ハインツ編みたいな…できればいいけどね。
タイトルの仕様(?)もそれに伴って変化
紋章を背負いし男。
名を
「ヨハネス=トールだ。お前を今から殺す者だ」
「随分、礼儀正しいね。ハインツ•イングレッド…今から君をねじ伏せる者だよ」
「……」
「……」
お互い剣を構える
「凄いな…流石の勇者様だ…隙が無い」
「どうも」
「な訳ねぇだろ。お前、剣技はてんでダメみたいだな」
「ッッ!!」
一瞬で距離を詰められる。
なんとか一撃を塞ぐが
(とんでもない力だ…!)
身体強化魔法を使ったハインツを怯ませる
剣が腕を痺れさせる。
「ほら、終わりだ」
首を切り落とそうとする
「つっ!!」
避ける
避けきれなかった
首の皮が切られる
「避けてんじゃねぇよ!!」
二撃目。避けられない。
避けない。
「!?」
ヨハネスが振り下ろさんとする長剣に、何かがあたり、それを阻止する
見上げると、薄白く光る薄い"壁"
邪魔するように魔力の壁を作った
「死なないでよねッ!!」
「うごぉッ!」
腹に蹴りを食らわせる。
吹き飛ぶ
壁に激突
「常人なら…死んでるかな…」
「……ハハッ、あんな事ができるのか…"流石は魔法だぜ"…」
「ハインツ、手伝うわよ?」
「いや…いいよ…なんで魔法を使わない?」
「ペッ……さぁね」
口の中を切ったのか、吐き出すヨハネス
「舐められたもんだ…殺す気で来ないと、俺は止まらないぞ」
「まった。君の目的は何だ?あの魔人もだけど…」
「言っただろ、金だよ金」
「それだけか?…その…指名手配って何処から出てるんだ?」
「は……?国からだよ、フレイジア。知ってるか?フレイジア」
「…!!」
「なんでも魔族に寝返ったんだろ?さっき魔人を助けたのも納得が行くぜ」
「何の話だよ…裏切り?」
「まぁ気にするなよ…"新しい勇者一行"も結成されたらしいしよ…安心して死ね」
「もういい…!!眠ってもらうよ!!」
全力の強化魔法。
通常では制御しきれないほどの脚力、スピード。
だが彼はできる
それを正確に、相手に補足されないよう、"死角"から
(もらっ–––!!!
「見えてるぞ…!!!!」
「なっ!?」
目の前に飛び出す、拳。
油断した。
「ハインツ!!」
鈍い音が鳴り、吹き飛ぶ
「ハッ……これが勇者の称号もってんのか?笑わせんなよ」
「ま…ずい…わね」
鍛冶屋。
扉を勢い良く開ける、ローザ
「ハイドさーーーーーーん!!ん?」
「ん?あいつなら出てったぞ」
「えぇぇ……」
「ちょっとまった!お嬢ちゃん、あいつの連れか?」
「え、まぁ」
「あいつに伝言を…いややっぱいいや」
「えぇぇぇ…」
「ほら、行った行った!!」
今度は飛び出すローザ
(……なんか見覚えがある人だったな……)
街道。
ハイドは三人を探していた
「人が一人も…一体何処に…って」
前方に激しく動き回る二つの人影
一方はよく知っている女性
一方は知らない中年程度の男性
明らかに、殺し合いだった
「おいおい…!」
駆け出す
オリーヴァはヨハネスの攻撃をなんとか、塞げていた
だが、守りに入りきったぶん、反撃は不可能
(本当にまずい…!こいつ一体…!)
この男がハインツを殴り飛ばした時、彼女は違和感を覚えた
一瞬見えた黒い影。
身体強化魔法の特徴であるが…
少し違う、この男の物は、口から漏れ出しガスのように散っていた
覚えはある。
ゴーレムの時、ガーゴイルの時
"所有者がいない魔法"だ
(もしかして…!!!)
「もらったぁ…」
「っ!!」
容赦無く剣先が、彼女を捉える
「オリーヴァ!!」
「あぁ?ぐおッ!?」
顔面に一撃。
叩き込まれるハイドの拳。
「おっっそいわよ…!!」
「なぁ…もしかしてだけど…あの店の中で倒れてるのは…」
「そうね、そうなるわね…あとは任せたわ。ハインツの治療に入らないと…やばい」
「いいってぇぇ……老体にはキツイぜ、今日は特になぁ…」
埃を払う
「何か分からないが、捕まってもらうぞ」
刀を引き抜く
「あ?お前もかよ?殺さないのか?俺を?」
「……気分次第だな。いいこちゃんにしてりゃあ菓子を一つやってもいい。無いけどな」
「ハっ……お前は血の匂いが濃いなぁ…菓子って柄じゃないぜ」
「おかしいな、さっき落としてきたんだが…」
「行くぜぇ同類ィイ!!」
全ての攻撃が重く、速い。
「生きてる?ハインツ?」
「ん……なんとか……まだ痛むんだけど」
「死なせないのがやっとよ、まだ動けないわよ…私も結構疲れるんだから…」
「…ハイド…」
崩れた壁のおかげで外の様子がよく見える
何度も打ち付け合わされる武器
互角か…
「…いつも任せっきりなきがするわね」
「……考え直す必要が…あるかもね…」
「え?」
「僕だって男だよ。ま…考えるだけだけど……ぺッ」
"世界樹、根元"
「……もうそろそろか」
魔族の軍が世界樹にまで到着するまでの予想日数は、約10日
元々、世界樹より先に人類側が防衛線を敷いていたが…偵察兵はいまだ帰ってこない
テントを張って警備、もとい休憩をしている彼らは国々から集められた兵。
連合軍。
「負け」
「言うな」
「そもそも傭兵が大半を占めてる時点で終わってんだよ」
「…」
「なんで、俺が生きてるうちに限って…復活したのかなー…魔王」
「…魔王って、何が目的なんだ?」
「世界征服…?学校じゃそう習った」
「あー、おれ行ってないから知らなかったわ」
「……逃げるか」
「……どこに?」
「さぁ」
「ふん」
「…」
「…俺が兵になった理由は、家族を守るため…養うためだ」
「……愚問だったな…今日は風が強い。早く終わらせたい」
「……行こうぜ、見回りだ」
「あぁ……あ?」
「え」
彼らは宙を舞っていた
空を飛ぶ、一匹の鳥…
風が吹く。
だって五字熟語かっこいいの無いもの
作るか?