タイムリープで同級生の残酷な運命を変えようと頑張る話。 作:Marchhatter
ちょっと納得がいかないところもあり、後で書き足すかもしれません。
(志野視点 木曜日午後、旧本部棟5階(通称「開かずの間」)にて)
興奮でわずかに震える手で、紫藤を後ろ手に縛りあげ。
調子にのって、その下半身のスカートまでもめくり上げた僕は。
さらにショーツも剥き剥きして、彼女の足首にまで下げてしまい。
それにあきたらず、目いっぱい、それこそおへそのあたりまで、めくったスカートをずり上げ。
僕の(おそらくは相当にキモい)視線が、彼女のなめらかな白い背中を撫でる。
僕の目は、彼女の背中から、わずかに見える横腹へと動く。
そこにごくわずかに浮く肋に目がとまり、僕のアレがなぜか反応した。
そしてさらに、僕のがんぎまりに据わった目は。
そこから滑り、彼女の腰に移り。
彼女の腰骨のあたりにかけて、きゅっと細いウエストのあたりからイチジクの実のように張り出し、体格のわりにはぷくんと張ったお尻への曲線に触れ。ひどく強い磁力に逆らうように、強固な意志で舐め回し。
さらに、紫藤の丸く形がいい、でもまだ脂肪が薄くてりんごの実の「がく」(「へた」の反対側の部分ね)部分みたいに、わずかな隆起のあるお尻の先端に進み、いったん止まる。
僕は、おもむろに手を振り上げる。そして、勢いをつけておろす。
ばちっ、と音がして、んっ、と紫藤が息をのんだ。
じんじんする手を、そのまま打ったばかりの紫藤のお尻にあてがい。
なでなで、さすさすと、まだすこし小さく固い紫藤のお尻をキモく撫でまわす。
手に触れた紫藤のお尻の感触は、とてもすべらかだけど。
ちょっと緊張してるのか、すこし固いように感じた。
(これは、調布のそれと比較してしまってるからそう感じるだけかも。)
身のしまった蛸を釣り上げた漁師は、ばしばし、と舷側や岩場に叩きつけて柔らかくするそうだ。
硬い牛肉を柔らかくしたいフランス料理のシェフも、肉たたきで根気よく固い肉を叩きほぐす、というし。
そして、もちろん紫藤の固いお尻を柔らかくしたい僕も、(略)
左側の尻たぶばかりを打ってたので、赤くなってきてるな。
まだほとんど叩いてなくて白い、右の尻たぶを叩いてみよう。
ばちっ。
「うっ、」
打たれた紫藤が、身を震わせて、顔を合皮と思われるソファに埋めた。予想外だったみたいだね。
紫藤からの、甘い匂いが強まる。
まだまだだよ。えいっ。
「ぅぅん!」
ちょっときつめに入っちゃったかな、と僕自身も思うような一撃。
スカートをまくりあげられて露出してる細く白い背中に筋肉が浮き、2つ結びの頭が跳ねる。
今日は、濃い紫色の髪ゴムで髪を括ってる。
調布は、背中が汗ばむくらいに打ったよな。もちろん、紫藤も、──。
しかしそこで、僕はちょっと紫藤の、その、──つまり「その部分」を眺めたくなったんだ。
ほら、紫藤といちゃつくときは、さ。
どちらかというと、うすぐらい場所ばかりで。
あまり、彼女の体をじろじろと検分できた記憶がない。特に、その部分は。
その点、この部屋はカーテンを閉め切ってはいても、真夏の日の照り返しで明るい。
これは、天の配剤というやつではあるまいか。
そしてもちろん、
透き通るように白い、紫藤のお尻は。
僕に打たれた、手の痕がほんのりと赤く染まっている。
まだ熟れきってない、半分だけ色づいた白桃のようだ。
僕は、自分の仕事に満足しながらも。
まだ僕の手が及んでいない背中、そして太腿を眺めやり。
──そして僕の視線は、お尻は、お尻でも。
少し膝を開かせて縛ったため開いている、お尻の尻たぶの間に吸い寄せられる。
そこにある、わずかなふくらみ、そして、縦に──
そこに僕の粘度を高めた視線が、到達しようとしたとき。
僕はふと危険を察知してその魅惑的なふくらみから目をそらし、あわただしく胸ポケットをさぐった。
──鼻に、すうっと水っぽいものの予感。
僕は、ポケットに放り込んであった(裏面にサラ金の広告が入ってる)ポケットティッシュを探り出し。
ひっぱりだして適当な大きさにちぎり、すばやく鼻に詰め込む。間に合った!
