タイムリープで同級生の残酷な運命を変えようと頑張る話。 作:Marchhatter
はい、途中はかなり曲がりくねって紆余曲折かもしれませんが(というよりそもそも第2話でうげっとなる人、多かったんじゃないかと思います。すまぬ)。
でも主人公は頼りないながら、きっと優秀な仲間たちもいるし、大丈夫だと思います!きっと、多分、おそらく、──。
ちょっと遅くなってしまいましたが、志野視点です。
直接的ではないのですが、スカ系かもしれない描写があるのでご注意ください。
長くなったわりに進んでいません。ちょっと味が足りてないので微修正するかもしれません。
(志野視点、ホテル「ミニマス」、土曜日の夜)
前に触れたように、僕たちの入ったこのホテルの部屋には大きめの装備品棚みたいなのがあり。
そこに、鋼鉄製だったり木製だったり革製だったりする、大小さまざまな妙な道具が並んでいる。
そしてもちろん、他の部屋(だと思う。僕と調布が前回入った、別の部屋とか)にもおそらくは常備されている、鞭とか手枷足枷とかの拷問具セットもひととおり壁に吊るしてある。
僕はそれらを、欲望に濁った目で眺めやり。
まず壁から革製の拘束具、そして連結具つきの鎖を取り。
そして棚を眺めまわし、──浅く反った4、50cmほどの長さのパイプ状の器具を手に取った。
「それ、何に使うんですか先生」
僕が手に取ったその器具をみて、調布が問いかけてきた。
ロールプレイの口調だが、揶揄いとかの風はない。頭の良い調布にも、使い方はわからなかったらしい。
調布より頭の悪い僕だが、頭のおかしいオーナーになぜか思考回路が似ているせいか。
おそらくこれはこう使うんだろうな、と見当をつけることができた。
「まさか。あたしに使うなんて考えてませんよね、豚先生」
「質問が多いな、調布君。これは、実験だよ実験。
──ほら、腕を出せ」
僕は全裸に剥いた彼女に、前に腕を出させて両手首に締めておいたままにしていた黒革のベルトの締まり具合を確かめる(ベルト自体は、国領と二人で調布を責めたときに付けておいたままだ)。それに繋げた、鎖の強度も。足首のベルトも。
いかにもみずみずしく張った太腿の革ベルトも、締めなおす。膝上のあたりだ、軽く変形するくらいに食い込ませる。
きゅっと締まった腰には、新たに太めの革ベルトを巻いた。
彼女のわずかに汗ばむ白い肌と対照的な黒革が、僕の視線を奪う。僕のアレはカチコチに勃ちあがっている。
これらの黒革ベルトにはところどころ、鎖や金具を取り付けるよう金属環やカラビナフッカー(カラビナを取り付けられる輪っか状のベロ)がついている。
僕は思うところあって、後で鎖などを連結するためにいくつかカラビナを付けておいた。
調布の両手首につないだ鎖を、彼女が逃げられないように壁の金属の輪に一時的につなぎ。
僕はこの部屋の左手奥の壁につくりつけてある、「はしご」のような拷問具のもとに歩みよった。
この「はしご」の上端は壁の頑丈なレール装置に固定できるようになっている。
壁のレールに固定する上端の位置を変えることで、このはしごの角度を変えられるようになっている。
このはしごも多機能性を売りにしているようで、あちこちに器具が取り付けられるように受け具がついている。
ぼくはずるずると梯子の上部を壁沿いに下げ。はしごの下部を、部屋の中央側に引き出し。
はしごの傾斜を、ある程度緩くした。6、70度くらいかな?
