ビル君が好きなのに嫉妬されて脳が破壊されてぐちゃぐちゃになる話 作:ジョイン君
原作:BLACKSOULS
タグ:R-18 オリ主 残酷な描写 アンチ・ヘイト 性転換 独自設定 独自解釈 一人称
注意文は朝神佑来先生に許可を取って使用させていただきました。ありがとうございます!!
「ビル。」
梯子に登り何やら作業をしている彼に声をかける。
「ナナシさん?もうご飯の時間ですかー?」
作業を続けながら返事を返す彼の足場となった梯子は少しぐらついて不安になる。
慌てて駆け寄りぐらつく梯子を抑え彼を見上げれば眼前に広がる彼の下着と尻尾。眼福。
「では、いったん中断しますね、って……」
梯子を支えながら彼の聖域を見上げにっこりしている私に気付き、慌てて片手でスカートを抑え理想郷の景色を隠してしまう。
「なんでぼくのぱんつをガン見してるんですか!?」
「えっ?」
「そこで本当に不思議そうな顔しないでくださいよ!?」
「ビルが可愛いのが悪くない?」
「開き直るのやめましょうよ!? ほら、梯子降りますから離れてください!きちんとぱんつが見えない所まで!!」
ちぇー、と口で遺憾の意を表明しつつ梯子から手を放して離れる。
実際調子に乗ってあの場に残れば彼は片手で梯子を降りようとするし、それでバランスを崩し落ちてしまった事もある。その時は幸い私が彼と地面の間にあったので「少し打ちどころが悪かった」だけで済んだが、その後の彼からのお説教は思い出したくもないし、一歩間違えればあの「末路」は彼に起こっていた可能性を考え私は大いに反省をしたのだ。
だから彼の可愛いぱんつと尻尾が見るだけにしてるのだ。
ちなみに梯子から降りるときに主張の強い尻尾がふりふりしてるのでやっぱりちょっと見えた。眼福。
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目を覚ましたら墓場だった。
腐臭に囲まれた不快感に体を起こして辺りを見渡せば人の形をした肉袋の群れが殺到して全身を貪られる末路だった。
腐った人の形が自分という餌に群がり引き倒しむしゃぶりついて噛み千切り、引きちぎる。
悪夢にしたってあんまりだ。
だから目を覚ました時に思わず勢いよくその場で跳ね起きてしまったのは仕方がないと思う。
結局動く死体どもから距離を稼ぐのに何度末路を辿ったのかは数えてない。
少し離れてなんとか腐ってはいないまともな人のようなモノを見かけて助けを乞えば、すぐさま引き倒され着ていた衣服は引き裂かれ、下卑た欲望で貪られた。この時自分の性別が女であることを知った。
行為の最中増えていった男たちに囲まれ、こちらのことを欠片も考えないただ穴として使い続けられた私は当然幾度となく終わった。
目を覚ませばそこらで墓を荒らしてる男たちは目敏く目覚めた私に群がる。
私は墓じゃないんだぞ。
終わってはまた始まるただただ自分の穴に棒を突っ込まれるだけの摩擦行動が延々と繰り返される。
すえた臭いに話の通じぬ人型。欲望で貪られてると思っていたがただ本能でそう動いてるだけ。
見てくれがまだまともなだけで結局はあの亡者どもと変わりはないな、とただ使われて終わるまでのわずかな時間でそんなことを思っていた。
そんな益体もない逡巡すら朧げになった頃、突然の浮遊感と共に暴かれた墓穴に放り出された。
目の前に覆いかぶさっていたモノは細切れになって辺りに飛び散っている。
何かに圧し潰されていない空気感というものを久しぶりに感じて少し心地よかったが自分の体内の異物はそのまま残ってまだびくびくと自己主張をしているからそれは殊更気持ち悪かったな、と今でもまだ思い出せる。
