タイムリープで同級生の残酷な運命を変えようと頑張る話。 作:Marchhatter
6/27 誤字のご指摘、ありがとうございました!
ナギさんが、身を固くして俯いている。
連れてこられたときから、こちらを見ようとしない、挨拶もしない。
ぎゅっと目をつぶった薄幸そうな顔には、拒絶と嫌悪の表情。
連れてきた男は、おそらく逃げられては困るからだろう、監視しているという気配濃厚だったが、それと関係してる?
それとも?
あれ。そもそも、僕たちだということに、気づいてないみたいだな?
柔らかく背中を叩き、顔を指差す。つけていた変装用サングラス(今日は念のため、携行してきていた)を外すと、ナギさんが、あっ、という顔になった。
声を出しそうになっていたので、口の前に指を一本立てて、片目をつぶると、頷いた。少し安心したように微笑んで。
次に、自分の目を指差し、目で問いかける。ナギさんは、首を振った。
次に、自分の耳を指差し、目で問いかける、ナギさんは、首を頷いた。
部屋を丸く指で振って差すと、首を振る。そして、バッグの中を指差した。
今度は、こちらが頷く。
「ああ、挨拶なしかぁ?覚悟あるんだろうな!」
わざと盗聴対策に、大きな声でバッグに呼びかける。
そして、自分で自分の腿のあたりを、バシッ、バシッと叩いてみせる。
「申し訳ありません、お客様。」
ナギさんが乗ってきた。声はいかにも殴らた後のように震わせて、でも表情に乏しいナギさんの顔が、明らかに少しほころんでいる。
「ああ、分かればいいんだ、分かればよぉ!」
チンピラの真似をし続ける。手では、ごめんね、とサイン。シュールだ。
「おら、とっとと脱いで風呂に入れよ!たっぷり溺れさせてやらぁ!」
大声で促して、目で問いかける。ナギさんが頷いた。
バッグをできるだけバスの遠くにおき、そのバッグの近くで服を脱ぐ。
ナギさんも、そっと服を脱ぎ始めている。
あれ。調布も、せっかく買って着せていた、まさしく童貞殺しな感じのワンピースを脱ぎ始めている。
僕は首をかしげながら、部屋のBGMをオンにして音量を上げた。これで、多分盗聴はできまい。
ーーーーー
バスルームに入る。8畳は余裕である広さ。
今日はこちらで過ごすことを想定して、あらかじめマットや椅子の設置を指定しておいた。
指で口を指差す。指で○を作って問いかけると、ナギさんが頷いた。
「すまなかった。怖かった?」
「ーーはい、昨日から変なお客様が多くて。」
やはり、紫藤継父の友人なら嗜虐的なプレイで連れ出していい、となったらしい。
そのようにはからった紫藤継父の関係者、この組織の運営者とみて間違いないな。
それはナギさん本人にも伝えられており。
さっそく昨日の昼、夜とハードなプレイを強要されたらしい。
ナギさんの背中に、鞭と思われる新しい数多くの傷。
そして太腿の外側に、棍棒で殴ったような、内出血の痕。ーーこれは、蹴られたのかな?
それらは昨日の昼のプレイでついた痕で、夜のプレイでは、傷跡はつかないものの、縛られて延々と浴槽に沈められたりして、水責めの拷問を受けたとか。
他方で今日の午後はこれまで客が付かず、今日の夜は食事が出ないかもしれない、と考えていたとか。
話を聞いている調布が、怖い顔をしている。
そしてそんなところに僕たちが、長時間プレイのダブルでナギさんを呼び出した、紫藤継父の友人と称して。ナギさんは、きっとコツコツと時間をかけていたぶり抜かれるのだろうと思っていて、あんな怯えた態度になっていたらしい。
あまりに可哀そうだ。
ところで、僕には疑問が一つあった。
「この前は、ーーこのお尻のところに、結構ひどい打ち身があったけど。」
新しい傷は確かに増えているのだが、ナギさんのお尻に青黒くついていた、古い傷がなくなっている。
かなり残りそうだ、と思っていたのだが。
他の女のお尻なんか見てたの!?といわんばかりに、僕のお腹が調布の勁い指で摘ままれた。痛い。
ちなみに調布も、お風呂に入ってきてる。しかも、髪以外にはタオルを巻かず、若い肢体をさらして。
調布の体を目にすると、思わず勃ってしまう。だから目をそらそうとするのだが、調布はそれが不満そうだ。
ナギさんも、なかなかしっとりとしていながら起伏のあるいい体をしている。だが、調布のは、すごい。張りがあってぴちぴちしてる感じ。たとえば太腿も細くはない、でも、関節部は締まってることからわかるように、筋肉なんだな。視界にはいるだけで、フルにエレクト不可避だ。
