リズム隊 in 海岸風味な一歌と咲希のお話。
窓から大荒れになった空を見つめる。この先に見える駅の改札では人がごった返し、すぐに電車へ乗り込むどころか屋根のあるところまで到底辿り着けそうになかった。
「ライブ、中止になっちゃったね」
「仕方ないよ、こんな天気だから」
隣で咲希が残念そうに言葉を漏らす。そう、私達は勉強の為に野外ライブを見に来ていた。ただ穂波と志歩は予定が合わかったから、咲希と七緒君との三人で。ほんの数十分前には公園の観客席にいたけど、突如の豪雨で中止になって雨宿りをしている。
「それにしても……」
周りを見渡せば大きなベッドにテレビ、机の上にはお菓子が常備されている。高級ホテル顔負けの設備がある中で、一つだけ目を逸らせない物が置かれていた。避妊具、というかコンドーム。そう、ここはいわゆるラブホテルという場所だ。
雨宿りに選ぶにしても……と思うけど、ここまで人目を避けるのにも理由があった。春先の暖かい日が続いていたから、私も咲希も少し薄着のコーデをしている。でも濡れると透けちゃう素材で、今は張り付いて二人とも下着が丸見えだった。
プロデビューしてる以上、前みたいに学生だからって横着は出来ない。惨めな姿で顔を知られたらそれこそ今後の活動に響いてしまう。ラブホテルでも十分問題あるんだけど。
「そういえば七緒君は?」
「なーくんならお風呂沸かしてくれてるよ」
ここに来てからもずっと気まずそうにしてた彼の顔を思い出す。ラブホテルなのもそうだけど、濡れ透けになった私達を庇いながら部屋まで案内してくれた。その分見られてるけど、私も咲希も気にしてない事は伝えている。
「お二人とも、準備ができたのでお先に……」
「ありがとうなーくん! いっちゃんも一緒に入ろ!」
「あっうん。どんなお風呂なんだろう」
そんな事を考えてるとドア越しに声。こっちのことを見ないように頑張ってる彼にお礼を言って脱衣所に向かう。一応ラブホテルの知識がないわけじゃない。豪華なお風呂があるってイメージがあったから少し期待してしまう。
「わあ、おっき〜い!」
二人はゆうに入れるお風呂に、ズラリと並んだシャンプーとリンス。ただ気になったのは、ガラスの壁があるのに全部透明なこと。これじゃあ間違って入ってきた人に見られちゃう。
「これ、どうにかならないかな……」
そう考えていると、目の前のガラスが全部急に曇った。もしかしてお湯で見えなくなる仕様なのかな。
「いっちゃんこれ見て! ボタンで中が見えなくなるよ!」
色々探索してた咲希が浴室のすぐ外にあるスイッチで遊んでいた。彼女の言う通り押せば曇りガラスと普通のガラスが切り替わる不思議なバスルームだった。
「とりあえず入ろっか」
「うん!」
ずぶ濡れになった服と下着を脱いで、バスローブが揃ってるカゴの横へ。そんな時、咲希の白い肌と下着の下から飛び出した大きな胸に目を奪われた。
「咲希も、その、大きくなったね」
「そういういっちゃんだって、えい!」
「ひゃあん!?」
飛びつかれて胸とお尻を触られる。ムニムニと形を変えながらさきの手のひらで遊ばれていた。
「みんないっぱいなーくんにモミモミされたもんね」
「そ、そういう咲希だって……あっ! もういいから……」
「だって触ってたら気持ちいいんだもん」
一年生の時より大きくなった胸とお尻。咲希も穂波も志歩も、私も色んなことに巻き込まれながらエッチなことを続けた結果、すくすくと育っていた。今まで使ってたブラは入らなくなったし、パ……パンツも。
「そ、それなら私だって……!」
「ひゃあん! おっぱい、両方一緒はズルいよお」
「咲希だって、あんっ! お尻と胸、ひゃん! ばっかり……!」
「だっていっちゃんの、はあんっ、どっちも、んんっ、気持ちいいんだもん」
咲希のイタズラから始まった触りあいっこは次第に手つきが怪しくなっていく。元から感じやすくなってるから、甘い声が止まらない。咲希が止まらないから止めたくないけど、咲希の胸、ふわふわでもっと触りたい……
