まぁ、今回はエロなしだからなぁ。
その日、中華の大陸は“新年”を迎えた。
都の洛陽、そして淫の首都などでは沢山の出店が並び、皆が活気に満ち溢れていた。
そんな中、恋姫や英霊達、そして淫の女達はいつもとは違う装いをしていた。
「ご主人様ぁ!出来たよ~!」
桃香の声にマルスが部屋の扉を開けると、そこにはいつもとは違う装い……晴れ着を着た恋姫や英霊達がいた。
「みんな、似合うじゃないか。」
「えへへ♡ありがとうご主人様!この晴れ着っての、素敵だね?」
「まぁ、そういうものだからな?」
桃香達の晴れ着は様々な刺繍がなされていた。
桃の花、龍、燕や虎などが刺繍され、彼女達に合わせて作られているので、かなりお高めの価格であるが、マルスはそれを恋姫や英霊、そして女性達に配った。
「しかし、この晴れ着とやら中々に締め付けが。胸がきついですな。」
「そうじゃのう。胸や尻がきつく感じるぞ。」
「「……。」」
星や祭等の巨乳、爆乳勢の言葉に明命や朱里、雛里などが絶対零度の視線を向けており、それを傍目で見ていた男達は縮み上がった。
そんな中、何故か穏達、自身の嫁達の晴れ着姿を見ていた牛金、王平、高翔達は言葉が出ておらず、マルスが見てみると全員が涙を滝のように流していた。
「お、おい。どうしたんだお前ら?そんなに泣いて。」
「だ、旦那ぁ……!水着とか見てきたけどよぉ!この晴れ着も素晴らしいなぁ!!」
「はい!ママ達の綺麗な姿がくっきりと!!涙が止まりません!!」
「ヤバイ、凪の晴れ着姿……!尊い……!」
「師匠達、似合いすぎ!」
「か、可愛すぎる……!」
「そ、それは良かったな。さぁて、ほら!今日は新年なんだ。しっかり楽しんでこい!あ。あとこれ。」
マルスが鈴々やジャック、恋姫や英霊達に小さな袋を渡した。そこにはお金が入っていた。
「お父様、これは?」
「お年玉って奴だ。少ないが大事に使えよ。」
マルスはそういうと、皆から離れていった。
その後、嫁のいる者達やそうでない者達は思い思いに過ごして、楽しい時を過ごしていたが、マルスは1人、ベッドに横になりながら自室の窓から空を見上げていた。
そこへ晴れ着姿の愛紗と蓮華、恋が訪れた。
「ご主人様。」
「なんだ?外には屋台とかあるんだ。好きに遊んでこい。」
「マルスは行かないの?」
「あぁ、たまには良いだろ?俺がいて、畏まったりとかあるの嫌だしな。」
マルスはそういうと目を瞑ろうとするが、それを恋は許さなかった。
「マルス、一緒に、屋台に……行こう?」
「恋、今日は「ダメ……?」」
恋の捨てられた子犬のような目(無意識)に、マルスは小さく息を吐くと、ベッドから立ち上がった。
「分かった。分かったからその目は止めような。愛紗、蓮華、恋。一緒に行こう。」
「っ!は、はい!喜んで!」
「そうね、一緒に行きましょう!」
「嬉しい……。」
マルスはその後、彼女達と共に屋台巡りをしに城下へ向かい、射的や食べ歩き、更には天和達のライブを見て楽しむと、マルスは自然と笑っていたのであった。
「(この気持ち……。忘れてたな、この、嬉しいって気持ち。)」
『良かったね。マルス……。』
「……っ?」
「……マルス、どうかした?」
「いや、なんでもない。(元気でな。そして、ありがとうな……セラ。)」
マルスは、かつての最愛の者を思い出しながらも、今は愛紗達と淫の新年のお祭りを楽しむのであった……。
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