形や色は、人ごとに少しずつ違うんだな。直視するとたぶん鼻血出るけど、きれいなピンク色がちらちらみえてしまう。
僕は国領が注ぎ口を肛門に挿入したペットボトルを手で支えて、中身を国領の中に注ぎ込む。
ペットボトルを潰しながら、水に圧力を加えて。
こんな時なのに。
僕のアレが勃ち上がってきている。
肛門は、つまり括約筋はいきなりそんなに拡張できるものじゃない。
でも、おそらくは触手での種付けでそこらへんの下準備ができていたのだろうか。
あるいは、この触手の粘液がある種の麻酔作用とか、弛緩作用とかを持っていたのかもしれない。
ともかく、ペットボトルは国領の白いなめらかなお尻の、そこだけわずかにくすんだ色を示す肛門に差しこまれ。
水が注入される。どく、どくっと。
普通の場合より、確実に太く、量も多い。乱暴このうえない浣腸。
さすがに水が冷たかったのか、国領は、ひゃあ、と声を漏らし、ぶるっと体を震わせた。
あらかた注ぎ終わると。
しのりんごめん、ちょっとその、用足しに行くよ、と国領は言って。
立ち上がろうとして、よろけた。僕は慌てて支えた。
そして、気づく。
裸の国領のすらっとした体。それは、変わりないのだが。
すこしだけ、お腹のあたりに赤みがかった場所がある。
時間がない。そんな気がした。
残された時間。30分も、あるだろうか?
「そこの角で、いいだろう?」
ヘッドライトをまた灯して、国領のいた袋小路から少し出た角の岩の割れ目に誘導し、僕は国領に用足しをさせた。
みないでよ。
いや違う、ここにいて。でもみないで。
そう言って、国領は僕の腕を握り。
しゃがみ込んで、岩の裂け目にお腹の物を出した。
なまなましい、匂い。
無神経だと思ったが、終えた後に国領が出したものをヘッドライトで照らして見てみる。
黄色い排せつ物に交じって、何か妙な繊毛の塊のようなものも出てる。
これ。あの竜神つまり蛸の胚の一部だよな?
「これを繰り返して、その異物を出し切れないか?」
それだったら、国領に屈辱を味あわせなくてもいいのではないか。
そう思ったのだが。
「無理なんだ。自分で、わかる。生きてる何かがいるんだ。――ここに。」
こんなことでは、とても追い出せないって。
今までにも、やろうとした人たちはいたって聞いたけど、誰一人成功してない。
そう、国領は言って軽くお腹をさすって見せた。
「しのりん、ごめん。もう一回だけ。お願い。」
国領は水を求め。
僕はまた、うす暗闇の中を走った。超感覚の赤外線アイと、また点けたヘッドライトで回りはちゃんとみえる。
国領は、暗やみの中に取り残すことになってしまう。
悪いことをした。荷物の中にペンライトもある。戻ったら出しとこう。
往復で1分切れたかな?
