※この作品はR-18です。

ベルファストがメイド長としてご主人様のあらゆる要求に沈着冷静に応えつつも最終的にロイヤルメイド失格アクメをキメ尽くして大喜びでブチ壊されちゃうお話   作:デイジー亭

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5 我が主君よ、我が騎士たる姿を……見ないでお願い

「あのう……今日から、私たちがご奉仕させて頂くのはどなたなのでしょうか」

 

「見てのお楽しみ、ですよ~♡ 私がいつもご奉仕させて頂いている方です♡」

 

「うわっ……」

 

「その反応は、ちょっとどころじゃなくムカつきますねぇ」

 

 道すがら、指導メイドに新しい奉仕対象について尋ねる……お返事を頂いた瞬間、顔をしかめる我が同僚メイド見習いワンちゃん。ぷんぷんかわいらしく頬を膨らませるカリブディスさんに、特に問題は感じないのだが……ベローナさんは経験豊富なため、何か思うところがあるのかもしれない。

 

「カリブディスさんの奉仕に、何か問題があるのでしょうか」

 

「あるわけない、です♡」

 

「ああ、コイツは我が従姉なのですが……少々性癖が歪んでいましてワン」

 

「この母港に、まともな性癖のKAN-SENの方が存在する……?」

 

「うーん、否定できません……どう説明したものか」

 

 従姉……なるほど、エディンバラ級におけるタウン級。すなわち、グロスター級とサウサンプトン級のような物だろう……かわいそうな何も知らないグラスゴーさん(1936年進水)とサウサンプトン姉妹について考えると、思うところはあるが。髪と同色の灰色いぬみみとしっぽを揺らして、悩む我が同僚の答えを歩きながら待つ。

 

「人様の性癖にケチをつけるのは、メイドとしてよろしくありませんよぉ? だって誰が相手でもご奉仕しなきゃですし」

 

「誰でも自分好みにしようとする、貴女がそれを言いますか」

 

「それって……?」

 

「あーっ! またあたしたちのアイデンティティを奪おうとする輩が!」

 

「またわたしたちがなでなでしてもらえる機会が減っちゃいますっ!」

 

「あら、お二人とも。おはようございます」

 

 メイドとして当然の理論を述べる指導メイドに、異論を唱えようとするベローナさん。どういう意味だろうか……自分好みにする? もっと情報を得なければ……そう思うと同時に、後ろから聞こえる幼い声二つ。振り向くと、茶色と白。ワンちゃんっぽい髪型をした、駆逐艦二人がこちらを指さしかわいらしく唸っていた。

 

「ビーグル、ブルドッグ。私は別に好んでこれを着けているわけでは」

 

「でも凛々しいベローナさんがかわいくなっちゃうので、私それ好きです」

 

「敬愛すべき我が君の忠犬として、貴様らに対し闘争も辞さないワン」

 

「いきなり喧嘩を売るの、やめてくださいませんか……? 指導メイドの私が怒られちゃいますぅ」

 

「やっぱり……! あたしたちより犬っぽいだなんて!」

 

「許せないですっ!」

 

 かわいらしいけれど、私の同僚だってかわいい。いいのではないでしょうか、服装は自由ですし……私たちメイド見習い以外。思うも、彼女たちはお気に召さないらしい。うーうー唸りつつこちらに向かいてこてこと歩いて来られる……うーん、かわいい。私はちっちゃいものが大好きである。

 

「お二人とも、落ち着いてくださいませんか」

 

「あっ♡ あたしたちの頭、撫でちゃだめぇ……♡」

 

「さ、3秒以上載せたら噛みますぅ……♡」

 

「あ、あら。申し訳ありません。先輩方に失礼を」

 

 なので撫でを試みる。不躾ながら、ふわふわとした髪質がとても心地よさそうだったのだ……しかし、感触を楽しんだ瞬間にお揃いのニーソックスに包まれた細い脚を内股に。ぷるぷる震えながら、かわいらしい上目遣いで睨まれてしまった。短いスカートを抑えてなにかを堪えているように見えるが……具合がよろしくないのだろうか。慌てて手を引っ込める。

 

「うう、危うく指揮官以外になでなでされて喜んじゃうところだった……」

 

「これは、報復が必要ですね……偽イヌだけではなく、貴女も同罪です」

 

「プリマス。ベローナ。わかっているとは思いますけどぉ?」

 

「は、はい……」

 

「うう……虜囚たる我が身が恨めしい」

 

 うーうーから、がるるるになってしまわれた……頭をなでなでして差し上げて、喜んで頂けるならいくらでも撫でて差し上げたいのだが。しかしながら、彼女たちが手をわきわきさせ始める……そして指導メイドの声に、自分の立場を再認識。ベローナさんと共に、長い脚をがっぱりと開き、視線の高さを合わせる。

