第三章 劇団、芸術はリアルさが重要だ。フォオオオオオオオオ
あくまで体裁だけなのだが、劇団からお願いされて麻花は呼ばれていたのだが、
いざつくと様子は違い、オーディションを受ける一人のような扱いをされる。
まわりには、枕上等の本気で舞台女優を目指す女たちが数人集まっていた。
紀元は初めて本物の麻花を見て内心大歓迎。(紀元のこだわりで、ここまで黒髪に戻る麻花になるまで合うのを自重していた)
また、紀元は、インターネットで麻花を見ていた時は長身のイメージだったのだが、実際は小柄なことを知る。
使用する曲は、麻花が凛智への思いを綴った未完の曲。
Aメロ: 凛智を強く美しい騎士、麻花を首輪で繋がれた子犬に見立て、凛智騎士が麻花の鎖を断ち切るという内容の歌詞
Bメロ: 窮地に立たされた凛智騎士を助けるべく、敵地に乗り込んだ麻花犬だが反対に打ち取られ首輪で繋がれてしまう。
Cメロ: 張り付けにされた凛智騎士と首輪に繋がれた麻花犬であったが、
最後は麻花が自身の力で鎖を断ち切り凛智騎士を救いハッピーエンド
オーディションの内容はAメロの犬役。
演劇なので動物役を当たり前のように人がやる。
それだけでも恥ずかしいのだが、本格派気取りの紀元劇団では一般人から見ると恥ずかしいような犬真似の演技を
真剣にやる他の候補生達。
(床10センチの鎖の首輪に繋がれ、雄たけび、姿勢など。犬になりきるプレイ)
いろいろあり、麻花が駄目なら契約自体破棄ということを告げられる。
麻花の番になる。
セクハラ演技指導が始まる。
そして終わるオーディション。
帰り際に紀元に、個人レッスンをしたいと伝えられる。
麻花は察するが了承する。
二人だけで、照明が一つの暗い舞台。
演技指導というマニアックプレイで、
首輪で繋がれた麻花は処女喪失する。(1行だが、ここがメインで長文になるところ)
第四章 俺の求める芸術はこれじゃあない。
麻花はオーディションに合格するが、紀元との肉体関係は続く。
いつでも麻花を役から降ろせるという背景。
紀元がはまっているプレイは
・練習後の夜の個人レッスン(前章の内容)
・背面騎乗位で麻花に腰を振らせるレッスン
背面からスパンキングしつつもっと激しくとか腰を振るピストン速度を指導。
・「クレッシェンドォォォ」(紀元はもっと激しくという意味で使う)
・紀元が逝きそうになると「フォ、フォオオオオオオオオ」と麻花にとって薄気味悪いプレイなど
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紀元劇団が地方講演でお披露目される。
歌声や歌詞の才能がある麻花だったが演技はそれほどでもなかった。(そもそも紀元考えた演目が駄目なのだが)
そのせいもあり、麻花は紀元に厳しくされていた。(紀元的には内心楽しく)
しかし、公開されるとエンディングで麻花がソロで歌う曲が大絶賛される(ミュージカル要素)
紀元的に面白くないし、麻花に嫉妬心が湧く。
もう一つ紀元的に気に入らないことがある。
麻花のイキ方が浅いのだ。不感症気味といってもいい。中イキなどは一度もない。
紀元が求めるような深いアヘ顔にはほど遠いのだ。
こればかりは麻花をどんなに追い詰めてもどうしようもない。
いつものごとくドラッグを使用することもできたのだが、
麻花に運命を感じていた紀元はきっと体の相性も運命的なものと思い込んでいたので、
内心イライラし始めていた。
結果、どんなに激しくピストンしても空しくなり、
麻花に自分で腰を振らせるというプレイが増えていたのだった。
そんな紀元に小さな転機が訪れる。
ある麻花へのインタビューで、だれに感謝したいですかといった類の質問に
麻花は、「とある女性」と答えたのだ。
また、あの「とある女性」と思う紀元。
一時とはいえ、紀元が大好きな黒髪麻花を茶髪にした憎き「とある女性」。
紀元の言うことには従う麻花ではあったがいつも麻花は紀元のことを見ていない違和感があった。
どこか紀元の先にある遠くを見ている感覚。
それが「とある女性」だと紀元は確信する。
紀元は、どこへ向けていいかわからなかった最近の苛立ちの矛先を「とある女性」に向けるのだった。