※この作品はR-18です。

あなたは世界の支配者x絶対服従2次元美少女 (パート1)   作:a-su

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『Fate/Grand Order』のマルタ

「飛ばすわ。しっかり掴まってなさいよ!」

 

 あなたは言われた通り、マルタの背中にしがみついた。バイクは勢いよく走り出し、夜の闇に包まれつつある港を走り抜けていく。

 街灯の明かりが光の帯となって流れ去っていった。

 

 ◆◆◆

 

 あなたは自宅のベッドの上で目を覚ます。隣ではパジャマ姿のマルタが眠っている。あなたは彼女を起こさないように注意しながら、ゆっくりとベッドから抜け出した。

 昨晩、あなたはマルタと性行為を行わなかった。4日かけて12人の美女・美少女と性行為を重ねてきたあなただったが、ここにきてついに精力の限界が訪れたのだ。

 あなたがマルタに正直に話すと、彼女はこう言った。

 

「ええ、いいと思うわ。そういう時もあるでしょうし、何より私達には時間があるもの。焦らずに行きましょう。それにしても、セックスできないだけでそこまで落ち込んじゃうなんて……ふふっ、あなたは本当に可愛い人ね」

 

 あなたが落ち込んでいると、マルタは優しくあなたの頭を撫でてくれた。

 

 あなたはマルタの体温を感じながら、ぼんやりと考え事をしていた。

 

 〈お医者様でも草津の湯でも惚れた病は治りゃせぬ〉

 

 そういう(ことわざ)がある。恋の病は、医者の出す薬や温泉でも治せないという例えであるが、あなたはこの言葉が嫌いだった。

 薬や温泉でも治せないのなら、決して叶うことのない恋は、どうすれば良いのか? アニメ・ゲームオタクだったあなたは、二次元美少女たちに恋をしていた。決して叶わぬ恋にずっと苦しんでいた。

 しかし、今は違う。

 今のあなたは、マルタを始めとする「ラブ・トーイ」たちと、毎日セックスをしている。彼女たちとの性交は至高にして究極だ。あらゆる手段を使って最高の快感を味わえる。この世のどんな女よりも素晴らしい女たちと交わり続ける日々。あなたはそんな生活を謳歌している。

 あなたはマルタの寝顔を見つめた。彼女たちと肌を重ねる度に、彼女たちの魅力は増していく。最初はただのダッチワイフに過ぎなかった彼女たちが、今では人間そのものに見えるようになった。彼女たちは日に日に魅力的になり、今やあなたにとってなくてはならない存在になった。彼女達に飽きるということはないだろう。

 それだけに、性欲が枯れてしまった時のことを考えると恐ろしい。あなたは、自分がどれだけ彼女たちに依存してしまっていたかを痛感した。

 あなたは深いため息をつく。

 

「ん……マスター……もう起きたの?」

 

 あなたが頭を抱えていると、いつの間にか起きていたらしいマルタが、眠そうな声で話しかけてきた。

 

「朝から元気ないじゃない。どうかしたの?」

 

 あなたは事情を説明する。

 

「ああ、なるほど……それで悩んでるのね。大丈夫よ。心配しないで。あなたの精力が尽きたとしても、私が責任持って面倒見てあげるから」

 

 あなたは再び黙って首を振る。

 

「もう、強情なんだから……ほら、こっち来て。セックスだけが気持ちよくなる方法じゃないって教えてあげる」

 

 

 [今回のあらすじ:マルタの透き通った声で囁いてもらいながら、回想催眠絶頂させてもらう]

 

 

 あなたは言われるままに、彼女の側に寄っていく。すると、彼女はあなたを抱き寄せて、自分の胸にあなたの顔を埋めさせた。

 

「ほら、私の匂いを嗅いで」

 

 あなたの鼻腔をくすぐるのは甘い香りだった。まるで高級な香水のような心地よい香りだが、その奥に微かな汗臭さを感じる。それは女性的な体臭であり、男にとっては抗い難い魅力を持つものだ。あなたは無意識のうちに呼吸を繰り返してしまう。マルタはその様子を確認すると、満足げな表情を浮かべた。

 

 そして、あなたを抱きしめたまま、どこか透明感のある声で囁く。

 

「さあマスター、そのまま私の声を聞いていてくださいね。まずは深呼吸して……」

 