 

「も、申し訳ありません。どうかご随意にお楽しみください」

 

「うう……いぢめる立場から、いぢめられる立場に。これが罪の重さか」

 

「いい心がけね、じゃあさっそく」

 

「たっぷりかわいがってやるのです」

 

「はぅ゛ンっ♡」

 

「んひぃ゛っ♡」

 

 そしてそのまま……乳首をぴぃん♡ と弾かれる。微振動するローターにぐつぐつと煮込まれた性感は、私のただでさえ弱いそこをさらに敏感にして……だっぱんっ♡ と乳肉が揺れるほどの衝撃に、腰を抜かしそうになってしまうが耐えなければならない。私たちは、母港のKAN-SENならば誰でも好きに楽しんでいいおもちゃなのだ。

 

「この大きいおちちで指揮官を誘惑するの? わっ……やわらかい。先端は固い」

 

「んはぁっ……♡ んきゅぅ゛っ♡」

 

「何ですかこのしっぽは。B級でもないのに生意気です」

 

「んぉ゛っ♡ お゛ぅ゛っ♡♡♡」

 

 ぐんにゅり♡ とちっちゃなおててで乳肉を握り込まれ、もう片方の手で乳先をかりかり……♡ と爪先でなぞられる。たまらない感触に、腰が浮いてしまう……お隣のベローナさんは、しっぽをずぼっ♡ ずぼっ♡ と抜き差しされて、そのたびにがくがくっ♡ と膝を笑わせる。倒れてしまってはいけない……それは私たちメイド見習いでお遊びになる皆様に対し、非礼な行為である。

 

「手が届かないじゃない。ちゃんと腰を下げて」

 

「んっひぃ゛ンッ♡♡♡」

 

「自分で抜こうとするのは殊勝な心がけですが……わたしが遊ぶんです。勝手なことをしないでください」

 

「んッひょぉ゛ぉ゛ぉ゛っ♡♡♡」

 

 だがその硬い決意は、まるでウナギのゼリー寄せのように簡単に砕かれてしまった。へこっ♡ へこっ♡ と揺らす股間の中心。そこで怯えるクリトリスをぎゅむっ♡ と握り込まれて前のめりに倒れてしまう。ベローナさんも同様……ずぼぼぼぼんっ♡ としっぽを引き抜かれて、二人仲良く土下座の姿勢に。また、ニーズに答えることが出来なかった。

 

「踏んで欲しいの? じゃあそうしてあげるね」

 

「んぎゅっ♡ あ゛っあ゛っ♡」

 

「おしりを高く掲げるってことは、そういうことですよね」

 

「んぉ゛ぉ゛っ♡ ンッほぉ゛ぉ゛~~~~~~~~っ♡♡♡」

 

 そして私たちが醜態を晒そうとも、お遊びになる皆様が手を止める必要はなく……私の乳肉をちっちゃな靴が踏み締めて歪ませるのも、完全に自由である。ベローナさんも再度しっぽをずぼずぼずぼっ♡ ぐぅりぐぅり♡ と抜き差しして頂き、長く伸びる歓声を上げて遊んでくださる感謝を告げている。

 

「はい、そこまで。遅刻しちゃいますぅ」

 

「ふぁ゛っ!? ふぁ゛ぁ゛っ♡」

 

「ひ、卑怯ですぅぅ゛っ♡」

 

「ふぁ……? んぶぶっ!」

 

「な、ナイスですカリブディスぅぶぶぅっ……」

 

 だがお二人が楽しく私たちで遊ぶ時間は、急に終わりを見せた。乳肉に感じる圧力が無くなったことに顔を上げると……顔面を強襲する、黄色い液体。あらやだ、お小水を掛けて頂いてしまっているわ……水流の中目をなんとか開けると、指導メイドに頭を執拗に撫でまわされて。スカートを自ら捲り腰を突き出して、ショーツに開いた穴から心地よさそうに放尿なさるお二人。

 

「なでなで、弱点ですもんねぇ♡ はい、ちゃんとしーしーできてえらいえらい♡」

 

「はぅ゛ぅ゛っ……♡ 指揮官に撫でてもらうために、いっぱい貯めてたのにぃ……♡」

 

「なんてひどいこと、するんですかぁ……♡ んぅぅ゛っ♡」

 

「んぶぶぶっ……な、なんでお二人とも急遽おもらしを?」

 

「んぶぶっ……か、彼女たちは指揮官におもらし癖を付けてもらっていてね。頭を撫でられると漏らすんだ」

 

「そ、それでさっき……!」

 

 先ほどなでなでさせて頂いた際に、睨まれた理由がわかった……ちっちゃくてかわいらしい身体に刻み込んで頂いた、指揮官様の爪痕。それを不用意に撫でた私に対してお怒りになるのは当然のことだろう。私は反省の意を籠めて、ただただ顔面にじょろじょろされるお小水をただ従順に受け入れ続けた。しょっぱい。

