【書籍化】エロチートを授かってタイムリープしたので、2度目の人生はクラス一の美少女を抱き潰す 作:月見ハク
ミキと優雅な本社セックスを満喫した翌日、俺は当然のように寝坊した。
急いで学校に連絡をして、体調不良で休む旨を伝える。
ふう、これで良しと。
昼のワイドショーを見ながら遅めの朝食をとっていると、ミキがくすくす笑いながら聞いてきた。
「アラタ君って、変な所で生真面目だよね。散々好き勝手やってるのに」
「だからこそ、他の場面では品行方正でいないとね。俺、信号無視だってしたことないし」
無法レイパーだからこそ、その他の部分では隙を作りたくないのだ。
一応ネムのキーマンという立場もあるし。
「この後どうする? また、シよっか…?」
反対側に座るミキの手が、スルスルと俺の太ももに伸びてくる。
魅力的な提案だが、なんとなく学校が気になった。
姫島ハルというイレギュラーな存在のせいで、最近は常に緊張している気がする。
「いや、学校に行くよ」
***
学校の正門をくぐると、ちょうど午後のホームルーム終了のチャイムが鳴った。
授業をサボって、放課後から登校。なんとも背徳感のある行動だ。
「さて、今から教室に行くのは気まずいし、どうしようかな?」
帰宅部生たちとすれ違いながら、廊下を歩く。
そういえば、1度目の人生では放課後、よくこうしてアテもなく校舎を徘徊していたな…。
「あ、根室先輩!」
背後から、色っぽいロリボイスが聞こえた。
振り返ると、すっかりエロい雰囲気が板についてきたメイちゃんが、こちらに駆けてきた。
「メイちゃん、昨日は収録お疲れ様」
「あ、ありがとうございます。全部、先輩のおかげです…」
頬を赤く染めるメイちゃん、可愛すぎる。
「これから部活?」
「はいっ! 先輩も来ますか?」
どうしようかな。
合気道部にはエリカもいる。会いたいような、会いたくないような。昨日、保健室でちょっと喧嘩っぽい雰囲気になったしな…。
「…今日は、やめておくよ」
俺の返事に、メイちゃんは明らかにがっかりした表情になる。
「じ、じゃあ、部活終わったら会えますか? あの、デビューのこととか、相談に乗って欲しいことがあって…」
「ああ、いいよ」
やったっ、と嬉しそうにはにかむメイちゃんに、思わずディープキスをしそうになるも、我慢する。
手を振ってメイちゃんと別れた後、俺は図書室に行くことにした。
用もなく校舎を徘徊しても、結局行き着くところは図書室なんだよな。
***
図書室に入ると、人影はまばらでガランとしていた。
夏休み前の期末テストも終わったことだし、大半の生徒にとって、図書室は無用のスペースだ。
俺以外には。
図書室の受付では、図書委員会に所属している石垣ユイカが、黙々と作業をしていた。
ククク……と悪役っぽい笑みを浮かべ、近づこうとした瞬間、背後からトントンと肩を叩かれた。
「やっほ。アラタ、今日サボり?」
「ひぇっ…」
振り返ると、姫島ハルがニヤニヤ笑っていた。
俺は、怨霊でも見たかのような悲鳴を上げてしまう。
「うぷぷ…なにその反応。サボりがバレてビビった?」
「そ、そんなんじゃねーし」
「くふふ…なにその反応。く、あはははっ」
何やらツボに入ったらしい姫島ハルは、堪えきれずに、ついに大声で笑い出した。
「何がそんなにおかしいんだよ?」
「ふふふ、あ、いやさ、アラタって超優等生かと思ってたのに、案外不良学生なんだなって思ってさ」
絶対からかってるだろコイツ。犯したろーか。
「あの…根室君、姫島さん、図書室では静かにしてね」
