【インモラルのんのんびより】新任教師の戸惑い 作:エルサイズ
青々とした景色が流れていく。
木々の隙間からは少し西に傾き始めた太陽が柔らかい日差しを届けている。
スピーカーからは陽気なラジオDJが天気予報を伝えている。
「明日も晴れるみたいだね」
「そうだな。歩いて観光とかも出来るといいな」
俺たちは温泉旅館へと向かっていた。
センターラインが有る片側1車線の山道が細々と続いている。
やがて山が開けて、秘境のような温泉街が姿を見せる。
「すごい...こんなところがあるんだ」
「ああ。何度か来た事があったんだけど、なんとか無事に到着できて良かったよ」
道のりがうろ覚えだったからね。
「今日泊まるところは...あったあった。ここだよ」
「え...こ、こんなに立派な旅館なの!?」
「ああ、ここだよ。良いところだろ?」
「私...お金足りないかも...」
何を言っているんだこのお嬢さん...
「そんなの俺が出すから気にするな」
「そんな...うん。ありがとう」
「俺にもカッコつけさせてくれよ」
「ふふっ...素敵だよ、勇太...♡」
このみの頭を撫でて、旅館の駐車場へとハンドルを切る
旅館の駐車場は入口の門を過ぎて建物の脇道を抜けた先の裏手に位置している。
駐車場内には高級車がちらほらと止まっているが、そこまで高級旅館というわけではない。
知る人ぞ知る温泉旅館というところだろうか?
「す、すごい車ばっかり...」
「こういう人たちってむやみやたら高いだけの旅館じゃなくて、質が良い場所ってのを求めて来るからな。ここは料理や温泉は良いのに辺鄙な場所にあるから値段が比較的安いから良いんだ」
「そうなんだ...」
左右が空いている車室に駐車してラゲッジから荷物を取り出した。
ボストンバッグを肩にかけてキャリーケースを引く。
「行こうか、このみ」
「う、うん」
このみの左手を取って、貝殻繋ぎで入口へ向かう。
緊張からなのか、このみの柔らかい左手は少し汗ばんでいた。
自動ドアをくぐり、玄関ホールのロビーへと向かう。そこには和装した受付スタッフの方が待機していた。
「予約していた田中です」
「はい田中様ですね。お待ちしておりました。支配人がお会いしたいとのことでしたので少々お待ちください」
間もなく、奥からスーツの支配人が現れた。
「おお、田中くん待ってたよ。元気してた?」
「ご無沙汰してます。支配人もお元気そうで何よりです。急に予約したのに用意していただいてありがとうございます」
ここの支配人はバイク繋がりの知り合いだったのだ。
同じバイクショップに預けていて、同じ車種に乗っていたのでアドバイスを貰ったりパーツを譲ってもらったり一緒にツーリングに行ったりして仲良くなったのだ。
「いやいや良いんだよ。どうせこの時期はオフシーズンで空いてるんだよ。むしろ来てくれたことに感謝してるよ」
「ありがとうございます。どうですか最近。バイク乗られてます?」
「最近は倉庫に眠ってるままだねぇ...旅館が忙しかったから乗れてなかったんだよ。でもそろそろ乗りたいね」
その後も2,3言世間話をしたが、そろそろ外出しなければいけないらしく、そのまま出ていくそうだ。
「じゃあ、ゆっくりしていってね。彼女さんもくつろいでいかれてくださいね」
「は、はい。ありがとうございます」
彼女と言われて少し恥ずかしかったのか、このみの白い肌は少し紅潮していた。
「では、お部屋にご案内しますね」
仲居さんに連れられて部屋へと向かう。
中庭は緑が美しい日本庭園だった。
「すっごい綺麗なお庭...」
「そうでしょう?地元の庭師の方の懇親の力作ですよ。当旅館の自慢の一つです」
このみも目を奪われているようだ。
仲居さんが話すように、この旅館の庭園は美しいことで有名だ。この地域は四季の表情が豊かで、春は桜並木が色づき、夏は周りの山々が青く輝いて清流で涼むことができる。そして秋にはその山が真っ赤に色づく。そして冬には雪が積もり一面の幻想的な銀世界へ姿を変える。
個人的にこの旅館の庭園は秋~冬が一番美しいと思う。もちろん春も夏も素晴らしいが、やはり秋に紅葉が色づく様と雪化粧した庭園が美しい。
そして、部屋に到着した。
見た目は和風の引き戸だが、オートロックで開錠はICカードだ。
「こちらでございます。露天の部屋風呂も備えておりますので是非ご利用ください」
「ありがとうございます」
「あ、ありがとうございます」
「ふふ...ではごゆっくりどうぞ。夕食は19時頃にお持ちいたしてもよろしいでしょうか?」
「それでお願いします」
「かしこまりました。では失礼致します」
一通り説明を終えると仲居さんは去っていった。
残されたのは、俺とまだ少し緊張しているこのみ。
「本当に素敵なお部屋だね」
「だろ?俺も何度かしか来たことないんだけど、ここは料理も美味しいぞ」
「ほんとに?楽しみ~」
顔をほころばせるこのみに笑顔で応えた。
時刻は16時前。
とりあえず荷物を降ろしてくつろぐか...
