と言う方のために前書きで伝えときます。
『汗の滴る女の人の体って芸術的だよね』ってことです。
もちろんエロスも感じまずが芸術的な裸ってあると思うのです。
私は今、教室の片隅で一人じっとりと汗をかいています。
別に緊張しているわけでも露出プレイを行なっているわけでも無いです。ただ一人で我慢大会を繰り広げているだけです。
季節は春頃で三寒四温な状態が続いていました。今日は朝こそ肌寒かったですがお昼頃から夏日のような日差しが差しています。クラスメイトたちはジャケットを椅子に掛けてシャツのボタンも二つ三つ外してとても涼しそうです。女の子たちの下着が透けたり胸元からチラチラ見えて眼福です。
脳内幸せな私ですが肌に張り付くシャツやジャケット・スカート内に熱気がこもって不快感があり気合を入れてないと倒れそうです。スカートもできるだけ長く、生足を晒さないようにタイツ、いやパンティーストッキングも履いているので蒸れ蒸れでびしょびしょになっています。
ここまで我慢しているにも理由があります。そもそも肌を晒したく無いのもそうですが、体の特徴を周りに知られるのを防ぐためです。しっとり柔らかい肉体ですが筋肉には自信があります。学校でバレるはずもないですが油断は大敵。ネットの自称専門家さんたちは筋肉を見ただけで誰かを見抜けるそうです。
バレたところで問題ありませんが『もしも』に備えておくのは私の性癖上必要なことと思います。
さて、急な話題転換になりますが、自分がエロいと思う女性はどれくらいいるでしょうか。
少なくともここに一人います。しかし、その子は自分をオカズに作り変える変態です。であればやることは一つだと思うのです。
既に生まれつきのお顔は自分好みの風貌です。変える必要なんてないですがお化粧ひとつで雰囲気が変わるので憑依してから毎日勉強しています。髪の毛は学生の内でしか遊べないのを知っているので若干染めて今は青みがかった黒髪です。これは気分で変えるので何かしらの理由はないですが、髪のダメージを気にしながら美容師さんと相談しながらやっています。唯一自分の意志でやっていることと言えば、肉体改造です。これが一番大変ですし信頼できるパートナーが必要でした。筋肉に詳しくて肉体美について造形がある人が。
しかし、一番の難問であるパートナーであるトレーナーに関してはすぐに見つかりました。
女体に憑依してからすぐのこと、女性特有の体の何これ・筋肉量・関節の可動域といった違いに戸惑っていた私は何もしないよりはいいかと思いジム通いをしていました。そんなとき妙に高い抑揚のある声が聞こえてきます。
「そのやり方はダメよ!靭帯を痛めちゃうわ!」
その声には思いやりが感じられましたし、実際に声をかけられた人物は危ない動きをしていました。ただ声の発生源は美しい肉体美をした筋骨隆々ないかついマッチョ。ちなみにピンクのタンクトップです。声をかけられた人物は逃げるように帰ってしまいましたが、マッチョの彼は残念そうにため息を吐いて戻っていきました。
そんな彼に声をかけると驚いたお顔で見てきます。しかし気持ち悪さは感じません。純粋に不思議そうに見てきます。そんな彼に臨時トレーナーになって欲しいことを伝えると快く頷いてくれました。
「なんで私に声をかけたの?」
とみっちりトレーニングが終わった後に目線を合わせて聞いてきました。そこで私は素直に答えます。あなたは素晴らしい筋肉を持っていると。危ない人に声をかける優しさもありますし失礼だが女の子に興味があるように見えなかったと伝えます。
望むのは完璧な肉体。引き締まっていてしなやかで老若男女関係なく見惚れる、そんな体。
そのためにトレーナーが欲しいと、そして普通の男性に触られたり見られるのは嫌悪感があると伝えます。
悩まれましたがジムで会ったらコーチしてくれると了承いただけました。正直彼の体は撫で回したい肉体をしています。触っていいか尋ねるといい笑顔でポージングしてくれました。
