※この作品はR-18です。

幻想少女の露出事情   作:よっぱらい

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竹林にて とある案内人の話

あれ? 珍しいな。こんなところまで入って来るなんて。

 

散歩がてら私を探して? まあ、すっかりいい陽気だものね。

 

見ての通り水浴びだよ。最近暑いし。この泉はお気に入りなんだ。水は綺麗だし、静かだし……。

 

隠せって言われてもね、何も持ってないもの。いいじゃないか女同士だし。

 

大丈夫だよ。ここは迷い人も滅多に現れないんだ。

 

ここまで来たならわかるだろ? この竹林には珍しく、割と辿りつくルートがはっきりしていて、そのくせいかにも奥深くへ続いている雰囲気がある。だから普通の人間ならむしろ避けるのさ。貴女みたいな歴史を辿る力と、あと野生のカンがなければ……悪い悪い。今は人だもんね。

 

なんなら一緒に水浴びしていくかい? いい? まあ、滅多に来ないとは言っても、たまに人がくることはあるしね。

 

見られたらどうするって……どうもしないよ。私はね。

 

もう、そういう恥じらいとかは大分すり減ってしまったからさ。

 

たとえ男でも、私を知ってて襲い掛かってくるやつなんかいないし、たとえ襲われたところで別にね……。私なんかの貧相な裸を見るために、わざわざここへ足を運ぶやつなんてのも、滅多にはいない。

 

 

うん。

 

滅多にはね。

 

物好きってのは、たまにはいるもんだ。

 

 

一月ばかり前だったかな。

 

若い男……青年といったほうがいい年頃かな。そいつが道に迷ってきてね。そうここに、ちょうど私がこんな風に水浴びしてるときにさ。

 

まあなんというか、いかにもな反応してさ。顔を真っ赤にして、チラチラ視線を逸らしながら、それと同じくらいチラチラ私の身体を見てさ。

 

言ったとおり、私は別にどうってことないから、そのまま水から上がって目の前で服を着て、迷ったって言うから里まで送ってやったんだけど。

 

その日は本当にそれだけさ。私自身、なんとも思っちゃいなかった。

 

 

何日かした後、また来てね。

 

また迷ったって言って。

 

もちろんそんなわけないよね。私だって、そこまで察しが悪いわけでもない。

 

物好きなやつもいるもんだ、と思ったさ。

 

一方で、そんなことのためにこんなとこへ踏み込んでくるんじゃないよって、説教でもしてやろうかとも思ったけど……一瞬ね。

 

一瞬でめんどくさくなった。だから、しょうがないヤツだなぁ、また送ってやるか、と。三度目があればその時に殴ってやればいいだろ、とね。

 

でまあ、前と同じに水から上がって……そこまでは同じだったんだけどさ。

 

ちょっと暑かったのと、少しいたずら心が出てね。

 

裸のまま、道案内してやることにしたんだ。

 

まぁまぁ、そう怒らないで。別にいいだろ、私の身体だし。里の風紀を乱してるわけでもないし……。竹林の風紀? ないでしょそんなもん。妖精と妖怪と人でなししか住んでないのに。

 

それで、そいつもだいぶドギマギしてたけど、とにかく私がさっさと歩き出しちゃったから、すぐ後をついてきたさ。

 

裸で歩く私のすぐ後を、生まれたままの後ろ姿を間近で見ながらね。

 

うん、突き刺さるような視線、ってやつだねぇ。主にお尻のあたりにさ。

 

背を向けてるから、私からは彼がどこを見てるかなんてわかんない。だからもう一切遠慮なく、舐め回すように……でも、視線って感じるもんだよね。なんとなくさ。鼻息もすっごい荒くなってるし。

 

それでわざと少しお尻を突き出すみたいに、左右に振るみたいに歩いたりして。

 

その度に鼻息と、唾を飲み込む音なんかも聞こえたりしてね。

 

そんな調子だから、足元がおろそかになって、時々つまづいてコケたりするんだけど。振り向いて、大丈夫かいって声をかけると顔を上げて、私の股間を見て、胸を見て、それから顔を見て、ばっと顔をそむけるのさ。かわいいよね。

 

男を誘うような真似? はは、とんでもない。

 

誘うような、じゃない。誘ってたんだよ。

 