「どういうわけか、治ってしまいました。」
ナギさんは薄幸そうな顔に困惑の表情を浮かべ、言葉を濁す。
ただ、推測できる理由はある。
紫藤からの話、そして今ナギさんから聞いた話だと、ナギさんは、客が付かない日は食事すらもらえていなかったらしいのだ。
僕らが客としてついた後、2、3日は客がついて食事が出されたというから、そのせいかもしれない。
本来、もっと早く治るべき傷が、体の材料となるたんぱく質を含んだ食事がもらえず、残ってたってことじゃないだろうか。
そう僕の推測を述べるが、ナギさんはやや首をかしげている。
「ねえ。ナギさんに何か、食べるものあげられないの?」
「あ、今日は大丈夫だと思います。その、お客様がつきましたので。昨日お客さんがついたので、今日のお昼も、いただいています。」
「ああ、でも何か後で渡すよ。非常食にしてくれればいいんだ。」
ひどいと思うが、僕はナギさんに名前を一部しか明かしていない。
信用しないわけじゃない。バレて口を割られたときに、被害がないようにと。
だから、いざとなったら口を割っていいって、ナギさんには言ってある。
ナギさんは、死んでもそんなことはしません、と言ってるから、かえって心配なんだ。
ともかく、僕の鞄の中に入ってる非常食のカ○リーメイトとか、後で渡してあげよう。
それはそうとして。
「あれからの話を聞きたい。」
ナギさんが、頷いた。
ーーーーー
紫藤実父とは無事に接触。また優しくしてもらったらしい。
逃走計画のことも伝えた。紫藤の書付を見て、紫藤実父は娘のものと分かったらしい、涙を流していたそうだ。
もちろん、飯場からは逃げたいとのこと。
労務者たちの扱いは、他の飯場と比べてどうかは分からないのだが、やはりひどいもののようで。
紫藤実父がいたときでも、労務者の一人が熱射病か何かで倒れたのに、放置されていたとか。
その後、医者が呼ばれたかどうもわからないが、救急車は来ていない、そして誰もその労務者をその後見ていない。多分、ーー
「埋められてるかもな、それ。」
「ひどいものね。」
飯場の仲間の話によると、過去には反抗的な労務者が殺されたのではないか?という疑いもあるそうだ。
そういうこともあったので逃げたいという者もいるらしい。ごく信頼のできる奴に限って、直前に声をかけることにしよう、と紫藤実父は考えてるらしい。
その死んだと思しき労務者の埋葬場所が分かればな。流石に警察も動くと思うのだが。
現在のところは、決め手にはならない。
「あと、いくつか教えてほしいことがある。」
子供のことを聞く。
ナギさんは、子供のことになると弱気になる。結構、芯の強い女の人だと思うんだけど、子供は溺愛してる。
人質にされると動けない感じなのだろう。
あれ以来、強く要求して、2、3度だけ会わせてもらったらしいが、子供も元気がなく、会うと「まま、いない、やだ」と、抱き着いて離れないらしい。
聞いてるだけで切なくなるよな。
それはそうとして。
調布に子供の受け取りを頼もうと思っていたが、聞いた話からすれば、男の僕がやる方が自然かもしれない。
あたりまえだが、嬢は仕事があるので、連れてくるとき、家に帰るときには保育所(?)に来ることはあるが、手の空いてる男のスタッフが送迎に来ることも多いらしい。それに、最近軟禁されているナギさんの子供については、店で手の空いている男がその都度来て連れ出しているようだ。
それに似せた方が自然かもしれない、とのこと。
男のスタッフの出入りも結構あるらしいから、新顔でもなんとかごまかせそうかな。
また、飯場でのお仕事の部屋のことなど、飯場のことで知っていることも聞いてみた。
目星をつけていた通り、お仕事場所は2番目にまともな建物だ。あの離れだな。
防音性はある程度あるらしいが、時間帯によっては廊下に順番待ちの列ができるらしい。
正面からの救出は、無理だ。
発煙筒で注意を引き付けて、と考えていたが、ーー
「部屋の裏の窓から、逃げられるかもしれません。」
飯場においてナギさんの仕事場になってる離れ。これが、敷地の端にやや近い、軽く傾斜したところにある。
仕事部屋は二つあるが、どちらも裏に窓がある。
