「申し訳もございません……」
夜が深まってから起きだした太一郎は、黒い襦袢を引っ掛けただけの格好で、茶漬けをかき込んでいた。
正気に戻った美樹は、ジェニファーに頭を下げながら給仕をしていた。
女達も、紅色の襦袢一枚だけである。
「気にしなくていいわよ。夫婦なんだし。それにしても美樹さん、凄かったけどね」
「あうぅ……」
美樹は真っ赤になりながら、俯いてしまった。
「タイチロウが悪いのよ、タイチロウが。『腹八分に医者いらず』っていう言い回しがあるでしょう、この国にも。しつこく注いだって、妊娠するとは限らないのよ。ほどほどでやめておきなさい」
「別に構わんだろう。俺達は夫婦なんだし」
「夫婦だからって、何でも許されるわけじゃないでしょ。子供を作るのは、あくまで女の仕事であって、男はそれを手伝ってやることしかできないの。だから、ちゃんと女の身体を気遣わなくっちゃ駄目。それが男の甲斐性ってものよ。分かる?」
「むむむ……」
太一郎は茶漬けをかき込んだ。
「大体、あなたは、いつも美樹さんのことを考えてるの? 自分がやりたいことをやればいいと思ってるんじゃないの?」
「あの、ジェニーさん、もうそれくらいで……」
「美樹さん、あなたももっと嫌だって言わないとダメよ。タイチロウの好きにさせてたら、身体を壊しちゃうわ」
「は、はい……でも、わたくしは太一郎様の妻ですので……夫を支え、夫の望むことは叶えて差し上げるのが妻の務めだと……そう信じております」
「もう……やっぱり、あなた達には私が必要みたいね。いいこと、タイチロウ。私は美樹さんのように甘やかしませんからね」
「むむむむむむ……」
梅干しを口に放り込む。酸っぱさが口いっぱいに広がって、自然と口が窄まる。
ジェニファーは、実に口うるさい女房だった。
「何がむむむよ。私を女房にした以上、不摂生、無責任、放蕩三昧は許さないわよ。私を幸せにするって言ったんだから、何が何でも妊娠させてもらいますからね。私だって、まだ若いんだし、研究もあるんだし」
「それはわかっている。おれも、お前に子を産ませたい。二度とあんな薬は作らせたくないんだ」
「そうね。じゃあ、まずは健康的な生活を心掛けましょうね。ほら、さっさと食べて、行水してきなさい。次は私の番よ」
「あ、ああ」
太一郎は茶漬けを掻き込むと、井戸端へと走った。
「ふあぁ~あ……ねみぃ……」
太一郎は眠そうな顔をしながら、頭をがしがし掻いた。
なんと口うるさい女房だ。そう思ったが、ふと気づくと、太一郎は楽しそうに笑っていた。
◆◆◆
(ああ、ジェニーさんのお尻、なんていやらしい……)
丸々と実った尻肉が歪む様は、実に卑猥だった。ジェニファーの尻は、太一郎が指で女陰をくじるたび、ぶるんっ、ぶるるっ、と震える。
「くひぃっ♡ あっ♡ あんっ♡」
ジェニファーは、太一郎に尻を突き出しながら喘いだ。
「はあ……♡ あ……♡ タイチロォ……♡ じゅっ、じゅっ、じゅっ……」
ジェニファーは、太一郎の陰茎にしゃぶりつきながら、自ら腰を振った。
「ああ……♡ タイチロウの、おペニス様……♡ 美味しい……♡」
美樹は、襦袢姿で部屋の隅に控えていた。夫とジェニファーの痴態に興奮してしまう。股にそばがらの枕を挟んで、必死に堪えている。
「ねえ、タイチロウ……♡ 早くちょうだい……♡」
「慌てるな、ジェニファー。節制が大事なんだろう? まずは口でおれを満足させるんだ」
「くっ……わかったわよ……。はぁっ……♡」
ジェニファーは、太一郎のペニスを頬張った。亀頭に唇を這わせ、竿に舌を巻き付ける。
「おほっ……おお……!」
「れろれろれろれろれ〜……♡ タイチロウ……♡どう? 気持ち良い?」
「ああ、いいぞ……! はあ……! うおっ……! あ、あ……! そこ……! もっと……! あぁ……!」
二人は実に楽しそうだったが、見せつけられる方はたまったものではない。美樹は、枕のつぶつぶが陰核を擦れる快感に耐えながら、二人の行為を凝視していた。
