タイムリープで同級生の残酷な運命を変えようと頑張る話。 作:Marchhatter
「一応、うちの女の子のこと、ちゃんと面倒みる必要もありますんで。」
僕たちの目の前に、痩せた肩の、写真で見た女。そして目が暗い長髪のひげ跡の濃いやせた男、そして筋骨たくましい、目つきの悪い固太りのバンダナの小男。
付き馬みたいなものが出てきてしまった。しかも2人も。
やはりマークされていたのか。この女の人、おそらく遊ばせとくわけにはいかないので客は取らせるが、元さんが睨んだ通り、外への連れ出しはNGだったのだろう。
「それに、そちらさん2人じゃないですか。取材も含めて、変なことになりそうなら全部お断りですんで。」
「いや、3人で普通にやりたいだけだ。取材なんてたいそうなものじゃない。それに、」
スポーツ新聞とか、結構書かせてるじゃないか、おたくも。と冗談に紛らわそうとするが、全く揺るがない。
かえって疑惑を深めたような気配がある。
「そっちの子ですけど。ほんとにプレイするんですかねえ。」
調布は答えない。
「ほんとは嬢じゃ、ないんじゃないっすか?」
相当、ファッションや何かは崩しまくったし、自信なげに背中を丸めてもらってたけど、やっぱり隠し切れない挙措動作とかで、そう思われてしまったらしい。
固太り男が、無遠慮にじろじろ調布の端正な顔を覗き込む。
調布はギラっと目を光らせるが、約束通り、一言もしゃべらず、目を伏せて俯く。半ばほどまで緑に染めたツインテールの髪が揺れる。
外見は女子校生コスプレのイメクラ店員、起伏のある体も相まって学生には到底みえないのだが。
僕が頑張るしかない。
元さんに借りた薄い色のサングラスが不快だ、押し上げる。
「当然だろ、プレイする。ただ、昨日ヤリすぎて今日はムリできなくて、な。」
苦しい言い訳を試みる。
あの日だ、って言い訳はおそらく効かない。チェックさせるつもりはないが、されたらアウトだ。
「下でなくて口でもできるじゃないっすか。その子が入れるか、口で抜くってんなら、信じますけど。それにあんたら、ーー」
疑ってる。どうせしないだろう、という読みだな。
男たちは入り口をふさいで、ただでは返してくれなさそうな気配も。
なぜここまでする?
一つ考えられるのは、やはり知られるとヤバいことに関与してる可能性。
女に証言されるとまずいとか?
クスリとかか?
「なあ、やっぱりこいつがそうなんだろ?お前、ちょっと肩と背中を見せろよ!」
横から固太り男が僕に目を据えて、口を挟んできた。
肩と背中?何の話だ?
いや、まてよ。
筋肉男、特徴的なタトゥーがあったな。確か、肩。
この前、あの筋肉男が殺した風俗店の店員。あれってもしかすると。
そいつだと勘違いされてるのか?掠りもしてないぞ。
だけどまずい、警棒みたいなものを持ったこの固太り男が前に出てきてる。
超感覚は発動できそうだ。こいつは強面だし、実戦経験も豊富そうだが。やるしかないか?