ふと久しぶりに開けた視界に前を向いてみれば6本の腕に4本の曲刀を携えた異形がそこにいた。
今まさに墓という在り方を暴かれた穴に投げ出された私という異物に四つの刃が滝のように降り注ぐ。
刺され、穿たれ、バラバラに飛び散っていく中で私は自分がはじめて死ぬのではなく殺されることに恐怖を覚えた。
泣き叫ぶ暇もなかったのは幸いか。
ただただ作業のようにぐちゃぐちゃにされた私はその燃え滾るような殺意がたまらなく恐ろしかった。
目が覚めた時には思わず恐怖に流されその場で叫びだしそうになるのも体が飛び起きようとするのも抑えた。
必死に息を殺し辺りに気配がないかを探りとにかく音を立てずこの墓場という名の地獄から逃げ出す先を探し求めた。
貪り喰われるのは痛くて嫌だった。
穴として使い潰されるのも中身事蹂躙されるのが不快で痛くて嫌だった。
それよりなによりあの墓を暴くものを蹂躙するあの機構にまた殺される事だけはたまらなく嫌だった。
辺りに残っている肉塊を見れば察せる。
また出会ってしまえば次も同じく綺麗に一瞬で私は飛び散る事だろう。
あれにだけは、慣れたくなかった。
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「ねぇビル。私の名前、決まった?」
「うぅ~ん……ぼくとしてはもうナナシさんで定着してるんですけどねぇ。」
食後の一服にお茶を啜りながら彼にそんな事を問う。
私はリポン大聖堂の入り口に倒れているところを彼……トカゲのビルに拾われた。
自分の名前は覚えておらず、わずかな記憶も散り散りで。
なにより生きるという事が希薄だった。
幾度となく迎えた末路はどれも凄惨で、どれもが思い出したくもない地獄で。
ただ一度だけ、明確に処理をされたあの一度だけが本当に恐ろしくて。
彼──最初は彼女だと思っていた──は蛇神の巫女を自称した。
小奇麗な格ワンピースドレスに身を包んだ得体のしれない女を蛇神の祭壇へと迎え入れ、今のように一杯の紅茶を差し出してくれた。味は正直、ひどかったのだが──
「そうだね、私みたいな得体のしれない見てくれだけのハリボテに名前なんておこがましいよね。無理言ってごめんね。捨てないで。」
「いやいやそこまで心をえぐるような罵倒ぼくしてませんよね!?え、とりあえずーでナナシさんって呼んだの実は根に持ってます!?」
少し唇を尖らせてそんなことを言えばすぐさま打てば響くような返答が返ってくる。
無造作に終わる雑な「使われ方」をしていたあの時に比べれば嘘みたいな穏やかな時間。
「ごめんね。ビルが可愛いからついつい困らせたくなって。でもちょっと根に持ってる。」
「……もーっ!!そんな事言ってもぼくは騙されませんからね!!適当に考えてごめんなさい!!」
彼はちょろいので可愛いと言えば大抵なんでも許してくれる。
実際可愛いので言い得である。
無数の蛇が部屋を這いまわり、私の体も這いずろうが
祭壇に祀られている得体のしれない見えないほどの高さに伸びたナニカに見下ろされていようが
この部屋で彼と過ごすこの時間は信じられないほど幸福で。
この時がずっと続いてくれればとそう願っていた。
この祭壇には基本的に私と彼とひしめく蛇の群れとヘビガミサマくらいしかいない狭い世界だが、極稀に客人が来ることもある。
来るのは大抵意味の分からない鳥頭なのだが。
鳥頭はひとしきり鳴いて羽を散らせば帰っていくので害はなかった。
最近ここに通うようになった「アレ」が私と彼の歯車を狂わせたと今は思う。