 

 ◇◇◇◇◇

 

「もう、駄目ですよぉ? プリマス。私じゃなく先代メイド長が付いてたら、貴女たちの尿道も躾けられることになってました」

 

「も、申し訳ありませぇん……」

 

「うん、ちゃんと謝れてえらいえらい♡ じゃあ、向かいましょうか♡」

 

「も、もうおしっこでにゃぃぃ……♡」

 

「ごめんなさい、しきかぁん……♡」

 

 確かに押しの弱いニューカッスルさんが、私たちを指導してくださっていた場合……私たちが目の前の彼女たちのようになっていたかもしれない。これからは不用意に撫でる前に、声をお掛けするとしよう……地面に寝転がり、へこっ♡ へこへこっ♡ ぷっしぃっ♡ とお股をがっぱり♡ と開いて、なおもおもらしに挑む二人のぐしゃぐしゃに撫でまわされた髪を見つつ思う。

 

「カリブディス、やっぱり容赦がありませんね……」

 

「かわいい子をよしよしするの、大好きですから~♡」

 

「カリブディスさんが背伸びなさると、ちょっと身体が震えます……これが、恐怖……?」

 

「もう♡ 性癖をキザむのはこれからですよぉ♡」

 

「ひぇっ」

 

 さすがに頭を撫でられるだけで、お小水を漏らすのはちょっとだけ嫌だ……踵を上げて私の髪を撫でる、優しい手のひらがマジで怖い。彼女よりも背が低かったら、なでなでされながら向かうことになっていたかもしれない……私を長身に設計してくださった技師と陛下に、最大限の感謝を捧げつつ歩む。

 

「と、ところで……私たちはどこに向かっているのでしょうか」

 

「……この方向、嫌な予感がするのですが」

 

「訓練場、ですよぉ~♡ ベローナの予感は正しいです♡」

 

「私、少々アナルが痛いのですが」

 

「それはいけません……抜き差ししてあげないと」

 

「何でもないですワン」

 

「……?」

 

 訓練場……演習場ではなく訓練場らしい。確かにこの方向には、プリマスちゃんブレインにインプットされたロイヤル領の地図によると海はない。以前掃除を任された際、披露した砲撃のか細い威力故か……未だ私は演習に参加させてもらっていないが。いつかは我が砲声で以て指揮官様に喜んで頂きたい。思いつつ、とても広く平坦に地面が均された場所に出た。

 

「ここで騎士の皆さまは訓練なさるんですよぉ……あ、あちらの方が今回のご奉仕相手です♡」 

 

「なるほど……あら? あの方ですか」

 

「うう、待ってたわよ……お日様の下は苦手なの。さっさと済ませて部屋に引きこもりたい……」

 

「あー……アレですか。カリブディスが好みそうですよね」

 

 なるほど、騎士の皆さまが剣を振るうに適した場所と言えるだろう……硬く締まった地面に、観客席も設えられている。あの一段高く、豪華に飾り立てられた場所は女王陛下と指揮官様が見学なさるためだと思われる……そしてその中心に立つは、陽光を豪奢なゆるく巻いた金髪で照り返す一人の騎士。その美麗な容貌は、その輝きに見合わずどんよりと曇っている。

 

「ヴァンガードさん、です♡ 実戦投入はまだ先ですが、期待の大型戦艦ですよぉ♡ 女王陛下から私がお世話させて頂くよう、申し付けられております♡」

 

「陛下の期待が重い……人には適材適所ってものがあると思うの」

 

「KAN-SENですよぅ。それともベッドで陛下のお相手だけして生きていきます? 私はそれでも良いとは思いますけどぉ?」

 

「なんで近衛騎士に任命されちゃったんだろう……陛下、乱暴だからそれはそれで嫌」

 

「わがままですねぇ♡」

 

 背が高く引き締まった肉体美をしており、精悍な顔つきをしておられるのだが……我が頼れる同僚と違い、自信なさげにおどおどと揺れる上目遣いがそれを大胆に台無しにしている。残念なイケメン……そう形容するのが、非常に似合う。ブロンドの先端の巻き髪をいじいじと弄りつつ、己が立場に苦情を言う姿に近衛騎士……最も栄光ある騎士としての誇りは見えない。

 

「じめじめしてらっしゃいますね……」

 

「たまにあるんですよ、メンタルキューブに別の想念が混じって変な感じになるの」

 

「ああ……」

 

「何で私を見て頷くのですか……あのアニメと漫画浸りの引きこもりと、一緒にしないで頂きたい」

 

「なるほど、重桜文化に精通してらっしゃるのですね」

 

「前向き……さすがは我が主君。勝手に納得して瞳を煌めかせ始めましたね」

 