いつのまにか、石垣ユイカが俺のすぐ横に立っていた。
メガネの奥の目が、俺をジトッと睨んでいる。今日はメガネっ娘か。
キチッと制服を着こなし、すっぴんに眼鏡という、ザ・優等生という出で立ち。しかし可愛い顔立ちで、意外に明るく社交的だったりもするので、男子たちの間では人気が高い。
顔に似合わず陸上部に所属しており、引き締まった体はなにげにエロい。
そしてマンコの締まりも非常に良い。
「あ、石垣さん、ゴメンナサイ…」
姫島ハルが目尻を下げ、申し訳なさそうにユイカに謝る。
胸の前で手を合わせる仕草が、やはりアニメの萌えキャラっぽい。
「うん、気をつけてくれれば」
そう言って、ユイカは受付に戻っていった。
ユイカが注意をしに来たのは、十中八九、俺に話しかけるためだろう。
側にいる間、ユイカの視線はずっと俺に固定されていた。しかも、どことなく熱を含んだ瞳で。
ふふふ…この邪魔者(姫島ハル)を追い出したら、すぐにでも襲いに行こう。
「――石垣さんって、アラタのこと好きなのかな?」
「はぇ…?」
突然投げかけられた姫島ハルの言葉に、思わず変な声が出てしまう。
「なんか、ずっとアラタのこと見てたよね」
俺は、女の勘を侮らない。
女は男の考える以上に、色恋や性に関して敏感だ。男のエロい視線なんかも、全てバレているのだ。多くの女達を性奴隷にしまくって、色々な本音を聞いて分かった事実だ。
だらかこそ、俺は普段、エリカも含めて一切女にそういう視線を向けない。
「いや、そうなん? 俺、あんまそういうの分からないからな…」
「ふーん。まぁ、あたしが結構アラタのこと観察してるから、なのかも」
はいはい、そういう思わせぶりなのいいんで。
俺は、さっさと姫島ハルから離脱するための話題を探すことにした。
「そういや、ハルはなんで図書室なんかに?」
「そういうアラタもじゃん。あたしは、ちょっと読みたいラノベがあってさ」
いや、図書室にラノベはねーだろ。学校によっては置いている所もあるらしいが、少なくともこの学校にはない。
「ここの図書室にラノベは置いてないよ」
「え、そうなのっ!? マジか~、前の学校には置いてあったんだけどなー。『時かけ王子』の最新巻があるかと思ったのに…」
なん…だと?
「ハル、それって、『時をかける第八王子は悪役令嬢に転生して武術を極めます ~あっさり魔王を倒したら女王になってくれと頼まれたがもう遅い! 私(俺)は拾ったエルフ娘とのんびり異世界スローライフを楽しむのでお引き取りを』のこと?」
「あ、うんっ! てか、え!? なんでアラタが知ってるの? 」
知ってるも何も、俺がラノベで最もハマった作品だ。
「時かけ王子」は1巻はそこそこ売れたものの、2巻はテンプレから外れまくった展開が目白押しで、読者が大量に離脱した。
そのせいで、2巻はほとんど出回らず、打ち切りとなった幻の作品なのだ。
しかし俺はその2巻の展開こそが気に入り、1度目の人生では紙がボロボロになるほど読み込んだものだ。
もちろん、今回の人生でも保存用とトイレ用も合わせて3冊購入済だ。
まさか、2度目の人生にして、
しかし、相手はミス・イレギュラーこと姫島ハルだ。不用意に親しくなるのは危険だ。
「俺はまあ、友だちがハマっててさ。……ちなみに好きなの?」
「好きもなにも、あたしのバイブルだよ~! 倒したはずの魔王が実は神で、主人公がただ手の平の上で転がされてたってのがまた、絶望的でさ~。もう神作品よ、神作品っ!」
な、なんと‥!
