※この作品はR-18です。

ざったにえっちなやつ。   作:えっちゃんエレボス大邪神

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ランチルのエロ
無限に増えろ


ランス10の子供達がひどいめにあうやつ(ランス10 ランスチルドレン)

 

 

 

ルドラサウム大陸、RA歴15年、某月某日。 

大陸の中心地に聳え立つ、大陸で最も高い山、翔竜山。

その頂上、かつてはドラゴン達が暮らす土地であった場所に座し今も建築し続けられる黒鋼の城。

 

――魔王城。

かつての人類を救った英雄にして、今は大陸を支配する暴虐の魔王と化した鬼畜戦士ランスが統べる城。

永遠に未完成になるのではないかと噂される規模の城の上層、昼でも魔王の鮮血の瘴気に満たされ薄暗い――玉座の間。

 

窓から差し込む光はカーテンに遮られ、僅かに漏れ出す陽光すら酷く淀んでいるように思わせる。

 

 

 

「ぐ、うう……っ……ち、くしょうが……ッ――」

 

「はあ、はあ……く……っ」

 

「痛い、よう、痛い……うう……」

 

平時、静寂だけが支配するその空間に今、荒い息遣いと苦悶の声が響いていた。

声は、男女両方のものがあるが、どれも皆まだ幼さを残したもので、床には飛び散った鮮血や砕けた鎧や装具、

引き裂かれた衣服の欠片が散らばっている。

荒い息遣いの出所は魔王の前で膝をつく、あるいは倒れ伏した少年少女達――。

――俗に「魔王の子どもたち」と呼ばれる、魔王ランスが人間であった時代に戦いの中、あるいは戦いを終えた後に自分の女達に孕ませた子供達。

彼等はAL教法王クルックー・モフスの娘、エール・モフスを中心として大陸中を巡り魔王の城へと繋がるオーブを集め「魔王の子供」達の力を結束し、

立ちはだかる幾多の障害を乗り越えて魔王に挑み――――敗北した。

 

一騎当千の強者――をも上回る力を持つ魔王の子供達。

幼いながらその力は各国の古強者を遥かに凌駕し人智を超えた存在である魔人すら打倒する力を持っている。――持っていた。

 

だが現状は見たままのものだ。

剣は折れ、矢は尽き、体力と魔力は枯れ果て魔王の圧倒的な力の前に戦意は完膚なきまでに砕かれた。

油断、慢心――――ここまで来た自分達ならば例え大陸を支配し圧倒的な力を持っている魔王だとしても負ける筈がないという、驕り。

そして魔王への切り札である「クラウゼンの手」を持つリセットの拉致、リセットを欠いた事によるここに至る道中までの不和。

それ等が、回避し得ないこの結末を呼んでしまった。

 

 

「――――――――」

 

戦いを終えた魔王――ランスが子供達を見下ろす。その表情は悪魔を思わせる兜に覆われ読み取る事はできない。

しかしその立ち振舞から、そこに親子の情の欠片も感じ取れない事は察する事が出来る。当然だ、目の前に転がっている相手が自分の子供だと認識できてすらいないのだから。

血を分けた子供と言えども魔王の力、魔王の血に支配されている魔王ランスに取っては自身を害する「敵」としか映らない。

自分の女ですら認識する事が出来ないのだ、数度しか顔を合わせた事のない――、一度も顔を合わせた事がない子供など、認識できるはずがない。

今のランスが認識できるのは敵か、部下か、あるいは女か、それ以外かだ。

 

「……ダメ、ね。――あんた達、私が魔王を……ランスを食い止めるわ、その間に……」

 

「っ、ふざけた事言ってんじゃねぇ!俺様はまだ……!」

 

 

「無理よ、仮にあんたや乱義が戦えても他の皆は戦えない、このままじゃ全滅するだけ――分かるでしょ?」

 

「ぐ……!」

 

かつてランスの女であった魔法使い――短い言葉では言い表す事のできない歩みを送り、魔王ランスが今でも僅かな執着を見せる女――

魔想志津香が、背後で膝をつき剣を支えにしている魔王の子達の三男、ザンス・リーザスにそう諭す。

ランスは、どういう訳か魔王と化してからも志津香を求める事があった。そうしている間は僅かにでも理性を取り戻した様子を見せる事もあった。

確かにそんな志津香が囮になれば、ランスの子供達が逃げ延びるだけの時間は稼げるだろう。この場で、まだまともに意識がある誰もが直ぐにその考えに至った。

 

「お姉さま、ダメだよ。それなら私も残る。ザンスと乱義はみんなをお願い」

 

「しかし……!」

 

「大丈夫だって、生きてればチャンスはあるしランスは私とお姉さまはきっと殺さない。だから、――お願いねっ!」

「行って、はやく!」

 

「……く、っ……!ザンス!動けない皆を!ヒーロー、動けるかい……!?」

「ちっ、クソが……!!」

「う、うう、……が、がんばるよ……!」

 

志津香が、ナギが魔力を手に集めながら一歩前に出て駆け出すと共にザンス、乱義が立ち上がりこの中で最も体格に優れ、体力もあるヒーロー・ヘルマンが続く。

倒れたきょうだい達の身体をそれぞれ抱き上げ、抱え上げ、視線を魔王の間にある唯一の扉――入ってきたときに開け放たれたままの出口へと向ける。

 

「――ランスっ!!」

 

志津香が吠える、手に集められた魔力が白い光へと変換されていく。

ランスに僅かにでも意識があればその呼びかけに気を取られるか、あるいは答えただろう。

その僅かな時間はザンスと乱義の二人が皆を連れてこの場を離脱するのに充分な時間となっただろう。

 

”だが、そうはならなかった”。

正しい時間軸――本来想定された、本来たどるべき歴史ではいくつもの分岐の果てに「そう」なったのかもしれない。

しかしこの時、この場所においては異なった。

ランスを蝕む魔王の血は、既にその心を志津香の――愛を向けて情を交わした女の声が届かない程に隙間なく埋め尽くされてしまっていた。

故に、当然、彼女たちに齎される結果も異なったものとなる。

風が切れて空気が揺れるかすかな音の後に鈍い音が響き、志津香が小さく声を漏らす。喉の奥から出た潰れた蛙の鳴き声の様な音。

魔王の拳が志津香の腹にめりこんでいた。肉が陥没し骨が軋む音を、志津香は自分の中から確かに聞いた。

今まで無かった、「志津香への蛮行」という魔王の行為にその場のときが止まる。それは、戦いの場において――

こと、この場から離脱する事を選んだ者達にとって致命的になり得るものだった。

 

 

「!――が――っ!!」

 

「ザン……!!ぐっ!!」

 

 

「お姉さま!みんな……――あッッ!?か、……は……っ!」

 

魔王が空いている方の手を翳す。それは魔法にも満たない、ただの魔力を用いた衝撃波だった。

しかしそんなものでも魔王から放たれれば歴戦の勇士を上回る戦士や、ドラゴンすらも軽く吹き飛ばす程のものとなる。

姉妹達、弟達を抱えたその身体が呆気なく吹き飛ばされて壁に叩きつけられ、冷たい床に転がった。

既に疲弊仕切っていた三人にそれを防ぐ事も、受け止める事もできない。空中に放り出された姉妹、弟達の身体が床に叩きつけられると共に三人も意識を手放した。

 

――悲痛な叫びが響いて、途切れる。

志津香を床に放り捨てた魔王の腕がナギに叩きつけられていた。その細い身体が床に叩きつけられていた。

普通の人間を遥かに上回る肉体強度――高いレベルのナギでなければ、叩きつけられときの衝撃で死んでしまっていただろう。

ナギは僅かに残った意識で視界と思考を巡らせる。志津香は完全に意識を失い、床に沈んでいる。無理もないだろう。

肉体的な痛みより、あるいは精神の痛みの方が大きいかもしれない。今まで魔王に――ランスに「薬」として乱暴に抱かれる事はあっても、ここまでの事はなかった。

振るわれる暴力は志津香が抵抗していたからのものだ。生命を奪うようなものでは、少なくとも今までは決して無かった。だが、今は違う。

倒れ伏す志津香に視線が向けられる事は、ない。殺していないのは女だからか、あるいは単に志津香の運が良かったのか。

悶える事も出来ず蹲り、ゆっくりと意識を手放すナギにはわからなかった。

――魔王の間を沈黙が支配していた。動く者は、もう誰も居なかった。

 

……少しして。

ぬたり、ぬたりという人のものでは有り得ない足音が響いて来る。

現れたのは魔王に仕える魔軍、その参謀に近い立ち位置――魔物大元帥の役職に就くアカメ、学者」の姿だった。

「学者」は魔王の間の様子を見て「これは」と小さくつぶやいて息を飲む。凄惨な戦いの場だった。

だが学者が驚いたのはそこではない、魔王が戦えばこうなるのはわかりきっていた事だ。

いくら魔王の子供達と言えど魔王に正面から戦いを挑んで勝つ事などできるはずがない。

故に、学者が驚いたのは魔王に敗れてなお全員が生きている、という事だった。

最前線に立った近接職――ファイターの中には大きな怪我をしているものもいるが、命に別状は無いように見える。

 

「(魔王の子の生命力の賜物でしょうか、それとも、あるいは……)」

 

