※この作品はR-18です。

君歌IF   作:kasyopa

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穂波 in ハプニング 後編

カップルであればある程度の許容されるランジェリーショップだが、そこに関して女性とも見紛うほどの顔立ち。他の客からの視線を集めることなく店内を回ることが出来た。顔を赤らめつつ彼が選んだのは黒の下着。デザインも一般的なものだがお店の特色からかいささか派手に見える。

 

「これがいいの?」

「………」

 

 どうやら刺激が強すぎたらしく、彼は返事は頷いて返しそそくさと店から離れる。遠くの方に見えるカフェへと入っていく辺り、ここで待っている、という意思の表れだろう。どうやら彼にとって入り口で待つことすら厳しいものだったようだ。

 

 流石に弄りすぎたと反省しつつ、他にも数点ほど手にとって試着室へ。試着の後は再び自分のへと着替える。サイズの合わない下着と豊満な胸との格闘していると、ホックの辺りがうまく止まらないことに気付く。無理矢理付けていたからか緩んでいるのかもしれない。とりあえず簡単に止めてから会計を済ませて七緒の待つカフェへと向かった。

 

 変わらずパンツを穿いていないことに違和感はあるが、トイレが遠いことと彼を待たせたくない気持ちが合わさり、足は優先的にカフェへと向かわせる。まだ早い時間だったからか客はそこまでおらず、すぐに見つけることが出来た。時間が掛かるものだと思ったからか、彼は大きなフラペチーノをゆっくり傾けている。穂波自身もゆったりとした時間を楽しむために同じものを頼んだ。

 

「お待たせ、七緒君」

「穂波さん。ごめんなさい、途中で逃げちゃって……」

「ううん、気にしてないよ。むしろわたしの方こそごめんね」

 

 謝り合っていては埒が明かないものの、なんとも謙虚な二人の会話らしいといえる。それから交わすのは他愛もない話。最近あった面白いものや美味しいお店、趣味の料理やバンド活動での発見。そこに添えられる甘くて美味しいドリンクも話の種となり、より時間を共に過ごさせた。

 

 やがてお昼時が近付き店内が他の客で賑わい、席が埋まってくる。飲み物も全て無くなり会話するだけの二人が、ずっと席を使うのは親切心から憚られた。

 

「そろそろ行こっか」

「そうですね」

 

 長い間座って固まった体を起こすため、軽く伸びをして胸を張る。その瞬間穂波のブラからパチンッ、と跳ねる音が微かに鳴り、押し止めていた豊満な果実が放たれた。服越しに見える大きな躍動は七緒の目に止まり、穂波も慌てて腕を下ろすも逆に肩ひもを外す手伝いをしてしまってスルスルと肌を滑る。

 

「きゃっ……!」

「穂波さん、こっち!」

 

 慌てた様子で店を後にして手を取り駆け出す七緒。先のパンツのように外へ溢れることはなくても、拘束を失った胸はその大きさ故に体の動きに合わせて大きく揺れ動いた。本来なら刺激を受けないその頂きもタンクトップによって擦られ刺激される。それに加えて通り抜ける風が悪戯に上下の恥部をくすぐり回す。互いに感じる背徳感が不覚にも気持ちいい、と感じてしまう穂波の思いはすぐに体に現れた。

 

 ツン、と立った乳首が衣服を押し上げ、固く浮き出たことで更に刺激を受ける部分が増える。漸く人気の無い路地裏へたどり着いた頃には、外から見ても位置が解るまでに主張していた。建物同士を通り抜ける風も狭い為に強く吹き、服をなびかせて敏感な部分を攻め立てる。スカートをぴったりとお尻に張り付かせ、艶かしいラインを強調した。

 

「ねぇ七緒君、スースーするの」

「だ、だったら買った下着を早く着けてください!」

 