その間、国領はほとんど暗闇の中で濡らしたタオルで体を拭いていたらしい。
僕が戻ると、その排泄した場の近くの大きめの平らな石にまたお尻を高く上げて跪いた。
僕はまた、ペットボトルの水をくすんだ蕾に差し入れ、水を注入する。
引き締まった丸いお尻。いわゆる、土手もさらけだされてて。
固く固く、僕のそれも勃ち上がる。
そして、2回目の排泄。
今度出たのは、ほぼ透明な水だけ。
持ってきたポケットティッシュを渡すと、もごもご言いながら礼を言い、受け取って拭いていた。
元の袋小路のような部屋に、ふたりで戻り。
僕は思い出して、ポケットから、小さなオリーブオイルのプラボトルを取り出し。
手に取れる場所に置いておく。
これは、きっと必要になるだろう。
代替品でしかないけど、ないよりましだ。
ヘッドライトも、外して上向きに置いておく。
一種の、間接照明だ。
そういえば、さっきから国領は裸なのに、僕はまだ重装備だ。あわてて服を脱ぎ捨てる。
まずいな、少し汗かいてるかな。拭いとけばよかった。
手は、水汲みのときも洗ったから大丈夫だろう。
僕も、服を脱ぎ終えると。
しようよ。優しくしてね、と国領は恥ずかしそうに言い。
膝立ちからおずおずと抱きついてきた。
弱モード広照射にした懐中電灯と上向きのヘッドライトの間接照明の仄かな明かりに照らされ、目を閉じた国領の顔が白く見える。
国領に応えて、そっと僕も膝立ちになり、自分の膝を相手の膝の間に入れる感じに差し入れ、密着して、抱きしめた。
アスリートらしく鍛えてはいるはずだけど、とても儚く、華奢に思える、その体を。
ただ、前戯に使う時間はあまりない。
恋人のキスも、すべきでないだろう。
僕たちはあくまで友人。特殊な状況で、ヤることになっただけの話。
頬にキスを当てた。国領も、戸惑うように、僕の頬に柔らかい唇を返した。
細い体を再度抱きしめ、急造の褥にそっと横たえた。
「悪い、国領。初めてで勝手がわからない。乱暴だったら、すまない。」
「大丈夫、好きにしていいよ、ダメでもともとだし。――こっちがいいのかな?」
国領は少し迷ってから、体の向きを変えた。
お腹の赤みが増してる気がする。大儀そうなのは、体調も悪化しているのかもしれない。
国領は、いわゆるバックの体勢を取った。さっきの、一回目の浣腸のときと同じように、膝をついて伏せて背中を反らし、お尻を高く突き出した体勢。
ばっちりとあの穴のつぼみも、そしてその下の閉ざされたひとすじの裂け目も、目に入る。
鼻血よ。出ないでくれ。いま出たら、最悪だ。
僕のアレは、さらに高く固く屹立する。能天気に。
さっき取り出したオリーブオイルのボトルを開け、垂らしてまぶした。
「しのりん、来てよ。早く。」
どこか、切迫した声。痛みを我慢しているような。
僕の聴覚の超感覚が、痛みではないが、国領が何かの異物感を感じていることを僕に告げる。
急がなければ。そう、感じた。
最初に、あの割れ目を持ち上げるように、棒を押し当てて、擦り付けてみる。数回、ねっとりと。
そっちに入れるつもりはないが、準備運動みたいなもの。
はあっ、と国領が息をついた。
そして、いよいよ。
僕はアレを国領のお尻の肉の蕾に、あてがう。
ゆっくりと、力を強めて当てる。
抵抗がある。
指で乱暴にならないよう気を付けて国領のお尻を押し広げ、くい、くいと押し込む。
結び目は緩み。
僕のそれが、侵入する。ぬるり、と。
入口が、きつい。
その中はそこまででもないが、思ったより圧力を受けてる。
ようやく、亀さんの頭部分が入口をパス。3センチくらい入った。
ぎゅっと、亀さんが締め付けられてる。
「しのりん、もっと、」
痛みに耐えてるような、声。
国領が、顔を無理にこちらに向けようとする。
本当に痛いわけではないんだな、と再度超感覚で確認。これは、――?
僕はもっと国領の体に覆いかぶさるようにして、手を伸ばし、髪を撫でた。
さらに、深く。
突き入れた。
棒はすでに、半分以上が飲み込まれている。
だけどな。入りきるかな?