学者が大きく丸い一つ目の目玉を魔王の間に静かに佇むランスに向ける。

その表情からも立ち姿からも何の感情も読み取ることはできない。

それでも、かつて敵として戦ったアカメは魔王の中に残ったほんの僅かな理性が死者を出さなかったのではないかと考え――たかった。

次の瞬間に魔王の口から放たれる言葉を、聞くまでは。

 

「男は牢に放り込み、女は犯せ」

 

その声は酷く冷たく、何の感情も感じさせなかった。

学者は「なぜ」と問おうとして直ぐにやめた。歴戦の戦いを潜り抜けたモンスターとして生命の危機を感じたからだ。

特に理由など無かったのかもしれないし暴力を好むランスの気質と魔王としての血が「子」として認識していない存在達に対してそうさせただけの事かもしれない。

だから努めて事務的にくだされた命令の確認だけを行った。「全員か」と問えば「全員だ」と返され「残らずですか」と問えば「残らずだ」と返された。

 

「捕らえている女もだ、共に壊せ」

 

「…………かしこまりました」

 

続いた言葉に、僅かな落胆と悲しみと共に確信する。

自分達が戦ったあの人間の英雄はもう何処にも居ない、残っていないのだ――と。

「かしこまりました」、学者はそう返して魔法を使って部下達へと連絡を行う。

やろうと思えば自分が手引して逃してやる事もできるだろうが――――と少しだけ考えて、やめた。

あの英雄の子供達ならば、何度でも立ち向かうだろう。

ぞろぞろと魔物達が魔王の間へと踏み入り、倒れて動かない少年、少女たちを運び出して行く。

 

 

「(魔物らしく生きる世界を、と願いはしましたが)」

 

「(果たして、世界は本当にこれで良かったのでしょうか)」

 

それをみながら、学者は考えて、考えて、考えて――最早意味のない事だとかぶりを振った。

 

…

 

…

 

…

 

 

 

「――ん……ぁ……」

 

ぴちょん。

……ぴちょん。

…………ぴちょん。

 

天井から雫が垂れて床に落ち、弾ける音で黒髪を二房に分けた幼い少女――エール・モフスが瞼を開いて意識を覚醒させる。

視線を彷徨わせれば薄っすらと蝋燭で照らされた暗い部屋が視界に入る。

ずきりと全身を走る痛みに顔を顰めながら、こうなるまで――意識があった瞬間までの記憶を辿っていく。

自分達は、そう――魔王に。父親に挑みかかったのだ。長い旅の果てに大陸最高峰の翔竜山へと戻りオーブによって謎の扉を開いて魔王城へと辿り着いた。

道中で魔人の襲撃を受けながらもそれを退け、最愛の姉を敵の手に奪われそれを奪回する為にも城内へと乗り込みその先で父、魔王ランスと対峙し、そして――

 

 

「(……僕たち、負けたんだ……)」

 

レリコフがやられ、元就が倒れ、回復役の深根とミックスが吹き飛ばされ、魔王の鋭い一撃で自分も倒れ――その後のことはエールも覚えていなかった。

最後に覚えているのはこちらに視線を向ける切羽詰まった表情の志津香の顔であった事までを思い出し、エールははたと思い至る。みんなは、きょうだい達はどうしただろうか。

探しに行かなければ、と思い身体を動かそうとして全身を苛む痛みと気怠さ、そして”じゃらり”という音がする事に気付く。

AL教の法皇クルックー・モフスを母に持ち自身も最高位の神魔法を扱う事のできるエールは直ぐに気付く、全身に強力な呪いが掛けられている。

ステータスダウンの類のものが余す事無く、だ。これでは高レベルから齎される身体能力も発揮する事もできない。何より、他にも問題があった。

身体を動かそうとした際にじゃらり、と鳴った音の出所。鎖の付いた鉄球だった。わんわんやにゃんにゃんのそれのように自分の首に付けられた首輪、

そこに鎖が結ばれて壁と繋がっている。手で掴んで引っ張ってみるが鎖は酷く硬く、今は見た目通りの力しかない細腕では壊す事はできそうになかった。

 

……少しだけ息を吸い込んで、吐き出し、状況を整理し理解しようとする。

魔王に負けた自分達は捕らえられたのだろう、何故殺されなかったのかは分からないがとにかくそういう事だ。

自身が居る部屋は薄暗く、空気も悪いが広さはそれなりにあるようだった。窓は無く、出入り口は扉が一つ。

鎖で繋がれた自分では届かない位置にあるが鉄格子などではない普通の鉄扉だ。不用心にも鍵はついていないように見える。

あそこまで辿り着ければ逃げ出す事ができるかもしれない。何か脱出に使えそうなものはないか、と薄暗い部屋に視線を巡らせれば、闇の中に見知ったいくつもの姿が見えた。

 

「……お姉ちゃん、みんなも」

 

姉、リセットを始めとする大切なきょうだい――ウズメ、スシヌ、レリコフ、深根、ミックスの姉妹達だ。

ナギを志津香の姿もある。皆意識を失っているようだったがエールが見る限りでは大きな怪我は無い。

無事――囚われているので無事ではないが――まずは皆が生きている事に安堵した。

だが心配事もある。兄、弟達の姿、それにここまで共に旅をしてきた愉快なハニーの姿が見えない。

自分達とは別の場所に捕らわれているのだろうか?それとも既に――そこまで考えて、エールはブンブンと頭を振った。

自分が生きているのだ、戦士として自分より強い兄弟達が死んでいる筈は無い。とにかく、今はここを脱出しなければ。

 

「みんな、起きて……お姉ちゃん、ウズメ、……ミックス、深根、スシヌ、レリコフ、志津香ちゃん、ナギちゃん」

 

外に見張りが居るかもしれない。そう考えて出来るだけ抑えた、けれど小さすぎない言葉で意識を失っているきょうだいたちに呼びかける。

うう、と呻きながらも最初に身体を揺らしたのは意外な事に普段眠たげに過ごしている深根だった。

目を擦りながら身体を起こした深根はエールと同じ様に周囲に視線を彷徨わせた後、ドアを見て、エールへと視線を向ける。

 

 

「エールちゃん……?ここは……」

 

「わかんない、けど……捕まっちゃったみたい」

 

「そっか、………………役に、立てなかったな」

 

暗い天井を仰いで深根が小さくそう零す。その目はどこか遠くを見ているように思えた。

だが役に立てなかったのは深根だけではない、回復役を務める筈の自分やミックスも万全に力を発揮できたとは言えない。

 

「深根だけじゃない、僕もだよ、みんなだって」

 

「そうじゃなくて――……ううん、なんでもない。……とにかく、みんな、起こそっか。……起きて、ミックス、スシヌ、レリコフ、……ウズメ、リセット姉さま」

 

「う、うぅん……」

「く……っ……」

 

だから誰か一人のせいじゃない――そう伝えれば、小さく否定の言葉が返ってきて。

これ以上この話をしてもしょうがない、というふうに深根の方から会話が打ち切られた。

深根の首にも首輪と、それと壁を繋ぐ鎖が付けられているようだが幸いな事にミックスとスシヌに手が届く距離だった。

身体を乗り出して姉妹の身体を軽く揺さぶり声を掛ければ、二人の瞼がゆっくりと開く。

同じようにして声を掛けていけばリセットやウズメ、志津香やナギ達も順に目覚め身体を起き上がらせた。

 

やがて全員が起きて、重たい沈黙が暗い部屋を支配する。

――――無理もない、完膚無きまでの敗戦に加えて魔王の志津香やナギに対する行為。

それは、最早志津香達の知るランスが――愛した男が、どこにも残っていない事を示していた。

 

「お父さん……」

 

ぽつり、とリセットが小さく呟く。

普段持ち前の明るさで皆を引っ張り纏めている小さいながらも長女としての役割を果たしていリセットも今回は流石に堪えたようだった。

自分が居ない間の敗北、きょうだい達の捕縛――姉妹は全員ここに居るから良いものの、男兄弟達は何処にいるのか、生きているのかも分からない。

何より恐ろしいのは自分達がどうして生かされているか、わからない事だ。

父に、ランスに以前のような心はもう残っていない。志津香とナギまでここに捕らえられている事から考えてもそれは確かだ。

そうして、用が無い人間ならば容赦なく殺される筈だ。意識が残っていた時であっても立ちはだかる「敵」は殺されて来たのだ。

それは幾多の戦いを共に潜り抜けてきた仲間達の姿や、魔王による被害を受けた各国や村々が間違いなく証明している。

 

では、自分達を――自分の子供である事すら分からない女達を生かしている理由とは?