「んぶ、んん……ちゅうううっ、ちゅぱ、ぢゅるるる……んぐ……ぷはあっ……はあっ……はあっ……」
ジェニファーが口を離すと、太一郎のモノは唾液でぬらぬらと光っていた。ジェニファーはうっとりとため息をつくと、またもや太一郎のものをくわえ込んだ。
「はむ、はむ……はむ、はむ……♡」
「う、うぉ……おお……いいぞ、ジェニファー……」
「タイチロウ……タイチロウ……♡」
(ああ、わたくしも太一郎様のマラをしゃぶってあげたい……太一郎様のカリ裏に舌を這わせたい……太一郎様にお口を犯されたい……)
美樹は悶えながら、太一郎の剛直を見つめていた。視線に気づいているのかいないのか、太一郎はジェニファーの口技を堪能しているようだった。
「はあ、はあ、はあ……わたくしなら……わたくしなら……」
自分が、太一郎に奉仕する時はどうしたいだろうか。
最初は、肉棒の根っこと玉袋の境目に鼻柱をこすりつけて、太一郎の臭いを堪能する。臭いはいつも違う。家で書を読んでいた時、外回りから帰ってきた時、おそらくは人を斬って帰ってきた時、彼はいつも独特の臭気を放っていた。その匂いを嗅ぐだけで、美樹の身体はいつも熱くなる。
(次に、わたくしはは太一郎の子種袋を優しく揉みしだきます……。たくましいマラ様を顔に乗せていただいて、ころころして上げると、あの人はとても喜ぶのです……。それから、あの人の男根を喉の奥まで迎え入れて、わたくしの舌でしごいてあげます……。わたくしの舌は長いので、太一郎様はきっと喜んでくださるでしょう……。そして、最後はわたくしの口の中で、あの人はたっぷりと子胤を吐き出すはずです……わたくしはそれを飲み干す……太一郎様の精液を飲み干します……わたくしはあの方の妻ですもの……)
「ううっ……太一郎様ぁ……美樹も、一緒に……」
美樹は、自分の胸をまさぐり始めた。乳房を揉むだけでは我慢できない。乳首をつまんで捻り、爪を立てる。乳首が充血し、硬く尖っていく。
「ジェニファー、そろそろ出すぞ……!」
「んっ……!? んーっ!! んっ!!」
ジェニファーは太一郎の言葉に目を大きく見開いたが、すぐに嬉しげに微笑んだ。彼女は、より一層激しく尺八に没頭する。
「うっ、出るっ……!」
「んぶっ……! んっ……! んんんんんんっ!!!」
どくっ、びゅーっ、と音を立てて、大量の精汁がジェニファーの口腔内に放出された。ジェニファーは、それを一滴残らず吸い上げていく。
「太一郎さまぁ……美樹は、美樹は寂しいのでございます……」
美樹は、切なげな声で呟きながら、自らの股間をいじくり回した。
「ふぅ……」
太一郎は、ジェニファーの口から己のものを引き抜いた。彼女の唇と亀頭が糸を引く。
「あぁ……タイチロウ……タイチロウ……♡」
「ふう……」
太一郎は、ジェニファーの口元を懐紙で拭うと、美樹の方へと歩いてきた。
「美樹、どんな気分だ? おれを寝取られるというのは」
「はい……太一郎様……とても、口惜しく……ジェニーさんのお尻が、あんなにも卑猥に揺れて、太一郎様は幸せそうで……尺八されて、とても気持ちよさそうに子種を出されましたね……」
太一郎はしゃがみこんで、美樹の口を吸ってくれた。目を閉じ、彼の唇を受ける。
「んっ♡ んん……♡ん♡ ふちゅ♡ んんっ♡」
太一郎の舌が、妻の舌を絡め取り、引きずり出そうとしてくる。美樹はそれに応え、舌を絡ませ合った。舌先同士が触れ合うたびに、ぞくりと背筋が震える。美樹は夢中で太一郎の唇を貪った。口の端からは、唾液が溢れている。
「美樹、お前は本当に可愛い奴だな」
「はあ……太一郎様……♡」
太一郎は、美樹の耳を甘噛みしながら囁いた。
「なあ、今日はもう、おれはお前に子種を注がない。お前の身体が大事だからだ。ジェニファーの言う通り、おれたちは節制が必要だからな。だが、その代わりと言っては何だが……」
「あ……♡ はい……♡」
