ロドス女性オペレーター目隠しバスタオル脱力開脚アクメ天井定点カメラ盗撮コレクション 作:疾風怒号
(おかしい……)
リーベリの少女、グレースロートはうつ伏せの姿勢のまま、その疑念を確かなものにしていた。
ロドス・アイランド号が龍門に停泊している中、とある同僚から受け取ったマッサージ店の無料体験チケット。これ幸いと休日に街へ繰り出したはいいが、到着した店内で着替えるようにと渡されたのは布切れ同然の薄く布面積の少ない水着。これだけならともかく、あてがわれたマッサージ師は二十代後半ほどの男性と来た。
「ん……っ」
べったりと塗り広げられた熱いローションを纏うように、ゴツゴツとした男の指がバスタオル越しにグレースロートの傷一つない背中を下っていく。そのまま臀部の膨らみギリギリまで進んでいき……掠めて止まった。
「んふぅ……ッ!」
(この……っ、セクハラ紛いの真似を……!)
指先は肌に触れるか触れないかの距離を保ちながら、しかし確実にグレースロートのお尻をなぞり上げていく。ゾクゾクと背筋を走る快感に漏れそうになる声を抑え込みながら、彼女は背後の男を睨めつけた。
「どうかしました?」
「……なんでもないわよ」
あくまでシラを切るつもりらしい男の声を聞き流しながら、グレースロートは小さく息をつく。確かに、この程度のことで怒るのはお子様すぎるかもしれない。だがそれはそれとして、この状況はいささか度が過ぎていると思うのだ。
「お客様、少し失礼いたします。」
「え?……ひゃあっ!?︎」
唐突に両肩を強く掴まれ、身体ごとひっくり返されるグレースロート。「何を」と叫びかけた彼女の額に、コンとアーツロッドが突き付けられた。
「申し訳ありませんが、『マッサージですので』多少のことは我慢して頂かなければ困ります」
「ぅ……?え、えぇ、それは……そうね……?」
ロッドの先端に薄桃色の光が明滅し、グレースロートの表情が落ち着いていく。思考力が鈍っていき、頭の中に霞がかかったような感覚に陥る。ただ、これも『マッサージなのだから』仕方がないことなのかも知れない。そうだ、相手が男だからと言って少し過敏すぎやしないだろうか。
「では、施術を続けさせていただきます」
「んぁ……」
ぐいっと腰を持ち上げられ、今度は太ももの裏へと指先が滑る。ビクリと跳ねた脚を押さえつけるようにして、指先が強く押し込まれた。男は遠慮を感じない手つきで柔らかな腿を丹念に揉み込んでいく。
(あ、これ……気持ち良いかも……)
普段、訓練などで酷使されている筋肉は張り詰めて強張っている。それを解すような動きが心地よく、思わず吐息が溢れてしまう。
「くぅ……っ♡ふーっ♡」
いつの間にか、股間からはじっとりとした愛液が滲んでいた。水着のクロッチ部分がじんわりと濡れていき、その下の割れ目が僅かに透けてくる。
「ふふ、だいぶリラックスしてきたみたいですね」
「ふぅっ♡ふぅっ♡」
男はマッサージを続けながらグレースロートの脚を大きく開けさせる。それに抵抗する様子が無いのをしっかりと確認して、彼は大きく息をついた。
(かなり警戒されたが……なんとか上手くいった、アーツさえ効けばこっちのものだ……)
当然、普段の彼女がこんな行為を許すはずも無い。現在の状況は男のアーツによるものだ。対象の警戒心を一時的に麻痺させる精神操作のアーツ、至近距離で不意を突かなければまず当たらない上に、少しの衝撃や痛みで効果が切れてしまう欠陥もいいところの能力だが、こうして一度術中に嵌れば自力で抜け出すことはほぼ不可能であることは、この男が数多の女性に試して(そして時に命の危機に陥るなどして)実証済だ。
グレースロートは現在『マッサージだから』という条件付けで警戒心を完全に封じられている。要するに建前さえ守っていれば、今のように大股開きの姿勢にされても、違和感と羞恥心こそあれ抵抗はしてこない。太腿を揉まれようが胸を突かれようが、全身が媚薬ローションに浸されていようが。
「あ……!」
こうやって水着を抜き取られようが、抵抗はしないししようとも考えられない。無論、それがどれほど異常なことなのか認識することなど出来るわけもないのだが。バスタオル一枚越しに、一糸纏わない彼女の身体を揉み解し始める。
「ふぅ……っ♡うぅ〜……♡」
既にグレースロートの身体は発情しきっていた。特に、性器周辺を中心に火照った熱が溜まっていく。男の手はそんな彼女を焦らすようにゆっくりと、丁寧に、優しく、丹念に、じっくりと、時間をかけてマッサージしていく。
「んっ……ふぅ……♡」
(なんだろう……なんか……変なかんじ……?)
