また、趣向が前回の外伝のものと似よっていますので、悪しからず。
望月穂波には弟がいる。彼は今まさに反抗期の真っ只中であり、何かとお節介を焼いてくる姉の存在が鬱陶しく思えていた。実際は照れ隠しに過ぎないが、本人が自覚するにはまだ時間と成長が足りない。
そんな彼の遊び相手の一人が、姉の彼氏である衛藤七緒という人物。姉より背が低く、頼りない存在かと思っていたが、男同士でゲームの趣味が一致したのも相俟って、すぐに打ち解けることが出来た。お節介な姉をある程度抑止してくれるのも大きく、いつしか七緒兄と呼ぶようになってく。
そんな関係が続いたある日、親が外泊でいない時に七緒がお泊まりに来た。夜遅くまでゲームに勤しんだ二人はやがて眠りに着くも、弟である彼が夜中にトイレに行くため起き出すのはごく自然な事。しかし、その日の夜は異常だった。
「はぁん! だめぇ、これ、感じちゃう……♥️」
姉の部屋から響く聞いたこともない声。それは紛れもなく姉のものだが普段の優しいものではなく、獣にも似た呻きと歓喜に満ちた叫び。クチュクチュと濡れる音も響き、その発生源を確かめるべく姉の部屋を覗いた。
「七緒君の、指ぃ、凄いのぉ♥️」
そこでは四つん這いになった姉の臀部に指を突っ込む七緒の姿。本来なら性的興奮を覚えるはずで、性教育も済み女性器について習っているはずなのだが。
「(凄い。姉ちゃんが七緒兄のされるがままになってる)」
自らに存在しない物の存在を理解できることもなく、また性行為についても言及されなかったことから、この手の知識は皆無に等しい。ただ、慕う存在が疎ましく思う相手を手懐けている光景だけが目に写った。そして、それを把握されているからこそ穂波は七緒にとって強く出られないのだとも。
尿意と眠気からその場を離れ、トイレを済ましてから再び部屋に戻った彼は、先ほどの二人の行為について調べることにした。
純粋な憧れは時として本質を狂わせ、誤った認識は検索結果を歪ませる。七緒が指を入れていたのは臀部ではなく股下、膣であることにも気付かず、そして幼少期特有の検索履歴から性行為に関するものは弾かれる。そうして行き着いたのは、今は無き悪戯である「カンチョー」であった。
「これで、姉ちゃんを追い払えるよね」
こうして穂波の知らないところで対抗策を得た弟は、早速実践に移るのであった。
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翌朝。七緒と穂波は既に朝食の準備を終えて弟が揃うのを待っている。当然昨日の行為を見られていたことなど知るよしもない。
「ちょっと待っててね、わたし呼んでくるから」
「うん」
断りをいれて弟の部屋へと入る穂波は未だベッドの中にいる弟に声をかけた。
「ほら、起きないとご飯冷めちゃうよ? 七緒君も待ってるから」
「もうすぐ起きるから、もう少し」
「もう、そんなこと言ってたら大好きなホットケーキ食べちゃうよ?」
最後まで抵抗を見せる弟に軽くため息をついてその場に背を向ける。しかしそれは彼にとって紛れもない反撃のチャンスであり、警戒しない穂波は格好の的だった。
「うりゃ」
「ひゃん!」
人差し指がお尻に突き刺さる。と言ってもスカート越しでは入り口に掠める程度でしかない。しかし夜の営みによって敏感だったこともあり、あの時と似たような声をあげる。
「も、もう、悪戯はダメだよ!」
「はーい」
顔を赤らめながら足早に退散していく姉の姿を見て確かな手応えを感じる。これならお節介な姉を追い払えると。こうして弟は日々の仕返し兼、悪戯として穂波に対抗する術を身につけた。
ある時は朝の洗面所が姉に先を越されている時に。
「おりゃ」
「ひぃん!」
ある時は洗濯物で両手が塞がっている時に。
「せいっ」
「んふぅ!」
ある時は家庭菜園に勤しんでいる時に。
「とうっ」
「あひぃ!」
繰り返すほどに姉の反応はあの日の夜へと近付いていく。しかし一方で穂波の方も困り果てていた。反抗期ゆえに悪戯をしたい年頃なのはわかるし、これでも可愛い弟だ。強く叱ることも出来ず、加えて親が見ていないところでの実行であるため自然とバレる可能性も薄い。
最近は背後から近付かれる際に手でガードしたり、極力後ろを見せないようにして対策している為、被害は減っていた。しかし根本的な解決には至っていない。
そんな悩みを唯一安全なトイレで用を足しながら巡らせる。ここならば乱入されることもなく、後ろから襲われるはずもない。そんな彼女が思い悩みながらも便座の横に手を付けば、トイレシャワーが作動する。
「んっ♥️ ちょっ、と、これ、だめぇ♥️」
日頃の悪戯によって刺激され続け、今度はピンポイントな水流が虐めてくる。焦る彼女はすぐに動作を停止させたが、刻み込まれた快楽は簡単に拭えるはずもない。
「あぁん♥️ アナルで、感じちゃう♥️」
最後にトイレットペーパーで拭く際もその快楽から逃れることは出来ず、普段よりも時間がかかってしまう穂波。意図せぬ彼女の『開発』は着々と進んでいる。
そんなことなどいざ知らず、弟もまた姉に対するガードの固さに思い悩んでいた。最初は対抗策として身につけたものの、今や悪戯になり果て反応を楽しむものとなった為に新鮮な反応を得られずやきもきしている。
背後を取れたとしても腕や指の短さから間合いを詰める必要があり、それまでに守られてしまい意味をなさない。指のように細長く、子供でも扱いやすい上に、遠くからも刺激できる棒のような物が必要であった。
それは意外にも姉の部屋から簡単に見つかった。穂波のドラムスティックである。長さも強度も十分で指のような先端部分。複数本あるうちの、最も長いものを掠めとりその機を待った。
またある日の、両親が外泊に出掛けた時。七緒と共に穂波は演奏を合わせていた。弟も姉がバンドに入っていることは知っているし、練習風景は見慣れたものだが七緒を姉に取られてしまい、駄々を捏ねるも返されてしまう。そんなお返しにと計画を実行に移すのであった。
「あ、弟君ごめんね。もうすぐ終わるから」
「うん、だからもう少し外で待っててね」
「僕もすぐ終わるから大丈夫」
小さな丸椅子から溢れる姉の臀部は格好の的。背中に隠し持っていたドラムスティックを手に、無防備な谷間へと突きを繰り出した。
「これでも食らえ!」
「あっ、ちょっと!」
七緒の制止の声も空しく、その先端が穂波の後ろの穴へと触れた。
グリッ!
