【インモラルのんのんびより】新任教師の戸惑い 作:エルサイズ
...スマートフォンのアラームが聞こえる...
「6:00...起きるか」
前の街だと普通だが、ここなら余裕の時間だ。この地は時間がゆったりと流れていて良い。
重たい体を引きずり、キッチンへ向かう。
まだ生活感の薄いリビングは昨夜の性臭が残っていた。蛍ちゃんが発していたメスの匂いに再び興奮しそうになる。
「...これじゃダメだな」
今日からは気を引き締めないと。...通販でLLサイズのゴムを大量に発注したのは内緒だ。
キッチンで朝食を作る。時間に余裕が有るので少し手の込んだ朝食にしようか。
目玉焼きを完熟寄りの半熟に焼いてトーストに乗せる。たくさんもらった野菜は...帰って来て下処理しようか。
そして...簡単ではあるが、春キャベツと生ハムがあるのでサラダを1品追加しよう。そして朝食の完成だ。
「いただきます」
...うん。目玉焼きの焼き加減も丁度いい。半熟の方が好きだが、トーストに乗せると食べにくいからな。ご飯は炊き忘れたからまた今度だな。
昼食は給食費が給料から引かれるのでみんなと一緒に食べることになる。1人暮らしにはありがたい限りだ。
さて。身支度を整えて出かけるか。
顔を洗い、ひげを剃って、髪を整えて、それからスラックスと少し明るいシャツにジャケットを着る。...恰好は何でも良いと聞いたが、ジャケットを着ると気持ちが切り替わる気がするので俺はビジネスカジュアルスタイルだ。
「今日はどれで行こうか...」
寝室のキーボックスの前で悩む。
「...今日も同じのでいいか」
昨日、蛍ちゃんが届けてくれたスマートキーを手に取った。
そして、ガレージに入り、ステーションワゴンのロックを解除した。
ちなみに、ガレージの並びは、手前から昨日のステーションワゴン、ハイパワーな国産スポーツセダン、大型ミニバンで、奥には大型バイクとオフロードバイクが停めてある。この地方は雪が降るので、冬は4輪駆動のスポーツセダンの出番かもしれない。
リモコンでシャッターを開けて車を出す。センサーで何も障害物が無いことを確認すると10秒後に自動で閉まるので特に気にせず走り去ることが出来る。
道路に出て学校へ向かう国道に出たとき、道路を歩く少し背が高い華奢な背中を見つけた。
「おーい蛍ちゃん」
窓を開けて声をかける。...いつも通り振る舞おう。
彼女が振り返る。男であれば誰でも振り向くであろう美貌と、その美しさとはギャップがある年相応の愛らしい笑顔がこちらに向けられた。
「勇太さん。おはようございます」
ふわりと微笑む彼女に思わず見惚れてしまう。
「おはよう。バス停まで乗ってく?」
「ありがとうございますっ。お願いします」
たいした距離ではないのだが、いろいろと聞きたいことがあった。
「...蛍ちゃん、身体は大丈夫?」
「はい。その...腟内に勇太さんのおちんちんが入ってるような感触がまだあるんですけど、痛みは大丈夫です...ただ...」
「ただ?」
少し顔を赤くして目を逸らした彼女。
「勇太さんが
...そういうことか
「朝、ベッドから起き上がろうとして足を開いたら...トロって垂れてきちゃったんです」
「...ごめん」
昨日は完全に理性が飛んで