ぼんやりとした意識の中、グレースロートは微かに眉根を寄せていた。いつもより敏感になっている気がするのは気のせいではない。はっきりとわかるほどに乳首は硬く勃起し、秘裂からは止めどなく蜜が滴り落ちている。
「んぅ……っ、はぁ……♡」
(なんだか……すごく……きもちいい……)
まるで自分が自分じゃなくなるような、奇妙な浮遊感が思考を埋め尽くしている。これが本当に『マッサージ』の効果なのだろうか。いや、そもそもこれは本当に『マッサージ』なのだろうか。何か、何かがおかしい気がする。思考が纏まらない。考えがまとまらない。ぼやけた視界に映る天井がぐるりと回転した。
―――
気が付けば、彼女はロドス・アイランド号の自室に戻っていた。……記憶はある。一通りマッサージを受けて、身体が軽くなって、帰って来た。何もおかしいことは無い。
「なによ、これ……」
彼女の下腹部に刻まれた、ハートマークを越した刻印を除けば、だが。
―――
一週間後。前回と同じ時間、同じ店にグレースロートの姿があった。ただ一つ違うのは、その表情が普段の冷静さを失っていること。頬が上気し、瞳が潤んでいる。時折漏れそうになる吐息を抑え込みながら、それでもどこか期待するような表情で、彼女は視線を彷徨わせている。そして、男は現れた。前回と同じマッサージ師だ。彼はグレースロートの前に立つと、恭しく礼をして言う。「本日もよろしくお願いします」と。
グレースロートはこの一週間、際限なく膨れ上がる性欲に苛まれ続けていた。原因は明らかに下腹部の刻印だ。それ以外にはあり得ない。緩みかけた表情をキッと引き締めて、彼女はマッサージ師を睨みつける。
「あんた……、私に何をしたの……ッ!」
「何を、と申されますと?」
「とぼけないで、これは何!?」
そういうなり、彼女はシャツを捲り上げる。そこには確かに刻印が刻まれていたが、男は特に表情を変えなかった。
「あぁそれですか。ご安心ください、『マッサージですので』そうもなります」
「そんなこと……! ……そんな、ええと」
「大丈夫です、皆さん驚かれますので」
グレースロートは混乱していた。目の前の男の言葉を疑うべきなのはわかっている。しかし、同時に『マッサージなのだから』確かにそうだとも考えてしまう。どうすれば良いのかわからない。頭がおかしくなる。思考が乱れて、まともに考えられない。
男は微笑む。そして言った。
「そんなことより、本日も前回と同じコースでよろしいですか」
――
結局、グレースロートは問い詰めるのをやめて施術を受けることにした。身体が軽くなったのは確かであったし、『マッサージなのだから』多少変わったことが起こっても、恥ずかしいと思っても許容範囲内だ。
そうして、マッサージは始まった。男の指先が触れる度、グレースロートは小さく声を漏らす。その度に唇を噛んで堪えようとするのだが、どうしても我慢できずに溢れてしまう。マッサージは全身に及んだ。乳房から始まり、腰回り、脚の付け根、そして股間へと至る。
男はまず最初に、グレースロートの両脚を大きく開かせた。当然、水着は剥ぎ取られており、秘所が露わになる。グレースロートは羞恥に顔を赤らめながらも、抵抗はしなかった。男はそこにオイルを垂らす。ぬらぬらと光るそれは、まるで愛液のようだ。それをたっぷりと塗り込むようにして、男の手は動き始める。まずは鼠蹊部。次いで内腿へ。そして、一番触って欲しい部分に触れる寸前で手を離し、焦らすように周辺を撫で回す。
焦れたグレースロートは身を捩らせる。男がくすりと笑ったような気がしたが、今の彼女にとっては些細なことだった。とにかく一刻も早くそこに触れてほしい。もっと強く、激しく、徹底的に揉みほぐしてほしい。頭に浮かぶのはそれだけだ。やがて、ようやく秘所に手が伸びる。男は人差し指で淫核に触れ、ごくゆっくりと捏ね回した。