紫藤にはきっと、見られてないよな、──あ。
「志野くん。大丈夫?」
紫藤が器用に体をねじって、僕の方を横目で(うつぶせになって腰を上げてる姿勢だから、こっちを真正面からは見れない)、心配そうにみてた。
僕は恥ずかしい思いに、顔にかっと血が上るのを感じた。
「大丈夫大丈夫」
返事をしながらも、僕の心の中は。
うわー、見られた。恰好つかない、なんて思いがぐるぐる回った。
軽く鼻に詰めたティッシュを抜いてみると、先にわずかに赤いものがにじんでる。
「志野くん、鼻血でちゃった?」
「──うん」
「大丈夫かな、志野くん。
──ほら、上をむいて目を閉じて首を軽くたたくといいはずだよ。」*1
「ありがとう」
紫藤の指示のとおりにして鼻血を止めながら、さっきまで妙に凝り固まっていた僕の思考が激しく動き出す。
あー、これからだって言うのに!
こんな情けない僕のこと、紫藤は嫌になってないかな。
初めてヤろうとして2回も3回も、入れる直前でアレを暴発させて噴射するし。
そのあげく脱がせたりしただけで、これまた何度も懲りずに鼻血。
女の子としては、「やってらんないっ」って気分になるんじゃないだろうか?
そう羞恥の思いに焼けつきながら、おそるおそる見た紫藤の顔には、──失望はない。
僕への心配をにじませながら僕をみていた紫藤は、体をひねってこっちに顔をむけるのが苦しくなったのか。
姿勢をもとに戻して横顔をソファの座面につけ、ソファの座面にまっすぐ視線を向けながら続ける。
「志野くん、大丈夫。
これも、無駄じゃないんだ。
こうやってすこしずつ、志野くんの精神を鍛えて。そして志野くんは強くなっていくんだよ。」
そうだね、僕の鼻の粘膜も、鍛えないとなー。と。
僕は自虐混じりに言って笑い。
紫藤も笑って、すこし空気が柔らかくなった。
懲りたよ。まあ、今日は危ないところはのぞきこまないで、まず彼女を叩くことに専念しようか。それなら大丈夫のはずだ、と馬鹿な僕はそう思う。
紫藤も、同じように考えてたみたいだ。
「志野くん、見る方は無理しないでね。今は、叩くほうをやってみようか。
──でもこれ以上お手々で叩くと、志野くんの手も痛いよね。」
また体をねじって、僕を横目で見ようとしながら、紫藤が申し訳なさそうにつぶやく。
言われて気がつく。興奮してたから気になってなかったけど、僕の手も、確かに赤くなってすこしじんじんしてる。
そんなこと、気にしなくていいのに。いくらでも打ってあげるよ(笑)。
しかし、そこで紫藤は何かを思い出したように目をみはった。
「──!そうだった、思い出したよ。
そういえばさとみんは、鞭で叩かれた、って言ってた!」
まぁた、調布か!と、僕は内心、憤りを覚えた。
あいつ、ぺらぺらしゃべりすぎ!
