※この作品はR-18です。

タイムリープで同級生の残酷な運命を変えようと頑張る話。   作:Marchhatter

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 ご感想をいただきました。ありがとうございました!
 あさっての方向に登場人物が全力突進していますが、人間関係がもつれてしまって大丈夫だろうか?――と少々迷ったりしておりましたが、突き進んで書いて行ってみることにします。

 紫藤視点です。少々不適切な描写がありますのでご注意ください。(ただ「?」のとおり、あまり不適切な感じがしません)。今回も話はあまり進んでいないのですが、次々回あたりに本線復帰します。


156 罪がまだ美しかった頃(12)(紫)☆?

 

 わたしとさとみんの、共同プロジェクト。

 名付けて、性的魅力向上委員会。

 直截的で恥ずかしいから、いつもは略称で呼ぼうと思う。うん。

 

 そう、わたしたちは。

 この共同プロジェクトの活動として、把握した性的魅力のあり方をもとに。

 性的魅力の向上に向けた計画を立案し、実行し、チェックし、改善する。

 さとみん的にいえば、PDCAサイクルをまわす。

 そういうことにしたんだ。

 そしてこのサイクルのスタートにあたって、今回なすべきなのは客観的で冷静な現状把握だということで、わたしとさとみんの意見は一致した。

 

 ―――――

 

 小学校高学年から中学校にかけての男の子たちって、銭湯の女湯に入れたら!?みたいな想像をたくましくすることがあるらしい。

 もしかすると、高校や大学生の男の子も、そうなのかな。

 ただ少なくとも、小学校と中学校は、たしかだ。

 わたし自身、小6のときのクラスの馬鹿な男子たちが修学旅行のバスでそんな話をこそこそしてたのを聞いたことがあるし。

 千里も一度そんな妄想を口走ったことがある。もちろん言ってから「しまった」みたいな顔をしてたけどさ。

 男の子たちは、きっと。

 女湯は女の人の体が覗き放題のピンク色の空間だと思って、夢をふくらませてるんだな。

 

 そんなわけ、ないじゃないか。

 いや、たしかに脱衣場や浴室で目を転じれば見えるし、うすピンク色の空間になってるけど。

 だいたい、暗黙のルールってあるよね。そんな人の裸をじかじかと見ていいはずがない。

 しかも妙齢の女の人の割合はそこまで高くないし、おしとやかに隠してることも多いよ。タオルとかで。

 

 男湯でも、そうでしょう?

 他の男の人の股間とか、じろじろ見る人いないよね?

 千里も堂々と、そのポークビ○ツをさらけ出してほかの男の人に、みせつけて歩いたりしてるの?

 

 千里はわたしにそう言われて(もちろんちょっとオブラートに包んだ表現だよ)、夢破れた顔をしてた。かわいそうだった。

 千里が中学校に上がったころだな。1年と少し前くらい前のやりとりだったと思う。

 

 ああ、とにかく。

 意外と、ちゃんと他の女の人の体を見る機会って、ないって話なんだ。

 

 わたしはさとみんと1年からおなじクラスで、更衣ルームでだいたいいつも一緒に着替える。

 水泳のときも、一緒に着替えるし、一緒に泳ぐ機会もある。

 だから、そういうときにさとみんの体を、チラ見できる。

 そしてあの、さとみんがすべてを脱ぎ捨てて志野くんにさらけだした、あの球技大会の後のときも、さとみんの体を鑑賞した。うん。

 ただ、こんな風にくわしく、じっとり綿密に、思うがままに、観察できる機会があったわけでは――

 

「ね、ねえみなり。なんか目が怖いわよ。」

 

「気のせいだよ、さとみん。さあ、いってみようか。」

 

 さとみんは、ベッドにあおむけに寝そべってる。

 わたしは、さっきまでそのさとみんに抱きついてて。

 今は体を起こして、そのさとみんに馬乗りになった体勢。

 

 わたしが上に乗ってると、さとみんも重いかな?服も脱ぎにくいだろう。

 わたしは、一度さとみんの上から下りて、ベッドの上でさとみんの横にしゃがみこむ。

 その体勢から、手をさとみんのサマーニットに伸ばす。

 さとみんは、どこかわざとらしく怯えた表情で。

 いやー、たすけてー、と棒読み口調で言いながらも、わたしの手を邪険にふりはらうことはなく。

 寝た姿勢から、膝を軽く曲げて腹筋するような姿勢で上体を起こし、腕を上にあげ、体を軽くねじってみせた。

 

 わたしは、さとみんの白いサマーニットと黒い膝丈スカートのあわいに、指を入れ。

 ニットの裾をとりだし、ひきあげる。

 下には、黒いタンクトップ。

 もうこの時点でも、しっかりした筋肉がうかがえる白い肌と黒い布のコントラストに目を奪われる。

 

 あ、わたしが固まったのに気づいて、さとみんがにまにましてるな?

