だが、マルスも大概チートである。
マルスが計画を経てた後、先に動き出したのは転生者500人の方であり、すぐに陣形を整えるように朱里、冥琳、華琳が檄を飛ばし、マルスが別動隊として動いていた。
戦略としては3人は一組と将で相手と戦うという戦法であり、それが功を奏したのか、淫からは怪我人は出ても死者は出てはいなかった。
その頃。恋、メリュジーヌと当たったのは軽薄そうな双剣使いの男であった。
「ちぃっ!!くそっ!!?おい、2体1なんて卑怯だぞ!?武将ならサシでやれ!!」
「?お前、さっき“2人まとめて可愛がってやる”って言った。」
「そうだね。まぁ、この程度のやつらに負ける
「このっ!!嘗めんじゃねぇ!!この『ズバッ!!』ぱげっ!?」
「五月蝿い。」
恋の戟の一撃によって1人の転生者は切り裂かれて、命を落とし、そこから徐々に転生者達は押され始めた……。
「く、くそっ!!?お、俺の夢が……!ハーレムの夢が!?『ぐしゃっ!!』ぎゃぺっ!!?」
「らぁ!!!押せ押せぇ!!!押し返せぇ!!こんな訳の分からない奴等に、国を盗らせるな!!!」
「ここは僕たちの国!!みんなで守るんだ!!!!!」
「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!」」」」
◆◆◆
その頃マルスは1人、貂蝉と彼の蘇らせた転生者達によって占領された城の裏門から1人攻め入っていた。幸いにもまだバレてはいないのか、敵はいない。
「(このまま上手く行くとは思えんが……。)ん?ちぃっ。」
ダッ!ダッ!ダッ!
マルスの行く手前に矢が3本刺さり、前を見ると様々な武器などを持った総勢100人の転生者達が待ち構えていた。
「よぉ、化け物野郎!卑怯な手を使うと思ってたぜ?まさか裏口からとはなぁ?」
「……待ち伏せ、いや、大方未来でも視た奴が教えたのか?」
「さぁな。しかしあんたぶち殺せたら“何でも望みが叶う”とは、あの変態筋肉ダルマも良い奴じゃないか。」
「私達の
「お前の夢とかは知らないが戦わせてもらうぞ。換装、
マルスは朱と青の二対の双剣を召喚し、手に持つ。
それはかつて、1人の戦国の世を渡った女勇士の愛用していた双剣であり、マルスにとっての宝物でもあるが、それを知らない転生者は双剣を嘲笑う。
「何だ、そのボロっちい剣は?俺様の聖剣に比べたらボロっち『ズバッ!!』キャベっ!!!?」ドサッ!
「「「「っ!!?」」」」
「おい、何がボロっちいって?礼儀知らないようだから言っとくが……
「く、くっ!!?この!
「借りるぞ……。双剣術“
ズバッ!!バキイイィィィンッ!!!ぼおおおぉぉぉぉっ!!!
「「「「うわあああぁぁぁぁぁぁっ!!?」」」」
双剣に蒼い氷と紅い炎のオーラを纏わせて、向かっていくと50人の転生者達を切り裂き、凍り付かせ、焼きながら倒していき、残りの転生者達と切り合っていく。
「はぁっ!!」
ズバッ!ズバッ!
「ぎゃあああっ!!?」どさっ!
「な、なんだコイツ!!?聞いてないぞ!!?つ、強すぎる!!!?俺のスタンド、ザ・ワールドが効かない!?」
「私の“個性”も……!!?で、でもまだよ!!?こっちはまだ数がいるんだから!数で叩きましょう!!」
「ぶっ潰してやる!!!」
「……まだ諦めないか。仕方ない、やるか。
『グオオオオオオオオオオオオッ!!!』
『ギオオオオオオオオオオオオッ!!!』
マルスの双剣が輝きだし、そこから現れた2体の赤と青の剣と鎧を装備した龍を見て転生者達は腰を抜かす中、1人の転生者はマルスに向かって叫んだ。
「な、何だよ……!!?お前はいったい、何なんだよおおおおおおおおおっ!!!!?」
「ただの欲深い
『『グオオオオオオオオオオオオオオッ!!!』』
「「「「ぎゃあああああああああああっ!!?」」」」
マルスの言葉に転生者達は、ただ叫ぶだけであった……。
◆◆◆
その頃、戦場では淫の軍勢が圧していた。
「はあっ!!!」ズバッ!!
「ぐあっ!!?お、俺の
転生者の1人を倒した愛紗が己が得物の血を拭って、倒した男を冷めた目で見下ろす。
「ふんっ!鍛練が足らなすぎる!ご主人様なら簡単には倒れんぞ。」
「無理もないさ愛紗。主と違い、こやつらは才にのみ頼っている。我らとは違うのさ……それより主が心配だ。早く裏門へ行くぞ。」
「あぁ。分かっている。共に来れる者は着いてこい!!」
「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」」」
愛紗の檄に部隊の者達は後を追い、星、愛紗達はマルスのいる裏門へ向かっていく。
そして裏門に着くと、そこには氷と炎が燻っており、中央にはマルスが双剣を握ったマルスが立っていた。その足元には100人の人間が倒れており、その姿に全員が言葉を失った。
「ご、ご主人様……?」
「……あぁ、来たのか。すまない、驚いたろ。少し手間取った。」
「手間取った、ですか。そうには見えませぬが、まぁご無事で何よりです。」
「あぁ、他のみんなは?」
「は、はい!本陣も、他の者達も無事です!しかし、兵に死傷者が……。」
「そうか……。死者は手厚く弔ってやれ。負傷兵は下げて休ませろ。……一度下がるように伝えろ。」
「はっ!」
マルス達は一度交代することにし、休息を摂ることにしたのであった……。
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