【書籍化】エロチートを授かってタイムリープしたので、2度目の人生はクラス一の美少女を抱き潰す 作:月見ハク
試写会の翌日。
日曜日だと言うのに、俺は朝からネム本社に行き、仕事に精を出していた。
『――来月には、緑茶と天然水が全国のコンビニに並びます。そこで様子見をして、再来月からはコーヒー缶のほうを投入予定です』
チュパ、ジュルジュル…ジュボ、ジュボ。
「ご尽力ありがとうございます。ヒット商品になるといいですね」
ジュル、あむう、チュロロ…ジュジュジュ…。
『女性のモニターテストの結果では満足度120%ですからね。これを謳い文句にしつつ、美容効果のある飲料というのを口コミやSNSで広める予定ですよ』
俺は今、ミキの社長室で、社長のデスクに座り、テレビ会議をしている。ミキは俺の横でうやうやしく立っている。
会議の相手は、国内シェア2位の飲料メーカーの社長だ。
俺がネムの実質的なトップであり、ネムの製法を唯一知る人間というのは、一部の界隈にはもう知られている。
「ああそうだ、CMの件ですが、新山チアキの了承もらえましたよ」
ジュボ、チュ、チュ、ジュルり。
『それは助かりました。彼女売れっ子で、事務所や代理店通しても中々都合つかなくて、困っていたんですよ。…ところで、さっきから水っぽい音しませんか?』
ジュルルル。
「水、ですか? ああ、新しく入れたウォーターサーバが結構うるさくて。壊れてるのかな?」
ジュポ…ジュポ…ジュポジュポ……ズゾゾゾッ。
『それなら当社の商品をお贈りしますよ』
ズゾゾゾゾゾゾゾゾッ――。
「うっくッ……いえ、有り難いですが、気に入っているので。では今日は有難うございました」
俺はカメラを切った。
ふう、耐えきれずについに射精してしまった。
「んれろ…アラタさん、気持ち良かったですか?」
「ああ、最高だったよ」
「良かった♡」
デスクの下では、全裸の新山チアキが口に含んだ精液を、専用のコップに吐き出したところだった。
それをミキが受け取り、フタをしてからラボの研究員に渡す。
こうして、今や世界を席巻するネム商品が供給されていくのだ。
「アラタさん、昨日、来てくれて嬉しかった…♡」
「俺も、チアキの晴れ姿を見て、惚れ直したよ」
チアキは当然のように、俺の膝の上にまたがると、再び剛直したペニスを自分の女窟にあてがった。
ズプッ…。
「はぅんっ♡ アラタさんの、もう、こんなおっきい…あんッ♡」
その時、ビーッビーッと、俺のスマホから警報音が鳴った。
エリカ関連で緊急連絡がある時の音だ。
着信元はエリカの尾行&護衛班だ。
俺はすぐさま通話ボタンを押す。
「どうした?」
『エリカ様が、未登録のマンションに入られました』
「用件は分かるか?」
『対象Aと通話をしたみたいですが、内容の傍受には失敗しています』
対象A…浅倉だ。
浅倉に呼び出されたのだろうか。
「場所は?」
『港区です』
目と鼻の先だ。
「特別警戒配置だ。非番の人間も全て向かわせろ」
俺は、ゆっくりチアキを持ち上げ萎れたペニスを引っこ抜く。
「チアキ、ちょっと行ってくる」
「うん、気をつけてね」
「私、車出すよ」
俺は、ミキの車に乗り込み、現場へ向かう。
道すがら、エリカにメールを送る。
『ヤッホー☆ 今何してる? ちょっと2人で会えないかな? 軽く伝えたいことがあって』
すると、エリカからすぐに返信が来た。
『ごめんなさい、今日は用事があって無理です。明日学校で話してくれると嬉しいです』
俺は、エリカの尾行&護衛班に再度電話をかける。
「特別警戒配置から、鬼強襲モードに切り替えだ。戦力をかき集めろ」
***
港区の低層型高級マンションに着くと、すでに戦士たちが集結していた。