「美樹、おれと一緒にジェニファーを啼かせてみるか。あいつは、おれが女にしてやったんだぜ。あいつの身体のことなら、隅々まで知っている。おれが教え込んだんだからな。どうすれば、あいつは感じるか。どうすれば、どこを攻めれば絶頂するか」
「ああ……♡」
美樹は、こくんとうなずいた。
「では、やってみなさい。まずは、おれが手本を見せてやるから」
太一郎は、布団の上に仰向けになったジェニファーに寄り添うと、優しく口づけをした。
「んっ……ちゅっ……んん……」
「ん……はぁ……んむ……」
二人の口づけは、どんどん深くなっていく。太一郎の手が、ジェニファーの豊満な胸に伸び、柔らかな膨らみを揉みしだいていった。ジェニファーの乳房は、美樹のそれより二周りほど大きいようだ。
「あ…… 太一郎様……、美樹は、どうすれば」
「ほれ……美樹はおれの反対側に来て、胸を揉めばいい。こいつの乳はデカいだろう。こうやって指が埋まるんだ。揉み応えがあるぞ。乳首もこんなに勃起させて……触って欲しいんだろう?」
「はい……タイチロウ……私の旦那様……♡ 美樹さんも、遠慮しないで。妻同士、仲良くしましょう……? 私、あなたとも気持ちいいことを共有したいの……」
「はい……ありがとうございます、ジェニファーさん……」
美樹は、おそるおそる、太一郎の横に寝転んだ。そして、彼の手つきを思い出しながら、ジェニファーの乳房を弄る。
「あっ……美樹さん……上手よ……あんっ、もっと強くても大丈夫……。そう、そんな感じ……。ああ、タイチロウに揉まれるみたい……。タイチロウに愛されている時の自分を思い浮かべながら、優しく揉んでくれると嬉しいわ……。乳首は少し強めの方が好き……。んっ、はぁ、はぁ、はぁ……」
「はあ、はあ、はあ……」
美樹は、太一郎にされたように、乳首をつねったり、引っ張ったりしてみた。すると、ジェニファーの乳首はますます硬くなっていった。
「ジェニファーさんの乳房、大きすぎて掴みづらいです……。それに、この大きさなのに垂れていないなんて、凄すぎます……。美樹のおっぱいとは全然違うんですね……。はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……!」
美樹は、すっかり興奮していた。自分の手が勝手に動き出し、ジェニファーの身体を撫で回す。太一郎にされた時のように、乳房を揉んだり、乳輪をなぞって焦らしたりしてみる。
「おおゥ……♡ 美樹さん、いつもそうやってタイチロウに嬲られているの……? あなた、才能あるわ……。タイチロウよりもずっと上手……♡ 乳首を責められると、気持ちいいでしょう……? 私も乳首が大好き……乳首イキしちゃうくらい……。んっ……♡」
「はぁ、はい、お乳の肉より、先端のほうが好きで……太一郎様に焦らされたあと、こりこりしていただくと、気持ちよくて……! ああ、太一郎様……太一郎様……!」
「美樹さん、チュウチュウしましょう? タイチロウはきっと喜んでくれるわ。んっ……んんっ……♡」
「んっ……! んっ……!」
ジェニファーは、美樹の唇を奪った。舌は使わず、唇だけで愛撫してくる。
「んっ……んんっ……んっ!」
ちゅっ、ちゅ、ちゅっ、と音を立てながら、ジェニファーは美樹の唇をついばんでくる。美樹も太一郎を喜ばせたくて、できる限り唇をすぼめて口づけに応えた。
「んっ……♡ んちゅ♡ ちゅぱ♡ ちゅう、じゅるるる……」
「ふぁ……♡ ふぁあ♡」
ジェニファーの舌が、ぬるりと美樹の口の中に入ってきた。美樹はおずおずと舌を差し出す。ジェニファーは、それを吸い上げるようにしてから、美樹の口内を舐り回した。
「んっ……んんっ……んっ♡」
美樹は目を見開いた。これは、太一郎が自分を貪る時の動きにそっくりだ。絡め取られたままジェニファーの黒曜石のような瞳を見つめると、彼女は美樹に微笑みかけてきた。
「んっ……んっ……んっ♡」
美樹の舌は、ジェニファーの舌に絡め取られている。舌が痺れるような感覚。