そしてこれまた棚から取り出した小さな巻き上げ機(ウィンチ)を、はしごの背面の壁にある丸い輪っか型の取り付け具に固定した。
調布の元に戻り。調布の手首を壁とつないでいた鎖を壁からはずし、くいっ、とひいて調布をはしごの近くに連れてくる。
その鎖を、はしごの上端の段を経由して折り返し、さきほど固定した巻き上げ機に繋げる。
外れないようによく確認して、ウィンチのハンドルを回し、鎖を巻き取る。
手首についた鎖を巻き取られ、彼女はこの「はしご」にいっそう引き寄せられる。
「そのはしごの段に上るんだ。──2段目まで」
普通に、はしごの方を向いて上がってもらう。何か言うかと思ったが、彼女は黙ったまま従った。
カチカチと鎖を巻き取っていくと、調布がはしごの上で両腕を伸ばして、頭上の段を掴んで体を支えることになる。
さらに巻き取ると、調布はもう直立できず、体をはしごにべったりとよりかからせた状態になる。白くわずかに上気した肌が、冷たい鋼鉄に押し当てられる。
わずかに踵を浮かせたその状態で、僕は巻き上げ機のブレーキをかけて、その長さに鎖を固定した。
「豚先生。実験って、何の実験なんですか」
「そうだな、──人間の感覚についての実験かな。
ほら、──人間の感覚はあやふやだけど、その『あやふやさ』はとても法則的だとかなんとか」
「ウェーバーの法則ですか。感覚の閾値は、基礎刺激の強度に比例するっていう」
さすが調布。僕はなかなかよく勉強してるじゃないか、と褒めた。豚先生に褒められるなんて屈辱です、と言いながらも調布も嬉しそうだ。
この彼女を、僕はこれからこってりと懲らしめるつもりでいる。
はしご段の上で軽く背伸びする感じになってる調布に、さらに肢を少し開いてもらう。
股の間、少し下の段の中央に、さっきの軽く反ったパイプを取り付けた。
(頑丈な金属のはしごの段には、各種の器具を取り付けられるようネジが切ってあったりする。)
パイプも頑丈なつくりだ。体重を掛けても大丈夫なくらい。というか、その用途だと思う。ネジ穴もぴったり合う。
「先生!何するんですか!」
「だから、実験だよ実験」
彼女の脚と脚の間の
手に触れた彼女の股間は熱くとても柔らかく。目の前の調布の体からはいい匂いが漂い。
僕はもう、どうでもいいから彼女をめちゃくちゃにしたくなってきていた。このまま、後ろから突きこんでしまいたい。
でも我慢、我慢。これから時間をかけて、この取り澄ました顔で僕を豚先生呼ばわりしている調布を、追い詰めてやるんだ。
女子生徒の体に許可なく触るなどセクハラです、と糾弾する彼女に、いい加減な答えを返しながら。
次に僕は、彼女の脚を軽く閉じさせ(パイプは、太腿の間に挟まれることになる)、片足立ちになってもらい。
その浮かせた足の親指に強い革紐を結わえつけ。きりきり、とひいて背中側にその足の膝を曲げさせ、革紐のもう一端を、腰の細い部分に締めさせた黒革ベルトのカラビナの輪に固定した。
ちょうどお尻に、かかとをつけようとするような恰好になる。
「志野、先生。もしかすると──?」
「そうだ。そら」
もう片足にも、同じことをする。
彼女は両腕の手首の鎖で、はしごによりかかりながら吊るされた格好になった。
「先生。手首が、──んっ」
見上げてみると、手首だけで吊るされてさすがに痛かったのか、彼女が手を回して手首につながる鎖を掴んだのがみえた。
そうやって体重を支えるのも大変だよね。じゃあ別のところで支えさせてあげようか。ぶひひ。
「おお、大丈夫かな調布君。じゃあ鎖を、緩めてあげよう」
彼女の手首を吊る鎖は、はしごの最上段を経て、壁に固定された巻き上げ機につないである。
巻き上げ機を操作すれば、鎖を巻き上げて彼女を吊る場所を上げたり、緩めて下げたりできる。
僕は巻き上げ機を操作し。鎖を少し戻す。調布の体が、下に降りてくるように。
「──ぐっ!志野、先生!」
それまで両腿の間から突き出てたパイプ。調布の体が降りてきたせいで、そのパイプが股間の谷間に触れる。
いや、食い込んでいく。
「悪かった調布君、痛いかな?」
「痛くなんか、ありません!」
彼女が僕を見ようと振り向く。後頭部でポニーテールが跳ねる。
「そうかな、──だったら、もうちょっと力をかけてみようか。
まずは、基礎刺激。1kgくらいかな?」
調布の股間には、太さ2cmくらいの鉄パイプ。
ちょうど、三角木馬と同様。この鉄パイプに彼女は跨った姿勢を強いられ、パイプは彼女の股間に食い込み、苦痛を与えているはずだ。
彼女は身長も高く、運動選手のようにしっかり筋肉もある。体重もそれなりに。
ほどなく首をいっぱいに捩じってこちらをにらみつけている彼女の感じる股間の痛みは、耐えきれないようなものに達することだろう。
そして彼女の両足の親指は、革紐で腰に巻いた黒革ベルトにつなげられ、膝を曲げた姿勢になっている。
(もちろんこの両膝は、はしごの段と段の間にあたり、膝で体重を支えることなどできない。)
この結ばれた両足の親指も、そのうちちぎれるような痛みを彼女に与えはじめる。
それらのプロセスを、僕は少し早めてあげようと考えた。
曲げられた太腿、両膝のあたりにつけられた黒革ベルトも、肉に深く食い入っている。
この両膝の黒革ベルトにそれぞれ、僕は吊り金具を取り付け。
そして壁の棚から、適当なバーベルのブレードを取り出し、その吊り金具に引っかける。
まずは、片足1kgずつ。合計2kg。
「うっ、──このくらい、」
「おお、すごいじゃないか」
調布の背中に、二筋の背筋が浮く。
腕に力が入り、彼女は軽く懸垂するように体を浮かせた。
股間への痛みは、和らぐことだろう。
だが、いつまで持つかな?