ちょっと上半身をそらして放し、僕の棒の入っている様子を、凝視する。
僕のそれ。血管が青く浮き出た、怒れるそれが、小ぶりだけど優美に丸く、なめらかな曲線を持つ国領のお尻に、突き立てられている。
僕は左手を伸ばし、棒が突き立っているその下にあるであろう、裂け目に手を伸ばした。
そうっと、裂け目を撫でて探る。
国領が、え?というように体を少しねじって、見開いた目でこっちをみた。
頷いてみせると、国領は少し微笑んで、目を閉じて、また向こうを向いて。
裂け目の力がゆるみ、広がった。
そこにある蕾の粒を見つけ、また優しく撫でた。
触ると同時に、きゅう、っと突き立てた棒が思ったより強い力で締めあげられて、思わず焦る。
少しだけ棒を引き抜きかけ(引き抜くのにも抵抗があった)、オイルを少し足す。
僕は、下の裂け目から手を放し、突き立っている蕾の周辺をそっと両手の親指でもみほぐした。
「国領、ごめんな。もう少し。」
「――」
返事はなかったが、無意識のうちに力が入ってたのだろうお尻の筋肉が、緩み。
より強く、お尻が押し付けられた。
僕の突き刺しに、応えるように、抗うように。
僕の槍が、さらに飲み込まれていく。
気が付くと、はぁ、はぁと国領が荒い息を吐いている。
白い体全体が、いつのまにか薄いピンクに染まっている。
僕の棒が、四分の三くらいまで飲み込まれようというとき、先端が何かに触れた。
それは柔らかい、そう、糸こんにゃくのようなもの。
いや、アレするのに使ったことないよ。マニアックな人じゃないし、もったいないし。
でもまあ。
超感覚で何倍にも鋭敏になった僕の先端が、その接触からの膨大な快感を報告する。
動いている?
さらに、突き立ててみる、――
「!」
国領が、びくびくびくっ、と痙攣するように体を震わせた。
いつのまにか、薄桃に染まったその背中。
背筋に力を込め、折れんばかりに反らされたその背中にも、お尻にも、もちろんあざが痛々しい、首元にも。
汗がひしひしと、ぬらぬらと、浮いていた。
軽く、ゆすってみる。
「あっ、しのりん、タンマ!」
いや、ごめんな。待てない。
僕は無我夢中だった。先にふよふよとまとわりつくイソギンチャクの繊手のようなもの。
もしかすると、数の子天井って、――これか!?
濡れていやらしく、誘うように懐中電灯の薄明かりを受けて光る国領の体。
締まったそのスレンダーな体、お尻を突き上げられて弓なりに反らされた体に興奮しきった僕は。
こんなときというのに、国領の懇願に耳を貸さず。
ごくごく小さく。しかし、決定的に。
ゆさゆさ、ゆさゆさと動かし続けた。
もちろん、よくあるAVものみたいなピストンは、絶対にしない。
それはダメージが大きすぎる。
だから、超感覚で、国領の状態と棒の先端に超感覚の注意力を注ぎ。
国領に痛みを与えないように気を付けながら、見出した快感を、追求。
ずっぱりと挿しこんだまま、先端に力を伝えて、僕の棒をぴくぴく跳ねさせると。
生きのいい海老のように国領の体が跳ねる。赤く染まった首。ショートカットの髪が乱れ、僕の顔にばさり、と当たる。
細かい細かい律動を伝えると。
国領が身を震わせる。
あっ、あっ、あーっ!と、国領が声を漏らし、細やかな身を捩る。
国領のぬらぬらと濡れた白い肌の下の筋肉が。震えてるのを感じる。
逃げることは許さない。手首をにぎって、僕の体の下に固定する。暴れようとする細い白い体を。
おそろしいほどの征服感。
そして、――
僕の棒の先端から、勢いよく何かが噴出したのを感じる。
国領が、なにか熱いものの噴出を感じたのか、体に力を入れ、ガタガタと震える。
僕の棒の先にいる、何か。
その繊手の持ち主は、恐慌をきたしているようにいよいよ勢いよくその繊手を振い、――
ますますそれに快感を覚えた僕は。
律動を再開した。
いや、棒を動かすんじゃない。
上半身を伏せて跪いてた国領の、胸のあたりに手を回し。
