みんな滅ぼしたがり。
リーザス王国。
大陸北東部に位置する、LP後期に置ける事実上の人類最大国家である。
ヘルマン、ゼスと並び三大国家と称されてはいるが後期ヘルマンには流行り病、痩せた土地による資源不足、
そして革命による優秀な人材の消耗などの様々な問題が。
GI後期からLP前期に掛けてのゼスでは一級市民と二級市民に関する問題、カミーラダークなどによる消耗が。
それぞれ苦難となり襲いかかっていた。
一方のリーザス王国はLP2年におけるヘルマンと魔人による侵攻の驚異などに曝されてはいたものの、
圧倒的国力と英雄的活躍をした冒険者の手によってこれを退け消耗も最低限に抑え込んでいる。
また、他二国と比べて温暖な気候と圧倒的に恵まれた肥沃な大地に恵まれた広く豊かな国土を持つ。
ゼスとの睨み合い、幾度となく繰り返されたヘルマンとの争いを乗り越え表向きとは言え和睦を結んだリーザスは、
まさに大陸に敵無しと言って良い国家だった。
それ故に、世界を唐突に襲った後に「第二次魔人戦争」と呼ばれる事になる戦いにも万全の状態で望む事ができた。
こと今回の戦争において、リーザスはあらゆる面で恵まれていたと言っていいだろう。
魔人戦争。
読んで時の如く、「魔人」と呼ばれる存在達とそれに率いられた魔物達による人類への大侵攻だ。
全ての人類国家が平等にその驚異に曝された。
ただ、それでもリーザス王国は他二国と比べていくばくかの余裕を持って戦争に望む事ができた。
まず、その立地だ。
大陸北東部に存在するリーザス王国はゼス、ヘルマンと異なり大陸西部1/3を締める魔物達の領地
――即ち「魔物界」と呼ばれる土地と唯一面接していない国家である。
そのため平時からの防衛に国力を割く必要がなく、必然魔物達の侵攻に対してもゼス、ヘルマンが自動的に壁になってくれる。
魔物達の戦力総数は人類と比ぶるもなく強大かつ大群だがリーザスは二国家と比べ防衛の為の準備期間が圧倒的に長いのだ。
次に、その国力――言い換えれば優秀な人材、圧倒的な兵数だ。
魔法王国であるゼス、かつての軍事大国であるヘルマンと比べても尚強力と言える誇るべき軍事力を、魔人戦争開始時のリーザスは保っていた。
「色」で特色ごとに分けられた1軍から6軍の六つの軍団。
それがリーザスの主戦力だ。
第1軍、黒の軍。
リーザスが誇る宿将にして総大将バレス・プロヴァンスの指揮の下、戦場を支配するリーザスの主力にして要となる団。
第2軍、青の軍。
防衛戦に長けた鉄壁の防御を誇る、国土防衛の要。
青の将軍コルドバ・バーンの護りは魔物達が相手でも一歩も退く事はなかった。
第3軍、赤の軍。
一騎当千の猛者達が集うリーザス軍の進撃の要。
赤の将軍、リーザスの死神リック・アディスンの剣は魔人が相手であってもその冴えに陰りを見せることは無かった。
第4軍、白の軍。
情報戦を得意とし臨機応変に戦場を操る遊撃部隊。
白の将、リーザス随一の知将エクスの策は魔物達を翻弄し戦場を支配していた。
ここに、ゼス王国と比べれば数には劣るものの、決して質では負けていない魔法軍である紫の軍。
女性のみで構成されたリーザス女王の親衛隊である少数精鋭部隊、金の軍が加わる。
そしてこの国を圧倒的カリスマで束ね、他国の追随を許さぬ政治手腕を持ってリーザスを支配する女がいた。
青く美しい髪を靡かせ時に童女の様に微笑み、時に妖艶に全てを嘲笑う――リア・パラパラ・リーザス女王、その人だ
国民に愛される清廉なアイドルのようでありながら、その実態は百策千謀を巡らせる魔女そのものだ。
ゼス王ガンジー、ヘルマン大統領シーラ、あるいは自由都市国家群の一癖も二癖もある支配者達、
彼等を束ねてもリア・パラパラ・リーザスには匹敵しない。
あらゆる面で盤石、正に大陸最強。
魔人戦争がなければ、いずれ大陸に覇を唱えていたであろう人類最強国家リーザス王国
民、兵、土地、歴史。
全てにおいて恵まれたリーザスは、魔人戦争においても一切の死角無し。
その筈だった。
――筈”だった”のだ。
現実は異なり、既にすべての結果は出ている。
……魔人と魔物達――魔軍は本来、人間界と魔物界を分かつ「マジノライン」と「万里の長城」から侵攻できない筈だった。
だからこそゼス王国、ヘルマン共和国がリーザスにとっての「盾」になる筈だったのだ。
しかし魔軍はどこからともなく、そこ以外――大陸の中心部から人間界に現れ、各国を襲った。
前方の魔物界からの圧倒的物量による襲撃。
後方の大陸中心部からの挟撃。
これによりリーザス以外の二大国は呆気なく、瞬く間に制圧された。
無論、抵抗はあった。
しかしそれは圧倒的物量の前にとって風口の蝋燭に過ぎない。
魔法で栄華を極めたゼス王国も、長い争いの果て平和を掴み取ったヘルマン共和国も。
どちらも純粋な破壊と暴力に飲み込まれ消えていった。
ではリーザスはどうか。
大陸最強、リーザス王国は魔物達に抗えたのか。
答えは、否だ。
壁となるゼス、ヘルマンはその役を果たさず。
何処かから現れる魔物の軍勢と、それを率いる魔人達はリーザスにも襲い掛かった。
