タイムリープで同級生の残酷な運命を変えようと頑張る話。 作:Marchhatter
あまり進んでいませんが、少し書き直すかもしれません。
(志野視点、8月3日木曜日放課後、学校にて)
「まずは、志野くんの測定かな。」
「測定?」
僕と紫藤は、旧本部棟5階の「開かずの間」にのぼり。
ガラクタのいっぱいおいてあるその部屋のソファに並んで座り、これからの相談をしていた。
紫藤曰く、僕と彼女はともに、鍛錬の必要があるらしい。
そのファーストステップとして測定を行うべきだ、と彼女は主張している。
「まず、さ。
志野くん自身が、どのくらいの大きさなのか。
そして、わたし自身が、どのくらいの大きさなのか、だね。」
──そうすれば、その差分。
つまり、どれくらいわたしが押し広げられることになるのかがわかるよ。
そう、紫藤は主張している。
「待ってくれ、みなり。
つまり、みなりも測定、──」
紫藤も、あそこを測定する、ってことなのか?
えー、それっていいのか?と。
違和感を覚えた僕は、そう指摘をしてみたのだが。
「うん、当然だよ?
でもその前に、志野くんの測定。そしてメンタルトレーニング。
メンタルの強化は、わたしの測定のためにも必要だよね?
ほら、測ろうとしたら鼻血ぶー、じゃ困るんだよ。」
当然のように、紫藤はそれを肯定し。
僕はなんだか、それを気にしている自分がすごい時代遅れなおっさんであるかのように、間違っている気がし始め。
混乱する僕の目に、紫藤の手に握られた巻き尺が映った。
「さて、志野くん。いいかな?」
用意周到に、外堀を埋めて準備万端な紫藤に対し。
不意を突かれ、理論武装からして準備不足の僕は、彼女の軍門に下り。
なすすべもなく測定を受け入れることになったのだった。
──────
ソファの背に上体をゆだね、ふんぞりかえった傲然とした格好で僕は座った。
もっとも、それは僕のアレを観察しやすいように、ソファの背によりかかって座ってほしい、という紫藤の要請によるものであり。
そんな恰好をさせられた僕自身は内心、小心翼々としていた。
出して、さ。「フフッ、よくみたらかわいい!」なんて笑われたら。
紫藤にかぎっては、ないよな?この前は、大きいって言ってくれたし。
紫藤は、僕の前にしゃがみこみ。
僕の制服の学生ズボンの、ジッパーを引き下げる。
(僕が出すよ、と言ったんだけれども。
紫藤は、聞き入れようとしなかった。)
紫藤のやわらかく白い指が、僕のトランクスの前合わせから僕のアレを取り出す。
さきほどから紫藤を近くに感じ、半分鬱血した状態だったそれは。
外気と紫藤の視線に触れて、むくむくと硬化する。
「わー、やっぱり大きいね、志野くん。」
びくん、びくんと脈をうつそれを、紫藤は角度を変えてまじまじと見ている。恥ずかしさで死ねる。
音が万が一漏れたらまずい、ということで窓をまた閉めた夏の最上階の部屋。
じりじりと、温度が上がってきてる。
「わたしの親指と、ひとさし指でちょうど。いや、ちょっとだけ指が回りきらないかな?
巻き尺で測ると、──、これから直径を求めればいい。円周率で割ればいいんだよね。」
紫藤は僕のそれにこんにちは、とあいさつした後、すこし早口で呟きながら。
まず指で太さをたしかめ、次いで巻き尺を当てて、大学ノートに数値を記録する。
「長さは、──あれ、伸ばせるんだ!?」
これは男性ならみんなそうだ。太さと長さ、多少なら力入れたり抜いたりして伸縮できるよね?
