「私を、気持ちよくしたい……ですか?」
眼前にある千雪の顔が、きょとんと疑問符を浮かべる。
俺は今、ベッドの上に仰向けになっており、千雪に覆い被さられている状態だ。もちろん二人とも全裸で、これから性行為を始めようとしているところだった。
「あ、ああ。いつも俺だけ、千雪にしてもらっているから、お返ししたいなと思って……」
「そんな、気にしなくていいですよ。旦那さまの幸せそうな表情を見るだけで、私は満足ですからっ。んっ……」
千雪は意に介さずといった様子で言うと、ゆっくりと顔を近づけてきた。そして、俺の唇にキスをする。
何度も、何度もついばむような、優しい口づけ。その心地よさに、思わず目を細めてしまう。
「……ちゅっ♡」
可愛らしいリップ音とともに、千雪の顔が離れていく。名残惜しく思いながら見つめていると、今度は耳元へと近づいてくる。
吐息が耳に吹きかかり、ぞくりと背中が震えた。それから彼女は、そっと囁く。
「それにぃ……こんなにもおちんちん硬くしておいて、我慢できるんですかぁ? ふうぅ……♡」
艶かしい声色が鼓膜をくすぐり、全身に快感が駆け巡る。俺は言葉を返せず、生まれたての子鹿のように身を震わすことしかできない。
なぜなら俺の愚息は、千雪のむっちりとした太ももに、ぎゅうっと挟まれており、先ほどからずっと勃起しているからだ。
Iカップ爆乳が潰れるほどに上半身も密着され、蒸れた柔肉が余すことなく吸いつき、腰の奥が疼いて仕方がない。
「そもそも、自分だけ気持ちよくなるのが嫌でしたら、早く私のおまんこに挿れればいいじゃないですか。そうすれば、お互い幸せになれるんですよぉ? ほらぁ……こうやってぇ……おちんぽちゃんをぉ……あったかぁ〜いお肉でぇ……よしよしするんです……♡」
ずりずりと太ももを動かしながら、千雪は妖艶な笑みを浮かべる。その淫靡な雰囲気に当てられて、さらに興奮が高まってしまった。
「うぅ……!」
なぜ、また千雪に迫られているのかというと、少しだけ時をさかのぼる。
千雪と自宅で二人きりの状況、そして短時間に三回も搾られたことで、俺は体力的に不安を覚えた。なので、以前はづきさんに貰った、リカバリーソーダなる栄養ドリンクを、こっそり飲んだのである。
疲労には抜群に効き目があるものの、精力剤の効果も発揮してしまうのが難点。だが、半分くらいに薄めて飲めば、即勃起するということはなくなる。それは俺自身の身体で、実証済みだった。
それでも、魅力的な千雪の裸体が、常に視界に入ってしまうため、否が応でも反応してしまう。そんな俺を、千雪が見逃すはずもなく、AVで得た知識を試したいという名目で、ふたたび襲われたというわけだった。
「ふふっ……♡ ぬるぬるのお汁が、出てきましたよぉ……? おまんこの中じゃないのに、おちんぽちゃんは勘違いしちゃって、嬉しくて泣いているみたいですね~♡ かわいい……♡」
太ももの肉を使って肉棒を擦られるたび、包皮の先から透明な粘液が溢れ出す。それが潤滑油となって、千雪の動きは、さらに滑らかになった。
柔らかな肉が密着し、ぐいぐいと圧迫してくる。すべすべとした肌触りと相まって、極上の快楽を与えてくれるのだ。
豊満な乳肉で奉仕されるだけでも、夢のような気分になれるというのに、太ももでさえもこれなのだから、もし膣内に挿入したら、どうなってしまうのか。
千雪の身体は、雄の精を絞り取るために存在しているといっても、過言ではないだろう。
口、手、胸、尻、脚——どこを使ったとしても、男なら誰もが虜になってしまうはずだ。
そんな魔性の女を、俺は独り占めにしている。他の誰にも渡したくない。そんな独占欲が、湧いてしまう。
千雪に飽きられないように、愛想を尽かされないようにするためには、俺自身も努力する必要がある。だから、千雪に奉仕させてほしいと、提案したわけだ。
「男性は、一日に二、三回しか射精できないって聞きましたけど、本当なんでしょうか? でも旦那さまは、おちんちんおっきさせていますし……。それだけ私を、孕ませたいということですよね……?」
千雪は楽しげに笑いながら、肉棒を挟んだ太ももを動かす。絶妙な刺激が、絶え間なく襲ってきた。
しかし、あと一歩物足りない。もう少し強い快感を求めて、自然と腰を突き上げてしまっていた。
すると千雪は、くすっと笑って、俺の耳元で囁く。甘い声音で誘惑するように、脳に直接染み込ませるようにして。
「それが嬉しいんです……♡ アイドルじゃなくて、一人の女として……ただの千雪として、求めてくれている証ですので♡ だから、お返しなんて、考えなくてもいいんですよ♡ 旦那さまには、プロデューサーさんとして、普段からお世話なっていますし、私からご奉仕するのは、当然のことなんですっ♡」
そう言って千雪は、一気に力を込める。むちむちした腿肉がぎゅっと締まり、肉圧が強まった。ダンスレッスンなどで鍛えられた彼女の脚力は、本来の用途とは違う使い方をしても健在だ。
強烈な締め付けに、愚息が悲鳴を上げる。痛みすら感じるほどの強さだというのに、快感のほうが遥かに上回っていた。
肉の壁が狭まるほどに、中の空気が押し出され、より強く肉棒に吸い付くのだ。真空に近い状態になり、敏感な部分が虐められていく。
「旦那さまになら、私の身体のすべてを、捧げちゃいます♡ 口も手も、おまんこだって、おっぱいだって、太ももだって……♡ 全部、ぜぇ〜んぶっ♡ 好きなようにしていいんです……♡」
俺の頬に手を当てて、千雪は優しく微笑む。しかし、奉仕は止めてくれない。
肉棒が前後に揺れるたびに、敏感な亀頭が、柔らかい媚肉にこすりつけられる。包皮に守られている状態なので、直接的な刺激は少ないのだが、それでも十分すぎるほどに気持ち良かった。