「お゛っ♥️」
あまりの刺激に加えトイレシャワーの件で快楽まで覚えてしまった為に腰が跳ねる。未知の感覚は腹の奥から捻り出された声として惨めに響き、隣の彼氏を硬直させた。浮いた腰は前へと流していたスカートを元の形へと直す。
「あれ、お姉ちゃん黒いの履いてる。珍しい」
「や、見ちゃだめだよ……」
「まぁいいや。もう一回!」
グリグリッ!
「んほぉ♥️」
姉とはいえ下着の存在に興味のあるお年頃である弟は、そのままドラムスティックでたくしあげ、中身を確認しつつも再び穴をほじくる。スカートという守りを失いショーツも巻き込んで本格的な快楽が襲いかかった。
本来なら潤滑油も何もない場所で痛みを伴うだけなのだが、偶然にも七緒と二人きりという状況で期待してしまい、ショーツの中は既に濡れぼそっている。幾度の座り直しによってそれは満遍なく行き渡り、互いの都合がいいようになっていた。
「ちょ、弟君ダメだよ!」
「あっこら七緒兄、勝手に引っ張ったら……!」
ここまでくれば流石の七緒も仲裁に入る。彼女がどれだけ喘いでいようとこれ以上は不味いので、取り上げる為に棒を引く。手を引かれすっぽ抜けるも先端は未だ穂波の穴を向いており……
ズプッ!
「お゛っほぉおおおお♥️」
──プッシャア♥️
ビーズのように膨らんだ部分が見事に突き刺さる。それが最後のトドメとなり、穂波は畳の上に屈した。その場には潮の水溜まりが形成され、そんな光景に自分のせいで酷いことになったのだと弟は恐怖を抱いた。
「お、俺は悪くないからな! 七緒兄のせいだからな!」
そうして部屋を飛び出していく彼と、取り残された二人。とりあえず彼女の尻に突き立てられたそれを抜く必要があった。
ヌポッ
「お、ふぅ♥️」
──ピュッピュッ♥️
"返し"によってまたもほじられてしまい、抜く時も潮を吹く。尻を突き出したままの穂波はあまりにも無防備で、何より準備万端であった。しかし七緒にとっての興味は愛液滴る場所よりも入念に開発された新しい場所への向いている。
彼女の勝負下着である黒いショーツをずり下ろし、むき出しになった穴へと自らのイチモツをあてがった。本能に近い刺激で半ば意識が飛んでいる穂波も腰を震わせる。
ずぷぅうう!
「んおっ♥️ おっ♥️ おっふぅ♥️」
挿入と無意識に近い喘ぎ声だけが漏れ、穂波の思考は後ろに支配されていた。
「(尻穴でイく♥️ 弟君にカンチョーされて、シャワーでされて、ドラムスティックでブッスリ♥️)」
「(最後は七緒君の、おちんちんで♥️ ケツマンコ……ズポズポされて♥️ イく♥️)」
幾多の性行為の果てに連想するワードは淫らなものが増えていく。それだけ彼との肉体関係は進んでおり最早自らの淫乱さを隠すこともなかった。
「イきますよ、穂波さん! 全部、出しますからね!」
「いい、よ、おっほ♥️ イって、イって♥️」
──ドビュルルル!
「んんんんんっ♥️」
手加減の無い射精の勢いに腰を震わせる。孕む危険がないのを良いことに堪能する彼と、注がれる度に便意がお腹に巡る彼女。一通りを終えてトイレに駆け込めば、白濁色の粘液が淫らな音と共に閉じきらない下の口を通り抜けていく。その都度膣からは愛液が滴り落ちた。
「流石に、出しすぎだよぉ♥️」
力尽きたように腕をおろす彼女の手に、再びシャワーのボタンが触れる。ノズルは正確に狙いを定め、細くも力強い水の噴出が襲いかかった。
「お゛っ、ぉぉおお♥️ またイく、ううううん♥️」
未だ終わりの見えない穂波の開発。そんな淫らな声は七緒の元だけでなく、部屋を後にしていた弟の耳にも届く。彼は今、ネットの海であるものを見つめていた。それは先の七緒と穂波の行為にも似た男と女のまぐわい。
彼の膨らむ股間が、ズボンを押し上げているのであった。