本来想定される対応のための期間は魔物達の策と二大国家の陥落によって奪われた。
いかなリーザス王国といえど完全に想定外の奇襲を受ければ万全の力を発揮できる筈もない。
国土を襲った魔物達に立ち向かったのは、主にリーザス王国主力である黒の軍、青の軍だった。
圧倒的物量で襲う魔軍に対して策を構築し、守りを固め、これを迎え撃った。
だがこれは痛恨の愚策だった。
リーザスが最強国家であったのは、あくまで人類圏においての話だ。
バレス・プロヴァンスとコルドバ・バーンは魔軍の物量を見誤った。
尽きぬ敵兵、そして魔物達の本能。
味方の屍を踏み付けながら痛みも死も恐れる事無く狂ったように強行軍を繰り返してくる魔物兵達。
更にはその一体一体が、黒の軍、青の軍の精鋭達に知力以外のあらゆる面において勝っている。
人間と魔物の間には絶対的な能力差がある。
人間界に置いて冒険者や兵士達が魔物に勝るのは多くの魔物が統率などまともに取れていないからだ。
それが、魔物隊長や魔物将軍の指揮下で動けば正面から防衛戦を挑んで人間が勝る理由は無い。
青の将、コルドバ・バーンと指揮下の兵達は魔物達の「波」に飲まれ散った。
その亡骸は戦場で多くの魔物達に足蹴にされ死体の山に埋もれて、誰の目に触れることもなかった。
そして黒の将、バレス・プロヴァンスも時期を同じくして討ち取られた。
バレスは自身の死がリーザスの大勢に影響を与える事を理解している。
そして、戦いに置ける退き際も完全に弁えている名将だ。
バレスは魔軍との初邂逅――初戦において大国リーザスの今後の大局的不利を確かにその隻眼に捉えていた。
LP2年の魔人ノス、魔人アイゼルによる襲撃を経験していた事による慧眼だ。
そのため、最前線での防衛が不利と判断するや否や撤退の準備を整えたのだ。
これは勝利の為の勇気ある撤退と言って良い判断だったろう。
しかし一歩遅かった。何が原因か。
人類には無く魔物には確かに存在している航空戦力――飛行型の魔物兵の存在だ。
伝令役、爆撃役として魔軍で運用されるその存在が後方で撤退の準備をしていたバレスの軍を捉えた。
後は説明するまでもないだろう。
撤退路への飛行部隊、魔物兵部隊の先行。
魔物大将軍ヨシフの采配によってバレス・プロヴァンスは残った片目を抉られその首級を塩漬けにされ陣頭に晒された。
「んっ、……んぶっ、ぢゅっ……ぢゅっ……」
「あっぐッ゙いぎッ゙、ひっ、ひぃッ、うッ゙、あぁ゙ー……っああぁあああ……っ」
そうして捕らえられた少女たちは、魔軍の慰みものとされている。
人型の魔物の股間に跪き自身の腕程もあるペニスに熱心に舌を這わせているのはアールコート・マリウスだ。
その横で後ろから魔物に抱きかかえられた背面座位の体勢で小さな花弁を貫かれているのはスー・プロヴァンス。
どちらも黒の軍に所属し軍師の卵、小隊長として活躍していた年若いながらも才に溢れていた娘達だ。
最も、その才はこの場において何の意味もない。重要なのは可憐なその美貌だ。
「おいッもっと丁寧にしゃぶれッ」
「ひっ、は、はいっ、はいっ、しゃぶります……っ、んっ、ちゅぅっ、んんっ……」
「いいかお前らよく見てろよ、人間の女はなぁこうやって首を締めてやっと……」
「あ゙っっ、ぐ゙ぎっ、ぎっ……! っ……!……っ……か、は……っ」
「まんこも一緒に締まるって寸法よっ!おおおっ射精るっ!」
二人は魔物達の性欲の捌け口とされていた。
恐怖によって従順になったアールコートは魔物達に奉仕を強要されその手と口、膣を使って日々魔物達に奉仕をさせられている。
どんな言葉にも従い可愛らしく哀れな様は魔物達にとっても好評だった。
当初は魔物将軍のブレイン――生体部品にされる予定であったが、その好評さから見送られている。
隣で貫かれるスーは既に心が壊されていた。
捕らえられた際にひどく抵抗し激しい陵辱を受けた為だ。
首を強く締め付けられながら魔物兵に射精される感覚と酸欠で小刻みに震えるその瞳に光は、もう無い。
「(ああ、おじさま……どうか、どうか助けて……)」
魔物兵に奉仕しながらアールコートは密かに思いを寄せる男の姿を思い描かく。
この歴史において、その男が表舞台に現れて世界を救う事は、ついぞながったが。
――数の主力である黒の軍、防衛の要である青の軍を喪ったその後のリーザス軍の瓦解は早かった。
意外か、あるいはその部隊の運用方法を考えれば当然の事か。
次に壊滅したのはリーザス最大の個人戦力を誇る、赤の軍だった。
それと共にその諜報支援、直接支援に当たっていた遊撃部隊である白の軍も壊滅する。
リーザス最強――否、大陸最強の剣士リック・アディスン。
そしてリーザスが誇る知将エクス・バンケット。
女王リアの影武者を複数用意し大将軍ヨシフを誘き寄せるエクス一世一代の策。
彼を中心とした精鋭部隊がまんまと誘き寄せられ敵大将軍を狙っての一点突破を掛ける。
作戦は上手く行っていた。
犠牲を出しながらも、魔人達を掻い潜り赤白両軍の力によって魔物大将軍を誘き寄す事に成功した。
魔人は強力な力を持つが、魔物達を統制する力がある訳ではない。
