タイムリープで同級生の残酷な運命を変えようと頑張る話。 作:Marchhatter
Sみん、なんだか筆者も書いていて楽しい女の子であり。
もともとS系のお姉さんながら、なぜかお話の進行上、志野に振り回されて苦労というか苦汁を舐めていますが。
これから先も大活躍してもらって、トロトロに洗いこみつつ高速脱水回転させてみたい所存です。
──────
志野視点です。
やや特殊な不適切描写がありますので、ご注意ください。
(志野視点、木曜日放課後、学校の「開かずの間」にて)
「志野くん。持ってきてくれた?」
「うん。でもこれ、どうするの?」
紫藤は、彼女が指示して僕が持ってきたもの(テーピング用みたいなテープ)を、横目にみて。
我が意を得たり、と考えている模様。
(ただし足首も手首も縛って、頭(髪)と膝も連結しちゃったからね。頭もろくに動かせない。)
「ちょっと試したいことがあってさ。
志野くん、ごめん。ちょっとこれ、一瞬だけはずしてくれるかな。」
何かしたいらしい紫藤の要請に従い。僕は紫藤の手首の縄を外し、髪と膝とを連結する荒縄の、膝の側の結び目を解いた。
ちょっと向こう向いててね、恥ずかしいから。と紫藤は言い、僕を明後日の方向に向かせ。
なにやらごそごそとしている。
僕はその間、紫藤に背を向けて部屋の中を見回わす。僕たちがこの前きたときと、変わった様子はみられない。
ミニキッチンみたいな流し。使ってないメープルシロップやオリーブオイルのミニボトルがある。
シロップは紫藤の胸に垂らして舐め舐めしたし、オリーブオイルも国領に挿れるのに持ち出して使ったけどさ、まだいくつか残りがある。ちなみに唐辛子のトッピング用小袋も、一つ残ってる。
ちょっとお腹が空いてるけど、さすがにメープルシロップや唐辛子だけ舐めるわけにもいかないなー。
紫藤がテープを切る音が、背後でする。
まだそっちを向くわけにいかない。部屋の別のあたりでも見ておこう。
うぃーん、と音がして気づいたけど、古びた冷蔵庫があるな。後で検分してみようか。食料があってももうダメになっちゃってる可能性が高いけど。
もしかすると、実験用素材とかの保存用かもしれない。こんな物置部屋に置くようなものじゃない、でも冷蔵庫の近くの棚やカゴには、洗浄ずみの実験器具みたいなのもある。メスシリンダとかフラスコとかビーカーとか、プラスチック用品とかゴム栓とか、その手のものがごしゃごしゃと。カゴには「ハイキ」って紙が貼ってあるから、もう使わないんだろう。
目を転じる。
この部屋にも戸袋があるが、中は点検してない。毛布とかざぶとんとかがあるかもしれない。
冬もここに来ることがあるなら、日干ししとくかな。
実験用品棚の近くには、家庭科用品の棚もある。余ったらしい、エプロンだかエコバッグのキット。蓋が開いたまま置かれたソーイングセット。あ、シャツのボタン緩んでたな。つけ直そうか。
そんなことを思いながら、紫藤を待っていた僕だったが。
どうやら、紫藤的には得心がいったようだ。いいよ、志野くん、という言葉に応えて振り返る。
紫藤はさっきと同様、コーヒーテーブルの分厚いガラスの天板の上に載ってて、膝をついてお尻を突き出した姿勢に戻ってる(○/❘_ ←こんな姿勢ね)。
ただ、さっきまでさらけ出されてた彼女の小ぶりながら滑らかなお尻は、夏服のスカートに隠されていて。
僕はそこに不満を覚えた。せっかく、ちゃんと剥いたのに。
「ごめんね、志野くん。また、縛ってくれるかな。」
紫藤に促され、僕はまた背中で彼女の手首を縛る。
彼女は体が柔らかい。背中側で「人」みたいに手のひらを合わせてみせてる。せっかくなので、その背中で手を合わせた状態で手首を縛ってみた。
紫藤の示唆に従い、足首の縄をほどき、代わりに両膝を合わせて締め込み、縛り上げた。下ろしたスカートが煩わしいが、紫藤の白い太腿に食い込む縄に、僕の脳のどこかが快感を覚えた。
そしてその両膝を縛る縄目に、紫藤の二つ結びにした髪を縛る荒縄を連結して、体を伸ばせないようにする。
縛り終わると、紫藤がほうっと息をついた。
「志野くん、お待たせ。
また、叩いてくれていいよ。」
あー。そういうことか。
ここで僕は紫藤の読みを一つ看破した(と思った)。
紫藤はさっきまで足首を縛られ、膝はフリーだった(といっても、髪と連結してた)。
だから僕が足の裏を叩くとき、膝から下を動かして避けてはいたけれど。
両足一緒にしか動かせず、そのせいで逃げ切れずヒットを出してた。右足ははずしたけど代わりに左足に当たったり、ね。
しかし今の彼女は、足首ではなく膝を縛り合わせてる。
足首はフリーだから、両足、違う方向に機動的に動かせる。さっきより、ずっと敏速に。
なるほどね。ふうん。
──いけないなあ、紫藤は。罰を逃れようなんて、悪い子だ。
僕の鞭からは逃げられないって、体に教えてあげなければ。
僕は鞭を、蠅叩きみたいな形の四角い革のヘラのついた靴履きみたいなものに持ち替え。
それで、紫藤の足裏をピシッと叩いてやった。
「っ!」
紫藤が、声を噛み殺し。続く僕の2撃目は、足を動かして避ける。僕が思ったとおり、ぱっと両足首を開くように。
でも、ほら。
足の裏でなくて、ふくらはぎ、膝の近くなんてどうかな?