「あっあっ、いっちゃん、指の動き、いやらしい、よお」
「咲希だって、んっ! お尻そんな、撫で回したら……あっ」
腰が引けてムズムズし始めたから、流石に離れる。咲希もおんなじみたいで内股をスリスリしていた。
「とりあえず、お風呂入ろっか」
「う、うん! 大きいお風呂、嬉しいな〜」
急に冷静になった私達はひとまず現状を楽しむことにした。ただちょっとだけ火が付いたお腹の奥の熱は収まりそうになかった。
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とりあえず今の服は乾くまで干すしか無いから、お風呂上がりはバスローブに着替える。少し恥ずかしいけど、作りはしっかりしてるし体のラインがあんまり出ない物だった。
「七緒君、入っても大丈夫だよ」
「なーくん、先にお風呂ありがと」
「えっ、あっ、はい! じゃあ僕もいただきますね」
咲希と一緒に部屋に戻るとビクンと跳ねて驚く七緒君がいた。そそくさと出ていく時両手は股の方にあって、何かを隠しながらお風呂場へ消えていく。
「ねえ咲希、さっきのって」
「うん……絶対アレ、だよね」
男の人がお股を隠すなんて一つしか無い。原因は分からないけど七緒君も興奮してる。私達だって入る前の色々で火が付きかけていたから、あっちのほうが気になってしまって出てくるまでの待ち時間は長く感じる。まだかなと時計を見ても5分と経っていない。
「あたし、ちょっとトイレに行ってくるね」
「うん、いってらっしゃい」
ここで咲希が部屋から出ていく。さっきからずっとモジモジしてたから湯冷めでもしたんだと思う。一人残された私はとりあえず気を誤魔化す為に周りのアメニティを眺めていた。
「やっぱり、意識しちゃうよね」
すぐに目に留まるのはやっぱりコンドーム。私だって見るだけでもそういう事を思い浮かべてしまうから、七緒君もこれを見て意識しちゃってたのかな。
そんな事を考えていてるけど、咲希がいつまでも戻ってこない。体調が悪くなったのかなと、流石に心配になってトイレに行くもそこには誰もいなかった。そうなったらもう残ってるのはあそこしかない。思い立った私は一枚の扉を見つめる。
「………」
ここから先は脱衣所とガラスケースのお風呂場。目の前に広がるであろう光景を予想して生唾を飲む。この先に咲希がいたら何をしているかな? もうエッチなこととかしてるのかな、なんて。考えるだけでもちょっとムズムズ、してきちゃう。そうでなかってもこの向こうには裸の七緒君が……
「咲希を探してるだけ。探してるだけだから」
自分にも言い聞かせて音もなく扉を開き中を覗けば、息を潜めた咲希がいた。
「なーくん、なーくん……!」
彼の名前を呼びながら、はだけたバスローブとすっかり大きくなった胸が目に飛び込んでくる。そう、咲希は一人でエッチな事をしていた。
咲希の視線の先にあるのはシャワーを浴びる七緒君のシルエット。曇りガラス越しに見えるたくましい突起へ自然と目が吸い寄せられた。急にお腹の奥がキュンとして体が熱くなる。腰辺りから生えている大きな肌色の突起は、シャワーを浴びても雄々しくそり返り体の動きに合わせて揺れていた。
「あれって、やっぱり……」
お腹の奥から溢れてくる熱が止まらない。特に『あの温泉』から私達は七緒君のおちん……じゃなくてアレにもっと弱くなった。思い出が理性を溶かして別の欲を沸き立たせてくるから、一度アレを見たら連想は止まらない。きっと咲希も同じで、用を済ましてからほんのちょっと興味が出たんだろう。脱衣所に忍び込んで、曇りガラス越しのアレを見てしまったんだ。
「はあっ、はあっ」
だから今は自分のお股と胸を弄って落ち着かせようとしてる。私も自然とバスローブの中に手が伸びて、熱くてたまらないお股を弄り始めていた。
「(一回だけ、一回だけだから)」
バレないように声を潜めて自分の人差し指と中指でクチュクチュ、もう愛液で濡れてる筋を擦りながらたまにクリトリスなんかも撫でてっ!