(うう、さすがは太一郎様の初めての女。口づけが凄すぎる……)
美樹は、思わず目を閉じた。顔を離したジェニファーが、挑発するように言う。
「ふふ……♡ 美樹さん、あなたも凄いわ……♡ とっても可愛くて、とっても淫乱……♡」
「なんだ、美樹の負けか? しょうがねえなあ」
「はあ……♡ はあ……♡まだまだ、こんなものではございません。この美樹も、太一郎様の初めての妻。太一郎様が、どのように女体を泣かせるか、よく心得ております」
美樹は、自分たちの絡みを楽しげに鑑賞していた夫の手をきゅう、とつねる。
「いてえな、何だよ美樹」
「太一郎様、わたくしはジェニーさんを泣かせとうございます。どうぞ、あなた様のマラ様でジェニーさんを貫いてくださいませ」
「望むところだ。おれがジェニファーに子を孕ませる、その手伝いをしてくれよ。おれの子供を産ませたら、お前にもその子に乳をやってもらう。みんなで家族だ」
「はい、太一郎様……」
美樹は、うっとりとした表情で太一郎の言葉を聞いた。太一郎の顔は獣のようであって、また菩薩のようでもあった。美樹は、彼の顔を見るたびに胸が高鳴った。
「タイチロウ……素敵……♡ 私、タイチロウの赤ちゃんを妊娠したいの……あなたの子種を、私の子宮の奥まで注いで……?」
「ジェニファー……!」
ジェニファーも、また美樹と同じなのだろう。太一郎の子種をねだり、彫刻のような美貌を淫らに歪める。
「ジェニファー……! おれは、おれはもう……我慢できねえ……!」
太一郎は、猛々しく反り返った己の剛直を握り締めた。先走り汁が滲んでいる。彼は、ジェニファーに覆い被さると、彼女の秘所に男根をねじ込んだ。
「ああ……! タイチロウ……! あーっ♡ あぁあぁあぁ♡♡♡♡♡♡」
絶頂する。
ジェニファーは、身体を仰け反らせ、喉元を晒しながら果てた。太一郎が腰を打ち付けるたび、乳房がぶるんと揺れる。
(いいえ、ぷるんより、ぶるん……ですわ。太一郎さまの、あの巨きなおマラ様に突かれると、胸があんなに激しく揺さぶられて……ああ、ジェニーさん……羨ましい……♡)
太一郎の腰使いは、男の秘術、三浅九深だ。三度は浅く、九度は深く、最後は根元まで突き入れて奥を刺激する。
「あっ……あっ……あっ……あ゛……っっ♡ おっ、おっ、おうっ、おうっ、うあっ、あおっ、おっ、おっ、お〜〜〜〜♡」
ジェニファーは、太一郎の律動に合わせてよがり泣く。
「いいぜ……いい……ジェニファー……!」
美樹はごくりと唾を飲み込んだ。太一郎はとにかく足腰を鍛え抜いているから、深く浅くも早く遅くも自由自在である。
あれをされると本当にたまらないというのは、他ならぬ美樹がよく知っている。それに、太一郎の精力は底なしの腎張りだから、一日中だって愛し合えるのだ。
「ジェニファー、どうだ! おれのはデカいだろ? ほら、もっと欲しいって言ってくれよ!」
「はいっ♡ タイチロウのおチンポぉ♡ タイチロウの極太カリ高おペニス♡ しゅごい♡ すごいぃ♡ 太くて長くて硬くてぇ♡ んお 、お おっ、 お 〜〜」
ジェニファーは、いやジェニファーもいやらしい言葉を好むようで、しきりに言い立てる。
美樹はたまらなくなって、自分も卑猥な言葉を吐いた。
「ジェニーさん、何と淫らな、下のお口から淫水を吹き出して! お漏らしですか? わたくしの夫に犯されて悦んでおられるのですね。 なんていやらしくてはしたない方っ。 太一郎様のような好き者にぴったりの、させ上手な名器をお持ちでいらっしゃいますのねっ!」
「タイチロウ♡ タイチロウ♡ タイチロウ♡ タイチロウ♡」
ジェニファーは、もはや美樹の声など聞こえていないようだ。ただひたすら、愛する男の名を呼んでいた。
「おお、いくぞジェニファー! もっと気をイカせて、おれの魔羅を欲しくさせてやる……!」
「お゛っ、う゛っ、タイチロウ、きて、来て♡ 私の中、タイチロウのでいっぱいにして……♡」
「くっ……出すぞ……! 孕め、おれの子を、孕んじまえ……!!」