 許すまじ。

 いつかきっと、びっくりさせてやるんだ!

 

 気を取り直して、さあさあ、と脱がせる。

 さとみんは、あーれー、お代官様。とかふざけて言いながら。

 姿勢を変え、ベッドの上に胡坐をかいて座り。

 こんどは黒のタンクトップを自分の指で引き、脱ぎあげた。

 

 タンクトップが引き上げられるのにともなって、白い、鮮烈な肌が目に飛び込んでくる。

 雨でないかぎり、さとみんは週に一度くらい、運動公園の陸上トラックを走るって聞いたことがある。

 それにしては、さとみんは顔も腕もあまり日焼けしてない。

 しっかり日焼け止めを塗ってるのかな?

 ましてやこの、さらけだされた、目にまぶしい、よく締まった白いお腹は。

 別に意識して力を入れたりはしていないんだろうけど、うっすらと腹筋が浮いてるんだ。

 そして、豊かであろう胸を締め上げてる、黒いスポブラ。

 息を止めて、みつめてしまう。

 

「さとみん、きれいだね、――」

 

「みなり、いいから。

 これはあくまで志野対策の一環。大事なのは、傾向と対策なのよ。

 だから厳しいことも、どんどん言って。

 ――っていうか、そういうみなりは?」

 

 脱がないの?やっぱり恥ずかしいのかしら?と。

 まだまだ余裕なさとみんの挑戦的な目が、まだ服を着たままのわたしを見返す。

 ふぬう。その余裕、どこまで持つかな?

 わたしは気をとりなおし、自信たっぷりに微笑み返す。

 

「うん、もちろんわたしも脱ぐよ?」

 

 否やは、ない。

 えい、とわたしもベッドにぺたっと正座をくずした感じに座って。

 小学校から使ってる、半袖の黄色いTシャツを脱ぐ。

 小さくなってしまっててうっかり伸びをしたりするとお腹がみえそうだから、このTシャツは外では着ない。

 脱ぐとき、頭が通しにくかったりもするけど、もったいなくて捨てられないんだ。

 でも、最近はこういうシャツが流行のきざしがあるって、このまえ立ち読みしたファッション雑誌に書いてあった。

 「ちびT」とか、言うんだったっけ。

 きっとわたしは流行の最先端。いや、それにさきがけてきたと言っても過言ではない。うん。

 

「みなりも、――すごくきれいね。」

 

 月並みな感想になっちゃうけど、と。

 さとみんが、わたしの肩やお腹あたりの肌をみながら、感心したように言う。

 そう、たいした手入れもしてないんだけど、わたしの肌はきめこまかくてきれいだって言われることがある。雪国出身のお母さんと、同じだ。

 手は水仕事でがさがさになってたけど、志野くんに買ってもらった保湿クリームを塗ってるうちに、かさかさが消えてつやつやになったよ。

 

「うふふ、うれしいな。――じゃあ、さとみん、」

 

「ちょっと、心の準備をさせて。」

 

 さとみんが、わざとらしく胸に手を当てて、深く呼吸してみせて。

 わたしと目をあわせて、――ふたりで思わず、笑ってしまった。

 どうしよう、一人でいたときとはちがって、すごく楽しい!

 うっとうしく曇った、雨の日なのに。

 

「あ、だったらこんどは、わたしから先に脱ぐよ!」

 

 わたしは、一度ベッドから下りて、ベッドの横に立って。

 やっぱり部屋着専用になってた自分のスカートをおろす。

 これも小学校からのものだから、今のわたしには丈がかなり短くなってる。

 志野くんからはなんかもじもじしながら、それかわいいけど、新しいのも買おうか、って言われたスカートのひとつだ。

 あ、それでキュロットスカート買ってもらったんだよ。

 でもこのスカートも破れてないし。捨てられないよね。家で着ればいいんだ。

 ちなみにわたしははだしだったから、これで身に着けてるものはブラと下着だけ。

 

 さとみんが、下着姿になったわたしをみて、またすこし顔を赤らめた。やった!

 わたしはわずかな勝利感を感じながら、さあさあ、とベッドサイドからさとみんをうながす。

 

 さとみんは、胡坐をくずし、また膝をたてる体育座りに戻って。

 白いふくらはぎの上の方までを覆う、ブーツに合わせた少し長めの黒の靴下をおろす。

 そしてためらいながら、腰に手を回し、スカートのフックを外して。

 わたしの熱烈な視線を受けて、きまり悪げに。

 膝を立てたままベッドにまた横になり、スカートを外した。

 白いのびやかな脚が、露わになる。

 わずかに靴下のゴムで締められてた痕を、残して。

 

 そしてさとみんは、ベッドの横に立つわたしを見上げて。

 