魔物大将軍――つまりは敵の「頭」を落とせばリーザスにも逆転の芽はあったのだ。
しかし、そこにはエクスの予想を越えた罠があった。
白軍からの内通者。
同じ人類による裏切りである。
魔物に屈した人民達、そして一部の兵達の虚報によって赤の軍は敵に取り囲まれた。
赤の将、リック・アディスンは一人で千の戦士を打ち倒す。
魔法剣バイ・ロードは彼の手足の延長となり自在に敵を切り裂く。
魔物兵が相手といえど雑兵にやられる筈もない。
四方八方から敵が襲おうとも一度に襲い掛かる事が出来るのは人間であっても4人が限界。
より大きな体である魔物兵であれば2、3匹がいいところだ。
――だがその数が千を越え二千となり、三千となり、あるいは万を超えればどうか。
リック・アディスンは人間離れした強さを持つが、純然たる人間である。
楽しければ笑う事もあるし、余りにも辛い出来事に直面すれば涙を流す事もある。
戦いの際に決して顔に浮かべる事はないが痛ければ苦しみもするし、疲れる事もある。
七十八時間。
それが彼が絶えず自身と仲間達を襲う魔物相手に戦いを続けられた時間である。
その最後は凄まじいものだった。
疲労の末の被弾。
利き腕を切り落とされれば逆の腕で剣を振るい十の魔物を切り倒した。
背に魔物兵の斧による一撃を受け地面を転がりながらも立ち上がり、魔物隊長の首を落とした。
そうして返す刃を別の魔物に繰り出そうとした時に、遠距離からの魔法の一撃がリックの右脚を貫いた。
脚が止まったリックに、魔物兵が群がった。
同法の敵討ちなどという概念は魔物に無いが、好き放題された相手に報復したいという怒りは生じる。
魔物達はリックの四肢を切り落とし、鬱憤晴らしをするかのように体中を好き放題に滅多刺しにした。
そうして大陸最強の剣士、リーザスの紅い死神は細切れにされてトリとサカナのエサにされた。
なんとも哀れな最期だった。
リックの部下達――リーザス赤軍の戦士達は、その武芸の腕と危険性からほぼ全員が戦場で殺害、
生き残った者達もヨシフの命を受けた魔物将軍や魔物隊長達の手によって追撃を受けた。
娯楽としての敗残兵狩りだ。
逃げ惑う兵達を的にして斧を投げて当たった箇所で点数を競い合うなどする。
占領下置いた街に潜む兵や民の、尽くが似たように殺され尽くした。
だが、見逃されて生きている僅かな例外もいる。
見目麗しい女達だ。
「あひっ♥はっ♥んお゙っ♥ちんぽっ♥魔物ちんぽぉっ♥おほおおっ♥」
「あああああ゙ーッ!!イグッ!!ぼく、魔物ちんぽでイグぅうううぅぅっ♥♥♥」
魔物達に囲まれ、ぼってりと膨らんだ腹を晒しながら魔物の上で腰を振る褐色の娘。
リーザス赤の軍の副将、メナド・シセイだ
彼女もリーザスの騎士として勇敢に戦った。
しかし赤将リックと副将メナドの実力には天と地程の差がある。
彼女はリック程戦い抜くことができなかったのだ。
結果魔物に捕らわれ、その美しさから性処理道具として多くの兵達に好んで使用されている。
その使用頻度から度妊娠するのも早かった、今メナドの腹の中には赤ん坊がいる。
「ああ゙ぁ゙ッッ♥♥らめぇえええッ奥ッ、奥こんこんしないでぇっ♥赤ちゃん、赤ちゃんがぁあッ♥」
「るっせ便器ッテメェで腰振ってんだろがッ♥腹の中のガキごとイキ死ねッッ♥」
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ッ♥♥あぎぃぃ~~~~~~ッッッッ♥♥♥」
「一人でイッってんじゃねえ魔物様のチンコしゃぶれオラァっ!!」
「んごッ゙♥♥♥♥♥♥♥♥ご゙っ゙゙♥♥♥♥♥♥♥♥♥」
魔物兵の腰の上で腰を振り乱し悶えるメナドの口にでこぼことした突起のついたペニスが捩じ込まれる。
魔物のペニスは生殖のためメスに合わせてサイズを変える事ができるものがある。
それでもメナドの口に全ては入り切らない巨大なものだ。酸素を得る事ができなくなりメナドの表情が――喜悦に歪む。
魔物達に嬲られる中、いつかメナドは呼吸の苦しみも、叩かれる痛みも快楽に変える事ができるようになった。
「んぶっ♥じゅぶぅっ♥ぶじゅっぐぶっっぐぼぼっんぼっんぶぅぅぅっ♥♥♥」
どころか自分から口内の魔物のペニスに舌を絡めて、舐って、その間も腰を振って精をねだる。
全身で魔物たちに媚びをうるのは、相手が人間ならば一流の娼婦のようであっただろう。
「オラッ出すぞッ二人目孕めやひとうし女がぁっ!!!」
「あ゙いっ♥孕むぅっ孕みますぅぅっ♥♥魔物ちんぽでぼくのことママにしてぇっ♥♥あああああああああ゙ーーっっっっ!!!♥♥♥♥」
ぼびゅううっ、ぶびゅるるるるっ、びゅぅぅぅーっ。
メナドを取り囲む魔物達と、上下の口に挿入している魔物達が一斉に射精する。
褐色の肌が、黄ばんだ白濁に汚されて今日もメナドは精液に溺れるのだった。
――陵辱を受けているのはメナドだけではない。
「か……は、ぁ、うっ、……ぐっ……」
「あー?おい、こいつまた反応悪くなってんぞー」
白の軍の副将、ハウレーン・プロヴァンスだ。