「分かるっ! 魔王が超ドSでさ、主人公がドMに目覚めそうになるんだよね!」
「そうっ! そこがたまらないの! あと実はエルフ娘もけっこう腹黒でさ――」
「そこ賛否両論あるよね、俺の解釈では――」
ああ、楽しい。楽しいぞ。
姫島ハル、意外に気が合うじゃないか。
というかいい奴だ。うん、いい奴。
いつのまにか俺たちは、図書室のテーブルに横並びに座り、あーでもないこーでもないと、激論を交わしていた。
「アラタの解釈、そうくるかー……あ、ゴメン」
「お、おう」
白熱し過ぎて、お互いの肩がぶつかってしまった。
パッと離れた姫島ハルが、俯いて頬を赤らめる。
真っ白い肌に、その朱がやけに目立つ。
ああ、分かった。
姫島ハルの仕草やキャラクターは、「時かけ王子」の主人公である悪役令嬢にそっくりなんだ。
「…あのさ、アラタ」
「うん?」
「アラタは、彼女とか、いる?」
「…残念ながらいない」
誠に残念ながら。
「そかそか。じゃあさ、あたしとか、ど、どうかな?」
一応、確認しよう。
感度の目盛りは――見つからない。
メイちゃんと一緒で、スキルの影響下にないのに好意を寄せてくるパターンか。
しかもメイちゃんと違って、割と素に近い俺を好いてくれたと。
ふむ。
「あ、あの、いきなり告っちゃってゴメン! こういうの初めてでよく分かんなくてさ、なんというか気持ちが溢れちゃって止めらんなくて、出会ったばっかなのにドン引きだよね、あはは。で、でもでも、一応真剣っていうか、マジっていうか、こんな気持になったの初めてってゆーか、その……」
またも俯く姫島ハルの顔は、さっきよりもさらに赤くなっていた。
息も荒く、瞳も潤んでいる。
ああ、マジなんだな。
俺が口を開きかけると、間髪入れず姫島ハルの手に塞がれた。
「もごっ」と変な声が出る。
「あの、返事はまだいい! ちょっと、返事聞く余裕、まだなくて」
姫島ハルの手の平は、汗で濡れていた。
俺はゆっくり彼女の手を離す。
「分かった」
そう言うと、姫島ハルは泣きそうな顔で見つめてきた。
こんな表情をされて、惚れない男なんていないんだろうなー。
「じゃ、じゃあね…」
姫島ハルは、とても気まずそうに図書室の出口に向かっていった。
手をうちわにして、ヒラヒラと顔を仰いでいる。
手の平だけでなく、全身が発汗しているようだった。
姫島ハルが出ていくと、さっきから視線を感じていた方向を見る。
石垣ユイカが、ジトッとした目でこちらを凝視していた。
図書室には、もう人影は無かった。
***
「お待たせ、ユイカ」
「別に根室君のこと、待ってないよ」
「そう? その受付テーブルの下でオナニーしてたんじゃないの?」
「……してない」
してない、わけがない。
俺はさっきからずっと、感度の目盛りをぐりぐりぐりぐりと上げていたのだ。
姫島ハルほどではないが、ユイカも不自然なほど汗をかいている。
俺は無言でユイカの手を掴むと、受付の裏手にある図書準備室へと歩き出す。
「ちょ、ちょっと根室君!?」
痛い、放して、とは言わないあたり、スキルの力に抗いつつも、心から拒否はできないといった感じか。これは調教しがいがありそうだ。
***
図書準備室は、蔵書の棚が所狭しと並び、部屋の隅に整理用の机があるだけの部屋だ。
窓からは陽の光が差し込んでいるものの、なんとなく薄暗い。
クーラーが壊れていて、リモコンを押しても反応がなかった。
かなり蒸し暑い。
「あの根室君、誰か来るかも…あっ、んむ…ちゅう、ちゅむ、んんっ…ちゅる、んれろ…」
俺は汗に濡れたブラウス越しに胸を揉み、強引にキスをした。
メガネが顔に当たって邪魔なので、ゆっくり外してやる。その間も、唾液を交換するような濃厚なキスを止めない。
ユイカが一歩二歩と後ずさり、俺もそれに合わせてユイカを押す。
やがてユイカの背中が本棚に当たって止まると、俺は体を押し付けながらブラウスのボタンを外す。
最後のボタンを外すと同時にブラウスを開くと、下に着ていた白いキャミソールを、その下の黄色いブラジャーごと捲り上げた。
大きくはないがほどよいサイズの乳房があらわになる。顔を近づけると、健康的な汗の匂いと、甘いメスの香りが鼻をつく。
俺は、獣欲のままに、そのふくらみにしゃぶりついた。
「ひぁっ、あんん…あ、ふあっ、ふ…うっ、あぁ…」