本当は避けたい。今後、接触がさらに難しくなってしまう。
そのとき、すっと調布が僕の肩を後ろに引いた。
黙ったまま、シャツのボタンを外す。シャツを取り、上のタンクトップを脱いだ。
思わず僕も、男たちも目が吸い寄せられる。
調布は黒いスポーツブラをしていたが、僕に外せ、とでもいうように背中を指差す。
指示に従って外すのを手伝う。ぼろん、とブラに締められていた、張りのある胸が出る。
調布は無感動に胸を手で隠し、男たちに背中を向け、チェックさせた。
調布はチェックが終わると、ブラはつけずにタンクトップを着、ブラウスを羽織り、腕組みした。
組んだ腕の上の胸でブラウスが押し上げられ、存在を主張した。
こうなったらしかたない。
僕も上半身、裸になる。それなりに筋肉がついたつもりだ。でもまだ細いかな。
「店員さんよ。なんか変か?ああ?」
こっちも気分を害したように言葉を崩し、少し圧を加える。
「いや、確かにスミはねえが、でも、そっちの子、ーー」
調布が、背中チェックが終わった僕の袖をまた引いた。
そして背中を向け、ホテルの床の絨毯の上に腕と膝を突いて、四つん這いになる。
男たちの方に振り向き、顎で行け、と戸口にしゃくる。
あ、これは?そういうことか。
「ヤれるって言ってるんで、こいつと最初にヤるけどよ。だがよ、見世物じゃねえんだ。」
秋月さんの、あの伝法な口調を意識してコピーする。
「さすがによぉ、人の女を金も払わずじろじろ見るのは、どうかと思うぜ。」
「あ、ああ、だが、ーー」
「最初に入れるところだけだ。大サービスだ、それ以上見るなら金取るぞっ!」
「ーーわかりました。おい、サブ、ーー」
どうも物腰の柔らかめな長髪男の方が上司(?)らしい。固太りを抑える。
調布がここまで身を張ってくれたんだ。演じるしかないよな。
僕は痴女スタイルで超短い調布のスカートの下に手を伸ばし、調布が腰を上げたせいで少し見えてるショーツをずらした。膝までのつもりが、調布が膝を浮かせたので足から抜き取る。
はぁっ、と吐息を調布が漏らした。
腿の接合部の、内股の部分の盛り上がりがエロい。
男たちは、魅せられたように微動だにせず見ている。女も。見るなよ。
しまった、一瞬思考停止してしまった。
調布には、悪いことをした。長くこいつらに見せるべきものじゃない。
そう、入れるところまで、といったが、入れたように見せかけないとな。
だいたいゴムもないし、いや備え付けのがあるはずだ、だけども今から取りに行くってのも格好つかないよな。僕が演じるイカれた男はそんなことしないだろう。いや、そういう話じゃなくて、だいたい入れちゃだめなんだ、だってーー。
ベルトのバックルを外し、下を脱ぎ、固く屹立したそれを出す。調布から意識をそらすために、調布への目線を遮る、男たちに近い場所で。
男たちと女の人が僕のそれに注目して、息をのんだ気配。なんだ?
「お客さん、あんたの、ーー」「確かにそれなら潰しちまうぜ、こりゃーー」
男どもが何か言ってるな。でも半分も頭に入ってこない。
調布に向き直って近づいた僕の嗅覚を、酸っぱいような甘い匂い。汗の匂い、女の匂いが打つ。
そっちにもう、注意力のほとんどが行ってしまってる。
スカートを少しめくって、調布の突き出された丸く大きなお尻の、脚の付け根の間のそれ。
柔らかいふくらみに、縦にスジがある。その、人体のもう一つの唇を僕は凝視した。
僕のものが、期待にいっそう固く、大きくなるのがわかる。
調布が腰を振るように、大腿をこすり合わせるように身じろぎする。
誘うように。匂いが高まる。
僕は背後から調布の足を乱暴に開かせ、その間に割って入り、膝立ちした。
調布のよく発達した大きな腰を両手で捕まえ、自分のそれをあてがうそぶりを見せる。
割れ目に当てがわれたそれを察知して、僕のそれに貫かせるように調布の腰が突き出されるが、僕は自分のそれをずるりと反らし、調布の割れ目の溝に滑らせるようにした。
濡れた調布の溝を、僕のそれが擦り上げる。調布が、声にならない激しい息を吐き、背中を一層強く反り返らせた。
本当に貫かれたような、感じているような、迫真の演技。