ぱちっ、と。靴下に包まれた足の裏を打ったときよりはるかに鋭い、いい音がして。
赤い痕が、白い紫藤の肌に刻まれた。
「ほら、紫藤。やっぱり当たるよ?」
「志野くん、まだまだだね。ほら外れた、──あうっ!
たまたま当たることもあるけどさ、──
そういえば、紫藤はサージカルテープ(っていうか極太のばんそうこうだね)、どこに使ったんだろう?
ふと見ると、紫藤の後頭部、うなじの髪の生え際あたりにテープが貼ってある。この前もあそこにばんそうこう張ってたな。
もしかすると、手ぬぐいとかで轡を嵌めて後頭部で縛るときに、そこが擦れて痛かったのかもしれない。だとしたら気づかず悪いことをした。
でも、普通は力を入れて縛ってる手首とかの方が痛いはず。
現に、ほら。背中で合掌した形で縛った紫藤の手首には、縄が食い込んでて、軽く鬱血してるみたいだし(ひどくなるようなら緩めなきゃ)。
まあいい、せっかくさっきめくったスカート。これをまた剥いてあげて、──。
「ふふふ、志野くん。もう対策ずみなんだよ。」
またスカートをずり上げて背中のあたりまで、白くなめらかなお尻を剥いてさらしたとき。
紫藤が勝ちほこった響きをにじませた声で、そう宣言した。
しかし僕の目には、さっきとの違いがわからない。まだ熟しかけの桃のようにきれいな、白いお尻。僕を狂わせる、かすかな甘い匂い。
「?」
「ほら。志野くんはあれが見えちゃうと、さ。
『鼻血ぶー』さんになるんだよね。
でもこれなら、いいんじゃないかな?」
紫藤は足首を開き。ほこらしげに、腰をいっそう突き出してみせる。
僕は紫藤のお尻の谷間を覗き込み。そしてそこに紫藤の工夫を発見した。
紫藤の、その部分の筋。ほら、「i」みたいな割れ目部分ね。
その「すじ」の部分に、肌色のサージカルテープが貼ってある。いわゆる「前貼り」だ。
サージカルテープは、ちょっと厚手で伸縮性のある布テープみたいなやつ。幅は指2本分くらいだろうか。
そのテープが割れ目をふさぐように、
「どう?鼻血、大丈夫かな?」
「──うん」
どっく、どっく、と自分の心臓の音がうるさく感じられる。絶対、血圧上がってる。
でも、僕の鼻の血管はまだ耐えている。
「大丈夫かも。」
自分でも、声がねばって絡んで胡乱に思えた。
「じゃあ、続き。──うっ」
もちろん。
僕は汗ばんだのかわずかに光沢を得ているように感じられる、紫藤の生尻に靴ベラ様の鞭を振り下ろした。
紫藤が、腰を振って少しでも衝撃を避けようとする。もちろん当たる。ぱちーん、というきれいな音。
頭に、もやがかかったような快感があった。
僕は、痛みに反応する紫藤の体、そして伏せられて目を閉じた彼女の横顔の表情の変化を観察しながら。
鞭を丁寧に、執拗に振り続けた。
──────
十数分後。
紫藤の下半身の肌が、赤くなってきてる。もちろん、僕が打ち据えたからだ。
体格の割にはしっかりした太腿の半ばあたりから、紫藤の肌が鞭痕で朱く染まっている。
靴ベラのような形状のこの鞭は、たたきやすい。本当の鞭みたいだ。
これで、太腿を丹念に打ち据え。
特に、お尻の許せないふくらみあたりには、白い部分が残らないほどに綿密に制裁を加えた。
もちろん、背筋が浮くくらいお尻を突き上げるように反らしてる背中にも、その咎めが及んだ。
この間、紫藤は口をぎゅっと結び、声をかみ殺しながら耐えていたのだが。
(開かずの間周辺はおそらく人はいないし、扉も二重だから、大丈夫だと思うんだけどね。)
紫藤の口を割らせるという建前で、実際はただ欲望に忠実に行動した僕の鞭は、ついに紫藤がテープで隠した
単純化して書くと「(i)」みたいなそこは、紫藤がテープで前貼りして「(▯)」みたいになってたわけだけど。
そこを、ぺちっと。
さすがに、お尻を打つ時よりは相当に手加減したのだけれど。
すごく敏感な場所だったからか、紫藤の体がねじれるように痙攣した。
「効いてる?