女性格闘家、女性工作員、女性暗殺者、女性傭兵、女性警察官、女性弁護士、女性裁判官、女性検察官、女性記者、女性カメラマン、女性看護師、女医…40人以上はいる。
「アラタ様、セキュリティを4つ解除しました。後は彼女の入っていったと思しき部屋の鍵だけです」
「解除にどのくらいかかる?」
「あと2分ほど」
俺は40人超の女性たちを伴って、マンションを進む。途中、セキュリティスポットそれぞれに4~5名の工作員がいたので、集まった人数は60人を超えるということか。上々だ。
俺が部屋の前に着くのと、部屋のキーロックが解除されるのは同時だった。
ガチャ。
どうやら内鍵は閉めていないようだ。
俺はズカズカと部屋に上がり込み、人の気配がするリビングのドアを開けた。
「ああ!? 根室ぉ?」
そこには驚き声を上げた浅倉と、カメラやスマホを持つ見知らぬ数人の男たち。そしてソファーの上では、両腕を縛られたエリカに、見知らぬ男が覆いかぶさっていた。シャツもブラジャーもめくられ、片方の乳房は男の唾液でテカっている。
俺は一瞬目の前が真っ白になり、すぐに真っ赤になった。
「てめえら何してんだああああああ!」
殺す。
こいつら皆殺しだ。
俺はエリカに被さっている男のところへダッシュした。
しかし、俺の横をさらに早い速度で2つの影が追い越すと、男を引っ張り上げながら腕を折り、股間を蹴り上げ、目を潰し、歯を砕き、ぐちゃぐちゃにした。
気付けば、突入した女性格闘家と女性暗殺者と女性傭兵たちが、他の男たちを見るも無残な肉塊へと変えていた。
「根室、助け…ぐひゃ、うぎょへぁっ」
浅倉も、すぐに半壊状態になった。
エリカは、女性看護師と女医が介抱している。頬が腫れている…が、他に外傷はなさそうだ。
俺が呆気にとられている間に、女性警察官が男たちを現行犯逮捕し、おそらくエリカのレイプ現場を撮影していたであろうカメラとスマホを押収した。
性犯罪事件に詳しい女性記者が、俺に耳打ちをする。
「こいつら、国内最大のデジタル性犯罪組織の主犯格だと思います」
「あっそ」
そんなことはどうでもいい。
俺はエリカをずっと見ていた。
やがて、エリカを介抱していた女医が、こちらを見て頷いた。
俺は、今度こそダッシュでエリカに飛びついた。
「いたっ…根室、いたいから」
俺はエリカをぎゅうぎゅうと抱きしめていた。独りよがりなハグだ。
しばらくして衝動が収まってきた俺は、エリカの拘束を解き、体をまじまじと確認する。
手首には縛られた痕があり、頬には引っ叩かれた痕。
またも殺意が再燃するが、男たちはさっさと連行された後だった。
「酷いこと、された?」
「……された」
「キスも、された?」
「…………された」
殺す。
再び殺意が燃え上がるが、男たちは連行された後だった。
「ねえ、根室」
「ん?」
「上書き……して?」
俺は、エリカに優しい口づけをした。
***
さすがの俺も、あの状況でキス以上はできなかった。
一応、エリカは怪我人で、被害者だ。俺はエリカに関しては紳士でありたい。
女性警察官に引き渡し、被害者として供述してもらう。もちろん個人の特定は絶対させないように。あと、24時間つきっきりのカウンセラーも付けた。
エリカの話によれば、最近浅倉はエリカにセックスを迫るようになり、それを断り続けていたところ、メイの裸の盗撮映像を観せられたのだという。
バラまかれたくなかったら、直接取りに来いという見え透いた誘いに乗り、マンションを訪れたらしい。
そして、まんまと拘束され、犯されかけたというわけだ。
なんとも間抜けな話である。
エリカにしては、行動が浅はかで雑過ぎる。
後で本人に詳しく聞かなければ。
