【書籍化】エロチートを授かってタイムリープしたので、2度目の人生はクラス一の美少女を抱き潰す 作:月見ハク
「籾山くん、一緒のクラスだよね? 俺も一緒に行っていいかな☆」
颯爽と職員室へ入ると、モブ山くんの眼鏡の奥の一重が見開いた。
ついでに担任教師(おっさん)も驚いたように片眉を上げる。
「根室、お前も復学扱いなんだから籾山と一緒に来るんだよ」
あ、そうだった。
事前に職員室へ寄るよう言われたの忘れてたわ。
というわけで、先生とモブ山くんと一緒に教室へ向かう。
隣を歩くモブ山くんはガチガチに緊張していた。
うん、無性に親近感が湧いてくる。
「も、籾山くん、緊張しなくても大丈夫だよっ」
「いや、なんか根室君のほうが緊張してない!?」
うむ。
モブ山くんの緊張が移ってしまったのだろう。なんだか自分も転校初日みたいな気分だ。
「いやいや籾山くんのほうこそ」
うへへ、にひひ、と気持ちの悪い陰キャスマイルで微笑み合う。
あー、やっぱりモブ山くんは他人とは思えないわ。
精神年齢がおっさんでも、ビジネス的に凄い立場を手に入れても、たくさん女を抱いて世界一可愛い彼女を手に入れても……やっぱり俺の素は陰キャぼっちのままなのかもな。
「――というわけで、転校してきた籾山くんだ」
「よ、よろしくお願いしますっ、も、もも籾山です」
「あと、復学した根室な。ほれ挨拶」
「……」
「おい根室」
「あ、はい。バヌアツ共和国への留学から戻ってきた根室です。卒業まで皆さんよろしくお願いします」
ザワザワと教室が湧く。
謎の島国・バヌアツに留学してきたという謎設定の持ち主だ。どよめくのも無理はなかろう。
だがそんなことより、俺は教室のある一点から目が離せなかった。
窓際の前から三番目。
そこに制服を着た美少女が座っている。
天がこの世界に遣わした天使――エリカだ。
彼女は俺をまっすぐな瞳でじいっと見つめている。
俺はといえば顔を真っ赤にして、チラチラと彼女を見ることしかできない。
(ちょっと、可愛すぎませんかね!? 俺……あんなに可愛い子の彼氏なのかよ……)
「ほんじゃあ、籾山は一番後ろの席で。根室はその隣な」
俺は嬉しさやら優越感やらプレッシャーやらで心をぐっちゃぐちゃにしながら、モブ山くんと席についた。
エリカの隣か前後の席、なんていうラブコメ展開にはならなかった。
◇
「なぁ、根室ってエロマンガ島に行ってたってほんとか?」
ホームルーム後のわずかな間に、さっそくクラスの陽キャどもが集まってきた。
クソが。せっかくバヌアツだっつったのに。
「ああ、正確にはイロマンゴ島な。バヌアツへの国際ボランティアに加わったんだけどさ、イロマンゴにも行ったよ」
あらかじめ考えておいた説明を披露する。
「へぇぇ、エロマンガ島ってどこにあんの?」
「
「エロマンガ島って何語なん?」
だからてめぇバヌアツだって言ってんだろうが。エロマンガ島言いたいだけだろ。
ほんと高校生男子って、ガキよな。
まあ、復学するつもりなかったから超テキトーに留学先を設定した俺が悪いんだけど。
「バヌアツは英語通じるんだよ。ちなみに名産品はタロイモ」
あ、さりげなく英語できますアピールをしてしまった。
窓際に座っているエリカをチラリと見る。
てっきり興味無さそうな顔をしているかと思ったら……めっちゃニコニコしていた。
ああ、復学してさっそくクラスに馴染んでいる俺が、嬉しいんだ。
どんだけ可愛いんだよ。
「オーストラリアの東って……それにしては根室くん全然日焼けしてないね?」
今度は陽キャ女子が、女の子らしい疑問をぶつけてきた。
