※この作品はR-18です。

【書籍化】エロチートを授かってタイムリープしたので、2度目の人生はクラス一の美少女を抱き潰す   作:月見ハク

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15.ロリっ子後輩にピアノを教えてみた

 沖野あみとの濃厚な保健室セックスを堪能した後、俺たちは、午後の授業開始ギリギリで教室に戻った。

 なんで根室とあみが一緒に? という好奇の目線に、あみは「そこで偶然会ったんだー」と取り繕っている。

 

 俺は恐る恐るエリカを見た。

 これは浮気ではない。なぜならエリカと俺は付き合っていないから。

 

 

 エリカは、興味なさげに黒板を見ていた。

 

 俺は明日も他の女を抱くことに決めた。

 

***

 

 翌朝、教室はちょっとした騒ぎになっていた。

 転校生がやってきたのだ。

 それも、とびきり美人の。

 

「大分から引っ越してきました、姫島(ひめじま)ハルといいます! よろしくお願いします!」

 

 透き通るような、それでいて芯の強そうな声。

 ショートの明るい金髪に、勝ち気そうな目。

 鼻筋はスッと通っていて、頬は少し上気していた。

 その下のぷるんとした唇は艶めき、ニンマリと笑みを形作っている。

 

 これはあれだ。「ギャルに見えて実は性格がすこぶる良い系」美人だ。

 クラスの男子はもちろんのこと、女子も目を奪われている。

 

 俺も、別の意味で目を見開いていた。

 

「誰だ…こいつ…?」

 

 1度目の人生で、この時期に転校生などいなかった。

 姫島ハルなんて娘も、知らない。

 もしかしなくても、俺が歴史を改変した影響だろう。

 

 「ねぇあの娘、ほら」「あ、ほんとだ…」なんて声がするほうを見れば、女子たちがファッション誌を指差している。

 そこには、ポーズを決める姫島ハルの姿があった。どうやら雑誌の読者モデルをしているらしい。

 

 今回の人生では、ほとんどの女性ファッション誌はネムの影響下にある。そこに登場するモデルも、スキルの力でほぼ虜にしている…はずだ。

 多分、そのへんの改変の影響が、巡り巡って姫島ハルの転入につながったのだろう。

 

 いずれにせよ、後でミキに確認してみるか。

 

 エリカを見ると、俺と同じように目を見開いて、姫島ハルを凝視していた。

 

***

 

 休み時間、俺は敏腕マネージャーのミキと連絡を取っていた。

 

『――調べてみたけど、どうやらその娘は、アラタ君のスキルから漏れてるコみたいだね』

 

「やっぱりか」

 

 授業中、姫島ハルの感度を上げてみようとしたら、スキルの支配下にないことが分かった。

 しかし、石垣ユイカのような地味な優等生ならともかく、読者モデルをやるような娘が、これまでネムの美容商品を使ったことがないというのは珍しい。

 

『出てる雑誌もネムの影響力が小さい先だし、愛用してる化粧品も競合他社のものみたいだね』

 

「やっぱりな」

 

『どうする? 業界から消す?』

 

「いや、いいよ。こっちでスキルの支配下に置いてみる」

 

『分かった。あ、そろそろ本社に顔出して? アラタ君の……欲しくなっちゃったから』

 

「ほい」

 

 ミキにだけは、俺のスキルのことを全て話してある。

 それを前提に俺をサポートしてくれるので、貴重な存在だ。

 最近はエリカに構いきりで、抱いてやれなかった。

 

 ……明日、たっぷり犯すか。

 

 今日は先約があるからな。

 

***

 

 放課後、俺は音楽室の隣にある練習室に来ていた。

 ドア越しに、綺麗なピアノの音色が漏れ聞こえてくる。

 中に入ると、八重山メイが気持ちよさそうに鍵盤を弾いていた。

 

 天然系魔性ロリ美少女な上に、ピアノも嗜むって、どんだけエロ属性盛り盛りやねん。そりゃ股間も硬くなるわ。

 

 俺はメイちゃんが弾き終わるのを待ち、拍手を送った。

 

「あ、先輩っ。すみません、気が付かなくて」

 

 小さな体がぴょこんと立ち上がり、トテトテと近づいてくる。

 童顔なのに美人顔という奇跡のロリっ子が、心底嬉しそうに笑う。

 校内自慰ネタランキングでは、おそらくメイは3位だが、レイプしたい娘ランキングでは堂々の1位だろう。それくらい、男の嗜虐心をそそってくるのだ。

 