始まりはなんてことはなかった。
虚ろな目で「アリスはどこだ?」と抑揚のない声で問い掛けたアレは外の亡者に比べればマシだがその内似たようなモノに成り果てるだろうな、とは思ったが意思の疎通を図るだけ相当マシであろうと思えた。
それからアレはよく訪問してくるようになった。
蛇神の信仰をはじめ彼の前で祈る姿は様になっているように見えた。
私は姿をできるだけ隠して二人の様子を伺っていた。
はじめてアレが訪れた時、私は情けなくも体が竦み、彼の背中に身を隠してまったく動くことができなかった。
数々の末路を辿ったこの身はもはや彼以外の男を見るだけで情けなく震えあがり怯えるだけの出来損ないと成ってしまったようだ。
だからアレが来た時はすぐさま祭壇の柱に隠れ様子を窺うようになった。
はじめは彼はアレに対して邪険にはせずともそこまで気にしてないように見えた。
アレが蛇神の信仰をはじめてからは同族意識のようなものが芽生えてるのはなんとなく理解できた。
ある時アレが彼を抱きしめその唇を奪った。
アレが発する言葉は私には「アリスはどこだ?」以外とんと理解の及ばないうめき声しか聞こえないが彼とは会話が成立している様子を見るに「何かそういう雰囲気」はあったのだろう。
それからは彼がアレの事を話題に上げることが増えた。
敬虔な信者である、と。
男らしくカッコイイ、優しい、素敵だ、と。
だから私は
「ビル、あの人の事が好きなの?」
アレと彼の中は急速に深まったように思う。
なるほど、彼は敬虔な信者なのであろう。
定期的にこんな祭壇に訪れては蛇神へと祈りを捧げ、虚ろな表情のまま彼との会話を弾ませ(ているのだろうという想像だが)、彼と唇を睦びあい、今彼は跪きアレに奉仕をしている。
そこかしこをぎょろぎょろと見渡すように浮いている眼球はアレが来るといつもアレだけをじっと凝視している。冒涜的な出歯亀もあったものだと思いながらも、私もアレに奉仕する彼から目が離せなかった。
最近彼が物思いに更けることが増えた。
頬を赤らめ微笑んだかと思えばひどく不安そうな表情を浮かべる事もある。
「ビル。何か悩み事?」
アレを思って百面相をする彼に思う所はあったが、そもそも彼の背中を押したのは私みたいなところもある。正直腸が煮えくり返るような思いはあるのだが、彼が幸せであることが何よりも優先される。アレと添い遂げることが彼の幸せであろうことは疑いようもない。
だから私にできることはまた彼の背中を押してあげる事だろう。
「……ナナシさん。……ぼく、○○さんにきちんとぼくは男だって伝えようと思うんです。 でも、それで拒絶されたら、そう思ったら足が竦んで……!」
俯いて拳をぎゅ、と握りしめる彼。
「○○さん」とはアレの事だったか。
私は彼を抱きしめる。
「どうして拒絶されるの? だってビルはこんなにも可愛いのに。」
「で、でも……男が男を好きだなんて……!」
「どうして?ビルがあの人を好きなだけだよ。 たまたま男同士だっただけ。」
「……ぼくはあの人を好きでもいいんでしょうか?」
「自信を持って。ビルはこんなにも可愛い。」
彼の耳元で囁く。あなたは可愛いよ、と。
彼を抱きしめる。あなたは素敵だよ、と。
不安に震える彼をかき抱き、どうか彼の恋が叶いますようにと、乞い願う。
彼に今の私の顔は見せられないから。
耳元で囁けば、かすれた声など気づかれないだろうから。
あれから数日、生来の明るさを取り戻した彼はまさに恋する乙女といった可愛さ、華やかさを取り戻していた。
