ベアトリスは、書庫から解放された人工精霊だ。
しかし、性欲からは解放されていないので、
まだまだ思春期並みの精神を持った中学388年生と言っても過言ではないだろう。
更にその学校では性教育が盛んではないのか、
388年経ってようやく世の中の心理を教えてもらったようだ。
さて、彼女は一体どんな行動をとるのかな。
ボクとしても、非常に楽しみな所だ。
ラムと一緒に部屋から出てきたベアトリスは、顔を真っ赤にしていた。
どこまで話したのか、取り敢えずラムに聞いてみる。
「おいラム、どこまで教えたんだよ…?」
「心配しなくても、そこまで深い情報は与えてないわ。後でバルスに絡まれるのは、ラムだって御免だもの。」
「お、気が利くな。んで、どこまで?」
「赤ちゃんの出来方と若いカップルがセックスを安易にしてはいけない理由、前戯の仕方、体位、自慰…」
「お前を頼った俺が馬鹿だったよ!どこまで教えてんだボケ!」
「ハッ!」
何を誇らしげにする事があるのか。
ラムは無い胸を張り、「私を褒めなさい」的な雰囲気を出していた。
「あれ?スバル達何してるの?…何でベアトリスは顔が赤いの?」
「少し黙るのよ!そうじゃないと…いや、ここは頼りにしようかしら。」
ベアトリスはそう言うと、スバルの下から離れ、エミリアの後ろにトコトコと歩く。
そして腰の横から顔を出し、
「ス、スバルとは今日は寝ないのよ!こm…エミリア、一緒に寝るかしら!」
「えぇ?私はいいんだけど…」
「え?俺は嫌だよ?そんな!ベア子ぉぉぉ!」
叫びも空しく、ベアトリスはエミリアと一緒に夜の廊下の暗闇に消えて行ってしまった。
「…」
「バルスも、いよいよ救われないわね。」
「お前が変な事まで教えたからだろうが!」
「文句があるの?」
「…ねぇよ。」
「ならいいわね。おやすみなさい。精々、ラムの美しい裸体でも夢想して自慰に耽っていなさい。悍ましい。」
「自分で言った冗談に悍ましさを感じるなよ…」
結局スバルは自室に戻り、いつもの温もりを思い出しながら一人悲しく寝たのだった。
☆★☆
悲しい待遇のスバルとは裏腹に、エミリア達は楽しく女子会を催していた。
二人の美少女が華やかに話している姿は、正にこの世の楽園だ。
「それで?その、せっくすって言うのが、赤ちゃんの作り方なの?」
「どうやらそうらしいのよ。」
…会話の内容が下ネタじゃなければ。
「えっと、もう一回話を整理するわね?」
「分かったのよ。」
「うん…。えと、まず前提として、私達の…お股に!何かが入るのよね?」
「間違いないかしら。…何だか、この話はエミリアにはしない方がいい気がしてきたのよ。」
恥ずかしさからか、顔を真っ赤にしながら話すエミリア。
話を変な方向へ盛り上げたベアトリスも、話題を持ち掛けた事を後悔している。
「そこなのよ。スバルのおちんちん…だったかしら?を見たけど、あんな物がベティーの体の中に入るとは到底思えないのよ。」
「おち…!」
「そう、おちんちん。あれはそうやって言う物だったかしら。…エミリア?」
ふと横を見ると、エミリアは今まで見た事が無いくらい顔が赤い。
耳まで真っ赤なエミリアに、ベアトリスは嫌な予感を感じる。
そしてその予想へ的中し、ベアトリスの心を大きく抉る事になった。
「そこって、お、おお、おしっこが、出る所よね…?」
「…は?」
「え、ベアトリス、そんな事も知らなかったの?」
ラムが今回ベアトリスに施した教育は、初めて聞く内容としてはかなりディープな物が多かった。
そのため、男子小学生が多様するような単語が教えてもらえず、
中学生のセミナーみたいなので聞かされるような事しか知識に存在しない。
説明の都合上多少の単語は覚えたようだが、それでも少ない印象だ。
例えてみるならば、「何も知らないけど取り敢えず話の流れに乗って誤魔化そう」
みたいな状態を想像してもらえるといい。
確実にその場所からは生還出来ないだろう。
「ちょっと、エミリアに聞きたい事があるのよ。」
「うん、何?」
「エミリアはどこまで知っているのかしら?」
「…あうぅ。」
エミリアは小さく声を挙げ、しばらく押し黙る。
そして、いきなりこちらを向いたと思えば、凄まじい勢いで話し始めた。
「お、おちんちんはスバルとかガーフィールとかオットーみたいな男の子のお股に付いてて!そこからおしっこが出るの!あ、ベアトリス、私、もう一つすごーく凄い事も知っちゃったのよ?なんとね、おちんちんからは、おしっこ以外の物も出るの!それの名前は…?あれ?えっと、えっと…」
「…無理しなくていいのよ?」
「なっ!」
☆★☆
…フフ、スバル君?いいですよ。ほら、レムのお口に、たっぷり…♡
「レム…れむぅ……むぅ……ぅ」
スバルは、久方ぶりの自慰に耽っていた。
異世界に呼ばれて既にかなりの時間が経過していて、体感時間なんてもっと多いだろう。
何度も猶予の無い時間を過ごし、何度も精神を凌辱され、魂を汚されたスバルには自慰を行う余裕など存在しなかった。
しかし、ここ最近は狂ったように毎日精の放出作業に勤しんでいる。
