ハアッハァッハァッハアッ
荒い息遣いと垂れたよだれ。
それは間違いなく獣のものだ。
興奮した獣のものだ。
戦いに興奮しているのではない。
発情している。
誰に?
おばあさんに。
その獣とおばあさんの出逢いはなんの変哲もなく、怪我した獣をおばあさんが介抱するというものだった。
雪の積もった森のなか、血だらけの獣が落ちていた。
おばあさんはそれを犬だと思い拾ったが、それは犬にしては大きく、たくましく、鋭い牙を持っていた。
オオカミだった。
オオカミが目を覚ますと既に怪我の手当てをされた後だった。
包帯に包まれうまく身体を動かせない。
無理に動こうとすれば傷がズキズキと痛む。
オオカミは最初は警戒してなかなか餌も食べず近寄ることもままならなかった。
だが夜中におばあさんが寝静まったあとに空腹に耐えかね一皿ペロリとたいらげてしまった。
それからオオカミはエサを食べるようになり、次第におばあさんが自分を救ってくれたのだということも理解できるようになった。
オオカミは恩を忘れず、動けるようになると獲物を取ってきたり、他の獣から護るようにおばあさんにピッタリくっついて行動するようになった。
怪我が完全に治るとおばあさんはオオカミに告げた。
「もうあなたは自由よ。どこへ行ってもいいわ。もちろんずっといてもいいのよ。」
オオカミはおばあさんから離れるつもりは無かった。
今までの恩がある上、おばあさんの柔らかい手のひらに身体を包まれるのが好きだったのだ。
ふくよかで丸い眼鏡をかけ、おっとりしたおばあさんに頭を撫でられると、本能か、とても快い気持ちになり、「クゥ〜ン」と甘えた声を出してしまう。
最初は頭や背中を撫でられるだけだった。
しかし次第にオオカミの方から他の部分も撫でるように催促したり、仰向けになって身体中まさぐられるのが大好きになってしまったのだ。
それは何やら中毒性があるようで、オオカミはよだれを垂らしたまま放心状態になってしまうこともしばしばであった。
とくにオオカミが好んだのは股間部分を撫でられることだったが、おばあさんはそこをあまり撫でてくれない。
もっと撫でて欲しいのに。
いや、これは撫でられたいのではなく……。
オオカミは自分の想いに気がつくと、おばあさんの手のひらや顔を舐めるようになった。
顔というより、口周りを舐めることがしばしばであったが、おばあさんは犬のしわざと思い大して気にしていなかった。
舌が口に入ることもあるが、そういうこともあるだろうくらいに考え、「こらこら落ち着いて」と嗜めるだけであった。
そのような行為がエスカレートしていったある日のことである。
オオカミはいつも以上に興奮した様子でおばあさんに覆いかぶさり顔を舐め回した。
「ワンちゃん、どうしたの、そんなに甘えて」
するとオオカミの様子がおかしい。
何やら犬のようでない形になってきた。
舌の動きもなんだか違う。それに明らかに口の中に入ってきている。
「フッ……ウッ……」
オオカミは息を荒げながら舌を動かした。
ガフガフとひとしきり口内を舐め回したあと、オオカミは一旦おばあさんの口から顔を離した。
その隙におばあさんがオオカミの姿を確認してみると、なんと1人の男がいた。
しかも裸だ。
髪は長く鋭い目つきだ。
牙もするどいままで、殺気を感じなくもない。
しかし獲物を捕らえるにしてはとろんとした瞳、赤らんだ顔、よだれを垂らしながら「クゥ〜ン」と甘えた声を出している。
男はおばあさんにだきつき、頭を撫でるように催促するような仕草をした。
頭をおばあさんの手にこすりつけるのは、いつものオオカミの撫でて欲しい時の合図だった。
あのオオカミなのか?と思いながらおばあさんは男を撫でた。
男は「クゥ〜ん♡」と甘えた声を出して腹や胸を撫でられることを好んだ。
これはいつものオオカミの好きな撫でられ部位だ。
乳輪も ふにふに と撫でると「ハゥゥゥン♡」といっそう気持ちよさそうな声を上げた。
撫でながらおばあさんはふと記憶によぎった情報を思い出していた。
オオカミ男。
それは普段はオオカミの姿をしているが、発情すると人間の姿になり、人間とつがう……。
そういうことなのか?