ほら、みなり。隠してることを白状して。」
ぺちっ。
「ん、んんんっ!志野くん、──!」
がくがくと揺れる、紫藤の幼めの体。かわいそうに。
べちっ。
「あ、ああっ、──」
さすがに、声がでちゃうかな。
僕はハンカチを出して紫藤に噛ませ、目に着いた荒縄で後頭部に縛る。なるほど、ちょうど後頭部の髪の生え際のテープの上を通るんだ。
べちっ!
「むぐっ!んんんっ!」
「ほら、それともこっちがいい?
みなり、まだ言わないのかな、──?」
あばらがわずかに浮いてるわき腹を、指が撫でる。
紫藤が指から体を遠ざけるように曲げようとして、膝に連結した荒縄に、括った髪を引かれて阻止される。
そして僕は。逃げられない彼女の両わきのあばらに、中指の指関節を立てた握りこぶしをあてて。ぐりぐりっ。
「ぐむぅ!」
まだ背中はたたいてなくて白い肌が残っていたのだが。
その白い肌が、ピンクに染まり。僕の下劣な脳は快感を深める。
そうだ。
いつも視姦したくてできなかった紫藤の割れ目も、眺めてみよう。テープ越しならいけるかも。
僕は紫藤の脇から手を離し。紫藤の後ろに回り込んでお尻にかがみこみ、割れ目を観察する。
薄いサーモンピンクのサージカルテープの端は、几帳面な紫藤の性格を反映して、きっちりとそこを隠しているが、わずかに筋が浮いていて──
「そうだ。みなり。調布や国領に追いつきたい、って言ってたね?」
「んふ?」
「ちょっとだけ、追いついてみようか。ほら」
僕は、──我ながら下劣なことを思いつき。
さっきの理科実験道具のカゴに歩み寄り、使えそうなものを見繕う。
これがいいかな。コマゴメピペット(使い捨てできそうなポリプロピレンのもの)とビーカー。ついでに、使い捨ての指サック。
近くには、手芸用品の棚もあるな。使えそうなものをピックアップしとこう。
そして僕は、指サックを嵌めた左手のひとさし指に。
流し台にあったボトルの、オリーブオイルをたらしてなじませ。
紫藤の貼った、谷間を隠すテープで守られてない穴。「(i)」の上の点にあたる穴のあたりに当てる。
「んめ、みもむ、むんむむ、むめ!めっまみ!」
紫藤は、僕がやろうとしていることを察知し。
口に押し込んだハンカチ越しに、なんか言ってる。抗議の口調。
たぶん「だめ、志野くん、変態、だめ!絶対!」あたりかな?
