※この作品はR-18です。

僕で×××人目の杜野凛世の孕ませ中出しセックス   作:kazushi_

5 / 9
(裸カレT台所ックス、一緒に夕食)

 

 

「~~~~~♪ ~~~~~~♪ ~~~~~~~♪」

 

 凛世の口から紡ぎ出される歌声が、美しく響き渡っている。

 ただし場所(ステージ)は1DKの安アパートのキッチンだったし、着ている衣装も裸の上から僕の脱いだTシャツを羽織っているだけ、観客も僕一人だけと実に淋しい独唱会(ライブ)ではあったけど。

 ――杜野凛世による性遍歴告白大会with僕との種付け生セックスが、二回目の膣内射精(なかだし)でひとまず終わりを告げてから。その後もしばらく下半身が繋がったまま、恋人がするような本気のキスに夢中になっていたら、気がついた時にはもう5時が過ぎていた。

 とりあえずちんぽを引き抜いて、ひとまず食事にしようかという話になる。

 一応材料はあるし、出前を取るのも考えていたのだけど、凛世の方から料理をしたいと言い出してくれたのでそのままお任せしたのだった(さすがに材料をデリバリーされてきたのはビックリしたけど……裸のまま平気で受け取りに出たのはさらにビックリだった。本当にドスケベアイドルなんだなと、実感させられたエピソードである。まる)。

 

「……………………はぁ…………」

 

 そんなわけで、ただいま僕の部屋の台所で杜野凛世が料理をしているわけですが。もう、眼福すぎてさっきからずっと目の保養でございます。

 なにが素晴らしいかって、僕のTシャツを羽織ってるだけという――いわゆる裸カレT状態でキッチンに立っててくれてるのが――エロすぎて――本気で素晴らしい。当然僕も性欲旺盛な思春期男子だから、裸エプロンという選択肢も頭に浮かんでしまうところだけど、それは無事孕ませることができたらお願いするということで、とりあえず心の決着はつけておいて。

 いま最重要なのは、目の前で彼T一枚の格好で調理中の凛世の姿を目に焼きつけておくこと。これに尽きる。

 推しアイドルが、裸カレTなんて恋人同士でもない限りしないような格好で料理を作ってくれている、それだけでも心が温もりで満たされるというのに。たとえば収納棚から鍋を取り出したりとか、調味料や具材を手に取ったりする時なんかに、わざと無防備なお尻をこちらに見せてくれたり足を開いて股間をチラ見してくれたりするのだから、エロ方面でもたまらないものがあった。

 そんな風に推しアイドルの新婚調理ごっこを目で楽しんでいる間に、大和撫子な凛世らしく調理が順調に進んでいるのだろう。焼き物を手際よく皿に盛り付けると一度脇に置いて、鍋に食材を放り込んでスープかなにかを作り始める。

 

「お待たせ……いたしました、旦那様。手元が狂っては……危ないところの、調理は終わりましたので……凛世を可愛がっていただいても、もう大丈夫でございます」

 

 そんな凛世が、こちらに背を向けて剥き出しのお尻を僕に突き出しながら、ふりふりと腰を揺らめかせてくる。明らかにこちらを誘っている娼婦の動作に引き寄せられるように、ふらふらと立ち上がった僕はそのまま彼女の背後に立って、無防備なお尻をわしづかんだ。

 

「凛世のおまんこ、もうぐしょぐしょなんだけど。料理作りながら、ずっとハメてほしいって思ってたんだ?」

「はい……。裸同然の……このいやらしい格好で、旦那様に見られながら……調理中はずっと、おちんぽ様のことばかり……考えておりました。もう我慢……できません。どうか旦那様のおちんぽ様を……凛世の膣内(なか)に、いただけますでしょうか……」

 