「浴衣に着替える?制服だと窮屈だろ?」
「あ、うん。というか...明らかに制服なのに突っ込まれなかったね...」
そういえばそうだな...
泊りで来ているのに女子高生を連れ込んでいる地点で職質案件なのに...
「まあ...知り合いだから...なのか?」
「いや、わかんないけど...」
なんだかおかしくなって笑いあってしまった。
「とりあえず着替えるか。じゃあ、あっち向いてるから」
「え、あ、うん...」
明後日の方向を見てこのみが着替えるのを待つ。
服が落ちる軽い音が聞こえて、シュルシュルという衣擦れの音が聞こえてくる。
しかし、思いもよらないことに丁度向いた方向の窓に反射して彼女の姿が見えてしまった。
2人きりで旅行に来ておいて何を今更という感じではあるのだが、ここは弁えるべき一線だと思っていた。...思っていたのだが、こう、偶然にも彼女のあられもない姿を見てしまうのは何かいけないものを除いているような気がして背徳感がある。そして...気づいてしまった。彼女の下着姿に。
「(黒のレース...か...)」
大胆なデザインの黒い下着。
それは機能性ではなく服を脱がされて見られることを前提とした下着。いわゆる勝負下着と呼ばれるものだった。
ちょっと強引だけど優しくて天真爛漫なイメージの彼女からはギャップのあるデザイン。思わず反応しそうになるが、何とか目を反らして耐え凌いだ。
「お、終わったよ」
「あ、ああ」
振り向くと、一つにまとめた三つ編みを前に垂らしたいつもの髪型のこのみ。しかし、浴衣を着ていて、少し開いた胸元から見える白い肌が扇情的だ。
「俺も着替えるか」
今思えば同時に着替えればよかったのだが、なぜかその時は思いつかなかった。
「ねえ、どうして同時に着替えなかったの?」
彼女も同じことを思ったらしい。その目線が俺の後ろへと通り過ぎた。
そして窓に映る自分と目があったらしい。
「...勇太」
「...覗いてない」
「まだ聞いてないよ」
「...ごめん」
彼女の平坦な声に条件反射で謝罪の言葉が出てきた。
「...もう。別に言ってくれればいくらでも見せてあげるのに...」
「...あとで頼む」
少し頬を赤く染めて答えた彼女は俺の返答でその色をもっと濃くした。
「...えっち」
...今時の女の子からこんな言葉が聞けるとは...