ふふ、それについても抜かりはない。
「ネムの日焼け止め塗ってたからね。試供品だけどいる?」
鞄から試供品を取り出すと、陽キャ女子が目の色を変えた。
他の女子たちを呼んで、手の甲にちょびっと付けたりしている。
ふう、質問タイムはこんなもんか。
隣を見ると、モブ山くんポツンと下を向いていた。
彼の周りには女子が集まっていない。
なるほどな。
登校時に見たあの取り巻きは、あそこで適当に引っ掛けた子たちなのだろう。幸いこのクラス、学年ではなかったようだ。
つまりは、この学校の女子たちへ事前に能力を使ったりはしていない……という仮説が成り立つ。
ふむ。我ながら悪くない推理だ。
俺が想像上の眼鏡をくいっとさせていると、モブ山くんが試供品を塗り合っている陽キャ女子たちに、なんとか話しかけようとしていた。
「あ……ぁ……」
昔観たアニメ映画の妖怪みたいだ。
「籾山くん!」
フレンドリーに声を掛け、とりあえず彼の目論見を阻止する。
「ふひっ!? ね、根室君、どうしたの?」
「連絡先交換しない?」
「ああ、うん。いいよ」
モブ山くんがつまらなそうに、自身の番号が表示されたスマホ画面を見せる。
女子に能力を使おうと思っていたのに、邪魔されてかっがりという顔だ。
ふむふむ。
彼の態度的に、男には効果を発揮しない能力という仮説が成り立った。
今日の俺、やっぱ冴えてるな。
さすが長い間、エロチートを使ったり検証したりしてきただけはある。
俺は再び存在しない眼鏡をくいっと上げた。
◇
二限目の英語の授業が終わりに差し掛かったころ。
俺はぼーっと授業を聞き流しながら、窓際のエリカを見つめていた。
(ほんと可愛いな……あ、シャーペンの押すとこ唇に付けてる、エッロ……)
些細な仕草すら色っぽいエリカに勃起していると、ブブっとポケットが振動する。
思わず射精しそうになりながらスマホを取り出すと、ミキからの着信だった。
「先生すみません、ちょっとトイレに行ってもいいですか?」
「ミスター根室、Take care~(気をつけていってらっしゃい)」
立ち上がると、エリカが「また?」という呆れ顔で見てくる。
いや。
いやいやいや……!
別に性欲が我慢できずに抜きに行くわけじゃないから!
ついにエリカは「はぁ」と、出来の悪い子どもを憂うようなため息をついた。
まったく、俺のことをどんだけドスケベ野郎だと思ってるんだか。
まあ、過去の所業を考えれば当たってるんだけど。
教室を出て、人けのない階段裏に身をひそめる。
掛け直すと、ミキは1コール目で出た。ほんと健気で有能なパートナーだ。
「もしもしミキ、分かったの?」
『籾山カズトの情報調べたよ。何の変哲もない普通の男子高校生だね~。前の高校でイジメに遭って引きこもりがちだった…くらいの情報しかないかな』
「株や宝くじを買った形跡は?」
『うーん、親のクレジットカードでアイドルグッズを購入してるくらいかな。それっぽい形跡はないね』
「さっき送った籾山の電話番号のほうは?」
『不審な通信記録はないっぽいね。引き続き探ってみるよ』
「頼む。あー、だけど尾行したりするのは男の調査員にしといて。ミキも絶対籾山……対象Mには近づかないでね」
『わかったよアラタ君。Mには近づかない』
「いい子だ」
余計なことを聞いてこないのがミキのいいところだ。
『アラタ君……ご褒美、ほしいな♡』
「うちの女王様次第かな」
俺のセックスはエリカの管理下にある。彼女の許可なく第二夫人(予定)のミキを抱くことはできないのだ。