 創始で僕はアイドルの甘く媚びるようなねだり声に誘われるまま、びんびんにいきり勃ったちんぽを愛液が溢れている穴の中に突き刺してしまう。

 手での補助もなんの助けもないまま、ずぶずぶと簡単に入り込んでしまう男性器。もうすっかり慣れてしまった感のある、挿入時独特の――こちらの肉竿全体を優しく包み込んでくる――膣口の甘い締めつけを愉しみながら、僕はゆっくりと腰を振って疑似新婚キッチンセックスを始めてしまうのだった。

 

「ああ、めちゃくちゃズポズポ言ってるよ、凛世まんこ。Tシャツ一枚で料理しながら発情してたなんて、ほんと凛世はイヤらしいアイドルだよね。頭の中、セックスのことしか考えてないんじゃないの?」

「はい……はい。旦那様の……仰るとおり、でございます。凛世は……せっくすのことしか頭にない、淫乱あいどるなのでございます。ただ旦那様の……おちんぽにはめていただく、ことばかり考えては……股を濡らしてしまうだけの女、ですので。どうか……旦那様のおちんぽ、で可愛がってください……ませ♡」

 

 言葉どおり、凛世の膣内(なか)は潤っていてすっかり準備ができているのがわかる。

 だから僕は裸カレTの恋人をキッチンで貪り尽くすという、男の夢でもベスト5には入るだろう状況(シチュエーション)を遠慮なく愉しませてもらうことにした。

 コンロに向かって前傾状態という、ちょっと不自然な体勢になってる身体を安定させるために腰をしっかりと両手で抑えた上で。根元まで入り込んだペニスを、時間を掛けて雁首が外に出るぎりぎりまで引き抜きかけてから、もう一度膣奥までゆっくりと押し込んでいく。

 何度もそれを繰り返していく――ただし、スピードは少しずつ速めていって。

 やがてぱんぱん、ぱんぱんと肉同士がぶつかるセックス音が台所に響きだした。僕の腰の動きも準備運動は終わって、すっかり遠慮のない本気ピストンそのものになっている。それを受け止めている凛世の方も、背が足りないからわずかに浮いてしまっている足をばたつかせ、快感を堪えるように何度も何度も爪先をコンロ下の収納棚の扉に叩きつけていた。

 

「深い……深いです♡ 旦那様のおちんぽ……凛世の奥まで入って、きております♡ おっおっ、おぉぉ……っっっ♡♡」

 

 そして僕は、追い詰められた獣のようなよがり声をおかずに腰を猿みたいに振りまくって、現役JKアイドルの膣内(なか)の絶妙なうねり具合、締まり具合を好き放題堪能する。事務所メンバー内で一番サイズの小さいおっぱいに比べれば、女としてのふくよかさを多少なりとも備えているお尻の生のまろみを、腰骨や太ももの辺りで直接味わいながら。

 さらにTシャツ一枚羽織っただけの小柄な体を抱え、剥き出しになった真っ白なお尻を視線でも犯させてもらい。可愛らしく閉じた状態のお尻の穴の真下でだらしなく開いたままのおまんこに、僕のちんぽがずぽずぽと抜き差しされている卑猥な光景を堪能させていただくのは、まさに男として至福の時間そのものだった。

 けれど、せっかくの機会にひたすらバックだけというのも芸がないし、なによりもったいない。

 

「凛世。ごめん、ちょっと体位? 体勢? 変えていいかな?」

「? はい……構いません。旦那様の……お好きなように、でございます」

 

 だから凛世の了承を得た僕は一旦結合を解いてから、彼女の体を向かい合う形に変えさせる。ついでに、触れるだけの軽いキスをひとつ。それからその小さい体を、そのまま流しのところ――普段、野菜や肉を切ったりするスペースに載せてみた。

 

「……んんっ……。……ふふ、さすがに……なにも付けてないと、少し冷たいかも……です」

「っと、ゴメンね凛世。……大丈夫?」

「御安心を。凛世は……大丈夫でございます。旦那様のお好きなように、如何様にでもお使いくださいませ。それが凛世の御役目でございます♡」

 