「んんっ!」
「はあっ、なーくん、すごいよお……!」
やっぱり敏感な所は声が漏れちゃうけど、咲希だってそこは変わらない。私と違って右手でお股、左手で胸を弄ってるから動きも激しくて声も大きい。こんな事してたら七緒君に気付かれちゃうかもしれないけど、そんな緊張と焦りでも胸が高まっていた。
「(早くイって部屋に戻らないと、七緒君が出てきちゃう……咲希にもバレるかも……)」
ムズムズするお股で早くイくために、両手でクリも合わせて激しく擦る。そんなことしたらバスローブの前が開いて胸もアソコも丸見えになっちゃうけど、早くイクのに比べたら、こんなのっ……!
「あっ、あっ、イクッ、もうすぐ、イクッ」
「なーくん、アタシ、イくよっ、イクッ、イクッ」
クチュクチュ粘っこい水音が共鳴して脱衣所に響く。もう少し、もう少しで、気持ちいいのが上ってきて、イケるのっ!
そんな時、シャワーの音が消える。そのままお風呂に入るのかなと思ったら影が濃くなってきて、扉に手をかけてって、待って待って、まさか上がって──
「「あっ」」
開かれた扉の中に居たのは裸の七緒君。綺麗な白い肌と可愛い顔がはっきり見えるし、何よりも元気なアレ──おちんぽが、ギンギンになって私達に向けられていた。
「(七緒君の、おちんぽが……♡)」
想像が現実になって、一気に何かが込み上げてくる。七緒君に恥ずかしいところを全部見られながら、一番たくましい所を見せつけられて、あっ、もう、ダメッ♡
「「んっ、〜〜〜ッッッ♡」」
体をビクンって跳ねさせながら絶頂を迎える。咲希も同じリアクションをしてたから、二人で一緒にイケた事にちょっと安心した。声もできる限り抑えたからバレてないかもしれない。
「咲希さん、そこで何して」
「え、えっとね、マッサージしてたの! 股関節、だっけ?」
苦しい言い訳をしながらも何とかその場を凌ごうとする咲希。ただバスローブがはだけてるけどアソコは指で隠れてる。胸は隠せてないんだけど。
「えっと、ホントにマッサージなんですよね?」
「うん! 女の子だけのマッサージ……で……」
そんな訳ないのに困惑しながら付き合ってくれる。ただ、どんどん大きく元気になっていくおちんぽがすごく正直で、お腹の奥の疼きが止まらない。そんな時、咲希は何かに誘われるみたいに七緒君に近付いていく。伸ばした手はそのまま大きなおちんぽに触れて、ゆっくりとなぞっていた。
「さ、咲希さん……」
「なーくんのここ、苦しそうだからマッサージしてあげる」
そのまま前に立って、おちんぽを両手でシコシコし始める。小さい手で一生懸命動かす姿は健気だけど、裸だったりおちんぽ擦ってたりするのは、その、エッチ過ぎるよ!