『…続報です。犯人グループの卑劣な手口の一部が明らかになりました。犯人グループはSNSでモデルの募集広告を出し、応募した女性の個人情報を入手した上で、脅しに使っていたようです…』
テレビのチャンネルを変えてみる。
『…犯行グループの中には市役所職員もおり、被害者の身元情報を入手していたといわれ、現在逮捕者は100人以上に上っており、国内最大の性犯罪事件に発展しそうです…』
チャンネルを変える。
『…動画が投稿されていたチャットルームの参加者は、現在判明しているだけでも60万人を超えると見られ、大きな社会問題として今朝の国会質疑でも取り上げられました…』
チャンネルを変える。
『…前代未聞の性犯罪事件となった訳ですが、一体このような事件が起きた背景にはどのようなものがあるのでしょう。犯罪心理学者の瓜田ショウヘイさんに、今日はスタジオにお越しいただいています。瓜田さん、いかがでしょうか?』
『はい、今回の事件の背景には、あー、昨今の過剰なフェミニズム運動の反動があると言えるでしょう。女性のパワーが強くなり痴漢の検挙数も低下しつつある今、抑圧された男性の鬱憤が、えー、今回のような事件を引き起こす、あー、一つの発端になったのではないかと…』
キモ。
チャンネルを変える。
『…来月発売の「ネム緑茶」、今日はその謎に迫ります! 女性満足度120%の真偽は!?…』
チッ、ネムのコラボ商品の宣伝番組が霞んでしまったじゃないか。
テレビのチャンネルを切る。
しかし、日本でこんな事件起きるんだな。前の人生では、確か似たような事件は海外で起きたはずだ。これも、歴史を改変してしまった影響なのだろうか。
そんなことを考えながら、俺は今、エリカが襲われたマンションのソファーに座っている。
不意に、俺は右手の柔い弾力を揉みほぐす。
「あ…んッ…ちょっと、根室、どうしてここなの…?」
そして俺の腰の上には、すでにシャツもブラジャーも捲り上げられたエリカが座っている。いわゆる対面座位の格好だ。
「上書きするって約束したじゃん。エリカがレイプされたこの場所で、俺が極上の快楽でエリカの嫌な記憶を上書きするんだよ」
「んんッ…レイプ、は、されてないしっ…ああんッ」
「ここも舐められたんだろ?」
俺は、エリカの乳房を舐め上げると、ピンク色の突起にしゃぶりついた。
「あうんっ…ッ 舐め…られた、けど…んんッ…あッ…」
「でもさ、浅倉の本性知れて良かったじゃん。これで晴れて俺と付き合えるし…れんろぉ」
「ひぅっ…別に、浅倉には、んッ…とっくに、幻滅して、たし…」
ん? どういうことだ?
俺は思わずエリカの乳房から、顔を離してしまう。
「…じゃあ何? まさかメイちゃんを守るために付き合ってたっての?」
「私といれば、アイツはメイちゃんに手を出さないみたいだったから」
なんじゃそりゃ。クソみたいな自己犠牲マインドだな。
結局キスもさせずに浅倉を悶々とさせて、性犯罪グループに加担させて、自分もレイプされそうになってちゃ、意味ないじゃん。
「馬鹿なの? ていうか、何で一人でこんなとこにノコノコ来たの? レイプ野郎にレイプするから来いって言われてほいほい行くって、馬鹿なの?」
エリカは、2回も馬鹿と言われて少しムッとしたようだった。
「別に、馬鹿じゃないし。助けが来るって、分かってたから」
はあ? ますます意味分からん。
たまたま俺がエリカを組織的にストーキングしていたから良かったものを、それを知らないエリカがどうやって助けを確信できるんだよ。
まあいいや。それよりも、さっきからはぐらかされているから、もう一度聞かないと。
「とにかく、これで俺と付き合えるわけだよね!?」
「…もう、男の人とは付き合えない」
はいぃ? いろいろあって男性恐怖症になったのか!?