黒の将であり父であるバレスの敵を討つと奮い立った彼女もまた今や魔物達の性処理道具だ。
しかし魔物達に好まれる美貌を持ちながらもメナドとは扱いが違う。
彼女の抵抗が、強い意志をたたえた瞳が魔物達の気に障ったからだ。
「ぅっ、ぅ、ぁ、……ぁ、ッッ……グッ……ッ」
「おら、寝てんじゃねーよ」
魔物兵に組み敷かれてペニスで膣を抉られながら、ハウレーンは頬を叩かれる。
敏感に開発された肉体は射精を受け止めた拍子に絶頂して、ぷしゃぁっと音を立てて潮を吹いた。
「汚すんじゃねぇっつぅのッ、このメスがッ」
「あ……っ」
ばちん。また頬が叩かれる。
薄れゆく意識の中でハウレーンは死でもなんでもいいから、早くこの地獄が終わる事を強く願った。
――魔軍の侵攻は止まらない。
サウス、ノス、オク、イース、首都を中心として衛星都市として展開された都市は陥落。
その他周辺都市も現地の駐屯防衛戦力の尽くを蹂躙し尽くされた。
赤、青、黒の軍を失ったリーザス軍。
当然そんな状態で長く戦線を維持する事が出来る訳も無い。
各地で起きる敗残兵の虐殺や捕虜や民衆への陵辱を見捨てながら戦線は首都へと下げられていく。
――多くの民が死に、見目麗しい女達は犯された。
魔物にとってはどんな暮らしをしていようが、どこで生きていようが関係はない。
進路上にいるなら何であろう誰であろうと壊して奪うだけだ。
魔の手は遂に、リーザス城下まで伸びる。
「ぁ……う、ぁ……、ぁ…………、……っ」
黒いゴシック衣装を身に纏い、いつも暗い顔で過ごしていた武器屋の娘は乱暴に犯された。
どんなに幸運な少女であっても、世界のどこにも逃げ場がなければ逃れる事は叶わない。
生きることに疲れていた少女は激しい陵辱に耐えられずやがて命を落とした。
「殺さないで、ころさ、ないでぇ、なんでもする、するからぁっ……や、やだ、叩かないで、やだああああああ!!!!」
いつでも快活な笑顔を浮かべていたアイテム屋の少女は首輪を繋がれ魔物達の玩具に貶された。
衣服を纏う事は許されず魔物達の機嫌を損ねればしつけと称してひどい仕打ちを受けた。
健康的だった肌には鞭や殴打の後で青くなり、失われた笑顔が二度と戻る事は無いままその人生を終えた。
「……んっ、ちゅぶっ……んぶっ……ちゅぶッ……んっ、んんっ、んんんっ……ごくっ……」
リーザスでは珍しいJAPAN風の宿屋を営んでいた女将の女は宿を壊された挙げ句に魔物達の世話を強要された。
世話といっても身の回りのことだけではない、性欲の処理を含めてのことだ。
豊かに実った肉感的な身体は魔物達の欲望のまま毎夜貪られ、いずれ飽きられ棄てられるだろう。
――リーザスの美しい街並みの全てが燃えていく。
最後の砦となったリーザス城を守るのは残されたのはリーザス王家護衛軍たる金の軍。
他の軍に数では劣るが魔法を操る少数精鋭達を集めた紫の軍。
そして僅かに残った各軍の敗残兵と義勇兵達だ。
そんな兵士達が守るーザス城は、大陸一美しい建造物とも言われている。
無論、ただ美しいだけの城ではない。その実態は”難攻不落の宮殿”とも呼ばれる非常に優秀な軍事施設だ。
攻めるに難く、守りに易い。
魔物兵達の大群相手といえど籠城に徹すれば持ち堪える事を可能とする。
――しかしそれも万全な状態、万全な戦力があればの話。
現状は大きく異なっている。
金の軍、紫の軍は共に少数精鋭の部隊だ。
義勇兵と各軍の敗残兵達を足したところでその総数は黒の軍どころか青の軍にも及ばない。
リーザスを護る戦士達は命を賭して襲いくる魔物達を迎え撃ったが、結果は誰の眼にも見えていた。
魔物達のリーザス城下町侵攻、及びリーザス城襲撃から3日、リーザス城は陥落した。
そうして現在。
大陸一美しいと呼ばれたリーザスの城では魔物達の侵攻に曝された大陸でも、一、ニを争う凄惨な光景が繰り広げられていた。
城の外は血の狂宴だ。
地獄の様相を呈している。
首のない死体が城の中にも外にも捨てる程転がっている。
「へーいパース」
「おーう、……シューッ!」
義勇兵として参加していた名もない戦士の頭は魔物達のサッカーボールにされていた。
魔物達の間で転がり、ゴール目掛け強く蹴られてあらぬ方向に飛んでいき、壁にぶつかってぐちゃあと音を立てて潰れた。
「やーいノーコン野郎」
「うっせぇ!おーい次のボール持って来てくれー」
「あいよー」
「ひ……いやだ!!やだ!!やだあああああああああ!!いやだああああ!!助けて!!助けてえええええ!!!!」
「よっと」
「ギッ」
晒し者として十字に組んだ木の棒にに縛り付けられていた青年の頭が、果実でも取るかのように魔物兵にもぎ取られる。
最後の言葉は、音にならなかった。
「やっぱボールは新鮮じゃねーとな、よーしキックオフだ!」
「へーいへいへいパスパス!パース!」
魔物達の笑い声が響く。
誰も、止めるものはいなかった。
「――おっ♥おっ♥おっ♥んぎッ♥はふッ♥」
一方で、城の中ではまた趣の違う宴が繰り広げられていた。
性の狂宴だ。
リーザス金の軍は女性のみで構成されている、それも才色兼備の美女、美少女達のみだ。