僕は壁から鞭を取り。彼女の苦痛を増すべく、ひゅんっ、と振るった。
彼女の白い背中に、また新しく赤い筋が走り。
撃たれる一瞬、汗ばんだなめらかな白い肌に筋肉が浮く。
「じゃあ、重さを増やしていってみよう、耐えられなくなるまで。
ウェーバーの法則は、感知できる刺激の変化、つまり弁別閾に関する法則だったよな。
この実験では、『刺激に耐えられなくなるまでの時間の変化』を調べよう!
重りを足してから耐えらえなくなり、体を浮かすまでの時間。それが、時間とともに変わるかどうか、だな。
仮説としては、だんだん耐えられなくなる時間は短くなる。だが耐えられなくなっても、そこに別の刺激、たとえば鞭を加えたりすると、変わったりするのではないかな、調布君?」
僕は下劣な笑みを浮かべ。
打たれるたびに苦痛の声をもらし身をのたうたせる彼女に、しびれるような興奮を覚えながら、さらに鞭を振るった。
──────
重りをだんだんに増やしながら。15分ほども、彼女の体を打ち据え続けた。
ああっ、と彼女が悲壮な声を上げたのを契機に僕は鞭を打つ手を止め、彼女の様子を観察する。
まじまじと、目を近づけて。舐めるように。
鞭痕を残す白い肌が、しっとりと湿っている。苦痛に、汗をかいているんだ。
そして彼女の股間近くにも、目を転じる。ひどく残酷な印象を与える、無機質な鉄のパイプ。
何度か彼女が腕に力を入れて体を引きあげ、そして疲れて維持できず落ちることをくりかえすうちに、いっそう深く食い入っている気がする。
股間の土手の谷間に深く潜った、この鉄パイプを近くから観察する。
彼女は紫藤や国領と違って、デルタ地帯に陰毛を残している。
ぬめる白い肌と黒いうぶ毛の、鮮やかなコントラスト。薄いうぶ毛のある谷間に食い入るパイプは曇っていて、彼女の苦衷がしのばれる。
はしごの裏に回り。調布をお腹側を観察する。
はしご段のすきまから、彼女の見事な、形のよい胸にアクセス可能。
その盛り上がった胸の下。ぬれた肌に、腹筋が軽く浮きあがった。
彼女がまた股間の痛みに耐えかねたのか、腕に力を入れて体を引きあげたのだ。
「すごいね調布君。──ほら、くすぐってあげよう」
「きゃうっ」
そのお腹に指先をすべらせると、思ったより可愛い悲鳴を上げて調布が体をくねらせた。
「ほら、反省するんだ」
「豚、先生、──この、くらいで、反省、なんか。死んだ、方が、マシ」
そう、食いしばった歯のすきまからきれぎれに言った調布は。
切れ長の目を鋭く尖らせ、僕を憎々しげににらみつける。
ほう。まだ折れないのか。
僕は彼女を罰するべく、突き出た見事な胸の先端をつまんだ。
もみもみ、といじってみる。つまんで、手を放してみる。
さらにつまんで、容赦なくひねってみると、さすがに嫌だったのか胸を振るように体をねじった。もちろん離さない。
先端を指の腹で撫でてみたりすると、──固くなっている気配。
「エロ、教師!」
「そんなことを言ってはいけないなあ調布君」
ちょうど、彼女の果実は顔の高さあたりよりわずかに低いくらいの位置。
顔を寄せ。口に含んでみる。
れろれろ、と先端を刺激し。歯ではさむ。最初は軽く、そしてだんだん強く。声が出たところで噛むのを止め、今度はソフトに、しかしいやらしくちゅぱちゅぱと吸う。わざと音を立てて。そして繰り返す。
本当に怪我をするくらいには強く噛まない。彼女に屈辱感を味わってもらうのが目的。
噛まれ、吸われるたびに、彼女は身を震わせた。
彼女が、体を引きあげるのを止めた。
無理もない。懸垂のように体を持ちあげ続けるのは、並大抵の労苦ではない。
だいたい、両手首の痛みも無視はできないはずだ。
だんだんと、追い詰められてきた彼女の息が荒くなってきたように僕は感じる。
「はぁ、くうっ!──先生!ぶた、先生!