「ああ、嬉しい♡ 待ってた、ずっとこの日を待ってた! 産む、絶対産むから、タイチロウの赤ちゃん産むからぁっ……♡」
二人は、互いの肉体を強く抱きしめ合いながら達した。そして、美樹はというと……
「わたくしも、もうだめ……! イキます……! 手わざだけでイッてしまいます……!! ああ、太一郎様、太一郎様ぁ……♡」
太一郎とジェニファーの激しい交わりを見ながら、美樹は自慰に耽っていた。美樹の股間はびしょ濡れで、太一郎の剛直を咥え込むように、指を膣内に出し入れしている。
「んっ……んんん……♡」
太一郎は、ジェニファーの中から男根を抜こうとしない。美樹にしたのと同じように、二発目、三発目へと突入するつもりなのだ。
「太一郎様、まだ足りませんの……? ジェニーさんに叱られますよ」
「おれだって、こんなに金玉がぐつぐつ煮え上がるのは生まれて初めてだよ。お前たちを同時に孕ませてやると決めたんだ。絶対に逃がしはしないぞ」
「ああ……太一郎様……♡」
美樹は、太一郎の雄々しい決意を聞いて、ますます昂ぶってきてしまう。
ジェニファーも、まんざらではない様子だ。
「ふふ……♡ タイチロウったら。出したばっかりなのに、ペニスが木みたいにガッチガチじゃない。でも、そうよね。私もまだまだ満足できないもの…… ねぇ、今度は、私が上になってあげる。あなたに跨がって腰を振っちゃうの。どう、興奮するでしょう?」
「ああ、最高だ。早く、早くしてくれよ。お前の得意な宝船で、おれのモノを搾り尽くしてくれよ」
「あら、焦らないで。すぐに気持ちよくしてあげるんだから……♡」
「頼む。早くしてくれ。もう、おれは待ちきれないんだ……!」
(太一郎様も、ジェニーさんも凄い……あんなに元気で……♡)
美樹は、太一郎とジェニファーの情事を眺めつつ、自らの秘所を弄っている。仰向けになった太一郎の男根は、あれほど大量に射精したというのに、いまだに天を衝いている。
ジェニファーは太一郎の左足を抱え込むと、大きすぎる乳房を太い脚に密着させて太一郎をくわえ込んだ。二人の結合部が丸見えになり、太一郎の肉棒が根元までずっぽりとはまり込んでいるのがわかる。
「ぁっ。……っ……♡ か、固……♡」
ジェニファーは、ゆっくりと腰を上下に動かし始めた。太一郎の巨大な逸物が、ジェニファーの秘裂に出入りする。そのたびに、ジェニファーの尻が波打ち、太一郎の身体が小刻みに震える。
「んん……んぅ……♡ ぁ……はぁ……ん……♡」
「ああ……いいよ……いい……!」
太一郎が、低く押し殺した声で呟いた。その声に反応するように、ジェニファーの秘部がきゅっと締まる。
「ん……太一郎……♡ あなたのおペニス、素敵よ……♡ 太くて、固くて、カリが高くて、裏筋が張っていて……。私がこの世で唯一愛するおペニス様、どうか私を太一郎から寝取ってぇ……♡」
「ははは、何を言うんだ。お前は魔羅の女房か? それとも尻の嫁か? どっちにしろ、俺はお前の夫なんだからな。しっかり子種を受け止めてくれよ……」
太一郎も頭が茹だっているのか、思いついた単語を片っ端から並べている。
「ああん、そんなこと言われたら、また子宮が疼いてきちゃうわ……♡ いいわよ、たっぷり注いでちょうだい……♡ 今日こそはきっと妊娠できるはずよ……♡」
(ああ、すごい……あんなに激しく腰を動かされて……♡わたくしも、もっと強く擦らなくては……♡)
「はぁん、タイチロウ、タイチロウ♡ ああっ、気持ちいいわ! もっと奥まで突いて、私のウテルス壊してぇ!」
「ははは、壊すもんか。おれのっ、子をっ、産んでくれるっ、大事なところだろうが!」
「きゃうん! そうよ、そう! もっと愛して欲しいの……! 私の子宮を、タイチロウの精子でいっぱいにして……!」
太一郎とジェニファーは、お互いの性器をぶつけ合うようにして愛し合っている。美樹は、二人の様子をオカズにして自慰をしているのだ。太一郎の妻である自分が、他の女への種付けを傍観していることに、美樹は強い倒錯感を覚えていた。
