【書籍化】エロチートを授かってタイムリープしたので、2度目の人生はクラス一の美少女を抱き潰す 作:月見ハク
二度目の人生を始めて2年。
俺は16歳、高校2年生になった。
そして予定通り、千島エリカと同じクラスになった。
昨日、新しいクラスに向かうときは、それなりにドキドキした。
1度目の人生とは成績もキャラクターも全く変わったので、クラス替えで別々になってしまう世界線になっているのではないか、と少し不安だった。
結果的には、同じクラスになれた。クラスメイトの構成はけっこう変わっていたので、ヒヤッとした。
こういう不確定要素をなるべく排除するために、俺は2度目の人生では、世界にはあまり干渉しないようにしている。
世界的な化粧品会社を立ち上げといて何を言ってんだという話だが、テロ事件や大災害など、歴史的な事件には首を突っ込まないようにしているのだ。
俺の予想だが、多分、こうしてタイムリープしている人間は他にもいる。その内の何人かは、テロ事件を防いだり、大災害の情報を発信したりして、結果的に多くの人を救ったのだろう。
にも関わらず、世界から戦争もテロも災害も無くなってはいない。
つまり、改変者が何かを防いだとしても、別の予期せぬ何かが起きる。
ということで、俺は化粧品業界の歴史と、抱いた女の未来以外は、なるべく改変しないようにしている。
所詮、チート能力を持っても俺は小市民だ。頭もそこまで良くない。大それたことはできないし、したくもない。
それでも、局地的には大きな影響を及ぼしてはいるのだが。
テレビを見ると、今や売れっ子女優となった新山チアキが、イケメン若手俳優と別れのキスを演じているところだった。難病で死にゆく少女を好演し、話題沸騰となっているドラマだ。
本来このドラマは、別の女優が主演だったはずだ。
俺の「チート性器」の機能によって、魅力や集中力が格段にアップした新山チアキは、今や日本の若手女優でトップを張る存在になっていた。
「ネム」のCMやプロモーションに起用しまくったのも大きいだろう。俺は自分の女はとことん贔屓する男なのだ。
テレビの中の新山チアキは、初めてのキスにはにかんでいる。その姿からは、無垢で純真な内面がにじみ出ていて、今頃お茶の間の男性たちを魅了していることだろう。
ヂュヂュ、ジュルジュル、ジュボ、ジュボ、ジュボ。
そんな新山チアキは今、俺の股間に顔をうずめ、フェラチオに励んでいた。
「きもひぃ…でふか?…じゅぼ……んッ……じゅりゅ…じゅぼ」
「ああ、気持ちいいよ。そろそろおいで」
ソファーに座った俺に、全裸の新山チアキがまたがる。そして、腰を徐々に落としていく。
ニュプ…ズブッ…。
「あッ…んんッ…♡」
「そのまま動いて」
「はい……んッ…はぁっ…」
ズッチョ……ズッチョ……ズチュ…ズチュ…。
新山チアキは、俺の肩に両手を置き、ゆっくりゆっくりと腰を動かす。時おり特に感じる所に当たるのか、ビクッと肩を震わせ、「フー」と息を吐きながら、また腰を動かす。
目を閉じて、快感に堪えている様子に我慢ができなくなり、俺は微動だにしていなかった腰を思いきり突き上げた。
ズンッ。
「ひゃああんッ!」
新山チアキが目を見開いて悲鳴を上げた。
俺はさらに突き上げ続ける。
ズンッ、ズンッ、ズンッ…パァン…パン、パン、パン、パン…。
「ひッ…あッあん、あん、あんっあんっ…あ…くッ……あんッ」
耳元で聞こえる新山チアキの嬌声が、俺をトランス状態に導いていく。
「う…出る…出すぞっ」
そのまま頭の中が真っ白になっていき、昇天した。
ドピュッ、ビュッ…ビュッ…ビュッ…。
「あッ……ああぁぁんんッ――」
俺の首元にすがりながら大音量で嬌声を上げた新山チアキは、脱力し、肩で息をしていた。
そして、どちらともなく舌を絡ませる。
「ちゅぷ…えろん…ちゅ…ちゅぷ……あ、アラタさん、またおっきくなってます…♡」
明日は土曜日だから、今日はこのまま夜通しセックスにふけるのも悪くないか。
ふと、テレビに目をやるとドラマはすでに終わり、ニュース番組に変わっていた。
『――大手化粧品メーカーの「ネム」が、国内2位の朱星堂と合併を視野に入れた業務提携を発表。実現すれば、国内トップ、世界第3位の化粧品メーカーが誕生することになります。本日行われた記者会見の模様をどうぞ――』
***
記者会見では、宗谷ミキと朱星堂の社長が並んで座り、記者の質問に答えていた。俺は、舞台袖からその様子を見守る。
ここまでたどり着くのには苦労した。
朱星堂の社長をはじめ幹部連中の妻や愛人、女性の管理職、株主の妻や娘に至るまで、チート性器の力を使って、とにかく取り込んでいった。
わざわざネムが経営する高級レストランに招き、そこで濃度の濃い精子を摂取させた上で、俺が同席して指示を与える。
