端的に還元すれば、全員集合♪
冬となった中華。寒くなっていき、作物が育ち難くなる季節でもあり、不作や狩りなどで獲物が獲れなくなっていたが、そんな中でマルスは何やら仕事を手早く終わらせては、何やら準備に追われていた。
「マルスってば、最近何をしているのかしら?」
「街に出て何かと作業をしているようね?……何か催しでもあるのかしら。“ばれんたいん”に“はろうぃん”、“海”、とても楽しかったわ。」
「なぁ!?う、海!?我が夫と、海……ですって!?」
華琳の言葉にモルガンが激しく反応し、華琳が嘲笑うように微笑む。
「あら、“自称”お妃様はマルスと海にも行ってないの?それは残念ね?“私たち”は、みんなで楽しんだのに、残念だこと。ふふふっ♪」
「くっ……!だ、黙りなさい。それ以上は口縫いますよ?大体、私は貴女達のような」
「……何だ?忙しいか?」
扉を開けてマルスが入ってくると、蓮華が歩み寄っていく。それを見たモルガンが歯軋りをするが、マルスは構わず席につく。
「マルス、どこ行ってたの?忙しいのなら、何か手伝えることはある?」
「まぁな、新年の準備やらクリスマスの準備やらで大忙しだ。色々忙しいから、出来ればみんなにも協力してもらいたい。」
「新年の準備?くり、くりす?」
「クリスマスだ。簡単に言えばこの時期にバーヴァン・シーやジャック、メリュジーヌや鈴々達や子供らに贈り物をする日だ。あとは、甘いものやら鶏肉でお祝いする。食料などは足りるように用意してある。」
「我が娘への、贈り物。何と愛に溢れた御祝い事なのでしょう。分かりました、ならば全力でやりましょう……!!」
「面白いじゃない。中々楽しめそうね。」
「確かに、悪くはないわね。私達も頑張るわ!」
その言葉にマルスは微笑んで頷き、翌日にはマルス達は男女関係なく、全員を広場に呼び出した。マルスの隣にはメリュジーヌとバーゲストが控えている。
「よし、それじゃあ今から森に行くが、この時期は熊とかも出る。山賊も出るから油断しないように。」
「マルス様、森行って何するんです?まさか果物でも採るんで?」
「いや、樹を伐りに行く。1本な?」
「「「「「樹?」」」」」
「そうだ。これには俺とバーゲスト、牛金に焔耶、それに季衣と春蘭に来てもらいたい。そこで伐った樹を飾り付け用の飾りで彩る。それは鈴々や香風、ジャック達に任せる。食堂には流琉、豊、ブーディカ、オルタ、頼む。他の面々は周辺の村々に兵達と廻って祭りやるから来るように伝えてくれ。んじゃあ行くぞ。」
「はっ!」
「冬の祭りかぁ、楽しみだなぁ!」
その後、班分けをされた面々はそれぞれ割り当てられた持ち場へと向かうと、そこにいるマルスの分身から指示を仰ぐ。
途中、食堂で料理をしていたブーディカ達の料理を季衣や鈴々、美以やシャムらがつまみ食いしようとしたが、防衛班(オルタとスカサハ)に止められ、阻止された。
そして、森から切って持って帰ってきたのは、中々に大きな樹で虫などを綺麗に片付けてから、璃々や季衣、メリュジーヌやジャックやバーヴァン・シーが飾りつけを行っていき、最後に璃々が樹の天辺に星の飾りを付けると、質素だった樹があっという間に豪華なクリスマスツリーへと変貌した。
「よし。だいぶ様になったなぁ。」
「しかし、マルス様。これではただの飾られた木ではないですか?この様なもの無くとも。」
「春蘭、夜まで待て。夜にはこいつが化けるからよ。」
「「「「化ける?」」」」
「おう。」
マルスがそう言って微笑むと、マルスは第2の準備に入った。
マルスは女性たちにミニスカートかつ露出の多い赤と白の服を着てもらったのだ。
「ご、ご主人様。この服、少し裾が短いよ?おっぱいもお尻も見えちゃいそう……❤これなんて服なの?」
「それは、サンタクロースって奴の服だ。」
「ちょぉっと過激ですけど、私、好きですよぉ?旦那様ぁ、如何ですか❤?」
「の、穏……❤お前なぁ……!あとで、鳴かすからな!」
「さて、今日は夜になったら子供らから要望で用意した、この“プレゼント”……贈り物を配りにいく。その為に今からみんなで各地に広がって贈り物をするから気合い入れるように。その後は“お楽しみ”も有るからな。行くぞ!」
「「「「おおおおおおおおおおおおおっ!!」」」」
その日の夜、飾り付けた巨大ツリーが爛々と美しく光り輝き、夜の大陸を照らした。
その光を見て、安堵して眠る子供達の枕元に恋姫や英霊達がそれぞれの贈り物を置いていき、静かに立ち去っていく。
その時、空からはしんしんっと小さな白い雪が降り始めていたのであった……。
少し早めにクリスマスネタ!!
コメントなど待ってます!
この小説に続きをつける?
-
はい
-
いいえ