 にっこりと笑う凛世の顔に見惚れてしまい、思わずもう一度――今度はしっかりと――キスしてしまいながら、僕は彼女のお尻の下に手をやって体を浮かせてあげる。それから腰の位置をずらして角度を合わせると、勃起したままのちんぽでアイドルまんこを一気に貫いた。今度は真っ正面から、顔を突き合わせた状態で。

 

「ふぁぁ……っっ♡ さっきから犯りまくり……射精(だ)しっぱなしですのに、まだまだおちんぽ様御元気なのでございますね♡ いかがでございますか……旦那様。はじめてのせっくす……お気に召しておりますでしょうか?」

「そう、だね。オナ禁はしてたけど、こんなに勃ちっぱなしなのは、自分でも驚いてるよ。だから――もう充分お気に召してるよ、凛世とのセックスは。だってこんなに気持ちいいんだから、当たり前だろ――っっ!!」

「~~~~~~~~~っっっ♡♡♡」

 

 ずずん、と。言葉の勢いに乗せて、ペニスを一番奥まで突き込んであげる。鋭く息を呑んで首を大きくのけぞらせる凛世を、更に追い詰めるように僕は今度は最初から全力ピストンで責めることにした。

 アイドルまんこの程よい締めつけと肉襞の繊細なざらつきを味わいながら、無我夢中でペニスを何度も往復させる。そのたびに黒髪を纏める紅色の簪が揺れ動き、真っ赤な唇が金魚みたいにぱくぱくと開くのが視界の端に映って見えた。

 そのままのけぞって露わになる白い喉を吸血鬼よろしく甘噛みし、悶える彼女の小さな体を掌で支えるついでにお尻の柔らかいところを撫で回す。それに応えるように、僕の背中に回された細い両腕が、かすかに震えながらぎゅっとしがみついてきた。

 ――ただ単に、とろとろおまんこを勃起ちんぽで好き放題突きまくれるだけじゃなくて。それこそ僕の体をすべて使って、彼女の体のどこにでも触れられるし、感じさせたり気持ちよくしあえることができるのがセックスなんだから、僕らみたいな性少年(ティーンエイジャー)が夢中にならない理由なんてあるわけがない。

 それに加えて、台所ックスにはまた別の魅力があることを実際に体験した僕は、しみじみと理解してしまうのだった。

 

「あっ、あっ、あぁぁぁんん……っっ♡ おまんこ……気持ちいい、です♡ さっきからがんがん……がんがんって、子宮に響いてたまりません♡ もっと……もっと凛世のことを、旦那様のもので……蕩けさせてくださいませ♡」

 

 そこに、もうすっかり蕩けてしまっているような凛世の甘い声に混じって、ぐつぐつぐつぐつと鍋を煮込む音が耳に届く。

 さっきから猿みたいに夢中で腰を振ってアイドルと生セックスしているのは、どこかのホテルの部屋でも彼女の家の寝室でもなく台所なのだという事実を、それで思い出した。視線をそのまま横に向けると、蛇口や洗ったばかりのまな板なんかも視界に入ってくる。

 そうした――本来、セックスとまったく関係ないはずの――キッチン用品を見ながら、腰を振って凛世を抱き続けているなんて状況(シチュエーション)は、本当にヤバ過ぎだろう。

 肉や野菜を切ったり調理したりする代わりに、エロい格好をしたアイドルのおまんこにちんぽを突っ込んで女体を貪るように味わう。それはまるで日常と非日常が溶け合い入れ替わったようで、あたりまえのものがあたりまえじゃないものに侵食されていく背徳感に、僕は思わずぶるりと背筋を震わせていた。

 推しとセックスできるだけでも一生モノの幸運(ラッキー)なのに、普通だとそうそうできないような特別なセックスができるなんてありえない幸福(ラッキー)だらけで、そんな僥倖(ラッキー)にありつけたことに脳髄が焼き切れそうな興奮さえ感じてしまう。

