【インモラルのんのんびより】新任教師の戸惑い 作:エルサイズ
「ありがとうございました。またお越しくださいませ」
受付の方の声を背に、このみと手を繋いで旅館を後にする。
「良い旅館だったね~」
「だろ?また来ような」
「うんっ。村のみんなとも来てみたいけど...やっぱり勇太とまた2人で来たいな」
きゅっと握る手に力を込めた。
「ああ。約束だ」
そのままこのみとゼロ距離のまま車に向かう。
リモコンキーでリアゲートを開いてボストンバッグを放り込んだ。
「ほら、荷物貸して?」
「ありがと♪」
そしてエンジンを始動し、村への帰路につく。
青く夏色に色づき始めた景色が窓の外に流れている。
窓を開けると爽やかな風が流れ込んでくる。
「風が気持ちいいね~」
「そうだな。この辺りは夏でも都心の方より過ごしやすくて良いよな」
「そうだね、村から町の方に出るだけでもちょっと暑いもんね」
村の方はアスファルトが少ないからなのか土や木が多いからなのか分からないが、都心に比べると体感温度が結構違う気がする。
ふと、このみに目を向ける。吹き込んでくる風に流れるチョコレートブラウンの髪。同じシャンプーやボディーソープを使ったはずなのに、このみの身体からは甘い香りがふわりと香って車内に広がる。
「このまま家に向かえば良いか?」
「あ...うーん...友達のところにお泊りしてるって言ってるから...どうしようかな」
なんだか学生時代の恋愛みたいだな。
いや、まあこのみは正真正銘の学生なんだけどさ。
「じゃあ、近くまで送るよ」
「うん...」
しかし、このみの表情は少し曇ったままだ。
「このみ?大丈夫か?」
「あ...ううん、大丈夫。ただ...まだ勇太と一緒に居たいな...って」
とびきり可愛いことを言ってくれるな...
「じゃあ...今日はまだ時間あるから荷物置いたらまた会おうか」
「いいの?...ありがとう」
進路は決まった。このみの家だ。
―――――――――――――――――
しばらく走行した後、越谷家と隣り合う富士宮家が見えてきた。
「この辺りで良いか?」
「あ、うん。ありがと。どうする?後で勇太の家に行こっか?」
「荷物を置くだけなら待ってるよ」
「うん、置いてくるだけだから...そこまで時間はかからないと思うよ」
「了解。じゃあここで待ってるよ」
「うん!」
俺はラゲッジからこのみの荷物を手渡して、彼女を見送った。
「...今日は良い天気だな...」
そのままリアドアに寄りかかって空を見上げると、吸い込まれそうな青い空が視界一杯に広がった。
「広い空ってこういう事をいうんだろうな」
ビルに囲まれた影のある都会の光景に慣れていると、この美しい村の風景は心に沁みる。
さて、今日の昼食は何にしようかと考えていると、このみが戻って来た。
「このみ?大丈夫か?」
ふらふらと何やら歩きにくそうにしている様子だ。
「えっと...ううん、違うの」
「体調が悪いとかそういうのではないのか?」
「えっと...その...うぅ...」
このみは真っ赤になって言葉に詰まってしまった。
...ちょっと困らせてしまったようだ。
「勇太、ちょっと耳貸して?」
「え?ああ...」
このみの吐息が掛かるほどの距離に近づくと、ふわりと甘い香りに包まれた。
「その...アソコに何か入っているような感覚が残ってて歩きにくいのもあるんだけど、それよりも....うぅ...」
「それよりも?」
「その...中に出された精液が垂れてきちゃったの...」
「...そういうことか」
真っ赤になって恥じらうこのみ。
本人としては恥ずかしくて仕方ないのだろう。しかし...彼女には悪いけれど、俺は再び興奮してしまった。
明るくておしゃれで可愛らしい、みんなの優しいお姉さんである彼女が、昨晩はめちゃくちゃに犯されていたという事実に他ならない。
更にその相手は俺なのだ。
「...じゃあ、俺の家に行こうか」
「あ、うん。ふふっ、楽しみ♪」
まだ少し頬が赤い彼女だが、俺の家に行くことが純粋に楽しみな様子だ。
.........これから再び犯されるとも知らずに。
「このみ、夜は何時までに戻ればいいんだ?」
「うーん...18時くらいじゃないかな」
「わかった。それくらいに送っていくよ」
「ありがと♪」
ご機嫌なこのみを助手席に乗せ、白い鋼鉄の馬車は彼女を...ある意味で楽園と呼べる城に連れて行くのだった。
その後は...家に入るなり彼女は帰る直前まで服を着ることは無かった。
ちなみに、翌日は足腰に力が入らずに学校を遅刻したらしい。勿論怒られたたので、また次の週のデートの約束をさせられたのだった。