遥視点。
トレーニングやレッスンに着るジャージは、私のお気に入りだけど、最近はこれを着る度にあの日のことを思い出す。今まで押さえていた性欲の扉は一度開かれてしまった以上、開き方を知らないと誤魔化すことは出来なくて悶々とした感情がひたすら彼に向けられる。
「みのりも、言ってたもんね」
大好きなものからエネルギーをもらったら、もっともっと頑張れる。だから我慢が出来なくなった私は時折七緒を呼び出しては……
──パンパンッ!
「ふふ、いっぱい出していいよ」
「うぅ、遥さんの締め付け、キッツ、イク!」
──ビュルルルル!
──パンパンッ!
「いいね、腰使い上手くなってる。でもこっちはどうかな?」
「あっ、キュウキュウするの、ダメ!」
──ビュルルルル!
──パンパンッ!
「ほら、ほら、アイドルにイかされちゃうよ。しっかり我慢して」
「遥さん、それ言っちゃ、あぁ、出る!」
──ビュルルルル!
……つまみ食いをしていた。最早オナニー感覚でつまみ食いしているかもしれないし、本気でしているのかもしれない。七緒の肉棒はすごく立派なのに、顔や反応は女の子みたいに可愛くて、ついつい悪戯心が出てしまう。
その中でも鍛えた体を使った膣内の締め付けは絶対に勝てる最高の技だ。入れてしまえばいつでも使えるお気軽さも相まって、七緒のから何度も搾り取ってきてる。そんな優越感も、私にとっては大事なエネルギーだった。
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そして何度目かのデートの終盤、二人で"休憩"に入る。わざわざ人通りの少ないところで、七緒に受付を済まさせ、部屋へ。シャワーも浴びてお互い準備万端という時に、七緒がストップをかけた。
「折角ですし、ちょっと賭けをしませんか?」
「賭け?」
「はい。勝った方が負けた方に何か命令できる、ってやつです」
「ふふ、いいよ。じゃあ何しよっか?」
不思議な提案だったけど、優越感を得るためには悪くない。二つ返事で受けることにして、彼の勝負内容を待つ。それは……
「野球拳で」
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「「じゃんけんぽん!」」
野球拳。私達が生まれるよりも前に流行ったその遊びは、音楽に合わせてじゃんけんをするという宴会芸。でも、一時期から『負けた方が服を脱ぐ』というルールが散見されて、そっちの認識が強くなってしまった。
アイドルの私にとってはご法度だからこそ興奮すると、ある意味らしい理由で始まった勝負は思いの外白熱し、そしてお互いシャツ一枚と下着だけの状態になっている。
「(でも、七緒の癖が分かってきたな)」
勝てば命令できる、という提案をしたのは七緒の方。つまり何かしらお願いしたいことがあるということ。勝負か進む度、私が脱ぐ度に勝ちを焦るからかある傾向を見出だしつつある。
「(多分、だけど試してみようかな)」
さっきのじゃんけんで負けた私はシャツを脱ぐ。今日の下着はもちろんお気に入りの勝負下着で、私のイメージカラーの紺色。装飾も少し派手にして、一風変わった私を演出する。
「わぁ……」
「じゃあ、次だね」
パンツの上からわかるくらい勃起させているのを尻目に、再び勝負を挑む。期待して、興奮してる時こそ癖がでやすい。
「(七緒はチョキを出す!)」
その予想は的中。素直なグーでもパーでもなく、捻りのきいた手を出すのが彼の癖だった。シャツを脱いで後のない七緒は焦っているのが見てわかる。
「七緒、私ブラとショーツだから、後2回負けたら負けでいいよ」
「えっ、いいんですか!?」
「うん」
そんな条件を呑ませて再開。再び拮抗状態になったところで勝負は五分五分。結果、このじゃんけんは私が落とすことになった。ブラを取ればたゆんと揺れる私の胸。恥ずかしいから腕で隠して勝負再開。案の定、七緒はチョキを出してきた。
「(勝ったらなんでも命令できる。けど)」
白熱した戦いに見せかけて既に勝負は私の手の中にある。それでコロコロ表情を変える七緒の表情は見てて楽しく、優越感はとうに満たされていた。それに、ここで私が勝って七緒のお願いを無下にするのも寂しいし、例えそれがエッチなお願いでも七緒は私の締め付けに勝てない。そうなったら、答えはひとつだった。
「「じゃんけんぽん!」」
七緒がチョキで私がパー。最後の勝負は七緒が勝利を掴んだ。ショーツを脱いで、七緒と向き直る。
「七緒は何を命令するのかな?」
「じゃあ、ベッドで仰向けに寝てください」
いわれた通りに寝転がれば、ローションをくまなく垂らされる。まるで今からマッサージを始めるみたいだけど、七緒の動く手がそれを否定する。まさぐるような手と指は、私の脇へと延びていき。
──コチョコチョ!
「ふっ、ふふっ! くすぐったいよ、七緒」
「今から遥さんの体をくすぐります。我慢はしなくて大丈夫ですよ」
「ふふっ、何それ。いつものお願いより簡たっ、あははっ!」
モモジャンとしての衣装でもノースリーブだから大事なところ。そこをただひたすらにくすぐられて笑い声をあげる。我慢しなくていい、っていうのが素敵なところで私も笑うことには抵抗がない。作る笑顔もなれているけど、こんなに大声をあげて笑ったのはいつぶりだったっけ。
──コチョコチョ!
「あはは、今度は、足の裏? ふふ、ふふふ!」
──コチョコチョコチョ!
「首元、はっ、はっ、あはは! 前ばっかり、あっ、ははは!」
──コチョコチョ! モミモミ!