『じゃーあとでエリカちゃんに聞いてみるよ』
なんつーか、すごい会話してるな俺たち。
通話を切って、ふぅとため息をつく。
短い報告だったが、モブ山くんについていろいろなことが分かった。
ミキの情報が確かならば、彼は俺のときのような準備期間をもらえなかった可能性が高い。
もしもらえていたら、タイムリープ直後にはまず間違いなく宝くじを買おうとするだろう。
そしてモブ山くんがタイムリープしてきたのは、やはり今朝。
この仮説が正しければ、モブ山くんはまだ能力に慣れていない。試運転もままならず、たいした検証もできていないだろう。
つまり能力の被害者も、登校時に見たあの取り巻き女子だけだと見ていい。
エリカやメイちゃんが毒牙に掛かる前に、封じることは十分可能だ。
残念だったなモブ山くん。
陰キャ仲間として君の欲望はできれば叶えてあげたいが、この学校では許さん。
俺は自分の、一度手に入れた女でさえも守る男なのだ。
ぐぐっと拳を握りしめると、俺は教室に戻った。
◇
昼休み、モブ山くんは担任教師に呼ばれ職員室へ連れて行かれた。
女性教師に能力を使われたら厄介だが、職員室で仕掛けることは多分ないはずだ。
それよりも俺には優先すべきミッションがある。
窓際のエリカを見ると、彼女はまだに立ち上がるところだった。
天使のような微笑を浮かべ、ゆっくりと、しかし軽やかに俺のほうへ歩いてくる。
教室の空気が変わる。
クラスメイトたちが皆、エリカを横目で追うのが分かった。
中には、彼氏を乗り換えたのか? だとしてもなんで接点の無かったはずの根室に? という疑問を抱いている者もいるだろう。
だが彼女はそんな好奇の視線などなんのその、堂々とした立ち振る舞いで俺の前まで来た。
「根室、すっきりした?」
第一声がそれかよ。
「ううん、全然。それよりエリカ、大事な話があるから耳貸して」
「……ここで?」
「うん、ここで」
さすがのエリカも周りの視線が気になるようだ。それでもサイドの髪をかき上げ、赤くなった耳を寄せてくる。
うん、恥じらう様子もとびきり可愛いわ……。
「で、なに? ……んぁっ♡」
あ、やばい。つい息を吹きかけてしまった。
気を取り直して――。
「エリカ、籾山くんには絶対に近づかないで。話しかけられても無視、近づいてきたらピャーって離れるんだ。投げ飛ばしたりするのも厳禁ね。絶対に触れないように。わかった? ……ハフゥ」
「んぅっ……もう、ちょっと息っ……」
「わかった?」
「うん……わかったよネムロマン」
エリカが少年のようなキラキラ顔を向けてくる。
分かればよろしい。
俺のヒーロームーブに嬉しそうな上目遣いが可愛い。キスしたい。
だが一応教室だし、我慢だ。
エリカならお願いすれば渋谷のスクランブル交差点でもディープキスしてくれそうだけど、今は我慢だ。
この昼休みの時間を有効活用しなければ。
モブ山くんのエロい目論見を阻止するためには、常に先手を打ち続ける必要がある。
というわけで次は。
「根室、お昼一緒に――」
「ごめんエリカ、ちょっと行くとこある」
「……どこ?」
「メイちゃんとこ」
「は?」
「じゃあまたあとで!」
颯爽と教室を飛び出す俺の背後で、ギシっと奥歯を噛み潰すような音が聞こえた気がした。
◇
「ごめん、八重山さん呼んでもらっていい?」
下の学年の教室で、俺はメイちゃんを呼び出してもらっていた。
声を掛けた生徒が「八重山さーん」と叫ぶと、教室奥のほうからひょこっとロリっ娘美少女が顔を出す。
「根室先輩!?」
目を丸くしたメイちゃんが、タタタッと軽快なステップを踏みながら近づいてくる。