まあ確かに、俺に無理やり犯され関係を強要され、付き合ってる男は従妹レイパーで、自分も強姦されそうになったとあっちゃあ、まあ、確かに、トラウマにもなるか。
いやでも――。
「俺とこうしてるのは、何なワケ?」
「根室とは付き合っているわけじゃない、これは、別枠」
「いやもうこれ実質付き合ってるでしょ。もうさ、付き合ってよ」
「……それは無理」
「……なんで?」
「今の根室はタイプじゃない」
「……じゃあ、どんな男がタイプなの?」
「オカルト好きで、普段はゲームばっかりしてるけど、文化祭の準備には一生懸命取り組んじゃうような人」
チッ、陰キャ好きかよ。
……ん?
……それ俺じゃね?
「それ俺じゃね?」
あ、つっても前の人生の俺か。
「…やっぱり根室の仕業だったんだ」
ほえ、どゆこと?
「どゆこと?」
あかん、動揺し過ぎて思考のワンクッションが置けない。
「根室って、タイムトラベル? してるよね?」
それを言うなら
まあどっちでもいいや、俺は素直にコクリと頷く。
「あれ、素直に認めるんだ。じゃあいいか。実は、私もなんだ」
ふーん、へー、そういう展開かー。
「エリカ、ちょっとタンマ。寝室行こう」
「え?」
俺はエリカをお姫様抱っこすると、リビングの隣にある豪華な寝室に向かい、エリカを寝かせる。一瞬で全裸になると、エリカの「え」「やだ」「ちょっと」という声も聞かずに全部脱がした。
そして――。
チュプリ…。
エリカのグチュグチュになった濡れ窟に、ムスコを挿入した。
ああああ~~極楽極楽幸せ。
「っひやんッ…ちょっと、んっ…なんでよ…っ」
「いや、なんかエリカこれから重大な話するっぽいじゃん? つながってないと怖くて怖くて。立ってる場所がガラガラ崩れても、結合してればどっかに行っちゃわないかと思ってさ」
「なに、それ…意味分かんない」
「いいよ、動かないから続けて続けて」
俺は、にこやかに続きを促した。何を聞こうとも、今俺がエリカとセックスしていることは不変なのだ。
「はぁ…じゃあ、えと、どこから話すかな。前の人生でさ、私、倒れたでしょ? 脳死状態だって診断されて。でも、私ずっと意識あったんだ…んんッ、てもう、動かないで…よ」
ビックリしてつい抽送の快楽を求めてしまった。
何、意識があった……だと?
「それって、話とかも聞こえてたってこと?」
「…うん、目も耳も、触覚も全部。地獄、だったよ」
そりゃ、想像を絶する地獄だろう。
「もしかして、何年もずっと?」
「何年も、ずっと。ずっと、見えてたし、聞こえてた。お父さんとお母さんが喧嘩する様子も、泣く声も、友だちが悲しむ顔も、次第にそんな声が少なくなって、誰も来なくなったことも」
うん、ダメだ、耐えられない。
ヌッチャ……ヌッチャ……ヌッチャ……。
「あぅんっ…いやッ…ちょっとっ…どうして動くのよっ…」
「じゃあもしかして、浅倉のことも、そこで知ったの?」
「…うん。最初はね、私の意識がもうないって聞いて、泣いてた。でも勝手に、私の携帯いじったりしてて、根室のメール見て、『キモ』って言ってた」
あんの野郎ぉぉおお。
やっぱり俺の告白を断ってたのはテメエか。
かしこまった丁寧文だったから、ちょっとおかしいなって思ってたんだよ。
「あれ、てことは、俺の告白には本当はなんて返すつもりだったの?」
「それで、浅倉は私にキスしてくるように、なった」
あ、俺の質問スルーしたな。こんにゃろ。
ズンッ……ズッチョ、ズッチョ、ズッチョ…。
「はぅっ、あ、根室、だめっ、うごかないでぇ…ッ」
ん? 浅倉がキスしてきたっつった?