アレのここが好き、ここが素敵、こういうところに憧れる。アレのためにお弁当を作ってあげたい。
そんな希望を話してくれるようになったので私はうんうん、と相槌を売ったり、ちょっと弄ってみたり、彼の恋する姿を可愛いよ、と鼓舞してみたり。
そしてついにアレが再訪した日。
「大丈夫。ビルはとっても素敵で可愛いよ。」
と、それだけ伝えて、私はいつもより奥の柱に引っ込んだ。
結果として彼はやり遂げた。
自らの秘め事を想いを乗せて思い人へと伝え、受け入れられた。
ここに彼の恋は成就したのだ。
立ちはだかる障害を葛藤して思い悩んでそれでも真っ直ぐ突き抜けた。
だから喜ぶべきなのだ。彼の想いが届いたことに。
彼が思い人との逢瀬を悦ぶ姿を、彼があげる可愛らしい嬌声を、彼が私には決して向けない媚びたような声で奉仕する姿を、彼が思い人と結ばれ、突き上げられ、獣のような声をあげる姿を。
だってそれらは、彼が望んだものだから。
あれから幾日か。
彼と結ばれたアレに私は初めて彼に隠れず面と向かって挨拶をした。
彼を大事にしてほしい、泣かせたら許さない。そんなことを伝えたと思う。
相変わらず言っている事の要領は得なかったが、彼をよろしくお願いします、という言葉には頷いていたからきっと伝わったのだろう、と思う。
終わってしまったのはそれからすぐだった。
その頃は彼がアレに弁当を作って渡すことを画策して毎日作るようになっていた。
アレは毎日来ているわけではないから、来なかった日のお弁当はその日の夕餉に回される。
「ビルのお弁当、本当にすごい美味しい。見た目も綺麗に盛り付けてあるし愛情が溢れ出ちゃってるね。」
「あ、愛情とか何を言ってるんですか~? ま、まぁ?当然たっぷり入ってますけどぉ……❤」
お弁当を作り始めてから毎日こうして褒めてるのにこんなに可愛い姿を見せてくれる。彼からこんなにも愛されてるアレは本当に果報者だろう。
ついに彼が弁当をアレに差し出した日。
それが終わりの始まりだったのだろう。
「……ふっ! ……ぐぅっ!!」
アレが私を組み伏せ腰を振っている。
『少し弄ってやっただけで随分と滑りがよくなるじゃないか。こんなに具合のいい穴を隠しておくだなんてビルも存外人が悪い。』
「ふざ…けるな……っ!! わたしと…ビルはそんな関けいっひぃ❤❤❤」
アレの下卑た言葉に言い返してやろうと思えば乳首をねじり上げながら思いっきり奥を突かれ、自分でも聞いた事のないような声が漏れ出る。
不思議な事にアレが私を犯そうと組み敷いた瞬間、意味が理解らなかったアレの言葉が理解できるようになった。こんなに饒舌に下卑た言葉を並び立てる下種だったなどと知りたくもされたくもなかったのだが。
『少し口うるさいところが難点だが奥を小突いて突起を弄ってやれば新鮮な魚にように体を跳ねる。 喘ぎながらも反抗的なのはこれはこれで乙なものか。』
言いながらアレは私の全身を好きなようにこねくり回す。感じたこともない感覚に出したくもない声を上げさせられ、その間も絶えず奥に打ち付けられる肉棒が最奥を何度も何度も擦り抉る。
強制的に昇らされる。
「ふぎっ❤ やだやだ❤ やめっ❤ このっ
暴力的な快楽に上擦らされる自分の声が自分から発せられてる事を信じたくなくて。
組み伏せられてから初めて饒舌に語るアレの声を聞いた気持ちの悪さが本当に耐え難くて。
『そろそろうるさいな。』
アレはそんな言葉を吐きながら、何のことはないように首に手を回し力を籠めた。
「~~~~っ❤❤」
呼吸ができない。なんとか拘束をゆるめようとアレの手を掴み力を籠めるがびくともしない。