「ほら、でもさ。
紫藤たちは、国領に追いつかせろって言ってなかった?」
僕はしゃがみこみ、左手の指を紫藤の穴にあてがったまま、伏せられた紫藤の顔に顔を寄せる。
紫藤は茹った、赤い顔。口にハンカチを押し込まれた顔をわずかにこちらに向けた。
覗き込むと、目を伏せた。怒ってるわけじゃなさそう。
「ほら、これ。どうかな。」
もみもみ、と左手のサックを嵌めた人差し指で、紫藤のその穴の周りをもむ。
「まめまも、みもむむ!めんまみ!」
「そうなのかー。絶対、ダメ?」
ほら、僕は紫藤裁判官から「紫藤と調布に、国領に追いつく機会を与えよ」と判決をもらってる。
僕はもちろん、紫藤が絶対イヤなら、しない。
でも、僕が国領のここに、突き入れてしまったのは事実。そして差を埋めろと命令されてる。
その差を埋める。つまり、この穴を埋めて、──。
「──むー。みーめも。もっもまめまも」
渋々ながらの、承諾。紫藤の体の緊張が少し緩む。
(部屋も暑いからか、紫藤も汗ばんできてる。)
それでは。
僕がオリーブオイルを塗り、指サックを付けた指の先をわずかに侵入させると。
紫藤は、ぶるっと身を震わせた。きゅっ、と括約筋に締めつけられる指。僕の指に、紫藤の中は熱く感じられた。
しばしの攻防。声をかけてやわらかくしてもらい、指を最大、第二関節のあたりまで侵入させ、締めつけを味わう。
あと、国領に追いつくためにしないといけないことがあったな。
「次に、水だね。水を入れるよ。」
「?」
僕は立ち上がり。ビーカーにぬるい水を入れて(水道の水は、最初はぬるいどころか熱かった)。
コマゴメピペットに吸わせ、先を少しだけ紫藤の肛門に差し込む。
紫藤の体に、また力が入って緊張した。
「動かないで、じっとしててね。」
急に動かれると先端が当たって腸管が傷つくかもしれないから、慎重に。
紫藤の細い腰を左脇にはさみこみ、お尻を左腕で抱えこんで、その体を固定しながら。
このくらいか、というところまでピペットを差し込み。スポイトのふくらんだ球の部分を潰して水を全量、注ぎこむ。
注ぎ終わってゆっくり抜きとると、紫藤がぶるっと震えた。
「ほら、これを付けとこうか。」
やはりポリプロピレンのような黒いくびれた栓(『Ω』みたいな、あまり尖ってないスペード型のものがあった)を、今しも水を注ぎこんだお尻の穴に嵌める。
最初は抵抗があって入らなかったが、背中をなでていると少し力を抜いてくれた。すかさずぬるりと押し込む。形状のおかげで、膨らんだ部分が入ると、後はぬるりと自動的に飲み込まれ、フランジ(栓の、鍔みたいなところね)で止まる。
これで、紫藤は任意に排泄することはできなくなった。もちろん尿道も、股間の割れ目ごと、自分で貼ったテープに完全にふさがれている。
「さて、もうちょっとがんばってみようか。
たとえば、これとかも使ってね。」
僕は、さらに。
手芸用品の箱から回収した、「ルレット」(布にしるしをつけるための、とげとげした円盤を回すやつね)を手に持ち。
紫藤の目にそれをみせ。愉悦の笑みを浮かべた。
──────
その後、紫藤をまたルレットや鞭で責め立てていたのだけれど。
ほどなく紫藤の、汗ばんだ体を捩じる動きが激しくなり(紫藤は髪と膝を連結されてるが、ぎゅっと体を折ればその間隔が縮まって、頭を動かせる余地ができる)。
僕になにか涙目で訴えかけてるのが分かったので、僕は彼女の口に押し込んだハンカチを取り。
彼女を尋問しながら、その言い分を聞いてみる。
──まいらさん(※メイドさんらしい)。胸囲90越え確実。
もしかすると100いくかも?しかも、ぱつぱつ。ハーフさんかも。むんむん美人。志野くんは絶対見ちゃダメ、浮気するから。トイレ。
──塔の中の女の子。北高、シノザキミズキ。助けなきゃ。別の誰かも新規入居見込み。相談しなきゃ。さとみん。トイレ。ハルカちゃん。お願い。
──エドモンさん、チカチロウさん、悪い人。ゴゼン様、まいらさんを虐めてた。テドさん、わからない。クマモトさん、大丈夫。おしっこ。料理人の人、まいらさんを食べたそう。だからトイレ。
志野くん。必要。早く。お腹ぐるぐるする、おしっこ漏れそう、お願い、乙女の危機なんだよ!