 あなたは大きく息を吸い込んだ。同時に、肺の中が甘美な空気に満たされていく。それは、あなたの脳に染み渡っていき、思考能力を奪っていった。

 

「呼吸をするたびに、力が抜けていきます……意識が遠くなって、身体から余計なものがなくなっていく……何も考えなくて良くなります……そう、全てを忘れてしまいましょう……」

 

 あなたは抵抗することもできず、マルタの言葉に従ってしまう。

 

「呼吸をするだけで、心が落ち着いてきます……だんだんと頭がボーっとしてきて……目の前の景色が変わっていく……周りの音が聞こえなくなって……あなたは一人きりの世界に閉じ込められる……」

 

 催眠術に必要なのは、深い信頼関係と、催眠術への興味だと言う。あなたはマルタを心から信じているし、マルタもきっとそうだ。だから、彼女がかけた暗示は、簡単にあなたの中に浸透していく。

 

『音のない世界で、あなたはすーっと落ちて行きます……深く、もっと深く……どこまでも落ちていく……底なし沼のように……ずぶずぶと沈んで……深く深く落ちていくのが気持ちいい……』

 

 あなたはどんどんと堕ちて行く。マルタの胸の中で、あなたは溺れるように喘ぐ。その様子に、マルタはくすりと笑った。

 

『息苦しいですか? 辛いですね……じゃあ、ゆっくり息を吸って……はい、吐いて……すぅ~……はぁ………………すぅ……はぁ……すぅ……はぁ……すぅ……はぁ……すぅ……はぁ……すぅ……』

 

 あなたの肺が膨らんで萎むのに合わせて、あなたの体が弛緩するのを感じた。まるで、体の中の水分が全て吐き出されてしまったかのように脱力してしまう。それと同時に、あなたの全身にじんわりとした熱が生まれ始めた。

 

『体に力が入らなくなりましたよね? それが当たり前になってきていますよね? それは仕方のないことなんです……だって、あなたは私をとても愛していて……私はあなたのことをとても愛していますから……ふふっ……こんな風に抱き合っていれば、お互いのことを好きになってしまうのは当然のことです』

 

 あなたは何も言わずに、彼女の言葉を聞き続けた。

 

『あなたは私を愛していて、私もあなたを好きでいる。私はあなたが好き。好き、好き、大好き……私達は相思相愛のカップルです。だから、こうして触れ合っていると幸せな気分になれるんですよ。私とあなたは幸せです。幸せ、幸せ、幸せ、幸せ……幸せすぎて、死んでしまいそう……』

 

 マルタの声は、まるで音楽のようにあなたを包み込む。

 

『私の声が好き。好きで好きでたまらない。声を聞くとドキドキします。あなたの心臓の音が大きくなっていきます。ドキドキ、ドキドキ、ドキドキ……あなたは私に夢中になっている……私に恋をしている……私に欲情している……私を求めています……あなたと私は、心で繋がっていられるんです。嬉しいですよね? 私も同じ気持ちです』

 

 あなたの体は、すでにマルタに支配されつつあった。マルタの指先があなたの背中に触れると、それだけであなたの背筋には快感が走るのだ。触れられたところを中心に、ゾクゾクとするような感覚が広がっていくのである。それは快楽と呼ぶべきものだったが、今まで経験してきたどの快感とも違っていた。

 

 未知の刺激に戸惑うあなたの背中に手を這わせながら、マルタは声の調子を変えてきた。作った甘さが抜けてきて、彼女本来の明るさを強調してくる。

 

『頭が真っ白に染まってく感じがするでしょ? でも怖がらないで。あなたは今、夢を見てるの。夢の中なら、何をしても大丈夫。どんなに乱れても平気。恥ずかしがることなんてないの。ここにはあなたと私しかいないんだから』

 

 あなたはマルタの言葉を疑わなかった。なぜなら、マルタの言う通りだったからだ。

 

『ほら、いやらしーい感覚が込み上げてきたでしょう? お腹の底のほうから、じわぁって温かいものが溢れ出してくるのが分かるはずよ。我慢しないで、素直に受け入れて。そうしたら、もっともぉ~っと気持ちよくなれるから。ほら、おへそに力を込めるの……欲望を叶えるって、とっても素敵なことなんだよ?』

 