 つまり彼女はベローナさんのような頼り甲斐のある騎士には見えないが、重桜特有のオタク文化にて指揮官様と陛下を喜ばせる知恵者であるのだろう。メイドにもハウスキーパーたるメイド長の指揮下には、キッチンメイドやレディースメイドなる業種もあると聞く。ド底辺たるメイド見習いの我が身には想像もつかないが……彼女もまた、尊敬すべき我が先達である。

 

「うっ……まぶしい。でも私なんかに向けて良い視線じゃないよね。気のせいだよ、気のせい……カリブディス、あの娘は?」

 

「プリマス。貴女より少々後に建造された、計画艦ですよぉ。純粋かつポジティブ思考の塊みたいな娘ですので、あれは貴女に向けられる憧れの視線だと思います」

 

「やめて……私をそんな目で見ないで! 憧れるならジョージ殿とか! 横にいるベローナとか! もっと他に居るでしょぉ!?」

 

「わくわく」

 

 きっと素晴らしい方に違いない……一挙一動すら見逃せない。だが、我が視線から逃れるように身をよじり他の尊敬すべき方の名前を上げる……なるほど、謙譲の美徳に溢れた方であるらしい。ありとあらゆるKAN-SENは、私より優れた部分を多分に持ち合わせていらっしゃる。もっともっと学ばなければ。

 

「我が主君は意図せず他者を傷つける天才ですね……そんな己の性能を生かせぬ雑魚騎士など見るのはやめて、私を見てください。あと撫でて欲しいワン」

 

「……? はい、よしよし」

 

「むふぅ」

 

「見てカリブディス……ベローナは要領がいいから、女王陛下の次に仕えるべき方まで見つけてる。やっぱり私は駄目騎士なんだぁ……」

 

「あれはまだ片想いですよ、多分……プリマスは忠誠を捧げられていることに気付いていません。主君NTRをキメることも叶うかと」

 

「むりぃ……ベローナから獲物を奪うとか、難易度高すぎるよぉ……」

 

 ビーグルさんとブルドッグさんは撫でると怒るが、ベローナさんは積極的に撫でられたがる……お求めに応じると、満足そうな鼻息。我が殊勲……? 騎士として私を導いて立派なメイドにしてくださる、決意表明だろうか。なんだかよくわからないままに変わった私の呼び方に戸惑いながらも、撫でを継続することとする。そういえばさっき、何か言いかけていたような。

 

「はい、そこのお二人。イチャイチャしてないで、本題に戻りますよぉ? このヴァンガードさんに自信を付与し、立派な近衛騎士に育てあげる……それが今回、メイド長より達せられた奉仕です」

 

「難易度高すぎるワン」

 

「既に立派な近衛騎士さんなのでは? 私たちド底辺とは違い、その見事な金髪のように輝けるお方です」

 

「難聴に加え勘違い!? なろう系なの、この娘!? 今時ラノベでも居ないよぉ!」

 

「女王陛下の謎のこだわりの塊ですから……貴女の大好きな二次元よりも、彼女はファンタジーですよぉ? ル・ファンタスク級も目じゃありません」

 

 なるほど、趣旨は理解したが……カウンター難易度高すぎをぼやいた我が同僚の言う通り、私たちの身に余る奉仕と言えよう。女王陛下の身をお護りする、近衛騎士様に私たちのようなド底辺が何を出来るというのだろう……あとアイリスとヴィシアのKAN-SENがどうかしたのだろうか。彼女たちもちっちゃくてかわいいので一度撫でてみたいと思うのだが、許してもらえるだろうか。

 

「うう……自信を得るって言ったって、何をするのよぉ……言っておくけど私、ベローナに剣で勝つどころか多分そこのプリマスにも負けるよ?」

 

「私、剣を握ったことも有りませんよ……? ですがお望みとあれば」

 

「ヒィッ! 砲口向けるのやめてぇ!」

 

「戦艦が巡洋艦に負けるなどという醜態をさらすばかりか、我が主君に剣を握らせる? 冗談にも程がある……カリブディス、剣を。性根を叩き直してやります」

 

「ふふっ……ええ、剣で戦って頂きますよぉ? た・だ・し……我に秘策アリ、です♡」

 

「「「……?」」」

 

 私みたいな演習にも出してもらえぬ、かよわいメイド見習いに何を仰るのだろうこのお方は……だがこのプリマス、お客様のニーズならば全身全霊全権能を用いて一切合切を吹き飛ばす所存である。恐らく私の強化ユニットが未だ足りぬ砲門では、一糸報いることも出来はしないが……はためかせる艤装の翼は決意の証。だが……にんまり笑う指導メイドの言葉に、三人揃って首を傾げる。

 

 ◇◇◇◇◇

 

「が、がんばってくださいベローナさん! そこですっ!」

 