僕は賭ける。後ろから、つまり観客たちの位置からは、挿入されているように見えるはずだ。
「おい、いつまで見てるんだ?分かっただろう、毎日、同じ嬢に無理させられんってことが」
ブラフ。
僕がサルみたいに盛ってるせいで、相手が1人だと無理で2人に分散する必要がある、って思わせたい。話のため、時間も長めの90分でとってあるし。
いや、粗末なモノなんですけどね、比べたことないからわからないけど、多分。後ろからはサイズなんて見えないでしょ。
「すんませんっした!」「大丈夫っす、時間つかわせてすんません。延長にしときますんで、ゆっくりお楽しみください。ーーおい、ダブル(120分)でいい。旦那に壊されんようにな。」
固唾を飲んでみていた男たちは、僕がアレを調布のそこに宛がったまま上半身をひねって呼びかけると、はっとしたように動き出し、そう答えて。
慌てたように、出ていった。
バタン、とドアが閉まる。
騙されてくれたようだ。
後には、僕と調布と女の人が残された。
さて、どうしたものか。
離れようとしたのを察知してか。
調布が上体を絨毯につけ、支えていた腕を背中に回してきて、調布の腰を指が食い込むほど強く掴んでいた僕の手を捕らえた。
離れるな、とでも言うかのように。いや、言っているのか。
それが僕に、かあっと理性を失わせた。もう止まれなかった。
挿入はしていない。だけど、スキンなしのいわゆるマ○ズリになってしまう。素股と違って、分泌液を通じてSTDや妊娠の危険もある行為だ、そう聞いたことがある。でも止められなかった。
最後の理性のかけらで、先のカウパー線液がだだ洩れしている亀さんの頭の部分はそこには直接当てずに、当てるのは茎にとどめようとする。
おそらくは調布の腹に、僕の亀さんの頭が当たる。汗ばんでいるのだろう、滑らかな濡れた肌の刺激。入れているような感覚。
調布の溝を、自分のソレがこすり上げる。痛くならないように、優しく動かす、振動させる、押し当て圧迫する。軽く棒で叩く。しかしそれらの度に、切なげに調布が体をくねらせる。絶妙の演技だ、よな?
強く押し上げたとき、声にはならない、かはっ、といった息が調布の口から漏れ、頭が絨毯に崩れ折れた。
本当に調布を犯しているかのような勝利感、そして局所への快感で、僕はいつの間にか我を忘れて、許しを請うように腕を床に這わせ、腰だけを上げた姿勢の調布のそれを、執拗に自分のもので擦り、責め嬲り続けていた。
気が付くと、僕のそれが出る寸前で。
調布はいつのまにか、ぐったりと力を抜いて床に崩れ折れている。意識があるのかどうかすら、よくわからない。
擦っていた棒に絶頂感がこみ上げてくる、僕のそれがびくびくとけいれんするように動き、そして堪えられずに白い液が噴出した。手で押さえる。
すぐそばにいつのまにか寄ってきていた中年女が、間髪入れず手に持ったタオルを、僕のそこにあてがってくれた。かろうじて、そこら中に僕の液がまき散らされるのを防ぐのに間に合った。
びくん、びくんととめどなく出てしまう。すまぬ。
「すごいんですね。」
そう中年女に言われ、その恬淡として変化がわかりにくいが、本当に驚いているらしい顔をはじめてまじまじと見返した。
あまり目立った特徴はないが、細面で悪くない器量だと思う。目じりの少し下に、泣きぼくろがある。
髪はつやがなく、染めていないのか、少しだが白髪も見える。苦労しているようだ。
手首には筋。リストカットの痕?
「あの、お客様。その子はもう失神してるので、寝かせた方が。後は私が、ーー」
そう言われて、調布のことに意識が向く。調布、大丈夫か?
下半身のさらけ出されたお尻も大腿も、肌がてらてらと光っている。息が荒い。
見ていると、その濡れた肌に、また勃ってきてしまった。
調布をベッドに抱き上げて置く。別のタオルで汗を拭き、できる限りで服を整える。
さてどうしよう、と思って振り向くと、女が服を脱ぎ始めている。
手で止めると、女はいぶかしげに脱ぐのを止めた。
考える。まず、確認せねば。
このホテルは一応ビジネス兼用という建前だ。枕元にメモ用紙がある。
付属の安っぽいボールペンで、書いて女に見せる。
”盗聴、ある?”
メモを見た女の目が、見開かれた。