「どうかしら。

 やっぱり、足、太い?」

 

 と訊いてきた。少しだけ、不安そうに。

 

「そんなことないよ。」

 

 たしかにさとみんの脚は細くはない。特に大腿あたりは、みっちりとしている。

 でも、太ってぶよぶよしてるんじゃなくて、健康的に筋肉がついているんだ。

 そしてもりもりと筋肉の線がでてるわけじゃなくて、女性らしい、なめらかな張りのある肌。

 ふくらはぎも、それほど太くもない。

 短距離でスタートダッシュが早い人はこのふくらはぎがよく発達してる気がするけど、さとみんは後半にスピードを上げる追い上げ派なんだろうか、細くはないけど筋肉がわかるほど盛り上がったりはしていない。

 

 じかじかと観察していると、さとみんは少し恥ずかしそうに脚に手を沿わせた。

 あ、これ、おそらくさとみんのコンプレックスのひとつなんだな。

 脚が太いと自分で思ってるか、人に言われたことあるか、といったところだろう。

 ほかの子たちよりも長めな制服のスカートも、そのせいかもしれない。

 

「ねえ、みなり。今日は、ここまでで止めといてもいいのよ?」

 

 あくまで余裕を崩したがらないけれど、さとみんがそれとなく予防線を張り始めた。

 自信のない部位をみられて、臆病風に吹かれたのかな?

 逃がさないよ?

 

「そんなわけ、ないよ。」

 

 わたしは、逃げ道をふさぐ。

 傲然と立ったまま両手を腰にあてて、さとみんに語り掛けた。

 

 だいたい、さとみん。

 たとえばさとみんは、そんなときになったとして。

 志野くんにそれ以上、みせないつもりかな?いや、みせなかったのかな?

 そんなわけ、ないよね。

 

 さとみんは、いろいろすごい。

 美人さんだし、頭もいいし、弁舌さわやか。漢気もある。

 わたしの理想の、あこがれの女の子なんだよ!

 

 でも。

 志野くんは、男の子だよね?

 

「そ、そうね。志野は男ね、女ではないけれど。だから――?」

 

 男の子は、ね。

 とくに、小学校高学年から以降の、男の子という生き物は。

 えっちな存在が目の前にあったら、注意と関心の99%は、そちらにむかうんだ。

 

 顔が多少、地味でも。

 頭が、どんなに悪くても。

 会話のボキャブラリーが、「えー、でもー」含め数百語しかなくても。

 性格がドロドロネチネチでも。

 

 でもえっちで性的魅力があったら。

 要は、はだかだったりしたら。

 そんな欠点、なにひとつ目にはいらなくなって、ひきつけられてしまうんだよ!

 たとえ、ほかにすごく美しく、かしこく、弁舌にすぐれた、性格のいい女の子がいるってわかってても。

 わかる?

 

「みなり、なんか怖い、――」

 

 コホン。

 ごめんね、さとみん。

 とにかく、わたしが言いたかったこと。

 男の子ってのは、えっちなことの追求で頭がいっぱいの生き物なんだ。一部の例外を除いて。

 

 千里くんもそうなのか、って?

 うん、あたりまえだよ。

 むしろ千里を観察して、わたしはそれを学んだんだよ。

 

 ほら、中学校のころとか。

 客観的にはそこまできれいでないけど、成長が速いっていうか。

 ぶっちゃけ胸の大きいだけの女の子が、運動部の人気者の男の子とくっついたりしなかった?

 あ、さとみん嫌そうな顔してるね。思い当たるところがあるのかな、それだよ。

 

 そして、志野くんも男の子だよね。いま、さとみんが認めたとおり。

 いち、男の子は、性欲のかたまり。

 に、志野くんは男の子なんだ。

 さん、だから、志野くんは性欲のかたまりである!

 三段論法で、完璧に証明できるよ!

 

 だから。

 真の志野くん対策をするためには。

 かしこさや弁舌、性格だけじゃ、だめなんだ。

 そう、その雄の本能に訴えかける、ありのままの姿。

 服をすべて取りさった姿こそが、チェックの対象であるべきなんだ。

 

 まあ、さとみんの気持ちも、わかるよ。

 下着のままでも、ある程度はチェックできるかもしれない。

 でもね、真の志野くん対策のためには、それじゃ限界があるんだ。

 

 今からわたしたちがいどむべき、課題。

 年ごろの男の子。すなわち性欲魔人としての、志野くんの攻略。

 そのためには、もちろん容貌、頭脳、弁舌(コミュニケーション能力)、性格の改善は、だいじだけど。

 最重要なのは、わたしたちを味わいたいと思わせるような、性的魅力の向上。

 だから。

 えっちなものを渇望する志野くんの心をつかむために。

 たかだか下着姿のチェックくらいで、ひるんでいたらだめなんだよ。

 おたがいの、すべてを知るんだ。

 

 そう、現状を冷徹な目で確認し。

 大胆な改善の、計画を立てて。

 それを、鉄の意志で実行するんだよ!