その様から大陸一華やかな軍とも呼ばれていた彼女達の現在は魔物隊長や魔物将軍専属の娼婦、肉便器だ。
魔物達に利益があるとして生かされた「調教師」達の手によって、彼女達はたっぷりとしつけられた。
今では誰も彼もが皆心から魔物達に屈服している。
「ほっ♥ひっ♥はっ♥はぁっ♥んおおおおおっ♥おおおお~~ッ♥♥♥」
下品な声を上げながらアクメ顔をキメて絶頂に達したのはかつて金の軍の将を務めていたレイラ・グラクニーだ。
豊かなバスト、鍛えられ引き締まったウェスト、安全型の尻。
どれもが男を惹きつけてやまない、健康的な色気を持った絶世の美女だ。
「おい、腰止めんなー」
「はいッ♥ふッ、ふーッ♥んんんんッ♥♥お゙っお゙っお゙っお゙っお゙っっ♥♥♥」
そんなレイラが、魔物隊長のペニスを深くヴァギナで咥え込んでガニ股で腰を打ち付けている。
乳首とへそにはピアスが開けられて腰を動かす度に揺れている。
「オラッ」
「んぎッッッ♥♥あ、ひっ♥♥お゙……ッッッ♥♥」
ばるんっ。
下から突き上げられて豊満なバストがばるんと震える。
それと同時にまた腰の動きが止まった。絶頂に達しているようだった。
「だからいちいち腰止めんなっつぅの、しつけが悪ィなてめぇはァッ」
「あへぇぇっ♥♥ごっ、ごめんなさいィッ♥♥死にますッイキ死にますぅッ♥♥」
がつん、がつん。魔物隊長の下からの突き上げを受け止めてレイラはまた腰を振りはじめる。
その姿に理性などもうひとかけらも残っていない。
「お゙っ♥――お゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ん゙っっ♥♥♥♥♥」
発情期のわんわんのように。
レイラは絶叫しながら魔物ペニスから射精を受け止める。
金の軍の隊員皆の憧れを集めていたリーザスの花は、淫らな淫売に堕ちきっていた。
――その横では二人の少女が魔物達に奉仕をしていた。
「……っ……っ、……っ」
「わぁ~♥おちんちん、また増えたぁ~♥んーちゅっ♥ちゅっ♥」
レイラの下でリーザス金の軍の兵士として戦っていた二人。
イベット・チェリアとジュリア・リンダムだ。
彼女達も調教師達によってしつけを受け、今は魔物達に性処理兼愛玩用ペットとして飼われている。
その首には鈴付きの首輪がついていて、動く度にちりんちりんと可愛らしい音を立てる。
「イベットちゃん、一緒におちんちんぺろぺろしようね~♪んーちゅっ、ぺろぺろれろれろえろ~んーちゅっ♥」
「…………♥」
その呼吸は荒く瞳はどんよりとくすんで蕩けきっていた。調教の賜物だ。
彼女達の頭にはセックスと魔物達の奉仕に関する事しか残っていない。
記憶すらも曖昧だ。
調教を受けた娘達の中でも見た目の可愛らしさ以外に取り柄と言えるものがなかった二人だ。
故に薬漬けにされ、魔物達の意に沿って愛玩されるだけの存在に貶されきっている。
「あはっおちんちん美味しい~♥せーえき出してせーえき♥せーえきほしいっせーえきっ♥」
「……♥♥♥」
魔物隊長のペニスを左右両側から、ジュリアは笑顔で、イベットは無表情ながら興奮した様子で舐めしゃぶる。
なんとも、幸せな様子だった。
リーザス城での狂宴は続く。
彼女達が死ぬまでか、あるいは魔物達が飽きるまでか。
どちらが早く来るかはわからないが、一つわかっている事があった。
彼女達を救うものが現れる事は、決してないという事である。
こうしてリーザスという国は滅亡した。
ゼスも、ヘルマンも滅んだ。
三大国家と呼ばれた人類の国々は尽く魔物達に蹂躙され壊滅した。
では、人類という種は終わり人間は敗北したのか。
――否、まだ終わってはいなかった。
「……はあっ、はあっ――リア様っ、ここまでくれば一先ず大丈夫ですっ……ですよねっ、マリス様っ」
「ええ、ここからJAPANに渡ればまだ……被害を受けていないあの国ならば体勢を整え直すことは、できる筈です」
大陸南東自由都市地帯。
更に南東――大陸の果て、JAPANへの玄関口、コパ帝国ポルトガル。
その一角、灯りも無い打ち捨てられ薄汚れた木造の小屋。廃屋と言ってもいいだろう。
そこに三人の女が集まっていた。
既に亡国となったリーザスの女王であるリア・パラパラ・リーザス。
その筆頭侍女にして事実上宰相としての役割も果たしていたマリス・アマリリス。
かつてリアの専属であった忍びの者、見当かなみ。
「……ですがポルトガルにも直ぐに魔軍の手が迫るでしょう、防衛戦が長く保つとは思えません。
「そ、それじゃあ急がないとっ休んでいる場合じゃないんじゃっ」
魔軍の襲撃を受け、陥落したリーザス城から彼女達は辛くも逃げ延びていた。
多くの犠牲と、リアの影武者の死。
そして見当かなみの手引によるものである。
リーザス城内にある隠し通路、それを伝って城外に逃げ落ち敵の眼から逃れながら自由都市の果てまで。
後は天満橋を渡り唯一戦力を残している可能性のある、離れ島――JAPANに亡命する。
リーザスと比べJAPANの戦力が強大であるとは言えないが、離れ島であるJAPANは亡命には適した立地であった。