 

リセットは――父が父であった頃の姿や性格を知っている少女は思いつく限りで最低の事を想像してしまい小さな体を大きく震わせる。

想像もしたくない、だが現状の状況を考えれば容易に想像できてしまえる事だった。

 

……その想像を追い払うように、リセットは包帯を巻いている方の手で自分の頬を軽く叩く。――クラウゼンの手。

その掌ではたかれた相手を正気に戻す力を持つ伝説の体質。父を正気に戻すための唯一の方法。

包帯の封印の上からでは大した効果など出るはずもない気休めだが、それでこの状況を打破しようと考え、前を向く為のきっかけ程度にはなった。

 

「スシヌちゃん、ナギちゃん……魔法使えそう?」

 

「う、うーーん…………ダメだね、全然力入んない」

 

「私も……呪いで身体が重いのと、頭がぼうっとしちゃって」

 

「そっかあ……レリコフちゃん、鎖なんとかなりそう?」

 

「むーーーーっ……!!……はあ、はあ、ふーっ、……ダメだぁ、全然力入らないよ」

 

「鍵穴でも付いてればなんとかなりそうだけど、見た所壁にも、首輪の方にも無いのよね、これ、魔法かしら」

 

「普段なスルッと縄抜け~的に抜け出せそうなんだけどウズメも身体が重くてにんともかんとも……」

 

「むう……呪いが解ければ僕がなんとかできそうなんだけどなー……」

 

リセットが声を掛けた事から始まってそれぞれが、それぞれの特技、得意とする事で状況を打破してこの場から逃げ延びる事ができないかとあれやこれやを考える。

だが強力な呪いの効果によって全身を苛む倦怠感のせいで、如何ともし難い状況が続きどうする事も出来ない。レリコフの怪力も、スシヌの魔法Lv3も、発揮する事ができなければ無意味だ。

強力な力を持ちながらも幼さ故の「搦手」への弱さ――それが魔王の子供達パーティの致命的過ぎる欠点でもあった。

普段、それを感じる事が無いのは偏に冒険に慣れた熟練の魔法使いが一人居るからだ。

 

そう、ランスと共に旅をし、ヘルマン革命の折に紆余曲折の事情から妹であるナギと共に幼い姿へと変わってしまった魔想志津香の存在である。

単純に人生二回分と言っても過言ではなく、その人生の殆どは様々な事情からの冒険の旅と魔法の修行に費やされて来た。

幼くなってからもヘルマン革命、魔人戦争に参加しその後も魔王ランスの一方的な情婦として狙われ逃げる様に旅をし続ける日々。

その経験は幼い頃から父の冒険に付き合い成長と共に魔王との争いに参加してきたリセット以上に豊富なもの、パーティにとっての頼れる姉役――――だったが。

 

 

「……志津香さんは、何か思いついたりしない?」

 

「――――……え? ……あ、……ええ、そう、ね」

 

――リセットが声を掛けても、その様子は何処か上の空だった。

呪いによる体調の異常や身体の不良もあるだろう。しかし、それ以上に今軋んでいるのは志津香の精神の方だ。

ランスがどんな状態にあったか、この場の誰よりも理解している、していたのが志津香だ。

その気分の赴くままに追い回され、犯され、身体を弄ばれ――それでもランスは「志津香」を見ていた。その目には志津香が映っていた。

例え他の誰から見ても理性の欠片も無いように見えてもランスに抱かれていた志津香自身がそれを理解できていた。

だからこそ解ってしまうのだ。魔王の目にはもう自分が映っていないという事を。

そしてこれは自惚れかもしれないが――自分も、リセットをも認識できない以上「ランス」は最早取り返しの付かない場所に行ってしまった、ということを。

それをこの場の誰よりも、志津香は理解している。

この状況に置いて上の空になる、なってしまうのは仕方のない事だった。

それでも、と志津香は軽く頭を振る。まだ幼いランスの子供達が居るのだ。

年長者である自分がしっかりしなくてはいけない。実際の年齢で言えば一回り、二周りも違うのだから。

 

 

「……多分、ここに捕らえられているって事は……何かしら、理由があって生かしてる筈よ、遠くない内に向こうから……接触がある筈、だから……」

 

「その時になんとかできるか――ってとこだね、うーん、厳しい……けどみんなでいればなんとかなる、かな、逃げるぐらいは、うん!」

「入ってくるってことは少なくとも部屋の鍵は持ってるだろうし、何するにしたってこの鎖付けっぱなしって事はないだろうし!」

「あ、ちょ~っと誘惑して時間とか稼げば呪いとかも時間切れで解けるんじゃないかなぁ!」

 

志津香の言葉にナギが努めて明るく――誰が見ても虚勢と分かるぐらいに――そう言う。

年長者に分類されるナギがそうしている事から経験が薄いながらも敏い彼女達もまた察したのだ。現在の状況を、そしてこれからどうなるのか、を。

だからか言葉には誰の返事も無く部屋を支配するのは悲痛なまでの沈黙のままだ。ナギの空笑いだけが虚しくこだまする。

……ややあって、沈黙を破ろうと口を開いたのはリセットだった。

 

「とにかく、今は体力を回復する事に専念しよう?元気になれば何か作戦も思い浮かぶかもしれないし、呪いも解けるかもしれないもん、ね、エールちゃん、ね、みんな」

 

「う、うん、お姉ちゃん」

 

呪いは永続的に効果を発揮するものもあるが、中には一時的な物も多い――むしろ本来は一時的な物の方が一般的だ。

呪いの中でも特に強力なのがカラーの呪いではあるが魔王軍の中にそこまでの強力な呪いの使い手が居るという話は誰も聞いたことがない。

で、あれば時間を掛ける事によって最低限エールの呪いだけでも解ければ神魔法で解呪すること自体は出来るはずだ。

そうすれば全員分の呪いを解いて脱出する事だって出来る。リセットは、僅かな希望を見出し姉妹達に激を飛ばした。

志津香やナギが心に傷を負っている今、長女たる自分が気落ちしてはいられない。生きている限りチャンスは、まだある。

リセットが幼い頃見ていた魔王――否、父ランスだってどのような状況に追い込まれても表面上は諦める事をしていなかった。

だから父の娘であり、父を知る子供の一人して自分が諦める訳にはいかない。

そう決めた青い瞳には強い決意が宿っていた。

 

 

「残念でしたねえ、その呪いは解けねぇよカラーのお姫様」

 

それを、あざ笑うかのような声が響く。ドアの向こうからだった。全員の視線が扉へと集中する。

がちゃりとドアノブが動いて重たい鉄扉がぎぃと音を立てて開かれる。現れたのは魔軍では一般的な青色の肌の魔物――

一般的には「魔物隊長」と分類される、他の魔物達の指揮能力を持つ魔軍の兵士達だった。

その後ろには人間から見れば大して区別も付かない同じ様な魔物隊長達が数人と、一般の魔物と比べ屈強そうな魔物達の姿があった。

最後に入ってきた魔物の一人――一匹が後ろ手にドアを閉じる音と共に、鍵が無い筈の扉から「がちゃり」という音が響く。

それが魔法によって定められた鍵であると気付いたのはその方面に詳しいスシヌやナギ、ミックス達だけだったが。

……魔物達の視線は、捕らえられたランスの娘達、そして志津香とナギの二人に向けられている。

身体を舐め回す様な、値踏みするような視線。エールには覚えがあった、闘神都市で戦ったプロビオに見られていたときの不快な感触だ。

姉妹達――中でも深根は、その視線の意図する所を理解したのか小さく眉間に皺を寄せる。

 

「……解けない、ってどういうことですか?それに、あなた達は……」

 

不安げな感情を僅かに滲ませながらもリセットが凛とした、けれど優しさをも残した声で魔物隊長にそう問う。

リーダー格なのだろう、先頭に立って入ってきた魔物隊長が溜息を一つ吐いた後に肩を落とす仕草をして見せた後、答える。

 

「俺達は魔王軍とこの魔物ですよ、最近は仕事も殆ど無くって暇を持て余してた、ね」

「呪いが解けねえってのは単純な話……そいつが強力なカラーの呪いですからね」

 

え、と漏れ出た声は誰のものだったろうか。カラーの呪い――耳が長く、魔法と弓に長けたカラーという種属が操る強力な呪い。

当然ながらカラー以外が使える筈もなく過去の魔人戦争時ならいざ知らず今日においてはカラーという種属は魔王軍と全面的に敵対している。

そして、カラー以上に呪いに長けた存在は殆ど無い。それ故にリセット達も「呪い」による攻撃を警戒していなかった。

だというのに、一体誰が?そこまでを考えてリセットはふっと思い至る。

 

魔軍の側にも、カラーは居る。元カラーの魔人。

だが彼女――彼というべきか――は魔王には従っていなかった筈。自分達に呪いを掛ける理由も無い筈だ、と。

 

「色々あるんですわ、こっちにも。魔王様がその気になった、だとか、そういうのがね」

 

「……絶対命令権で、やらせたの……?」

 

同じ存在に思い至ったのか、ナギがぽつりと呟く。魔王による魔人に対する絶対命令権。

魔血魂を体内に宿す魔人はその大元である魔王の命令に反する事は出来ず命令された事はそれがなんであれ絶対に従わなければならない。

そもそもが、魔血魂が魔王の分身の様な物でありそれを体内に持つ魔人は魔王とは明確且つ絶対的な主従関係にある。

一言命じられればどれだけ意思が強くとも本意に反しても従わざるを得ないのだ。

 

「お好きに想像してくださって結構です、どう想像しようと俺達がする事は変わらないんでね」

 

「っ、なんだよっ――」

 

先頭の魔物隊長が靴音を鳴らして、エールへと近付く。

警戒したエールが威嚇するように身を乗り出せばじゃらりと首に繋がれた鎖が鳴った。

魔物隊長はそれを見て鼻で笑うようにした後に、エールの服の襟元を乱雑に掴んで――思い切り力を込めて引き千切る。

母のお下がりを仕立て直したというシャツが引き裂かれて飾り気の無い白い布地のブラジャーと、健康的な肌が露わにされる。

エールは何が起きたのか、どういうつもりなのかがわからずぽかんとしているとリセットとナギの声が響いた。

 

「やめて!エールちゃんに触らないで!!」

 

「そーだよこのロリコン!!なんてことするのさ!!」

 