 

「は、はい、――どうし、」

 

「よろしい。」

 

 さとみんの口からは「どうし(て?)」のあとに「みなりん」とか聞こえた気がした。

 ふつう、さとみんはわたしを「みなりん」とは呼ばない。そう呼ぶのはハルカちゃんだ。

 だからわたしはちょっとふしぎに思ったが、大事の前の些事だと頭から消し去った。

 そのままわたしは、騎虎のいきおいでつづける。

 

「でも、わたしも無神経だったよ。

 さとみんがきれいだったから、おもわず早くじっくり見たくて、さとみんに脱いでもらおうとしてたけど。

 わたしが先に脱ぐべきだったんだよ。

 みてて、さとみん。」

 

 わたしが率先垂範しなきゃ、いけなかったんだ。

 

 わたしは、そう言って。

 さとみんからよく見えるように、ベッドの横のゆかに一度、膝立ちになった(いままでは、立ってた)。

 そして背中のフックに手を伸ばし、白いブラをはずす。

 ちょっとした思いつきで、うすく目を閉じて少しうつむき、さとみんに対し少し斜めに角度をつけて。

 わざと背中にまわす腕の一方を、下からでなく、上から回して、わきをみせる。

 フックが外れるとき、はぁっという無声音つきで、息をあくまでわざとらしくなく吐く。

 

 そして、そっと伏し目がちに、上目づかいにベッドのさとみんを見やる。

 なぜか、さとみんはわたしを見開いた目でみてて。

 少し口が半開きになってて、頬もうっすら赤くなってる。

 わたしと目が合うと、なぜかきまりわるそうに、目を伏せた。

 

「さとみん。いいんだよ。

 わたしのこと、よくみてほしいな。」

 

 次にまた立ち上がり、思い切りよく下着を下げる。

 実のところ志野くんからバイト代をもらうようになる前は、結構ボロボロの下着が多かったけど。

 ちゃんと買い直して、今はごくふつうだけど清潔な白い下着を着てる。

 まさかここまで男前に脱ぐとは思ってなかったのか、びっくりした風情のさとみんに笑いかける。

 恥ずかしいけど、かるく足を広げてベッドの横に立ってみせる。

 

 わたしはさとみんに隠すことなんて、何ひとつない。

 ぶしつけに、じろじろ見てくれたって、いいんだよ!

 わたしも、さとみんを見ていたいんだ。

 さとみん、本当にきれいだから。

 

 そういうと、さとみんはようやく笑みを浮かべ。

 ほのかに染まった顔を上げた。

 そして、さとみんが少し姿勢を正して、わたしに目を合わせて。

 

「みなり、――わたしが間違ってた。」

 

 ごめん、みなり。あなたが正しい。

 そう、思い起こせば、あいつは。

 ――そう、変態。色魔のきわみ。発情期の犬、繁殖期のオスの鮭(シャケ)だった。

 

 その志野を堕とすためには、あの異常な性欲に訴えかけなければならない。

 そうよ、顧客のニーズに応えるなんて、初歩の初歩。当り前のこと。

 初心を思い出させてくれて、ありがとう。

 

 そう、さとみんが据わった目でいう。

 あれ、さっきのたじろいでたさとみんの気持ちが分かる。ちょっとこわいよ。

 でも、もう立ち止まれない。

 

 ―――――

 

 ねえ、さとみん。

 脱いですべてを見せ合うのなんて、あたりまえ。スタートラインだよね。

 もっといろいろ、確認しあおうよ。

 観測のための道具も使うべきかもしれないけど。

 さしあたっては、そういったのはナシでいいから。

 

 続いて、さとみんにそうぶちあげてみた。

 がんぎまった目をしたさとみんも、なるほどそうだわ、と同意した。

 そう、実地調査もしないといけない。

 性的魅力の、正確な測定が必要なんだ。

 

 そう、官能検査ってやつね、とさとみん。

 

 なにそれ、官能的なことをする検査なのかな?

