【書籍化】エロチートを授かってタイムリープしたので、2度目の人生はクラス一の美少女を抱き潰す 作:月見ハク
高級シティホテルの一室に、俺は高校一の美少女・
「エリカ、よく来たじゃん」
千島エリカは、夏だというのに長袖のチェックシャツとロングデニムという暑苦しい格好だった。
これからされることに、少しでも抵抗しようという意思が感じられる。
俺は、部屋のドアを閉めるなり、千島エリカの唇にむしゃぶりついた。
「んむッ…ちゅ…ちゅぱ… いやッ…あむッ、むぅ…んッ…ちゅろ…」
やっとこの日が来たのだ。
今日は土曜日。明日の夜まで抱き潰してやる。
俺は、「神」が与えてくれた
***
その日、俺はコンビニに行くために、玄関を出た…はずだった。
気づけば漆黒の闇が広がっていた。そして、誰かの声が響いた。
「――369日後、あなたの意識を20年前に戻します。その際、特異な能力を1つ授けます。イメージしておいてください」
パッと視界が戻る。見慣れたアパートの廊下。
幻覚? …いや違う。なぜか
俺、
***
便宜上、「神」と呼ぶことにする。
その神は、「意識」だけを20年前に戻すと言った。意識がどこまでを指すのかは分からないが、記憶は当然持っていけるだろう。
であればやることは…。
俺は、何年分かの宝くじの当選番号や、高騰する株の銘柄の暗記を開始した。
他にも、英語や中国語、経営など「二度目の人生」で無双できそうな知識を詰め込むことにした。
369日後、俺は34歳になっているから戻れるのは14歳の頃か。
悪くない。
「あの日」をやり直せる。
***
17歳。高校2年生の夏、俺は浮かれていた。
クラスの、いや学校中の男子の視線を集める女子――
小学校の頃は苦労しなくてもそこそこできた勉強も、中学からは下の中まで一気に落ちた。
運動も、得意でも不得意でもないレベルだったが、ここぞという勝負に弱いせいで、体育の授業などでは何度も格好悪い姿を晒した。
なんとなく、負け癖ができあがっていた。
顔の造りも悪くなかったはずだが、髪型をいじったりオシャレをするのが面倒だったせいか、モテるなんてことは一切無かった。
むしろ、「あえてモテない方向で行くから」などと、自分を納得させていた。馬鹿だった。
バンドや部活、そして恋愛に精を出す男子がいる中、俺は、そいつらを小馬鹿にする自分を演じていた。
同じようにひねくれた底辺男子とつるみ、日がなゲームをしていた。
そんな俺だったが、高2の春から夏にかけては、勇気を出した。
文化祭でうちのクラスは「お化け屋敷」をやることになり、その実行委員に、俺と千島エリカの2人が選ばれたのだ。
どういう流れでそうなったのかは、正直覚えていない。
ただ、俺はこの頃、なんとか自意識を満たそうと「心霊マニア」キャラを演じていたから、それで抜擢されたような記憶がある。
そして、意外にもオカルトに興味があるという千島エリカが、自分からやると言い出したのか、友達にやりなよと言われたのか…どっちだったかは忘れた。
そこからは、まさにひと夏の夢のようだった。
千島エリカは、当時の女の子の中ではやや小柄な身長で、男子の中で前から数えたほうが早い俺よりも、少しだけ低かった。
外国人とのクオーターらしく、彫りが深く、目鼻立ちが整っていて、いわゆる美人だった。体は一見細いようで、胸はそこそこある。
そして、彼女の魅力はその容姿だけでなく、気質にもあった。気が強いというか、芯があるというか、真っ直ぐな性格だったのだ。
「根室、ここの仕掛けどうするんだっけ?」
「ああ、そこは前言ったじゃん。忘れんぼうだな
放課後、2人でお化け屋敷の仕掛けを作る。
千島エリカは、俺のことを「君」付けでも、申し訳程度に流通している「ネム」というあだ名でもなく、「根室」と呼んだ。
だから俺も、「千島」と呼んだ。他にこう呼び合うクラスメイトはいないだろう。それだけで優越感に浸れた。
「文化祭終わったら、打ち上げでもしたいねー」
「いや、しねえし」
恥ずかしくて咄嗟に拒否してしまったが、この誘いに俺は有頂天になった。
文化祭終わったら2人で打ち上げ。
俺は、打ち上げで告白する自分の姿を想像した。そして、なぜかいける気がした。
文化祭が終わり、ちょうど土日休みだったこともあって、俺はさっそくメールを送った。
『打ち上げなんだけど、ファミレスでも行って軽く飯食わん? まあ忙しいだろうから、千島の行きたいとこでいいよー☆』