「あーあーあー、心配しないでもあんた等全員こうなるんでね」

「俺達だってあんたみたいな乳がデカい女の方が良いですが、なんせ魔王様の命令なもんで」

 

 

「……魔王、の?」

 

魔物隊長の言葉に志津香が反応してそちらを向く。

やれやれ、と言ったいかにもわざとらしい仕草で魔物隊長が肩をすくめた。

他の魔物達の、じっとりとした視線が姉妹達を、――見た目的には幼女、といっていいリセットまでをも舐め回す。

視線に込められたものが何なのか分からないままレリコフが身震いし、スシヌが小さく悲鳴を上げた。

 

「全員犯して立ち直れない程度にぶっ壊せってね、いやぁ、俺達も本当はこんな事やりたくないんですが」

 

「命令なもんでね、ぐちゃぐちゃのボロボロにしてやれってもんでして」

 

「――つう訳だお前等、この女共好きにしていいぞ」

「ああ、でも絶対殺すなよ、殺すなっつう命令だからな、殺したら殺されると思っとけ」

 

 

「ひっ……!や、やだあっ!!やだ!!助けて!やあああっ!」

 

「な、なにっ?なんでこっち来るの、や、やめろよぉっ!触るな、やだってばっ!!」

 

「スシヌ!レリコフっ!この――っ!?や――あっ!?」

 

「待って、みんなに手を出さないで、そういう事なら、私が全部――」

 

先頭の魔物隊長の言葉と共に、他の魔物達がスシヌに、レリコフに、ミックスに、深根に群がっていく。

乱暴に衣服を剥ぎ取り、抵抗の激しい娘には平手や拳を食らわせて無理矢理に騙され小さな身体に欲望をぶつけていく。

殺しはしない、というのは何の救いの言葉でもない。女として最悪の地獄を長く味わう事になるだけの言葉だった。

殺されないだけであって、丁重に扱ってもらえるわけでもないのだ。姉妹の中にはまだ「子供を作る準備」ができないものだっている。

 

「やめっ――やめてください!!やめさせてください!こんな、こんなのっ!!」

 

「すいませんねえ、あんたらの父親の命令なもんで」

 

「そんな、お父さんが、こんな、こんな事……!お願いです、やめて、やめ――んんんっ!!んーーっ!!?」

「うへへへ、ちっちぇなぁ、ああちっちぇねぁ、この身体を好きにしたかったんだよぉ」

 

「リセット!!この――あぐっ!?」

「デカパイちゃんはこっちだぜ、へへへ」

 

リセットが叫ぶ。その口が一体の魔物の口で塞がれて立ち上がろうとしたナギが髪の毛を乱暴に掴まれて引き摺り倒される。

暗い部屋の中に色とりどりの悲鳴が響き広がっていくのを、エールは呆然と聞いていた。悪い夢でも見ているようだ。

こんなものは違う、こんなものを求めていた訳ではない。そう感じながら――何処か薄暗くよくないものが自分の心を満たして、

いつだか、遠い昔に感じた事があるような感覚が内側から滲んで来るのを感じていた。

 

「そんじゃあ俺はこっちを……あん?なんだ、もう壊れたんですか」

 

「まあ、そっちのが都合はいいんですがね」

 

 

魔物隊長の手がエールの小さな胸を痛いぐらいに鷲掴みにする。

苦痛を感じながらも、エールの顔には僅かな笑みが浮かんでいた。

 

…

 

…

 

…

 

「んんーーっ!!んんっ!!んんん゙ーーっ……!ん゙ーーっ……!!」

 

幼女。

そう形容して差し支えない容姿の少女がリセット・カラー。魔王の子供達の長女でありランスの第二子。

今はこの場に居ない長兄ダークランスと並び大陸中にその名前を知られる娘でありカラーの姫、時期女王である。

カラーという種属は一生の殆どを全盛期の姿で過ごす種であり、幼少の姿までは急速に成長するもののその姿で居る期間は個人差こそあれどそう長くない種属である。

その例外がリセット・カラーだ。リセットは生後数ヶ月程の姿で成長が停止し齢18に近くなった今でもまだ幼い姿のままである。

そんなリセットが今、大柄な魔物に組み敷かれて唇を奪われている。その絵面はこれが強姦、輪姦、陵辱の場である事を差し引いても犯罪的であった。

小柄と言うにも小柄過ぎる身体は魔物の身体がすっぽりと覆い被さる事で真上から見れば完全に隠れてしまっている。

べろべろと魔物の舌で口や舌を吸われて藻掻く様はまともな倫理観を持つ人間が見れば誰が見ても嫌悪感を覚えるだろ。

最もこの場に居るのは姉妹のほかは魔物のみ。幼女に興奮する様を見て嘲るものこそいれど止めるものなど居る筈もなかった。

 

 

「はあっはあっかわいいねえリセットちゃぁあん、俺はリセットちゃんをずっと犯したかったんだよお戦場や新聞で見る度にさぁあ」

 

「ぷあ、う、うう……っ、やめてください、こんな事……!」

 

「やめないよお!!やめる訳ないだろぉこんな機会にさぁあぁ!」

 

「ああっ!?」

 

唇が離され、涙目になりながらもリセットは目の前の魔物を説得しようとする。自身が穢され犯される寸前だというのにまだ優しさを残せるのはリセットの人格の為せるものだった。

だが興奮しいきり立った魔物に言葉が届くはずもない。力任せに白いドレスを引き裂き剥ぎ取れば薄い――否、乳房として形を成してもいない平原へとむしゃぶりついた。

幼児の乳にしゃぶりつく巨体の魔物というのは度し難い絵面だ。必死にその頭を押し返そうとするリセットだがまるで意に介されていない。柔らかな手の感触は男を喜ばせるだけだ。

 

「んんっぶぶぶっんっふおっふ、ふぉおおっ、これがリセットちゃんの乳ぃっおっぱいっいい匂いがするぞぉおっ甘露ぉっおほおおっ」

 

「や、だぁ……!ひっ、やあ、やだ……くぅぅ……!」

 

しゃぶる。なだらかな平原に貪りつき舐め回す。舌を乳房に当たる部分這い回らせて桜色の小さな突起を突き、口に含み、噛む。

両腕は赤子の様にすべすべもちもちとしたリセットの肌を、身体中を撫で回し手垢で穢していく。空を思わせる青く美しい髪を指に巻き付け、

父と母、きょうだい達家族にしか触らせる事を許していないリセット自慢の長い髪をその手で弄ぶ。

髪は女の命だ、見た目が幼いとは言え中身は成人した女性であるリセットにとってもそれは勿論のこと。

好き放題触られているというのは肉体だけでなく、精神も陵辱されているような気分になるようだった。

 

「はな、して……ぇっ……!」

 

リセットが包帯が巻かれた小さな手を振りかぶる。クラウゼンの手。魔王にすらも効果のある伝説の力。はたいたものを正気に戻す掌。

目の前の男――魔物はどう考えたって正気ではない。言いたくないが自分の身体に興奮をするような相手だ、何かおかしくなっているに違いない。

この力は本来父の為のものだが、背に腹は変えられない。この状況をなんとかしなければ父に手が届くことだってないのだ。

そう考えてリセットは目の前にあった魔物の頬を思い切り叩く。ぱしーんという乾いた、この状況では何処か間抜けな音がした。

 

一瞬、男の動きが止まる。正気に戻ったのだろうか、リセットはそう思いながら目の前の男の顔を見た。

 

 

「……なにするんだよぉおおぉおおっ!こんなに好きなのにぃぃぃっっ!!うぅぅぅっっ!!うおおおおっおおぅぅぅおおうおうおぅっ」

 

「が――ッ……!?」

 

「愛しているのにぃいいぃぃぃ!!なんで叩くんだよおおおおぉおおおっおおぅおぅぅおおっおっリセットおおおぅっリセットっリセットぉぉおおぅっ!!」

 

「あ゙っ!?や゙っ゙!がッ、ぎッ!?ぐっ、ゔぅっ゙!?あ、あ゙ぁ゙っ!!?」

 

魔物の男の手がリセットの頬を叩く。小さく悲鳴を上げたリセットの腹に今度は握った拳が捩じ込まれた。

小さな体に大きな拳が叩きつけられて内蔵が圧迫されたリセットが声も上げられず悶え、身体を跳ねさせる。

何度も、何度も、何度も。――呪いが掛けられているとはいえ高レベルによって齎される身体能力、生命力はたしかなものだ。

リセット自身何度も冒険を繰り広げて来ており、カラーという種属も人間と比べれば多少は頑丈である。

幾度も拳を腹に叩きつけられたリセットはぴくぴくと震えて痛みで失禁しながらも、か細く呼吸を繰り返していた。

 

「か、……は……ひゅ……っ……ひゅーっ……は……ぁ、ぁ……」

 

「ああああああ、ごめんねぇリセットちゃん痛かったよねぇええごめんねぇえええ」

「で、でもリセットちゃんが悪いんだよぉ俺の事を叩くからさぁあぁあ」

 

