液体金属から開放された彼女たちを拘束する板が動いた。
「少し・・・休めるの・・・・?」疲れた顔でソフィアは言った。
ソフィアだけではない。彼女たちは皆、これからしばらくは休息が与えられると信じ切っている。
しかし、彼女たちは大事なことに気づいていなかった。
最後に異重合体がオーガズムに達してから、もうずいぶん時間が経っていることを。
板は彼女たちを元の体勢には戻さず、少し前傾姿勢にしてその動きを止めた。
「さっきは、この体勢ではありませんでしたよね。」
ビアンカは板の変化にすぐに気づいた。
「まだ続くなんてことはないと思いたいのですが・・・」
ルシアは答えた。
構造体の目線の先には、床の亀裂がある。先程異重合体のペニスが出てきた場所だ。
「ここから直線的にあの黒くて太いペニスが来るとしたら・・・」
リーフはそこまで言うと絶句した。
「その推測は、正解だと思います・・・。」
ビアンカがうなだれたように答えた。
異重合体のペニスが彼女たちに直線的に接近するとすると、その着弾点は・・・・
彼女たちの"口"である。
それを理解したのを見抜いたのか、亀裂から黒い影が勢いよく出てきた。
異重合体のペニスである。
しかし、さっきよりはカリ首が小さく、標的の深部に潜り込めるようになっているように感じられる。
「あっ・・・・♡」
口にペニスを放りこまれた4体の構造体のうち、ビアンカだけは甘い嬌声を漏らした。さっきの絶頂がフラッシュバックしたのだろう。
乱暴に、しかし正確に異重合体のペニスは彼女たちの口に飛び込んだ。
歯とペニスがぶつかって痛まないよう、亀頭は皮に包まれていた。
そして彼女たちの口の中で亀頭が露出すると、すさまじい臭いが口の中に充満する。
異重合体のペニスはその亀頭をカウパー液で濡らしていたため、ルシアたちの口の中ですぐにうごめき始めた。
舌、頬、歯茎、口蓋垂など、感触がそれぞれ異なる4体の構造体の口を、ペニスは四方八方に暴れまわる。
ソフィアはその臭いに若干吐き気を覚えたが、すぐに適応した。
ソフィアの舌は、まるで異重合体のペニスを掃除するかのように動き始めた。
自分で意識したことではなかったのだろうか、その顔には驚嘆の表情が見て取れる。
リーフは、異重合体のペニスを簡単に受け入れた。
臭いも味も気にならなかったのか、それともそれらに何らかの感情を抱いたのかはわからない。
しかし彼女は、舌、頬、そして喉奥といったすべての部位を使ってペニスに、いや、異重合体に奉仕を始めた。
ビアンカもリーフと同様に、異重合体のペニスを受け入れた。
ビアンカは先程ペニスの先端を口に含んで精液を飲んでいたため、口に放り込まれたペニスに全く抵抗しなかった。
心では拒否したいのだろうが、本能が異重合体に抗うことをやめようとしているかのように、美味しそうにペニスを頬張る。
ビアンカの口のどこにペニスがあるのか簡単にわかるくらいのバキュームも添えて。
『じゅる・・・・・・ぐぽっ・・・・・・・ぽこっ・・・・・・・』
『ぢゅーーーーーーーっ・・・・・・・・・・・ぢゅーーーーーーーっ・・・・・・ごくっごくっ・・・・・・・・・・・・』
彼女たちは、自らの口が発する下品な音など気にせず、一心不乱に奉仕を続けている。
構造体の本来の目的は、今だけは考えたくないようだ。
ルシアだけは違った。ルシアは異重合体のペニスを口から取り除こうとして、思い切ってペニスを噛んだ。
突如、ルシアに地獄が訪れた。
ルシアの身体にバチバチと電流が走る。
ビアンカの真理機体のような小規模のものではあるが、その色は明らかに安全なものではない。
真紅の電流は、ルシアの頭の先から足のつま先まで、鼻の先や乳首、クリトリスといった突起を避雷針として利用しつつ駆け巡る。
乳首やクリトリスを今までにないくらい激しく責められたことによる快感の現れか、それとも電流の痛みに泣き叫ぶ悲鳴の現れか、あるいはその両方か。
ぐぽぐぽ・・・とリーフたちがペニスに吸い付く音をかき消すように、電流とルシアの絶叫が響き渡った。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!♡!♡!♡!♡!♡!♡!♡」
ルシアの体は、まるで電気ショックを喰らったラットのように跳ねる。
跳ねた勢いで、後頭部を板に打ち付け続ける。
鈍い音も響き渡り始めた。
彼女の口の中は、痛みに抵抗した異重合体のペニスが暴れまわっている。その場のどの構造体よりもはっきりと、彼女の口からペニスの形が確認できる。
竿と亀頭だけでなく、カリ首の大きさや形状、鈴口の状態まで。
乳首やクリトリスには電流が集中し、彼女の淡いピンク色をしたそれらを視認することはできない。
ルシアはそのまま、意識を失うまで責められ続けた。
『じゅる・・・・・・♡ぐぽっ・・・・・・・♡ぽこっ・・・・・・・♡』
『ぢゅーーーーーーーっ・・・・・・・・・・・♡ぢゅっぢゅっ・・・・・・・・♡ずぞぞぞぞ・・・・・・ごくっ・・・・・・・・・・・・♡』
『じゅる・・・・・・♡ぐぽっ・・・・・・・♡ぽこっ・・・・・・・♡』
『ぢゅーーーーーーーっ・・・・・・・・・・・♡ぢゅっぢゅっ・・・・・・・・♡ずぞぞぞぞ・・・・・・ごくっ・・・・・・・・・・・・♡』
ルシアの惨状を横目に、リーフたちは異重合体への奉仕を続けていた。
ルシアのことを認識できなかった訳では無い。
ルシアの絶叫は空間をつんざくほどで、リーフらの口内をうごめく異重合体のペニスが驚いて動きを止めるほどだった。
ではなぜ、彼女たちはルシアを気にかけなかったのだろう。
拘束により動けないことをわかっていたから?
