※この作品はR-18です。

タイムリープで同級生の残酷な運命を変えようと頑張る話。   作:Marchhatter

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志野視点です。

(前回のあらすじ)
 未来。紫藤の夫に憑依している夢の続き。
 志野は紫藤を拘束して吊るし、彼女から話を聞き出すために信賞必罰路線でいこう、などとズレたことを考える。
 ところが志野は紫藤に抜いてもらおうとして、どこかで紫藤の地雷を踏み抜いてしまった模様。
 紫藤は、昂然とカスオ(のガワをまとった志野)に叛旗をひるがえし、挑発的な言動に及ぶ。


277 (閑話)RTNTR(5)★?

(志野視点)

 

「それで。カスオさん。

 ──抜いてほしいんですか?」

 

 どう反応したらいいだろう、と思い悩んでいた僕に、紫藤の問いかけが発された。

 僕は、彼女を見返す。

 彼女は背中に両腕を拘束され、右足を梁から下りる縄に吊られて開脚中。あられもない姿だ。

 上品な浴衣風寝巻きを着ていたはずなのだが、だれか悪いやつがその裾をめくって帯に挟んでしまったので。

 紫藤の下半身はかなりの部分、剥き出し。上半身も、かなり着崩れてる。

 J○時代よりいっそうエ○っぽくなった、白くなめらかな肌を正視するのがなぜか怖い。不整脈をおこしかけてるのか、胸がうるさくばくばくと鼓動を打つ。

 彼女の右足を吊る縄はかなり巻き取られてしまっているので、腰もすこし宙に浮いている。横向きになって、オモリをつけられた左膝と左肩、頭の左側がベッドに着いている状態。

(ラフにいえば「h」というか「ト」の字の下の方の縦線が短い感じだと思ってくれていい。)

 そんな理不尽な状況に陥れた僕にキレてるはずの彼女は、妙に目力のこもった視線を僕に向けている。

 

「ふふ、僕の奥さんは、ずいぶん元気になったね。

 それはそれとして、わかってる?コレがこんなになっちゃったのは、僕のかわいい奥さんのせいだ、って。

 だから責任、とってもらいたいんだよ?」

 

 ──抜いてほしいとかいう、要望の話じゃない。

 必然、因果応報ってやつなんだ。

 

 とりあえず、活躍の予感にかちかちになった状態でスラックスからこんにちはしているソレを紫藤の顔近くで威嚇的にぶんぶんと振ってみせながら、僕は自分でもよくわからない、カスオっぽいことを言い放ってみる。

 

「はい、しかたないです。妻のわたしが責任をとります。

 責任をとらずにいなくなった、し、コホン!──カスオさんとは、違いますから!」

 

 いったいカスオは、何やらかしたんだ。僕はいぶかしんだ。

 紫藤は吊られて苦しい体勢のはずなのだが、今はおびえた様子は全くなく。

 それどころか意気軒高とでも評すべき様子が、ちょっと怖い。

(僕をにらみすえてる目なんて。大きく見開かれて、なんかきらきらしてる。

 おそらくは、憤怒で気力がみなぎっているんだ。でも紫藤の場合、目がぱっちりしててますますかわいい、と僕は思った。少女漫画でいえば、目に星が入ってる状態。)

 

 さっきまでの怯えた、はずかしそうな様子とはあまりに違う。

 あれはあれでそそるものがあったんだけどなー、と。

 僕は身勝手にも、彼女の豹変ぶりを心のすみですこし惜しむ気もあったものの。

 他方で、彼女が元気(?)になったことに安堵感をおぼえつつ。

 紫藤の挑戦的な表情に張りあうように、虚勢を張り。

 にやっ、とできるだけ悪そうな笑みを返したのだった。

 

 ──────

 

 ゴゴゴゴ、と覇気をみなぎらせて僕をにらむ紫藤に対して。

 僕はふたたび、問いかける。

 

「ねえ、みなり。いろいろ聞きたいことがあるんだけど。」

 

「答えませんよ?