腹から広がっていく激痛に大きく見開かれた両目からボロボロと涙を零しながらリセットは小さな胸を上下させる。

平原が呼吸に合わせて小さく揺れる様と、虚ろな目で見上げて来るその姿はは魔物の男の興奮を更に掻き立てた。

股座の魔物ペニスにぐつぐつと熱が集中しいきり立つ。それはリセットの細い胴の半分程の大きさもあった。

魔物――男の子モンスターのペニスというの女の子モンスターの身体の造りやサイズが人間に類似している事から、体格に関わらず似たような大きさをしている。

だがここに集められた魔物達は少し違うようで、明らかに普通の人間の膣にも挿入りそうには無い。小柄なリセットであれば尚の事だ。

無理矢理に入れようものなら肉が裂けるどころか内臓に甚大な傷を負う事になってしまうだろう。リセットがカラーでなければ。

カラーという種属は他種属――人間の精子で受精する女系種属だ。男のカラーというのは存在しない。

その為、膣、産道は見た目に反して柔軟性を持っていて多少のサイズ違いなら受け止める事ができる。勿論、限界はあるが。

 

ごくり。

真央のが唾を飲み込んで自身の下のリセットを見下ろす。

小さな体、酸素を求めて大きく開かれたままの口。痛みで焦点の合わない瞳。

素肌が露わになった柔らかぷにぷにロリペドボディ。

 

「ごくっ……ふぅー、ふぅー、あああ、でも痛そうなリセットちゃん見てたら興奮してきちゃったなぁ……!」

「おまんこも良いけど先にこっち使わせてもらうね、ふぅーっふぅーっ……!」

 

「ぁ……ぅ、ああ……な、――んぐぅぉおっ゙!?」

 

 

何を。息も絶え絶えにそう問おうとしたリセットの可愛らしい口の中に熱く硬い欲望の塊が押し込まれる。

魔物の勃起ペニスが無垢な口に押し入り穢し犯している。その行為の名前はリセットをも知っている、そういった事の知識は――覚えようとせずとも――事欠かなかったからだ。

内面は立派な淑女であり、ランスという父を持つからこそそういった知識だって豊富ではある。縁がなかっただけだ。

フェラチオ、この場合はイラマチオ。女性の口を使ってペニスに刺激を与える所謂オーラルセックスと呼ばれる行為。

鎧の中に押し込まれ蒸れた汗でしょっぱい魔物ペニスが口の中を支配する感触に、リセットは目を見開き、口全体を使って口内からペニスを追い出そうとする。

幼女の儚い抵抗は舌と頬肉でむしろ魔物を喜ばせる刺激にしからない。小さな頭、自慢の髪がひどく興奮した様子の魔物にがっしりと掴まれる。

 

「ああああああああああああああああああ気持ちいいなああああああリセットちゃんのお口気持ちいなああああああああああああああああ!!!!」

 

「ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ーーーーーーーーーーーッ!!!?!??」

 

まるでオナホール――大人の玩具でも乱暴に扱うようにして、がっちりとホールドした頭を力任せに前後させる。喉奥まで突き込んでは引き抜き、また突き入れる。

生きた人間に対する扱いではない、性欲をぶつける対象としてしてか扱われていない酷い屈辱感、それを姉妹達の目の前で行われているという酷すぎる現実。

絶望に全身を苛まれながら身体に見合った小さな頭が激しく揺さぶられて脳がシェイクされる。意識が遠くなっていくのをリセットは感じていた、このまま死んでしまいそうだ。

 

「おいバカ、死んじまうだろうが!加減しろ!」

 

「わかってるよおおおおっ、オッオオッ、イクッ!!飲んで!リセットちゃん俺の精液飲んで!飲めぇっっ口まんこ妊娠しろぉおっうおおおおっうううっううううゔゔっ!!」

 

「ン゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ァ゙゙!!!……ッ……!……ッッッ……!!」

 

ごびゅうううううううううっどぶっ、どくんっどくっ……どくんっ。

吐き出されるそれを、リセットは必死に嚥下する。飲み込みたくなんて無かった。

男の精液など舌に触れさせたい訳もない。魔物に対する差別意識など無いがその味なんて知りたくはなかった。

だが口の端から溢れても尚注がれ続ける精液で溺れないようにする為には必死にそれを飲み込むしかなかった。

リセットの口内が、食道が、胃が、魔物ザーメンで満たされて行く。リセットには込み上げる嘔吐感を必死に耐えるしか出来ることがなかった。

ずるり、とペニスが引き抜かれれば鼻と口から逆流したザーメンがどろりと溢れて、リセットはひどく咳き込む。

それを見て魔物はまたむくむくと欲望をいきり立たせていた。酷い悪循環だった。

 

「えほっ!!げほっ、えふっ……げほっ……はー……はー……も、……うっ……」

 

終わって、と。

リセットが続けたかったのはそんなありきたりな言葉だった。

その言葉を遮るように魔物が笑う。

 

「わかってるよお、もう我慢できないんだよねリセットちゃん俺も我慢できないんだよリセットちゃんがあんまりにもかわいいしお口が気持ちいいからさぁ我慢なんて出来ないよねぇ同じだよねぇ」

 

「ぇ……」

 

「上のお口の後は下のお口に出してもらわないとねぇ、へっへへ、今いれてあげるからねぇ俺と赤ちゃん作ろうねええぇ」

 

「ゃ……」

 

「リセットちゃんのおまんこに俺のザーメンいっぱい出して赤ちゃん作ってあげようねサッカーチーム作れるぐらいがいいかなぁ……!おほぉこれがリセットまんこかぁ」

 

魔物の手がリセットのショーツを指でずらす。毛の一本も無い一本すじのぷにマン。誰の手にも触れさせた事のないそこを魔物の手が撫で回す。

湿り気は無い。当然だ、今までの行為の中でリセットが快楽を感じる事の出来た場面など一欠片もないのだから。未成熟な身体は防衛本能としての潤滑液の分泌すらできていなかった。

 

「ぁ……やだ、やだやだやだやだ!!助けて!助けておとーさん!!やだぁっ!やだあああああっ!!!」

 

「そのお父さんの命令なんだよぉ!へへ、挿入るぞ、挿入るぞぉ、おおっ」

 

 

狂乱。幼児退行を起こしたかのようにリセットが全身をばたつかせて必死に叫ぶ。

ビキビキと血管が浮いた肉棒を花弁に充てがう魔物を突き飛ばそうと小さな足を何度も叩きつける。

身体を逃がそうともがくも人形のように細い腰を両手で掴まれてしまえば、もう逃げる事はできない。

ぐぐ、つぷ。魔物ペニスの先端が膣肉を押し広げて埋没する。あまりの痛みにリセットが顔を顰めて、わずかに抵抗が弱まる。

それが最後の抵抗だった。

 

「ふんッッッッッッッッ」

 

「あ゙          おごっ」

 

めきっっっっめりぃぃっごすっ。鈍器で思い切り殴りつけた様な音と骨が軋む様な音がリセットの内側から生じる。

魔物ペニスが幼いはなびらを引き裂き小さな身体にめりこんでいた。内蔵まで圧迫されているのかぼこりとリセットの幼腹が内側から膨れ上がる。

口からはごぽりと先程注ぎ込まれたザーメンが逆流して溢れ出す。透き通るような青い瞳は痛みと恐怖で意識が飛びぐるんと白目を剥いてしまっていた。

だが、幼い花弁はぎっちりと広げられ僅かに赤みを帯びながらも確かに魔物ペニスを受け入れていた。流れ出ている一筋の赤は乙女の証が破られた事によるものだろう。

そうしてカラーだけにある純潔の証も同時に変わっていく。額のクリスタル。カラーっであれば誰しもが持っているものだ。

それが美しい真紅からリセットの髪、瞳の色と同じ美しい青にゆっくりと染まって行く。カラーがかつて人類に奴隷として扱われ乱獲されていた理由の一つ。

処女を失う事で額のクリスタルが赤から青へと変わり、強い魔力を帯びる。クリスタルは強力なマジックアイテムの素材となり非常に高価で売れるのだ。

そして、クリスタルを額から奪われたカラーは例外なく死に至る。太古の昔から近年に至るまでカラーが人類と敵対していた理由の一つでもある。

今、魔物たちにとってそのクリスタルが目的では無い事はリセットにとって幸運だっただろうか。すぐに殺されてしまったほうが楽だったかもしれない。

なにせもし今後助かったとしても魔物たちに陵辱を受けたというこれ以上無い証明になってしまうのだから。

 

「おおおお~……ッ、これがリセットちゃんのカラーロリペドまんこッ……!ああ~最高だよぉ……キッツキツであっつあつだぁ……!」

 

「あいつ気持ち悪ぃな」

 

「特殊性癖なんだろ、殺さなきゃなんでもいいぜ」

 

「ぅ゙……あ゙」

 

呻く魔物の声と、部屋中から聞こえてくる悲鳴や絶叫を聞きながらリセットは呻く。――自分よりも、姉妹達の方が辛いはずだ、苦しいはずだ。

長女の、一番お姉さんの自分がなんとかしなくては。そう考えて心を奮い立たせようとして、それができない。

恐怖と痛み。名前も知らない魔物隊長に純潔を奪われた大きすぎる絶望がリセットの強い心を砕いていた。自分だけなら良かったかもしれない。

けれど前後左右から絶え間なく姉妹達の悲鳴も聞こえて来てしまうのだ。痛みに喘ぐ声、自分が奉仕するから他の皆はと懇願する声。

発狂した様に怯え泣き叫ぶ声。聞き慣れた大切な姉妹たちの声が精神を蝕むBGMとなって部屋とリセットの心を満たしている。

 

「ふうっ!ふうっ!動くよリセットちゃんっ!キツキツまんこを俺の形にしてあげるからねっ!リセットっ、リセットおおおっ!!」

 

「ゔあ゙あ゙っ゙?!あ゙ーーっ゙!!あ゙あ゙ーーっーーーーーーーーーーーーっ゙!!!