「私の価値は、プロデューサーさん——ううん、旦那さまにどれだけ愛されているか、それだけで決まると思うんです。そして、旦那さまが気持ちよくなればなるほど、私は輝けるんです。それって、素敵なことだと思いませんか? ……ふふっ♡ だからぁ、もっと激しく動いてあげますよぉ~♡ えいっ♡ えいえいっ♡」
千雪に見つめられたまま、何度も何度も肉棒が扱かれる。太ももが前後するたび、にゅるにゅると滑った音が響いた。
まるでセックスをしているかのような錯覚に陥る。だが、実際には千雪の脚を使っているだけだ。俺が一方的に、快楽を得ているだけなのだ。
千雪が良いと言うのなら、このまま奉仕され続けるのも、悪くはないのかもしれない。しかし、わずかに残った雄としての尊厳が、この状況を良しとはしなかった。
俺は千雪の肩を抱いて、横に転がり倒した。その動作に合わせて、腿肉に閉じ込められていた愚息が、にゅるんと抜ける。
「きゃっ!?」
突然の行動に驚いたのか、千雪は可愛らしい声を上げた。
それから、仰向けになった千雪の上に覆い被さり、今度は俺が、彼女を見下ろす形となる。
「……俺にも、千雪を愛させてほしいんだ。千雪の身体を、好きにしてもいいっていうのなら、そうさせてもらう」
催眠が解けるまで、あと三週間ほどある。受け身のままでは、俺の理性が持たないだろう。いつかは、こちらから攻めに転じなければならないのだ。
幸いなことに、俺は童貞ではない。女性経験は少しだけだがある。ネットなどの情報媒体で得た性知識もあるため、処女の千雪相手でも満足させる自信があった。
「……そこまでおっしゃるのなら、仕方ありませんね。どうぞ、私を愛してください♡」
千雪は、恥ずかしそうに俺の目を見つめながら、承諾してくれた。その反応を見る限り、まったく不安を感じていないわけではないようだ。
ならば、少しでも安心させてやる必要がある。俺が、しっかりとリードしなければ。
「んっ、んんっ……♡」
俺は、ゆっくりと顔を近づけていき、千雪と唇を重ねた。柔らかくて、温かい。触れ合った部分から、溶けてしまいそうな感覚に襲われる。
千雪は可愛らしい声を漏らし、ぴくんっと身体を震わせた。そのまま舌を伸ばし、口内へと侵入していく。彼女は抵抗せず、むしろ積極的に絡めてきた。
「はむっ……♡ れるぅ……♡ ちゅぷ……♡ んぢゅ……♡ はぁ……♡ れろ……♡」
互いの唾液を交換し合いながら、濃厚なディープキスを続ける。しかし、俺の舌を貪欲に求めてくる千雪の勢いに押されて、無意識に少しずつ舌を後退させてしまう。
「じゅるぅ……♡ ちゅうぅっ……♡」
だが、千雪から逃げられるわけもなく、下品な水音をたてながら吸引されて、あっという間に引きずり込まれてしまった。熱々の口腔内で、たっぷりと舐め回される。
「ふっ……♡ んふぅっ♡ れろぉ♡ ちゅぴぃ……♡」
息継ぎをする余裕すら、与えてもらえない。千雪の荒い鼻息が顔にかかり、くすぐったいような気持ちいいような、不思議な気分になる。
そして、いつの間にか首に手を回されており、離れることもできなくされていた。俺が攻め手だったはずなのに、これでは立場が逆だ。
千雪の舌技に翻弄されているうちに、どんどん力が抜けていくのを感じる。このままだとまずいと悟った俺は、無理やりにでも引き剥がすことにした。
「んっ……あんっ……」
さすがに、マウントを取っている男の力には敵わなかったようで、なんとか千雪の拘束を解くことができた。
銀色に輝く糸を引きつつ、俺たちの顔が離れる。その間千雪は、不満げな表情を浮かべていた。
前戯にしても、安易にキスをしないほうが良さそうだ。あと、胸にも触れないでおこう。確実に主導権を握られるし、また赤ちゃんプレイに、持ち込まれてしまうかもしれない。
なら攻める場所は、あそこしかないだろう。俺は身を起こして、千雪の身体から離れる。
「……千雪、足を広げてくれないか?」
「はいっ。でも、恥ずかしいですね……」
俺の言うことに従って、千雪はM字開脚の姿勢をとる。口では恥じらいつつも、行動は素直だ。存分に恥部を晒しているにもかかわらず、一切隠そうとしていない。
パイパンとよんでいいほどに恥毛が整えられた綺麗な秘所が、丸見えになっていた。逆三角形の黒毛が、薄く下腹部に残されている。
陰核は少し膨らんでおり、膣口からは愛液が溢れ出して濡れ光っていた。
千雪の歳なら、小陰唇のビラビラが大きめのはずなのに、彼女のそこは小さくまとまっていて、可愛らしい印象を受ける。
色素沈着が見当たらない肌色の、年不相応に幼い見た目の縦筋まんこだが、それでもしっかりとした女を感じさせる色気を放っていた。
「お好きに、どうぞ……♡」
千雪は、期待に満ちあふれた瞳を向けて、俺を誘惑してくる。俺は、ごくりと生唾を飲み込み、そっと指先で割れ目に触れた。
ぷっくりとした肉厚の花弁は柔らかく、触り心地が良い。優しく撫でるようにして人差し指と中指を使い、ゆっくりと開いていく。
すると、サーモンピンクの粘膜が、顔を覗かせた。千雪の呼吸に合わせてヒクつく穴からは、透明な蜜がトロリと垂れ落ちる。
「旦那さまにしか、見せない場所ですから……♡ 女の子の、大切なところですよ……♡ しっかりと奥まで、探ってくださいね……♡」
うっとりとしながら呟く千雪に誘われるまま、秘所へ顔を近づけていき、その匂いを肺いっぱいに嗅いだ。甘酸っぱくて、脳髄が痺れるような芳香がする。
今までに嗅いだ女性器の匂いは、どこか磯臭いものだったのだが、千雪のそれは違う。淫靡でありながらも、清潔感があるのだ。
これが処女の香りなのかと思いながら、俺は膣口を覗き込むように見つめる。
指で広げたその先には、小さな穴が見えた。あれが処女膜だろうか。ドーナツの穴のように、中央だけ貫通されているのがわかる。
まだ誰も侵入を許していない、無垢なる聖域。小指の一本も通らないほどに狭いが、だからこそ、そこに自分のモノをねじ込んだら、どんな快感を得られるのかと想像してしまう。