「ん……っ♡ふぅ……♡んぅ……♡」
(ああぁ……♡)
待ち望んだ刺激に、グレースロートは歓喜の声を上げる。脳髄が蕩けるような快感だった。男はそのまま、執拗にそこを刺激し続ける。ゆっくりと円を書くように人差し指が動く度、彼女はかぱっと開いた腰を持ち上げくねらせた。
「あっ……♡あ……♡だめ……っ♡」
ひとりでに腰が持ち上がり情けないポーズで揺れる身体に、グレースロートは羞恥を感じてはいる。だがその姿勢を律しようとするたびに、マッサージ師の言葉が彼女を縛った。
「『マッサージですから』大丈夫ですよ、恥ずかしくても我慢して貰わないと」
「そっか……マッサージだから……」
「はい。マッサージなので、気持ち良くなって頂かないといけません」
「うん……そうよね……マッサージなんだもの……」
マッサージ。マッサージ。マッサージ。快楽に濁り始めた思考の中で、グレースロートはその言葉だけがぐるぐると回る。自分は今、マッサージを受けているだけなのだ。気持ちよくなるためにここに来ているのだ。何も間違っていない。何もおかしなことはない。
「……ッく、ぅう……♡」
グレースロートは絶頂した。男の指は相変わらず陰核を弄び続けているが、彼女の身体は勝手に反応してしまう。その瞬間、彼女の身体は痙攣し、秘裂からは大量の潮を吹き出した。だがそれでも、彼女の身体は止まらない。更なる快楽を求めて、更に深くまで堕ちていく。
それから数時間後。マッサージを終えたグレースロートは、一人自室のベッドの上で横になっていた。
「ふぅ……ッ、ぅ……ふっ……♡」
全身、特に下腹から陰部に掛けてが炙られるように熱い。マッサージを受けた直後からロドスに帰還するまでは疲労が取れた快い感覚しかなかったはずなのに、今ではすっかり陰部と乳首を弄る手が止められない。しかし、どれだけ激しく刺激を与えようと彼女は絶頂に至ることが出来なかった。
―――次はまた一週間後に、お友達を連れてご来店くださいね。『マッサージですから』―――
すっかり茹った彼女の頭に、男の言葉が反響する。本来ならば「は?」の一言で一蹴するような滅茶苦茶な要求にも、今の彼女は抵抗出来なかった。
―――
「へぇ、結構雰囲気あるじゃん! ……まぁ、この服はちょっとどうかと思うけど」
「申し訳ありません、当店の決まりですので」
一週間後、例の店内には大柄な黒髪のフェリーン……ブレイズの姿があった。彼女を呼んだのは勿論グレースロートだ。乳首と陰部だけを頼りない布切れで隠した姿で、施術台の上に仰向けになっている。そんな姿を見下ろしながら、男は言った。
「では、今回はグレースロート様と同じメニューでよろしいですか?」
「よくわかんないけど、それでお願いしようかな。よろしく!」
「かしこまりました、では目隠しを付けさせていただきます」
「おお、なんか本格的」
無論グレースロートへの施術にアイマスクなど使用しないのだが、ブレイズは全く疑うことなくされるがままだ。機能的な筋肉に覆われた身体に内心冷や汗を流しながらも、担当の男はほくそ笑んで傍に置いてあった機械のスイッチを押した。
(ンなクソ強そうな女連れてきやがったときはビビったが、ハナから無警戒な奴で助かった……。フェリーンなら『これ』でイチコロだ)
可動を始めた機械から、温かいミストが噴霧される。その正体はマタタビから抽出した液体と媚薬の混合物。そんなものを噴き付けられれば当然……。
「ん? 何コレ、凄いいい匂い……って、え!?」