驚いている紫藤を前に、僕はすこし、謎の喜びと優越感を覚えてしまい。
思わず、ドヤ顔で解説したくなる衝動を抑える。いわゆる
「ふうん。便利だね。
わたしのときは、──ごめんね。最初だけは、かなり縮んでもらうかも。」
それはもちろん、仕方ない。当たり前だ。
逆に調布だったら、思いっきり伸ばして、ほら、──。
「志野くん、ステイ、ステイ。あとで、あとでね。
わたしも、ちゃんと志野くんに出させてあげないといけないよね。」
「いや、良いって」
「でもさ、さとみんは、──」
僕は、調布には口で抜かせたはず。
だったら彼女も、そうしたい。──と彼女は言う。
クソッ、筒抜けかよ。調布はどうやら、僕とのプレイの詳細を紫藤に流してるようだ。
あいつには、ちょっと言いたいことができてきたぞ。僕は、調布のとりすました美人顔を脳裏に浮かべ、心中の不満ノートを更新した。
それは、ともかく。
調布のことをダシに紫藤に要望されると、反論できない。
その後、紫藤は何やら亀の頭部分の周囲を測定して数値やメモをノートに書き込んだり、大まかに全体図をデッサンしたりして、むずかしそうな顔で納得したようにふむふむと頷き。
そうして僕の測定は、一段落した。
──────
「つぎは、訓練だね。
まず、せっかく出してもらってる志野くん自身を、軽くトレーニング。
そして、志野くんのメンタル面のトレーニングだね。」
──まず、志野くん自身の
そうつぶやいた、紫藤は。
僕のほこらしげに持ち上がってるそれを、平手で軽くぺた、ぺたと叩く。
僕のそれは、少し快感を覚え。びくん、びくんと反応する。
「すこしだけ、まずわたしの手で鍛えるよ。」
また、紫藤が今度は少し強めに、ぱちっと僕の僕自身を叩く。
「ああ」
──まあ、こんな感じでペタペタさせてあげて。
それで紫藤が満足するんだったら、いいか。
そう、僕は思ったんだ。
しかし、次の瞬間。
紫藤は僕のそれに片手を添え、もう片手をふりかぶった。
「志野くん、覚悟はいいかなっ「おうっ?」、えいっ!」
紫藤は、ばちん!と、振り上げた手を拍手するように打ち合わせ。
──もちろんその間にある僕のそれは、激しく平手でたたかれた。
「うお「志野くん、がまんだよっ!えいっ!」っ、おわっ」
バチン、バチンとかなりの力(おそらく紫藤的には全力近い)で手が振り下ろされ。
僕のアレは、打ちすえられた。
紫藤の狼藉により、ちょっと赤くなり。
なんだよなんだよ、と硬度が増したそれを、紫藤はほおを赤らめながら見つめ。
わびるように僕の顔を見あげながら、さすさすと撫でた。
「ごめんね、志野くん。痛かったよね?」
「痛いっていうか、うーん、びっくりしたよ。」
いや強がりじゃなくて。そんなに痛くはなかった。
ちょっとひりひりして、赤くなってきてるけど、その程度。
これが
(ただそんなことを口に上せたら、紫藤がそっちもメニューに加えそうだったので僕は言えなかった。)
「ほんとに、ごめんね。
でも、こんどは志野くんの番。
好きなだけ、わたしにも痛いことやってくれていいんだよ。」
紫藤は、ひとしきり僕の赤くなり、かつ巨大になったそれをいとおしげにさすってくれたあと。
僕のそれをトランクスに収め。こんどは自分の番だ、と言いはじめた。
「ねえ、紫藤。
それって、本当に必要?」
「必要だよ?」
紫藤は、痛い、あるいはくすぐったい、あるいは性的に快い思いをする必要があると言う。
それも、頭の中が白くなるくらいに、強烈に。
そして今回は、僕のメンタルトレーニングを兼ねて、僕の手で彼女に、そんな痛み。
頭の中が白くなるくらいの痛みを、与えてほしいと主張しているのだが──。
もちろん、僕は反対だ。
僕としては、紫藤に性的に快くなってほしい(できれば僕も一緒に)。
次点で、「くすぐったい思い」をしてほしいかな。うん、下劣だけどくすぐりプレイ、好き。
痛い思いは、できればしてほしくない。
だって何も悪いことをしてない、小学生(最近は美少女小学生)みたいな外見の紫藤に痛みを与えるなんて、さ。
「
「
いざというとき。そう、はじめてのときに、さ。
わたしが痛がっても、志野くんはつらぬき通さないといけないよね。
でなきゃ、何度も痛い思いをすることになるんだ、って。さとみんが言ってた。」
──また、調布かっ!