 背を向けている彼が言うのも尤もではあるのだが、穂波にとってそれは無理な相談であった。ノーブラ、ノーパンのままで散々外気に晒され敏感な部分を刺激され、冷めていた頭もみるみる熱を取り戻す。なにより満足していなかった彼女の心に火が着いた。

 

 背を向けていることをいいことに、役目を果たせないブラを出して七緒の手に握らせる。生暖かく柔らかい感触と濃い汗の匂いを含んだそれは、犯罪的なまでに彼の性欲を掻き立てた。その証拠に股間は再び盛り上がり鼻息まで荒くなっている。

 

「何してる……ん……ですか……」

 

 予想外の行動に振り返り声を上げそうになる七緒が見たのは、胸をはだけさせ、スカートを下ろした穂波の姿。綺麗に立つピンクの突起は痛々しいほどに膨れ上がり、股下からは愛液が太ももを伝うだけでは飽きたらず、ポタポタと路面に卑猥な雫を溢していた。

 

 ゴクリと生唾を飲むも、奥手な彼女とは考えがたい行動に思わず後退る。を合図にゆっくり近付き、ズボン越しの膨らんだ股間に手を当てる。型を取るように細い指を絡ませ、人差し指で裏スジやカリ裏をコリコリと刺激した。

 

「んぁ……!」

「固くなってるね」

 

 幾多も愛を育んだもの同士、互いの弱点は熟知している。手先が器用なことに加えて普段からドラムスティックの扱いに長けている彼女にとって、彼の肉棒を扱うことなど造作もなかった。上下に優しく擦る仕草は赤子を宥める母のようでありながらも、淫らな仕草に宥めるどころか猛るばかり。

 

 ズボンという拘束を解いてやれば下着すら覆い隠せぬ欲の塊が姿を表した。以前と違い精気に満ちたその姿は、ひとえに穂波が日々作る彼の食事にある。一度火が付けば何度も繰り返す行為に耐えられるよう、精が付く料理を振る舞い続けた結果であった。

 

「ん、あぁ……♥️」

「ん、くぅぅ……」

 

 ゴムを付ける暇さえ与えず、カウパーにまみれた肉棒に愛液を染み込ませ一思いに挿入する。駅のトイレでされた悪戯のお返しという意味合いが強く、何よりゴムという障害より快楽を優先した。その期待は既に穂波の体へ色濃く現れており、やがてコツコツと奥の入り口へとたどり着く。

 

 「んぁっ♥️ くぅうううう♥️」

 

 その刺激に耐えかねて、穂波の体が小刻みに揺れた。口からは蜜のように甘い吐息が漏れだし、膣内もキュウと締め付けてくる。幾度と無いハプニングの数々によって焦らされた体は子宮が降りることで現れていた。軽くイったその仕草により一層の興奮を掻き立てられ固さを増した肉棒は、穂波の敏感な部分を満遍なく刺激しスポットさえも捉えている。

 

「あぁ……これ、すっごく……イイ……♥️」

 

 通り抜けるビル風によって物欲しそうな二つの頂きと豊満なお尻を撫で回され、屋外であることを意識させる。加えて先の甘イキという羞恥すら興奮に変え腰を振る穂波はいつもより激しかった。絶え間なく肌を打ち付け合う音が響き、その度にゴリゴリと膣内が蹂躙される。生でしか味わえぬ感覚に溺れながらも更なる興奮を求めて体位を変えた。

 

「ねぇ、来て……♥️」

「っ! この、欲しがり屋さん!」

「おっ! ほぉぉ♥️ ふぅうううう♥️」

 

 壁に手を付き腰を突き出すその体勢では淫らな秘部が丸見えであり、誘うように腰を振る。たわわに育った下の果実は動きに合わせて揺れ動き魅了した。揺れる腰を両手でしっかり掴んで、反り立つ肉棒をワレメに一思いで挿入する。先程より深く激しく打ち付けられ、串刺しにされたように動きを止める。快楽に身を震わせる彼女の表情は、彼には見せられないほど崩れていた。