そして、穢れない千雪の身体の最も奥深くに、穢らわしい欲望を注ぎ込めるのだと考えると、それだけで興奮が高まってくるのを感じた。
しかし、挿入までするつもりはない。あくまでも、前戯にとどめておかないと。
「そこ、まだ誰のものでもないんです。一番初めに入ってくるおちんちんを、盲目的に求めてるんです……。初めてを奪った男性を、好きになって、一生を捧げてしまうんです……♡」
俺の考えを見透かしたかのように、千雪は媚びた声で囁く。そして自らの性器に手を伸ばし、指先を差し込んで、より深く左右に開いた。処女膜の奥にある子宮口が、見え隠れしている。
さらに、ぐっと腰を持ち上げて、よく見えるようにしてくれた。普段は見ることのできない、奥深い膣内の様子を見ることができた。
ピンク色をした肉壁は、とても柔らかそうで、艶めかしい質感をしている。大小さまざまな凹凸があり、細かいヒダがびっしりと張り巡らされていた。膣全体が伸縮していて、くぱくぱと開閉を繰り返すたびに、愛液がトロリとこぼれ落ちる。
まさに雌の身体の中で、もっとも搾精に特化した部分だった。見ているだけで、理性が溶かされていくような気がする。
「私としては、旦那さまに捧げたいんですけど、もし他の男性に襲われて、無理矢理奪われてしまったりしたら、おまんこはその人の味と形を覚えちゃって、好きになってしまって……。もう二度と、旦那さまのおちんちんじゃ、満足できなくなるかもしれませんよ……?」
そんなことを言いつつ、千雪は自分でクリトリスを刺激し始めた。包皮に包まれた陰核は、すぐに勃起し始めて、ぷっくりと膨れ上がっていく。千雪はそれをつまんで、すりすり優しくと弄んでいた。
「もちろん私は旦那さま一筋ですが、それでも万が一ということも、あるじゃないですか。私を、いやらしい目で見てくる人は、多いですし……。だから、おまんこに覚えてもらうんですよ……♡ 旦那さまのぉ……おちんちんの味を♡ 旦那さまの形にぴったりと合うように、おまんこを作り変えてほしいんです……♡ 旦那さま以外の男性を受け入れられないように、躾けてほしいんです……♡」
千雪は、自分の陰核を慰める手を止めない。それどころか、もう片方の手で膣穴を広げ、入り口を見せつけてきた。
膣穴はひくついていて、中からは白濁色の本気汁が溢れ出ていた。千雪は、それを掬い取るようにして、指に絡めていく。ぬらぬらとした粘液が、彼女の指の間で糸を引いていた。
「私だけのプロデューサーさんにしかできない、おまんこレッスンです……♡ おちんちんの形を覚えるために、何度も何度もおまんこの中に、ずっぽ♡ ずっぽっ♡ って出し入れしてぇ……♡ 千雪のおまんこを、鍛えてください……♡」
千雪は、手に絡みついた愛液を俺に見せつけながら、妖しく微笑む。その淫靡な表情に、思わず魅入ってしまった。
それから、濡れた指を俺の唇に押し当て、つぅーっとなぞってきた。俺は反射的に舌を出して、その指を舐める。千雪の体液だと思うと、不思議と抵抗はなかった。
千雪の体温で温められた甘い蜜が、喉を通って胃に落ちていき、身体が熱くなるのを感じた。
そして存分にしゃぶりつくしてから、指を離す。千雪の指には、唾液の橋がかかっていた。
彼女は唾液まみれのそれを、美味しそうに口に含む。そして、うっとりとした目つきで、俺を見つめた。
「……それじゃあ、レッスンをお願いしますね? プロデューサーさんっ♡」
「わ、わかったよ……。でも、段階を踏まないと駄目だ。だから……そう、まずは前戯から始めような……」
俺は緊張しながらも答える。心臓の鼓動が早くなっていた。これから行う行為が、本当に正しいことなのか、確信を持てなかったからだ。
だが、千雪が望んでいるのなら、応えなければならない。それが、プロデューサーとしての務めなのだ。
俺は、愛液で濡れそぼった千雪の性器に、ふたたび顔を近づける。鼻腔に、濃厚な雌の匂いが入り込んできた。くらくらと眩惑されるような感覚に襲われる。
そして視線は、割れ目に沿って上へと移動していき、クリトリスにたどり着いた。ぷくっと膨れているそれを、包皮の上から舌先を使って、ツンっと突く。
「ひゃあっ……! そこぉ……敏感なのでぇ……優しくしてください……!」
千雪が可愛らしい声を上げた。どうやらここが、一番感じる部分であるようだ。陥没乳首を弄ったときよりも、明らかに反応が大きい。
今度は舌先で転がしたり、軽く噛んだりしてみる。すると千雪は、腰を一際大きく跳ねさせた。
「ひぐぅ……! だ、だめぇ……♡ そんな強くされたらぁ……♡ すぐにイっちゃいますからぁ……♡」
千雪は切なげに身を捩らせる。しかし、逃げようとはしなかった。むしろ、より強い刺激を求めて、股間を押し付けてくる。
その期待に応えるため、俺は指を使って、陰核の包皮を剥き上げた。真っ赤に充血した肉芽が、にゅるっと露出する。それは、ぴんと張り詰めていて、今にも弾けてしまいそうだった。
「な、なんですかぁ……これぇ……♡ おまんこの奥が、きゅんきゅんしてます……♡ こんなの初めてぇ……♡」
千雪は、自分の身体の変化に戸惑っている様子だったが、快楽を得ているのは間違いないようだった。
おそらく、今までにクリトリスの皮を剥いたことが、一度もないのだろう。敏感すぎる陰核を、ずっと包皮で守っていたのだ。
俺も包茎だから、気持ちはよくわかる。剥き出しの状態だと敏感すぎて、日常生活に支障が出るほどだ。今でこそ慣れたものの、不意に勃起したときの、下着にモノが擦れる痛みは、筆舌に尽くし難いものがあった。
俺はそんなことを考えながら、ぴくぴく震えている陰核を、指で摘み上げる。そのまま、くにくにと軽く揉んでみた。
「イッ……♡ あがっ……♡ いぎぃ……♡」
千雪は濁音混じりの声を上げ、身体を細かく痙攣させる。
どうやら触れただけで、絶頂を迎えたようだ。膣穴を、くぱくぱと開閉させ、愛液を吹き出している。