それは、エミリアに原因がある。
ある日、スバルは朝食が出来上がった事を伝える為、エミリアを部屋に呼びに行った。
普通なら既に起きている時間なのだが、何故かその直近は起きてこない事が多く、屋敷の人間全員が不思議に思っていた所だった。
そしてその謎は、スバルの前であっけなく解明される。
「あっ…起きなきゃなのに…んっ!指、止まんな…んんっ!」
声が聞こえたのだ。
スバルは興奮よりも先に疑問符が脳内に浮かび上がり、そのまま食堂に戻り緊急会議を開いた。
結果としては、エミリアに
彼女が自分で気付いたと言う結論になった。
そしてスバルは案の定忘れられる訳も無く、性欲に敗北してしまったのだ。
その行為は、スバルに極上の快楽をもたらした。
何か月も体に溜まる不快感。
毎夜毎夜スバルの思考を狂わせる自慰衝動。
毎日毎日スバルの欲求を奮い立たせる愛しい女達。
その全てを忘れ、ただひたすら自身の肉欲に従う。
ベアトリスが居なくなるタイミングを狙い、即刻始める。
ドアからベットまでは案外距離が開いているので、万が一の時もリカバリーが効く。
スバルは、時間を忘れて夢中になっていた。
「エミリアたん…レム…ベア子…好きだ…うっ」
☆★☆
一方その頃。
ベアトリスとエミリアの女子会も大詰め、話はとんでもない方向へ転がっていた。
「そ、それは、気持ちいいかしら…?」
「うん。ベアトリスも…やってみる?」
「恥ずかしいのよ…」
「何で?一緒にお風呂には入ったじゃない。」
「そ、それとこれとは別なのよ!」
エミリアの手が、仰向けになったベアトリスのパンツに触れる。
女児用パンツ特有のもこもことした肌触りが、エミリアに懐かしい思い出を想起させる。
聖域で見た、あの頃を。
「フフッ、ベアトリスったらまだお子様なのね。」
「むきーなのよ!ベティーだって、エミリアみたいなおしゃれなパンツくらい持ってるかしら!」
「じゃあ何ではいてないの?」
「そ、それは…」
ベアトリスは恥ずかしさで顔を背けてしまった。
その間もパンツは彼女の体から離れていき、遂に完全に足首から抜き去られた。
「ベアトリス、お股見してくれる?」
「え…?わ、分かったのよ…」
エミリアの問いかけに対し、素直に支持に従うベアトリス。
まだ知らぬ感覚を求め、彼女もいくらか興奮している。
「触るわよ…?」
「どんと、こい、なのよ…ひゃあ!」
「わ、濡れてる…」
エミリアがベアトリスの秘部に触れた瞬間、ベアトリスは稲妻が落ちたかのような衝撃を受けた。
今まで感じたどんな感覚よりも異質で、甘美な感覚。
一度しか触れていないにも関わらず、もうベアトリスの秘部は「受け入れる」事が出来た。
「どう、収まった?」
「あ、う、うぅ…何とか、意識は保ったのよ。」
「良かった。…じゃあ、指入れるわね?」
「ま、待つかしら!」
今にも入ってきそうなエミリアの指を止め、上目遣いで訴えかける。
「一緒に…怖い、から、一緒にイってほしいのよ。」
そう言って、ベアトリスはエミリアのショーツの中に手を入れ、秘部に触れる。
しっとりとした感触に、お互い興奮が隠しきれない。
「…」
「…」
視線が合わさる。
どんどんとお互いの顔が近づいていく。
二人の指は既に動き始めており、徐々に声が聞こえるようになった。
「あっ、あ、んん…!んっ!…えみりあ。」
「わ、私も…限界…!」
「なんか…何か、くるのよ!」
「うん、私も。」
「怖い…でも、なんか、ふわふわしてぇ!」
「うん」
「ぎゅって!してほしいのよ…あぁ!」
声も抑えず、本能のままに彼女は叫ぶ。
400年の契約は、彼女に自由をもたらした。
そして今、全力で自由を体感している。
「あぁ…あぁぁぁぁ!!」
ベアトリスは大きく声を挙げたかと思うと、激しく体を揺らした。
口元は緩み、唾液が流れっぱなしになっている。
「あ、私も…んっ」
少し遅れて、エミリアもまた彼方の楽園へと連れ去られるような感覚を受ける。
快感と絶頂の初体験を終え、声も出ないベアトリス。
それを見て、エミリアは聖女のように微笑んだ。
☆★☆
「ふぃー、出した出した。」
かなりの回数精を放出し、心地よい疲労感と共に眠りにつこうとするスバル。
しかし、幸か不幸か、今夜のスバルはまだまだ寝れない運命にあるようだ。
「エミリア!もうちょっと手前…あぁ!」
「ベアトリス、可愛い。あ、でも私ももうすぐ…」
「二人で!二人でイくかしら!」
廊下から、ものすごい会話がスバルの耳に届く。
「…え?」
スバルは恐る恐る声のする部屋へ向かう。
案の定扉は開いており、中の様子がよく見える。
そして、扉の近くには誰かが潜んでいる。
傍から見たら、とてもカオスな状態だろう。
取り敢えず、扉の前にいる人に接触してみる。
「おい。お前誰だ?」
「ふわあぁ!?」
「…ペトラ?」
スバルはまだ知らない。
この後自分に降りかかる災難を。
スバルはまだ知らない。
快感を覚えたてのベアトリスが、どれだけお猿さんになっているかを。
自分で書いててぐっちゃぐちゃになる今日この頃。