視界を奪われたままのブレイズは強い酩酊感と身体の熱を慌て始める。
「ちょ、ちょっと待った、もしかしてあたし、騙されちゃった感じ……?」
「さて、どうでしょう」
「いやいやいや、だってこんなのおかしいよ! 絶対何か企んでるでしょ、ねぇ、あんたら一体何を……んひぃっ♡」
「どうかされましたか」
「あ、い、いや、なんでも……」
一瞬漏れ出た声を誤魔化すように、ブレイズが口を閉じる。
「……んんっ♡」
「失礼、少し強かったでしょうか」
「あ、あぁ、うん、大丈夫大丈夫、全然問題なし、あはは」
その次の瞬間には、彼女の額に既にロッドが突き付けられていた。
「『マッサージですから』、問題ありませんよね」
「そ、うだね……?」
疑問符を浮かべたまま、ブレイズは小さく呟く。こうなれば、影響かから脱することは難しい。男は耐えきれず流れた冷や汗を拭う。そうして、グレースロートの時と同じように施術が始まった。まずはオイルを塗りたくった手で全身くまなく撫で回していく。
ブレイズの身体は全体的に引き締まったアスリート体型だが、それでも女性らしい柔らかみもしっかり残っていた。その豊満な胸元に指先を這わせると、「あっ♡」という甘い声と共に背中が反り返る。
「ん、ふぅ……っ♡」
「随分敏感ですね」
「ちが……っ、そういうわけじゃ……」
「恥ずかしがらなくても良いんですよ。ほら、『マッサージですから』」
「うぅ……♡」
羞恥心を煽るように囁くと、ブレイズの声が甘く蕩ける。そのままゆっくりとマッサージを続けていくと、彼女は次第にその身をくねらせ始めた。
「はぁ……っ♡……ぅ……♡」
「いかがですか」
「なんか、むず痒いっていうか、変なかんじ、ふわーっとしてくるんだけど……っ♡」「それは良かった。では、もう少し強くしていきますね」
「え?……ッ!? ああぁっ♡♡」
男が下腹に添えた両手に力を込めた途端、彼女の口から甲高い悲鳴が上がった。身体の芯を直接刺激されたような強烈な感覚。だが、不思議と嫌な気はしない。男が手を退けると、そこにはグレースロートのものと同じ刻印が刻まれていた。
ぐったりと脱力したブレイズに少しの休憩を言い渡して、男はもう一人のマッサージ師と店内の廊下で落ち合う。
「どうだった?」
「なんとか準備完了、そっちは……先週終わってるか。お前な、あんな強そうな奴連れてくるなんて聞いてねぇぞ」
「お前が二人同時にやりたいって言い出したんだろうが、文句言うなよ馬鹿」
男二人が言い合っているあいだ、それぞれの部屋で放置されたグレースロートとブレイズは全身を覆う痺れと淡い快楽に侵され、その肢体をくねらせていた。
「はぁ……っ♡……ぁ……っ♡」
「あ……っ♡……あ……っ♡」
二人の身体には既に淫紋の光が浮かび上がり、乳首と淫核はバスタオルの上からも分かるほどに勃起している。双眸にぼんやりと灯ったピンク色の光は、彼女たち二人が完全に精神操作のアーツに嵌っている証だ。そしてまた部屋に戻って来た男達が二人に告げる。
「「それではマッサージを続けさせていただきます、お楽しみください」」
「は、はい……」
「はい……」
グレースロートは期待に満ちた声で、ブレイズはどこか呆けた様子で返事をする。それから程なくして、部屋には再び少女たちの喘ぎ声が響き始めるのであった。
それから数時間後。
全身にしっかりと『マッサージ』を受けた二人はすっかり上機嫌になり、満足げな表情で店を出て行った。
「ね、良かったでしょ」
「いやースッキリした!ちょっと恥ずかしかったけど、これならホントに毎週通ってもいいかも!」
そんな会話を交わしながら、二人はロドスへと帰還した。その身体が、既に囚われているとも知らずに……。