 知りたかったら、腕ずくで聞き出せばいいじゃないですか」

 

 なんだかこれ、既視感があるシチュエーションだ、と僕は感じた。

 こんな挑戦的な感じじゃなかったけど、つい最近。僕が紫藤を責めて、紫藤が答えてくれる状況、──

 あ、そうだ。ほんの一昨日、こんなのがあったじゃないか!

 僕は、頭にぴこん、と豆電球が点灯する感覚を覚えた。

 

 ──ほら、現実の世界線でのJK紫藤は、さ。

 言いたいことが言えない、だけど頭の中が真っ白になるような体験(痛みとか、気持ちのいいこととか)をすると話せるようになる、って言ってた。

 なんでそうなってしまったのか、そこまでは聞けてないけれど。

 たしかにあの開かずの間でいろいろしたら、紫藤がしゃべってくれた。結構大事な情報を。ほら、巨乳のメイドさんの話とか。

 

 今の、この状況はあれと同じじゃないけど、ちょっぴり似ている。

 もしかするとこの世界線の人妻紫藤が、僕(志野)のことを僕(カスオボディ)にしゃべるのをかたくなに拒否しているのも、似たような事情があるのかもしれない。

 そうだとしたら、──やりようはある!

 

 もちろん一問一答をつみかさねて信賞必罰信頼関係をつくるという方針自体は、なんか間違ってる気がするけど間違っているとは思わない(ごめん、自分でも何言っているか分からない)。

 それはそれで、ひきつづき遂行する。

 しかし、それに加えて紫藤を拷問したり快楽漬けにしたりして頭の中が白くなる感覚を味わってもらい、白状することへの心理的抵抗を排除することも、効果的なのではないだろうか。

 特に女の子をいたぶったりなんて、いかにもセクパワ男であるカスオがやりそうなことでもある(偏見)。

 かわいそうだけど、少なくとも最初は、違和感を持たれないように紫藤にきつく当たらざるを得ない。

 でも途中から僕好みにシフト。紫藤に気持ちよく、それこそトロトロドロドロになってもらう。

 そして最終的には全部情報を聞きだしたら、ご褒美と称し。

 出来あがった紫藤を、美味しくいただく。

 よしっ、このシナリオを追及してみよう!

 

 そう、僕の馬鹿頭は方針を決め。僕は目の前がすかっと晴れるような思いがした。

 その表情の変化を、どうやら紫藤に観察されていたらしい。

 

「カスオさん、いい考えを思いついたんですか?

 それとも、お手上げですか?

 わたしに『教えてください』って、土下座でもしてみます?」

 

 紫藤が、きらきらする目で挑発してきた。

 

「土下座?僕が?

 ──ふふふ、面白い冗談だね。

 さて、僕の奥さんが僕に話してくれないんだったら。

 だったら、さ。僕の奥さんが僕に『素直になれる』ようにしてあげなきゃ、いけないよね?」

 

 僕はわざとらしく、カスオの小道具を紫藤の目の前で振ってみせる。

 でもなんだろうこれ。たまたま手に取ったけど、何に使うんだ。サスペンダーみたいだけど。あー、あれかな?

 

「はい?──はいっ、そうですねっ」

 

 あれ、紫藤が一瞬笑みを見せた気がしたぞ?このドブカス男に。

 僕は、再び被NTR感覚を新たにした。紫藤けしからん。こんなドブカス男と仲良くしおって。

 その意趣返しを、兼ねて。

 心の狭い僕は、紫藤にしばらく痛い目にあってもらおう、と思った。

 

 ──────

 

 まずは、紫藤にわからせなければならない。

 僕は改めて紫藤の姿を眺める。

 紫藤は右足を吊り上げられてるけど、まだ肩と頭、そしてオモリをつけた左ひざがベッドに接地してて、そちらで体重を逃がしてる。──これはズルだね、甘えだね。きちっとやって、僕が怒ってるってことを伝えなきゃ。

 まず、この逃げ道を消してみよう。

 

「ねえ、みなり。

 もうちょっと、高みを目指してみようか?」

 

 返事を待たず、僕は梁を介して紫藤の右足首を吊り上げてるロープのウィンチを巻き上げる。

 ギア機構があるので、軽い力でハンドルを回転させて巻きとることができる。カチカチカチカチ。

 