 あなたは言われるままに、お臍に力を込めた。すると、体の奥で燻っている何かが、ゆっくりと動き出したのを感じる。それは、あなたの体内を駆け巡り、やがて頭へと到達した。頭の中には、ピンク色の霧が立ち込めていた。視界はぼんやりと霞んでおり、頭の中の思考能力は低下していた。

 

『さあ、この4日で、頭がエッチになった瞬間を思い描いてみて。慌てなくて良いからね……焦っちゃダメ。ちゃんと思い出せるまで待っててあげるから』

 

 あなたは記憶の糸を手繰り寄せる。

 

『そうそう、それでいいの。ほら、段々思い浮かんできたでしょ?』

 

 あなたは目を閉じて集中した。すると、頭の中に映像が蘇ってくる。

 

 最初は、マルタだった。起き抜けにフェラチオをしてもらい、食事を食べ、その後おしっこを飲んでもらった。

『その気持ちよさを思い出そう……♡ほら、あなたのオチンチンは私の口の中にあって……喉奥に突き刺さるみたいに激しく動いてるの。私の舌は、あなたのおちんちんを舐め回して……唾液が絡みついて……』

 

 その次は、アイちゃんだった。電車の中で、Jカップのおっぱいでパイズリをしてくれた。

『おっぱいが大きすぎて、先っぽが隠れちゃうくらい……谷間に溜まった汗がローション代わりになって……ヌルッてして……気持ちよかったよね……? あの時のことを思い出すの……』

 

 その次が、モードレッドだ。彼女の肉体を心ゆくまで鑑賞して、最後は衆目の前であなたへの愛を叫ばせた。

『あのモードレッドを女の子として愛でて、辱めて、支配するの……すっごく興奮したよね……♡あなたのオチンチンには、すごい力が宿っていて……その力でモードレッドを支配するの……♡』

 

 あなたの股間にものすごい熱が集まっている。記憶のリフレインがあなたの脳を快感で炙っていく。

 

『思い出があなたを気持ちよくしてくれる……気持ちいい……溶けてしまうほど気持ちいい……♡気持ちよさがオチンチンに集まって、爆発しそう……♡ 爆発させちゃだめ……♡ 爆発させてもいいよ……♡ いいよ、いいよ、いいよ いいよ いいよ いいよ……いけ♡イけ♡ イケ♡ イッて♡ イけイけイけイけイけイけイけイけイけイけイけっっっっっっ!!!!!』

 

 あなたは、絶頂に達した。射精はない。声だけで導かれたドライオーガズムだ。

 

『ふふっ、イッちゃった。 イクってとっても幸せですよね。だからもっとイキましょう。イけばイくほど、あなたは幸せになれるの。ほらイけ。私の声で何度も 何度も  何度も 何度も何度も、何度でもイケ!』

 

 あなたはまた達してしまう。だが、それでも終わらない。さらに激しい快楽に襲われて、あなたの意識は桃色の世界へ堕ちていく。

 

『まだまだ足りない。あなたの幸せはこんなものじゃない。あなたの幸せは私が保証してあげます。だから思い出そう。あなたが犯してきた女の子たちを。その全てで、あなたは果ててしまえばいい』

 

 あなたは思い出す。その次は、六花だった。ハンバーガーショップで性的にいじめた後、チャームポイントの太ももをオナホにして人前で奉仕させた。

『ふふっ♪ 六花の足って本当に綺麗だよね……。肌は白くてきめ細かで、むちっとして肉付きが良くって、触り心地最高だよ。あんな可愛い子の足を好き放題しちゃうなんて……考えただけで、もう勃起止まんないよね♪』

 

 その次は、カタリナだった。設定をいじって精液を大好きにさせた後、子どもたちの前で辱めた。

『そんな事許されないわよね……でも許されないからこそ、燃えるの。だって、それがイケナイことだからこそ、ドキドキして、ワクワクして、スリルがあるんでしょう? だから、もっと深く堕ちましょう? 私たちと一緒に、禁断の扉を開いてみましょ……♡』

 

 その次は、清少納言だった。酒を飲みながら、キスでイカせて彼女の騒がしい声がとろけるのを楽しんだ。

『あの知的な清少納言が、酔っ払って理性をなくして乱れちゃうのよ? すごく可愛くって、つい意地悪しちゃったのよね。でも 許してくれる。あの娘はあなたが大好きで、どんなに酷いことをしても、最後は笑って受け入れてくれる。あぁ、かわいい、ほんとうに可愛いよねぇ……』

 