 なんてハレンチな響きなんだろう。

 

 そう、わたしは思ったんだけどさ。

 なんのことはない。特殊な観測機器をつかわない、視覚とか触覚とかの五感による検査のことをそう呼ぶらしい。

 どきどきして、損した。あの一瞬のときめきを返してほしい。

 わたしも思考回路は、盛りのついた男子中学生とあんまり変わらないみたいだ。

 

 それはさておき。

 このさきの調査。そう、実地調査をはじめるにあたって、いくつかの約束というか決めごとをする。

 たとえば、わたしたちの一方がイヤだと思ったときは、絶対、止めることにする。

 触ったりすることもあるんだから、最初は、心理的な抵抗があって当然だよ。だから無理はしなくていい。

 だから、相手にやめてほしいときに言う合言葉を決めておく。セーフワードだね。

 そのほかいくつか、さとみんの提案でルールを決める。こういうのは、大事なんだそうだ。

 

「まあ、みなりだったら。

 どんなことだって、あたしにしていいけど?」

 

 開き直ったさとみんは、さっきよりさらに赤い顔で笑う。

 対するわたしの顔も、たぶん赤くなってる。

 さとみんの提案した決まりの中には、結構具体的というか、えげつないというか。

 え、そんな検査するの?全然考えつかなかったよ!みたいなのもあるんだ。

 ほら、その。うーん。あれ。

 あそこをさわったり、指とかを入れたりするかどうか、みたいな!

 

 でもたしかに、こういう決めごとは大事なんだろう。

 なぜかって?

 だってほら、やっぱり。

 頭がゆだって暴走しそう、ってことがあるんだよ。うん。

 いまわたしが、さとみんに対して感じてるように。

 

 うん、男子が「むらむらする」って言うのを聞いたことがあるけど。

 いま、ようやくわかった気がする。

 だってさ。

 いまからこの目の前の、顔は少し上気してるけど、下着姿になった美人さんのさとみん。

 ――まあ下着姿は、水着とそこまで違わないけどさ。

 でもこれからは、その下着を、さらに剥いていく、――そして、一糸まとわぬ状態にするんだ。

 そしていろいろ。そう、いろいろするんだ。

 あれ、「いろいろ」って、なにすればいいんだっけ。なにするつもりだったんだっけ。

 今回は、すくなくともあそこに入れるのは、ナシだったよね。

 じゃあ、――?

 あ、息が浅くなって目がぐるぐるしかけてる自覚があるぞ。

 よし、深呼吸、深呼吸。

 少し落ち着いた。

 落ち着くと、吹っ切れたさとみんの暖かい視線が、気にさわってきた。

 さっきまでわたしがリードしてたのに、また追いつき、追い抜かれた気がする!

 

「いいのかな、さとみん。『どんなことでも』なんてこと、言って。

 きっとさ、止める合言葉を先にいうのは、さとみんだよ!」

 

 そんな言葉で、牽制してみる。

 

「あーら、そんなわけないでしょう?みなりはかわいいのね。

 大丈夫、あなたが降参っていうまで、あたしが導いてあ・げ・る。」

 

 妖艶な笑み。完全に、風格では負けてる。ぐむう。

 まあ、いいや。言葉じゃなくて実践、いや実戦だよ。

 

「うん、さとみん。その言葉、後悔させてあげるよ。

 ――つづけるよ!」

 

「望むところよ。」

 

 そしてチキンレースが、再開したんだ。

 

 ―――――

 

 順番からいくと、こんどはさとみんを脱がせることになる。

 傲然と足を開いてベッド横に立ち、腰に片手を当てて胸をはっているわたしを見上げながら。

 さとみんは、胸をいましめていた黒いスポーツブラを外した。

 ううん、と軽く声を上げて、さとみんがブラを頭を通してはずす。

 押さえつけられていた、はっとするような白い豊かな胸があらわになり、わたしは息をのんだ。

 わたしがみてきたどんなモデルさんより、さとみんの胸の形はきれいだ。

 

 スポブラを脱いだせいで、白い肩に乱れかかった黒髪をそっと整えながら、さとみんは。

 軽く上目遣いに、そして妖艶に口元に笑みをうかべながら、こっちをみあげた。

 うん、もちろん合格だよ?

 

「さとみん、なんてきれいなんだろう。」

 

 さとみんは、素材はいうことなしなんだよ。

 それをどう、ぐっとくるように魅せるか、利活用するか。

 

 さとみんがわたしの言葉を聞いて、うれしそうな笑みを浮かべる。

 そのちょっとはにかんだ笑みも、いい。

 自信満々なさとみんには、めずらしい表情だ。

 

 わたしは、ベッドに手をついて顔を近づけ、さとみんの上半身をしげしげとみつめる。

 さとみんの胸の形の美しさは、それに関係する筋肉や体幹にも支えられてるんだな。

 わたしも、ちょっと鍛えた方がいいのかもしれない。

 

「視覚だけじゃなくて、触感による調査もしなきゃ、だよね。」

 

 そしてわたしは、ちょっと冷たかったらごめんね、とことわって。

 ベッドに膝立ちで上がって(今までは、ベッドの横に立ってた)、さとみんに背中側から抱きついてみた。

 さとみんの体は、少しひんやりとして感じた。

 じゃあ、わたしの体温は熱く感じられてるんだろうな。

 ぎゅっと抱きついた腕の力を込めると。

 さとみんは、さとみんの胸のあたりに回ってる私の腕に自分の腕を沿わせて手を当て、ほうっ、と息を吐いて力を抜いた。

 