 そうすると、後はもう行き着くところまで行ってしまうだけだった。

 

「凛世、ああ凛世、凛世。イクよイクよイクよ。このまま膣内射精(なかだし)して、咲きに僕から凛世にご馳走してあげるからね――」

「はい……どうか、お願――んんんん~~~~~~っっっ」

 

 むりやり凛世の唇を貪り、射精することだけを考えて抽送を深めながら、僕は股間が熱くなり昂ぶりが一箇所に集まっていくのを感じる。それを加速させるように、膣内(なか)の締めつけが急速に強まる。

 そんな風にふたりの息を合わせて、互いにまっすぐ高みに登っていった末に――

 

 びゅるるるるるるーーーーーっっっっ!!!!

 

「ふ……ぁぁぁぁぁ~~~~~~~~んんんっっっっ♡♡♡」

 

 僕は凛世の一番深いところへ熱い塊を注ぎ込んでいた。

 精巣に集まっていた精液のほとんどを吐き出して、後は断続的に飛び出る絞り滓をおまんこに振る舞っている僕に、中出し絶頂の余韻に耽っていた凛世が舌を差し出してくる。同じように舌を突き出して絡め合うことで彼女に応え、恋人そのもののキスを交わしあう僕たちのすぐ隣では、弱火でじっくり煮込まれていたスープが小さな音を立てて温かい湯気を出していた。

 抱き合い顔を寄せ合う僕たちの元へも伸びてきたまっしろな湯気が、鼻先をくすぐり温もりとともに濃厚で強烈な匂いを伝えてくる。それを吸い込んだ次の瞬間、くぅぅ――っとお腹の虫が鳴ってしまったのだった。

 それも、二人分しっかりと――

 

 

 

 

「それでは……たいへんお待たせいたしました、旦那様。どうぞ……お召し上がりくださいませ」

「いえいえ、料理中も色々愉しませてもらったから、なんの問題もないよ。それじゃ、いただきます」

 

 作法どおり手と手を合わせて食前の挨拶を済ませてから、箸に手を伸ばす。なぜか凛世は恐縮している風だけど、普段の夕食はもっと遅い時もあるから時間が遅いわけじゃないし、腹の虫が鳴ってしまったのも単に種付けックスに夢中で頑張りすぎただけだろうから、問題はなにもないはずだった。

 

(そうそう……凛世の手料理が食べられるんだから、それだけで文句なんてあるはずもないんだよな)

 

 推しの手料理を食べる機会なんて、それこそ恋人にでもならない限り作れるはずもない。

 だから即死レベルの幸運に恵まれたことに今日何十回目の感謝をしながら、僕はそっと食卓を見回してみる。普段はコンビニ弁当くらいしか置かれないテーブルの上に、所狭しと並べられている料理の数々を。

 具があふれそうなくらいに大量に盛り付けられた鰻丼。食べやすいサイズにまとめられたローストビーフの野菜巻き。納豆とオクラと長芋とアボカドのサラダ。スッポンの生き血をベースに牡蠣やアサリを具材にした真っ赤なスープ。

 ……こう、あからさまになにかひとつのことを目的としたラインナップに、思わず苦笑が漏れてしまう。もちろん僕自身も一晩中ヤリまくりは望むところだから、凛世の方もそのつもりなのは本気で心強く感じられる。オナ禁しまくりでいっぱい精液を貯め込んだつもりだけど、ここまで予想外に射精(だ)しまくっているから補給する必要性もあるわけだし、ね。

 さっきまでの種付けックスの気持ちよさとこの後の目眩く快楽の時間に思いを馳せて、だらしなく股間を膨らませてしまう僕に。油断なく目端を利かして、こちらにそっと向けられた凛世の発情しきった熱い視線を受け流しながら、迷った末にまずはスープへと手を伸ばした。