うん、クラス中の生徒たちの視線が突き刺さって痛い。
彼女はそんな視線などお構いなしに俺の前まで来ると、乱れた前髪をちょいちょいと直した。
「よ、よぉ……」
「あ、あの、どうしたんですか?」
「ああ、ちょっとメイちゃんに大事な用があって」
「だ、大事な用、ですか?」
「てかメイちゃん髪切ったんだ」
肩に掛かるくらいのセミロングの黒髪はばっさり切られ、耳が隠れるくらいのショートボブになっている。
髪を短くしたことで、彼女の小悪魔的な美人顔がより引き立っていた。
小さいのに美人で、なのに愛嬌もあるとか……どんどん魅力アップさせてるなこの子。もうエロチートの活性化バフは切れてるはずなのに。
いや、エロチートって潜在的な力を引き出したに過ぎないんだろうな。ということは、これは彼女の素の魅力なのだろう。
「あの、はい……ちょっと企画の役作りで。似合ってますか……?」
ぐふ。
ちょっと小首をかしげておっかなびっくりな上目遣いで不安げに聞いてくるとか……本当にこの子は男がぐふっとくるムーブを天然でかますよな。魔性の女っぷりに磨きがかかってるわ。というかさっきから色気もすごいし。首かしげて露出した白いうなじとか、童貞を一発で殺すうなじだろこれ。
「ああまあ、似合ってる……かな」
「へへ、嬉しいです……」
だからその意味深に微笑むのやめいって。
「場所移そうか。どっか人のいないとこで」
「人のいないとこ、ですかっ……?」
何を想像したのか、メイちゃんが顔を赤くして唇を噛む。
だからエロいんだってその仕草。
やっぱりメイちゃんは陰キャ……というか男性キラーだ。これはますます危ない。
「じゃあ行こうか」
「ひゃぃ……」
彼女はものすごく恥ずかしそうに、コクンと頷いた。
というわけで俺たちは、体育館の裏にいた。
いつかメイちゃんが俺に告白してきた場所だ。ここなら人も来ないだろう。
「根室先輩っ……あの、こ、ここで、ですか?」
「ああ、ここなら誰にも聞かれる心配ないし」
「わ、わかりました。あのでも、エリカちゃんはっ……」
あん?
なんでエリカが関係してくるんだ。
ああ、一応俺はエリカの彼氏だから、二人で会うのに抵抗があるのか。
「大丈夫。エリカも来ないよ」
「そ、そうなんですかっ……なら、あの私、根室先輩がいいんだったら、私……」
俺は念のため、メイちゃんの耳元に顔を寄せた。
「ひぁっ」
ビクンと顔を震わせ耳を真っ赤に染める彼女にビビる。
ほんと敏感だよなこの子……。
「メイちゃんに大事な忠告があるんだ」
「へ?」
「俺のクラスに籾山って男子が転校してきたんだけどさ、ちょい小太りで眼鏡掛けたヤツでキモい雰囲気を放ってるから一発で分かると思うんだけど」
「え、はい……」
「そいつには近づかないように。話しかけられても、握手求められても、絶対に対応しちゃダメだよ。あれはメイちゃんの厄介オタクなんだ。ストーカー気質もあるしレイパー予備軍だから本当に気をつけて。わかった?」
モブ山くんのパーソナリティーを過大に盛って忠告する。ごめんモブ山くん。
でもこれだけ言えば、かつて浅倉にエッチな悪戯をされた過去のあるメイちゃんなら警戒心MAXでいてくれるはずだ。
「あの、根室先輩」
「ん?」
「大事な用って、それだけですか?」
「それだけだよ?」
「そう、ですか……」
がっかりした様子のメイちゃんに、俺はさっきから鈍感系主人公のごとく振る舞っている。
いやまあ、これだけあからさまな態度を示されていたら、いくら俺でも気づくわ。