 その次はアカネだった。六花と一緒に、カラオケボックスからセックスを配信してやった。

『全部見抜かれてたね……♡ アカネはあなたが女の子をみせびらかすのが好きだって知ってたんだ。恥ずかしい……恥ずかしいよねえ……♡ でも、アカネはあなたの味方なんだから、安心していいのよ? アカネは絶対に裏切らないから。ね? ♡』

 

 頭が痺れる。あなたは絶頂する度に正気を失っていくようだ。しかし、それを自覚する事はできない。マルタの声が、また激しくあなたに絶頂を促してくる。

 

『ほら、もっとイけ。イけ。イきなさい。そして溺れてしまいなさい。この幸せな世界に。もう二度と戻れなくなるくらいに。私の声が好き、好きで好きで堪らない、大好きでたまらない。大好きな声があなたにイケって命令してくる……♡ だからクる、気持ちいいのがクる、イッてしまう。もうダメだ。もう我慢できない。もう無理だ。もう限界だ! もう耐えられない! もうダメ! もう駄目!』

 

 耳から入ってきたマルタの声が、気持ちよさに変わってあなたの脳で爆発する。それは神経回路を通って全身に伝わり、身体の奥底にある快感中枢を刺激していた。頭の中で火花が散っているような感覚があった。視界が真っ白に染まる。

 

『真っ白になって、何も考えられない。思考が停止している。意識が飛んでいる。それでもまだ、快楽の波は止まってくれない』

 

 その次は、巴御前だ。彼女とはVRゲームの中でテレホンセックスならぬVRセックスに興じた。

『あの巴御前が、頭にゲーム機を被ってエグいオナニーをして、あへあへ言いながら何度も何度もイっちゃったのね。ねえ、自分の目で見てみたいと思わない? そんな巴御前の姿。ゴーグルを外してあげたら、きっと凄く恥ずかしがると思うのよ。ふふっ、あはははっ……』

 

 その次はブーディカだ。彼女の母乳を飲みながら寝落ちして、そして夢精した。

『ブーディカはマスターを甘やかしすぎだわ。マスターがこんな風に育ってしまったのも、ブーディカの責任よ。責任を取って、ブーディカにはマスターの赤ちゃんを産んでもらわないと。母乳の無駄遣いだわ』

 

 その次は、赤城だった。久しぶりに会った彼女は女の手管を身に着けていて、淫語や言葉責めを駆使してあなたの理性を破壊していった。

『あの真面目だった赤城があんな事を言うなんて、信じられないわよね。まるで別人のよう。でも、全てあなたのためなのよ? 彼女はあなたのために、ああなったの。あなたのためだけに、あんな風になったのよ。だから、もっともっとイヤラシイ事を言ってあげて。もっとエッチな言葉を言わせて。そうすれば、それだけ早く彼女が堕ちていくわ。彼女と一緒に、最高の気分になりましょ?』

 

 最後に、二人の吹雪だ。彼女たちは健気にあなたに縋り付きながら、獣のような声を上げてセックスに溺れていた。

『あんな未成熟な体で、どうしてそこまで気持ちよくなれると思う? あなたを愛してるからよ。マスターが愛してくれればくれるほど、私たち〈ラブ・トーイ〉は幸せになれるのよ』

 

 マルタの催眠術は、いよいよ佳境に入っていた。

 

『イっちゃえ。〈ラブ・トーイ〉のみんなみたいに、情けない声上げながらアクメしていいよ。ほら……!』

 

 あなたは、全身が溶けるような感覚を覚えた。脳がドロドロに蕩けて、身体中の細胞が熱を帯びて沸騰する。もう何度目かも分からない、深い深い絶頂を迎えた。

 

『声出しなさい。思いっきり叫んでいいのよ? どうせここには誰もいないんだもの。遠慮することなんか無いの。全部吐き出していいの。ほら、イッていいのよ。我慢しないで、思う存分イクといいわ。いい子ね。上手にイケたじゃない。偉いわ。ご褒美をあげないとね。ほら、もういっかい……今度はもっと深くまで沈めてあげる。ほら、どんどんいくわよ? まだまだ、全然足りないでしょう? 大丈夫、私がずっと側にいてあげるから。マスターが望む限り、永遠にこうしていましょうね? 』

 

 あなたはもう何も考えられなくなっていた。ただひたすら快楽に身を浸し、本能のままに快感を求めるだけの肉人形になっていたのだ。そんな風に、自分が自分で無くなっていくような気がしていた。