なぜか返事は来なかった。
次の日の夜、やっと返信が来た。
『ごめん、用事があって中々行ける機会ないかも。クラスの皆で調整して決めようか』
拒絶されるとは思ってもみなかったので、焦った。
打ち上げで告白するつもりなのに。
俺は急いで返信を送った。
『あーそうしようか。ただその前にちょっと2人でとか無理かな? ちょっと軽く伝えたいことがあって』
返信は来なかった。
さらに焦燥感に駆られた俺は、次の日の夜、もう一通送った。
『実は、俺千島のことが気になってて、もしよければ遊ぶとかどうかなと思って。なんか返事くれないみたいだから、メールでごめんだけど』
この時すでに、やらかしている感がしなくもなかった。
そして、1時間ほどして、千島エリカから返信が来た。
『ごめんなさい、付き合っている人がいます。でも根室は良いやつだと思います。これからも友達として接してくれると嬉しいです』
俺は、自分が世界一恥ずかしい人間だと思った。
後日、クラスの男子の北田が俺に話しかけてきた。
「ネムさ、エリカに告った?」
「え…」
「…まあ、ドンマイ」
北田は本当に勇気づけるような、申し訳ないような感じで俺の背中を叩いて去っていった。
ほどなくして、千島エリカと北田が付き合っていて、クラスのほとんどが知っていることを聞いた。
恋愛話などを小馬鹿にして、興味のない振りをしていたせいで、俺はそれを知らなかったのだ。
無様だ。
俺は無様な人間だ。
それがトラウマになったのかは分からない。
ただ、その時から俺は自分を卑下する癖がついた。
自分はどうせ失敗する、また恥ずかしい目に遭う。そんな風に常にビクビクするようになった。
そこからの人生は、良いものとは言えなかった。
結局、34歳になっても彼女ができたことはなく、素人童貞のまま。
稼ぎも少なく、ワンルームで一人暮らし。
そんな毎日を送る俺に、「神」が授けてくれた幸運。
人生を、やり直せる。
その瞬間、俺は2度目の人生での目標を決めた。
千島エリカを、抱いて、ぐちゃぐちゃにして、俺だけのものにする。
***
369日後。
またも唐突に目の前が真っ暗になった。
「――これより、あなたの意識を20年前に戻します。授けて欲しい特異な能力をイメージしてください」
俺はこの1年、毎日毎日練り続けたイメージを、「神」に伝えた。
「――授けました」
その瞬間、俺の下腹部が火を吹いたように熱くなった。
そして、そのまま意識が遠のいていった。
***
ハッと気が付くと、俺は実家でシャワーを浴びていた。
鏡には、見慣れた自分の――14歳の俺の姿が映っている。
今、大人になった夢を見ていたような。
いや、違う。この下腹部の熱さは、夢じゃない。
俺は20年後から戻ってきたんだ。
ひとまず「神」に授けてもらった能力を確認しよう。
俺は、自分の下腹部に意識を集中させた。
よし、イメージ通りの機能が備わっているのが分かるぞ。
神に願った能力は、名付けて「チート性器」だ。
その機能は、主に6つ。
1つ、分泌される精液は女に極上の快感を与える。
2つ、一度精液を体内に取り込んだ女は、その精液の虜になる。
3つ、分泌される精液は任意で避妊モードになる。
4つ、分泌される精液は女にとって美味になる。
5つ、分泌される精液は女の体を活性化させる。
6つ、性行為で女に痛みを与えない。
他にも細かい仕様や効果にいたるまで、「神」は再現してくれた。
「ははははっ…」
自然と笑いがこみ上げる。
やった。やったぞ。
俺は、そそくさと体を洗って、何年ぶりかの家族団らんを味わった。
親父の読んでいる新聞の日付、テレビのニュースをチェックして、狙い通りの日時に飛んだことを確認する。
さて、目標までの猶予はあと2年とちょっとだ。あまり時間はない。
2度目の人生を有効活用しよう。
※全面改稿・加筆修正した電子書籍版が、7月12日にフランス書院eブックスより発売されました! もしこのお話が面白い・面白そう・エロそうと思われましたら、ぜひ書籍版のほうを読んでいただければ嬉しいです。
ウェブ版よりも読みやすく、エロく面白くなっています。
↓↓↓
『2度目の人生はクラスで一番可愛い彼女を抱き潰す』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CXYBGV7K