「うっ、んんっ」

 

 紫藤はきれいに右脚を伸ばして、完全に梁からぶら下がった状態になる。

 上半身の肩と頭は、かろうじてベッドに着いてる状態だけど。

 さっきまで接地していた左ひざすらも浮いて、紫藤はもはや体重を逃がすことはできない。

 それでも縄は巻き取られていき、ついに左ひざにつけた重たいオモリまでもが、半ば浮いた。

 股を上と下とに引き裂かれて、紫藤が焦った声を噛み殺した気配があった。

 

 僕は一度、巻き上げを止め。ベッドわきにしゃがみ込み、紫藤をじっと観察する。

 紫藤も、彼女と目線の高さを合わせた僕を見返す。

 JK時代と変わらない、かわいいロリ顔。それが、苦痛に歪んでいる。

 その汗の浮いた額に栗色の髪がはりついているのを認めて、僕は思わず立ち上がってベッドの縁に腰かけ、手を伸ばして前髪を整えて顔を出してあげた。そのまま軽く彼女の形のよい頭を撫でる。

 その手に紫藤は軽く目を閉じ、食いしばっていた口を緩め、わずかに吐息を漏らした。

 

 彼女の頭を撫でながら、僕は彼女の下半身に視線を転じる。

 オモリを縛りつけた左ひざ上のベルトが、腿の肉に食い入っている。あまり長く吊るしたままだと血行が止まってしまうかもな、と僕は心のメモに書き留める。

 僕は彼女の頭から手を離し、身をかがめて、彼女の下半身を見やる。

 僕の粘度の高い凝視は彼女の白い脚を舐めあげ、そして紫藤の股間に至る。

 さっきまで口を閉ざしていた紫藤の股間の「すじ」は、20kgのオモリのついた縄で無理矢理にこじ開けられてしまっていて。

 今では彼女の白い無毛のわずかなふくらみに、濡れて鮮やかな血色をみせる谷間の切れ込みが開いている、はず。

 ここ(彼女の頭の近く)からは彼女の股間のくぼみの稜線がみえるだけなのだが、なんだか正視するのが怖くて、僕は視線をそらした。

 

「ほら。どう?しゃべる気になった?」

 

 僕はベッドの上にあがりこんで、正座して彼女に正対し。

 紫藤の股間のふくらみを隠すように、手のひらで覆ってみた。

 絹のような滑らかな触感。紫藤が体をねじって赤らんだ顔で下から僕を見上げた。

 

「しゃべりません。──はぐっ!」

 

 信賞必罰。答えないと罰、答えれば褒賞。

 僕はぱちん、と手のひらで紫藤のふくらみを叩く。生きのいい魚のように、彼女が跳ねる。

 

「どう?」

 

「いい、ません、──ぜんぜん、効いてません、んぐっ!」

 

 ぱちん、と罰を与える。

 僕(志野)のことを聞いてみたが、反抗期の彼女は答えを全拒否した。

 もちろん、罰する。股間を平手打ちする。

(ここは紫藤が敏感なところのはずだ、つい一昨日学んだ。叩かれると頭の中が白くなる、って言ってたな。)

 彼女の股間をはたき続け。手のひらの一部に濡れた触感を感じはじめて、僕は我にもなく動揺する。

 

 僕は、質問の方向性を変え。

 僕(志野)のことではなく、僕(カスオボディ)や高木のことをそれとなく聞いてみた。カスオの帰宅時刻とか、生活ぶりとか、僕(カスオ)に対する不満とか。高木との連絡状況とか。

 これらには答えてくれたので、頭を撫でて褒めてあげる。

 しかし、ガードは固いな。僕(志野)のことについては、僕のアレが50cmあるとかいうさっきのガセネタ以降、何も白状してくれない。

 

「僕の奥さんは、すごい。がんばり屋さんだ。

 頭の中が真っ白になっちゃうんじゃない?ほら、ここを(※ばちっ、と僕は叩いた)叩かれたりしたら、さ。

 でもさ、──痛いだけじゃなくて、さ。

 ほら。これなら、どうかな?」

 