彼女の懇願を聞き、僕もその言い分を認め。
髪と膝の間を連結してた荒縄をはずし。彼女を小さい子のように軽々と抱き上げて、トイレに連れていく。
(この開かずの間の、1つ目の扉と2つ目の扉の間に、屋内のミニキッチンみたいな流しとは別に流しがあり、突き当りにトイレがある)。
さすがに排泄するところを見るのはかわいそうなので、トイレに座らせ、背中に回した腕の荒縄もほどき。
そして体を折って頭を下げてもらい、背中側からお尻の栓をおもむろに抜いてあげた後、扉の外で待機。
水を流す、かすかな音。
しばらくして、紫藤がトテトテと出てくる(両膝はまだ縄で縛られたままなのだ)。つんとした顔が赤い。目を合わせてくれない。
手を洗った後、紫藤はようやくまじまじと僕を見つめ。頬を丸くふくらませ。
僕に近づき。ぎゅむっ、と抱きついてきた。
紫藤的にはおそらく全力。頭をグリグリ押しつけてくる。なだめるように背中をたたくが。
紫藤の僕を見上げる目には、「言いたいことがある」という憤りのテロップが浮かんでいる。
これは、僕の責任だ。ゆっくり話を聞いてあげなきゃ。
僕はまた紫藤をひょいと抱き上げ、開かずの間(2番目の扉の中)に戻ったのだった。
──────
「んもー。志野くん、死ぬほど恥ずかしかったよ!」
ソファの上。僕はなんとなく離れがたくて、そのまま紫藤を膝にのせてソファに座ってる。
膝を縛られたままの紫藤は、僕の膝に横に乗って、顔を見せないように頭を僕の首元というか肩のあたりに押し当ててぐりぐりしながら、僕が彼女に与えた、乙女の尊厳を踏みにじる恥辱について、不平不満を述べている。
「痛かった?」
「うん、ちゃんと痛かったよ。
そっちは、すごくよかったんだ。」
紫藤によると。
ぎちぎちに拘束されてお尻や太腿、背中を鞭打たれたのは、よかった。打たれているうちに、すこしずつ雑念が消えて頭の中が白くなった。
特に、股間の「すじ」を打たれたとき。感電したような、痛みとも快感とも知覚できない強い感覚が突き抜け、最近悩まされてたもやもやや頭痛がすべて吹き飛んだ。
頬をふくらませる彼女が抗議しているのは、後半。
特に、お尻に指を入れられたあたり。
不本意ながら、気持ち悪いはずなのに、変な気持ちよさがあった。(これを言われながら、紫藤の小さい拳でぽかぽか胸を叩かれた。)
水を入れられてからは、加速した。お腹がすこしずつぐるぐるして、またどういうわけか、おしっこも出そうになった。体が熱くなって、変な汗もでて、僕がくんくん嗅ごうとするから恥ずかしさで頭が煮え。
特にお腹ぐるぐるが極まり。僕の前で嵌められた栓を吹き飛ばしてしまったらどうしよう!なんて思ったらしい。
ただ、最後にはもう、そんなことすら考える余裕がなかったそうだ。何を言ったかも覚えてないらしい。
「それで、わたし。何を言ってたか、わかった?」
紫藤が心配そうに、僕に尋ねる。
「うん、大丈夫。」
とりあえずメイドさん(マジのメイド服らしいんだ)の胸囲が脅威だってこと。その子が料理人含む使用人たちから夜遅くまで(午前さまになるまで)セクハラされてること、シノザキミズキとかいう高校生の愛人(?)が別棟に住まわされていること。
要はホストファミリーに、女好きのろくでなしがたくさんいる、ってことがわかった。全員じゃないらしいが。
紫藤自身は、セクハラを受けてないみたいだが。僕としては安心できないし、シノザキミズキは助けてあげたいって言ってた。調布と相談しよう。
それにしても。
さっきまでの僕は、どうかしてた気がする。
嬉々として紫藤に鞭打ちしたりルレットでチクチクしたりして楽しんでいたけれど。
もっと、やるべきことがあったのではないか。
ほら、こんな風に。もっとべったり紫藤にくっついて、その肌を堪能すべきだったのでは、──。
いまさら物欲しげに、僕は柔らかい、軽く熱い体を僕に預ける紫藤をみつめる。まだ余熱を残す上気した頬の紫藤が、にこにこしながら、僕を見返す。
紫藤はひとしきり僕に不満を述べた後、今は上機嫌。僕の頬に柔らかい唇を当ててきてくれる。
僕は彼女の両脇に手を入れて抱え直し。無抵抗な彼女を抱き寄せながら、その唇を味わうことにした。
ややへたりかけたソファのスプリングが、ふたり分の体重を受けてきしむ音。
夏の長い午後の日差しは、すこしずつその間も傾きながら。
カーテンのすき間から入ったその光で、ほの明るい部屋の宙を舞うわずかなほこりを浮き上がらせていた。