酒は嗜め!
その日、黒こと王平は書簡整理と訓練を終えたので、久々に午後は暇になり買い出しも終えて、食堂へと向かっていた。
「ふふっ!今日は久々に“おむらいす”でも食べようかな。“はんばーぐ”も捨てがたい……。ん?」
「んぐんぐっ!ぷはぁ、中々イケるのぉ?どうだ祭よ?」
「うむ!これは中々美味い!少々辛いが、それがまた後引く!どれ、もう一杯「桔梗ママ、祭ママ?」ん?おぉ、黒坊ではないか!」
「2人とも、昼間っから酒盛りなんて良くないよ?」
黒は桔梗と祭のいる席に座ると、桔梗が艶っぽく笑う。
「ふふっ!何を言うか?酒はわしらにとっての心の栄養なのだ。
それに、これはマルス殿からの仕事じゃ。」
「マルス様から?」
「うむ!今度出す酒に、この“ニホンシュ”という酒を足すらしいのだが、その味見をしてほしいと言われたのじゃ!そのような役得、やらん馬鹿はおるまい?」
「マルス様……。この2人に酒は駄目だって……まぁいいや。飲み過ぎないようにね?「まぁ座れ。」『むにゅっ!』はうっ!?」
桔梗に抱き寄せられ、豊満な谷間に埋まる黒。
谷間から香るほんのり甘い匂いに、内心だらしない笑みを浮かべながらも堪える。
「せっかくじゃ、わしらが口移しで呑ませてやるぞ?」
「え!?く、口移し……!……!?だ、だだ、ダメだよ桔梗ママ!そんな、いくら仕事でもお酒なんて……それに、僕はお酒が得意じゃないって知ってるよね?」
「だからこそじゃ……黒よ。今後わしが口寂しいときにお前と一献交わすためじゃ。
お主は酒の席では、すぐに帰ってしまうであろう。今後はそういった席にも慣れねばのう♡♡?」
「そうじゃぞ黒坊。だからわしらに身を任せるのじゃ♡♡!」
「2人とも、まさか……僕を酔わせて襲う気?」
「「気のせいじゃ♡♡♪」」
明らかに肉食獣のようなめをしながら、舌舐めずりをする桔梗と祭の爆乳に挟まれながら、黒は大人しく酒を飲むことにした。
小さなお猪口に注がれた日本酒の匂いに、黒は軽く小首を傾げる。
「(匂いは若干気になる。まぁでも一口くらいならいいかな?)」
「どうした黒よ。軽く舐めてみよ?美味いぞ?」
「う、うん。『ペロッ』~~っ!!!?な、なにこれ!!?」
黒は日本酒を軽く舐めただけで、その独特な味に驚いてしまうが、酒は溢していない。
「はっはっはっ!!黒坊には大人の味じゃったかのう?
じゃが、これが癖になるんじゃ!」
「少し辛いが、その後に来る果実の香りがたまらん。」
「ママ達、よく飲めるね?」
「ニホンシュ、は無理でも“カジツシュ”ならイケるのでは?」
「?果実を使ったお酒かな?」
「そうじゃ。ほれ、この林檎を使ったモノを飲んでみるといい。」
祭が手渡してきたのは、林檎の絵柄がある酒瓶であった。
黒はお猪口に注ぐと、警戒しながらも果実酒の匂いを確かめる。
「(あ、良い匂い。美味しそうな甘いスッとした匂いがする……。)『ペロッ。』あ、これならイケるかも。ごくっ。」
その瞬間に黒は顔を真っ赤にして、意識を失って倒れてしまう……。
その後、桔梗と祭は紫苑と風鈴に散々に怒られたが、黒は目を覚ますまで紫苑の柔らかな膝枕で寝ていたのであった……。
こんな感じです。
時々エロも混ぜます。
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