「いいよいいよ。それにしても、メイちゃんピアノ上手なんだね」

 

「いえ、私なんかまだまだで…。でも驚きました、先輩が教えてくれるなんて」

 

「可愛い後輩の晴れ舞台だからね。成功させたいじゃん」

 

 そう言ってメイちゃんの艶々の黒髪を撫でる。日向ぼっこ中の子猫みたいに、気持ち良さそうな表情をするのが可愛らしい。

 この小さい頭を鷲掴みにして、股間にあてがい肉棒を突っ込みたくなるが、我慢する。

 

「番組収録、明日だろ。さっそく練習しようか」

 

「はいっ!」

 

 メイちゃんは現在、ネムの読者モデルとして育成中だ。

 近々デビュー予定なのだが、それに先立ち、ネムがスポンサーを務めるアイドル発掘番組に出演させることにした。

 そこで審査員にベタ褒めさせ、一気にスターダムを駆け上がらせる。

 俺は自分の女はとことん贔屓する男なのだ。

 

 メイちゃんはテトテトと椅子に戻ると、また眠くなりそうな曲を弾き始めた。

 さて、教えてあげますか。

 もちろんピアノなんて触ったこともないが。

 

 俺はメイちゃんを後ろから抱きしめるように、椅子に座る。

 美しい旋律が止まる。

 

「え…先輩、あの…」

 

「いいから続けて?」

 

「でも、あの…これ、じゃ…」

 

 俺はメイちゃんの細い太ももをさすり、なだらかな胸を撫でる。

 

「これも練習だよ? あ、ちょっと寒いから冷房消すね」

 

「んっ…いえ、あの、まだ暑い、です」

 

 季節は真夏。

 しかし、これから全裸になるのだ。汗が冷えたら大変だ。

 

「このまま続けて? 1回間違える度に、服を脱がしていくから。羞恥心をなくす練習だよ」

 

 なんの練習やねん、と心の中でセルフ突っ込みを入れていると、メイちゃんが顔を真っ赤にして頷いた。

 

 小さい手が鍵盤の上を滑り始める。

 ぶっちゃけ、間違えても俺には分からない。

 俺は、メイちゃんの耳にちゅっと口づけをして、囁いた。

 

「上手だね」

 

 メイちゃんの肩がブルッと震える。

 ポポロンッと音がして、明らかにミスタッチをしたのが分かった。

 

「はい、脱いで。靴下以外ね」

 

 屈もうとしたメイちゃんの体が、ぴたっと止まる。

 どこから脱ぐのだろうと見ていると、おずおずとブラウスのボタンを外す。

 メイちゃんはグレーのキャミソールを着ていた。白い肩が可愛らしい。

 俺は小さいうなじに顔を埋め、漂い始めた甘い匂いを吸いながら指示を出す。

 

「続けて?」

 

 再びメイちゃんが弾き始めたので、首すじと肩にキスをしてみる。

 あ、多分音を外した。

 

「はい、また間違えたよね」

 

 皆まで言わずとも、メイちゃんは「うう…」とうめきながらキャミソールを脱ぐ。いい子だ。

 白地に水色のストライプの入った可愛いブラジャーがあらわになる。

 

「続けて?」

 

 弾き始めたメイちゃんはすぐに、「あっ」と呟いて演奏を止めた。

 すると、こちらが言わずとも、自分からスカートを下ろす。

 

 なんと、間違えたので自主的にペナルティーを執行したらしい。まったく気付かなかった。

 もう何も言わんでおこう。言わずとも、従順な全自動脱衣少女となったメイちゃんは、5分も経たず全裸になってくれるだろう。

 

 俺の腕の中で、顔を真っ赤にしたメイちゃんが必死にピアノを弾く。

 その姿が可愛らしくて、思わず耳をはむはむと(ついば)む。

 もちろん演奏は止まる。

 

「間違えたね」

 

「はい…間違えました」

 

 メイちゃんは後ろ手にブラのホックを外すと、肩口からゆっくり脱いだ。

 俺は、メイちゃんの肩越しに、小ぶりな乳房を覗き込む。

 ピンと勃った可愛い乳首が、早くいじってと誘っているようだった。

 でもまだだ。焦らしに焦らして、自分から懇願させたい。

 