許さんぞ調布。なんてことを純真な紫藤に吹き込むんだ。
調布に罰を加えなければ、とこのとき僕は強く思った。
たしか、今週末に調布に時間を作れと言われてたな。
よしっ、あいつにはちょっとお灸を、そう、とても痛くて効くお灸を、──。
「もちろん、さ。並行して、別の方法も考えてるよ?
わたしの側の、受け入れ対策として、さ?
ほら、それ系の人は、タマゴとかでトレーニングするんだ。」
「タマゴ?」
「そうだよ。ほら、タマゴをお尻に入れて練習をするらしいんだ。
そうすると、──」
彼女が聞きかじったところによると。
サ○ソンや薔○族系の男の人。彼らは男同士、お尻で性交することになるのだが。
そのために、入り口を緩める(鍛える?)必要があるらしい。
その練習のために、タマゴとかを使うらしいんだ、と彼女は主張する。
どこだ、その情報の出所は。また調布か? ──島田○彦の小説ですか。そうですか。
「いや、それって──」
「もちろん、わたしは本当のタマゴは使わないよ。
食べられるものを、粗末にするのはよくないし、さ。」
紫藤は、言い募る。いや、タマゴじゃなければ使うのかよ。
──でもさ。
このまえ、志野くんの志野くんをみて、確信したんだ。
わたしの中に、それを入れるためには、ある程度は拡げないとダメかもしれない、って。
ほら、ポーリーヌ・レアージュって人の小説*1でも、そういうくだりがあるよね?
ヒロインの女の人は、
そして、ふくろうの仮面を被らされ。秘密の夜会に出て、──」(以下、よく読みこんでいることをうかがわせる、詳細な解説と熱烈な感想で口を挟めない僕)
「それで、さ。今のまま。何も対策しないままだと。
きっと、『ぶちぶちぶち』って、──」
「あー」
確かにあのとき、僕のアレは。
彼女の処女膜に、あたっていたのだが。
そもそもその手前の部分、まさに入り口部分からして、入れていたか疑わしい。
もちろん、男はソレを少し細くしたりはできる。できるけど、限界があるし。
僕の亀頭部分は丸くて、いかにもねじ込みにくそうな形状。
ローションとか、もしかすると役立つかもしれない。でも、それだけで乗り越えられるのは無理かもしれない。
たださ、紫藤のその部分を拡げるってのはなんかさ、イヤだ。全体的に、その、成長してもらって、──
「まあでもそれは追々、かな?