このみを純情なまま育ててくれたあの村には本当に感謝しかない。
...だからと言って淫靡に育った蛍ちゃんが嫌というわけではない。
「ねえ、そっち行っても良い...?」
対面に座っている俺たちの間を大きめの座敷机が遮っていた。
俺は返答をする前にこのみの傍らへ腰を下ろした。
「丁度、このみが遠くて寂しかったんだ」
「ふふっ...」
ぴったりと密着してご機嫌なこのみ。
他愛ない会話をしていたが、次第に言葉が少なくなっていき、彼女の瞳を見つめている時間が増えていった。...やがて視線が絡み合い、2人の距離が縮んでゆく。
彼女のきめ細やかな肌は間近で見ても美しい。
瞳を閉じるこのみ。俺も視界を閉じて、呼吸で彼女の存在を感じる。
ふわりと触れる彼女の瑞々しい唇の感触。
その温かさを離したくなくて、その細い腰に手をまわして引き寄せる。
「...っ...んっ...!...んぅ...ちゅ...」
少し驚いたようで、彼女の吐息が少し漏れる。
「...ん...」
もっと欲しい。
このみがもっと欲しい。
俺はその欲求が抑えられなくなり、反対の手で彼女の後頭部を支える。
そして同時に逃げ場を無くす。
「んっ...ふぁ...ゆうた...」
ほんの数cmだけ離れた。
彼女の瞳は潤んでいて、少し開いた瑞々しい唇からはよだれが垂れている。
紅潮した頬は彼女の気分が高揚していることを物語っている。
「深い方もしていいか...?」
「...ぅん...んぅ...ちゅ...ぅ...」
小さく頷いたこのみの唇を奪う。舌で柔らかい門をこじ開けて、彼女の口腔を愛撫する。
「んっ...ふぁ...ちゅ...る...れ..ぅ...」
されるがままのたどたどしい舌遣い。
その初々しさがたまらなく愛おしい。
やがて、苦しくなったのか、恥ずかしくなったのか、彼女の首に力が入る。
しかし、俺はハナから逃がすつもりはない。
腰と後頭部の腕に力を入れて、彼女とさらに密着する。
「ふぁ...!?...んぅ...!...んん...ちゅ...」
目を見開いたこのみに構わず愛撫を続ける。
やがて開かれた瞳はさらに濡れて、やがて情欲の色が映りだす。
「んっ...はぁ...はぁ...」
彼女を開放すると、2人の間を銀色のつり橋が繋いだ。
「はぁ...はぁ...ディープキスって...こんな感じなんだ...」
まだ息が荒いこのみがしみじみという。
「どうだった?」
「なんというか...凄かった。ああ...私はこの人の女なんだな、って刻まれている気がして...ちょっと不思議だった」
天然でこの言い回しが出てきたのだろうか...今のセリフで少し興奮してきてしまった。
「当然だ。このみのことを他の誰にも触れさせたくない」
少し重いだろうか。しかし、愛らしい彼女を見ると独占欲が沸いてくる。
「ふふっ...大丈夫。私は勇太のモノだよ。...んっ...」
俺が年上のはずなのだが、彼女の包容力に包まれてしまう。
そして、再び唇を重ねて舌を絡ませあう。
「んぅ...ふぁ...!?...んぁ...ぁぁっ...!」
後頭部の手を背中まで下げて、反対の手を自由にする。
その手で彼女の身体に触れた。
まずは形の良い大きめの乳房に触れる。
掬うように優しく触れて、やがてその頂点を探る。
「ふぁ...あぁ...ぁあっ...!」
ビクッとこのみの身体が跳ねる。
ここか...
彼女が反応した突起の周りを執拗に攻める。
「あっ...!そこ...っ...あぁっ...!」
身体が跳ねるこのみ。いきなり触ってもこんなに反応しない気がするな...
「このみ...普段からココ、触ってるのか?」
「ふっ...ぇ...?」
蕩けた表情で返事をする彼女。
「だから」
彼女の耳元に顔を寄せた。
「乳首触ってオナニーしてるのか?」
「...っ!」
顔をさらに紅潮させて逃れようとする。
しかし、それは許さない。
俺は舌を絡ませながらさらに乳首を弄ぶ。
「ふぁ...っ...!!あぁぁっ...!!ダメ...っ...これだめぇ...っ...」
背中の手を離して彼女の大切な部分に手を触れる。
そこは既に彼女の蜜で満ちていた。
「ほら、このみ。もうこんなになってるぞ」
「いわない...でぇ...」
興奮しながらも羞恥に押しつぶされそうなのか、彼女の瞳は滴るほどに濡れていた。
「と...これくらいにしておくか。ごめんな...このみ」
「はぁ...はぁ...うん」
完全に発情しているが、まだ夕飯前の時間。
これ以上蕩けさせると夕飯に響く。
このみはしばらく呆けていたが、やがて俺に向き直ってなにか言いたげな様子だった。
「どうした?」
「いや...その...あとで...」
「うん?」
「あとで...ちゃんと触って...?」
上目遣いで懇願するこのみの破壊力はすごかった。
これで処女なのだから恐ろしい。
やがて時間は過ぎていき、夕飯が運ばれてくる。
季節の素材をふんだんに使用した夕飯は見事だった。
このみも俺も夢中になって食べていた。
そして、食器を引いてもらった頃にはもういい時間になっていた。
さて...そろそろ風呂に入るか。