 どろどろに溶けた血のように真っ赤な液体を、具の牡蠣と一緒に口の中へ放り込む。

 ――一気に口の中が火だるまになった。

 そう錯覚するくらいの熱さ、なによりも辛さだった。あっという間に口の中が焼けただれ、パクパクと口を開けたまま僕は慌てて湯飲みに手を伸ばして中味を一気に呷って、どうにか事なきを得る。

 

「……くす、くす。大丈夫で……ございますか、旦那様?」

「だい、じょーぶ、だと思う。ああ……ひどい目に遭った。とりまスープは少しずつで、別のものから食べるとするよ」

 

 鈴を転がすような笑い声で形だけの心配をしてくる凛世をジト目で睨んであげながら、今度はサラダに手を伸ばす。さすがに熱いわけがないし、辛くもないだろうと判断して。――どうやら、それは正解だったらしい。

 オクラと納豆が混ざり合い、歯で噛み潰すたびに口の中で糸が絡まっていく。その感覚が微妙に心地よく、長芋の柔らかさも相まって火傷しかけの咥内を癒やしてくれた。

 それでどうにか人心地付けたので、サラダ巻きや鰻丼にも箸を伸ばしていく。無言で、ひたすらパクついていく。

 料理マンガやドラマなら急に顔がどアップになって、いかに素晴らしい料理かを意味不明な表現で力説するところだけど、残念ながら僕にそんなスキルなんてあるわけない。だから今の僕が凛世の手料理の美味しさを証明するためにできることは、ただ夢中で彼女の料理を貪ることだけだった。

 

「いかがでしょうか……旦那様。お口に合っていれば……よろしいのでございますが」

「いやいや、余計な心配しないでも平気だってば。凛世の手料理、むしろ口に合いすぎで手が止まんないくらいだし。あ、もし僕の言葉だけじゃ信用できないんなら、凛世も自分で食べればいいんじゃないの? てか、凛世は食べないの?」

 

 対面に座っている凛世がおずおずと料理の出来を尋ねてきたのを、僕は忙しなく咀嚼しながらなんの問題もないから大丈夫だよと応える。それから、彼女が箸に手を付けてないことにようやく気がつき、そう声を掛けてみた。

 

「いえ……まずは旦那様が、お好きにお食べていただければ、と。凛世は……旦那様のお残しで、構いませんので」

「いやいや……いやいやいや。作ったのは凛世なんだから、僕ひとりで食べるってのはないでしょ。せっかくの機会なんだから、一緒に食べようよ」

 

 どうしてか遠慮してくる凛世を心変わりさせようと言葉を尽くしてみるけど、貞淑な賢妻モードに入った様子の大和撫子アイドルには効果がないみたいだ。だから仕方なく、実力行使を用いることにする。

 

「仕方ないなぁ。……じゃ、凛世。これならOKでしょ? ほら、口開けてよ。はい、あーん♪」

「…………、…………。……あーん……(ぱくっ)……んっ、んっ…………(ごくっ)」

 

 箸で適当にサラダ巻きを摘まむと、そのまま凛世の鼻先に持って行ってあげる。少しの間悩んだ風だったけれど、笑顔のまま見つめている僕をじっと見つめ返してから、黙って餌を待つ雛鳥のように口を開けてくれた。口を綻ばせ箸を口に運んであげると、そのまま受け取ってちゃんと食べてくれる。

 小さいお口ではむはむと咀嚼する姿は小動物を思わせて可愛らしく、心がほっこりしてしまった。そんな風に和んでしまった僕の前に、今度は凛世が手に持った箸が突きつけられる。もちろん、そこにはタレのたっぷりのった鰻の切り身が、ほかほかご飯の上に載っかっているようだった。

 

「旦那様も……どうぞ、でございます。……はい、あーん♡」

「…………はい、あーん」

 

 満面の笑顔を向けてくるアイドルに応えて、こっちも笑顔で大きく口を開ける。歯医者並みに大きく開いてみた口の中に凛世が放り込んできた食材を、箸ごとぱくりと頂いてしまう。その勢いのままなんとなく箸までねぶるくらいに、僕は凛世とのはじめてのあーん交換を堪能してしまうのだった。