反省なんか、しないけど!
口で、抜きます!そしたら、放してくれますか!」
「反省がないなら、だめだよ調布君」
自販機で購入してきたグッズを活用してみよう、と僕は考える。今回の候補は、丸っこいローター。
僕は彼女の盛り上がった左胸の側の先端に、棚から持ってきたピンチ(挟む器具)を挟みつけた。
洗濯ばさみ型ではなく2つの板をネジで絞っていくタイプで、簡単に外れないように締めあげられる。
そのピンチに糸を付け、その糸を伸ばし。
さっき自販機で購入したローターから伸びているコード、その端に付いているスイッチと組み合わせる。
「これはちょっと難しいな、──あ、これでいいな」
押している間だけ入る式のローターのスイッチを小型のトング(∝←こんな形をしたやつね)ではさんでテープで接着して組み合わせ、輪ゴムでデフォルトでスイッチが入るようにして。
取手の両端に結んだ糸に張力がかかる(間が広がる)とローターのスイッチが切れ、緩むとスイッチが入るようにする。
かといってスイッチの押し下げ距離と体の引き上げ距離は違うので、その差を埋めるべく、両端に丸フックがついてる弱めの引きばね(備品)を間に噛ませて調節してみた。
超感覚さんの手助けを得て手早く作ったのだが、意外にうまく作動しそうだ。
この線は彼女の股間のある位置の、はしごの1段下にくぐらせてから胸につながるようにしよう。
「ほら調布君。すこしだけ応援だ。
体を持ち上げてる間、疲れた体をマッサージしてあげよう、──中から」
僕は巻き上げ機を操作し、軽く鎖を巻き取り調布を吊り上げ。股間に食い入るパイプの痛みから瞬時、解放する。
彼女が、はあっ、と息をつく。
調布の(もはや汗で、肌がてらてらに濡れている)股間に僕はさきほど、例のスイッチ装置の一端が結びつけられた、例のローターをあてがい。
そして片腕で彼女の片足を開かせ、濡れた谷間に押し込んだ。
「志野、先生っ!何を、──?」
「ほら、こういうことさ」
ふたたび彼女を吊るす鎖を緩め、調布の体を降ろす。股間に、ふたたびパイプが食い込む。
さらに両膝に結わえたパーベルの数を増す。少しずつ増えた重りはいまや片足5kgずつ。合計10kg。
彼女の中に押し込んだローターのスイッチの線の長さを調節し、たるみを消す。
彼女が体を持ち上げると、スイッチが上手く入るように。うん、大丈夫。
ローター自体が引っ張られてぬぷって落ちないように、強力な粘着テープでコードを腿に止める。
さて、どれだけ彼女を追いつめられるかな。
これがダメなら、蝋燭でパイプを焙ってみようかな。灼けつくくらいに熱く。
そう考えて、僕は悪魔の笑みを浮かべた。
──────
「はぁうっ!んぐ、んあっ、──志野、ああっ」
時間の経過とともに、彼女の股間を苛むパイプはいっそうの痛みを与えているようだ。
その苦痛から逃れようと、彼女は体を浮かそうと腕で体を浮かす。びっしょりと濡れた背中に背筋が浮く。
しかし、体を持ち上げると、すかさずローターのスイッチが入るのだ。
うぃーん、と無情に彼女の体内で蠢動するローターに、彼女の腕の力も抜けてしまう。
だが股間の痛みは、やはり耐えがたいようだ。
彼女は何度も何度も、懲りずに腕を引き絞って体を浮かせ。そしてローターによる別の責め苦に直面して力を失い、股間のパイプに落下する。
荒い息。しとどに湿った股間から、つうっ、と透明な液が一すじ流れ出て。もはや桃色に染まりきった肌を走った。
「ほら、どうする?」
はしごの裏に入り、手を伸ばしてローターのスイッチと連結していない方の胸をいじる。
(連結している方は、ぶら下げられたトングの重さでぎゅいっと引かれてて痛々しい。誰だこんなことをやったのは。)
「志野、先生。──助けて、ください」
いつも勝気な顔が、上気して赤く染まり。