そう言うなって。まだ私のほうから襲わなかったぶんだけ、ちょっとは乙女らしさが残ってたと思ってくれよ。

 

……人間らしい感情はすり減っていく一方で、本能的な衝動はなくならないもんでね。

 

こんな身体だから、満たされない苦しみには慣れた。つまり飯がないなら別に食わなくても平気。だけど、目の前にあるなら食いたくなる。そういうことさ。

 

だから振り返るときは殊更に足を広げてみたり、心配して覗き込むふりをして、胸元を顔に近づけたりして……かなり、意識的に見せ付けてたんだけどなぁ。

 

結局、襲ってこないんだもん。

 

やっぱりこう、胸と尻が足りないせいかな。まあ、それでなくても妖怪とも渡り合えるような女、殺しても死なない化物には、手を出しにくいものなのかね……。

 

いや、別に落ち込んでるわけじゃないから。無理に褒めなくていいってば。

 

 

それで何事もなくそのまんま、竹林の出口にまで来ちゃってさ。

 

流石にちょっとムカついたというか……意地になってね。

 

絶対、手を出させてやるって思って。

 

そのまま竹林を出て帰ろうとするそいつを、ちょっと待ってって呼び止めたんだ。

 

裸で長く歩いたせいか……ちょうど、もよおしてたからさ。

 

しゃがんで、そいつに向かって足を広げる格好で……そのまま、ね。

 

ガン見されたよ。

 

それまでの落ち着かない視線が嘘みたいにね。

 

量が多かったのか、少し出が悪かったのか……その両方かな。なんだかずいぶん長い時間出してた気がする。その間ずーっと私のそこを見てた。

 

前を大きく膨らませながらさ。

 

 

……あの時は、ちょっと驚いたね。

 

いや、そいつがそんな風に私を見たことにじゃなくて。

 

まだ自分にも……こんなに恥ずかしいと思う心が残ってたんだ、って。

 

思わず足を閉じたくなるほどね。閉じなかったけど。

 

恥ずかしかったなぁ……恥ずかしくて、すごいドキドキした。顔がすっごく熱くなってた。

 

 

で……全部出し終わってから、紙を持ってないかって聞いたんだ。

 

震える手で差し出してきたそれを、もちろん私は……受け取らずにね。

 

拭いてくれる? って言って。

 

腰を突き出すみたいに、股を開いて。

 

無自覚に、かなり興奮してたみたいで……触れられた瞬間、思わず声が出ちゃったよ。それだけで軽くイッてた気がする。

 

当然そんな紙一枚、あっという間にぐしょぐしょになって。

 

で、ようやくさ。

 

それでも来なかったら、頭にきて殺してたかも……いや冗談冗談。

 

吹っ切れちゃったら、あとはもう獣さ。若い元気な雄。押し倒されて、広げられた股の間をたっぷり舐めしゃぶられて……そうしてそのまま前から、後ろから、また前から。立て続けに三回も……四回だったかな?

 

この頼りない胸をしっかり掴まれて、豆もねっとりいじり倒されて、ギンギンに反り返った硬くて太いのでお腹の奥までコスられて……熱くて濃いのを、いっぱい私の中に放ってもらった。

 

抱きしめられて、口づけられて、腰を打ちつけられながら、情熱的に名前を呼ばれるのって……いいよねぇ。

 

久々に……本当に久々に、熱くなったよ。

 

思い出すだけで、今も熱くなってくる。

 

永遠の虚無の中のほんの一刹那でも……生きてる悦びを感じられる瞬間ってのは、やっぱりいいものさ。

 

 

その後どうしたって?

 

別に。そこで別れて、お互い帰ったよ。

 

 

その日はね。

 

言っただろ? 通ってくる物好きも、たまにはいるって。

 

うん。今日、来るはずなんだ。

 

もうそろそろじゃないかな。

 

 

帰る? それとも……見学してく?

 

あるいは……。

 

やっぱり貴女も、水浴びしていくかい?

 

なぁんてね。私と違って立場があるもんな。まあ、ある程度は能力でなんとかなるんだっけ? でもひょっとすると、貴女の元教え子だったりなんてことも……。

 

 

……へぇ。

 

下、何も着てないんだ。ふぅん……。なるほどね。

 

悪い先生だねぇ。

 

 

 

 

 

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