「はっ……♡ はっ……♡ はーっ……♡」
息を荒げて、呼吸を整えようとしている千雪。その姿はあまりにも淫靡で、情欲を掻き立てられた。
陰核も、痛々しいくらいに大きくなっている。まだ少ししか触っていないのに、この状態だ。このまま責め続けたら、いったいどれほど乱れてしまうのか。想像するだけでも、下半身が熱くなった。
俺は生唾を飲み込みながら、クリトリスに吸い付く。それから舌先で、根元の部分を舐め始めた。
「ひぎぃっ……! そ、それぇ……! ダメなんですぅっ……! し、刺激が強すぎてぇ……! お、おかしくなっちゃいますからぁっ……♡」
舌先でなぞるたびに、千雪は悶え苦しむように喘いだ。まるで陸に打ち上がった魚のように、激しく身体を動かしている。
俺は彼女の太ももを掴んで押さえつける。すると千雪は、足を俺の首に絡めてきた。
いわゆる、だいしゅきホールドというやつだ。本来なら、腰に足を絡めるのだが、それで俺の頭を、しっかりと固定してくる。
確か、女性が性行為中に発する『だめ』とか『やめて』などの言葉は、すべて逆の意味を持っていると聞いたことがある。つまり、もっとして欲しいという意味なのだ。
ならば、本気で拒絶されるまで、徹底的にやるしかない。
俺は覚悟を決めると、千雪の秘所に顔を埋めた。鼻先に触れる恥毛がくすぐったいが、無視してクリトリスにしゃぶりつく。
包皮の裏側を舌先でなぞると、しょっぱい味が口の中に広がった。いくら清潔感のある千雪でも、ここは洗えてないらしい。溜まりに溜まった恥垢の苦さが、じわりと染み出してきた。
「はあっ♡ あっ♡ あああっ……♡ そ、そんなところまでぇ……♡ ひゃうぅ……♡」
マンカスとでも言うべきそれを、舌でこそぎ落とすように掃除していく。そのたびに千雪の口から、甘い声が上がった。
あれほど懸命に、俺のチンカスを求めていた千雪の気持ちが、ようやく理解できた気がした。汗と尿素のかたまりで、汚物と言ってもいいような代物が、こんなにも美味しく感じるなんて。
きっと好きな女性の、千雪のものだからだろう。そうに違いない。深い愛情を抱いていないと、決してできないことだ。
だからこそ、躊躇なく俺のチンカスを味わっていた千雪は、心の底から俺を愛してくれているということになる。俺は改めてそのことを実感し、嬉しさのあまり胸がいっぱいになった。
「い、いきますっ♡ いっちゃいますっ……♡ も、もう我慢できませんっ♡ 私だけ気持ちよくなってごめんなさいっ……♡ 大好きな旦那さまに、クリちゃん食べられながらぁ……♡♡ い、いっぐぅ~っ♡♡♡」
千雪はそう宣言すると、足に力を込めて、さらに強く抱き寄せて来る。それから、全身を大きく痙攣させた。俺のアゴ付近に、熱い飛沫がかかる感触がある。おそらく千雪が、潮を吹いたのだろう。
それから彼女は、何度も身体を震わせてから、脱力したように足の拘束を解いて、俺の背中にだらんと回した。
少しだけ顔を離して、秘所の様子を確認する。そこは大量の愛液によって、洪水のようになっていた。
膣口は細かく震えていて、パクパクと開閉を繰り返し、時折ぶぴっ……っと下品な音を立てながら、白く濁った本気汁を垂れ流している。クリトリスも充血しており、可愛らしい顔に似合わずパンパンに膨らんでいた。
「あ……♡ ひっ……♡ ひぐっ……♡」
絶頂を迎えたばかりの千雪は、焦点の定まらない目で虚空を見つめている。半開きの唇からは、唾液が垂れ流れているが、とても幸せそうな表情をしていた。
しゃくりあげるような呼吸に合わせて、重みによって僅かに平たくなったIカップ爆乳が上下する。陥没乳首もビンビンに勃起していて、早く弄ってくれと言わんばかりだ。
俺は、そんな淫らな様子の彼女を見ているだけで、股間が激しく疼くのを感じた。
今すぐ挿入したい。この蕩けきった雌穴に、自分のモノを突き入れて、めちゃくちゃにしてやりたい。そんな衝動に駆られる。
何度も、幾度も抱いたその欲望を、俺は必死に抑え込んだ。だか、愚息は痛いくらいに張り詰めて、ビクビクと脈打っている。興奮のあまり我慢汁を出しすぎて、皮の先から滲み出しているほどだった。
穴があったら入りたい。挿れたい。
そして俺の欲望を満たせる穴は、この世に一つしかない。その穴は、目の前で俺を待ち受けている。よだれを垂らすように、大量の愛液を溢れさせながら。
「ぐっ……!」
俺は理性を保つために、唇を噛み締める。鉄のような味がしたが、構わず続けた。痛みでなんとか意識を保ちつつ、雌穴に釘付けになっていた視線を、下にずらす。
「……あっ」
するとそこには、垂れ下がった愛液にまみれた尻穴があった。きゅっと締まったそれは、呼吸に合わせてヒクヒクと動いている。
わずかに黒ずんでいるものの、本来の用途でしか使われていない、綺麗な肛門だった。それが今は、卑猥な性器のように見えてしまう。
……そうだ。穴は、何も一つではない。口ですることもあるのなら、尻穴だってありうるはずだ。
アナルセックスという言葉が存在するのだから、当然と言えば当然なのだが、今まで考えもしなかった。膣と違って、処女膜の制約がない分、催眠中でもやりやすいかもしれない。
そう思うと、もう止まらなかった。
俺は誘われるまま、千雪の菊門に舌を伸ばす。そして、ぴっちりと閉じた肉ひだを押し広げるようにして、ゆっくりと侵入していった。
「……ふえっ? ……あ、あああっ♡ そ、そんなところまでぇ……♡ んんっ……♡」
少しずつ落ち着きを取り戻していた千雪が、驚いたように声を上げる。しかし、その声には嫌悪感はなかった。むしろ期待に満ちた響きさえ感じ取れる。
自身の汚い部位を舐められるというのは、通常であれば嫌悪すべき行為であるはずなのに、千雪の口からは甘い吐息しか漏れない。それどころか、彼女は自ら腰を浮かせて、より深く受け入れようとしてくる。