閉じた切れ長の目の端も、火照って潤んでいる。
きれいな糸切り歯が、白くなるくらい噛み締めた唇に食い入る。
僕はその顎に手を添えた。彼女が、目をあける。睫毛に水滴がついている。
でも知ってる。まだ調布は折れてない。折れたようなプレイだと思う。まだまだ、追い詰める余地があるはずだ。
ただ、調布は体力があるが、さすがに疲れてきてるはず。いったん仕切り直そう。
「どうするかな。次は、別の実験をしようか?」
「そしたら、ここから、外してくれますか」
「そうだな、外してあげよう。でも別の実験がまだまだまだまだ続くんだぞ。いいな?」
「──はい」
しおらしくなった調布の頭を手を伸ばして撫で。
僕は彼女の胸の
僕は、巻き上げ機を回し、彼女の体を浮かせる。
股間からローターを引き抜くと、はうっ、と声にならない吐息が漏れた。
両足首の重りを外し、もはや縛った先が色が変わりかけていた足指の縛めを解く。
彼女が、深く息をついた。
股間のパイプをとりはずし。
巻き上げ機を操作し、今度は鎖を緩めていく。
ある程度緩めると、足がはしごの段に付く。さらに緩めていくと、彼女も腕を下せるようになる。
そこで巻き上げ機を止め、手首の革ベルトと鎖の間の連結をはずす。
解放された彼女の体を抱えて、床に降ろした。
彼女は立つことができず、しゃがみこむ。
「志野、──足がしびれてる。ごめん」
ロールプレイを解いた彼女はそんなことを言いながら、ひざをくずし、僕の足に抱き着いてきた。
「大丈夫大丈夫」
腋に手を入れると、彼女は一瞬びくっとしたが、力を抜いて僕の腕にしなだれかかってきた。
えいっ、と引き上げ。まだ足に力が入らないのだろう、僕に体重を預けてくる彼女の体を抱きしめる。胸の弾力を楽しみながら。
彼女が目を閉じ、少し頭を後ろにそらせたので、僕はすかさず彼女の唇を奪った。彼女が、ぶるっ、と身を震わせる。
ようやく彼女の腕にも力が入り。彼女の舌が、僕の口に侵入してきた。もちろん侵入し返す。舌を交互に吸いあう。
息が続かなくて、唇を離した。頬を赤く染めた彼女が勝気そうな、でもどこか恥ずかしそうな笑みを浮かべて僕をみた。
調布が愛おしい。もう、めちゃくちゃに骨が折れるくらい抱きしめてやりたい。
だが、──と僕は心を鬼にする。まだ、彼女は十分に贖罪しきっていない。まだまだ、追いつめないといけない。彼女が心から反省するまで。
「なあ調布。もうちょっと、いいか?」
「ええ、もちろん。
もっとハードでもいいわよ、針で刺したりとか、殴ったりとか。血が出てもいいから」
そう口では強気なことを言ってはいるが、彼女はかなり体力的には消耗しているはずだ。
ハードなプレイは避けよう。そうだ、昨日の紫藤と同じだ。精神的な性的プレイ。屈辱感を与えねば。
彼女を見やりながら、僕は次に彼女にしてやることの算段を考えた。
──────
プレイスペース(?)の中央に、僕は拷問用と思われる多目的台を引き出した。
高さが変えられるが、今は腰より少し低いくらいの高さになっている。
壁の拷問具棚から、ずっしりと重く冷たい、鉄の拘束具のセットを一つ選んで、この多目的台に設置する。
この多目的台は鉄枠や鉄板で頑強に補強してあり、その鉄板や鉄枠にはネジ穴が切ってあり。
様々な道具が、大きく頑丈な蝶ねじで簡単にその台に固定できるようになっている。
設置が終わると、
やはり消耗したのだろう、床にぺたっと座り込んでいた、いつもより力感のない彼女を。
えいっ、と抱え上げて、台の上に乗せる。
彼女の匂いが、僕の脳のどこか中枢部を刺激する。
「これ、──もしかして、こうかしら?」
「ああ、それでいい」
彼女は拘束具の形状から、正しくその用途を見抜いたらしい。
僕は自主的に目的どおりの位置に手足を置いてくれる調布を、この拘束具に取り付けていく。