「横腹、あっははは! はは、揉んだら、もっとくすぐったくて、ふふ、だめっ、笑うの、止まらないっ!」
もう笑いすぎてお腹が痛いのにやめてくれなくて、何度も何度も体が跳ねる。お腹の中も巻き込んで私は足も腕もピンと伸びて、引き締まった体をこれでもかってくらい七緒に見せつけている。
それからくすぐり天国は続き、何回目か忘れるくらいのお腹がラストスパートらしかった。
──コチョコチョ! モミッ!
「あっ、はっ、お腹痛……はうっ!」
最後に指圧をかけられて、足が天井に伸びる。イったみたいに見えるけど体が反射で動くだけで、疲れた体を最後まで酷使する感じ。どんなトレーニングよりもハードで、全身が火照ってしまっていた。
「はい、終わりです。ありがとうございました」
最後に私の姿を写真に納められて七緒の命令は終わり。裸の私をひたすらに触ってた分、彼の勃起はすごいものだった。
「はぁっ、はぁっ、いいよ、七緒。入れて♥️」
くすぐりとはいえ焦らされ続けた私は我慢できない。自ら重い足を開いて見せつければ、吸い込まれるように挿入してくる。
──ずっぷうううう!
「あっ、来たぁ……ふふ」
「相変わらずの、遥さんのオマンコ。解れてて気持ちいいです!」
「そう、だね、でも入れちゃったら、七緒の負けだよ」
野球拳の代償は大したことなかったけど、やっぱり長時間お預けされるのはよくない。今まで散々くすぐってきたお礼を、ここでさせてもらおう。
「いつもみたいに、キツい私の締め付けで、イって──」
──キュウ♥️
「あれ……?」
──キュウ♥️ キュウ♥️
いつも七緒のを握るみたいな強い力が伝わらなくて、程よく形がわかるくらいの締め付けで終わってしまう。その分、七緒の侵入を許してしまい、コリコリと膣内が擦れて快楽を生む。
「どうしたんですか遥さん。今日のオマンコ、いつもに比べたらユルユルですよ」
「あっ、あっ♥️ 七緒、待って、何かおかしいよ」
ニヤニヤと笑う七緒はしっかりと腰を掴んで挿入を続けていて、何かを仕込んだことがわかる。でもそれを考え付くより前に肉棒が子宮の入り口にたどり着き、チュッと口づけした。
「~~♥️ 七緒、もしかしてさっきのくすぐりって」
「ふふ、そうですよ。くすぐられて敏感になれば体に力が入らなくなる。それで一時的に遥さんは麻痺してます」
笑う、というのは特にお腹を使う。それで中を疲労状態にして締め付けをしづらくしたんだろう。
「ほら、頑張ってしめないとピストンで遥さんの気持ちいいところ、どんどん突いちゃいますよ」
「はうっ! んふぅ♥️」
抵抗しようにも体全部が敏感になっていて、焦らされてた分アソコも感じてしまう。
──パンパンッ! キュウ♥️
「あ、あっあっ、突くの、やめて♥️ 今頑張って考えてるのに……!」
「(こうなったら、お腹も使って一気に……!)」
腹筋ならダンスに歌唱にと鍛えられてるから自信がある。そのまま膣内も締め付けて、七緒をイかせられたら私の勝ちだ。
「ごめん七緒、キツいの行く──」
──キュウ、ビクビクビクビク!
「あっ、ははは! お腹が、笑って……!」
しかしその予想は大きく外れ力をいれた分くすぐったいのが帰ってくるだけ。私の腹筋は横腹を思いっきり揉みし抱かれた時から、完全に機能を失っていた。
「ほら、諦めずに締めてください! オマンコ、キュウキュウって!」
「やってる、けど、あっ♥️ 気持ちいいの、擦れる……♥️」
──キュウ♥️ キュウ♥️
諦めずに締め付けようとしても、逆に七緒のを感じてしまう親切な私のアソコ。心に残ってた余裕はどんどんなくなって、最終的には勝手に気持ちいいのを求めて締め付けていた。
「考えるなら僕のこと考えてください! 僕の、チンポで、ほら!」
「チン、ポ……ダメだよ、そんな言葉使っちゃ、私、アイドルだから……♥️」
そんな快楽によがり思考が鈍る私に七緒がスマホを構える。黒いレンズが私の姿をしっかり捉えて、配信と同じ赤い光が見える。撮影、始まってるんだ。
「ほら、自己紹介してください! MORE MORE JUMP! の桐谷遥さん!」
「は、はい、みんなでイッ、こう、遥か、未来にぃ♥️ MORE、MORE JUンッ♥️ P……の桐谷遥あっ♥️ です。一度あっ♥️イドルをやめっ、待って、止めてっ♥️」
敏感なところを突かれて思考が乱れる。自己紹介なんて到底できる気がしない。もっと簡単なものじゃないと。
「ほら、カメラ回ってますよ! 今何してるんですか」
「今、今はっ、七緒のが、私の奥、突い、てぇ♥️」
「もっとしっかり名前も言って! 伝わりませんよ!」
「七緒の、チンポ♥️ 私の、アイドルオマンコに、パンパン、って、あっ、あっ、クる♥️」
私の説明がよかったのか、七緒の腰の動きが速くなる。それに合わせて私のオマンコも喜んで震えて、限界を教えてくれた。
「イケ、遥さん! ヨワヨワマンコ、イッちゃえ!」
「イク、イクイク! 七緒のチンポで、イックウウウウ♥️」
──ビュルルルルル!
──プッシャアアアア♥️
こうして私は初めて七緒にメスイキを教えられた。アイドルなのに一人のオスに屈服して、豪快な中出しももらった。
「凄く、よかったな……♥️」
優越感は味わえないものの、七緒の男としての部分が見えた満足感は他に変えがたい。そんな余韻に浸って私はベッドに沈んでいった。