しかし、いくら指で女陰をくじいても、美樹は絶頂に達しなかった。とどめは太一郎に刺してもらわなければならない。
「太一郎さまぁ……! 太一郎様……! 美樹はもう我慢できません……!」
美樹は、太一郎の胸板を押しつぶすようにして、夫に自分の尻を晒した。
「もう、これ以上は無理です……! わたくしのおぼぼを、お仕置きして下さい……!」
「っ、へへ……! も、もう音を上げるのか? 仕方のない女房様だな……!」
太一郎は美樹の秘所に舌を伸ばすと、美樹の割れ目をべろりと舐め上げた。美樹の体がびくんと跳ねる。
「ああ……! ざらざら、ざらざらが……! わたくしの肉芽に……! だめ、だめだめだめだめ! もうイッてしまいます……! イッてしまいます……!!」
「おいおい、早すぎるぜ。まだこれからじゃないか」
「だって、だってだってだって! 太一郎様のお口が、ざらざらの舌が、わたくしの敏感なお豆ちゃんを舐め回すんですもの……!!」
「か、可愛いやつ……! じゃ、ご褒美にイカせてやるよ!」
「ああ……! 太一郎様ぁ……♡」
「ほれ、ここがいいんだろう? ほぉーら、もっとイカせてやるよ……!」
「はああっ♡ にゃあああっ♡きもっ、気持ちいいっ♡全部知ってる♡ このベロベロ、わたくしの弱いところ知り尽くしてるっ♡」
「はは、当たり前だ。おれはお前の亭主なんだから」
「んんんん~♡ そうですぅっっっ! 太一郎様は美樹の旦那様だから、何でも知っているのですっ♡」
「ああ、そうだ。おれはお前の全てを知っているんだ。お前がおれのどこを愛してるかも、おれはお前以上にわかってるんだっ」
美樹は媚びるように尻を揺らしながら、叫ぶような太一郎の言葉を噛み締める。
「はいぃ……! 美樹も太一郎様のことなら、何もかもわかりますぅ……!」
「そうさ。おれたちは夫婦なんだ。だから、おれの言うことを聞け。おれの望みを叶えてみせろ。ジェニファーと一緒に、おれの子を産め! ジェニファーも分かったな! お前たちは出楠太一郎の女房だ! おれのものだ!! おれだけの女だ!!! ああ、もういくぞ! 出すぞ……!」
美樹はジェニファーと手を繋いだ。目が合うと、イキかけのジェニファーは淫らに微笑む。
「美樹さぁん! 一緒にイキましょうね! タイチロウの赤ちゃん孕んじゃいましょ! 二人で幸せになりましょ……!」
「はいっ、はいぃ……! 太一郎さまぁっ、出して、出して、お出しになってぇっ……! ジェニーさんの膣内を、太一郎様の子種汁で満たしてあげて……♡」
「くそっ、出る! ああ、出る! 受け取れっ! 全部飲み込めっ……!!!」
「あ──っ♡! ああ、熱い……♡ ああ……♡あ──っ♡! すごい、まだ出てるぅっ!!」
太一郎は、射精の瞬間に腰を突き上げながら、美樹とジェニファーの尻に交互に平手打ちをした。
「ほら、もっと締めろ! 最後まで絞れ! おお、締まる……!」
「ああ……すごい……♡ タイチロウったら、出てる、まだ出てる……♡」
「はぁ……ん……ん……♡ 太一郎様ぁ……♡」
美樹は丸い尻にえくぼを作りながら、ジェニファーの瞳を見つめて達した。
(ああ……太一郎様が、わたくしを支配している。ジェニーさんが、太一郎様に支配されている。これが、女に生まれたものの幸せ……♡ 心が満たされていく……。ああ、なんて素敵なの……♡)
三つの若い肉体が、繁殖の快楽に溺れていた。震えながら、互いに互いを抱き寄せ合いながら、三人ともが絶頂の余韻に浸っていた。
◆◆◆
翌朝。起きだした太一郎は、日課の鍛錬をこなし、朝食の支度を始めた。美樹は完全にへばってしまっており、起きる気配がない。
得意なわけではないが、武者修行時代は旅先で何度も火を起こして米を炊いた。腹を満たすだけならなんとでもなる。
「ふぁあ……おはよう、タイチロウ」
「おう、起きたか」
「昨日はすごかったわねぇ……」