まさか。と感じるが、この男の様子からどうもそんな気がしてならない。
男は撫でられると次第にはぁはぁと気持ちよさそうな呼吸になり、股を大きく広げ、性器をおばあさんに見せつけるような姿勢になっていた。
男性器は完全に大きくなり、ピンピンにおっ立ててていたが、その下の穴……女性器も赤く湿っていて、むしろそちらを強調しているように見えた。
男はふたなりだった。
女性器からは愛液が垂れ、ヒクヒクとしていて、湯気立っているようにも見えた。
クリトリスもピンピンになっている。
男は息遣い荒く蕩けたような顔で「クゥ〜ン♡」と挿入を促している。
おばあさんはその様子を見て驚いたが、思わず股間が反応していることに気づいた。
おばあさんもふたなりだったが、男性器の方が久しく忘れていた膨張を遂げていたのだ。
おばあさんは起こっていることが半分信じられず、夢なんじゃないかと思い始めていた。
夢なのなら多少無理しても大丈夫だろう。
それに、なんだこの湧き上がるような熱いものは。
股間がとても熱い。
おばあさんは欲望のままにオオカミ男に近づいた。
挿入には躊躇いが無かった。
それより発情して少し苦しそうなワンちゃんをどうにかしてあげたいという気持ちが優っていた。
「まあまあこんなになっちゃって、ふふ、今挿れてあげますね」
わたしがパパになってあげてもいいから。
そう言いながらクリトリスを指先で優しく撫でた。
「〜〜〜〜ッッッ♡♡♡」
オオカミ男はビクンと身体を震わせ、思わず愛液が穴から漏れた。
「あらあらトロトロねえ。もっと気持ちよくさせてあげますからね。」
おばあさんは男性器をオオカミ男の女性器に にゅうううう と挿入を始めた。
「ぁぁぁああぁぁああ♡♡♡」
オオカミ男が気持ちよさそうな声を上げた束の間、おばあさんの腰は前後運動を始め、ヌプヌプと音を立てながら次第に激しくなり、
男性器は女性器の中を にゅるんにゅるん と全面的に刺激した。
にゅぷっにゅぷっにゅぷっにゅぷっにゅぷっにゅぷっにゅぷっにゅぷっ
粘液が絡む音がする。
「あっ…アッ♡…はっ…あッ♡ふっ、ぁアッ…♡」
オオカミ男は腰の中を ヌプッヌプッ と突かれながら反動で身体を揺らし、気持ちよさそうな荒い息遣いをあげていた。
オオカミ男は長らく想いを馳せていたおばあさんの性器が中に入ったというだけで幸福だった。
それなのに ニュポッニュポッニュポッニュポッ と、自身の性器の中を入り抜きされるなんて……
考えれば考えるほど快楽が増していく。
「はぁぁッ…♡はぁぁッ♡…」
オオカミ男の息遣いが限界に近づくと、おばあさんは今かとタイミングを見計らい、腰の動きを速めた。
男性器の前後運動は激しさを極め、
ヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポ
と素早く女性器の中をこねくり回した。
「ぁあア♡ァアァぁあアあァ〜〜〜〜〜ッッッ♡♡♡♡♡!!!」
オオカミ男はその激しい動きで自分の中が ヌプヌプ と刺激されるのが堪らず大きく身体を反らしながら遠吠えのように喘ぎ声をあげた。
ヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポヌポ
「〜〜〜〜〜〜ッッ♡♡♡♡!!!」
ドビュルルルルルルッッッッ
不意におばあさん男性器から白い粘液が膣内に勢いよく満たされた。
「……ァッ♡♡……ッ♡♡ッッッ♡♡♡〜〜ッ♡!!!」
オオカミ男はもう声も出ずに気持ちよさそうにビクンビクン身体を震わせながら彼の男性器もビュルルルルルウウッと白い液体を射出し、快楽の頂点に達した。
「………ぁぁあぁぁあぁああぁあぁ〜〜〜〜〜〜…………♡♡♡♡♡」
快楽の末にオオカミ男は長く甘い吐息を漏らした。
「………ゥッ……♡ァ………は、ァ……ッ♡」
余韻でときおりビクッビクッとオオカミ男の身体が震えるのと同時に、ビュクッ……ビュルッ……とオオカミ男の穴の中から白い液体が溢れ出す。
彼の白い液体だらけになった亀頭からもピュッ、ビュルッと精液が飛び出す。
おばあさんがゆっくり男性器をオオカミ男の中から にゅぽんっ と抜き出すと、白い粘液が ヌピュッ と飛び出すのと同時に、オオカミ男の穴とおばあさんの亀頭が橋のように精液で繋がっていた。
「はぅぅぅんッ……♡♡♡」
オオカミ男は最後に大きくビュルルルッと射精した。
「ウゥ〜〜〜〜ン♡♡……はぁ………ンン〜〜〜〜♡……はぁぁ……♡」
オオカミ男は息も落ち着いてきて、自分の中がおばあさんの白濁した液体で満たされた余韻を長く味わっていた。
オオカミ男の穴からは精液が溢れている。
たっぷりと満たされたようで、火照った女性器はぷっくりとまるく膨らみを帯びていた。
「気持ちよかったね〜、よしよし」
おばあさんはオオカミ男の隣に寝そべり頭を撫でた。
「クゥ〜ン♡」
男はおばあさんに身体を擦り寄せ、ぺろぺろと口元を舐めた。
おばあさんはどうなったのか自分でもよくわからないまま、疲れでそのまま寝てしまった。
オオカミ男は寝入ったおばあさんをぎゅっと抱きしめ、自分の中に満たされた液体を愛おしく感じながら「これでつがいになった」と確信し、夢の中へと旅立っていった。