「はうっ、あっ、咲希さんの細い指が、絡みついて」
「気持ちいい? もーっとシコシコしてあげるからね」
体も密着させてその大きな胸をムニュって当ててるのも、彼女の作戦なのかな。あれだけ元気で無垢だった咲希も今はもうエッチな知識をいっぱいつけて、七緒君にご奉仕してる。
「咲希さんも、気持ちよくなってほしい、です!」
「いいの、今はなーくんの番だから、ひゃうん♡」
そしたら七緒君も咲希のおっぱいに手を伸ばして、もみもみ揉み始めてしまった。これには咲希も思わず甘い声が漏れる。
「ダメだよなー、あっ♡ くんっ」
「咲希さんのおっぱい、おっきくて柔らかくて……」
「なーくんがっ、おっぱい、ばっかりもみもみ♡ するからあ」
七緒君はおっぱいが好きで前からよく揉んでくれてたから、大きくなっててもおかしくない。特に咲希と穂波は大きくなったと思う。私と志歩は、その……
「白くてつやつやで、ふわふわのおっぱい……」
「はうっ♡ 耳元で言わないでよお♡ 手つきも、上手だから、ひゃあん♡」
咲希が攻めてた筈なのに、すぐ入れ替わって今は七緒君が大きな胸を攻めている。咲希も甘い声がずっと漏れてて体を捩らせてるけど、その分胸が揺れてもみもみされていた。
「なーくんのおちんぽ、気持ちよくなってほしいのに、熱くって、ガチガチで、ああっ、ムズムズ、止まんないよお」
「ふわふわの咲希さんおっぱい、もっと、もっと!」
「おっぱい、やあっ♡ そんなもみもみしたら、またアタシ、イっ、イっちゃう──♡」
「ひゃあ、あああああん♡♡」
今度は声を我慢せずにおっぱいだけで絶頂する咲希。さっきの余韻も残ってただろうけど、やっぱり七緒君のテクニックもあるんじゃないかって思ってる。
私もプロデビューして変わったと思ったけど、七緒君のおちんぽを見たらやっぱりムズムズが止まらない。ギターの代わりに弱い所を擦る私は、知らず知らずに床へ愛液を零していた。
「はあっ、はあっ、七緒君、咲希……」
二人がしてる目の前でオナニーしてしまう。私だって気持ちよくなりたいし、早くこのムズムズから解放されたい。だからもう、指も入れてクチュクチュ音もいっぱい立てて……!
「咲希さんのおっぱい、もっと、もっと……」
「ひゃうん! またモミモミだめえ、さっきイったから、はあん♡」
「(咲希、おちんぽ擦るの止まってる……)」
イったのを逃さずにまたおっぱいを揉んでる。好きなのは知ってたけど、ここまで来ると大きい咲希がズルく思えてきた。それでも私は今オナニーに必死だから、割り込んだりしないんだけど……
「はあっ、はあっ、咲希っ、七緒君っ……!」
「咲希さんも、もっと気持ちよくなってほしいです。それに……」
ふと七緒君と目が合った気がする。いや、きっと気のせいだ。声だって抑えてるし咲希も感じて声を出してるから聞こえてないし、ドアもほんのちょっとしか開けてない。だからバレてない。バレてない!
「ああっ、ちくびはじくの、キクッ♡ おっぱい、好きにされちゃってるっっ♡」
ギターの弦を弾くみたいに、指先が二つの先っぽを攻め立てる。小さかった乳首もパンパンに膨らんで感じてるのが丸見えだった。
「(私の乳首も、あんな風にされたらどうなるんだろう)」
自分もギタリストとして、お試しで自分の乳首を弾いてみる。
「あっ!」
やっぱり敏感なところだから声を隠せない。それでも自分でやってるからか、アソコよりは気持ちよくない。だかロックみたいに激しくかき鳴らして──
「あっ、これ♡ 乳首凄いっ! 弾くの、いいっ♡」
アソコの刺激は少なくなったけど、上と下の両方を攻められてるって思ったらもっと興奮する。心なしかクチュクチュする音も大きくなってる気が……
「なーくんっ、おっぱい、もっとむぎゅって、して?」
「わかり、ました!」
「あっ、はああん♡」
乳首から今度は胸全体に。少し強めにギュッてした後はタプタプ揺らしたり、モミモミ揉んだり優しいのを繰り返して。
「最後に強いのいきますよ」
「うん、なーくんの好きにして♡」
もう声もとろとろな咲希へ最後の追い打ちで、乳首ごとムギュッとおっばいを掴む。指が食い込むくらいの刺激で咲希は天井を仰いだ。
「イック♡♡ 〜〜〜ッッッ♡♡♡」