「まさか、それがエリカの初キス?」
「はぁ…はぁ…ううん、違う。初めては、浅倉と高1のとき。でも、その、セックス……まではしたことなくて」
ほうほう、ペッティングはしていたと。
「口で、とかもしたことなかったんだけど、私が倒れた後、浅倉が口に入れてくるようになった」
はあ、睡眠姦どころか、昏睡姦かよ。
さすがの俺もドン引きだよ。
「もしかして、処女も…?」
「…うん、辛かった。痛い、ヤメてって言っても、声は、届かないし。次第にお見舞いも、少なくなったから、人のいないときを狙って、多分1年くらいは、されてたんじゃないかな…」
どういうことだよ。
病院のチェック体制とかどうなってんだよ。
普通患者が犯されてたら、痕跡とかで分かるだろ。
「誰も気付かないって、おかしいだろ」
「お母さんが、拭いてくれてたから。お金、すぐ無くなって、私の入院費用、工面できなくなって。そしたら、浅倉が、『娘さんとの時間を僕にください』って、お金、渡して…」
エリカは、震えながら、涙を流していた。
俺は、それをそっと拭う。
なんで俺、前の人生で気付いてやれなかったんだろう。
「でも、次第に、抱かれなくなってきて…そしたら、病室に、メイちゃんを連れ込むようになって、私の前で、犯してた。『見られてる気がして気持ちいいから』って。メイちゃんは、泣いてた。そこで、私、メイちゃんが、ずっとされてたこと、知ったんだ」
言葉が、出てこない。
「それも、2年くらいかな、経つと、浅倉も来なくなった。それからは、もう誰も、お母さんも、ほとんど来なくなって。お母さん、一度、すごい泣いてた。『ごめんね、ごめんね』って。浅倉のこと、全部分かってたんだよね。多分、罪悪感で、私を見るのが、辛くなったのかな」
やっぱ言葉が出てこない。
自分が世界で一番不幸だと思いこんで、17年間も無気力に過ごしていた前の俺が恥ずかしい。
その17年の間、エリカはどれほどの悪夢を味わってきたのだろう。
「お金がなくなって、安い病院に移ってからは、もうほとんど、誰も、来なくなった。体も、どんどん汚れていった。いつ、延命治療が切られるのかって、ずっと怖かった」
いかん! 俺は何を腰休めしてるんだ。
これはダメだ。
上書きって、こういうときにするんだろうが。
俺はエリカの感度を上げると、抽送を再開する。
パチュンッ……ズッチョ…ズッチョ…ズッチョ…ズッチョ…ズッチョ…。
「はっんんっッ…ちょ、この、タイミングでっ? …あッ…あんんっ、あ、だめ…根室、だめぇ…っ」
「いいよ、一回イこう?」
と言いつつ俺もイきそう!