大陸との道は飛行手段を除けば天満橋のみ。
籠城するにはこれ以上なく、現に大陸に魔物が溢れた今でも存続できている。
マリスは、自由都市国家群のいずれかに亡命する事も考えたが、その考えは直ぐに棄てた。
「ええ、ですが下手には動けません。どこに間者が居るか……確実な方法で橋を渡らなければ……」
リーザス軍からも裏切り者が出たのだ。
より策謀渦巻き混沌としている自由都市国家群から裏切り者が出ていないと誰が言えるだろうか。
言える筈もない。
この場に居る三人以外誰も信用することはできないと、マリスは考えていた。
「……リア、何か考えはありますか?」
「…………」
マリスが、なにをおいても守らねばと決意している相手――リアにそう問う。
酷な問いだとはわかっていた。国が滅び、民も滅び、全てを亡くしたリアは今失意の内にあるだろう。
それでも立ち上がり考えることを強要しなくてはならない。
リアが折れればリーザスという国は本当に終わってしまうからだ。
「リア様……」
かなみが、心配げにリアを見つめる。
本来かなみはリアの専属の任を解かれ愛する男に仕える忍びとなった筈だった。
そんな彼女がいまここにいるのは、愛する男が冒険に旅立つ前に胸騒ぎのようなものを感じたから。
結果としてその胸騒ぎは当たり、世界は魔軍の侵攻を受けた。
冒険に出て以来行方の知れないかなみにとっての愛する男の行方も気掛かりではあったが、
今は友人であるリアのことを優先したい。
なにより、失意に沈んだ様子のリアを放っておくことはできなかった。
「リア様、あの……っ!」
「――マリス、城からGOLDは持って来てるわね?」
「え」
――すくっ、とリアが立ち上がる。
その瞳には強い意思の炎が灯り、妖しく輝いていた。
それを見て、マリスは安堵を覚えると共に、つとめていつも通りの笑顔を浮かべる。
「それを元手にコパンドン・ドットに渡りをつけるわ、業腹だけどこの状況で一番信用できるのはあの女だから」
「かしこまりました」
「かなみ、あなたにも働いて貰うわよ、いいわよね、私達友達だもの」
「えっあのっリア様落ち込んでたんじゃ……」
かなみにそう問われ、リアは大きく息を吸って、吐いて、笑顔を浮かべる。
「さっきまではそうよ、――でもいつまでも落ち込んでいても時間の無駄だもの」
「今やるべきは迅速に全大陸の戦力をJAPANに掻き集めてダーリンを待つ――ううん、探すことよ」
「え……っ」
ダーリン。
リアが愛を向ける相手だ。
かなみが恋慕を抱いている相手でもある、リーザスの、いや、世界の英雄と言っていい冒険者。
同時にこの大陸に置いて二振りしか存在しない魔人に対抗することができる剣を所持する男でもある。
「ダーリンさえ私達の所に来てくれれば全部巻き返せる」
「だから私達は全力で生き延びてダーリンを迎えてあげなきゃいけない。――でしょ?」
「……っ~~~~はいっ、リア様っ!」
喜色満面といった様子でかなみがうなずき、それを見たリアも笑顔を浮かべる。
今となっては夢のような話だった。
冷静に考えればこの状況で生きていると考える方がおかしい。
ただそれでも、とこの場にいる三人は思う。
その男さえいれば本当にどんな事もなんとかしてくれるかもしれない。
だから、希望を持って、前を向くのだ――と。
どぉん。
「え」
そんな3人を現実に引き戻したのは街中に響いたであろう爆発音だった。
かなみの口から間抜けな声が漏れる。
次いで絶叫と破壊音、爆発音が聞こえてくる。男のもの、女のもの、子供のもの。
魔軍だ、逃げろ、もうだめだ、助けて――似たような言葉ばかりがえんえんと街中に響きわたっていた。
「そんな、もうここまで――だって逃げて来るまでは魔軍の姿なんて……!」
「速過ぎますね、やはり自由都市国家の中に裏切り者が――」
「考えるのは後よ二人共、かなみ、逃げる道を探してっ、リアはまだこんな所でっ……!」
「は、はいっ!」
リアに命じられたかなみが慌てて小屋の外に出て、しゅたっと屋根の上に飛び乗る。
そうして魔物達から身を隠しつつ伺った街の様子は、既に取り返しのつかないものだった。
街が燃えている。魔物が火を放ったのだろう。
燃え盛る街の中を大量の魔物兵が進軍し住民を虐殺していた。
生きているものもいるようだが、路上で裸に剥かれて犯されている。
空を見上げれば飛行型魔物兵の軍勢がJAPANの方角へ飛翔して行く姿が見える。
中には、何かを抱えているような魔物兵もいた。
――抱えていたそれが、街の一角に落とされるのをかなみは呆然と見ていた。
「ぁ……」
閃光。。
火柱と黒煙が上がり直後に爆音が聞こえてくる。
どういう仕掛けでつくられたものなのかかなみには分からないが、何が起きているかは理解できた。
飛行型魔物兵による爆撃だ。
「あ、あ、あ……」
ぺたん、と。
かなみは膝を折ってその場に座り込み立てなくなってしまった。
目の前の光景を見て理解してしまったからだ。
この大陸の――この世界のどこにも、最早逃げ場などないと。
「あ、ああ……」
頭では逃げ道を探さなければ、リア達を逃さなければと必死に考えている。