 僕は「飴と鞭」という言葉を思い出し。

 さっきの毛筆を手に持ち、紫藤のその股間のふくらみを撫でてみる。

 

「んんっ、──細くて、やわらかい、ですね。カスオ、さんの、アレかと、思いました」

 

 ──前戯なしにぶち込んでやろうか。

 

 彼女の挑発的な言葉に対して、僕は不穏な感想を抱く。

 僕は自分が嫌いなカスオのプレイをしてるから、むしろカスオが紫藤に罵倒されるのは僕にはうれしいはずなのだが、やっぱり反射的にムカッときてしまう。

 僕はこの微妙な腹立ちを押さえるために、彼女に解らせてやろうと決心した。

 

 僕は大開脚してる紫藤の股間を、柔らかい毛の筆でさわさわとなぞってみる。

 やがて僕の筆は谷間に入り込み。丹念に、その血の色が透ける薄桃色のつややかな皮膚をなぞった。

 我慢強い紫藤も、無反応ではいられない。息が荒くなり、小柄な軟らかい体がねじれ、内股に筋肉が薄く浮く。

 抜けるような白い肌はもともとしっとり汗ばんで、青い静脈がわずかに透けてたけれど。

 僕が筆で撫で上げた後には、つうっ、と汗が一筋流れた。

 この谷間がうるんできているのは、僕が手に持つ筆の湿り具合からもあきらかだ。

 

「あれ、どうしてだろう。濡れてきてるね?」

 

「しっ、ぐふっ!──カスオさん、意地悪です」

 

「違うよ、意地悪なのは僕の奥さんだよ。僕には何も言ってくれないし。」

 

 紫藤の股間の外側の割れ目は引きあけられて、透けるようにうすいピンク色の内側が外気にさらされている。

 その内側の一対の唇。そのお腹に近い側の端に、わずかな突起があるのを僕は知ってる。

 軽くかぶってる皮は僕の指で丁寧に剥かれ。柔らかい筆がその突起を優しく撫でる。

 もちろん撫でるだけじゃない。毛先でつついたり、筆を回して毛先でくるくるスピンを伝えたり。

 

「ああっ、し、──カスオさんっ!」

 

「はははは、僕の奥さんは可愛いねえー」

 

 この突起は、男性の○茎に相当する器官だと僕は聞いたことがある。

 筆を置き、こんどは指先で軽く触り、離す。

 汗ではない何かが、にじみ出てくる。

 

「──ねえ、ものは相談だけど。

 僕のアレ、あとで挿れちゃっていい?」

 

「はいっ?

 あ、はい。もちろん、夫婦、ですから」

 

 そして、──ここが変なんだ。

 確かに、紫藤に夫婦だから義務を果たせ、って強要したら、ちょっと古風というか要は律儀な紫藤の性格上、しぶしぶ受け入れるんじゃないか、とは思ってた。

 ただ、すごく嫌そうな感じだろうし多少の抵抗はあるだろう、って思ってたんだけど。

 なんだか紫藤の様子が、僕が予期してたよりも積極的なんだ。

 

 いよいよヤれる!と、僕の心臓がばくばくと鼓動を強める反面。

 いや、カスオとヤるのを受け入れてるなんて、紫藤はけしからん、などという気持ちもあって。

 僕の心中は、結構複雑だ。

 そう、一筋縄ではいかないんだ。紫藤がカスオ姿とはいえ目の前の僕に反抗的な言動をとると、やっぱり紫藤に拒否された気がして悲しいし、逆にカスオボディに彼女が抵抗感を示さないと、僕がNTRれた感じがしてイヤなんだ。

 メビウスの輪のようにねじれてる、僕の立場。一方に忠実だと他方に不忠。忠ならんとすれば孝ならず。僕は煩悶して、──でも、閃いた。

 

 ──ほら、逆の視点をとってみよう。

 紫藤がカスオボディに反発すると、それはカスオに反発してるわけだからザマーミロだ。

 それにカスオボディになびいた態度は、結局カスオのガワでなくその行動をとってる、カスオの中の僕自身にデレてるんだ。

 うん、それならいい気がしてきた。よしっ。精神的勝利法!