メイちゃんは、なんでか知らないが、俺にまだ好意めいた感情を持っている。
「じゃ、エリカが待ってるから。メイちゃんバイバイ☆」
本質はクズのヤリチン野郎だが、今はエリカに操を立てているのだ。ミキという愛人を仕方なく認めさせてしまった今、これ以上浮気でもしたらいよいよエリカの奥歯が砕けてしまう。
「あの、根室先輩っ」
さすらいのガンマンのごとく立ち去ろうとする俺の背中に、メイちゃんが叫んだ。
「なに?」
振り向くことなく返事をする。
「今度私、企画でバンドデビューするんです。ボーカルです」
「へぇ」
「曲は、ロックなやつで……歌詞、私に書かせてもらったんです」
「そうなんだ。ロックだね」
適当な言葉を返す。非情な態度だが、
なぜなら、体育館の角の向こうに見覚えのある黒髪がチラチラ見えているから。
「いろんな思い、込めました。今までの弱い私じゃないぞ、舐めんなって……そんな、感じの」
あかん。
声に涙が混じってきてる感じのこれ、あかん。
なんだか分からん罪悪感がやばい。
「私、ちょっとずつだけど、変われてるんです。根室先輩が、勇気をくれたから……だから、いつか曲、聞いてくださいっ……」
あぁうぅぅっ……!
メイちゃん今絶対泣いてる。
ぐすって鼻すする音聞こえるし。
「ああ、まあ機会があったらね」
とか冷たく突き放す俺、どんだけクソ野郎なんだよ。
お前が自分の都合で犯して虜にしたくせに。ヤリチン特有のポイかよ。ほんとクソだわ。
「ありがとうございます、根室せんぱいっ……うぅ、ひぐっ……」
……。
必死に唇噛んで号泣するの堪えてる姿、めっちゃ目に浮かぶ。
これ恋愛警察なんてものがあったら一発死刑だろうな。
だがごめん。
俺はここで非情に立ち去るしかないんだ。ほんとごめん。
体育館の角を曲がると、案の定エリカがいた。
「エリカ……」
「根室ってほんと最低だね」
おまっ――!!
いや、俺が最低なことには代わりなかったわ。
「おっしゃる通りっす」
「メイちゃんは私が慰めておくから、根室は行っていいよ」
「いやそれって逆効果では……てかエリカさっき一緒にお昼食べようって誘うおうとしてなかった?」
「もう食べた。……メイちゃんは大丈夫な子だから。根室が思ってるほど弱くない」
いや俺、弱いとか強いとかまでは考えてなかったけど……。
「承知しました。あぁ、聞こえてたかわかんないけど、エリカからもメイちゃんに籾山くんには注意してって伝えておいてよ」
「うん、わかったよネムロマン」
くすっと笑うエリカは、とりあえず今日一可愛かった。
◇
放課後、俺は屋上にいた。
『屋上に来て』
授業終わりのチャイムと同時に、エリカから短いメールが来たからだ。
ジュポ、ジュポ。
メイちゃんの件で説教を食らうのかと思って恐る恐る屋上に来てみれば、建物の裏にエリカが待っていて。
ジュポ、ジュル、ジュルル。
やぁエリカ、なんて挨拶する暇もなく壁にドンと押し付けられて。
ジュルル、ジュル、ぢゅぢゅぢゅぢゅっ。
うっ……しゃがんだエリカに制服のズボンをトランクスごと下ろされて。
ぢゅぢゅぢゅ、ジュルッ……ずぞぞぞぞぞッ。
「くぁっ、エリカ……それやばいっ」
条件反射的におっ勃ったチンコをパクリと食われたのだった。
「いいよ、らひて」
凄まじい吸引と肉棒の弱いところを的確に舐めてくる舌遣いに、俺の腰はもう砕けそうだ。
「エリカ、いきっ……いきなり、どうしたん?」
「れうろろ、ろられらうらいらら」
ぐっ、喋りながら舌をれろれろしてくるの、気持ちよすぎてヤバい。
おかげで何言っていんのかさっぱりわかんない。