特殊性癖の持ち主でない限り、愛がなければできないことだ。俺は、千雪が変態行為を受け入れてくれていることに、喜びを感じていた。彼女のことを心の底から愛する気持ちが、より一層強くなる。
「お尻の穴まで、愛してくださるなんて……! そこまでは、私も思いつきませんでした……! さすがは、私の旦那さまですっ♡」
千雪は、うっとりとした声で言う。それから、俺の頭を優しく撫でてくれた。
どうやら褒められたらしい。千雪が喜んでくれるのならば、もっと頑張ろうという気になるものだ。
俺は、千雪のアナルを丹念にほぐしていく。舌先を尖らせないと入らないほどに狭いが、中はとても熱くて柔らかい。
括約筋がぎゅっと締まるたびに、膣口も連動して伸縮し、鼻腔いっぱいに雌の匂いが広がる。舌を根元まで押し込もうとすると、自然に鼻穴と膣口が密着してしまうからだ。
口は塞がれているので、鼻呼吸をするしかなく、どうしてもこの匂いを嗅いでしまうことになる。
意中の雄の脳を蕩けさせて、支配するための媚薬。それを俺は、たっぷり吸い込んでしまった。視界がぐらつくほどの快感に襲われながらも、俺は千雪の尻穴を責め続ける。
「んっ……♡ 鼻息が当たって、なんだかくすぐったいです……♡ それに、お尻の穴もムズムズします……♡」
千雪はそう言いながら、身を捩らせる。だが、嫌がっているわけではないようだ。なぜなら、俺の頭を押さえつけるようにして、自分の方へと引き寄せてきたからである。
「排泄を、うんちをするときに使うところなのに、こんなに気持ちよくなって……♡ これって、私がおかしいんでしょうか……?」
不安そうな声。その言葉とは裏腹に、千雪はアナルへの刺激に夢中になっているようだった。時折、肛門をヒクつかせるようにして、舌を締め付けてくる。
俺は千雪の問いに答える代わりに、腸壁を舌先で、ぐりっと強く擦った。
「ひゃうんっ♡ わ、わかりました……♡ 気持ちよくなっても、おかしくないですよね……♡ 愛する旦那さまに触れられたら、どこだって気持ちよくなっちゃうのが、当たり前のことなんですから……♡」
納得して緊張が解けたのか、千雪はふぅーっと息を吐き出す。それと同時に、肛門を締め付ける力が緩んだ。俺はすかさず、さらに深く舌を差し込む。
この短時間の愛撫だけで、指二本は入ろうかと言うほど広がった穴は、俺の舌を美味そうに飲み込んでいた。唾液と腸液でぬるぬるになったそこは、もはや排泄器官ではなく、雄の子種を受け入れるための性器といえる。
千雪の身体は全身にわたり、男を悦ばせるすべを知っているのだろう。雄に媚を売るために、あらゆる性癖に適応する、完璧な雌の肉体。放っておけば、そこら中にいる下劣な欲にまみれた男たちに犯されかねない。
今まで処女でいられたことが、奇跡だと思う。どこかで誰かが、無理矢理に手を出していても、不思議ではなかった。
あの日、偶然千雪と出会わなければ——アイドルに勧誘していなければ今頃、彼女は別の男のモノになっていたかもしれないのだ。優柔不断な俺と違って、行動力のある男が、千雪の肉体を貪っていたかもしれない。
そんなことを考えると、胸の奥が焼けるように痛くなる。千雪を愛せるのは俺だけなのだと、身体に刻み込みたい。他の誰でもなく、俺が彼女を幸せにするのだ。
許されるのであれば、催眠が解けたあと、正式に千雪に告白して、プロポーズしたい。プロデューサーとアイドルを辞めて、純粋な男女の付き合いを始めて、結婚したい。
そして、二人でどこか安らげる場所に行って、穏やかな日々を過ごすのだ。彼女の好きな手芸を活かすために、雑貨屋を営むのも悪くない。
そうしたら、思う存分セックスできる。毎日、千雪に種付けができる。千雪の一番大切な部分を、好き勝手に使える。世間体とか、倫理観なんて気にせずに、彼女と一生愛し合うことができる。
想像するだけで、肉棒はどんどん硬くなっていく。早く挿れたかった。千雪の中に入りたい。もう限界だ。これ以上我慢していたら、頭がどうにかなりそうだ。
俺は、千雪の尻穴から顔を離すと、正常位の体勢になって、いきり勃った愚息の包皮を剥いた。我慢汁にまみれたそれは、ちゅるんと飛び出して、腹につきそうなくらい反り返る。
「あっ……♡ やっと、決心がついたんですね……♡ 私と、一つに結ばれる覚悟が……♡」
「……ああ。一つになろう。今からこれを、千雪の中に挿れる。いいな?」
そう言って亀頭を、M字開脚している股間に近づけていく。すると、千雪は微笑みながら、こくりと小さく首肯して、ぎゅっと握った両手を自身の胸元へと運んだ。
震えているのを悟られないようにしているのか、口元はきゅっと引き結ばれている。しかし、潤んだ瞳からは期待の色が滲んでいた。
「愛してるよ、千雪……」
「……はいっ♡ 私も、愛しています……♡ どうぞ……私のなかに、きてください……♡」
俺はゆっくりと腰を前に突き出し、千雪の雌穴に挿入していく。
初めてだからか、中はとても狭く窮屈だ。それでも、十分にほぐして濡れそぼった秘裂は、ずぶずぶと俺の欲望を飲み込んでいく。
「ふっ……う、うぅん……♡ はぁ、あ……♡ はいって、くるぅ……♡ 旦那さまのおちんちんが、私のなかにぃ……♡」
そのまま半分ほど埋め込むと、一旦動きを止めて、千雪の様子をうかがった。苦しそうに眉根を寄せているが、表情は蕩けていて、痛みを感じている様子はない。
それどころか、雌穴は嬉々として俺のモノを締め付けてくる。千雪の中はとても熱くて、柔らかくて、ヌルついていて、まるで意思を持っているかのように絡みついてきて、精液を搾り取ろうとしてくるのだ。
「痛くは、ないか……?」
「は、はい……♡ でも、挿れる場所を、間違えてませんか……?」
千雪が困惑したような顔で尋ねてきた。
無理もない。なぜなら、いま肉棒が挿入されているのは、膣ではなく直腸なのだから。