非常に手間が掛かった。
まったく、日本社会は権力構造の中心が男ばかりだから困る。
俺は彼女たちを使い、時にはそこで得たスキャンダラスな情報で脅し、出世させたり失脚させたりして、朱星堂をコントロール下に置いた。
この提携によって、朱星堂ブランドのほぼすべての商品に、俺の精子が使われることになる。
そして、俺は、朱星堂の専務である千島エリカの父親の生殺与奪を握った。
***
千島エリカとのファーストコンタクトは、劇的なものにしたかった。
だからこそ、同じクラスになって1カ月、俺は千島エリカとは学校でも一切会話していない。
「似合ってるよ、アラタ君」
俺は今、控室でオーダースーツに身を包み、宗谷ミキにネクタイを締めてもらっている。
鏡の中に映る自分は、まあまあのイケメンといったところだろう。
別にカッコよさはそこまで重視していない。だから整形などもしない。清潔感とオーラが醸し出せていればそれでいい。
「ねぇ…その格好のアラタ君にも、抱いてもらいたいな…♡」
「パーティーが終わったらな」
これから、ネムと朱星堂の業務提携を記念したパーティーが行われる。
今日のパーティーは、両社のごく限られた幹部や管理職たちと、その家族を招いて行われる。
そこに、千島エリカもやってくるはずなのだ。
千島エリカの父親は、現在立場が危うい状況にある。
責任者に抜擢されたプロジェクトが、ことごとく頓挫しているのだ。まあ、俺がそう仕向けたのだが。
結果、千島エリカの父親は、その責任を負わされそうになっている。
今回の提携に際して、組織体制が一新されるため、もしかしたら降格どころか、地方の支社に左遷なんていう噂も出ている。まあ俺が流しているのだが。
そんな状況での、この顔見せパーティーだ。緊張もひとしおだろう。
しかも、事前に宗谷ミキから、プレッシャーも掛けてもらっている。
――「千島さんは娘さんがいらっしゃるんですよね。ネムのメイン利用者である女子高校生の生の意見も聞いてみたいですし、娘さんと会えるのを楽しみにしていますね」
まあそんなわけで、千島エリカの父親は、今日絶対に千島エリカを連れてくるはずなのだ。
ドレスコードもあるので、どんな服を来てくるのかも楽しみだ。
なんでこんな回りくどいことをと自分でも思うが、俺は、千島エリカにだけは、安易にチート性器の力を使わないと決めている。
だからこそ、徹底的に外堀を埋め、千島エリカを手に入れる環境を作り出す。
そのためなら、俺はどんな大掛かりなこともする。
「お集まりの皆様、今宵はよくお越しくださいました――」
お、パーティーが始まったようだ。
どれどれ、千島エリカはどんな格好かな。
ああ、やっぱり可愛いな。
千島エリカは、ブルーのワンピースに身を包んでいた。
髪の毛をアップにまとめ、アクセサリー類はあまり着けていない。
それでも、外国人の血が入った整った美貌は、会場の中でもなかなかに目立っていた。
小柄ながら、凛とした佇まい。
うん、やっぱり最高だ。
予定通り、宗谷ミキが千島父に話しかける。
「ああ、あなたが娘さんね。ちょっと話しましょう。そちらのテーブルへ」ってな感じだ。
席についてしばらく歓談。適度に千島エリカにも話を振り、場の緊張をほぐす。
そして言うのだ。
「実は、千島さんに紹介したい人がいるんですよ」と。
さて、そろそろ出番かな。
俺は、颯爽と歩いていく。
ちょっと緊張する。
「あ、来ました。実は彼が、さっきお話したネムの中心人物なんですよ」
「はじめまして、千島さん。エリカさんは、初めてではないですね」
「え?」
「彼は根室アラタ君。エリカさんとは、同じクラスなんですよね」
「あ…え…根室くん?」
「こんな格好だから分からないですよね。それにクラスでも多分話したことはなかったはずですし」
「あ、はい、そう…ですね」
突然のクラスメイトの登場に、さすがの千島エリカも目を丸くしているな。ふふ。
「それで千島さん――」
俺は千島エリカとの挨拶もそこそこに、千島父と仕事の話を始める。
それは、千島父にとって、生き残り――どころか出世のチャンスとも言える話だった。
千島エリカは見ただろう。自分の父親が、クラスメイトの少年にへりくだる姿を。
「では、千島さん、詳細については私から説明しますね。あちらへ」
そう言って、宗谷ミキが千島父を会場の隣にある小会議スペースに連れていく。
「あ、お2人はそのままパーティーを楽しんでいてください。アラタ君、しっかりエスコートしてくださいね」
「あ、うん、じゃあ千島さん、料理取ってこようか」
ここは照れるフリの予定だったのだが、本当に照れてしまった。
「ううん、私も一緒に行くよ」
俺と千島エリカは、ビュッフェ形式の料理を取りながら、取り留めのない会話をする。