調布には、言いたいこと、やりたいことが、溜まりつつある。
今度。今度、あいつに物申す機会があったら。
みっちりにっちり責め立てて、人の
そんな僕の心を、知らない紫藤は。
解決策がみつかった、といわんばかりに。
「だからさ。ちょっと道具も、使ってみようよ。」
そう、眉を⌒⌒みたいにうれしそうにして(こっちからは彼女の横顔しかみえないけどね)、提案してきたんだ。
──────
「鞭は、さすがになさそうだよね。
だったら、志野くんのベルトがいいな。
それと、たしか入り口の傘たてにさしてあった、竹の指し棒とかも。」
言われた僕は、頭をめぐらして紫藤が言及したあたりを見やる。
この部屋、ごちゃごちゃといろいろなものが置いてあるんだけど。
円筒型の、陶製の大きな傘立てみたいなやつが入り口の近くにあって。
そこに、古い傘とか竹の棒とか何に使うかわからない、とにかく棒状のものがいっぱい差してあるんだ。
紫藤は、そこのことを言っている。
「志野くん。このひもを解いてくれたら、わたし見てこようか?──きゃっ」
よしきた、と。
僕は紫藤の胸のあたりと、太腿の付け根あたりに手を差し入れ、えいっと抱き上げ、立ち上がる。
わー、志野くん力持ちだね、と紫藤がびっくりしたように言う。
僕も少し楽しくなって、逆お姫様抱っこで抱きあげた紫藤を上下させたり、すこし揺らしてみたりする。紫藤は声を抑えながらも、興奮した声で、すごーい、飛行機みたいだ!ときゃらきゃら笑う。
(ちなみに紫藤は軽いしさ、僕は1回目よりはちょっぴり力が強くなってるし。
それに手に触る紫藤の感触に興奮しきってて、重さなんて感じなかったよ(笑)。)
向かい合うように置かれたソファに間には、低いローテーブル、いわゆるコーヒーテーブルがある。
僕はそこに、丁重に紫藤を置いた。うつぶせのままの姿勢で。
紫藤はいままで、僕のひざに乗ってたから、 ○/\_ みたいな姿勢でいたわけだけど。
お腹への支えがなくなったせいもあり、今は ○/|_ みたいな姿勢になってる。
紫藤はどこかもじもじと落ち着かなげだ。ガラストップのテーブル(割れる恐れはないと思う。すごい厚い)だから、冷たいのかな。
紫藤を置いた僕は、入り口近くにある傘立て(仮称)に近寄り、検分する。
いろいろな棒状のものが、差してある。
もちろん、傘も何本か。状態のいいもの、悪いものも。透明ビニール傘も、メアリーポピンズが差してそうな、エレガントな傘も。
そして本当の棒みたいなもの。麺棒みたいなもの(家庭科で使うのかな)、六尺棒か薙刀みたいなもの(これは部活用?)、もちろん竹刀や木刀もある。
先生が黒板とか指すときに使う、指示棒(指し棒)もあるし、ハタキみたいなやつもある。
アクリル定規みたいなものも。「¬」みたいな形の、大型の製図用みたいなやつもね。
その中から僕は、竹の40cmくらいの指し棒と。
ハエたたきみたいな形状(でもハエを叩く部分の面積は狭くて縦長)の、50cmくらいの革製のへら(靴ベラかな?)を手に取った。
──────
「志野くん。この足首のひもはいったん
それと、この上で、力をぬいても姿勢が崩れないようにしたいんだけどさ、──」
紫藤がちょっとほてった顔をあげて、僕にそう頼んでくる。
目もとがちょっと紅潮してるのは、暑いからかな。まだ大丈夫だろうけど終わったら水を飲んでもらおう、と僕は思う。
僕は紫藤の依頼を受けて、足首をクロスさせて縛ってた縄を解き、揃えて縛り直す。
彼女の足をそろえさせて、要望に応えてきつめに縄をかけ。
そのうえで、縄のたるみを消す「閂」の縄筋も掛けて締め上げると。
きちっと一仕事やり終えたような、充実した感覚を覚えた。
そして、紫藤に要望された第2点。姿勢が崩れないように、ってことだよな。
要は、紫藤の上半身(首とか頭)と、膝を縄か何かでつなげてやればいいんじゃないかと、僕は考えた。
僕は部屋を見回し、──そして窓の近くの壁添いの棚にあるものに目を付けた。
わけのわからないガラクタもいっぱいあるんだけどさ。この棚、おそらく園芸用か何かの用品が多く収められていて。
その中の一つに、園芸用みたいな麻か何かの素材の縄(紐?)があった。
(いわゆる『ワラ縄』とか『荒ひも』とか呼ばれるやつかな。2分とか2分5厘(8ミリくらい)くらいの太さで、竹とかの垣根を組むために作ったり、植物の伸びる方向を誘引するときに使ったりするようなやつの、ちょっと太めの丈夫なやつね。)
僕はそれを手に取り、程よい長さであるのを確かめ。それを使った、紫藤の体のさらなる固定方法を検討し。