 ……もちろん、正直恥ずかしい気持ちはあるけれど。彼女(新妻)に手料理を作ってもらって「はい、あーん」で食べさせてもらえるなんて、僕みたいな彼女いない歴=年齢の男子高校生が、もし彼女できたらやって欲しいランキングトップ5に入る行為なのは間違いないのだから、楽しんだって罰は当たらないだろう。

 だから、その後は二人で競い合うような感じで、お互いの口にせっせと餌を運び合うことになってしまう。目の前に箸を差し出されたら口を開いて美味しく頂き、お返しに選んだ料理を相手の口に運んで――後はその繰り返し。まるでお芝居かコントみたいなやり取りだけど、凛世とやっていると考えると妙に楽しく感じられるし、こそば嬉しいような微妙な気分になる。

 それは――本当にじゃれ合ってる、仲のよい恋人みたいな感じがするからだろうか。

 そんな感じで気分がハイになっていたからだろうか。なんとなく悪戯心が芽生えた僕は、箸じゃなくスプーンを手に取って例のスープを凛世の目前に突きつけてみた。

 果たして彼女はあの強烈な熱さと辛さに耐えられるのか? そうドキドキしながら見つめていると、くすりと口元に小さく笑みを浮かべた少女はなんの躊躇もなく悪魔の液体を口に含み、簡単に飲み干してしまう。

 

「…………あれ?」

「ふふ……。残念で……ございました、旦那様。凛世は……実は辛味は大得意、なのでございます」

 

 えへん、とドヤ顔を見せて胸を張る凛世。あの辛さを耐えられるなんてちょっと信じられない気分だけど、飲み干した彼女が平然としているのも紛れもない事実だった。その現実に衝撃を受けて呆然としてしまった僕を見るなり凛世は再びくすりと雅に笑い、さっきのようにスープを口に優雅に運んでみせると、それを口の中に貯めたままそっと顔を近づけてくる。

 

「……? んっ……ん……んんっ」

「んぅん……んっ、んっ……んふぅん……っ」

 

 瞬間、重なり合った唇を押しのけて、柔らかい舌の感触と一緒に温かい液体が口の中に入り込んできた。どろどろに灼けた鉄の熱さをもう一度、味わうことを覚悟してぎゅっと目をつぶる。

 けれど、あの灼けるような熱さも刺すような辛さも僕の舌が感じることはなかった。感じたのは、喉を温めるのにちょうどいいくらいの温かさと、舌先をピリリと刺激する程度の辛さだけ。……時間が経って冷めたことで、ちょうど絶妙の塩梅になったみたいだ。

 ――うん、これならいくらだって食べられる。

 その確信にほっと胸をなで下ろした僕は、無防備に咥内に入り込んできた凛世の舌に自分の舌を絡ませてみた。

 

「…………んんっ……!?」

 

 いきなりの口撃に悲鳴じみた声を上げる現役JKアイドルだったけれど――それも一瞬だけだ。落ち着きを取り戻したら、すぐに向こうからも舌を絡ませてくる。恋人のように情熱的に淫魔のように妖しく淫らに。ただの口移しなのか、本格的なものかもわからないようなキスをしたことがきっかけになったのだろう。

 その後もあーんや口移しでの捕食行為は止まることはなかったので、途中からテーブル越しに向かい合う形はやめて、隣り合った状態で食事(らぶらぶ)を続けることになった。

 すっかり歯止めがきかなくなった僕らはとうとうキスだけだと物足りなくなってしまったのか、最後の方は凛世の体を膝に抱っこして勃起ちんぽをズボン越しにお尻に擦らせたり、料理と一緒に指を舐めさせたり、お互いの体を触り合いまくったりと、もう食事なのかエッチなのかよくわからない状況になっていたけれど。挿入(セックス)まではしなかったのだから、一応理性はギリギリでも残せてはいたのかもしれなかった。

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