「あ、ち、違うんです!その...責めてるわけじゃなくて...勇太さんの精液の臭いで興奮しちゃったんです」
...今朝の俺と同じ状態だったってことか。
「その...俺も、実は君の匂いが残ってたから...今朝は君と同じことになってたんだよ」
「勇太さんも...?」
「...ああ」
「ふふっ...おあいこですね?」
可愛らしく微笑む蛍ちゃん。...ダメだ。また彼女が欲しくなってしまう。
お互いに黙り込んでしまう車内。段々と2人の間の空気が桃色に色付いていくような気がした。
「...この話はやめておこう」
また止まらなくなってしまう。
「...はい」
...話題を変えるか。
「そういえば...親御さんは大丈夫だった?あんな遅くに帰って」
「あ、大丈夫でしたよ。おしゃべりが楽しかったって言ったら少し叱られましたけど...」
苦笑いの彼女。無責任なのだろうが、その程度で良かった。...同時に、あの善良なご両親の大切な愛娘の身体を穢してしまった罪悪感が俺の胸を締め付けた。
「...それなら良かったよ。とにかく...今日はよろしくね」
「はい...よろしくお願いします...♡」
程なくして、バス停に到着した。
「じゃあ、蛍ちゃん。また学校で」
「はい。ありがとうございます」
まだ誰も居ないバス停。少し早い時間なので他の子たちの姿は遠くにも見えないほどだ。
「あの...勇太さん」
「うん?...んっ...」
「んっ...ふぅ...また、学校で」
運転席の窓越しで唐突に唇を奪われた。蛍ちゃんの瑞々しい感触が生々しく残っている。
「あ、ああ」
俺は窓を閉めて走り出した。...彼女の魔性に狂わされそうだ。
――――――――――――――
駐車場に車を停めて職員室へ向かう。どうやら一穂ちゃんはもう出勤しているようだ。
「おはよう」
「あ、勇太くん。おはよう」
「ひょっとして遅かった?」
もう少し早く来るべきだろうか
「あ、大丈夫だよ。ちょっと早いくらいだよ。ウチはちょっとやることがあってね~」
のんびりとした口調でそう答える一穂ちゃん。
なるほど、と納得して俺も自分の席に座ってパソコンを開いた。
「ところで...」
一穂ちゃんに話しかけられた。
「このみには会った?」
...
「まだ...会ってないな」
...本当は会いたい。会って話がしたい。
「昔は両想いだったんでしょ?あんな別れ方したとはいえ嫌いになったわけじゃないんでしょ?」
その通りだ。俺はまだこのみのことが頭から離れていない。...とはいえ、彼女の方が俺の事をどう思っているかはわからない。
「このみ...他の子たちにはそんな素振り見せないけど...やっぱりやめた。本人の口から聞く事」
こういう時は年上っぽいんだよな。一穂ちゃん。
「ああ。近いうちに。必ず」
「ならよし。じゃあ朝礼行ってくるね~」
気づけばもうそんな時間だった。
さて...俺も各学年の教材を準備しておくとしよう。
―――――――――――――
4時間目のチャイムが鳴る。俺は授業を切り上げて給食の配膳を手伝う。
「夏海~お皿運ぶの手伝ってよ~」
「はいはーい」
聞いているのか聞いていないのかわからない返事をする夏海。...相変わらずの越谷姉妹だな...
「れんちゃん、大丈夫?持とうか?」
「大丈夫なん」
れんげちゃんは意外と力持ちだな。やっぱり田舎育ちの子は逞しい...