 ほどなくして、また「あっ」と言ったメイちゃんは、座ったまま、恥ずかしそうにパンティを下ろした。

 陰毛のほとんど生えていない三角地帯を隠すように、内股をモジモジさせている。

 全裸ロリッ子美少女のできあがりである。靴下だけ履かせているのがミソだ。

 

「まだ練習中だよ、続けて?」

 

「は、い…」

 

 俺はメイちゃんの感度をグリっと上げた。

 メイちゃんが弾き始めるのと同時に、俺は幼さの残る裸体に手を這わす。

 すべすべの肩をつーっとなぞり、腰や太ももの産毛を揺らすくらいの加減で触る。

 フェザータッチってやつだ。

 

「あ…んっ…んぅっ…あん…ふうぅ…んっ…んん…」

 

 メイちゃんの奏でるメロディはすでに崩壊しており、目が覚めるような(いびつ)な音楽に変わっていた。

 途中何度もつっかえながら、メイちゃんはなんとか曲を弾き終える。

 

「あ…あの、終わり…ました…んっ」

 

 俺はフェザータッチを止めない。

 メイちゃんは息を荒くしながら、縮こまっている。

 

「せん…ぱい、も…つらい、です…」

 

「辛い? やめて欲しいってこと?」

 

「ちが、くて……あの…切なくて…」

 

 うん、いい感じだ。

 そろそろだ。そろそろ羽化するぞ…。

 

「それじゃ分かんないな。して欲しいことがあるなら、ちゃんと言って?」

 

 俺はゴクリと唾を飲み込む。

 メイちゃんが、ゆっくり振り向いた。そして…。

 

「せんぱい…きて…っ」

 

 泣きそうな顔で、誘うような声。

 あまりの色気にゾクリとする。

 

 俺は鍵盤からメイちゃんの手を遠ざけると、鍵盤の蓋を閉める。

 メイちゃんを「よっこいしょ」と持ち上げると、その蓋の上に乗せた。軽っ…。

 

「わわっ…あの、せんぱい…?」

 

「そのまま股を広げて、アソコをよく見せて?」

 

「えっ…」

 

 メイちゃんは、眉をハの字にして恥ずかしそうな顔を浮かべた。

 しかし覚悟を決めたのか、俯きながら、ゆっくり股を開いていく。

 俺は椅子に座ったまま、開かれた太ももを両肩に乗せた。

 目の前のロリマンコを完璧にロックオンする。

 

「指で広げて?」

 

 メイちゃんは真っ赤な顔で、ゆっくり手を伸ばし、自分の指を割れ目にあてがう。ピースサインの要領で指を開くと、ピンク色の恥肉がクパァと花開いた。

 

「よく出来ました」

 

 俺はご褒美とばかりに、美味しそうな幼マンコにしゃぶりつく。

 

「ひゃうぅっ…ああっ、ヤダ、やだぁ…あ…ぁ…ん」

 

 舌で膣肉をかき分け、激しく踊らせる。

 トロトロの愛液を吸い上げると、甘い味がした。心から受け入れ体勢が整っている証拠だ。

 柔らかい陰毛が鼻先をくすぐる。汗と石鹸と雌の匂いが充満し、頭がクラクラする。

 溢れ出した愛液が、口の端からこぼれる。

 

 ジュジュッ…ジュルジュル…ジュゾゾゾッ…。

 

「ああんっ…ヤダぁ…そんなとこ、すわな…ひっ…うぅぅっ…」

 

 淫らな嬌声が、防音壁に囲まれた部屋に響く。

 メイちゃんは、天然系魔性ロリ美少女から、天然系魔性ロリエロ美少女に進化した。

 俺は舌を這わしながら、一皮剥けたメイちゃんの、クリッとした花芽の皮を剥く。ピンと張り詰めた肉粒をひと舐めすると、「ひう」という悲鳴が降ってくる。

 いつのまにか、メイちゃんが片手を俺の頭に乗せ、押さえつけていた。

 

 俺は、クリトリスを転がすように舐め、吸った。

 

「あっ、あ、あぁっ……あっ、んんんんっ――――」

 

 メイちゃんが俺の髪をグッと掴み、全身を強張らせる。次の瞬間、ビクンと背中を仰け反らせた。

 見上げれば、脱力したメイちゃんが、虚ろな目で俺を眺めていた。

 

 はい、もう我慢の限界です!