だが、心配はいらない。ちゃんと、ここで合っている。確かに一つになっているし、嘘はついていない。
種を残すための交尾ではなく、互いに快楽を得ることが目的の行為。それでも言い訳できないほどに、これは性交——セックスだった。
「ここでも、俺を受け入れて欲しいんだ。やっぱり、駄目だったか……?」
「い、いえ! 旦那さまになら、お尻の穴でも構いません! ただ、ちょっと驚いただけですから……。その、順序が違うというか、なんと言いますか……うぅん……」
千雪は恥ずかしそうに頬を染めて、上目遣いでこちらを見つめてくる。そんないじらしい仕草を見て、興奮しないわけがない。
「ひゃあんっ♡ い、いきなり動かないでくださいよぉ……♡」
俺は返事の代わりに、抽送を開始した。腸壁を押し広げるようにして、肉棒を出し入れする。
最初は抵抗があったが、ピストンを繰り返すうちに徐々に馴染んできたようで、スムーズに動けるようになった。
「気持ちっ、いいっ、ですかっ? 私のっ、お尻っ♡ 気持ちよくなってぇ、くれていますかぁっ……♡」
「ああ、最高だよ……!」
そして千雪の身体が跳ねるたび、たぷたぷと揺れる汗に蒸れた乳肉が視界に飛び込んできて、さらに情欲を掻き立てられる。
腰を打ち付けるたびに、ぱんっ! ぱんっ! と肌同士がぶつかり合う音が響き渡った。どっしりとした千雪の尻肉は、俺の下半身にぶつかると、波打つように変形する。それを見ているだけで、脳髄から快感物質が大量に分泌されて、思考を溶かしていく。
俺は、千雪の太ももを掴んで、ぐっと押し広げた。その動作に合わせて腰が浮き、結合部が丸見えになる。相変わらず秘所からは、白濁とした本気汁が垂れ流れており、とろとろと肉棒へと伝って、抽送を円滑にしてくれていた。
「私もっ、気持ちいいですぅ……♡ うんちをするところなのに、こんなに感じちゃうなんて……♡ おちんちんが動くと、頭の中で火花が散るみたいになっちゃいます……♡ くぅんっ……♡」
猫撫で声で喘ぎながら、千雪は淫らに微笑む。演技ではなく本心から言っているようだったが、それでもまだ余裕がありそうだ。
通常、尻穴に異物を入れられて、ここまで淫らになることはないだろう。しっかりと準備をしていたのならともかく、今日初めてアナルを使ったのだ。それにも関わらず、これだけの痴態を見せてくれるとは、正直思ってもいなかった。
やはり、千雪には才能がある。雄を蠱惑させる、淫らな雌の素質が。
生まれる時代が違っていれば、彼女は間違いなく、傾国の美女となっていただろう。悪女として、女狐として、歴史に名を残していたはずだ。
蕩けきった表情。潤んだ瞳。媚びるような嬌声。男根を包み込む熱い口腔。器用な手つきと舌使い。柔らかそうな唇と、そこから覗く綺麗に並んだ白い歯。甘い唾液と、濃密な汗の匂い。ほのかにただよう脇臭のフェロモン。揺れ動く豊満な乳肉。情欲の高まりを知らせる陥没乳首。贅肉のない引き締まったくびれ。すぐイク優秀なクリトリス。男を知らない無垢な雌穴。第二の雌穴たり得る菊門。安産型の柔巨尻。
桑山千雪という雌を構成するすべてが、俺を魅了してやまない。そして、狂おしいほどの愛情を、無償で注いでくれるのだ。これほどまでに素晴らしい存在が、他にいるだろうか。いるわけがない。
しかし、今まで巧妙に秘匿されていたその魅力は、催眠アプリというふざけたツールによって暴かれてしまった。
幸い、俺だけに好意を寄せてくれているようだが、いつ他の男たちに靡くかもわからない。そんなことは、絶対に許さない。
だから、もっと深くまで、刻みつけてやる。俺だけのものだと、証明するために。この先ずっと、千雪のすべては、俺のものなのだと。
「お尻の穴が、旦那さまの形を覚えちゃいますぅ……! 旦那さま専用のぉ、お尻おまんこにされちゃうぅ……! ああっ、ダメですぅ……♡ これ以上されたら、うんちをするたびに思い出しちゃうっ……! おちんちんで、ずっぽ♡ ずっぽ♡ ってされるのを思い出してぇ……! お尻でイッちゃうぅ……! イキ癖ついちゃいますぅ……♡♡」
それはいい。膣イキするよりも先に、アナルアクメを教え込んでやれば、もう普通のセックスでは満足できない身体になるだろう。
催眠が解けて、催眠中の記憶を失ったとしても、身体は快楽を覚えているはずだ。俺が見放されても、千雪は排泄するたび、無意識のうちに俺との肛門性交を思い出す。それから、排便するだけで絶頂する、雌豚に成り下がるのだ。
そして雌豚以下の肉便器になったとしても、俺は千雪を愛し続ける自信があった。いや、むしろそうなって欲しいと思ってしまう。俺にしか愛されないような、みじめで哀れな肉人形になってほしい。
頭の中が、千雪への独占欲で埋め尽くされていく。千雪のこと以外考えられない。下劣な欲望が次から次に湧いて出てきて、千雪をめちゃくちゃにしてやりたいと願ってしまう。
千雪は俺だけを見ていれば良い。俺だけが千雪を理解していればいい。俺以外の男など必要ない。俺さえいれば、それでいいのだ。俺だけのアイドル。俺だけの千雪。俺だけの——
「くっ……くふ、ふふっ……くふふふっ♡ 旦那さまのお顔、すっごく怖いですよぉ……? 私を、壊そうとしていますね……?」
千雪が嬌声をあげながらも、妖艶に微笑む。
俺は、おもむろに自分の頬に手を当てた。すると、確かに口角が吊り上がっているのがわかる。
……ああ、そうか。俺は、笑っていたのか。
俺は、千雪を自分だけのものにしたいと思っている。そして、その想いが、自然と表に出てしまっていたらしい。
「ふふっ……♡ やっぱり貴方が、私の運命の人なんです……♡ 間違いありませんっ♡ 私と貴方は、結ばれるべき二人なのだと、確信しました♡」
千雪は、俺の腰に脚を絡めると、さらに強く引き寄せてきた。
ぐちゅり! ぐぷっ……! ちゅぽっ! ぐっぽん……!
