※この作品はR-18です。

女のアラガミハーレムを目指す   作:ホワイトアクア

2 / 8
おかしい……何でシリアスな話を作ってるんだ俺……。
次こそはちゃんとエッチな話書くから……こうなったのは全部設定の所為なんだよ……!

本当にどうしてこうなった。シリアスな話でこうもザックリ書いてエロなしはヤベーよ(白目)


プリンセスメーカー(※誤字あらず)

 少し休憩して賢者タイムを終わらせた頃、ズボンを履き直しながらも時間がどうなっているのか確認した。あのセックスから30分は軽く越えており、相当長くヤったんだなと自覚が芽生える。

 

「死ぬ前に童貞卒業出来て良かった……いや、ホントは良くないけど」

 

 よりにもよって人類の敵であるアラガミとセックスをしたのだ。それを仲間にバレたりでもしたら大事……いや、それ所じゃ済まされない。特に今の極東支部の支部長であるペイラー・榊は根っからのマッドサイエンティストというか実験好きというか……とにかくあのアラガミ研究家にコレを伝える訳にも行けない。最悪、彼女が殺されるのだ。それだけは絶対に阻止したい。

 

「お前が人間だったらどれだけ良かったか……」

「くるぅ?」

 

 キョトンと首を傾げるサリエル。その可愛らしい姿に彼はキュンッ♡と心が撃ち抜かれた気分になった。ともあれ、今はホントにどうしようかと悩み中。フェンリルやそこらで彷徨くゴッドイーターにバレてはならないのは当然だが、かと言って外も必ず安全とは言い切れない。

 アラガミという存在は例えどんな物であろうとも喰い尽くし、進化を遂げ続ける生き物。しかし、彼等が食べるものは何も物質や無機質に限った話ではない。場合によってはアラガミがアラガミを喰う事も有り得るのだ。もしもサリエルがハンニバルやディアウス・ピターみたいなヤベーアラガミに殺されて捕食でもされたりしたら……そんな展開は勘弁願いたい。隠せる事が出来るならそれで苦労はしないが、逆に今度は大きな問題がまた1つ増える。

 

「必ずしも今日出会ったサリエルが次また会えるとは限らんしな……」

 

 アラガミが地球に存在してからは成長と増殖、変化を繰り返していた。そして、何時しか世界にはアラガミが無数に蔓延り、同じ個体種が一緒に行動したりする事もある。サリエルもその1つだ。もしも次にあったサリエルが別個体のサリエルだった場合……生き残れる自身は無い。寧ろ大量に来られても絶対死ぬ。それもマジで勘弁して欲しいが。

 

「せめて見分ける方法をどうにかせんと……仕方無い、アレを使うか」

 

 そうして取り出したのはボンテージと呼ばれるエロい衣装の1種とエッチな本だった。こう見えて彼は古い知識についてはフェンリルのデータベースのみならず、捨てられてあったパソコンを修理してはネットを繋げ、過去の産物である数多の情報を頭に叩き込んでいた。今回ボンテージもその1つで、男を誘惑するモノと把握していた。ちなみにどうやって作ったのかはアラガミの素材や回収した資材を使って作ったら出来た。エッチな本は偶然にも仕事が終わって空いた時間にトレジャーハントして見つけたお宝だった。

 

「サリエル、コレ喰えるか?」

「るぅ?」

 

 いきなり喰ってくれと頼まれて困惑するサリエル。何だろうと思いつつ匂いを嗅いだり触ったりして確かめた後、彼女は本とボンテージを食べた。端からみればシュールな光景だが、こうしたのもある実験を踏まえての事だった。サラッと意思疏通が出来てたのは驚いてはいたものの、その結果を今か今かと待っていると……。

 

「きゅぅ……?きゅぅっ……!」

「お、始まったか?」

 

 身体に様子がおかしいサリエルをじっと見つめる彼。すると、サリエルの身体に変化が現れた。先程の彼に破かれた胸の紐部分や下半身の部分が変わり、ピッチリとした黒い服か何かによって包まれていた。それは今さっき彼が与えたボンテージとそっくりな姿。

 おっぱいやマンコの部分は切り抜かれて丸見えとなっており、胴体やそれ以外の部分はさっきの服と同じ黒で染まっており、まるでドスケベな服を着たアラガミと表現されてもおかしくなかった。

 

「よっしゃ!予想通り!アラガミは何でも喰って進化するって聞いてたけど、思考能力が少しでもあればこうやって真似する事も出来るんだな!」

 