「それにしても、千島さんがいてビビったよ。宗谷さん、直前まで全然言ってくれなかったんだもん」
「私もビックリした。根室くんって凄い人? だったんだねえ」
「いや、たまたまネムの開発に関わることになって、経営のほうでも宗谷さんを手伝っていたら、あれよあれよとこんな感じに…」
「ああ、確かに根室くん、1年のときからずっと成績1位だもんね。私も英語は得意だから、上がいて悔しかったの覚えてる。今はもう諦めの境地」
そう言って肩をすくめる千島エリカ可愛いいいいー。
ああ嬉しい、存在を認識してくれていたとは。
準備期間中から何年も英語を勉強し、成績1位を取り続けてきたのは、英語でトップクラスの成績を誇る千島エリカに意識してもらうため。
努力が報われた…。
「いやまあ、どうしても成績トップを取らないといけない事情があってさ。そらもう必死よ」
そうして、俺の至福の時間は過ぎてゆく。
パーティーもそろそろお開きの時間だ。
「じゃあ、お父さん来たみたいだし、帰るね。また明日学校で」
「うん、じゃあまた明日。あ、そうだ、このことは内緒にしておいてもらえないかな。一応俺の関与って、会社のトップシークレットだから。俺が20歳になったら一応解禁するみたいなんだけど…」
「うん、分かった。私口は堅いほうだから安心して。秘密は守るよ」
そう言ってなぜかガッツポーズして、少年のように笑う千島エリカ可愛ええええ。
去っていく千島エリカの背中を、宗谷ミキと眺める。
「エリカちゃん、可愛い人だったね。ちょっと嫉妬しちゃいそう」
「またそういう可愛いこと言って、俺を誘ってんの?」
「誘ってるよ」
「じゃ、控室行くか」
「やった…♡」
その夜は、しっかりご褒美セックスをした。
***
それから、俺は千島エリカと、そこそこ話すようになった。
俺は千島エリカを「千島」と呼び、彼女も、俺が「根室でいいよ」と言ったらすんなり「根室」呼びになった。
とはいえ、共通の話題は特にないので、軽い世間話程度が関の山だが。
でも、お互いに秘密を共有している仲間感みたいのはあって、ときどき目配せし合ったりして、まあとにかく、俺は浮かれていた。
浮かれてしまった。
夏前に開催される文化祭で、俺は千島エリカを手に入れるつもりだったのだが、欲が出た。
その前の「体験学習」で、決めてしまおうと考えてしまったのだ。
体験学習は、山にある宿泊施設に1泊し、自然と戯れたり、キャンプの仕方を学んだりと、まあプチ修学旅行のようなものだ。
そして今俺は、夜のキャンプファイアーを眺めて、心を奮い立たせていた。
そろそろオペレーション・
***
「エリカ…ちょっといいかな、生理痛ひどくて、ちょっと部屋戻りたい…」
「分かった。『先生、ちょっとミッコが具合悪いみたいなので、部屋連れていきます』」
「ごめんエリカ、ありがと…」
「いいよいいよ、ゆっくり休もう」
そして誰もいない女子の大部屋に着く2人。
そう、この宿泊施設では、女子と男子はそれぞれ廊下を挟んだ大部屋に分かれているのだ。
「エリカ、私ちょっとトイレ行ってくんね…」
「私も付いてこうか?」
「ああ大丈夫大丈夫、すぐそこだし。ちょっと廊下のとこで待ってて…」
「分かった。なんかあったら声掛けて」
そう、トイレは大部屋を出て数歩のところにあるのだ。
さあ、いよいよ勝負の時。
「あれ、千島じゃん、どうしたの?」
「あ、根室かー。ミッコが具合悪くなったから、その付き添い」
「へー、ミッコは? 大丈夫なの?」
「うん、今…」
そう言ってトイレを指差す千島エリカ。そんな仕草も超絶可愛い。
「…あーそっか。俺は忘れ物取りに来た」
「そっか。何忘れたの?」
「ん? ケータイ」
「そっか」
「あのさ…ちょうど良かった。ちょっと話があるんだけど、いい?」
小声で話しかける。
「あ、うん。あ、ここでもいい? ミッコ呼ぶかもしれないし」
「いいよ、その代わり小さい声で頼む」
多分、千島エリカはネムの関係の話かな、と思ったはずだ。
内緒話をする距離、すなわち手の届く距離まで近づく。
「あのさ、千島って、浅倉と付き合ってんだよね?」
「え、あ、うん、そうだけど…」
浅倉と付き合わない世界線を作ることもできたが、あえてそうしなかった。
1度目の人生をなるべく再現した上で、俺は千島エリカを手に入れたかったからだ。
「なら、こんなこと言うのはおかしいとは思うんだけど、俺、ち…千島のことが好きなんだ。できれば、つ…付き合って欲しい」
おわ…噛んだ。緊張してめちゃ噛んだ。
「え……?」
「浅倉と別れて、俺と付き合って欲しい」
ストレートに伝える。
「あ…根室、本気、なんだよね?」
少し挙動不審になってる千島エリカ可愛い。
「うん、超本気」
「………ごめん、気持ちは嬉しい、けど、別れるのは無理、かな」