卑猥な水音が響き渡る。結合部が泡立ち、互いの体液が混ざり合ったものが、隙間から溢れ出ていた。
腸壁は貪るように絡みついてきて、肉棒全体を締め付けてくる。もはや、排泄するための穴ではなく、性行為のための穴だ。
いくら精を放っても孕むことのない、性欲を処理してくれる都合の良い雌穴。コンドームなしでも、ローションなしでも、何度でも使えるオナホール。それが、桑山千雪のアナル。俺専用の肉便器だ。
「だってぇ……私も旦那さまと、同じ気持ちなんですもん……♡ 旦那さまを独り占めしたくて、どうしようもなかったんですよ……♡ 旦那さまを壊して、私しか見えなくしてあげたかったんですぅ……♡」
千雪は俺の腕を、グイッと引っ張って抱き寄せる。尻穴に挿入したまま覆い被さる形になり、千雪の顔が目の前に来た。
瞳は潤み、真っ赤に上気した頬は、まるで熟れた果実のようであった。半開きの唇からは、熱っぽい吐息が漏れ出ている。
雄の情欲を煽る顔つきだが、俺は背筋を走る悪寒を抑えられなかった。
それはきっと、千雪の目に宿った狂気によるものだろう。俺に好意を寄せてくれているはずなのに、その奥にはどす黒い感情が見え隠れしている。彼女が言うように、壊されてしまうのではないかと、錯覚するほどに。
「知ってますか? 甘奈ちゃんって、旦那さまのことが、好きなんですよ。あの子の旦那さまに向ける視線は、信頼とか尊敬じゃなくて、恋愛感情のそれです。どうにか気持ちに気づいてもらおうと、必死にアピールしていたみたいですけど、旦那さまは、まったく相手にしませんでしたよね?」
「そ、そうなのか。甘奈が、俺のことを……」
唐突に甘奈の話をされて、俺は思わず腰の動きを止める。
正直なところ、まったく気がついていなかった。自主レッスンや買い物に付き合うことはあったけれど、それはあくまでもプロデューサーとしての仕事でしかない。
俺にとって甘奈は、担当アイドルの一人でしかなく、分け隔てなく接してきたつもりだ。そんな好意を抱かれるような出来事は、なかったはずだが。
「ふふっ、甘奈ちゃんってば可哀想……。一生懸命アプローチしても、相手はそのことに気づいてくれないどころか、他の女性に……私に夢中なんですもん♡ でも、私が少し牽制したくらいで、すぐに身を引いちゃう程度の愛情なら、そんなものは恋とは呼べませんよね? まあ、甘奈ちゃんには、絶対負けない自信があったから、やったことですけど……♡」
千雪は、俺の背中に手を回すと、ぎゅっと抱きしめてきた。腰に回された足にも力が入り、がっちりと固定される。初心だった尻穴は、すっかり男の魅力に味をしめて、根元までガッツリと咥え込む。
千雪の強制だいしゅきホールドによって、図らずも種付けプレスと呼ばれる体位にされてしまった。
羞恥もなく蕩けた雌穴を晒し、孕みやすいように子宮口を上にして、子種を貪欲にねだる、子づくりのための姿勢。柔軟な肉体を持っていないと、するのは難しい体位だろう。
二つ合わせて、種搾りホールド、とでも名付けようか。
媚びた態度で雄にマウントを取らせ、自分の庭に誘い込んだ瞬間、一転して主導権を奪い取り、逃げられないように閉じ込める。知らずにのこのこやってきた間抜けな雄を、一滴残さず絞り尽くすための罠。
男根は、雌を屈服させる手段となり得るが、同時に致命的な弱点にもなり得る。
相手の根城に侵入して、四方八方から快楽責めを受けてしまえば、たちまち屈服させられてしまう。そして、そのまま射精へと導かれてしまい、無様に敗北してしまうのだ。
助けなど来るはずもなく、一生を雌に支配されたまま、過ごすことになるだろう。男としての尊厳を、徹底的に踏み躙られ、家畜のような扱いを受けるに違いない。
主人の望むままに精乳を提供する、従順な肉牛として生きることを、強いられてしまう。やめてと泣き叫んでも、家畜の言葉が通じるわけもなく、延々と美味しくいただかれるだけ。
まさに四面楚歌。尻穴とはいえ、安易に挿入してしまったことを後悔する。千雪の身体はどこを使おうが、雄を捕らえて離さない魔性の肉体であることに変わりはないのだ。
挿れたのが尻穴で良かったと思うべきだろう。もし膣穴だったら、あっという間に陥落させられて、身も心も支配されていたかもしれない。
いや、そもそも俺たちの間には、確かな愛の絆が育まれており、たとえ千雪に飼われることになったとしても、ないがしろに扱われることはないだろう。
千雪を悪女のように評するのは、失礼に当たる。彼女は純粋に、俺を気持ちよくさせたくて、行動してくれているだけだ。
素直に快楽を享受すればいい。そう思うと、自然と力が抜け、より深く千雪の中へと沈んでいく。
「なんでこんなことを、わざわざ話したと思います? ふふっ……。それはぁ……私がいかに旦那さまを愛しているのかを、知ってもらいたかったんです♡ 私の想いが本当だということを、わかってもらうために♡ 仲のいい子を出し抜いてでも、手に入れたいと思えるほどの、深い愛情を……。もう遠慮はしないって、決めましたからっ……!」
芯の強い女性だとは思っていたが、ここまで執着心が強いとは思わなかった。催眠など関係なく、俺への異常なまでの愛は、元々のものなのだろう。遅かれ早かれ、こうなっていた可能性は十分にあったわけか。
それに催眠をかけて、たがを外させたのは、他ならぬ俺自身なのだ。千雪の愛情がどんなに重かろうが、責任をもって受け入れなければならない。