 

「ねぇ、ここも、空いてる、よ?」

「っ!」

「あっんっ、激し……いっ♥️ けど、イイッ♥️」

 

 相手の動きに合わせて再度腰を振る穂波は、背中越しに見える双丘も負けてないとアピールするかのように体も揺らす。すると腰にあった手は瞬く間に吸い寄せられ、両手で激しく揉みしだかれた。痛みさえ感じる激しさでも火照った頭で快楽に変わり、何よりそれほどまで求めてくれることが嬉しい。

 

「ほ、穂波さん、もうっ!」

「いいよ、射精して、中に、いっぱい、頂戴……♥️」

 

 やがて互いの興奮は最高潮へと向かい、上ってくる熱が限界を訴えた。最後のおねだりと共に深く深く突き入れられ、物欲しそうに降りてきた口がすっぽりとハマる。駆け上がる射精感に身を任せ、欲望を解き放った。

 

「イく、イっくうううううう♥️」

 

 迸る熱を一番敏感なところに叩き込まれ、穂波が全身で絶頂を表現する。体は激しく痙攣し、頭と視界は覚束無いほどに溶けている。そして何より割れ目から勢い良く吹き出した潮が未だに吐き出し足りぬのか、ピュッピュッと勢いを取り戻しながらも周囲を濡らしていた。合わせて肉棒の形が元に戻り、引き抜くと後を追って白濁色の粘液が滴り出す。

 

「いっぱい、出ちゃった……♥️」

 

 そんな様子に法悦を浮かべながら声を漏らすも、それがどちらのことを表しているのか解らない。ただ嬉しそうな表情から前者のことだろう。自らの淫らな様子や羞恥すら受け止めてくれる彼の存在は、彼女をより一層際立たせていたのだから。

 

・

 

・

 

 帰りの電車は行きほど込み合うことはなく、二人は無事席を確保することが出来た。しかし何故か七緒の方はどこか挙動不審であり、周囲の客に目を配っている。

 

「七緒君、どうしたの?」

「いや、あの、どうって……だって」

「落ち着いて。堂々としてたら解らないよ」

 

 実をいえば路地裏の一件から穂波は未だに下着を着用していない。それもひとえに新品の下着を汚したくないからであるが、当の本人よりも彼氏である七緒の方が気にしていた。以前より度胸のついた穂波の態度はここにも現れており、優しく咎めて事なきを得た。

 

 目的の駅に到着しホームを歩く。改札へ向かう長い上りエスカレーターを見て、穂波はそっと耳打ちをした。

 

「少し後から付いてきてくれないかな?」

「え? はい、いいですけど……」

 

 周囲の客はほぼおらず隣で歩く気であった彼は、流されまるで他人のように間隔を開けて後ろからついていく。流石の彼女も後ろからの客に警戒しているのか、と思えるがフレアスカートでは到底見えるような短さではない。そんな思考をすれば自然と視線は腰周りへと向けられていた。

 

 ホームに止まっていた電車が再び次の駅へ向けて走り出す。大きな車体の加速によって巻き起こる風は容赦なく周囲を乱していた。それは上へと向かっていた穂波や七緒も例外ではなく、風の塊が容赦なく吹き付ける。

 

 ブワリと舞うフレアスカート。捲れ上がりはしないが、間隔を開けて後ろにいた七緒には十分。風に吹かれて何度も艶めきを放つ二つの丘を目にし、思わずズボンがテントを張る。これ以上は目に毒だと視線を反らした為に、降り口付近でわざとらしく背を向け待つ穂波の存在に気付かなかった。

 

「「あっ……」」

 

 エスカレーターの勢いに押し出される形でグイ、と体が密着する。特にお互いの双丘の谷と山は引かれ合うようにスッポリと納められた。

 

「……♥️」

 

 そんな固くも雄々しい感触に、穂波の心に火が燻り始めたのはまた別の話である。




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