だがかなみの頭では、かなみの忍者としての実力ではそれをすることは、とてもできなかった。
「……遅い、わね、かなみ」
「……っ」
廃屋の中でリアとマリスは息を潜めていた。
マリスは、リーザスでも屈指の神魔法の使い手ではある。
一体、二体程度の魔物兵からならリアを護る自信はあった。
それ以上の数であっても命の続く限りはリアを護ると強く決意していた。
僅かにでも退路があり、その途中で自身が命を賭ける必要があるのならば躊躇いなくそうするつもりでもあった。
だがそれもかなみが退路を見つけられればの話だ。
そのかなみが戻って来ない。マリスは彼女に限って自分だけ逃げる事はないだろうと確信はしている。
戻って来ないということは退路を探しているという事か、あるいは――
ぎ、い。
「……! かな、み?」
錆びた金具が音を立てて外からドアが開かれる。
リアは自分なりに信頼を寄せている友人の名前を呼んだ。
「おー、人間が隠れてんじゃーん!しかもまた女だぜ、当たりだ」
「イエーイいいねいいね……あれ、こいつらどっかで見たな」
ドアを引き千切り天井を巨体で壁と天井を削って現れたのはかなみではない。
片手に斧を持ち緑色の分厚い装甲――魔物スーツに身を包んだ巨体、魔軍の主戦力である魔物兵が二匹。
「あ」
リアはその姿と、一体の魔物兵が斧を持っていない手に掴んだ姿を見て声を漏らす。
意識を失ったかなみの姿だった。
魔物兵によって負傷させられたのか、どくどくと血が流れている。
「――リア、逃げてっ!!」
「おっこの女やる気だぜ」
「上等じゃん、返り討ちにしてやろーぜ」
マリスが咄嗟にリアの前に出て杖を構える。
敵は2体、足止めだけならばマリスにもできるだろう――だがリアの身体は動かなかった。
身体が強張り脚は棒のようになっている、恐怖に竦んでいる訳ではない。聡明なリアは理解してしまったのだ。
ここでマリスを囮に逃げた所で自分の脚と能力で魔物兵が侵攻して来た街から逃げ延びる事はできない。
自分やマリスより逃げ足に関しては余程優れているかなみが捕まっていというのは、そういう事だ。
「リアっっ――――っ、あ……!!」
「スキありぃっ!」
マリスがリアに視線を向けて叫ぶ。
声と、マリスに向けて斧が振り下ろされるのは殆ど同時だった。
自由都市、ポルトガルが魔軍の襲撃を受けてから数日が経った。
魔軍は侵攻を続け現在は天満橋と空の二面からJAPANを攻略している。
担当の魔物大将軍の見立てでは、後半月もあれば陥落する見立てだ。
――狂宴続くリーザス城。玉座の間。
そこにリーザス方面担当魔物大将軍であるヨシフと魔物将軍達の姿があった。
加えて、戦場で特に功績を上げた魔物隊長と兵達が集められている。
リーザスの、完全陥落を記念しての祝宴だ。
「――あ、ぐぅっ、ぅうッ♥ぎッ♥♥はぎぃっ♥ひぃっ♥」
「ぐふふふ……良い、良い、素晴らしいな、素晴らしい宴だ」
魔物大将軍ヨシフ。
猜疑心が強く何者をも信じないこの男も今はこの宴を楽しんでいた。
その股座には緑色の髪の小柄な娘がぶら下がっている。
極太のペニスをどろどろに泥濘んだ狭膣で全て受け入れて法悦の表情で喘いでいるのはチルディ・シャープだ。
金の軍の副隊長を務めていた彼女はヨシフのお気に入りだ。
調教され切った身体はヨシフにひとなでされるだけで快楽を感じ、精液を受け止める度に絶頂に達している。
「お゙っ♥ほぉっ♥あ゙っ゙ぐっ゙♥んぎィィッ♥ちんぽ、おちんぽさまっ♥すてきっ♥ですわぁっ♥♥」
そもそも魔物大将軍の規格外のペニスを受け入れられている事が異常だった。
チルディのお腹は挿入されたペニスででぽっこりと膨らんでおり尻穴には魔物大将軍の触手がねじこまれていた。
ヨシフが腰を突き上げるたび、チルディは自分で身体を揺らしてそれを受け入れている。
調教師達によって完璧に仕上げられた雌奴隷、それが今のチルディだ。
「ううむっ、射精するぞっ、おおおっ」
「お゙っ♥あッ、イゃあああああああああああっひぃぃぃっ♥♥ひぃぃうぅぅっ♥ぎゃあああああぁああッッ♥♥♥♥♥」
ごぷんっ、ごぷっ、どぷんっ、どぼぉっ。
間欠泉から水が吹き出すようにヨシフが精液を迸らせる。
チルディの身体はそれを受け止め、高く高く遠いところに意識を飛ばした。
「ふぅうぅうぅ……さて……」
ヨシフは射精を続けながらちらりと玉座の間を見渡す。
今、広い玉座の間の至る所で狂宴が催されていた。
「……ぁ、ぁ、ぁ」
「こいつ反応しなくなったなぁ、殺すか?」
魔物に組み敷かれ正常位で犯されているのはかなみだった。
瞳から光は完全に消え失せ、言葉無く魔物のペニスと性欲を受け止めている。
完全に壊れていた。
ある意味でかなみの心はこの場に居る誰よりも脆かった。
胸を鷲掴みにされ、腰を強く打ち付けられても大きな反応はない。
苦悶に表情を歪める事もなく暴力的な性欲をぶつけられているだけだ。
「あー……締りはいいんだけどな……っとっ」
「ぁ、ぁ……ぅ、ぅうっ」
どくんっ、どくんっ、びゅるっ。ぶるっ……。
膣内を満たす熱い精液の感覚を感じながらかなみは身震いする。