腰も痙攣するみたいに震わせて、バスローブが落ちる。裸の咲希は胸を揉まれながらトロトロの蜜を垂らし、その場に座り込んでしまった。
「咲希が、イって、私も、すぐに……!」
最後も胸でイクとは思わなかったから、絶頂を前に残された私。ただ咲希も七緒君もだんまりになってこのまま弄ったら音でバレちゃう。
「(まだムズムズするけど、バレたら終わりだから……)」
まだ七緒君の前ではクールな私でありたい。そんな想いだけでバスローブを直しベッドのある部屋に戻った。それから少ししてバスローブを着た七緒君が戻って来る。
「ごめんなさい一歌さん。少しいいですか?」
「えっ、あっ、うん……」
「咲希さんが二度風呂でバテちゃって、ここまで運ぶのを手伝ってほしいんです」
七緒君からの問いで心臓が破裂しそうなくらい緊張したけど、咲希のことなら大丈夫。何があったか知ってるけど私に誤魔化すってことは、覗いてたことも知られてないってことだから。
二つ返事で脱衣所まで向かうと相変わらず座り込んだ咲希の姿があった。あんまりにも強い刺激だったからか、腰が抜けてるみたい。
「(それに、この匂い……)」
女の子特有の濃い匂いがいっぱいに広がって、ここで何があったかを教えてくれる。知ってるから耐えられるし平気な顔が出来るけど、頭の中では攻めてる七緒君が蘇ってくる。
「(ダメダメ、それより咲希を運ばなきゃ)」
「一歌さん、出た所が滑りやすくなってるので気を付けて」
「あ、うん。ありがとう」
「いっちゃん、なーくん、ごめんね」
「気にしないで。それよりベッドまで運ぶね」
脱衣所を出る時も注意を払ってくれる。やっぱり七緒君は優しいな。二人で肩を貸しあって運べばあっという間にベッドまでたどり着く。咲希を横にさせてあげると、相当疲れていたからか寝息を立てていた。
「咲希、寝ちゃったね」
「ですね。起こしたらまずいですし、少しこっちへ行きましょう」
七緒君に連れられてテーブルの前で座る……と思いきやそのまま素通り。さっきの脱衣所の前まで来ていた。
「一歌さん、何か隠してませんか?」
「えっ……?」
突然の事に心臓が跳ねる。もしかしてバレた? いやでもさっき咲希の事を誤魔化してたからそんなことが……
「えっと、何をかな」
「咲希さんと僕がお風呂にいた時、何をしてましたか?」
「それは、その、テレビを見てたよ」
苦し紛れの嘘。付き合いの長い人ならすぐに嘘だってバレる。でも、嘘だと分かってもこう言い張れば証明ができない。この場を凌ぐくらいは出来る、優しい嘘だった。何よりここで私がしてたのは……
「なら、この場所が汚れてたのは?」
「あっ」
廊下に散らばるヌルヌルの飛沫。私がここでオナニーしてた時に零れたものだとすぐ分かる。必死に何かを考えるけど、分からない。
「し、知らないよ」
「そっか」
だから、知らないの一点張り。失望されたかな、と見てみれば床に散った私の愛液に触れていた。恥ずかしさで顔から火が出そう。
「なら僕が咲希さんを運ぶ時、なんて言ったか覚えてます?」
「えっと、出た所が滑りやすくなってるから、って」
「そうです」
間違ってないみたいし、変なところはないと思う。むしろ危ないから教えてくれた印象だけど。
「僕と咲希さんはずっと脱衣所にいたのに、出た所が汚れてたんですよ」
「あっ……!」
私が必死にオナニーした時に飛び散った愛液。掃除する暇もなくて逃げ出したから、私を呼びに来た七緒君に気付かれた。
「それに扉も少し開いてました。もっと言うなら、声も聞こえてましたし」
「あっ、あっ……」
二人のエッチなところを見ながらオナニーしてたって、七緒君に全部バレた。恥ずかしさと怒ってるみたいな七緒君への怖さで、私はその場から逃げ出そうとする。
「っ、ごめん!」
「うわっ、待って!」
「えっ、きゃっ!?」
彼の手がバスローブを掴んで離さない。元からはだけていたのを簡単に直したソレは、紐が解けて床に落ちる。
「一歌さんも、期待してたんですよね」
期待して膨らんだ乳首も、イけずに今も濡れているアソコも見られてしまう。全部を知られた私には逃げる場所なんてどこにもない。
「七緒君……」
迫る彼の股下でギンギンに硬くなったおちんぽが、私の方に向けられていた。