だというのに腰を打ち付けられるたびに与えられる快楽の波はどんどん強くなって。
ついには耐えられず一突きごとにプシップシッ、と潮を吹き絶頂させられる。
勢いは緩まない。息は出来ない。声すら出せないほど強く締められた首にかけられた手は緩む気配もない。
頭の中で常に何かが弾けるような感覚、勝手に体中が痙攣し口の端から泡も吹いている。
『おぉぉ、締まる! 騒音は元から断てとはよく言ったものだ。 気道を閉めてからの膣の吸い付き、子宮で精液を啜る最高級のバキュームオナホのようではないか!』
そろそろ意識を保てなくなってきた。もはや視線を自由に動かす事すらできずに勝手に上がっていく視界。
それで私は見てしまった。
瞳に涙を溢れさせながらその視線にただただ燃え滾るような殺意を乗せて私を見つめる彼の姿を。
「……ぉ゛っ❤❤❤❤」
『ぐぅぅぅぅ!! 今日一番の締め付けだ!!出るぞ!!そのまま逝き死ね!!命で精子を吸い尽くせ!!!』
その視線を認めた私はその日、いやそれまでで一番の絶頂を迎え、これまでで一番最高の最低な
目が覚める。
がば、と起き上がり周りを見渡す。
乱暴に扱われ扱き穴として使われた体は傷一つ残っておらず、乱暴に破り捨てられた服も元に戻っている。
なるほど久々だな、と。 感想はそれだけだった。
最初の頃はただただ恐ろしく、慣れた頃には早く終わってくれと、そして純粋に恐怖を覚えたあれだけは繰り返すまいと忌避していたこの感覚は、彼と出会い平穏に埋もれた。
平穏の中にも幾度か訪れたそれは別に
なんなら今を除く直近のそれは梯子から落ちた彼からと地面に齎されたもので。彼の助けになれたのだ、と少し誇りに思ったくらいだ。本気で叱ってくれた彼には流石に言えないが。
アレの姿はすでになく、彼は祭壇へと跪き、祈りを捧げているように見える。
「ビル。」
彼の背に近づき、声をかけるも無言。
「ビル?」
キィ…キィ…という音だけが響く空間に何か言いようのない怖気のようなものを感じ、彼の肩に手を置きながら再度呼びかける。
その瞬間、凄まじい力で手を振り払われ、あまりの勢いに私は尻もちをついてしまう。
そのまま彼を見上げれば、
「とっても気持ちよさそうでしたねぇ~~~? ○○さんにあんなにも愛されて! 獣みたいな声を上げて! お潮もびゅーびゅー! まるで噴水みたいでしたねぇ!?」
燃え滾るような憎悪の視線。唾棄すべき邪悪を前にしたような拒絶の眼差し。
「○○さんはまた来るそうですよ!? 『あんなに具合のいい穴は久しぶり』だそうですよ!? 『壊してしまったのは残念だ』って言ってましたから教えてあげましたよ!! どうせ一日もすればまた使えますよと!!! 『それじゃあまた来る』と!!!」
彼が私に覆いかぶさる。 彼の両手が私の首に掛かる。
「ぼくは○○さんと恋人になったのに!! ぼくのお弁当は打ち捨てられたのに!! どうしてあなたは使われた!? どうしてあなたは惜しまれた!?」
彼の両手に力が籠められていく。
彼の指が私の首に食い込んでいく。
彼の瞳が、指先が私の息の根を止めようとしている。
「名前がほしいって言ってましたよねぇ? あなたなんて【淫売】です!! 上等すぎる名前でしょう? オナホと呼ばれたあなたにお似合いですよぉ!! 本当なら外に打ち捨ててしまいたいところですけど○○さんがあなたを使いにここに来てくれてる間は置いておいてあげますよぉ。」
首を絞める力が緩む。 私は呼吸を求めて荒く息をつく。
食い込んでいた彼の指と手のひらがまだ触れているような感覚。これは痕が残っているだろうか?