クセになりそうな弾力の乳房を、口内で堪能する。汗で味付けされて、舐めると美味しい。
手で腹を撫でると、陸上部で鍛えられたしなやかな腹筋がピクピクと反応していた。
その流れで、俺はユイカの下半身の蹂躙を開始する。
パンティの中に手を入れると、汗か愛液か、股がグチュグチュに濡れていた。
「あ、ふぅ、ねむろ…くん、ここじゃ、だめ…」
図書準備室のドアは開きっぱなしだ。
受付から回り込めば、すぐに見つかってしまう。
本の返却か貸し出しに来た生徒が、気配を頼りに覗き込めば、難なく目撃されてしまうだろう。
「別に見られてもいいじゃん」
「だめ、だめなのっ…お父さんに、知られたら…」
知られたら? どうなるんだろう。
まあいい。俺も見つかるのは本意ではない。
俺は一度、ユイカの蹂躙を止めると、部屋の隅にある机の所まで引っ張り込む。
ここなら、蔵書棚が障害物になって、ドアからは死角になる。
「え、ちょっ、ちょっと待って…きゃっ」
俺はユイカの体を机に押し倒し、尻を持ち上げ、仰向けに寝かせる。
そのまま無理やりパンティを脱がすと、膝を押さえてM字に開脚させた。
引き締まった太ももを舐めると、「ひぅ」と可愛らしい声が聞こえてくる。
その中心にある女陰は、溢れた蜜で光を反射していた。
「まって、まって」と言いながら、力なく伸ばしてくる手を払い除けながら、俺はユイカのマンコにむしゃぶりつく。
「ふあ…ぁ、あんっ…あ、ひあんっ、あうぅ…んっ♡」
声に艶が混ざってきたのを確認し、俺はズボンを下ろし、チンコを外気にさらす。
チュクっと濡れ濡れマンコにあてがったとき――。
ピロリロ、ピロリロ…。
妙な着信音が鳴った。
「ん…あ、おとうさん、だ。でなくちゃ…」
お父さん専用の着信音なのか。
ユイカは、机に押し倒した拍子にポケットから飛び出していたスマホに、手を伸ばした。
凄いな、この状況で、スキルにも快楽にも抗って、電話に出ようとするなんて。
それほど、父親の影響が強いということだろう。
「もしもし、どうしたの? …うん、学校。…え? えと、まだ、帰れない」
ユイカは一瞬俺を見た。
今日は早く帰って来いとでも言われたのだろう。
俺は、父親よりも俺を選択したユイカの意思を尊重し、膣に肉棒を挿入することにした。
ズブ…ズブブブ…ズブンッ。
「――っはぁ…ふッ、う…うん、なんでも、ない…よ?」
俺は前かがみになり、ユイカの耳元まで口を持っていくと静かに囁く。
「スピーカーフォンにしろ」
前かがみになったことで肉棒が膣内をかき分け、子宮口に到達する。
その侵入に、ユイカの口から「あぅ」という悲鳴が漏れた。
ユイカは咄嗟に口元を手で塞ぐ。まあ無駄なんだけど。
『ユイカ、大丈夫か? 何をしてるんだ?』
「今、委員会だよ…あっ、ん…今、いそがし…から、きるね」
ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ…。
俺は、腰を前後に動かし、ユイカの膣壁の柔らかさと締め付けを肉棒で味わう。
相変わらず引き締まった、いいマンコだ。
突けば根元から締め付け、引けば逃さないとばかりに絡みついてくる。
『待ちなさい。……そこに、誰かいるのか?』
あ、ズチュ音聞こえてます?
やっぱり男たるもの、この効果音には覚えがありますよね。
ズチュ、ズチュズチュ、ズ…パチュン、パチュンッ。
俺は、突き上げを弱めたり強めたりしながら、様々な音色を奏でる。
「あ…ふあっ、ふ…んっ…だれも、いない…よ」
抽送音と喘ぎ声のハーモニーを盛大に響かせているので、ユイカの言葉に説得力は皆無だ。
『ユイカ、お父さんに、嘘をつくのか?』
あ、むっちゃ怒ってる。
そりゃそうか。
愛する娘が誰かに犯されている様子を聞かされちゃあ。
まあ、怒りの理由はそれだけでもなさそうだけど。
「お父さんには、関係、ない…よ、はぅんっ、あ…んんっ」
ユイカが喋る度に、俺は思いきりユイカを突いた。
『…ユイカ、帰ったら、覚悟しなさい』
お、これは尋常ではないぞ。けっこうキツめの折檻が待っているのかもしれないな。
「私は、もう、ん…お父さんの、言いなりは…いや、なの」
『ユイカっ――』
ピッ。
俺は、スマホの通話を切った。ついでに電源もオフにする。
いつのまにか、ユイカの目からは涙がこぼれていた。