「どこですかねぇっ!?」

 

「え、えいっ! えいやぁっ!」

 

「その調子ですよぉ♡ ヴァンガードさん♡」

 

 剣……確かに剣ではあるのだろう。眼前をぶっとい物が通り過ぎ、風斬り音を奏でる。我が主君の必死の声援も虚しい……ハンデの一つぐらいはくれてやった上で勝利を捧げようと思ったのだが……あんまりにもあんまりな決闘方式。尊敬するウォースパイトも女王陛下に強要されたという、ひどく惨めな戦いにめまいがする。

 

「べ、ベローナさんならそのぐらいのハンデいけますっ!」

 

「無茶を言わないでくださいますかっ!? リーチに差がありすぎますっ!」

 

「こ、これでもまだベローナには油断できない……慎重に行かなきゃ」

 

「チン長を活かせば余裕で勝てますよぉ♡ 積極的にイきましょう♡」

 

「う、うんっ! ええいっ!」

 

「うおおっ!?」

 

 またもぶるんっ! と大きく薙ぎ払われる、手入れされていないと思しき剛毛に覆われた股間から伸びる……皮が余りがちなのがアレだが、そこばかりは戦艦らしい立派に過ぎるごんぶとふたなりちんぽ。対して丹念に手入れしている私の股間には大きめだが、比較にならぬサイズのクリトリスのみ……女王陛下のおふざけで成立した、ふたなりちんぽフェンシング。そこにふたなりちんぽ無しで挑まされるとか、あまりにもひどすぎる。

 

「ベローナさんのクリちゃんならイけます!」

 

「イけるけど行けないですよっ!? その信頼が重すぎ……んぉ゛ぉ゛っ♡!?」

 

「す、隙ありッ!」

 

「ふぐぅっ!」

 

「はい、一本♡ あと二本で輝かしい初勝利ですよぉ♡」

 

 そしてハンデはふたなりちんぽだけにあらず……徹底的な奉仕を旨とするカリブディスがかちかちとスイッチを操作すると、ぶんぶんと唸るアナルバイブの肛悦に膝ががくがくがくっ♡ と震える。その隙を突いて腹部をふたなりちんぽで殴打され、その重い衝撃に地面に倒され敗北を悟る……いや、これただの弱い者いぢめッ……!

 

「た、立ってベローナさん!」

 

「勃たせる物が無いんですよこっちは……んぉ゛ぅ゛っ♡!? ひぁ゛っ♡ やめっ♡ ゆるしっ♡」

 

「えいっ! えいえいっ!」

 

「はい二本三本四本五本六本七本八本九本十本ッ! ヴァンガードさんのコールド勝ちですぅっ♡ でも続けていいですよ♡」

 

「うん頑張るッ! うおお、積年の恨みッ!」

 

「あ゛~~~~~~~~~~っ♡♡♡ ほぴっ☆」

 

 そして悪辣過ぎるこの場は、審判すら私を渾身の力で殴打してきた……なんとか起き上がろうとするも、アナルバイブの出力が上がり立ち上がれない。仕切り直しすらさせてもらえることなく、媚薬が塗りたくられて、ひくんっ♡ ひくんっ♡ と怯え続ける私のクリトリスをべちんっ! べっちぃんっ! と執拗に殴打するふたなりちんぽ。

 さらに調子に乗った敵手がごっしゅごっしゅ! ごしごしごし……とジャングルみたいに茂った恥毛をクリ磨きされる、リンチは勝利宣言の後も続き……私が小便を漏らしつつ気絶して、ひっくりかえったカエルよりも無惨な姿になった後もしばらく続けられたらしい。

 

 ◇◇◇◇◇◇

 

「うふふ、どうですか? 初めての勝利と……戦利品の味は♡」

 

「うん、最っ高……! オナニーなんかとは、比べ物になんない……♡」

 

「んじゅちゅっ……はむっ……んぉ゛ぉ゛ッ♡」

 

「くっさいにおい、お好きでしょぉ? よく味わってくださいねぇ♡」

 

「あ、ああっ……! 私のせいで、我が主君があんなものをぉ……!」

 

 初めて味わう感情とともに行う……メイド見習いとしてではなく、別の立場として行う奉仕。ぼさぼさでもわぁっ……と据えた匂いを放つ汚らしい森。そこに鼻先を突っ込み。そびえたつふたなりちんぽの先端。包茎というらしい余った皮の中に舌を這わせて、べっとりとこびりついた恥垢をこそげ取ると……鼻から抜ける、エイジャックスさんの足とは比べ物にならぬ激臭。

 なんなのこれ、洗ってないでしょう全然……悶えつつ思うが、戦利品として私のおくちは獲得されてしまった。逆らうことはできない……私が大人しく敗残の象徴とならねば、嘆きの声を上げる愛しい同僚見習いメイド。彼女の真っ赤になるまで虐待された股間が、さらにいぢめられてしまうから。