「ビル。」
「なんですかぁ? あまり気安く呼ばないでほしいんですけどぉ? ナナ……【淫売】さんなんてただの○○さんのコキ捨てオナホ穴なんですからぁ。」
「素敵な名前をありがとう。」
私は名付けてくれた彼に私ができる最高の笑顔で感謝を告げた。
「っ!?……ふ、ざ、けるなぁぁぁああああああああああああ!?!?」
激昂した彼はまた私の首に手をかける。
「……ぎっ!? ビ…ル……待っ……」
これはいけない、次こそ本当に死んでしまう。死んでしまえばすべて元通りになってしまう。彼から
なんとか抵抗を試みて彼の手に私が自分の手を重ねた瞬間、彼の表情は抜け落ちた。
能面のような無表情で、指先に籠める力はどんどん強くなる。
「…あっ…がっ…っ…!」
締まるどころかこのまま捥げてしまいそうだ。普段の彼からは信じられないような凄まじい力が私の首に圧をかけている。
「どうすれば○○さんはぼくを好きになってくれるんでしょう? どうしたらぼくも○○さんに『また来る』って言われるようになるんでしょう?」
ギチギチ、と力が籠められていく。そういえば食いちぎられたり引き裂かれたりはしたけれど、
「どうやってあなたは○○さんに『また』と言わせたんですか? おしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておせーておせーておせーておしぇーて」
私の首の骨が折れたのは、彼の下敷きになった時だけだったな。
「教えろ。」
グキリ、とくぐもった音が無数の蛇がひしめく祭壇に響いて、私は
目を覚ます。
最初に視界に入ったのはこちらをのぞき込むアレだった。
控えめに言って気分は最悪だ。今すぐこの世から消えてほしい。不快だ。今すぐ死ね。
「ね? 綺麗になってるでしょう? 少し時間はかかりますがいくらでも使い放題、壊し放題、殺し放題ですよぉ。」
彼がアレに笑顔で語る。 私という道具のプレゼンテーションか。
『なるほど、便利だ。』
アレが彼の頭を撫でながらそんなことを呟く。
アレに撫でられた彼は今にも蕩けそうな視線でアレを見つめている。
「はい、ご自由に使ってあげてください! 彼女は【淫売】ですからきっと喜びますよ!! それでぇ……飽きたらぼくにもお情けをくださいねぇ?」
『ビルは恋人だろう? お情けなどと言わずきちんと愛してやるさ。 だが今日はあの便利なのだけだ。』
「そんなぁ!? ど、どうしてですか? ぼくのこと嫌いになっちゃったんですかぁ……?」
『あんなに具合のいいオナホを恋人に隠していたのは許せないな。しばらくお預けだ。』
アレにそう言われた彼はこちらを思いっきり睨みつける。
そんな彼を捨ておいてアレはこちらへと近づいてくる。下卑た視線を隠しもせずに悠々と歩いてくる様は不快の一言だ。
私はこれからもアレにいいように犯し尽くされ獣のように無様な声を上げ続ける道具として便利に使われるのだろう。
でもその時は彼は私だけを見ている。彼が恋したあの時から、私を写さなくなった瞳がこの時だけは私だけに染まっている。
彼が私を道具として差し出し、そんな私が使われている様を余すことなく見てくれるのだ。
だから私は行為中、彼に笑顔を向ける。彼が
アレに悪態をつき、アレによがり狂わされ溶けるような声音しか囀れなくなろうとも精一杯の罵声を浴びせ続け、アレが満足するように体で、腰で、道具として応えてやろう。
そうして満足してアレが去れば彼が私を
私は根に持つタイプなのだから。
昔からこういう話を書いてくれって言ってたのに誰も書いてくれなかったんです。
俺、悔しいです!!
だから書きました!!!!!!!!!
タイトルは詐欺じゃない?って思ったけど何がぐちゃぐちゃになったのかは明記してないから大丈夫だな!ヨシ!!!!!!!!!!