ユイカと父親の関係性が、どんなものなのかは知らない。興味もない。どうせ、ありきたりな、よくある父娘の確執があるんだろう。
ただ俺は、初の父親からの寝取りを実現させてくれたユイカを、褒めたくなった。
「ユイカ、よくできました」
「う…ぐすっ、なによ、それ…」
そう言って薄く笑ったユイカが最高にエロかったので、俺は腰の連打を繰り出すことにした。
パチュンッ――パァンッ、パンッ、パンッ、パン、パン、パン、パンパンパンパンッ――。
「あふっ、ぅ…あっ♡ あぐっ…あ、んっ…あっ、あんっ…あ、あっ、あっ♡ ああっ、あん♡ あんっ…」
父親から解き放たれたからか、快感を貪ることに躊躇のなくなったユイカは、大きな嬌声を上げ始める。
物凄いスピードで腰を動かすと、ユイカの体も激しく跳ねた。そこまで大きくない乳房が、あまりの慣性の力で前後にぶるんぶるんと揺れるほどだ。
鍛えられたユイカでなければ、とても耐えられないだろう。
ユイカの支配権を奪った興奮が体中を駆け巡り、さらに内側も支配すべく、精巣が発射準備を整えたのが分かった。
前立腺からせり上がってくるような射精感を解放すると、後はもう放流に身を任せるだけだった。
「ユイカ、出る、出るぞ、中で受け止めろ!」
「んあっ、ああっ、あああああぁぁっ――――!」
キュインキュインと膣口が
ドビュルルルルルル、ドビュルル、ドビュル、ドビュル…。
精を出し切った俺は、脱力感に身を任せ、ユイカの体に倒れ込んだ。
お互いの荒い息が重なる。
ユイカの手が、そっと俺の背中に添えられた。
***
一発入魂という言葉があるが、まさにそれだ。
俺は大量の精液をユイカの膣内にぶちまけた後、軽く意識を手放した。
気づけば、窓からの陽はすっかり赤みを帯びている。
ふと、頭を撫でられているのを感じた。
「根室君、おはよう」
「ああ、ユイカ、おはよう」
2人で微笑み合う。
すっかり
「いっぱい出たね……んしょっ、こう…かな? んちゅ、んれろ、ちゅむ、ちゅろろ…」
まさかの自分からのお掃除フェラである。
もはや、俺のスキルにも、性の快感にも抗う気はないようだ。
美味しそうに精液を頬張る姿は、吹っ切れたように見える。
結局、ムクムクと固くなってしまった肉棒から、ユイカの喉奥に2発目を放ってしまった。
「じゃ、根室君、また…」
また、校内エッチしよってか?
「家まで送ろうか? 何なら親父さんに挨拶でもしようか?」
まあ、一発くらいなら殴らせてやってもいい。殴り返すけどな。
「ううん、大丈夫。一人で、大丈夫だから」
「そっか」
さーて、いろいろスッキリしたな。
***
俺は、図書準備室の後片付けを「やっとくから」と言うユイカに任せ、黄昏に染まる校舎を歩く。
「きれいな夕日だなぁ…」
ガラにもなく、そんなことを口走った時、廊下の向こうにメイちゃんの姿が見えた。
「お、メイちゃん、部活終わったんだ」
「あ、根室、先輩……」
ん? なんか様子がおかしいぞ。
「体調でも悪い? 相談は今度にしようか?」
言いながら、自分の言葉に疑問が湧く。
体調が悪い、はずはない。
――分泌される精液は女の体を活性化させる。
スキルの効果で、女はすこぶる健康で、体調も良好なのだから。
何だろう、嫌な感じがする。
俺はメイちゃんの体温を確認しようと、おでこに手を伸ばす。
「あ、あの、大丈夫です、根室先輩。じゃあ私、行きますね…」
言いながら、メイちゃんは小走りで消えていった。
俺は手を伸ばしたままの体勢で、しばし固まる。
ああ、そうか。
スキルが、消えたんだ。
いつのまにか、学校の正門をくぐっていた。
歩きながら、思考を取り戻し。
そうだ、エリカは?
エリカの効果も消えてしまったのか?
――「さあ、私は興味ないから知らないって」。
昨日の、保健室でのエリカの言葉が蘇る。
もし、さっきのメイちゃんみたいに、エリカにまで拒絶されてしまったら、俺は耐えられるのだろうか。
恐い、な。
振り返ると、夕日を背にした校舎が真っ黒な影になり、俺に襲いかかってくるような気がした。
「ふぅ。……すぅーはぁー、すぅーはぁー」
俺は、何度も深呼吸をして、息を整えた。
心の動揺を、理性で抑える。
大丈夫。
大丈夫だ。
こういう事態は、何度もシミュレーションしてある。
スキルの効果が消えてしまったと思われる場合は――オペレーション・Zだ。
俺は、もう一度深呼吸をしてから、ミキに電話を掛けた。