彼女は台の上に、手足をついて這うような姿勢になった。
両足の膝の間を4、50cmほども開いた状態で、両足首、両膝を固定する。
幸いにも(?)まだ両手首と膝上の革ベルトは外していないので、それを台の輪っかに連結具でつなげるだけでよかった。
お腹に巻いている黒革ベルトも、ちょうど目的どおり。
このベルトも、台の中央の金属環につなげる。鎖をわざわざ噛ませるのが面倒だから、調布は立て膝なのに、お腹を台につけてもらった。ちょっと無理な感じなくらいに、すごくお尻を上に突き出した姿勢。
首には新たに黒革ベルトを巻き、これまた台にぎちっと固定する。
腕を背中側で拘束する。手首どうしを束ね、両ひじ上にもベルトを巻き、拘束。
つまりさっきと同じような、こんな姿勢→ _|\○ に調布は固定された。
(ただし、お腹は台にほとんどつくくらいで、背中を大きく反らせてお尻を突き出してもらってる)。
そこで僕はいったん、浴室に赴き。
エレベータホールで買った、怪しげな錠剤を溶かした水溶液をビーカー(頭のおかしいオーナーによって、大型のものが紫外線消毒器の中に備え付けられていた)に作った。
水は温かめのぬるま湯。夏とはいえ、体温が下がるとよくないだろうし。
「もしかすると、──それ、あたしに?」
横目でそれを見た彼女が、目を見開いて僕を見上げる。
わずかにポニーテールが乱れて顔にかかった髪越しの視線に、僕は嗤い返した。
「ああ。のどが渇いただろうから。
たっぷり飲んでもらおうと思う、──下の口で」
調布の、ぐっと突き出された大きな丸いお尻。
浮いた汗を備品のタオルで拭くと、拘束具の許す限りで彼女がお尻をくねらせた。──嫌がるように、しかし誘うように。
シトラス系の香水か制汗剤かの匂いが、ほのかに漂う。
彼女のお尻の谷間の「(i)」の部分を、僕は盗みみた。盛り上がった白い土手に、すっと縦筋が入っている。
動悸が高まり、血圧が上がっているのを感じるが、──鼻血は出ない。よしっ。
ただ、やっぱり二人とも条件を揃えておかなきゃな。と、僕はぐっと自分の衝動にブレーキをかけて思う。
でないとこいつら、どのみち情報交換して。
また「あたしこんなことされた」「わたしまだだよ!ズルい!」とかやるからな。
道具棚から手足拘束用なのかもと疑われる強力粘着テープを選び、適当な長さに切り。
調布の股間の「縦筋」部分を隠すように、タオルで汗を拭ってから張った。
彼女は身動きせず、テープを受け入れる。
「i」の下の長い棒の部分に相当する筋はテープで隠されたが、なぜかいっそう卑猥さを増した気がする。
1リットルくらいも入りそうな、大型注射器。
紫藤にはこまごめピペットだったけどな、調布にはこれでいこう。ほら、体格の違いということで。
この大型注射器に、先にソフトな「⊂」状のソフトなシリコン素材のついているカテーテルを接続する。
大きなお尻に、カテーテルの「⊂」の先端を押し当てる。
「ほら、挿れるぞ。力を緩めろ」
「──わかってる、わかってるわよ、でも頭でわかってても力が抜けないの」
あ、準備が必要なんだな。と僕は思い当たった。
たしかに、僕の気づかいが足りなかった気がする。
「ちょっと待ってくれ。──よし。ほら、受け入れて」
僕は使い捨てのごく薄い指サックを、左手の人差し指と親指、中指に装着し。
さらにぬるぬるしたローションをなじませ。
そして人差し指の先を慎重に、調布の唯一塞がれていないピンク色の穴に押し当てた。
「志野、これ、志野なの?指?」
「ああ」
僕は右手で彼女のお尻を抱え込むようにしながら、左手の人差し指を彼女のそれに軽く、ほんの5ミリ程度、爪のさらに半ばくらいまでの深さまで入れる。抜く。また入れる。焦らないように、しかし執拗に。