 

そして、下腹から生じる痛みが酷くなる。魔物がリセットの身体を「使い」はじめた。小さな体を両手で抑えてリセットの身体を無理矢理動かす。

無理矢理動かしながら、自分も合わせて腰を使いペニスを強く、激しく打ち付ける。激しすぎるピストン運動とぶつかる肌が赤みを帯びていく。

強く抱えられた腰部にはよほど力が入っているのだろう。骨がみしりと軋む音がした。魔物の力だ、無理も無い。

 

「ぁ゙!が゙!!ぎ!い゙ぃ゙っ゙!!」

 

「リセットちゃぁん、ああ、リセットリセットぉ、リセットも気持ちいいんだね、気持ちよくて声が出ちゃってるんだねぇえ」

 

魔物はそう叫ぶが誰がどう聞いても苦痛に喘ぐ悲鳴だった。カラーの、種としての――女性としての防衛本能が潤滑液を分泌させるが、それすら意味がないような蛮行。

性衝動をぶつけるだけの暴力行為を繰り返しながら魔物は勝手な妄想を口にして腰の動きのペースを早めていく。

ぐぢゅっ、ぶぢゅっ、ばぢゅっ、ばすっ、ごすっ、どすっ、がすんっ、ごすんっ、ごすっ。分泌液が泡立つ音と鈍い衝突音が繰り返し響く。

リセットは、最早悲鳴を上げながらも意識を手放す事も許されずガクガクと揺さぶられるだけだ。早く終わって。それだけを頭の中で繰り返す。

 

「おおおおっリセットちゃん出すよっ出すよっおまんこの奥で出すよっ魔物ザーメンぶちまけるぞリセットおおっ!!」

 

――だが、魔物の言葉にふと理解する。終わる?行為が終わると何があるのか。リセットはよく知っている。

幼い頃に見てしまった事もある、成長するにつれて知識として理解しているし、志津香やナギ達、他の女性達が「被害」にあったのを目撃してしまった事もある。

射精。精液。ザーメン。それを奥に注がれるとどうなるのか。

カラーは人間の精液で孕む事ができる。――魔物の精液は?リセットは、それを知らない。

知りたくもなかった。

 

 

「――あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!どま゙っ!!どまっ゙でえ゙え゙え゙え゙!!やら゙!!やだ!!やだやだやだやだああああああああ!!!!」

 

「うおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!孕めえええええええええええええっ!!!」

 

「あ゙!!あ゙!!や゙!!あ゙がぁ゙ーーーーーーーーーーーーっ!!?!?!」

 

ごびゅっ!!びゅるぅっ!!どくんどくんっ!どくっ、……どくっ……!ぼびゅぅぅっ……!ごぼぽぽっ……!

魔物ペニスの先端から極熱のザーメンが迸ってリセットの子宮にまで達し狭い膣内を満たして溢れて逆流し、それでも尚注ぎ込まれていく。

静止の声は虚しく、魔物精子は孕ませセックスの目的を果たそうと体全体に染み渡っていく。精液を注ぎ込みながらも魔物の動きは止まる事はない。

リセットが悲鳴を上げても、どれだけ強く魔物の身体を叩いても、発狂しても、喚いても、あるいはこの後反応を示さなくなったとしても。

彼女が孕むまでこの行為はクリ化され続けるのだ。

 

 

…

 

…

 

…

 

「この――触んな、ロリコン共!子供に興奮するとか頭おかしいんじゃないの!?」

 

「おーおー強気だなぁ」

「あのいけすかねぇ魔女のガキだけあるぜ」

 

複数の男達に群がられているのはリセットの次に小柄な、ゴシックロリータの服装に身を包んだ大魔女ミラクル・トーの娘、――ミックスだ。

トレードマークであり彼女の職業を表す清潔な白衣は剥ぎ取られ無造作に床に放り投げられていた。興味を示すものは誰も居ない。魔物たちにとって重要なのは中身だ。

小さいながらも何処か色気を感じさせる体躯。母譲りなのか、そういう家系なのか。不健康と言っていいぐらいに色素が薄い肌と、裏腹な烏の濡羽色の黒髪。

いくつかの房に分けて結われた長い髪が強く身を攀じる度にぴょこぴょこと揺れている様は赤色の瞳もあって、どこかきゃんきゃんを思わせるようだった。

 

「いいっから……離、せぇ――!」

 

がつん。ブーツの底が魔物の顔を思い切り蹴り上げる。能力が呪いに寄って封じられてる今、それは大した威力のものにはならない。

他の姉妹達同様、あるいはそれ以下の見た目通りの年齢の少女の力だ。――だがダメージになるかと、それに苛立ちを感じるかどうかは全く別の話だ。

にたにたと笑っていた魔物の内の一人、顔を蹴られた方から笑みが消えて血管が浮きだつ。

 

「殺されねぇと思って――調子乗ってんじゃねぇぞっ、オラァッ!!!」

 

「っ!うぐ、ぅっ……!!っ、殴ったからって怯えるとでも思ってんの1?バカみた――い゙っ゙ッ……!」

 

「おーい殺すなって言われてんだぞ」

 

「生意気なッ!ガキにはッ!!躾が必要ッ!!だろうがッ!!よぉッ!!なぁッ!!」

 

「が……ッ、あ……ぐッ!ぅ……ッ、あ……ッ!」

 

強く握られた拳がミックスの頬を打つ。痛みに怯まず赤い目を鋭く細めて睨みつければ、逆の頬も同じ様に拳が叩き込まれた。

白い肌が朱色、青色に滲む。殴打の衝撃で口内が切れたのか、唇の端からは赤い液体が一筋流れて魔物の拳を汚す。

何度も、何度も、何度も。まるで日頃の鬱憤をミックスの小さな身体で晴らすかのように拳が叩きつけられる。

端正な顔立ち、ほっそりとしていながらどこか蠱惑的なものを感じさせる手足。母親譲り、トー家の者に目立つ白い肌。

平坦ながら僅かな膨らみ、将来性を感じさせる胸と幼いながらも艶めかしさを感じさせる腹、腰。

どんな男もまだ触れる事を許されていなかったそれ等を、新雪を踏み躙るようにただ暴力を叩きつける。

ミックスは、痛みと恐怖で泣き喚き叫んでしまいそうになりながら、歯を食い縛ってひたすら耐えていた。

 

自分は医者である。

殺されない以上、この行為には――自分たちと姉妹達を襲うこの陵辱にはいつか終わりがある。

その時、身体を診る事のできる人間が居なくてはいけない。医療は知識だ、呪いは関係ない。

回復役であるエールや深根がいつ解けるかも分からない、解けたとしてもまた掛けられる可能性のある呪いに苛まれている以上、

自分が姉妹達を守らなければいけないのだ。そう心に決めて、ミックスは必死に自分を襲う暴力の嵐が収まるのを耐えていた。

 

 

――――めきっっ、ごきっっ。

 

「おご」

 

たたきつけられる拳がミックスの腹と胸の間、俗に鳩尾と呼ばれる箇所に付きされる。

床に転がされたミックスの身体が跳ねる。のたうつ、と表現した方が良いかもしれない。

鈍い痛みと共に肉が凹み骨が折れる音が響いた。あまりの激痛にミックスは白目を剥き、口から胃液を逆流させ嘔吐し、

口から溢れた体液が魔物の顔に掛かる。怒りに、魔物の顔に青筋と血管が浮き立った。霞んだ視界でそれを認識したミックスは、

反射的に「ひ」と声を漏らしそうになり、顔に叩き込まれた魔物の拳で口を塞がれた。

ぼき。

鼻の骨の折れる音がどこか他人事のようにミックスには聞こえていた。

 

「てめええええっメスガキィィッ!!ふざけやがってぇええっ!!」

 

「おいそれ以上顔は止せよ、犯せってのが命令なのに顔が膨れ上がってちゃ勃つもんも勃たねぇだろうが」

 

「ふーッ、ふーッ……!ふーッ……、……へっ、へへ、そうだな、ああ、……そうだ、静かになりゃマシじゃねぇか……」

 

魔物が振り上げていた拳を下ろして、ミックスの身体を見下ろす。小さな体は激痛でぴくぴくと震えていた。

顔は赤く腫れ上がり、青痣と血で汚れていたがそれでも尚端正で美しい人形の様な美貌を保っていた。

嗜虐趣味があるのか、それとも暴力を振るう事で脳内物質が生成されてハイになっているのか、ミックスを殴りつけていた魔物のペニスはいきり立っていた。

もう一人の魔物がやれやれと小さく文句を零しながらミックスの身体を抱え上げる。間違っても看護や治療をするつもりはない。その逆だ。

暴力を好む魔物とは異なりもうひとりの魔物は「仕事」に忠実なようだった。抱え上げた意識の薄れたミックスの衣服を乱暴に剥ぎ取る。

上質な素材、特注のゴシックロリータドレスがただの布へと変わり、青痣の浮かび上がった白い肌を覆う高級そうな黒い下着が放り投げられる。

 

「好き放題したんだから前は譲れよ」

 

「あ?ああ、へへ、いいぜ、ガキはケツのが気持ちいいって言うしな」

 

「誰情報だよ」

 

 

「……ぁ……?――ぁ……ぅ……?」

 