「かず姉は全く手伝ってくれなかったけど勇太先生は手伝ってくれるんだね」
「い、いやそこは生徒の自主性をだね...」
「めんどくさいだけなん」
妹の鋭い指摘になにも言えなくなったようだった。
今日の給食はミルクパンとホワイトシチューとほうれん草とベーコンのソテーだ。...ホワイトシチューか。
...何故か視線が目の前の黒髪の美少女の下腹部に行きそうになる。...まだあの膣内には残ってるんだよな。白濁した...シチューではないナニかが。
...何を考えてるんだ俺は。ガキじゃないんだぞ。
「今日何して遊ぶ?」
「うち川遊びがいいん!」
「まだ早いでしょ...蛍は何かしたいことある?」
「あ、今日はちょっと...用事があるのでお家に帰ります」
俺が中学生のような妄想に耽っている間、彼女たちは放課後の事を話しあっていた。
そして、蛍ちゃんは少し言い及んで断っていた。まだ身体が上手く動かないのだろう。
その後は特になにもハプニングが起きることも無く授業を終えることが出来た。...体育が無くて良かった。太ももに精液を垂らしながら赤面する蛍ちゃんなど目にした暁には...恐らく体育倉庫に連れ込んでしまうだろう。
――――――――――――――――――
「勇太先生さよなら~」
「あんまり遅くならないように帰るんだぞー」
みんなを見送って職員室へ戻る。
さて...今日は帰りに買い物でもして帰るかな。
「お疲れ様です」
「おつかれ~どうだった?初日は」
職員室に戻ると、一穂ちゃんが授業のプリントをまとめていた。
「何とかやっていけそうだよ。みんな良い子ばかりだしね」
前の学校も特に荒れていたわけではないが、ここの子たちは本当に良い子だ。若干やる気が無い子もいるが、まあそれも個性だろう。
「そうだよ~みんな良い子だからねぇ」
ニコニコで書類に向き合っている一穂ちゃん。
彼女はなんだかんだみんなのお姉さんをちゃんとやってるんだな...
「じゃあお先に」
「えっ...もう終わったの?」
ガバっと顔を上げる一穂ちゃん。
「終わったよ?」
「は、早い...」
「ではまた明日」
「うぅ...」
まだ頑張ってる一穂ちゃんを横目に学舎を後にして、車に乗り込んで自宅へ向かって走らせた。
「あ、買い物行かないと食材が何にもなかったなぁ...」
近くのスーパーまではそれなりの距離がある。そして、途中で俺の家を通り過ぎるのだが...その際にミニバンに乗り換えるか。
この車でも問題は無いけど、スライドドアの方が便利だろう。
――――――――――――――――
「ただいま、って誰も居ないんだけどね...」
ガレージから自宅へ裏口から入る。ちなみに、車通勤なので裏口の方に革靴が並んでいる。
えっと...何をスーパーで買う必要があったかな。しかし、冷蔵庫の中身を確認するとほとんど空だった。
「そういえば...引っ越してくる途中で適当に買って来ただけだったな」
寝室に戻り、キーボックスからTのマークのスマートキーを手に取る。現行モデルの高級ハイブリッドミニバンだ。燃費も良くてバイクも乗せることが出来る優秀な車だ。
「スーパー遠いんだよなぁ...」
市街地の方まで車でもそれなりに時間がかかる。ちなみに最寄りの高校もその近くにある。
この地域の高校生たちはローカル線に揺られながら結構な時間をかけて通学しているらしい。
まあ、それ以外の高校や大学だと寮生活や下宿生活になるらしいけどな。
――――――――――――――――
大きなビニル袋を抱えて車を目指す。
「こんなもんかな...」
スーパーで日持ちしそうな食材や買い置きの調味料を買いだめした。...スライドドアの車で来ていて正解だった。荷物を載せるのが楽だ。
そして、車に乗り込んで帰ろうとしたその時だった。背後でバサッっと何かを落とした音が聞こえた。
...誰か買い物袋でも落としたのだろうか?音の方を振り返ると...
「ゆ...うた...?」
目を見開いているこのみがそこに居た。
...こんなに早く再会することになるとは
「このみ...」
「あの...その...久しぶり...だね...?」
このみは絞り出すように言葉を紡いだ。
「...ああ。久しぶり。元気だったか?」
「うん...げ..元気...だよ...」
言葉の端が揺れている。
そこにしっかり者のこのみはいなかった。居たのは感情があふれ出して不安になっている少女が一人
「今、帰りだろ?家まで送るよ」
このみが地元の高校に進学したのは知っていた。
「うん...ありがと」
このみが落とした袋を広い、俺の買い物袋と一緒にリアシートに置いた。
「あ...荷物、後ろに置いていいぞ?」
「うん...」
助手席側のスライドドアをスマートキーで開けた。そして、このみはフロアにカバンと楽器ケースを置いて助手席に乗り込んだ。
家まで1時間弱。このみと2人きりのドライブだ。