そして紫藤に歩み寄り、その2つ結びにした髪の房の一方に巻いて固定した。ぎりぎりと、しっかりと。
紫藤はおとなしく、されるままになっている。
その紐をくいっとひっぱり、ぴんと張った状態で。
○/|_ ←こんな姿勢になってる紫藤の、立てた腿の膝部分にもう一端を巻く。きりきりと、腿に食い込むように。
ちょうど切らなくてもいいような長さだったので、端をぎゅっと結んで止める。
紫藤は、上からみて「 )」みたいに体を軽く横に曲げてる。
片方だけ頭(髪)を引っ張られて固定されたからだ。
これはいけない、かわいそうだ。
はやくバランスをとって、左右対称にしてあげないと。
だから僕は我ながら鮮やかな手際で、2つ結びのうち、もう片方でくくってあった髪にも同じように荒縄を巻き。
こちらもきゅっと引き、同じようにそちらの側の腿にしばりつけた。
そっちの側からも、きゅっ、と反対側と同等の力で髪を縛った縄で、頭を膝にひきつけられて縛られた紫藤は。
さっきまで『 )』みたいに体をちょっと曲げてたけど、今は、また体をまっすぐに直されてる。
それを確認して、僕は充実感をおぼえた。
ただ、両側から頭をちょっときつめに膝側に引くことになったから。
さっきより頭が膝に近く、ぐっと引かれるせいで背の傾斜が急角度になってる。
○/|_ が ○/|_になった感じかな。
紫藤の呼吸が、少し早くなってる。ちょっときゅうくつで苦しいのか、あるいは怖がってるのかな。
なだめるように、背中を軽くぽんぽんとたたく。
「やってみて、志野くん。」
ちょっと裏返りそうな細い声で紫藤に頼まれて、僕はまず竹の棒を手にとった。
何しろ平成といってもまだまだ昭和だからね、先生たちも平気でポコスコ生徒を叩いてる。
僕たちみたいな進学校はそれでも温和で、叩く先生はまああんまりいない。
ただ、少し怖い先生とかだと、この指示棒で罰を与えたりするわけで。
叩く部位、男子生徒はお尻を叩いて、女子生徒はまずいと思ったのか、脚を叩いてたな、そっちの方が痛いと思うんだけど、──。
ぴし、とスナップを利かせて。
僕は、お尻じゃなくて白いスポーツソックスにつつまれた紫藤の足の裏に、その竹の棒をあてる。
「はぅ」
強く打ったつもりはないのだが、痛かったみたいだ。
紫藤は体を左右にくねらせようとしたんだと思うけど、ぎちぎちに髪と腿とを連結されていて。
なすすべもなく、身を震わせるにとどまった。
効果が出てる。僕はまた、胸がふくらむような充実感を覚えた。
びしっ。
ぴしっ。
ソックスに包まれて見えないが、右または左の足の裏に、10秒に1回くらいの等間隔で、竹の笞を打ち込む。
紫藤は最初の2、3回は、体を震わせるだけでじっと耐えていたが。
そのうち、痛みに耐えかねたのか。
頭(髪)と連結され、動かせない膝をコンパスの基点として、打ち込む寸前あたりをみすまして。
膝から先の足(ふくらはぎ)を動かしたり、かかとを立てたりして、僕の一撃を避けようとしはじめた。
もちろん、許さない。狙い撃つ。──が、ときどき外して、かちっとテーブルを打ってしまう。
やがてそれは、モグラたたきのようになり。
僕が外すと、紫藤が「くふふぅ」と勝ちほこったように笑う。許さん。
もちろん、次の一打は狙って、──。
熱中しているうちに。
靴下から出ている紫藤の肌に、ごくうっすらと汗が浮き始めてきたのに僕は気づいた。
裸の膝でこすれて、テーブルトップのガラスがきゅっ、と音を立てる。
そろそろ、次の段階もいいかもしれない。
僕は、竹の棒を置き、ハエたたきを手に取って、紫藤のお尻を見ようとして、──危惧感を感じて、目をそらした。
僕の膝にいたときより、紫藤はいっそう腰を高く上げてるわけで。
そして汗ばんだ肌の、太腿と太腿の間のシルクのように柔らかいふくらみが、さっきより明るい場所に、つまり僕の目に触れるように、──。
ティッシュを求めて、僕の手がポケットをまさぐる。
「ねえ、みなり。その。また、鼻血出るといけないからさ、僕、──」
目隠しでも、しようか。
そう、提案しようと思ったんだ。しかし。
「鼻血?──そうだよね。
もう一つ、試してみたいことがあるんだ。」
紫藤は、別の考えを持っていた。
「志野くん、たしか、さ。そこ、その流しのそばのあたりに、さ。
蓋を開いたままのの、救急箱があったと思うんだ。
たしかそこに、さ──」
紫藤は、この部屋には僕より少ない回数しか訪れてないと思うんだけど。
やっぱり賢いんだ。いろいろなものの所在を的確に覚えてる。
紫藤の指示に従い。僕は流しのそばの救急箱を漁り、言われたもの、伸縮性のあるサージカルテープを探し出した。