ズッチョ…ズッチョ…ズッチョ…ズッチョ…パンッ、パンッ、パンッ、パンッ。
「はぅッ…あ、ふあっ…ああッいやああん…あ、いく、イクっ…あ、あ、あ……あんんんんッ――♡」
ドビュルルルル、ドビュルル、ドビュ、ドビュ、ドビュ、ドク、ドク、ドク…。
「――ッ………はぁ……はぁ、あ…根室、まだ、でてる…んんんっ♡」
愛しさと切なさと、悲しさと申し訳なさと、怒りと、あとよく分からない感情がグチャ混ぜになり、なぜかあり得ないほどの絶頂の中にいた。
何度も精液を吐き出したにも関わらず、俺の男根はまだカチンコチンに強張っていた。
「いいよ、続けて…んちゅ、れろお、ぶちゅう、れろ、ちゅる」
言いながら、俺はエリカの唇をむさぼり、舌を絡め取る。
「んれろ、んむ…はぁ、もう、ふふ…馬鹿、なの?」
エリカは、とても優しく笑った。
俺も同じように笑う。
少し、顔をほころばせたエリカが、話を続ける。
「それで、一人になってからは、一日中、妄想することにしたんだ。もし、私が倒れてなかったら、もし、父さんが警察に連れてかれなかったら、もし、2人が離婚しなかったら、もし、うちがもっと裕福だったら、もし、倒れる前に浅倉の本性に気付いていたら、もし、私が明日治ったらって」
俺は、エリカの中に挿入しながら、エリカの体中にキスを落とした。
「んッ…それでね、倒れてから、10年くらい、経ったころかな。あー、もう無理なんだなって、諦めた。もう、自分の意思じゃ、どうにもならないんだ。死ぬまで、こうなんだって。だから、祈った。一日の半分は、どうか早く死なせてくださいって。もう半分は、どうか、誰でもいいから、助けてくださいって」
泣きながらエリカの乳房にキスをする俺の頭に、優しく手が添えられた。
「そしたら、根室が、来た。倒れてから13年くらい、経ったころかな。私のこと、見つけ出してくれた。私、嬉しかったよ。何も言わずに、帰っちゃったけど、私、嬉しかったんだ。覚えててくれる人、いたんだって」
その時のことを思い出す。30歳のあの日、意思のないエリカの目を見て、俺は絶望したんだ。
俺にはどうすることもできないって。
「だから、私、祈りのもう半分も、助けてって、思うようにした。死にたくないです、助けて欲しいって。そしたら、頭に、声が響いた」
「神」だ――。
「これから、私の意識を20年前に戻すけど、何か望みはあるかって。だから私、答えた。私に起こる全部から、助け出して欲しいって。そしたら、人を寄越すって。それだけ言われて、気付いたら、タイムトラベルしてた」
だから、
でもそうか、エリカの望みを叶えるために抜擢されたのが、俺なわけだ。
「神」も、そこんとこの説明省きすぎな。
「俺も、その声に突然話しかけられて、
俺は、ここぞとばかりに自分を脚色した。
バチは当たるまい。
「今は、分かるけど…つい最近まで、半信半疑だった。根室、本当に酷いことするし。私、神様に怒ったよ。助け出してくれるって言ったのに、嘘つきって。根室に、凄く酷いことされてるって」
「あ、ああ、うん、それは本当に、ゴメン」
いかん、ムスコも消沈してしまった。
「うん、多分、許せない。私、タイムトラベルして、根室に会うの、楽しみにしてたんだ。私ね、妄想してたとき、もし、根室と付き合ってたらって考えたことも…けっこうあったんだ」
な、なぬ……?
それはムスコもムクムクと起きてくる話だぞ。
「あんッ…もう、何でおっきくなってんの…ん…それでね、あんッ…根室とオカルトツアー行ったり、一緒に、ゲームしたり、いつか…キスしたり、抱いたり、そしたらこんなことしてあげて、とか思ったり」
そこは
エリカが肉食絶倫女王なのって、何年も妄想で溜めに溜めた性欲の発露なんだろうな。絶対本人には言えないけど。
「で、気付いたら、私、根室のこと、好きになってた。もし、私を助けてくれる人が来るなら、根室がいいなって思ってた。でも、タイムトラベルして出会った根室は、変わってた…」
神よ…!
俺は、どこで間違えた!?
エリカが好きなのは俺だけど、でも今の俺じゃないって、なんだそりゃ。理不尽だ!