 

 俺は立ち上がると、カチャカチャとベルトを外してズボンとパンツを脱ぐ。カチコチに硬直した肉棒を、いまだ放心状態のメイちゃんの膣口にあてがう。

 

 ズププ……ズンッ。

 

 いきなり奥まで突くと、メイちゃんが意識が戻ってきたようだ。

 

「はぁんっ…せん、ぱい……あっ♡ あんっ…おくに、ああんッ…」

 

 俺はメイちゃんのほぐれた柔肉の感触を味わうように、ゆっくりゆっくり突き上げる。

 

 ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ……。

 

 突き上げながら、俺もシャツを脱いで全裸になる。そうして抱きしめると、お互いの汗がヌルヌルと混じり合い、初めてシャワー室でレイプした時のことを思い出す。

 狭い膣内が、俺の抽送に合わせてキュンキュンと収縮し、射精を促してきた。はいはい、今出しますよっと。

 

 俺は抽送速度のギアをローからセカンドに切り替える。

 

 ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ…。

 

「あんんっ…あ、あっ、ぁ…ああっ♡、きて、せんぱ…あっ、きて、きてぇっ♡」

 

「ぐ…出すっ…ぞ」

 

 ドビュル、ドビュルルッ、ドビュルル、ドビュ、ドビュ…。

 

 全身がブルブルと震え、快感のビックウェーブが襲ってくる。俺は、頭の中で嬌声を上げ続けていた。

 自分にも焦らしプレイを掛けていたからか、大量の精液が放出されていく。

 メイちゃんの小さな膣では受け止めきれず、溢れ出す。

 

 メイちゃんは、俺の胸に顔を埋め、痙攣していた。

 

***

 

 窓からは夕日が差し込んでいる。外からは、部活動に勤しむ学生たちの声が響いてくる。

 いやらしい匂いが充満する練習室で、俺は腕の中で失神したロリっ子を眺めていた。

 

「…う…んっ……せん、ぱい?」

 

「おはようメイちゃん」

 

「あ、すみません、お昼寝、しちゃってたみたいで…」

 

 こんな淫らなお昼寝もないよなぁ。まだ繋がったままだし。

 

「そっか。メイちゃん、気持ち良かったよ。ごちそうさま」

 

「あ、わっ、私も…気持ち良かった、です」 

 

 なんでも、メイちゃんの従兄の性犯罪者・浅倉は、この練習室でも、メイちゃんに性的イタズラを働いていたことがあるらしい。

 ピアノを弾こうとすると、それを思い出して震えてしまうというので、「上書きする」という名目で練習室セックスを楽しませてもらった。

 

 俺との絶頂×絶頂セックスにより、メイちゃんの中ではピアノ=快感という認識になったことだろう。たぶん、きっと。

 

「…せんぱい」

 

「ん?」 

 

 なんだかメイちゃんの声が、艶っぽいな。

 

「私、きもちいいの、好き、です」

 

「そう。だから?」

 

「…だから、もっと、きもちよく、して♡」

 

 蠱惑的な笑みを浮かべるメイちゃんに、俺の理性のタガは外れた。

 メイちゃんの膣内でしぼんでいたチンコがギュインとそそり立ち、腰は全自動抽送機と化す。

 

 俺はとんでもない化け物を生み出してしまったのかもしれない。

 天然系魔性ロリエロ美少女が、天然系魔性ロリエロ女王となり、男を手の上で転がし始めるのも、時間の問題だろう。

 

 俺は本能の赴くままに突き続け、都合2発発射し、果てた。

 

***

 

 メイちゃんと練習室を出た頃には、もうすっかり遅い時間になっていた。

 床に溢れた液体を拭いたり、換気したりと、後始末に手間が掛かったためだ。

 

「あの、私のせいで、遅くなっちゃってすみません」

 

「いや、メイちゃんのせいじゃないよ」

 

 俺がエロパンドラの箱を開けてしまったせいだ。

 

 

「うわ、綺麗な人…」

 

 メイちゃんが立ち止まって、廊下の先を見ている。

 その視線を追うと、美人転校生・姫島ハルが辺りをキョロキョロ見回していた。

 姫島ハルは俺たちのほうを見ると、パッと表情を明るくした。

 

「あ、やっほー!」

 

 元気に手を振った姫島ハルは、そのまま小走りでこちらに向かって来た。

 透き通るような金髪ショートカットが揺れ、その下の笑顔が眩しい。

 薄暗い廊下だというのに、その駆け寄る姿は、清涼飲料水のCMのようだった。

 