「ん、んあっ」
彼女も緊張を緩めようと努力してくれたのだろう。繰り返していくうちに、ぴくっ、とそこが間歇的にひくつき。その回数が増え。
幾度目か、わずかに結び目が緩んだと思ったときに、僕は少し強めに指を挿れて侵入させた。指の第一関節くらいまで。ぎゅっと締めつけられる。
彼女が、落ち着かなげに身じろぎした。
「ねえ、志野。変な気持ち。なんだか、足りないっていうか、──」
「もっと変にしてみよう」
わずかに緩むと、指を抜き差しする。少しずつ、深く指を沈める。
差し挿れるたびに、調布の肛門がきゅっと指を締めつける。彼女の中は、熱く感じられた。
僕は第2関節くらいまで入るようになった指で、その締めつけと指先の熱を楽しむ。
「志野、なんか、なんか足りなくて違うの。
あ、違うけど抜かないで、違うんだけど、でも気持ちよくて──」
「大丈夫、足りないものをみつけてみよう──抜くぞ」
指を抜くと、彼女が、ふー、と息を吐いた。
「志野。──来て、来てよ」
「ああ、でも、まず飲んでもらうぞ」
カテーテルを再度、お尻に押し当てる。今度はカテーテルの先端が入った。
押し返す力を感じたが、ゆっくり押し当て続けると、急にぬるっと飲み込まれた。
「あっ、──」
「痛いか?」
「痛くない。感覚もないんだけど。
でも、お腹が張ってるっていうか、──『何かある』って感じ」
彼女が苦労しながら首を回して、こっちにこわばった笑みを浮かべる。後頭部のポニテが新鮮だ。
僕は微笑み返すと、大型注射器の
「感じる?」
「ええ、そうね、──どんどん、入ってくる。変な気持ち。でも、温かい」
お湯が冷めてなくてよかった、と僕は思う。
「ほら。頑張ったな、半分入った」
「1リットルの半分?まだ、もう半分あるの?」
「ああ。でも、すぐだよ」
そのまま、ぐっと押し込み続ける。調布の体の中に、水溶液は流れ込んでいく。
「ほら、──これで全部」
プランジャーを押し切り。彼女の中に温かい水溶液がすべて注ぎ込まれた。
怪しい薬の効果、出るまでどのくらいかかるかな。そもそもプラシーボ薬だったり?
「お代わりしてもいいし。──多すぎたら、吸い取って戻そうか?」
「どっちも、絶対やめて。もう入らないし。
吸い取ったりなんかしたら、冗談じゃなくてコ○すわよ」
ちょっとマジな声で調布が牽制する。たぶん、吸い取られた腸の中のものを見られるのが嫌なんだろうな。
どうせ、この先調布は屈辱にまみれることになるのにな、と僕は彼女を憐れむ。
(紫藤の時と異なり、僕は調布が出すところまでしっかり見届けようと思っている。)
「さて、しばらく栓をするよ」
透明な、柔らかい素材(シリコンゴムかラテックスだと思う)の栓を手元に用意し、カテーテルを抜く。
この栓、
紡錘形の尖った(といっても、先は丸い)の部分を、カテーテルを抜き終わった調布のお尻にすかさず押し当て、沈めていく。
「どう?苦しくない?」
「──苦しくはないけど。ちょっとその、──出したい。出そうな感じがするの」
調布が言うには、出そうで出ない巨大な○○○がある感じがするそうだ。
不快ではないが、きっと出したら爽快な感じがするかしら、と苦笑しながら言う。
「そうだな、10分間。10分間待とうか。その間に、楽しませてよ」
さっき、国領が調布に使ってた道具。
あの電撃を与えることができるスタンガンもどきを手に、そう嗤った。
──────
10分間の待ち時間。
僕は調布に目隠しをし、口に強粘着テープを張って、体のいろいろなところに電撃を浴びせて楽しむことにした。
ばちっ、とショックを与えると、彼女が全力で反応してくれる。
連結具が壊れるんじゃないか、というくらいに、すごい勢い。
やがて僕は、ショックを与えなくても彼女が半狂乱になって枷から逃れようとしていることに気がついた。