「私たち、お似合いだとは思いませんか? お互いがお互いに、狂ってしまうほど夢中になっているんです。そして相手を狂わせて、自分に溺れさせようとして……。ふふっ、なんて素敵なんでしょう♡ ねぇ、旦那さま……? もっと私を見てください……♡ もっと私で気持ちよくなってください……♡ もっと私を……千雪を求めて、愛して、壊してくださいっ……♡」
腰をくねらせて、尻穴で肉棒をしごきながら、千雪は甘い声で囁いた。
その言葉通り、俺も千雪のことしか考えられなくなっている。思考は快楽に塗りつぶされ、目の前の雌の虜になってしまった。
さらなる快感を求めて、尻穴に挿入した陰茎が脈動し、硬度を増す。千雪はそれを感じ取ったようで、嬉しげに口元を歪ませた。
「は、早くお尻に、教え込んでください……♡ 千雪の尻穴は、もう旦那さまのモノだって……♡ 旦那さま専用のオナホールだって……♡ うんちを出すことよりも、旦那さまを気持ちよくすることのほうが大事って……♡ この身体は、全部旦那さまの所有物なんだって……♡ どうか、たっぷりと刻みこんでくださいっ……♡」
媚びきった表情で懇願されると、もはや断ることなどできなかった。動きやすいように位置を調整して、抽挿を再開する。前後ではなく、上下に打ち下ろす激しいピストンだ。
ぱんっ! ぱんっ! と、肉同士がぶつかり合う音が響き渡る。まんぐり返しになった千雪の尻に、俺が上から体重をかけるようにして腰を落とすため、より深くまで突き刺さるようになっていた。
その分だけ、亀頭が腸壁に埋まってしまうくらいに深く入り込み、肛門が捲れ上がってしまうほどの出入りを繰り返すことになる。
「はげっ、しっ……! これぇっ、すごぉっ……♡ あぁっ、はぁっ、はぁっ♡ しゅごいっ、ですっ……! 奥ぅっ、ごりゅっ、ごりゅってぇ……♡ ひゃうんっ♡」
それでも十分すぎる潤滑油のおかげで、スムーズに出し入れできる。腰を引くと、腸壁が吸い付いてカリ首に引っかかり、また押し込むときには、腸液混じりの粘液が泡立って、ぶぴぃっと下品な音を立てた。
千雪といえば、トロンと目尻を下げる蕩け切った顔で、俺の動きに合わせて身体を揺らしていた。だらしなく開いた口からは、よだれと一緒に意味のない喘ぎ声が漏れ出ている。
「はっ……♡ はひっ♡ ひぃっ……♡」
未経験のアナルセックスだというのに、千雪は完全に感じ入っていた。むしろ、痛みすら快感として捉えているようだ。
腸壁全体がうねり、肉棒に絡みついてくる。子種を出されても孕めないと、わかっているはずなのに、射精を促してくる貪欲な膣穴のような動きだった。
そんな尻穴に負けじと、俺は激しく腰を打ち付ける。腸壁が傷ついて、血が流れ出てもおかしくない勢いだが、千雪の腸内は柔軟に広がって、欲望を受け止めてくれた。
括約筋が切れてしまって、本来の用途で使い物にならなくなるのではという不安があったが、それもなさそうだ。
もし千雪が壊れてしまったとしても、俺はもう、彼女を手放すつもりはなかった。肉欲を発散するためだけの道具になっても、一生使い続けようと心に決めているからだ。
いや、むしろ壊してしまったほうが、いいのかもしれない。千雪の身体が、俺なしでは生きていけないようになれば、それだけ彼女は、俺に依存してくれるだろうから。
そうして俺もまた、彼女に依存する。互いが互いを縛り付け合って、離れられなくなっていくのだ。千雪の言うとおり、確かに俺たちは、これ以上ないほど、お似合いのカップルと言えるかもしれない。そんな爛れた未来を想像するだけで、股座がいきり勃つ。
やがて、竿の根元から熱いものがこみ上げてきて、限界が近いことを知らせてきた。
ラストスパートをかけようと思った矢先、千雪も絶頂が近づいてきたらしい。今まで以上に、腸内が激しく痙攣し始めた。
「イキそうっ、なんですねっ……? 私も、もうすぐっ……ですからぁ♡ いっしょに、イキましょうっ……? 私のなかに、旦那さまのせーえきっ、いっぱい出してくださぁいっ……♡ おまんこよりも先にぃっ、お尻おまんこイカせてぇっ……♡ お尻おまんこでイクのが、一番気持ち良いんだって……♡ わからせてくださいっ……♡♡」
俺のピストンに合わせるように、尻穴をくぱくぱと締めたり緩めたりしながら、千雪が淫らにねだってくる。
それに答えようと、肉棒をさらに深くまでねじ込む。そして、一際強く突き下ろした瞬間、鈴口から狂おしいほどの熱を感じた。
「イギッ……イギましゅっ……♡ お尻おまんこでぇっ……♡♡ イッ、イグゥッ……♡♡♡」
どくんっと脈動した陰茎から、熱くてどろりとしたものが飛び出る。子宮を満たすはずだった精液は、そのまま腸内にぶち撒けられた。
その衝撃で、千雪も同時に果てたようだ。腸壁越しに感じる俺のモノの感覚に、全身を大きく震わせている。
それに合わせて尻穴が、きゅうっと締まり、最後の一滴まで搾り取ろうとしてくる。俺は、その動きに逆らわず、尿道に残った分も残さず吐き出し続けた。
「はひっ……♡ はひぃっ……♡ ひぃっ……♡」
千雪は焦点を失った瞳を天井に向けて、だらしなく口を開いたまま、余韻に浸っている。その姿は、とてもアイドルとは思えないような、ひどく情けないものだった。
しかし、そんな彼女の姿こそが愛おしくて、俺はしばらく繋がったまま、じっとしていることに決めた。