そんな出会いを果たして1年弱が経ちましたがお陰で理想に近い体を手に入れました。元々筋肉がつきやすい体質なのか努力でどうにかなる素体があったから実現した短さです。
彼とは思いつきで打算的な関係でしたが今では頻繁に遊びに行くようなお友達です。先日もショッピングに行ってコーディネートしてもらいました。本人には言うことはできませんが元男同士気が合ったように感じます。彼は気にしてくれますが下着姿までなら許容できる関係です。そもそも化粧やファッションセンスは彼が師です。
ここまで鍛えた結果、やることはファッションショーと言うのが私らしいです。
もちろん洋服だけで終わらないのが私クオリティーです。私服・コスプレ・ヌードをスマホ別で撮影していきます。これは資金集めも含まれています。なので間違いが起こらないように用心しています。
私は三ヶ月前ほどからネットでは腹筋アイドルとして個人的に活躍しています。そしてファンの人に寄付をもらっています。私のエロい肉体を作るための経過を配信していてクラウドファンディングとは違うけど少しお小遣いを稼いでます。もちろん肉体の為だけにお金を使っているので詐欺はしていません。体に関しては誠実に、がこの半年の心情です。
最初こそ自身の体をネットに晒すことに嫌悪感がありました。今でもちょっとした躊躇いがありますが、いつからかこの肉体を見て欲しいという欲求が強くなりました。
だってすごいんですよ。細いと思う手足にもしっかり筋肉が纏わり、しなやかな印象を与えてくれますし。鳩尾から臍まで伸びる美しい割れ目にハリのある脇腹。腰とお尻の曲線に肩から胸につづく自然な繋がりには自画自賛ですが感動を覚えます。
この体は一部の変態以外にはエロさよりも美しさを感じる出来だと思っています。
まぁ自分はエロいと思いますが。
そんなわけで私は学校だと顔と手以外は隠した格好しています。去年のことを考えるとこれからの季節にブルーな気分になりますが対策なんてないので諦めの境地です。
胸の間に汗が流れるのを見るのは好きですが見れない今は余計苛立ちを覚えます。……見たい。というか動画を撮りたい。
学校で隠れて撮るという選択肢もありますが、バレて脅されるまでがセットだと知っているので泣く泣く我慢するしかありません。いつか、いつの日か教室で背徳感まみれのデータを作ると決めています。それまでの我慢だと自分に言い聞かせ、鬱陶しい汗をジャケットで隠しながら拭って最後の授業を集中して受けていきます。
ホームルームが終わってからダッシュで家まで駆け込みます。今日やることは既に決めていました。時間との勝負なので荒い息そのままでセットしていきます。
この前買ったスマホ用の三脚をローテーブルに置き、その前にタオルを敷きます。簡単なストリップショーを手短に行ない、流れる汗が見えるようカメラに近づきます。きっとスマホに映るのは汗だくの胸元部分です。胸を掴み強く寄せ、汗が流れる感覚を味わいます。
先ほどの不快感を感じる汗とは違う汗が流れ、興奮が高まり息が熱くなります。
数分間少し揺らしながら気持ちよさを感じていると流石に寒気を感じ始めます。もうそろそろかと、よく見えるようにスマホに近づき、口元に笑みを浮かべながらゆっくり谷間を開いていきます。
谷間にはびっしょりと濡れ、大粒になった汗が曲線に合わせて伝っていきます。滴る感覚に思わず身じろぎすると口からの甘い熱気がカメラのレンズを少し曇らせました。
その後動画の締めを簡単に撮り、タオルと冷たく重い布らを洗濯機の中へ放り込みシャワーを浴びます。汗は放置すると汗疹になるので念入りに洗い、興奮を覚ますために冷水を浴びます。
今日は撮りたいものを撮れたので満足です。ジメッとした制服の処理もあるので気が重いですがそれでも心が弾んでます。
次は腹筋に沿って流れる動画を取ろうと考えて、明日も天気予報を見ようと決めました。
ユーチューバーがよく分からないのでクラウドファンディングと書きましたが、個人の寄付型はできないと記憶しています。
もしできるのでしたらやり方が知りたいです。