 肌が密着してる。

 ほのかにひんやりした、力強いさとみんの体が気持ちいい。

 

 一度、体を離して、さとみんの背中にてのひらをぴたぴた当ててみる。こんどはさとみんの体が熱く感じられる。

 じゃあ、わたしの手はつめたく感じてるんだな。

 さわさわすると、さとみんはくすくす笑って、くすぐったそうに身をよじった。

 うねるなめらかな背中に、目がうばわれてしまう。

 

 また乱れてしまった長い髪を整えようと、さとみんが片手をベッドについて、片手で後頭部の髪に触れる。

 さとみんは、右足を軽く伸ばして、左足を曲げて、なんていったらいいかな、ハードルを跳び越すみたいな体勢をもっと緩めた感じで、ベッドに座ってた。

 その姿勢で、右足側の方に上半身を傾けて、右手をついて左手で髪をかき上げる。

 そのすがたが、わたしにはとても美しく、そう、ギリシャ神話の女神のように美しく思えたんだ。

 

「まって、動かないでさとみん。」

 

 さとみんは、どうしたんだろう、というように動きを止める。左手を後頭部に当てた状態で。

 

「ちょっとだけ、さわらせてね。」

 

 さわさわ。

 上げた腕の下の、腋。丁寧にむだ毛は処理されてる。

 その腋から肩、胸にかけての曲線が、――

 

「はうっ、」

 

「――これは、芸術だよ。」

 

 そんなたわごとを、思わず口に上せてしまいながら。

 わたしは。

 腋のくぼみの、縁をかたちづくる筋肉から、胸に続くあたりの美しいライン。

 そう、肩の三角筋から大胸筋のあたり。

 そのラインを手で撫で、なぞる。

 さとみんは、ぶるっ、と体を震わせて、もの言いたげにこちらを見上げた。

 いつもは堂々とした大人のさとみんが、どこか恥じらい戸惑う少女のようだ(少女だけど)。

 

「手がつめたかったかな?ごめんね?」

 

 ううん、いい。とさとみんがしおらしくいう。

 いいのか。

 じゃあ、もうちょっと。

 

、すべすべしてる背中を、またさわさわと軽くなでた後。

 わたしは再度、またベッドに膝立ちで上がり、もういちどさとみんの後ろにまわりこみ。

 さとみんの立派な体を膝の間に挟み込むように、だきついて自分の上半身をさとみんの背中に密着させた。

 

「さとみん、きれい。大好き。

 ――こんなに、好きだよ。」

 

 また再度、後ろからぎゅっと抱きつく。

 さとみんの体と、わたしの体。

 気のせいじゃない。

 さとみんの体が温かく、熱くなってきてる。

 

 そして、さとみんの体を背中側から膝ではさむ姿勢は、そのままに。

 わたしはさとみんに抱きついてた腕を離し、こんどはさとみんの2つのふくらみを、じぶんの小さい掌におさめてみた。

 少し下から、手のひらを当てて軽く持ち上げるように。

 たゆたゆ、もゆもゆ、と。

 

「あ、みなり、――」

 

 さとみんが少しあせった、うわずったような声を上げる。

 でも、わたしはあまりそれに気がつかないほど、手にした果実に夢中だった。

 なんだ、これ。

 すごい、すごいよ。

 うん、志野くんが夢中になるのもわかる!

 老若男女既婚未婚をとわず、これは夢中になる。魅惑の胸だよ!

 

 丸い果実に手を当てて、離す。また手を当てて、離す。

 手のひらに、突起が感じられる。なんなら少しくっきり固くなってきてる。

 ああ、これが乳首っていうやつなんだ。この、1cmくらいの突起が。

 わたしは、自分のそれを見下ろす。

 ふつうの状態では、わたしにはここまではっきりした突起がない。

 でも志野くんに嬲られてると、たしかにこれがつんとしてきて、気持ちもつんとせつない気持ちになって、――

 そして今。さとみんの背中に軽く触れたり離れたりして、わたしの胸にもその突起が生じはじめてた。

 

「みなり、ちょっとごめん。」

 

 あれ、やっぱりいやだったかな。

 ごめん、さとみん。

 

「違う、違うの。ちょっと、その、――脱がせて?」

 

 そうだ。

 さとみんはスポブラを外して上半身は裸になってるけど、まだショーツを身に着けている。

 黒い薄手の、大人っぽいショーツを。

 

 わたしはさとみんがショーツを脱げるよう、いちどさとみんから離れ、ベッドから下りる。

 さとみんはベッドに座ったままで指をショーツの横から入れ、腰を横に向けるようにしてショーツを下した。

 くびれた腰が、りっぱな大きいお尻に続く。

 体を横にむけて腰を横に曲げた姿勢のとき、なめらかな肌に一瞬、ひだができた。

 すごい。

 ショーツをおろすとき、すこしふわあっと生あたたかい空気が流れ。

 気のせいか、あのさとみんのほのかな香水(たぶん)の匂いが、強くなった気がした。

 もう少し、窓を開けようかな。今は網戸をして窓を少しだけ開けてる。

 雨だから、そこまで暑くないんだ。

 

 わたしは感心して、少し横に移動して、さとみんの下半身をみつめる。

 さとみんはわたしの無遠慮な視線に、脱ぎおわって横座りした姿勢で、きまりわるげにもじもじしてる。

 でも、みつめてしまう。のぞきこんでしまう!