今回は、わたしの
志野くんのメンタルトレーニング、って側面もあるけどさ。
でも、わたしが『ちゃんと言える』条件をさぐることも、今回の大事な目的なんだ。」
紫藤の、そういう遠回しな言葉を選んでの主張によれば。
(やっぱり恥ずかしいのかな、紫藤ははっきり言ってくれない。
もう少し具体的に言ってほしいところで、顔をしかめて言葉をにごすんだ。)
この前の、僕との日蔭谷の家でのいちゃつきで。
彼女は、強烈な快感を感じたらしい。それは、頭の中が白くなるような感覚だったという。
そしてその状態だと、彼女は「正直になれる」という。
(その「正直になれる」ってなんだ?と聞くと、紫藤は困ったようにだまりこむ。
多分、恥ずかしさとが薄れていろいろ自由に話せる、ってことだろうと僕は解釈してる。)
そして彼女はこの、頭の中が白くなる感覚を実現できる他の手段がないか、考えてみたという。
思い当たる候補としては、
・以前、僕によってこの部屋で乳首にシロップをかけられて舐められたときや、公園の遊具の中で、僕に胸を吸われたとき。
・以前、僕によってくすぐられたり、恥ずかしい場所をいろいろと撫でられたりしたとき。
・すごく痛い思いをしたとき(その具合的なシチュエーションは、口を濁された)。
そういったものなのだという。
「だったらさ。
その、痛くする以外のことで、いいんじゃないかな?」
正直なところ。
この前みたいに、紫藤といっしょに性的に気持ちよくなりたい。それか、次点でくすぐりたい。
そう思うのだが。
「もちろん、他がダメならそうするよ。
でもさ、痛くする手段なら、一石二鳥。いや、一石三鳥だよね?」
頭の中を白くできて、僕のメンタルトレーニングとなり、そして紫藤自身の訓練にもなる。
そう、紫藤は主張する。
理論的にはそうだけど、釈然としない。僕は、紫藤といちゃつきたいんだけどな、──。
だけどまだ得心いかないままながら、紫藤の強力な慫慂のもと。
僕は、とりあえず試しということで、彼女に痛みを与える行為を行うことになったのだった。
──────
「それでさ、志野くん。──」
ソファにどっかり座った僕の前に、紫藤がもじもじとした風情で立つ。
(それまでは、僕のアレを測定したりぱちんと叩いたりしたりした後、まだかちかちのそれをトランクスに納めてくれて、そのまま僕の広げた脚の間にしゃがみ込んで僕と話していたんだ。)
少し暑いのか、夏服の白いブラウスの胸元を片手の指でひっぱり、空気を通わせるようなしぐさをする。
ブラウスの胸は、少し持ち上がっている。そう、ちょっと大きくなってきてる。
透けるような白い頬に、赤みがさしてる紫藤は。
目を彷徨わせながら、そわそわと髪を触った。
「まず、最初は弱く。
そして、だんだん強く、痛くしていってみようか。」
「これに、書いてあったことをする?」
僕は、コーヒーテーブルにおいてあった紫藤の謎のノートを手にとろうとするが。
紫藤が、まだだめだよ志野くん。えっち。と言って、ひょいっと遠ざけてしまった。
「これは、ね。まだ作りかけ。ひみつ。」
さっきのページだけを開けて、再度みせてくれる。
紫藤らしい小さい棒人間を、僕であるらしい大きな棒人間が痛めつけるアイデア集。
ただしその中身の多くは、小学生がやるような、かわいらしいいたずらレベルのもの。
「ほら、こうやって頭をぐりぐりするの。これは、痛いんだよ。」
さっき見たやつだ。いわゆる「ウメボシ」ってやつだな。
「クレヨンし○ちゃん」で、みさ○がしんちゃ○にやるやつだ。
「あと、『ぞうきん』。これも、なかなかだよ?」
腕を、雑巾を絞るみたいにぎゅっと絞るやつかー。
痛いかなあ?これって。びっくりするのは確かだけど。
小学生のときは、たしかに痛いと思ったけど。今は、どうかな?
そのページのほかのアイデアをみてみる。単純で、たわいのないものばかりだ。
僕が紫藤に「しっぺ」してたり、単純に叩いたり足で蹴ったりしてるものくらい。
まあ、紫藤は温厚だからな。
人をいじめたり痛めつけたりする方法なんて、あんまり思いつかないようだ。
「志野くん。まず、軽いやつからやっていこうよ。──これかな?
口は、──ふさがないでいいよね。声は、がまんするよ」
紫藤が、そう言って。
僕は、その3つの中から選んでほしい、と紫藤に強請られ。
消去法で、もっとも軽そうなものを彼女にすることにした。