 

「ね、ねえ。おっぱいも使ってもらっていい? パイズリでちんぽの皮剥かれるの、夢だったんだぁ♡」

 

「は、はひぃ……んぅぅ」

 

「ふふ、なんでも……なぁんでも♡ 願望を叶えていいですよ♡ 正当な報酬ですからぁ♡」

 

「触手プレイとかも」

 

「それはちょっと、夕張工房でも見たことがありませんねぇ……」

 

 何なのこのひと。乳肉で情けなく被った皮ごと男根を挟んで……嫌々ながらも望み通り剥いて差し上げると、剥き出しになったそこがぷぅんと放つさらなる異臭。私の大事なベローナさんをいぢめたばかりか、変なことばっかり仰る……始めて覚える、他者に対して抱く暗い感情。奉仕させて頂いているのに、一切の喜びを感じ得ない。この感情は一体……?

 

「んちゅっ……れろっ……」

 

「ああ……♡ こんなとんでもない美貌の持ち主に見下されるんじゃなく、睨み上げられながらちんぽ掃除させるの♡ こんなの覚えたら、癖になるぅ♡」

 

「むぐっ……」

 

「あ、あのプリマスに始めて悪意を抱かせるどころか♡ それで喜んじゃえるとか……ほんっっっとに駄目な娘♡ こんなのメイド長の命が無くても、私がお世話しなくちゃダメですぅ♡」

 

 頭を楽しそうに撫でられても不快感しか感じない。そうか……話にだけ聞いて、今まで実感を得ることは無かったが……この燃えるようなほの暗い感情の名前が、悪意か。まなじりが吊り上がるのも、何かを口に含んだ際吐き気を催したのも始めて。いつだって初めて知る物は甘やかに感じていたのに……これには苦々しさしか覚えることが出来ない。

 

「うっ……さすがにちょっと怖いかも」

 

「生意気な目つきですよねー? こんな時はぁ♡ イラマしちゃいましょう♡ この娘の綺麗なお顔を、ぼっこん♡ ちんぽで歪ませて、愛らしい音を奏でる喉を壊す勢いでブチ抜いて♡ ちんぽを無理やりお掃除させるんです♡」

 

「むごぉ゛っ!」

 

「そ、そんなことしちゃっていいの……?」

 

「いいですよぉ♡ あのベローナから自分の力でもぎ取った戦利品……♡ 滅茶苦茶に穢すの、興奮しません?」

 

「や、やめろぉ……!」

 

 メイド見習いらしからぬ目つきを見せた私の頭を掴み、さらに強制的に汚らしい男根を迎え入れさせる指導メイド。そればかりかこの憎き奉仕対象に、私を好きに使わせるという……おずおずとした問に、答える言葉にさらなる悪意を得る。何が自分の力だ、卑怯な真似ばかりしてベローナさんを負けさせたくせに。苦し気に声を張り上げる彼女の姿を見て、さらなる焔が燃え上がる。

 

「……すっごくする♡ ほら見てベローナ♡ 貴女の大事な主君は、私がきったねぇ洗ってないちんぽの掃除器として使っちゃってまーす♡」

 

「んごぉ゛ッ!? むぐごぉ゛っ! ごむぉ゛ぉ゛ぉ゛……げぐぅ゛ッ!!」

 

「その調子その調子♡ 乳首掴んで固定して差し上げますので、おくちに入りきらず寂しがってる竿もデカパイで掃除しちゃいましょう♡」

 

「くそっ……! くそぉッ! 私が先にしゃぶらせたかったのにッ!!!」

 

「WSS……? BSSの仲間かな。主君に対して抱いていい願望じゃないよね」

 

「彼女も相当終わってますよねぇ……愛情のカタチが、大層歪んでます」

 

 頭を思い切り上下させられて、頬は膨らみ喉は削られて……ベローナさんのために準備した、ディルドよりも長く太く……憎い感触。おまけに乳首までひっ掴まれて、乳肉を雑巾として扱われ臭い物を拭い取られる。私を案じる彼女の声が遠い……耳がきぃんと鳴るほどに、乱暴に扱われて苦しみと涙が止まらない。

 

「射精(だ)すよ……! ベローナの目の前で、その細い腹を私のザーメンでぱんっぱんに膨らませてやる!」

 

「どうぞ♡ コキ捨てフリーのおくち便器として使って、負け騎士にさらなる敗北♡ 味あわせちゃいましょう!」

 

「やめろぉ~~~~~~~~~っ!!」

 

「んぐぶっ……ごぼっ……ぐむっ……」

 