痛みで朦朧としていたミックスの意識がゆっくりと戻ってくる。肌に触れる、何か、生暖かい感触がミックスを現実に引き戻していた。

魔物たちの声が酷く遠く聞こえている感覚があった。視界に自分の目の前に居る魔物の顔が映る。肌に触れる感覚と、僅かな浮遊感が自分を殴っていた魔物に後ろから抱えられているという事をミックスに理解させた。

揺さぶられる感覚が気持ち悪く、全身を苛む痛みだけに現実感があった。そんな呆けていたミックスの意識が――引き戻される。

 

「濡れてねぇけど……ぶちこんじまえばいいか、そーぉ……」

 

「ら、よッッと!!」

 

「――――――あ、っが、あ゙ あ゙ あ゙っっっ!?!?!?あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っっ!!?!?」

 

湿り気も何も帯びていない幼い処女穴と菊座。そこにミックスの腕以上に太い極太魔物ペニスが捩じ込まれ激痛がミックスの意識を引き戻す。

肉が裂けて血が吹き出している。魔物ペニスが女の子モンスターに合わせて可変するとはいえ限度はある。人間とモンスターでは体の作りが違うのだ。

重度の裂傷と出血だった。尻穴はパンパンに張り詰めたゴムの様に膨れ上がり接合部から血が流れ出ている。

幼い花弁――すじは幾重にもひびが刻まれたような凄惨な状態になっていた。血が止まらない。痛い、痛い、痛い。

苦しい。辛い。そんな言葉と痛みだけがミックスの頭を埋め尽くす。自分が悲鳴を上げている事すらミックスには分からなかった。

 

「流石にこの年のガキ犯るのは初めてだけど結構いいもんだな、ギッチギチに締め付けてきやがる」

 

「おう、良い悲鳴で鳴きやがるぜぇ!!ギャハハハハ!!」

 

「や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っ゙!!!ゔあ゙あ゙あ゙!!!マ゙マ゙!!マ゙マ゙ぁあああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!」

 

「ギャハハハハハハ!!!ママだってよ!!よちよ~ち!!かわいがってあげまちゅからねぇ~!!オラァッ!!」

 

「あ゙ああ゙あぁ゙っ!?あ゙ああ゙ああ゙あっっ!ゔーーーーーーっ゙!!!」

 

痛みに苛まれ泣きわめこうとも魔物たちは待っても止まってもくれない。肉を掘削し裂傷を広げて腰が打ち付けられる。

花弁と肛門の肉を刳り掻き分け膣肉と腸壁を刳る。ペニスが抜き差しされる度に想像を絶する――戦いの痛みとは比べようもない――激痛がミックスの小さな肉体を駆け巡って行く。

言葉にならない言葉、絶叫で枯れた声でミックスは叫ぶ。自分でも何を言っているかは分からないまま必死に母やきょうだいの名前を呼ぶ。心は痛みでとうに折られていた。

前後から押し潰され揺さぶられ、心も、身体も潰されて行く。

小さなミックスの悲鳴は、暗い部屋の中で一際大きく響いていた。

 

 

 

…

 

…

 

…

 

 

「やだっ!!やだあああっ!いやあああああっ!いやっ!いやああああっ!!」

 

暗い部屋、壁にまで追いやられ必死に叫びながら抵抗を試みているのは薄栗色の髪を短く纏めた、赤いフレームの眼鏡が似合う可愛らしい少女。

魔王の子供達の次女、魔王大国ゼスの王女であり時期女王とも目されていたスシヌ・ザ・ガンジーだった。彼女の細い身体に屈強な魔物達が群がっている。

上質な仕立ての服は乱暴に引き裂かれ剥ぎ取られ部屋に籠りがちな気質からかエールやリセットと比べても白くあどけない素肌が曝される。

 

「ちぃっせえ胸だな、俺達もあっちが良かったぜ」

 

「やだっ!!触らないで、触らないでぇっ!!助けて、助けてぇ!いやあああ!!!」

 

「うるせえな!ぶっ殺すぞガキィ!!」

 

「ひぃっ!?いぎぃっ……!!」

 

魔物の大きく無骨な手がスシヌの乳房を鷲掴みにする。小さいが、無くは無い程度の平坦な膨らみ。

発展途上にありまだ「しこり」を持つそこは快楽を受け取るにもまだ未発達なのか、鋭い痛みだけがスシヌを襲った。

もともとが気弱なスシヌだ。魔物が放つ大声に萎縮してしまい身を縮こまらせて微かな抵抗すらも抑え込まれてしまう。

戦いの時、彼女を奮い立たせてくれたのはいつだって自分より強く、かっこうよくうつって見えるきょうだい達の存在だった。

そのきょうだい達――兄達はおらず、姉妹達は自分と同じ状況にいるのだ。誰も助けてはくれない。

そう思うとスシヌの目には自然と涙が浮かび上がってしまっていた。

 

「う、うううっ、ひっ、ひぅぅぅぅっ……やだぁ……やだぁ……!」

 

「やだじゃねぇんだよ、泣いたってどうにもなんねぇんだからせめて楽しまてくれっつぅの」

 

「やだぁ……っ、い、痛いっ、痛いんです、やめて、やめてください……っ、言うこと、言うこと聞きますから……」

 

「じゃあ黙って犯されるかムードでも出せっつうの」

 

「あ、あぎぃっ……!?や、やだ――んんぅっ!?!」

 

魔物の手がスシヌの乳頭を抓り上げる。敏感な部分を強く摘まれ鋭い痛みをスシヌが襲い悲鳴を上げれば幼い唇が魔物の分厚く乾燥した唇に塞がれる。

当然、ファーストキスだ。姉妹達の中でも少女漫画を好み乙女心に溢れたスシヌだ、いつか自分も理想の相手とキスをする事を夢見ていた。

それが他の魔物と区別も付かない魔物に、そんな事はしった事ではないというように雑に奪われ溢れ出る涙が頬を伝っていく。

反射的に手を動かして魔物の胸をドンドンと叩いてみても当然まるで効果はない。元が非力な上に今は呪いによって全ての力が抑えられているのだ。

魔物からしてみれば吹き付ける風程の抵抗にも感じていないだろう。

 

 

「(やだ、やだやだやだやだ、たすけて、たすけてエールちゃん、たすけてザンスちゃん、お姉ちゃん、ママ――)」

 

瞼をギュッと閉じて口の中を蠢き這い回る様な生暖かい感触に耐えながらスシヌは必死に懇願する。思いつく限りの助けを求められる相手の名を呼ぶ。

しかし悲しいかな、誰も応える事はない。姉妹達は同じ部屋の違う場所で別の魔物たちに同じ様な陵辱を受け、幼い頃から見知った兄はこの場に居ない。

そして、この状況を知らぬであろう母親に声が届く訳もない。助けの手は何処にもなかった。

 

「んんんっ……!んん゙ーーっ……!!ん゙ーーーー……っ……!」

 

強制的な口交は続いて段々と息が苦しくなって来る。眼鏡の奥の瞳は恐怖と酸欠で曇り意識すら遠くなりそうだった。

いっそ意識を失えてしまったほうがスシヌにとっては楽だったかもしれない。だがそれは叶わずやがて魔物の口が離れて行く。

ようやく酸素を得る事ができたスシヌはけほけほと咳き込んだ後にはあ、はあ、と荒い息を吐いた。

 

「へっへっ、魔王の娘つってもこうなっちまえばただの人間のメスガキだな、いい気分だぜ」

 

「はー……はー……、や、ああ……ああ……」

 

魔物の言葉に、スシヌは最早何も言う事ができなかった。恐怖で支配されているところに酸欠でぼうとした頭が何も言葉を紡がせてくれない。

何より事実だったからだ。魔法も使えない自分に出来る事はない、誰も助けてくれない以上この場で魔物たちの好きにされる他無いのだ。

あれ程恐れていて時には幼少期の頃の望まぬいくつもの出来事から嫌悪すらしていた自分自身に宿る強力な魔法の力が、今なにより恋しかった。

魔力が暴走してしまってもいいからこの場の全部を吹き飛ばしてしまいたい程だ。そう願ってはみるものの、強大な魔力は欠片も発揮できなかった。

カラーの呪いとはそれ程強力なのだ。

 

「よーしとっととぶちこんじまうか、オラッぼさっとしてんじゃねぇぞ、股開け」

 

「あ……?あ……ひ……!や、やぁ……!やだぁ……やだ、やだやだやだ……!」

 

呆けた頭、霞んだスシヌの視界に何かが映り込む。赤黒く肥大化し張り詰めた欲望の塊。勃起した魔物ペニス。

スシヌの腕よりも大きく見えるそれが目の前に突き出されていた。羞恥と恐怖で表情がこれ以上ない程に歪む。

逃げ場も無いのに逃げようとして背が壁に当たり藻掻くように動かした足が虚しく床を擦った。

 

「こな、こないで、こないでぇぇ……やだ、やだいや、いや、いやぁ……!」

 

「へっなんだそりゃ、抵抗してるつもりかよ」

 

「あ――――!あ、あああ……っ、いやぁぁ……!」

 

