ほぼ導入なのでエロは無いに等しいです。三人称視点。
日頃の寒さも強まる中で、七緒はとある人物に呼び出されていた。なんでも相当ピンチらしく力を貸して欲しい、とのことだが一切の内容は伏せられたまま。それでも頼まれれば断れない彼だからこそ、不透明な依頼を受けるべく足を運ぶ。
「な、七緒君! 来てくれてありがとー!」
そういって出迎えたのは花里みのり。今を輝くMORE MORE JUMP! のメンバーであり、ネットでの活動とはいえ現役アイドルである。しかし今の彼女は焦りに満ちており、藁をも掴むかのように必死だった。
「えっと、何かあったんですか?」
「とりあえず上がって! 今日お母さん達いないから!」
事情は中で、と手を引かれ転がり込んだのはリビング。そこには多くのお菓子が広がっており、先客が七緒を見て喜んだ。
「あ、七緒君も来てくれたんだね。良かったあ……」
「こはねさんまで……それにこのお菓子は」
みのりもこはねも、学校は違えど真摯に手助けしてくれる彼への好感度は高い。今では立派に信頼し合える仲でもあった。
そして広がるお菓子はスーパーで買えるようなものから、贈答品の豪華な装飾の物まで。多種多様のお菓子はまもなくやってくるであろうハロウィンを連想させる。しかしそういう訳ではなさそうだった。
「えっとね、これ全部差し入れなんだ……」
知名度が上がりみのり自身の人気も出て、街角のファンから差し入れにと受け取り続けた結果、貯まりに貯まった菓子の山。差し入れだからと頑張って消費してたものの追い付けず、ついに。
「もうすぐ賞味期限切れちゃうから、皆と一緒に食べようって思ったの。でも志歩ちゃんバンドの練習があるし、遥ちゃん達に頼るわけにもいかなくて」
「なるほどです」
「お願いこはねちゃん、七緒君! 手伝って!」
結果選ばれたのが七緒達ということらしい。そしてそんな彼女の願いを蔑ろにする人がここには誰もいなかった。
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こうして始まった共同作業だったが、一人困る量でも三人いればみるみる内に量が減っていく。特に七緒は二人に苦労はさせまいと積極的に腹の中へと掻き込んだ。食べやすいものから選んで消費していく中で、最終的に残ったのは豪華な装飾の箱。
「これ、なんだろうね?」
「とにかく開けてみるね!」
そこは流石女の子と言うべきか、梱包された紙を破かず丁寧に開封していく。箱の蓋を開ければ漂うカカオの甘い香りと、綺麗に並んだチョコレートの数々。
「凄ーい! こんなの始めて見たよ!」
「どこかのホテルのかな。とってもおいしそうだね」
「う、チョコの匂いがお腹に来る……僕はちょっとトイレに……先に食べてていいですよ」
他二人よりも多くの菓子を口にした七緒のお腹は膨れ、独特な香りに食欲を喪失してしまった。退避するようにその場を離れる七緒を見送る中、まだ余裕のある二人の目の前には最高級の甘い誘惑がある。七緒のお許しも得たからと、先に一つずつ口の中へと運んでみた。
「おいしい!」
「チョコレートもそうだけど、中のシロップ? もとってもおいしいね」
「これなら何個でもいけちゃいそう!」
ヒョイヒョイと口の中に運んでいく二人。しかしそんな中で変化が訪れる。
「なんだかちょっと、頭がふわふわする……」
「うん、それに、暑いね……」
チョコのようにトロリととろけた表情で、上着を脱ぎ体温調整に努める。その勢いではだけて素肌が顔を見せるも気にすることはない。どんどん薄着に変わる中それでも食べる手は止まらないのは、それだけ美味か或いは。
「すみません、戻りまし……た!?」
そうして戻ってきた七緒が目にしたのは、顔を赤く染めながら暑そうにシャツをパタパタさせるみのりとこはねの姿。目が据わっており、何らかの異常があったのは確かである。合わせて残っていた筈のチョコレートは全て消えていた。
「あ、七緒君だ~……」
「えへへ、七緒く~ん……」
「ちょっ、二人とも、うっ、お酒臭!」
彼を見つけた矢先、二人はゆっくりと距離を詰めていき、やがて体をくっつける。その息は熱を帯びており、七緒の顔を撫でるものの強烈なアルコール臭に満ちていた。
ウィスキーボンボン。お酒を使用したチョコレートであり大人な味わいが特徴的だが、どうやらこれで酔ってしまったらしい。少ないアルコールでも二人して元より耐性は低かった上に、大量に食べてしまった。
シャツ一枚となって伝わる彼女らの物理的な体の柔らかさは、男にとって相当な毒。しかしそんなことお構いなしに近づく二人は、そのまま唇を寄せて。
「「……んっ」」
触れては離してを繰り返し、甘えるように体を預ける二人。積極的なのも、顔が真っ赤なのも、お酒のせいだった。
「ちゅぅ、んっ……七緒君、好きだよ……」
こはねは少し力強く吸い付いて、愛の言葉を囁いている。唇だけでなく頬や首元といった部位にしっかりとマーキングしていた。
「七緒君、もっと欲しいな……ちゅっ、ぺろっ」
みのりは優しく唇に執着しながら時折舌を使って舐めまわす。呼吸のために彼の口が開かれれば、絡めるように侵入もしてくる。
そんなお互いの心と体が重なり興奮を覚えてしまう七緒は、ムクムクと息子を固くした。
「あっ……七緒君も興奮してるんだね」
「なら……いっぱい頑張らなきゃ」
「はうっ!」
当然すぐにバレてしまい、非難されると思いきやむしろそのまま手を添えてシコシコと扱き始めた。酔ってはいても共に同じ歌を歌う仲である二人の息はピッタリで、服越しのテントはどんどん大きくなっていく。
──シコシコ
「んちゅ、おチンチン、出していい……?」
「生の方が、もっと気持ちいいよね?」
「あっ、ちょっと待っ!」
──ボロンッ! ムワッ……
「「わあ……♥️」」
本人の同意もなしに下ろされた社会の窓と下着の中から飛び出す肉棒は立派なオスの証。いつもは不甲斐ない彼であっても、おチンチンは頼りがいがありそうだ。
カウパーによる天然のローションにまみれ、合わせて臭いも周囲に放つことでより二人の理性を削っていく。
「おっきいね……」
「うん。でもこはねちゃんとなら」
「「せーのっ!」」
互いの指を絡め、握り、七緒の息子を挟み込む。二人の曲のリズムに合わせて上下にシコシコ。お酒によって理性の飛んだみのりとこはねにとって、もはや七緒の全てが愛おしかった。
──シコシコ♥️ ヘコヘコ♥️
「七緒君のおチンチン、硬くって、おっきいよお」
「それに、熱くって、火照っちゃう……」
あまりに性的な象徴の熱にあてられ二人の腰も揺れる。彼の腰に押し付ける柔らかな感触は服越しでもよく伝わり、押し付けられる度にスカートがずり上がった。今では二人のオレンジとピンクのパンツが顔を出している。
──ヘコヘコ♥️ クチュッ!