 おなかを満たす熱い奔流と、遠い彼女の声。私は初めて……燃え上がる怒りを知った。こんな醜い感情が私に存在するだなんて想像もしていなかった。そのまま注ぎ込まれるたびに、膨らむ腹部と憎悪。心地よさそうに私の頭を掴んで震える彼女を……喜ばせたくない感情に支配されて、ただただ私は睨み続けた。

 

「ふぅ……こんなに出たの始めて。すっごく満足した」

 

「あら? まだメインディッシュが残ってますよぉ?」

 

「えっ? 今度は何が? もしかして、やっぱり触手が」

 

「触手から離れてくれません……? 違います♡ 負け犬にさらなる負け雌自覚♡ 叩き込む時間ですよぉ♡」

 

「……なるほど♡」

 

「んごぉ゛っ……げほっ! げほげほっ!」

 

 やっと臭い物を引き抜かれて、咳き込む私を他所に……沈み込んだ顔で地面を見る私の同僚に、忍び寄る悪意。だめ、逃げて……思うも、喉が滅茶苦茶に使われてしまったからか声が出ない。地面に転がされて悶えることしかできない私が知ったのは……無力感。新しい感情が次々と押し寄せて、何かに皹が入る感触。

 

「女騎士はアナルが弱いっていうもんね」

 

「それだと貴女も弱いってことになりませんかぁ……? でも彼女に限ってはそれは真実♡」

 

「ああ……我が主君を守れないなんて……私は騎士失格だ……でもいつかしゃぶらせてみせる。ん? お゛ッほぉ゛ォ゛ォ゛ォ゛~~~~~~~~~っ♡♡♡!?」

 

「げほっ……」

 

 遠い耳に届く愛しい声も、耳鳴りでよく聞き取れない……そしてふと顔を上げて、私が準備してあげたしっぽを一気に引き抜かれて悶える頼れる同僚。しげしげと眺める金髪が、にこやかに笑い……私は見ていて不快になる笑顔もあると知った。びきびきと大事な何かが壊れていく音が、脳内に響き続ける。

 

「そ・う・い・え・ばぁ……プリマス。何故ベローナがメイド見習い……『新妹メイド』たる貴女の同僚たる、『負け騎士メイド』に休日限定でなってるのか知ってますぅ?」

 

「ごほ、ごほっ……」

 

「や、やめてぇ……」

 

「うんうん♡ 知りたいですよねぇ♡ なんでこぉんな惨めな戦いを強要されるばかりか、主君として仰ぐ貴女を穢されても抵抗できないのか♡ 教えてあげます♡」

 

 別に、知りたくなんかない。ベローナさんはベローナさん……どんな事情があったとしても、私の愛しい同僚である。そして彼女が聞いて欲しくなさそうにしていたので、聞かないでいたのだ……いつか話してもらえると思っていたから。だが未だ声が出せぬ私の想いと、我が同僚の怯えたよう懇願を他所に……彼女の言葉は続いていく。

 

「彼女はですねえ♡ 大罪を犯してしまったんです……♡ 『キャバレー』と呼ばれる、KANーSEN慰安施設の接待役……『ホスト』。その初期メンバーとして、彼女は選ばれました♡」

 

「うう……そ、そうだ。私はホストだった……接待を任じられて、KAN-SENたちを慰めていた」

 

「業務内容は、お忙しい指揮官さまに愛されぬかわいそうなKAN-SENたちを慰めること……ではなく♡」

 

「ッ!? や、やめんぉ゛ぉ゛っ♡」

 

「愛されるための積極性……自覚の足りぬKAN-SENどもをそのイケメンフェイスと甘い囁きで夢中にさせ、愛される悦びをふたなりちんぽで叩き込んで♡ ほっかほかに仕上がったおいし~いおまんこを、指揮官さまに貢ぐこと♡」

 

 諦めたように下を向く彼女が、ぼそぼそと接客に詳しかった理由を教えようとしてくれるが……弾むような声が、真実は違うと告げる。それを慌てて止めようとして、ずぼずぼと尻穴を指でほぢくり回されて悶え、言葉を封じられ……明らかにされたのは、彼女が指揮官さまを喜ばせるためにKAN-SENを調教することを業務としていたこと。……それの何がいけないのだろうか。

 

「ごほっ」

 

「不思議そうなお顔ですねぇ? そう、それだけならば問題はありません……指揮官さまに奉仕するのは、私たちの義務にして権利。貴女のような無知な娘に、愛される悦びを教えてあげるのは罪ではない」

 

「んぉ゛っ♡ んぉ゛っほぉ゛ぉ゛っ……♡」

 

「でもねプリマス。彼女は負けてしまったんです……相手の戦力を量り間違え、逆に喜ばせられちゃって♡ こぉんなふうにケツ穴ずぼずぼ♡ されるだけで悦んじゃうぐらいに、雑魚アナルに躾けられちゃったんです♡ ふたなりちんぽでケツ穴ほぢり……メスホモセックスされるのが、何より大好きなケツよわ騎士♡ それが彼女の正体です♡」