窓は、部屋の中からすればかなり高い位置、天井近くにあるが、裏の斜面からだと膝くらいの高さ。つまり、部屋が半地下室みたいな感じなのだ。
そこなら、あるいは、こっそり抜け出せるかも。
紫藤実父にナギさんを抱くと見せかけて入ってもらい、一緒にぬけでてもらう。
それも選択肢の一つだな。
紫藤実父とナギさん以外の逃走希望者には、逃げる合図だけ、直前に教えよう、ということに。
紫藤実父とナギさんを逃がす途中に、攪乱のために爆発音を起こす。
それを目安に、他の逃走希望者には逃げてもらう、それまでに数か所、鉄条網は切り破っておく、ということにするつもりだ。
ーーーーー
調布も交えて情報交換を進め、一応、これで実行できそう、というところまで固めた。抜け出すに適した時間帯、労務者の多くが寝静まったりする時間帯なども情報交換する。ただ、ナギさんが知っているのは、あくまで客が途切れる時間帯。飯場の労務者としてはどうなのか、聞いてもらっておくべきだったかもしれないが、仕方ない。
できれば直前にもう一回打ち合わせたいが、それはもし呼び出しができれば。できなかったら、そのまま決行、ということに。
そして話が一段落したが。
ナギさんが、また上目遣いに、何かを懇願するように、ーー。
「ねえ。今日も、やっぱり必要なの?その、ーー精が?」
「はい。お情けをいただきたいのですが。」
それがないと、眠れないのです。
そういって、いそいそとイソジ○でうがいをして、椅子やら何やらを配置して。
今は、せっせと何やらローションらしい液体を熱いお湯と配合している。
これは。
思わず、僕の喉がごくりとなる。
噂に聞く、ーー。
「ねえ、バカ志野。まさか、この人の窮状につけ込んで、けしからんことしたりするんじゃないでしょうね。」
「いえ、大変力になっていただきましたし、お礼したいのです。ーーその、お二人に。」
申し訳なさそうながら、覚悟を決めた、意志の固そうな顔。
調布は、女の子には甘い。それが年上であっても。
案の定、ため息をつきながら、いいわよ、参考までに見せてね?と言っている。
さて。
「お体は洗われたと思いますが。ーーまず、即尺になさいますか?」
「ソクシャク!って、」
調布がすごい顔だ。
そんな風になってるのか!
僕がごくりと唾を飲みこんだのを、肯定と受け取ったのか。
僕をそっと不思議な、中空の椅子に導き。
座った僕の前に、ひざまずいた。
体をくねらせるように、お尻を上に突き出すように振って。
ときに上目遣いで切なげに見上げ、ときに乳首を膝や腿に擦りつけて。
そっと細い指が僕のものをしごき、あっというまに巨大化したそれを、丁寧に口に含んで舌で愛撫し。
ちらっとみると、目を皿のようにして、口も半ば開けて、調布が見ている。
僕が見ていることに気付かないくらいに。
やがてこみ上げる絶頂感。
勢いよく飛び出したであろうそれを、ナギさんは息を止めて口ですべて受け止め、飲み込む。
そして、すぐ口を離すのでなく、何度も舌で丁寧に舐めて吸い取る。
もうこれだけで払ったお金、元を取った気分だ。
次に、そのまま僕の下半身を洗い。
ああ、こういう目的で、椅子が中空になってるのか。
僕の性器周りまで、お尻の方まで丁寧に洗われた。
そして、そっと後ろに回ったナギさんが。
少し熱めのローションを、僕の背中に塗り付け。
柔らかい何か。そう、これは。
乳房を当てている。
胸と、その先端の出っ張りが感じられる。
ナギさんの柔らかい乳房が、ぬるぬると背中のすべての面を移動していく。
想像を絶した気持ちよさ。
正直、疑問だったんだ。
ローションプレイって、話では聞いてことがあったけど、何がどんなふうに気持ちいいんだ?と。
いや、これはいいよ。嵌る人、絶対いるって。
もし、ここにいる調布にこれをさせたら。
そう思ったとたん、先ほど抜きたてのはずの僕のソレが、カッ、とみなぎった。
おそらくは軽く青みを帯びるくらいに、膨張してる気がする。
僕の肩にしなだれかかって胸で首元を洗ってくれてたナギさんも、それに気づいた。
軽く手で触れて。
息を飲んで、信じられない、ーーって、言ってる。
でも、今度は僕の体の前面にローションを垂らし、僕の体の横から、入り込むようにして。
胸で上半身を丁寧にぬるぬると洗っていく。左右、両方。
乳首の突起が、僕をどうしようもなく興奮させる。早く!あれを!口に!