 アラガミに関する研究は未だに未知数で、サリエルもまた例外ではない。例えば同じ女型のアラガミとしてヴィーナスという大型アラガミがいるのだが、とある諸説だとサリエルが美しさを更に磨きをあげようと手当たり次第にアラガミを喰い尽くした結果があんな姿になっているんだとか噂されていたが、その真相は不明のままだった。

 しかし、今の行動で少なからず与えるモノによってはアラガミの生態に左右し、尚且つ思考能力さえ残っていればそれに応じて変化すると判明した。これさえ把握していればアラガミと言葉で喋って意思疏通出来るのもそう遠くはなさそうだ。

 

「現にシオちゃんがそうだったしなー。あの子、今頃何してるんだろう」

 

 遠くに行ってしまった孤独の少女を思いつつも、次は必要なモノを取りに行くべく近くの図書館へと足を運ぶ。サリエルも彼の後をついていき、興味津々の顔で見つめていた。

 廃墟となって崩れている図書館には多くの本が残されているが、長年ずっと野晒しだったり雨ざらしだったりで紙がぐちゃぐちゃだったり埃まみれとなって汚くなっていた。それでもちゃんと最後まで探せば普通に読める分には問題無いのもちゃんとあるにはあるが。

 

「えっと……えっと……あ、これか?」

 

 探している内に何冊かコレだと判断した本を見つけた。その本の内容は小学生の子供が使うとされる初歩的な辞書から普通に使われる分厚い辞書。後は道徳といった本を何冊かだ。何でこんなのを集めたかというと、本を食べさせて文字や読み書きとかを覚えて貰う事だった。さっきのボンテージが通用したのなら、本を食わせれば覚えるのでは?と思い付いたからだ。必ず成功するとは思えないが、それでも絶対に出来ると信じたい。それに、この世界において本は貴重でもある為、無闇に独り占めするのも厳禁だ。

 

「サリエル、次はこれを食べてくれ」

 

 差し出された本を見ては首を傾げ、特に害は無いだろうと決まると彼女はそれを軽々と全部食べ尽くす。喰い終わった直後、頭を抱えながら彼女は痛がってじたばたと暴れた。

 

「きゅぅっ……!がぁっ……!るぁっ……!」

「どうしたサリエル!? 大丈夫か!?」

「あっ……がっ……らぁっ……!……た……い……!」

「え?何だって?」

「い……た……い……!あたま……いたい……!」

「喋った……!? 言葉が出るようになったのか!」

 

 サリエルの口から声が聞こえ、まだ完全ではないが喋れるようになった。だが、いきなり多くの情報量を取り込んで頭がオーバーフローでも起こしているのか、辛そうな顔を浮かべていた。これはちょったマズいと判断し、回復のバレットを撃ち込んだりアンプルを打ち込んだりして痛みを和らげさせた。暫くすると痛みは引いたのか大分落ち着き、彼もホッと一安心した。

 

「良かった……一時はどうなるかと思ったわ……けど、何で喋れるようになったんだ?」

 

 あんなやり方をしておいて何なのだが、普通アラガミが本などを喰っても結局は同じ無機質である以上は何も変わらず、喋るなんてのも本来はシオを除いて有り得ない話だ。それでもそれが出来ちゃったのはまた別の何らかの影響によるものだろうか。ここ最近で有力な情報となると赤い雨かそれとも螺旋の樹によるモノなのか……いずれにせよ、決定的な証拠も無いので判断は無理そうではあるが。

 

「あ、そうだ。ついでにお前の名前も付けてやるか。そうだな……サリエルだから……エル、エルだな」

「るぅ……?エル?」

「そう、エル。それがお前の名前だ」

「るるぅっ!エル!エル!」

 

 初めての名前に嬉しそうにするサリエルもといエル。何だこの子天使かッ!と再び彼をドキドキさせるには十分な威力を持っていた。

 

「ついでに俺の名前はセイだ。分かった?」

「セイ……うん、エル、わかった!セイはセイ!」

「ホントに分かったのかなー……?」

 

 少々不安ではあるものの、覚えてくれただけでも嬉しかった。このまま彼女とずっと話し合いたい所だが、時間の猶予が残されていない。

 

「……エル、今から俺の言う事を良く聞くんだ。ずっとお前と一緒に居たいけど、俺はゴッドイーターだ。そして、お前は人類にとって敵なんだ……」

「てき……?ごっどいーたー……?エル、わかんない……」

「はは……まだ難しかったか。とりあえず、お前は絶対に生きてくれよ。俺みたいな他の人間が出たら絶対に隠れたり逃げたりして生き延びろ。中にはお前を襲うアラガミもいるかもしれない。エサとして捕食するならまだしも、エサにされたら一環の終わりだ。それまでは助ける事も出来ないし……お別れしちゃうかもしれない……」