わかんないけど、根室を取られたくない的なことを言ってる気がする。
「し、嫉妬してくれたん? ぐぉ、そこ吸うのやばっ……」
エリカはきゅぽんと肉棒を口から離すと、パンパンに張った玉袋をちゅうっと吸い上げた。
射精していないのに、エリカの吸うところから精子が吸い取られていくみたいで、腰をつい押し出してしまう。
「もし根室がメイちゃんに思わせぶりな感じ出してたら、私、噛――ぎってたかも」
エリカが顔を横にして、肉竿にはむっと食いついた。
今よく聞こえなかったけど、間違いなく噛み千切ってたかもって言ったよね。まあ冗談だろうけど。
「朝、教室で女の子たちが根室に馴れ馴れしくしてるの見ただけで、ムカムカした」
あれ、朝のエリカは窓際で俺を微笑ましそうに見ていたはずだが。
あの笑顔の裏では静かな殺意をみなぎらせてたのか……よかった、調子乗って話弾ませたりしなくて。それしてたら今ごろチンコなかったかも。
「私の根室に話しかけないでって、思っちゃって……」
ごめんなさいをするみたいに、裏筋をチロチロと舐めるエリカが子犬みたいで可愛い。
「でも、学校で根室の舐めれるのは、私だけだから」
「うおっ……!」
再びパクリと咥えられ、股間がゾクンと震える。綺麗な顔を上下に動かしながら、口内を使って肉棒をしごくエリカがたまらない。上下運動に合わせてぬめぬめした舌が裏筋から根元までも舐め上げるものだから、射精感がこみ上げてきて尻奥がきゅっとすぼまる。
エリカの嫉妬フェラが気持ちよすぎる。
「ぐ、ぅ……やば、もう出そう」
「いいよ、らひへ」
じゅうううぅっと唾液混じりの吸引に耐え切れず、股間がカッと熱くなった。尻奥からせり上がってきた濁流が尿道を通り、鈴口から流れ出ていく。
「うっ、くうぅぅっ……!」
ビュルルッ、ビュルル――と精液がエリカの喉奥へと放出される。射精と同時に吸引され、俺は精をひり出すたびにゾク、ゾクと快楽に体を震わせていた。
最後の一滴まで吸い上げたエリカが、やっと肉棒から口を離す。
すまし顔で目をつむり、コクコクと喉を動かす様子を、俺はぼーっとした心地のまま見下ろしていた。
「今、俺の
「んッ……うん、苦いよ。でも根室の味だから、好き」
さいですか。
ほんと、どんだけ可愛いんだよ。
「エリカ、愛してるよ。俺もう絶対、エリカしか見ないから」
「しってる。……ん♡」
エリカが俺の萎びたチンポの先に、ちゅうっとキスをする。
その刺激だけで、俺はまたビクンと腰を震わせてしまう。
「ふふ、私の根室……かわいい」
それはこっちのセリフだっつーに。
この独占欲も倫理観も狂ってるヤンデレ搾精女王め。
「エリカ、今日は俺のアパートに泊まって」
復学する前、俺が一時避難所にしていたセーフティハウスだ。
いつの間にかエリカも通うようになって、ほぼ二人の愛の巣になっていたボロアパート。
「まだ足りないの?」
そうだった。
エリカ目線では今日の俺、朝から何度もトイレで抜いてるオナニー中毒者なんだ。
そのへんの誤解は解かねば。
「いや、俺もエリカの体中舐めまくってうんと気持ちよくさせたい。今日は一晩中イかせ続けるから覚悟してね」
エリカの24カ所ある性感帯をすべて舐め尽くしてやる。
俺の舐め舐め発言に、エリカは目を開いてポカンとしてから……満足そうに微笑んだ。
「うん……♡」
あああああ可愛いいいいいい!!!!!
こんな可愛い彼女に愛されて、他の女に手を出すとかマジで考えられないわ。
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