振り回した足が魔物の腕に掴まれる。抵抗とも言えない抵抗も虚しく大きく脚を開かされて秘部を覆うショーツが千切取られる。

ぷっくりと膨んだ秘部は恐怖から流れ出た汗で土手の周りが僅かに湿っているように見えた。幼いそこは魔物ペニスを受けいられられるようには到底見えない。

そんな幼い花弁と比べればグロテスクですらある勃起が充てがわれる。あてがったそれを魔物が押し込むようにしてやればみちっ……と肉を掻き分ける嫌な音がした。

哀れな少女の――スシヌの視線がそこに釘付けになる。見たくもない想像もしていなかった光景。だが目を離してしまう事も恐ろしい。どうすれば良いのかスシヌは分からなかった。

だが混乱する少女を、魔物は待ってくれはしない。彼女達はこの場においてただ甚振られ貪られるメスでしかないのだから。

 

「おらぁっっっ」

 

「お゙っ゙っ゙っ゙っ゙」

 

ごちゅっっつっっっ。

魔物の腕が細い両足の太腿に添えられ、グロテスクな勃起ペニスが少女膣へと捩じ込まれる。

肉が裂けたのか幼い花弁からは赤い液体が痛々しく流れている。王女とは思えない悲鳴を上げたスシヌはぱくぱくと陸に上がった魚のように口を動かしている。

受け入れの準備も出来ていない場所に見合う筈もないものを無理矢理に捩じ込まれたのだ。想像を絶する痛みだろう。

 

「おーおー流石によく締まりやがる、オラッ!オラッオラッ!!オラッ!!」

 

「――あ゙っ!?い゙っ、ぎっ゙!?や゙っ――やべでええええええっ!!とまっ!!ど゙ま゙っで、えええ゙え゙っっ!!?!」

 

細い身体が揺さぶられる。乱暴にピストン運動が繰り返される度に激痛に苛まれたスシヌの悲鳴が上がる。

肉壁が抉られ膣肉が削られ出血が悪化するのも構わず狭い膣内を掘削するように陵辱が続いていく。

全身で悶えながら悲鳴を上げるスシヌの様はかつての戦争の時に魔物に玩具にされる力無き女達とまるで変わらなかった。

そのせいかスシヌを犯す魔物も嗜虐心を煽り立てられ、獰猛な笑みを浮かべながらより強く腰を打ち付けて行く。

ぱん、ぱん、ぱん、ぱん!肌がぶつかる乾いた音が部屋中に響いて恐怖が姉妹達にも伝搬していくようだった。

 

「おおおおおおおっっ出すぞ出すぞ出すぞぉっっ魔物の精子ぶちこんでやるぅぅぅつ」

 

「い゙や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!や゙だ゙!!やだあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っ!!!!」

 

「やだじゃねぇええええっ!!うおおおっ!!おおおおおおっっっ!!」

 

 

ぶびゅるぅううぅぅっ、ごぷっ、どくんっどくんっ、びゅるぅぅううぅっ。

そんな音が聞こえてきそうな程の勢いで欲望の白濁が濁流となって少女の膣内に注ぎ込まれる。

初めて感じる体内を侵していく熱に、絶叫に近い悲鳴が上がった。魔物は腰をぴっちりとスシヌに押し付け先端を狭い花弁の一番奥にぐりぐりと押し当てている。

無理矢理に肉壁を広げられ遠慮無く道を拓かれ剰え熱で焼かれる年若い少女の心の痛みは想像を絶するものだ。

 

「あ……ああ、ああ……やだ、やだ……嫌ぁ……もうやだ、もうやだよぉ……」

 

「嫌じゃねぇんだよ、まだ終わってねぇんだ、せいぜいまんこ締めろや」

 

「やだ……やだぁぁぁ……!!」

 

悲鳴、絶叫、絶望。スシヌがどんな反応を返そうとも陵辱の手が休まる事はない。

地獄は始まったばかりだった。

 

…

 

…

 

…

 

 

 

――――暗い部屋、欲望と絶望が支配される部屋には変わらず悲鳴と嬌声、下卑た笑い声が響いていた。

金色の髪の童女は薬漬けにされ複数の魔物達に囲まれている。巨大な魔物ペニスを目にハートを浮かべてしゃぶりながら後背位の姿勢でわんわんに犯されている姿は雌わんわんそのものだ。

見れば尻からは尻尾が生えている。わんわんの尻尾に似せた性玩具だ、近くで見れば尻穴に先端が挿入されて振動している事が分かる。

ヘルマン大統領シーラ・ヘルマンの娘レリコフ・ヘルマン。いつも快活な様子で走り回り魔物たちとの戦いでは最前線に立って壁となり戦う勇敢な少女――の面影は、何処にもなかった。

 

部屋の中、別の場所に目を向ければ魔物の上で腰を振る桃色の髪の娘の姿も映る。

部屋で犯され弄ばれる女達の中でも一際大きな乳房をだぷんだぷんと揺らしながら必死な様子で淫らに腰を振り立てている。

徳川深根。JAPANの亡国徳川の姫、徳川千の娘であり歩き巫女としての修行を積んだ甘えたがりな少女。

姉妹の中では性に関する知識や事柄に長けた彼女は魔物達に「他の姉妹の分も自分がやる」と申し出た。

自分が精一杯奉仕するから姉妹達に手を出さないで欲しい。せめて痛いこと、酷いことはしないで欲しい。自分が全部受け止めるから――。

少女の健気な申し出を魔物達は下卑た笑いで受け入れた。もちろん言葉だけだ、自分以外の魔物が他の女をどうしようが知った事ではない。

それでも深根は、少しでも自分に魔物たちを引きつけようと必死に奉仕を続ける。約束が守られる保証がない事は深根だって分かっている。

 

少なくとも自分に群がっている間は他の姉妹は抱けないのだから、ひどいこともできない筈。

それだけを心の支えにして、深根は使いたくも無い歩き巫女としての技能を最大限に発揮していた。

 

同じ様に魔物たちに囲まれながら対象的なのは紫に近い赤色の長い髪を床に広げた、小麦色の肌の少女だった。

見当ウズメ。リーザスに仕える忍の者、元くノ一の見当かなめの娘である天才忍者――――そんな彼女も囚われ力を封じれば魔物達の獲物でしかない。

深根とは真逆に性的な事に耐性の無いウズメは魔物達に好き放題に弄ばれ囚われた誰よりも早くその心が砕かれてしまった。

彼女の性質を考えれば、真っ先にそうなってしまうのは当然と言えただろう。

だが悲しいかな、心がどうなろうと「犯せ」「殺すな」との命令しか受けていない魔物達にとっては関係の無い事だ。

小さいながら女性らしいその身体に群がり口も手も膣も尻も手も構わず犯して小麦色の肌を白く染め上げる。

下手に抵抗をしない分、精液をコキ捨てる為の便女としては重用されるぐらいであった。

 

……部屋の中に悲鳴が満ちている。

姉妹達の他にも、視線を巡らせれば金色の髪と緑色の髪が揺れている。

全身を白濁で染め上げられ穴という穴から精液を逆流させている姿。

成熟した身体に思う存分欲望をぶつけられ玩具にされている姿。

目に映る全てが、最低に壊れていた。

 

 

「あは、あ、あは……みんな、犯されてる、すごい……すごい……すごいっ……くす、くすっ……はぁ……っ♡」

 

「へへへへ、こっちはすっかり淫乱になりやがったな」

 

「くす、くすくす……だってみんな苦しそうで、辛そうで……楽しいよ、これ、くす、あはは……!」

 

そうして一匹の魔物に後ろから抱きしめられた背面立位で犯されながらも他の姉妹達の様子を見て陶酔したような、けれど何処か無垢で、それでいて邪悪な笑みを浮かべているのはエール・モフスだった。

抵抗があったのは最初だけ。部屋に悲鳴が満ち魔物達の欲望が充満して行くと共にその様子は変わっていった。

絶望と欲望、虐げられ壊れていく大切な者達と、それを見て楽しむ魔物達。少女の感性を歪めるには充分で――あるいは、戻ってしまったのかもしれない。

少女の容姿に見合わず艶めかしく腰を動かす様は、何か別の物が内側に宿っているようだ。

 

「ねえ、もっとシて、ぼくにも、みんなと同じぐらい、ううん、もっと、もっといっぱい……くすくす……♡」

 

「へっ!言われなくても犯してやるってんだよ、オラッオラァッ!!」

 

「あ!♡あは、あはは……っ♡!」

 

 

暗い部屋に狂笑が響く。

悪夢のような、最低の結末だった。

 

 

…

 

…

 

…

 

 

「魔王様」

 

 

「なんだ」

 

 

「……先日の、魔王討伐に訪れた者達の事です。女達はご命令の通り地下にて犯させていますが……」

 

 

数日の後。

魔王の間には魔王の姿と、魔軍参謀――魔物大将軍アカメの姿があった。

要件は一つ。今も嬲られる魔王がそうとは知らぬ「娘達」について。

どうするのか、解放するのか、殺すのか。それを伺う為のものだった。

 

……アカメの問に、沈黙を魔王の間が支配する。そうして。

 

「後で向かう」

 

「は……?」

 

「使う。用意しておけ。その後は殺してしまっても構わん」

 

「………………………かしこまりました」

 

アカメは、瞑目する。

こうなる気はしていた、そう思いながら既にこの地上を去った神に願った。

――魔王が部屋に向かうまでに、何かの間違いで魔物隊長が、魔王の娘達を殺してやってくれないか、と。

 

確かにアカメは魔物の世界を望んだ。

しかし、それでもかつての好敵手が自身の娘を、自分で犯して、殺す。

 

その様を想像するのは、流石にしのびなかった。

 

 

 

 

 

終




ふえろ。
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