 それはそれとして、もう少し情報を得たい。責めも、たぶん不足だ。

 

「でもその前に、もうちょっとさ、楽しもうか。ほら。」

 

 カスオの部屋から持ってきたバッグから、また小道具を取り出して、紫藤の顔の前に示す。

 くちばし部分にすべり止めの溝がついた、金属製の鎖つきの小型洗濯ばさみみたいなもの。

 紫藤は顔まじかに突きつけられたそれを少し寄り目ぎみにみて、僕の顔をみて、そしてまたその洗濯ばさみをみた。

 

「素敵な、お道具ですね。

 ──カスオさん、わたしのために準備してくれたんですか?」

 

「ふふふ。そうかもね。」

 

 僕はおもむろに、紫藤の浴衣の胸元を引き開けた。

 背中のフックをはずし、ブラをむしりとる。形よく、ほどよく成長した胸が僕の目にとびこんできた。

 薄いピンク色の乳首を、洗濯ばさみで挟む。

 

「くっ!」

 

 紫藤が唇を噛む。痛いんだろう、また眉を寄せて耐えるように目を閉じている。

 僕はその小さいさくらんぼのような、無垢なかわいい乳首の先端を、両方とも洗濯ばさみで挟んだ後。

 その2つの洗濯ばさみを連結していた鎖を、彼女の口にあてがって噛ませた。

(鎖はぴんと張っている。なんとか、彼女が俯き加減になると咥えられる状態。)

 

「ほら、みなり。放さないように、引っ張ってごらん。そう、そんな感じ。いい子だ。

 放したら、罰だよ?痛い、罰。」

 

 こくん、と。

 半ば上下逆に吊られた無理な姿勢から、紫藤は従順に頷いた。

 彼女が咥えてぴんと引いている鎖によって、乳首の先端は引っ張られ、形のいい、先のつんと尖った胸がその動きにあわせて揺れた。

 

 もちろん、乳首だけですませるはずかない。

 もう引き開けられてはいるが、さらなる屈辱感を感じてもらうために。

 僕は洗濯ばさみを、彼女の股間の谷間、その内側の唇(ほとんどない)の一方、右足側に噛ませる。

 軽く引っ張ってみると、彼女がびくんびくんと痙攣した。大丈夫だ、バネは強いしすべり止めの溝もきいてて外れる心配はない。

 この鎖の一端は、彼女を上に吊っている右腿に巻く。

 もちろん、(labia)のもう一方にも同じ措置を講じる。こちらの鎖の一端は、膝上に巻かれて腿に食い込んでる黒革のベルトに連結させる。

 彼女の中が、無防備にさらけ出された。

 慎重に、僕は定規を❘撓《たわ》め。

 彼女のそこに、バチン、と打ち当てた。

 

 ──────

 

 紫藤は結局、十数分にわたる僕の定規と筆での責めを耐えきった。

 鎖を咥えさせられてて声を発することもできず、体を震わせながら。

 途中でつうっ、と彼女の目から涙が流れたので、恐慌をきたしそうになった僕はすぐ止めようとしたが。

 なぜか彼女は、激しく首を振り拒否した。

(彼女が口に咥えた鎖につながれた乳首も激しく揺れて、大丈夫かと僕はいっそう心配になったのだが。)

 それでも、息絶え絶えになってきた彼女のことを見かねて。

 

 僕は彼女を叩くのを止めて、ここまで頑張りとおした彼女の頭を撫でた。

 彼女は、不自由な姿勢ながらも、撫でられた頭を振った(もちろん、乳も揺れる)。

 憎らしいカスオボディの手を、避けたのだと思う。

 でもなぜか僕には、彼女が僕の手に頭をこすりつけようとしてきたように感じられて混乱した。

 その後に彼女の頬に唇を当ててみる。もう自暴自棄なのだろうか、濡れた目を閉じた彼女は拒まなかった。

 