 おまけに、たわわな水風船がバインバインと揺れている。

 俺のエロスカウターの解析によると、D+カップだ。

 

「あの、根室くん、だよね?」

 

「そうだけど」

 

「あ~よかった! 理科準備室ってどこかな? あたし担任の先生に転入手続きの資料渡さなきゃいけなくて、職員室に行ったらそこにいるって言われたんだけど」

 

「ああ、この学校、建物多いし初見じゃ迷うよな」

 

「そうなの! だから場所教えて欲しくて」

 

 ちょうどいいや。案内がてら、精子突っ込んで支配下に置くか。

 

「メイちゃん、俺この人案内してくるから、また明日ね」

 

「あ、はいっ! じゃあ私はこれで」

 

 すると、メイちゃんをじっと眺めていた姫島ハルが、口をニンマリさせて、メイちゃんに近づいた。

 

「あなた、むっちゃ可愛いねっ! 1年生? あたし姫島ハル、今日転校してきたんだ。仲良くしよ!」

 

「え、は、はい、よろしくお願いします…ってええぇ!?」

 

 メイちゃんは、姫島ハルの豊満な胸の中に埋もれていた。

 

「可愛いよぅ。何この子…」

 

 姫島ハルは、大事なものを愛でるように、ギュッとメイちゃんを抱きしめる。

 

 いや、アニメキャラかよ。

 メイちゃんがロリエロ可愛いのは認めるが、初めて会った女子にいきなり抱きつくとか。

 アニメや漫画なら許されるが、リアルで見ると、かなりイタイぞ…。

 なんだコイツ。

 

***

 

 なんとも気まずい顔をしていたメイちゃんと別れ、俺と姫島ハルは廊下を歩く。

 

「いやしっかし、可愛かったわぁ~」

 

 まだ言ってるぞコイツ。

 

「姫島さん、いきなり抱きつくのはちょっと…。痴女だと思われるよ?」

 

 痴漢レイパーが言うなよって話ではあるが。

 

「ち、痴女ぉ!? そそそれは、マズい…転校したばっかなのに痴女認定はマズい。うん、自重する!」

 

 賑やかなヤツだな。まあ悪い人間では無さそうだ。

 そろそろ理科準備室だな。仕掛けるか。

 

 俺はポケットから、いつも持ち歩いているネムの試供品を取り出す。

 

「そういえば姫島さんて、読者モデルなんだっけ? うちの親がネムで働いててさ、最新作の試供品があるんだけど、良かったらいる?」

 

「え、最新作!? すごい。あーでもゴメン! あたしネムの化粧品がどうも合わなくってさー。成分かなぁ、じん麻疹とかできちゃうんだよね」

 

 ネムは完全オーガニック製品なんだが!?

 薄めに薄めた俺の精子が超微量入ってる以外は、ほとんど水なんだが。

 

「そうなんだ。ごめん知らなくて」

 

「ああ、いえいえ、こちらこそゴメン! せっかくだから貰うよ! ありがとうっ」

 

 姫島ハルが、俺の手を包み込むようにして試供品を取る。そして満面の笑顔。

 ああこりゃ、学年どころか、学校一のマドンナになる日も近そうだな。

 

「着いた。ここだよ」

 

 理科準備室のドアの前で、歩みを止める。

 さて、喉に精子を突っ込みますか。

 

 俺はポケットの中で小瓶の蓋を開け、指の先に精子を付着させる。

 

 すると、トンと姫島ハルが俺の肩に手を置いた。

 

「根室くん、ありがとね。あの、これからもヨロシクっ!」

 

「お、おお…」

 

 陽キャや、陽キャがおる。目が潰れるっ!

 

「あのさ、これからは根室くんのことアラタって呼んでもいいかな? あたしもハルって呼んでくれたら嬉しいし。あ、馴れ馴れしかったらゴメンなんだけど…」

 

「いや、別にいいけど…」

 

「やたっ! じゃあアラタ、同じクラスメイトとして仲良くしよ、じゃねっ!」

 

「お、おう…」

 

 姫島ハルはニカっと笑って、理科準備室に入っていった。

 

 あまりの陽キャオーラに、圧倒されてしまった。

 否、ドン引きしてしまった。

 

「アニメキャラかよ」

 

 俺は負け惜しみのように呟くと、薄暗い廊下を引き返した。

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