「メイちゃんを守るために、浅倉とは付き合ったけど、絶対に、キスもさせなかった。初めては根室とって、ずっと思ってたのに。1年から成績トップになってて、やっぱりそうなんだって、ドキドキしたのに。クラス替えで、一緒のクラスになって、嬉しかったのに。パーティーで会った根室は、なんか雰囲気が違くて、別人みたいで。それで、体験学習で酷いことされて……嫌いになった」
そうか。キスもセックスも初めてっていうのは、今回の人生ではって意味だったのね。
そっかそっか。俺とのために、取っておいたのか〜…。
神よ…。
俺のHPはもう、尽きる寸前です。さようなら。
いや、まて。その後がある。俺はその後、幾度となくエリカを救ってきた。
その後の心境の変化を聞こうじゃないか。
エリカが、口を開く。
「……おしまい」
おしまいいいいいぃぃぃぃいいいい!?
え、その後ホテルで抱かれてやっぱり好きになったとか、病気治してもらって意味深な行動の理由が分かったとか、エリカを助け出すヒーローが俺だと分かって惚れ直したとか、そういうの、ないのっ!?
「……」
ないんかいっ!!!
「…一応聞くけど、俺と付き合う気は、ある?」
「…ごめん、無理、かな」
カチン。
俺の身勝手な堪忍袋の緒が切れた。
ズンッ――パチュンッ、パチュンッ、パァンッ、パァンッ、パァンッ。
「え!? あ、ああんッ…やっ、根室ッ…ああんッ、あんッ…んあっ、そんなっ…はげしっ…う…あ、ああああんっ♡」
「こうなりゃ、ヤケだ、犯し尽くしてやる…っ」
パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パァンッ――。
「あんっ、あんッ♡ んいやぁ、はうッ…あっ、だめぇ…あッきちゃう……きちゃうからあああッ―― ♡」
「終わらせる、もんか、まだ、終わらせない、ぞ――ッ」
バッチュンッ、バッチュンッ、バッチュンッ、バッチュンッ。
「はぁんッ♡ いやぁっ、も、イッた、イったよぉ、あああんッ♡ あああんっ…だめぇ、おくぅ…つかないでぇっ…あああああっ、ああん、これ以上はっ…ああんッ、あ、あっ、いやぁあっああああああッ――♡」
ドビュルルルルルルル、ドビュルルル、ドビュルル、ドビュル、ドビュ、ドビュ……。
――――。
――あ…あ……。
……お……い、しき、とんでた……。
きもち、よすぎて……なに…も……。
「……はぁ、はぁ、はぁ…エリカ…?」
ようやく、理性が戻ってきた。
賢者タイムになるまで、悠久の時を過ごした気分だ。
それくらい、無限の絶頂と多幸感を味わっていた気がする。
エリカは、目をキュッと閉じたまま、ビクッビクッと痙攣している。
まだ、絶頂が襲ってきているのか。
「エリカ、大丈夫…?」
「……うん? ……あ、ねむ……ろ……?」
エリカも、やっと意識が戻ってきたようだ。
落ち着くまで、しばし待つ。
「…………エリカ、愛してる」
「……私は、嘘つきのヤリチンは、好きじゃない」
うごぶはぁっ!
神様、今、トドメ刺されました。
さすがに色々バレてました。
皆さん、さようなら。
「でも……」
そう言うとエリカは、くるっと身を翻すと、猫のような動きで俺と位置を入れ替えた。
俺は、もうそれに抗うことなく、エリカの下になる。
エリカは、俺の股の間に顔を埋めると、白濁液や愛液でドロドロになった肉棒を口に含んだ。
お、お掃除フェラ…!
「ちゅる、あむぅ、じゅるる、れろおんっ、ぷは」
「あの、エリカさん…?」
エリカは、口元に付着した精液をペロリと舐め取ると、挑発的な笑みを浮かべた。
「根室に抱かれるのは、好きだよ」
完。 …ではありません。もうちょっとだけ続きます。
ここまでのお話を大幅に加筆修正した電子書籍版1巻が、7月12日にフランス書院から発売されました! 新規エピソードも盛り込み、内容もより面白くえちちになっているので、ぜひ読んでみていただければ幸いです。
【Kindle】
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