「ああ、まったくな……」
二人は同時にため息をついた。
太一郎は白粥をよそうと、ジェニファーに差し出した。
「すまねえが、美樹にも持って行ってくれ」
「ありがとう」
腰の立たない美樹を座らせて、三人で粥をすする。
「も、申し訳ありません……わたくしが不甲斐ないばかりに、太一郎様のお手数をお掛けしてしまって」
「気にすんなよ。それにしても、あんなに気をやったのは初めてだ。おかげで俺も腰が痛い」
「でも、素敵だったわ。またやりたくなったら、いつでも言ってちょうだい」
太一郎は首肯する。まさに魂が溶け合うような、濃密で甘美な交わり。
宝船には七福神が乗ると言うが、まさに二人は太一郎の福の神であった。
「ああ、その時は頼む」
「太一郎様ぁ……わたくしも、是非お願いいたします♡」
美樹は、太一郎に甘えるようにすり寄ってきた。
「あの、それで……その、聞いておきたい事があるのですが」
「どうした? ……あいたっ」
美樹が、太一郎の脇腹をつねった。
「ジェニーさんに聞いたのですけど、太一郎様に懸想している娘さんが他におられるとか……」
太一郎は、咄嗟にお雪の事を思い出した。
「そ、それはだな、うむ、なんというか、その」
「いるのですね?」
「あ、いや、ううむ、まあ、そうだな。うん、いるには、いる」
「ど、どのような方なのですか!? その娘も、妻にするのですか!?」
「ううむ、それが、なかなか気の強い娘で、何と言うか、色々と問題のある奴なのだ」
「そんなことないわよ。タイチロウの事が好きなだけじゃない」
「わたくし、太一郎様のことは、なんでも知りとうございます。夫婦という決まり事は既に飛び越えてしまっていますし……教えてくださいませ」
太一郎は、覚悟を決めることにした。お雪はあの性格だ。逃してはくれないだろう。彼女が自分に愛想を尽かすか、どちらかが死ぬか、それとも自分が彼女を受け入れるか。道はその三つしかない。いずれにしろ、自分とお雪は一蓮托生。命を共にするのだ。
「わかった。では、お雪という娘のことを話そう」
沈黙が降りる。
「……どうした? お雪の事を聞きたいのではないのか? おい、ジェニファー」
「……お雪ちゃん? お英ちゃんじゃなくて?!」
「お雪と言うと、あの時わたくしを助けてくれた槍の……? 太一郎様、あなた、あんな
太一郎は狼狽した。それはもう、目の玉が飛び出しそうなほどに。
(お、お英ちゃんだと?! あの女ねずみが、あの娘が、おれを……!?)
◆◆◆
船がゆっくりと港を離れ、湾外へと向かっていく。関門海峡を抜け、長崎へと向かう船だ。
お英の
それを見ながら、太一郎は思う。
(お英ちゃんが、まさかとは思うが、おれのことを……)
今の所、太一郎にとってお英は仲間だ。隠密同心ではないが、時には金で、時には情で、自分たち家族とお雪を助けてくれた。
だが、何分にも、殺人狂としての秘密を打ち明けた相手である。それが自分に好意を持つなどと、太一郎には想像の埒外であった。
お雪が水筒を持ってやってくる。
「太一郎兄貴、お茶は無いって。酒も駄目だってさ。麦湯もらったから、これ飲んで」
「おう、ありがとよ」
お英は相変わらず、ぼーっと遠くの海を見つめている。
太一郎は彼女から目が話せなかった。
「兄貴」
お雪が、腕を絡めて身体を寄せてくる。
「なんだ? お前も飲むか? 」
「いらないよ。それよりさ、お英のことなんだけど」
「う、うむ」
お英が振り向く。太一郎はどきりとするが、平静を装う。
「考えてたこと、当ててあげようか。お英はおれの事好きなのか、だとしたらどうして好きになったんだろうって」
「お、おお、そうだ。その通りだよ。お雪ちゃん、まさか知ってたのか」
「ふふ……」
お雪はするりと離れると、こう言った。
「今に分かるよ。きっとすぐにね。それより兄貴、気を抜かないでよ。あたしらは、これから長崎と天草で〈黒いデウス〉の尻尾を掴まなきゃならないんだからね」
(第六回 太一郎、宝船に乗る 了)