下手に動いてルシアと同じ目に遭うのを避けたかったから?
いや、違う。
リーフたちは、「雌」になったのだ。
―自分を圧倒する力を持った雄に奉仕することこそ、至上の快楽である
力のある雄の子種を受けることは、私達「雌」の存在意義である
力のある雄が望むならば、私達「雌」は何事でもその命を果たすべきである
力のある雄のペニス・・・いや「おちんちん」は、私達「雌」にとって生命維持装置に等しいものである-
リーフたちは、抵抗する痛みに抗うより、異重合体という「雄」から与えられる快楽を選んだのだ。
淫乱な3体の「雌」を前にした異重合体は、彼女たちにつながるペニスに力を込めた。
ペニスの脈動が、力強く、速くなる。
亀頭が膨らみ始める。
鈴口が一層開き、カウパー液を注ぎ込み、「雌」に補給する。
「雌」は、「力のある雄」がもうすぐ自分たちに精液、子種を恵んでくれることを察知した。
リーフは首を激しく動かす。
柔らかな唇や頬の肉でペニスを包み込み、舌はとめどなくあふれるカウパー液を舐め取ろうと必死だ。
ビアンカは一層バキュームを強めた。
亀頭に異重合体の循環液を更に集めたことで、亀頭が更に膨張する。
ソフィアは思い切って喉奥に異重合体のペニスを押し込んだ。
舌での奉仕に限界を感じたのだろう。彼女の咽頭から喉頭にかけてペニスが激しくピストン運動をする様子が外からはっきり見て取れる。
脈拍が速くなる-
-これは「雌」が疲れているからなのか、それとも「雄」の精液への期待か。
唾液があふれる-
-「雌」が「雄」に奉仕するための本能的な行動であろう。
亀頭の膨らみは最大限に達した。
ペニスは脈動をやめ、射精するために力を蓄えている。
あと数ミリ秒で精液を恵んでくださる・・・そう考えた「雌」は心の中で叫んだ。
『異重合体様・・・どうか私達に、そのたくましいおちんちんから熱いザーメンを恵んでください♡』
異重合体のペニスは彼女たちの食道に入り込み、射精を始めた。
びゅーっ、どぴゅるるるるっ、どくっ、どくっ・・・
射精を確認したリーフたちは、全身の力を抜いた。
糸の切れたマリオネットのように、3体の構造体、いや「雌」はうなだれている。
全身の筋肉を弛緩させ、「雄」が「雌」に流し込む精液が体内を伝う感覚に身を任せている。
[異重合体様のザーメン・・・・あったかい・・・・♡]
[心も体も・・・・異重合体様のザーメンで・・・・満たされていく・・・・♡]
3体の「雌」は、奉仕してきた成果を満喫するかのように、恍惚とした表情で口を開けている。
その腹部は、精液を受けて少しずつ膨らみ始めている。
ふっと、ビアンカは喉もとに力を込めた。
「ずるっ」という音とともに、ペニスはビアンカの口の中に戻され、射精を続けた。
重く、濃いゼリーのような精液がビアンカの口の中を跳ね回る。
精液の味を覚えていたビアンカは、再びその味を認識したかったのだ。
飲み込むことで頭がいっぱいだった前回とは違い、「雄」がビアンカに恵んだ褒美を味わいたかったのだ。
ビアンカは舌先を鈴口にピタリと付け、できたてホカホカの精液の味を楽しむ。
ごくっ、ごくっ、ごくっ・・・・
ビアンカの喉が激しく上下する音が響く。
精液を飲めば飲むほど、ビアンカの顔はより恍惚な表情に変わっていく。
[ザーメン・・・・美味しゅうございます・・・♡]
止まっていた愛液が再びビアンカの女性器から流れだす。
その様子を見ていたリーフとソフィアも、同じようにペニスを口元に戻し、初めて味わう「雄」の精液の味覚を楽しんだ。
初めて口に含んだ精液はとても濃く、そのままでは飲み込めないほど硬いゼリーのようだった。
リーフとソフィアは、「雄」の精液で口をゆすぐようにしてなんとか飲み込みやすくしようともがいている。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ・・・・・
精液を自らの意思で動かす音が響く。
決して忘れないよう、ゆっくりと、ゆっくりと。
その味を、臭いを、そして「雌」として生きる喜びを。
射精が終わり、異重合体のペニスが引き抜かれた。
ペニスの尿道に残った精液も残らず吸い取ったリーフは、ようやく声を発した。
「私達、もう戻れそうにないですね・・・♡」
「私の望んでいた神は、ここにいらっしゃったのですか・・・♡」
ビアンカが続いた。
「ごめん、ジャミラ・・・♡私も、戻れそうにない・・・♡」
ソフィアも続いた。
リーフたちの頬を涙が伝う。
その涙が何によるものかは、想像に難くなかった。