身震いをする、だけだった。
「ちっ……だめだこりゃ」
魔物隊長がペニスを引き抜き、かなみを放り投げる。
放り捨てられたかなみの視線は、部屋の一角で犯される二人の女の姿に向けられていた。
「く、……あ、ああああっ……!!」
「ふむ、絶頂しましたね、これで六度目……次は薬の量を増やしてみましょう」
片方はマリス・アマリリスだ。
立位の体勢で前後の穴で人間の男のペニスを受け入れている。
その傍には薬や鞭を持った男の姿――人間の調教師と、その奴隷達だった。
魔物大将軍ヨシフの意向によって生かされ、女衒として使われている。
このように魔物達に取り入って生かされている者も少なくない数がいる、人類を裏切った者達だ。
「こ、の……恥はないのです、か……あ、あああ、あああっ♥♥♥」
「ありませんね、仕事ですので」
調教の竿役として「使われて」いる男のペニスを膣で咥え込みながら調教師を罵倒しようとするマリス、
しかしその言葉はペニスを挿入した男達がゆっくりと腰を動かす事で遮られた。
「あ、っ♥は♥っくっ♥や、やめなさい、あなた達も……っ♥あんっ♥あああっ♥」
静止の声をかけようとするマリスの喉から、甘い響きが漏れる。
誰がどう聞いても快楽に蕩けきった声、既にその身体はどうしようもない程堕とされていた。
「後は心だけなのですがね……まあ、あなたは痛みには強いようですのでこのまま快楽に漬ける方向性で行きましょう」
「ああ、あっ♥や、やめっ、やめて……やめなさいっ……♥は、ああ、あああああっっ♥♥――あっ!ああああッッ♥♥♥」
がくん、がくん、びゅるっ、どぷっ、どくんどくんっ。
前後から自分を貫くペニスからの射精を受けてマリスが連続して絶頂に達する。
どうしようもない程淫らな姿だった。
「七度目、……あなたも女王様のように素直になられた方が良いと思いますよ」
「く……ぅ――……」
そう言って、調教師の男は部屋の真ん中に視線をやる。
マリスも、一瞬視線を向けて――すぐに眼を反らした。
「あ♥んぶっ♥んーっむっ♥ちゅっ、ぷはっ♥ね、ダーリン、気持ちいい?リアのおててとおくち、気持ちいい?♥」
「あー気持ち良い気持ち良い、最高」
「ホラじょーおー様こっちも頼むぜ」
「はぁーいダーリンっ♥――んじゅぶっ、んぶっぶっ♥♥じゅるっ、じゅぼぼおっ♥♥んぼおっ♥――やんッ♥」
「へへ、こっちも相手してくれよ」
「んもぉ~♥ダーリンったら悪戯っ子~♥♥あ、あ、っ♥やぁあああんっ♥♥」
魔物隊長たちに囲まれ嬲られ、笑顔を浮かべる女――リア・パラパラ・リーザス。
両手で左右を囲む魔物隊長のペニスを握り、正面に立つ魔物隊長のペニスを熱心に口で奉仕している。
その下には別の魔物隊長の姿がある。
ペニスはリアの膣に迎え入れられ甘くぬかるんだそこできゅうきゅうと締め付けられている。
それだけでは留まらない。
リアにのしかかる魔物隊長の姿もある。
ペニスを尻穴に捩じ込んで腰を振っている。
魔物隊長が腰を前後させる度にリアは身体を悶えさせ、尻穴でも強く快感を感じている様子だった。
「うふふふっ、ねぇダーリン♥リアの身体気持ちいい?リア可愛い?……あはっ嬉しいぃっ♥リアもっとがんばるわねっ♥♥」
「はは、また何も言ってねぇのに勝手に喜んでるぜ」
「頭おかしいわ」
「(リア……)」
「り……ぁ、さま……」
捕らえられ素性が明らかになったリアには、いずれケイブリスに捧げられるものとして他の誰よりも激しい調教がされていた。
性感の開発から、魔物向けのものへの肉体改造、奴隷に相応しい心への洗脳に近い学習。
連日昼夜問わず続けられる調教と自分が守るべき国がもう存在しない事、自分を守るものはもう誰もいない事。
――自分が愛した世界を救う英雄が現れない事を理解したリアの心は、破綻した。
あるいはかなみのように壊れてしまえた方が良かったかもしれない。
今のリアには目に映るすべてのものが”ダーリン”に見えているのだ、自分がどこにいるのかも理解できてはいない。
ただ、”ダーリン”との甘い蜜月の中で快楽を貪り続けるだけだ。
「あっイっくっ♥ねぇダーリン、リアイっていいっ、いいっ?♥♥」
「おーイけイけ、俺達のちんこでイけよ女王様」
「あはっ♥じゃあリア、イくね、あ、あっくるっ、ちかちかしたのっ♥ちかって♥あっ♥」
ごぴゅっ、どくんっ、びゅるっ。
びゅるるるるぅっ、どびゅっ、ぴゅっ、びゅぼっ、びゅううっ。
「ああああッ♥あーーーーーーーーーーーーーっっっっ♥♥♥♥♥」
前後の穴と、顔と、手と――体中で精液を受け止めてリアは絶頂する。
それが全て”ダーリン”のものだと心から信じ切ったその顔は、とても可憐な恋する少女のものだった。
「あは♥ぁ、は、はっ♥しあわせ、しあわ、せっ♥だーりんが、いっぱい……♥あ、は♥」
「あ……あぁぁぁああぁぁ……っ♥」
――笑うリアの瞳からは涙が流れていた。
それが歓喜によるものなのか。
何かが悲しいのか。
リアにはもうわからない。
どちらにしろ、その涙を拭ってくれる者はもう、どこにもいなかった。
リア女王。
すき。