「おわかれ……バイバイするの……?いや!エル、バイバイしたくない!」

 

 そう嫌がって悲しそうな顔を浮かべるエル。セイからしてもそれはとても辛い事ではあるが、この先を考えるならそれしか方法が残されていなかった。

 

「分かってくれエル……!俺だって辛いんだ……!でも、君が死んだら俺は今の君に2度と会えないかもしれない……それだけは絶対に嫌なんだ……!だから……またもう1度ここに会えるように何とかするから……!お願い……我慢して……!ちゃんと約束するから……!」

「セイ……」

「ごめん……!」

 

 ブラストを構え、最後に謝罪の言葉を告げながらセイはトリガーを弾いた。ブラストから放たれる白い煙が彼女に噴き掛かり、その煙を吸い込んだエルは気を失うかのように倒れ込む。念入りに彼女のを触ると、身体は冷たくなっているのを確認。そのまま彼女を植物園の茂みに隠し、ヘリが来る地点まで走った。

 

「アラガミを仮死状態にさせるブラッドバレット……これで彼女がバレない事を祈ろう……」

 

 彼がさっき放ったブラッドバレットは少し前に撃った発情させるブラッドバレットと同じように改造が施されているモノだった。これによってエルはオペレーターからの監視を潜り抜け、死んだように見せかけてやり過ごす事が出来る。とはいえ、アラガミ相手では仮死薬は眠り薬と同じ扱いなのか、それともセイ自身がそうなる様に仕組んだのか目覚めるまでの制限時間は5分となっている。

 そして、丁度この時に迎えのヘリが到着。無線のスイッチを再び入れ直し、セイは置いてしまったエルの事を後悔しつつもフェンリルに戻って行く。それまでセイはヘリに運ばれている間、静かに泣きながら彼女を想い続けた。自分にとって初めて大切なモノが失われるかもしれない恐怖を抱えながら……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んぅ……セイ……?セイ、どこ……?」

 

 仮死薬の効果が切れ、エルは再び目を覚ました。既にセイの姿と気配は見当たらず、エルは一人寂しく植物園の中で静かに佇んでいた。

 

「セイ……あいたいよぉ……セイ……」

 

 言葉を覚えてからは自然と感情を持てるようになったエル。彼女は生まれて初めて寂しいと楽しいといった感情を学習したのであった。今でも彼に会いたいという気持ちは変わらないが、セイを困らせたらいけないと理解する様にもなった。

 

「セイ……」

 

 悲しく泣きながらも彼が持って来てくれた大きめの辞書をチビりチビりと食べるエル。食べる毎にまた新しく情報や知識が頭の中に蓄えられ、オーバーフローを起こして頭痛に耐える時間を繰り返す。その内、溜め込んだ知識の内にハーブに関する内容もあったので、近くにあったハーブを摂取して頭痛を治し、また食い掛けの本を食べてはハーブを摂取……全て喰い終わるとエルは覚悟を決めた顔付きになっていた。

 

「私……もうワガママ言わない……セイの約束、守る!」

 

 誓ったと同時にアラガミの叫び声が聞こえる。現れたのはヤクシャとヤクシャ・ラージャの群れだった。どうやらエサを求めてやって来たものの、真っ先にサリエルを狙おうと集団で襲い掛かろうとしていた。

 

「邪魔しないで!エルは約束果たすまで死ねないんだから!」

 

 頭部の眼球から放たれるレーザーがヤクシャ達を貫き、更には強烈な光線でヤクシャ達を焼き付くした。この時フェンリルではアラガミがアラガミを攻撃するという異常事態に調査を送り込んだが、到着した頃にはヤクシャは既に跡形もなく焼き付くされた痕跡が残っただけだった。

 

 余談ではあるが、ここ最近でボンテージ姿をしたサリエルが少し目撃される事があったが、如何せんその姿がとてつもなくエロく、見つけてもすぐに逃げられては見失う事が多かったが、アレを想像してオナニーする男性ゴッドイーターが増えたんだとか。




ちなみに主人公の名前の由来はウマ娘のセイウンスカイから。
丁度良い名前無いかなーって探してたんですが、ウマ娘の存在が頭を過ったのでそこから参考にしました。恋愛クソ雑魚設定もそこからだったり。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。