 

 ほうほう。

 さとみんのお尻は、とても立派だ。すごい。

 そして股間を覗き込むとだね。

 わたしとちがって、さとみんには下の毛がある。

 池波正太郎とかの小説で「毛まんじゅう」という言葉が出てきた理由が、わかったよ!

 うっすらとだけど、まるく、その、デルタのあたりがもりあがってる。

 そしてそこに、白い地肌が透ける、うすい毛があるんだ。

 白い肌に映える、黒い毛が。

 わたしにはまったくない。

 ごくときたま、着替えのときとかに他の人のぽろりしたのを見たことがあっても、こんなにじっくり観察するのははじめてだから、とても参考になる。

 そして。

 白い太腿の付け根の肌には、うすく透ける青い血管。きっと男の人の欲情をそそるにちがいない。

 ふむふむ。

 

「ねえ、みなり。――さすがにちょっと、恥ずかしいかも。」

 

「すごい、すごいよさとみん!」

 

 もう視覚的な性的魅力においては、さとみんは圧倒的だ。触覚も。

 

 でもね。

 あとまだ、嗅覚聴覚味覚があるんだよ。

 もちろん全部、チェックしなきゃ。

 

 そう、言う。

 

「みなり!視覚と触覚だけだと思ってたけど、嗅覚聴覚味覚ってなによ、もしかすると、――ふぁあ!」

 

 油断したね、さとみん。

 こんどはさとみんをのぞきこんでた、ななめ正面からわたしは抱きつき、さとみんをベッドに押し倒す。

 裸で抱き合ったまま ベッドに横になり。

 ちょっとだけ上半身を離して、至近距離で顔を見合わせる。さとみんの顔が、赤い。

 たぶん、わたしの顔も。

 

「んもう、なんなのみなり。」

 

 なんとなくおかしくなって、ふたりでくすくす笑う。

 またむしゃぶりついて、さとみんの胸に顔をうずめる。

 頬を、滑らせる。

 

 すべすべのさとみんの肌とわたしの頬がふれあって、さわさわするんだ。

 服ごしのときとはくらべものにならないくらい、きもちいい。

 きっと完璧女子のさとみんは、肌のお手入れにも気を使ってるんだろうな。

 触覚は、もちろん合格だよ。

 

 そしてさとみんは、本当にうすく、ほんのりといい匂いがする。

 さっきも、すこし香った匂い。

 さとみんの体臭なのか、それとも香水の匂いなのかな。

 聞いてみたことはない。

 さとみんにかぎらず、女の子はみんな(たいていは)いい匂いがするよね。

 わたしも自分では気づかないけど、他の人からしたらそんな匂いがするのかな。

 

 ただ、ここまではノーマルコースでの確認にすぎない。

 こっから先も、もちろんあるよね。

 わたしは先手を打って。

 さとみんの膝の間に、片足をわりこませ。

 さとみんの熱く感じられる両足の付け根に、わたしのふとももを押しつける。

 

「あ、みなり。まさか、――」

 

 そのまさかだよ。

 さとみんは軽く抵抗したけど、わたしの侵入を許す。

 そしてわたしは、こんどは頬をさとみんの胸から離し。

 その唇を、胸の突起の先端に落とした。

 

「はぅ!」

 

 イメージをうらぎる、かわいい声をあげるさとみん。

 わたしは、あの志野くんの唇と手つきを思い出して、再現しようとする。

 最初は、軽く軽く触れては挟んで、挟んでは触れて。

 そしてごくときどき、ゆっくり強めにきゅうっと挟む。

 そして、手のひらでさとみんの肩のあたりをさわさわするんだ。

 わたしの場合は、これでだんだんと、ふわあっ、もわあって気持ちよくなって、せつない感じになって、――

 

「はぁ、はぁ、」

 

 わたしの頭を遠ざけようとするさとみんの腕。だけど力づよさはなく、わたしを跳ねのけるほどじゃない。

 さとみんの力なら、簡単にわたしをはらいのけられるはずなのに。

 そして何よりさとみんは、あの言葉を言わない。あの、止めるためのセーフワードを。

 ということは、さとみんはわたしを許してる。わたしがこうすることを。

 

 そう考えて、さらにくちびるでさとみんの突起を愛でていると。

 さとみんがはうっ、と声をあげて、びくん、とおおきく体をねじるようにした。

 さとみんの胸に吸い付いてたわたしはあやうく、さとみんの上からふり飛ばされそうになった。

 

 ――スイッチが入った。

 

 そう、わたしは直感した。

 でも、なんのスイッチ?