その上体を引き起こさせてぎゅっと抱きしめ、体前面を密着させる。
手に、ささやかな国領の胸。その胸の先端が、立ってる。
掌で覆い。
嬲る。
その間も。
ゆさゆさ、ゆさゆさと。
体全体を震わせ、少しずつ、少しずつ深く深く棒が突き立てられていき、――。
深く国領の体内に刺し込まれた僕の槍は。
何かに接触した。
何かすごく柔らかいものに。それに突き当たってる。
いや。
突き刺さっている。
快感は高まっていき。
さらに第二弾が出ることを感じた。
玉から裏筋が引き絞られるような感覚。
第二弾が、発射される。
恐慌を来したようにめちゃめちゃに動かされてる触手。
急に感じる、疲労感。
だけど、意地汚くも僕は棒を抜かず。
こんどは国領の体にのしかかる。
ぺたぺたとした、汗にまみれた肌の感覚。
国領は、押しつぶされて体を伸ばした。
振り向きざまの国領の顔は赤く上気し、濡れた目蓋から涙が頬のあたりに伝ってる。
でも気丈に、たぶん僕に笑いかけようとして、口元を引き上げた。
悪いな、国領。でも、すまないがもう少しだけ。
体勢を変えよう。
僕は国領とつながったまま、身を起こし。
いったん押しつぶして横たわらせた国領を横向きに寝かせる。
そして、脚を開かせ、国領の片脚を宙に上げさせる。
体操で鍛えたのだろう、自分でいったように国領の体はとても柔らかく。
僕の強請に答えて、片脚だけを真横90度、いやそれを超えて上げてくれた。
バレリーナみたいに、肩につくまで。
まっすぐに、引き締まった脚が伸びる。
僕は国領のもう片脚(床にある方ね)をまたぐように乗る。
そして、欲望のままに。
その宙に上げさせた国領のしなやかな脚のうら。白い国領の脚の膝裏、なめらかなふくらはぎをねぶった。
この間、僕の槍は抜かれてない。少し浅めになったが、国領の体に刺し入れられたまま。
体勢を変えた結果、こんどは横から国領の体を刺し貫くようにになってる。
これだと、さっきより深く刺せる。ずっとずっと、深く。
そして、もちろんそうする。
ずりずりと、深く深く。国領の穴に、自分の槍を沈めていく。情け容赦なく。
「っ」
国領はさっきも叫んでたけど。
もう声にならない、呻き。
ついに、僕のそれがほとんど全部、国領の体に飲み込まれた。
僕のそれは、国領の体を刺し貫くと同時に。
その柔らかい何か。おそらくは触手の持ち主、本体を。
ぷちっと再び貫いた。あっさりと突き刺し。
何かを。何かをぶちぶちと潰していく感覚。
それでもまだ刺し込んでいくと、またぷちっと。今度は突き通ったな。本体の「向こう」にまで。
柔らかなものが、たふんたふんと暴れる気配、それもゆっくり弱っていく。
同時に、目も眩むような、射精の快感。
濃い何かの液体が、どっくんどっくんと大量に出ていく。自分の意思でもなく、棒の筋が引き攣れ、寒気を覚えるくらいの極度の快感が体を走る。
抜かずの3発って、こういうことか、――
国領、大丈夫か?
そして、極度の疲労に、3発目を注ぎこみ終わり、しかし意地汚くも棒を差し込んだままで。
国領の片脚を下させ、両足を揃わせて、その国領の背中に張り付く感じに寝た姿勢に変わる僕。
まだ、僕の棒は硬度を失わず、国領に差し入れられてる。
そっと目で、僕と国領のつながりをみる。
えくぼのあるお尻に、僕のそれが突き刺さっているその様子に、またぴくっと快感を覚えた。
でも、もう疲労は僕の意識を消しつつあった。
懐中電灯とヘッドライトを消すか。ペンライトを点けておこう。
快感を貪りすぎ、疲労にぼんやりした頭でそう考え、僕は懐中電灯とヘッドライトの間接照明を消し、ペンライトを点けた。
ごくごく柔らかい光だけが残る。
あたりに散らばる僕と国領の服を、国領に掛ける。今は体が熱くなってるからいらないけど、この洞窟の中は涼しい。あったほうがいいだろう。
僕は抵抗を示さない、熱い国領の体を抱きしめ。
もう一度だけ、まだ硬度を残す僕のそれを最後の最後まで、根元まで国領の体に沈めきった。