 僕はまた、紫藤の股間に戻り。

 金属の洗濯ばさみのギザギザのくちばしで挟まれ、無理やり広げられた彼女のそこに舌を這わせた。

 透きとおるピンク色から鮮やかな赤に色を変じていた彼女の粘膜は、僕には熱く感じられた。

 爽やかなせっけんの香料が、彼女の肌からわずかに香る。ごくわずかにだけ酸っぱい香りがした。

 僕は思った。──これは夢だけど、現実だ。この彼女もまた、この夢の中では、現実の存在だ。

 

「あ、ああっ、んむっ」

 

 舌を伸ばして僕が彼女の()をぬるり、と舐めまわしたとき。

 拷問には耐えきった紫藤が口を開け、乳首を挟む鎖を口から落としてしまった。

 がくがくっ、と体が震えていた。

 でも、僕は咎めなかった。彼女の腿をわしづかみにしている指に力が入ってしまい、肌に食い込んでるのに気づいてあわてて力を緩めた。

 

 そう、僕もどきどきしすぎて、何も余裕がなかった。軽口も何も言えなかった。

 ただ夢中に、一心に舐めた。痛くないように、柔らかく、でも執拗に、ときには突起を舌でつつくように、──。

 途中で、彼女の下の「唇」を残酷にも挟んで引き開けている洗濯ばさみと鎖を、はずした。そのときに何かが彼女の奥からじわっ、とにじみ出た。

 拘束されながらも暴れる彼女の体を押さえつつ、僕はその滴りに舌をべったり当てて、一滴ものこさない気で舐めとった。

 

 胸に移った。

 乳首を責める洗濯ばさみをはずしてあげると、きれいなピンク色の乳首に痛々しい噛み痕がついていた。

 お詫びにはならないけど、口に含んで舌で転がした。

 紫藤が体をねじって乳房が口から外れそうになり、僕は軽く歯を立てて咎めた。

 びちびちと体をねじって暴れる彼女の肩を抱いて押さえつけ、乳首を味わう。

 過呼吸かと思うほどに彼女の息の間隔は早まり。暴れる彼女を押さえつけるのに苦労した。

 十数分後、口を離すころには紫藤は体力を消耗しきって、ぐったりとしていた。

 目を閉じた彼女の頬が、赤い。

 

 ──────

 

 オモリをぶら下げた腿が鬱血しているから、という口実でいったん僕は彼女の左足のオモリと乳首と下の唇につけた鎖も取りはずし、ウィンチを慎重に緩めて彼女をベッドに降ろした。

 はだけられ、汗に濡れて肌にはりつく浴衣は、ほとんど体を隠す用をなしていない。

 彼女は軽くうつぶせになって、息をついている。

 

「大丈夫、みなり?」

 

「大丈夫、です。

 ──脚が、ちょっとしびれました」

 

 彼女が横顔を見せ、苦笑したので、僕はほっとした。

 なるほど、吊り上げられていた右足首の先と、重りをぶら下げられてた左足の膝あたりが軽く鬱血している。

 ここでしびれたところを揉んだらどうなるか、と不謹慎な考えが頭に浮かんだが。

 なんだか怒られそうで(というか、もうガチギレされてるけどさ)、断念した。

 

「し、──コホン。カスオさん、水をいただいていいでしょうか。」

 

「ん?ちょっと待っててね。」

 

 彼女の腕を背中に縛めたベルトは、まだはずしていなかった。

 彼女を抱き起こし、正座を崩したような横座りにさせ。

 台所でマグカップに水を汲んで持ってきて口元にあてると、彼女は目を閉じてごくごくと飲み干した。

 すこし水が横からこぼれて、頬をつたった。タオルで拭う。汗もぬぐっておく。

 

「ねえ、みなり。そのさ、僕、志野「駄目です、──まだ」」

 

 彼女は、やっぱり言わせてくれない。でも、口調がやわらかい。絶対駄目なわけではない?

 

「駄目?まだ?

 じゃあさ、その前に。──セ○クス、しようよ」

 

「はい」

 

 僕は背中に腕を縛られたままで横座りしていた紫藤の肩を、抱き寄せた。

 自然に彼女は僕をみあげるように背をそらし、顔を上げて目を閉じ。

 僕も疑問ひとつ抱かずに、彼女のやわらかい体を抱き、桜色の唇を奪った。

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