 

 喜ばせるつもりが、喜ばされた……それが彼女の罪。なんだそれは、そんな……そんなこと。KAN-SEN同士ならばそういうこともあるだろう。私たちメイドがメイド長に勝てないように、相性や実力という物は存在するだろうに。そんなことで、彼女がこんなに責められるいわれなんて……

 

「ロイヤルの娘相手なら、問題なかったですよぉ? でも相手は、重桜のKAN-SEN……彼女が覚醒してドスケベKAN-SENになるきっかけを作り。そして『キャバレー重桜』なる丸パクリの施設に指揮官さまのシェアを奪われる原因となったベローナは、罰を受けて当然ですし……」

 

「げほっ……で、でもそれはベローナさんのせいだけじゃないのでは……? 他のロイヤルの方は」

 

「指揮官さまが、ベローナをお仕置きしたかったから♡ 理由なんて、それだけで十分ですよぉ♡」

 

「……ッ!」

 

 ようやく搾りだした声で出した反論も、容易く封殺された……いと高きお方。かの方が望んだならば、私たちに拒否することはできない……カリブディスの行いは、完全なる正当性の元に実施されている。何を恨めばいいかすらわからず、ただただ私にはくちびるを噛みしめて彼女を睨むことしかできない。

 

「わかったようですね♡ では大人しく見ているように……」

 

「そ、そろそろいいかなカリブディス……私、もう我慢の限界だよぉ」

 

「もう♡ しょうがない娘……♡ こらえ性ってものが足りません♡ でもいいですよ♡」

 

「んぉ゛ぉ゛っ……♡ ひぃぃんっ♡」

 

 涙の滲んだ視界の先で、甘えるように指導メイドにお伺いを立てるヴァンガード。その上目遣いを受けて嬉し気に微笑み……私にそのお顔が見えやすいように、位置調整をして。私の愛しい同僚の尻穴から指を引き抜き、高々と掲げられたおしりをぱぁんと叩くカリブディス。

 

「愛する主君の目の前で♡ よわよわケツ穴をどっちゅどっちゅ♡ ハメ回して、最高の屈辱を味わわせちゃいましょう♡ 負け騎士をさらに負けさせて、ふたなりちんぽ射精をキめてください♡ 喘がせれば喘がせるほど、おいし~い♡ 勝利が味わえますよぉ♡」

 

「ああっ……♡ プリマスが私を睨んでるぅ♡ えへへ、ベローナ♡ 出来るだけ惨めに負け犬咆哮響かせてね♡ うおお、『女騎士屈辱のアナル絶頂! 愛する主君を添えて!』」

 

「んごぉ゛ッ♡ ふぅぅ……! くっ、ころせぇ……!」

 

「何声を堪えてるんですか、生意気ですよぉ……ヴァンガードさん、鬼ピストン♡」

 

「もうベロ―ナ! そんなに騎士ムーヴ見せられたら、本気で掘削待ったなし♡ ほらっ! 私のふたなりちんぽでイく姿を、プリマスに見せろっていってるのよっ!」

 

「んぎょぉ゛ッ♡!? お゛っほぉ゛ぅ゛っ♡ お゛っお゛っぬっほぉ゛ぉ゛~~~~~~~~~~ンッ♡♡♡♡♡」

 

「……」

 

 私の目の前で。大好きなベローナさんが。私以外に喜ばされて嬌声を搾り出されている。

 

「そうそう♡ 上手上手♡ あ、ああっ♡ もう我慢できませぇん♡ 私のおちちを吸いながら楽しんでぇっ♡ 栄養たっぷりですからぁっ♡」

 

「んむっ!? じゅるるっ……♡ おいし~いっ♡ メイドのおっぱい飲みながら、メスホモセックスぅッ♡ 二次元よりも刺激的っ♡ 引きこもり脱却できそうよぉっ♡」

 

「んはぁっ♡ 大性交ですぅっ♡ ベローナ、そこでダブピーっ♡ 勝利の印を、私の愛しい娘に捧げてくださぁいっ♡」

 

「んのぉ゛っ♡ んのほぉ゛ォ゛~~~~~~~~~~~んっ♡♡♡♡♡」

 

 メイド服から豊満な乳肉をまろびだし、満足げに授乳を始めるカリブディス。それを飲み勢いづいた根暗騎士は、さらに調子に乗ってベローナさんのおしりを鷲掴みにしてワガママに腰を振りたくる。愛しい灰の瞳がぐるんとまぶたの裏にその色を隠し……無理やり取らされた二つのピースサインに、愛しい朝を思い出して。艤装の翼がはためいて、私の中で何かが崩れ落ちる音がした。

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