股間のものも、ますます固さを増して、痛いほどだ。
ナギさんはそんな僕の焦燥を知ってか知らずか、丁寧に胸で奉仕してくれた後。
僕の腕を持ち、自分の肢で挟み。
あそこで、そう、あの筋の入った、やわらかなふくらみで。
僕のローションをつけた腕を、自分のそれで丁寧に摩擦し始める。
柔らかいナギさんの内股で、僕の腕が洗われていく。
後ろ向きに、僕にお尻をくいっと突き出すようにして。
至近距離のそれを、僕は目を皿のようにして観察した。
この部分には、前回見た痛々しい打撲傷の痕は全く見えない。お尻は豊かだが、まだきゅっと締まっている。
さっきも思ったが、思ったよりナギさんは若い。頭の中でナギさんの推定年齢を下方修正する。
そして、濃いピンク色の肛門、そこから少し離れて、今しも僕の上腕を撫でている、裂け目の筋。
ナギさんは、股間の毛を残していない。多分剃っている(か、剃られている)。
ダイレクトに、その柔らかい、極度に肌理の細かい肌で洗っていく。
ナギさんも、どうしてだろうか、股間で僕を洗っていくにつれて、息が少しずつ少しずつ、荒くなってきている。
振り向いたときに、ナギさんの顔が切なげに歪められ、伏せた目の間、眉間に苦痛を、あるいは快感を耐えるかのように、しわが軽く寄っているのがわかった。
両腕が終わると、今度は、ナギさんは僕の膝にローションをつけ、後ろ向きに跨るようにして、股で挟んでぬるぬると洗ってくれた。
腿の上を洗うと、今度は膝から下を、いわゆる蹲踞のような姿勢で、股に挟みながら、ーー。
そして、最後に僕の前に後ろ向きにひざまずき、お尻を僕の固いそれの周りにこすりつけるようにして、ーー。
急激に、こみ上げる快感。
「ナギさん、もう無理。出る。」
僕の声を聞いてはっとしたナギさんが、体を切り返し、僕の痛い、固く青く血管を浮かび上がらせたそれを口に含んだ。
ぴしゅう、と音がしたような錯覚。
びくん、びくんと律動。
思わず、ナギさんの頭をぐっとつかんでしまう。
でも嫌がりもせず、ナギさんはまた、目を閉じて僕のすべてを含み、飲み込んでくれている。
それどころか、きゅきゅっと吸い取って。
さっきより、はるかに多量の、そして濃い何かが出た感覚があった。
「ねえ、ーーあなた。もうそこらへんでもいいんじゃない?」
調布が、半目になって僕に問いかける。
入浴しているからというのもあるけど、たぶん、それ以外の感情もあって、顔が赤い。
「ああ、その、」
確かにな。うっかり快楽に溺れていたけれど。
だけど正直、こんな快感、もう味わえるかわからない。もう少しだけ、ーー
「申し訳ありません。お時間がまだ少しありますし、よろしければ、簡単ながらマットの方も務めさせていただきます。」
ナギさんは、そう言って。
そっと僕を今度はマットにいざなった。
少し冷めかけた水溶ローションを、熱い湯少々と混ぜ。
僕を仰向けに横たわらせると。盛大に塗っていく。
「くすぐったいかも、しれません。」
僕の頬にキスをしてくれたナギさんは、僕の体をその胸で丁寧にぬるぬると摩擦し、股で僕の腕や脚を挟みながら。
あらゆるところを、そう、文字どおり体のすべてを丁寧に舐り、キスしていく。
ちゅぱ、ちゅぱという音が、いかにも卑猥だ。
おへそのあたりまでそうすると、今度は体を入れ替えて、お尻を僕の顔の方に向けて、下半身にキスしていく。
ナギさんの突きだした腰の、その、割れ目と菊とが両方見える。尋常でない興奮。
がち、がち、と芯が入るかのように、僕のそれが起き上がった。
さっきまではあまり見えていなかったのかもしれないが。
はっきりと、起き上がった僕のそれを目撃したのだろう。調布が息を飲んだ気配があった。
足の指まで丁寧に舐めてくれたナギさんは。
戻ってきて、そっと僕の体に跨り、股に、ーー
僕、暴発しそうだ。早く、入れさせて、ーー
「ストップ!ねえ、そこまでよ。」
なぜか調布がストップをかけ、ナギさんは残念そうに離れた。
「時間は、まだあるはずなのですが。」
確かに、あと30分ほどある。
「そ、そうね。でも、ほら、」
もじもじと、調布が落ち着かなげに言う。
「あなたも大変だろうし、ーーその、あたしの分も、あるのよね?」
「あ、そうでした。」
一言もそんな話は今までしてなかったはずだが、そんな話がついていたのか?
疑問を覚える僕をよそに。
調布は、おもむろにナギさんと選手交代して。
お風呂に入って血色がよくなり、ピンク色になったその力強い肢体を、見せつけて。
僕の体に、覆いかぶさってきた。