「うう、みのりさん、こはねさん!」
「あんっ♥️」
「ひゃあん♥️」
揺れる腰が浮いた隙に手を差し込み、二人のアソコに手を伸ばす七緒。恩返しという意味もあるが、それ以上に二人の股下は濡れていた。触れただけで糸を引く声を湿り具合から、今度はパンツの中へと侵入を試みる。
「や、待って七緒く、んっ♥️」
「パンツの中、モゾモゾって、ダメェ♥️」
「二人だって、同じことしてるじゃないですか!」
──シコシコ♥️ クチュクチュ♥️
互いのオナニーを手伝うように、いつもより敏感な三人は腰を打ち付ける。気持ちよくされた分はお返しにと手の動きが早まっていた。エッチな水音が木霊して、オスとメスの臭いが混じり合う。こうなると迎えるのは絶頂だけ。
「イクっ、イっちゃう! 七緒君の指で、ああん♥️」
「もっと、気持ちいいの、したいのに、イクっ♥️」
「二人の息ピッタリで、僕も、もう!」
「「「イっくううう♥️」」」
──プシャア♥️ ビュルルル!
吹き出すエッチな汁は手のひらに受け止められ、しっかりとその熱を確かめていく。そんな余韻に浸るのもつかの間。
「「すう……すう……」」
絶頂に思いの外体力を使ったのか、酔いが限界に至ったのか、二人の少女は眠りについている。こうして後始末は全て七緒が受け持ち、眠ってしまった少女達をみのりの部屋に運んだ。その日は何事もなく過ぎていく。
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……というわけにも行かなかった。やがて目覚めた二人は酔いが覚めているのにも関わらず、顔を真っ赤にしている。その理由とは。
「えっと、七緒君。ごめんね……?」
「だ、大丈夫です。むしろ僕こそ……その」
「わ、わたしも大丈夫! むしろとっても上手で気持ちよかったでしゅ!?」
カバーに入るみのりだが、むしろそれはオーバーランというところ。酔いが覚めれば記憶が消える……なんてこともなく、残った記憶の羞恥と体の火照りで体も震えている。
「私も! とっても気持ちよかった、よ……」
「僕も気持ちよかった、です」
みのりのカバーに入る二人も爆弾発言だが、ここまで来ると感想の交換である。空気は瞬く間にピンク色に染まり、再びだんまりが続くかと思っていた。
「えっと、ね。今日お母さん達いないの。だから、七緒君が良かったら……あ、勿論こはねちゃんも!」
「えっと、それって」
「一緒に、ってことだよね?」
一緒、というのはかなり難しい。お互いの同意があっても自分一人のものにならないという独占欲の喪失。恋愛においてその優位性は自分の肯定にも繋がる。だからこそ、ここは男である七緒が頑張るべき所なのだが。
「だって、こはねちゃんも七緒君のこと、大好きなんだよね?」
「それは、その」
いいよどむ彼女だが、彼についたキスマークが現実を物語っている。記憶には新しい。
「こはねちゃんは大切な友達だから、抜け駆けなんてしたくないの! 七緒君が好きだってわかった時、複雑だったけど、それでも嬉しいなって思ったから……」
「みのりちゃん……」
「だから二人とも、こんなわたしのワガママを聞いてくれないでしょうか!」
合わせて七緒へのお願い。顔は赤いものの目は真剣そのもので声にも気合いが入っている。いつものがんばり屋なみのりがそこにいた。そして、そんな彼女の願いを蔑ろにする人がここには誰もいない。
「……うん、わかった。私もみのりちゃんは大切な友達だし、七緒君のことも好きだから」
「えっと、二人を満足させられるよう、がんばります」
「ホントに!? やったー!」
「わっ!」「きゃっ!」
──ムクッ♥️ キュン♥️
嬉しさのあまり思わず二人に飛び付くみのり。三人の体がくっつき合い、お預けだった心に火が着いた。
「あっ……七緒君の、大きくなってる」
「えへへ。さっきよりもっと頑張るから、期待しててね」
「わ、私も! 七緒君のこと気持ちよくさせるから!」
こうして、二人の少女と一人の少年による夜が幕を開けるのであった。