粘着テープをはずす。ばりっ、と音がして結構痛そうだが、──。
「うばっ、志野、お願い!早くっ!」
口からよだれが出たので慌てて拭くが、いつもなら気にするだろう彼女はそれどころでない様子。
「どうした?」
「だから、早くっ!」
「さて、どうしようかな。
僕が器を当ててあげるから、そのまましてみる?」
「──志野あんたね、──それ無理。絶対ダメ。
でも、じゃあ、──見ていい。見てていいから、せめてトイレ使わせて」
この姿勢じゃ無理、きっと飛び散るわよ。汚れたら困るし!という彼女の言葉に。
それももっともか、と僕は思い。
しょうがないなー、と彼女を台から外す。
手足のベルトは外さないまま、彼女はトイレに突進。もちろん僕も。
「なんで来るのよ!」
「見てていい、って言ったじゃないか」
「──せめて、じっと覗き込むのはやめて。お願い」
まあ、充分に調布に恥辱を与えられるか。
僕は切羽詰まった彼女と交渉し。栓を抜くのはやらせてもらい、その後は彼女と手を握り。彼女が用を足すのを見守った。
しかし、そこで僕は一つの疑問を抱いた。いったいどうしてだ?
──────
「なぜって?
野暮なこと聞くわね、アイドルはう○こしないの、臭くないの」
──うーん、調布は美人だがアイドル系って感じじゃないよな。
それはともかく、理由がわからない。
調布は、出したいものを出し切り。
そして「万全を期したいから」という彼女の要望と(何が万全なのかよくわからない)、出すところを見なかった埋め合わせという僕の欲望の結果として、もう1回その場で彼女に薬液を注入して、出させた。
しかしその1回目、2回目を通じ、「臭い」がしなかったのだ。ほとんど全く無臭。これは、──?
思い悩む僕の様子が面白かったのか、調布はシャワーで髪を洗い流しながら、笑って白状しはじめる。
(調布に用を足させた後で、僕たちはシャワーを浴びた。洗いっこしたよ。
調布の肌に走る鞭痕が痛々しかったけど、肌は破れてないし大丈夫、って調布は言ってる。)
「本当は、ペット用なんだけど。
ほら、排泄物の臭いが消える、そういう餌があるのよ」
──そんなんがあるのか!
彼女によると。
ペット飼育用の餌の中に、排泄物の臭い消し用のものがあるという。日本ではあまりまだ普及していないものだが、輸入雑貨店でみつけた。人間が食べても大丈夫な品質のものを。
白い短いチョークのような外見。正直、美味しいものではないというが。
「食べたんかいっ」
「ええ、ここしばらくね*1」
ほら、あんたがハルカとあんなことヤったし。だったらあたしたちだって、シないと不公平でしょう?
だから準備したのよ。苦労したわ、毎食ごとだったし、聞かれても答えるわけにいかないし、──と。
盛り上がったピカピカの胸(僕がピンチで挟んでスイッチをぶら下げてやった方は、挟んだ痕が赤くついてる)を張って、勝ち誇る調布に。
呆れるやら感心するやらだが、途中から僕は別のことで頭がいっぱいになってきていた。
「なあ、それじゃさ、──」
「なあに?ごめん、すぐ終わるから」
長い黒髪を手際よく手櫛をかけながらドライヤーで乾燥させていた彼女は、始末がついたのか振り向く。
大型のタオルを、胸から腰にかけて巻いているだけの姿。
下着がないと谷間ができないって聞くけど、調布はできてるな。タオルで抑えただけなのに。
「この後、──いいのか?」
「あんたね、──これで終わりなんて言ったら、殴るわよ?あたしの準備は何なの、って。
時間、十分あるし。もちろん、ヤるに決まってるじゃない」
そして、その答えに興奮しきった僕は。
もちろんのこと、彼女をそのまま強引に抱え上げて浴室を飛び出し、ベッドに直行した。
そろそろ固くはりつめ、鬱血しすぎて危ないアレを持て余しながら。