 

「みなり、ごめん、――」

 

 さとみんが、まだ何かをがまんするようにぶるぶる、と自分の肩を抱いて震えてる。

 わたしは性懲りもなく、またさとみんに覆いかぶさろうとする。

 

「みなり、やめて、――」

 

 セーフワードは、「やめて」じゃないんだ。

 だから、容赦なく続行する。

 

「ねえ、みなり、――お願い!」

 

 これも、セーフワードじゃないけど。

 わたしは口を胸から離し、一度止めた。

 さとみんの目が、とろんとしてきていて、口が半開きだ。

 なんて、淫靡な表情なんだろう。

 

「さとみん、『あの言葉』を言う?」

 

 でも、聞いておかなきゃ。そう思って、聞いたんだけど。

 

「――言わないわよ!」

 

 さとみんの目と言葉には、まだ止めないという意思が感じられる。

 

「続けて。でも、みなり。ごめんなさい、ちょっと危ないかもしれないと思うの、――」

 

「ねえ、さとみん。」

 

 まだこんなものじゃ、ないよね?

 止める気は、ないんだよね。

 

「ええ。でも、さっきみたいなので、みなりに腕とか当ててしまうかも。」

 

「大丈夫だよ、さとみん。」

 

 ただ、もしさとみんがよかったら。

 ちょっと対策をしようか。

 

 わたしは、部屋の中に積み上げてある、本を詰めて梱包した段ボール箱に目を走らせた。

 正確には、その上にぽんとおいてある、梱包用布テープとはさみに。

 そして。

 わたしの提案を聞いて、さとみんはうなずいた。

 

 ―――――

 

 そして。

 さとみんは、ベッドに寝て、両腕を上に上げている。

 腋から白い胸への盛り上がりが、まぶしい。

 上げた両腕の手首に、わたしは荷物を梱包するのに使ってた、厚手の布テープを巻いていく。

 

「さとみん、分かってると思うけど。もし本当に止めてほしくなったら、――」

 

「ええ、もちろんよ。」

 

 さとみんは、反射的に体が弾かれたように動いてしまうことがある、という。

 それで、わたしに腕が当たったり、さっきみたいにわたしを巻き込んだりしてしまうことを心配している。

 たしかに、故のない心配じゃないよ。わたしはやせっぽちだし、さとみんは強い。

 だからわたしは、提案したんだ。

 布テープで、さとみんの手足を固定することを。

 

 ひとまき、ふたまきと手首を巻き、一度切る。

 そしてもう一回、ひとまき、ふたまき。

 そして、その手首を頭上のベッドの端のバーに固定する。

 

「ねえさとみん。脚も?」

 

「え、ええ。そうね。お願い。」

 

 これで固定されるなんて、すごく恥ずかしいけど。

 でも、これは確認のため。

 確認のためなんだから、しかたないわよね?

 

 さとみんはそう、言葉をもらす。

 足首は固定が難しいかな、と思ったけど。

 さとみんは長身だ。うまく足首を巻き、ベッドの足側のポールに張り付けることができた。

 なにげに志野くんに縛られた経験が、生きてる。

 

「さあ、さとみん。――覚悟は、いいかな?」

 

 なんとなく、目の下に無防備にさらけだされた白い裸身をみて。

 むくむくと、なんていうんだろう。

 ひどいことをしているような、胸を衝くような感覚。

 未知のぞくぞくする感覚が、生じてきてしまう。

 友達のチカちゃんが、蝶をつかまえてちぎってたのをみたときと似た感覚。

 

 わたしは、そっとまたさとみんの上に覆いかぶさる。

 胸を口に含むと、はあっと息を吐いたさとみんが、目を閉じた顔を横に向けて隠そうとする。

 わたしは一度胸から唇を離し、さとみんの顔を両手ではさんで、真っすぐにむいてもらう。

 頬にキスをして、おどろいて目をあけたさとみんの目を覗き込み、わたしは言い放つ。

 

「さとみん。これから、さとみんの性的な耐久性をチェックするよ?」

 

 そう、触覚と味覚と聴覚で。

 

「みなり、――お願い、ひどいこと、しないで。」

 

 いやいやするように、さとみんは目を閉じてまた顔を横に向け、上に上げて縛められた腕に隠そうとしてる。

 でもさとみんは、「あの言葉」を言わない。

 わたしは、また最初のように、やわらかく乳首をくちびるに含んだ。

 じっくり、こつこつとさとみんの耐久性を試すために。

 

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