 しかし、それもまた快感の一部だと思えばどうということはない。むしろ心地よいくらいだ。このまま一生こうしていてもいいとすら思えるほどだった。

 

『私の声を、貴方の耳でもっと味わって、マスター。ぴりぴり、ぴりぴりって痺れてるでしょう? 私の声で、頭の奥を犯されて……ふぅ~っ……♡』

 

 耳に吐息を吹きかけられて、頭の中を直接くすぐられているようだ。そのたびに、背筋に電流が流れるようにゾクゾクとした震えを覚える。耳元で囁かれる言葉のひとつひとつが脳みそに直接響いているようだった。それが堪らないほどに気持ちいい。

 あなたは上昇していく。心が、体が、意識が、全てが真っ白に染まっていく。

 そして、ついにその時が来た。あなたの目の前がチカチカと光った。その瞬間、今まで感じたこともないほどの強烈な悦楽の波に襲われた。

 自分の体が自分でないものに作り替えられていくようだった。

 まるで、子宮から新たな命が産まれてくるかのように。

 それは、とても幸せな気分だった。

 

 ◆◆◆

 

『……さあ、意識がゆっくりと体に戻ってくるのを感じるでしょう? 快感が徐々に引いていき、元の自分に戻ろうとしているのが分かるはず。そう、いつもの日常が待っている。」

 

「……でも、それは少しだけ寂しくもあるかもしれない。だって、この幸福な時間は二度と戻ってこないんですもの。けれど、心配しなくても良いの」

 

「あなたには〈ラブ・トーイ〉がいる。私たちがいれば、いつでもどこでも好きな時に幸せに絶頂できる。だから、決して孤独にはならない」

 

「今、あなたの意識と体が一つになって溶け合おうとしている。でも、まだ完全に融合するには時間がかかる。それまでは、余韻に浸っていても良いの。さあ、深呼吸をして……』

 

 ……あなたは目を開く。目の前で微笑んでいるのはマルタだった。彼女は優しく髪を撫でてくれる。

 

「おはようございます、マスター。セックスだけが気持ちよくなる方法じゃないってこと、よく分かったでしょう? 私はマスターのためならどんな事でもしてあげる。だから、焦らずにゆっくりいきましょうね?」

 

 それから、マルタはあなたを抱きしめてキスをした。絡みついてくるマルタの舌は柔らかくて温かくて、唇はマシュマロのように甘い。唾液の甘美な味わいに頭がクラクラしてしまう。

 

「んっ……ちゅ……はぁ……♡ んむっ……はぁ……ん……ぷはぁ……♡」

 

 あなたは彼女に抱かれながら、夢見心地の気分になった。唇を離すと唾液が伸びて、やがてプツンと切れた。

 

「さあマスター、おヘソの奥から力が湧いてきたでしょう。何人でも女の子を孕ませることができそうな気がしてきたんじゃありませんか?」

 

 あなたは自分の体を見下ろし、確かに何かが変わったような感覚があることに気づいた。しかし、具体的にどう変わったのかまでは分からない。だが、それでもいいと思った。今の自分は無敵だと確信していたからだ。

 

「ほら、もっと自信を持って! あんたは私の見込んだ男! 世界の支配者なんだから!」

 

 あなたの背中を強く叩いてくれる彼女の笑顔は眩しかった。

 

 ◆◆◆

 

 その後マルタはあなたの食事を作り、着替えを世話し、ヒゲを剃り、そしてあなたを送り出した。

 

「マスター、あなたは何処にでも行っていいし、何をしてもいいし、誰と会っても構わないわ。私はこの家にいるから、何かあったらいつでも呼んでちょうだいね」

 

 既に述べたことだが、あなたは魔法で世界を支配した。あなたは魔法の力で世界を思うままに作り変えることができる。アニメ・ゲームオタクだったあなたは、自分が好きな作品の美女・美少女ヒロインに似せた性的なモノ、「ラブ・トーイ」を作り出し、次々に世界に解き放った。あなたは好きなだけ「ラブ・トーイ」たちを性的に搾取することができる。

 だからあなたは思う存分欲望を満たすことができる。今日も気の向くまま快楽を満たそう。

 

 さあ、次は何をしよう? 

 

(夏の散策 編 了)




ここまで読んでいただきありがとうございました。


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