※この作品はR-18です。

敗北と服従   作:棒笹

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第6話 不帰

しばらくして、リーフたちが目を覚ました。

リーフは変わり果てたルシアの乳房をはっきりと見て危うく失神しそうになったが、やっとのところで思いとどまった。

 

「あれほど強力な電流を浴びせられても、機能面に別状はなし・・・。並の構造体ならとっくに死んでいたでしょうね。」

ビアンカがゆっくりと口を開いた。

 

「ビアンカとリーフの機体ならもっと大丈夫じゃないの?」

ソフィアが聞いた。

雷属性の構造体はアジールにいなかったからだ。

 

「いくら私達でも、壊れるときは壊れますよ・・・。そのためにしっかりメンテナンスもしてもらってますからね。」

リーフが少し笑みを浮かべながら答えた。

 

「メンテナンスって、どんなことをしてもらってるの?」

ソフィアの疑問は尽きないようだ。

 

「機体のメンテナンスをしている間は、私達の意識は機体とつながっていません。

100%正確なことは言えないですが、浄化塔やあの列車と同じように油を差したり、摩耗してるパーツを取り替えたりといった基本的なことは少なくともやっているでしょうね。」

ビアンカが答えた。

 

「じゃあ、私にもできるかな・・・?」

ソフィアが目を光らせた。

 

「できるも何も、あなたは支援型の構造体じゃないですか。リーフもソフィアも、単なるメンテナンスでは解決できないことを知らないうちにやっているんですよ。」

ルシアが笑いながら答えた。

 

「確かに、いろいろなことをやっていましたね。傷ついた構造体の回復、意識海の安定化、指揮官への血清投与・・・」

 

そこまで言うと、リーフは突然話すことをやめた。

 

4体の構造体は、リーフの一言に指揮官を思い出さずにはいられなかった。

 

ルシアは自らの無力さを思い出し、歯を食いしばっていた。

その頬には涙が伝っている。

 

リーフも悲哀の表情を浮かべる。

しかし、涙は流れなかった。

 

ビアンカは目を閉じ、思慮にふけっている。

指揮官を思っているのだろうか。

 

ソフィアは、自分を信じてくれた指揮官の顔を思い出そうとしたが、うまく思い出せなかった。

 

「そういえば、私達、ここに来てからなんのメンテナンスも受けていませんね。」

ルシアがおもむろに口を開いた。

 

「でも、なぜか機体はすこぶる好調。」

ソフィアが不思議そうに答えた。

 

「異重合体の影響でしょうか・・・?」

ルシアは顔を歪めた。

 

彼女たちの眼の前へ、1体の小さな異重合体が歩いてきた。

その機体はかなり損傷しており、その脚の1本は完全に折れて引きずられている。

苦しそうに歩みを進める小さな異重合体は、ビアンカの大きな乳房でぽふりと挟んだだけで壊れてしまいそうである。

 

「外とつながっているのでしょうか・・・。」

リーフは慈愛に満ちた表情で、歩き続ける異重合体に目を向ける。

 

4体の構造体は、異重合体の一挙一動に目を向け続けていた。

 

小さな異重合体は、ふいにソフィアにカメラを向けた。

レンズには大きなヒビが入り、ソフィアの褐色の体や小さな乳房にピントが合うことはないだろう。

 

「どうしたんだろう。」

ソフィアが小さな異重合体に語りかけるように話す。

 

次の瞬間、小さな異重合体の発射口に微細な粒子のようなものが集まり始めた。

 

「ソフィア、危ないっ!」

 

ルシアが声を上げた。

 

しかし、その声はソフィアの助けにはならなかった。

 

異重合体の発射口からなにかが発射され、それはソフィアの小さなへそに正確に着弾した。

 

ソフィアの大きく膨れた腹部が、歪んでいく。

 

その歪みは、ソフィアのへそを中心に伝播していく。

 

歪みの波がソフィアの浮き出た肋骨に到達した瞬間、ソフィアの口から白い液体が吹き出した。

 

時間が経って粘性を失ってはいるものの、それは先程ソフィアたち「雌」に異重合体が、いや「雄」がその奉仕の成果として恵んだ精液そのものだった。

 

自らの身体から吹き出る精液に、ソフィアは悲しそうな表情を浮かべた。

 

[私の・・・・ザーメン・・・・♡]

 

横目で見ていたリーフ、ビアンカは、褐色の少女の口から溢れる異重合体の精液を見て反射的に脈拍の高まりを感じた。

 

「もったいない・・・♡」

 

二人は同時につぶやいたが、ルシアには聞こえなかった。

 

ソフィアの口から吹き出した精液は、小さな異重合体に降りかかる。

 

小さな異重合体の黒い機体が白く染まり、そのまま動作を停止した。

 

「最期だとわかっていたから・・・欲しかったのでしょうね♡」

リーフがつぶやいた。

 

「ええ・・・あんなに沢山恵んでもらえて、幸せだったと思いますよ♡」ビアンカが答えた。

 

すっかり腹部がしぼんでしまったソフィアは、不満そうな表情を浮かべている。

 

ルシアは、人間が最期に故郷の親を思うことと同じなのだろうと納得した。

 

しかし、ソフィアの表情だけは理解できなかった。

 

「待って。あの小さな異重合体、死んでない。」

ソフィアが驚いたように声を上げた。

 

同時に、折れていたはずの異重合体の脚が再び動き始め、ヒビの入っていたカメラのレンズも修復されていった。

そして、その小さな異重合体は新品の装いを取り戻し、彼女たちの前を去っていった。

 

 

只今眼の前で起きたことに、彼女たちは驚きを隠せなかった。

 

「異重合体が、異重合体の精液を浴びることで回復した・・・?」

ルシアが状況を整理するように言葉を発した。

 

「折れた脚は、普通交換する他ないはずですよね・・・」

ビアンカが続いた。

 

「空中庭園の技術を使っても、こういうことはまだ難しいんだ・・・」

ソフィアが続いた。

 

「・・・・!? いや、まさか・・・!」

 

リーフが突然狼狽し始めた。

 

「リーフ、どうしましたか?」

ルシアがなだめるように声をかける。

 

「私たちは、「普通」ならばパーツのメンテナンスを自分で行うことは難しいです。まして、今のように四肢を拘束された状態ではできることも殆どありません。」

リーフはゆっくりと自分の推測を話し始めた。

 

「ここに連れてこられてからの時間を考えてみても、最低1度のメンテナンスを受けていないと今のような機体のコンディションはつくられません。」

 

「だとすると・・・!?」

ルシアがリーフの話を遮った。

 

その表情は先程のリーフと同じであった。

 

ビアンカもソフィアも、話の続きが掴めたようだ。

 

 

「私たちは、異重合体に生かされているんです。」

 

 

リーフがはっきりと言い放った。

 

「そして、異重合体が私達を生かす手段の1つが、こうして私達の体にザー・・・いや精液を注ぎ込むことなのでしょう。」

 

ビアンカが続けた。

 

考えを共有した4体の構造体のうち、ルシアを除く「雌」は激しく発情を始めた。

 

「力のある雄」が、リーフたち「雌」に施している恩寵を心の底から理解したからだ。

 

リーフの顔はみるみるうちに紅潮し、全身の感覚が鋭敏になっていく。

 

ビアンカの乳首は凄まじい勢いで勃起していく。

 

ルシアの変わり果てた乳首よりも長く、硬く。

 

ソフィアの顔は、すでにとろけ始めていた。

 

目が垂れ、口はだらしなく開き、失われた精液をすぐにでも補充してほしいと言わんばかりのように。

 

3体の「雌」の女性器-彼女たちはそれを「おマンコ」と呼ぶようになっていた-からは激しく愛液がこぼれ始める。

 

クリトリスが勃起を始め、ついにはそのおマンコに異重合体のペニス-これも彼女たちは「おちんちん」や「おちんぽ」と呼ぶようになっていた-を受け入れようと、入り口がパクパクと動いている。

 

 

「皆さん、大丈夫ですか!?」

 

ルシアが驚いて声をかける。

 

「ごめんなさい・・・ルシア。」

 

リーフが苦しそうに答える。

 

しかし、その顔は今までにないほど期待と恍惚に満ちていた。

 

「あなたが電流で眠っている間、私達は異重合体様のおちんちんに従うことを決めたんです♡」

 

「異重合体様のおちんちんを口に入れられたとき、私達はもうこの「雄」には抗えないとわかったのです。」

 

ビアンカが続いた。

 

目には涙を浮かべているが、その涙が悲しみによるものではないことは明白だ。

 

「私達を暴力的に、しかし慈しむように責め立てる異重合体様のおちんちんから出てくる熱い精液こそ、私達「雌」がここで生きていく大事な要素なのです・・・♡」

 

「お腹を撃たれて精液を失ったとき、とても悲しかった。」

 

ソフィアも続く。

 

その表情は本当に悲しそうだ。

 

「異重合体様、そして異重合体様のおちんぽは、私達憐れな「雌」の生命維持装置・・・♡」

 

「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・。でも、もう我慢できないッ♡」

 

「私も、もうダメそうです・・・♡」

 

「失ったものを、取り戻さなきゃ・・・♡」

 

3体の「雌」は口を揃えた。

 

 

『異重合体様、この憐れな雌のおマンコに熱いザーメンをお恵みください!』

 

 

『私達「雌」は、異重合体様のたくましいおちんぽで子を孕みたいのです!!』

 

 

『私達「雌」の存在意義は、異重合体様ただ一人です!!!』

 

 

そして、3体の「雌」は自らの発した言葉に激しく絶頂した。

 

『異重合体様あぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡』

 

 

目の前に広がる地獄に、ルシアは言葉を失った。

 

グレイレイブンに来てからずっといっしょに任務をこなしてきたリーフ。その姿はとても健気で、とても頼りがいのある可愛らしい少女だった。

 

いついかなる時も己と他人を厳しく律し、着実に任務をこなすビアンカ。しかしその内面は慈悲に満ちており、その心のおおらかさがあの大きな乳房にあらわれているかのようだった。

 

アジールで出会ったソフィア。はじめはお互い関わりにくいように感じたが、内面に秘めるアジールやジャミラへの熱い想いに何度も胸を打たれた。

 

そんな3人が今、考えられないほど淫乱な言葉とともに、身体を大きくのけぞらせて絶頂している。

 

乳首やクリトリスを激しく勃起させる。

 

誰かに責めてほしいとでも言わんばかりに主張を続けている。

 

絶叫とともに口を大きく開き、舌を突き上げる。

 

その口に異重合体のペニスを懇願している。

 

下半身は大きく開脚し、まだ誰にも侵されていない彼女たちの女性器からは愛液が激しく吹き出す。

 

子宮が、卵巣が、膣が、異重合体のペニスを受け入れる準備を進めている。

 

ルシアにとって、こんな状況は単なる地獄に過ぎなかった。

しかし、彼女はリーフたちの乱れる姿を見た自らも発情し始めていることに気づいていなかった。

 

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