女の子が少ない世界にTS転生した 作:アリス
家を出て街中を歩いていると男性ばかりが目に入る。前世と比べて女性の数が激減していることを改めて実感する。
「でもちょっと未来だから見てて飽きないかも」
ホログラフィーに投影された看板にはVRMMOの広告とか首筋につけるARデバイスの広告とか前世ではまだ実現不可能だった商品の広告がならんでいたりする。まだ中学生だからARデバイスしか持たせて貰えていなかったけど、前世では高校卒業くらいでようやく手に入れたスマホは製造すらされていなかったことを考えると技術の進歩をすごい感じる。
「でも人口が減る一方だから自然が豊かになってきてるのは少し皮肉だね」
都会なのに空気は澄んでいて朝からジョギングや散歩をしている男性も何人かいるようだ。私はその中に知っている顔を見かけて近づいて挨拶をした。
「おはようございますっ」
近所に住む年上幼馴染的なお兄さんだ。といっても普段から挨拶をするくらいの関係かも。
「お、おはよう亜里沙ちゃん朝早いんだね」
すこしびっくりした顔をした後スカート、ふともも、胸、顔、胸の順番で凝視しながら挨拶を返してくる。以前からこんな露骨に見てたのかな。私じゃなかったら既に警護員に通報ものだと思うけど雄の視線をいきなりぶつけられた私はおなかのあたりがキュンキュンしてしまった。
「進学先で悩んでて散歩してました。お兄さんはジョギング中ですか?」
ちょっとエッチな気分になった私は隣に並んで一緒に小走りを始めた。お兄さんは急に私が横に来たから驚いている様子だ。
「う、うんそうなんだ。最近オンラインのVRゲームにはまってて体力が落ちてるから」
確かにお兄さんは以前より太さが増していた。きっと長時間VRカプセルに入ってたせいだろう。前世の時はオンラインゲームにハマったりして合計数千時間プレイしてしまったことのある俺的にはすこし理解できることだ。
「そんなに面白いんですか?」
ジョギングして揺れている胸に視線を感じながら答える。ねっとりと粘りつくような視線を浴びているとドキドキしてきて変な汗をかいてしまいそうになる。
「よくあるファンタジーゲームなんだけどグラフィックがきれいで、女性のプレイヤーも結構いるんだよ。最近はオンラインゲームで知り合って結婚とかあるみたいし……ぼ、僕は楽しいからやってるけど」
そんなバレバレな嘘つきで性欲まみれの視線を飛ばしながらズボンの前におっきなテントを張り始めているお兄さんはたぶん結婚できないと思うけど。でも女性が少なくて出会うことも珍しいこの世界で女性プレイヤーがいて結婚の事例もあるなら相当有名なゲームになってそう。
「そんなに楽しいんですか?私もいつかやってみたいです」
これは本当の話。VRMMOなんて実際にあったら一度は絶対にやってみたいことだ。でもVR装置が高くて私には両親に買ってもらうかレンタルするかしかしないとプレイすることができない。
「よ、よかったらぼ、僕の家に来て一度や、やってみる?」
よからぬことを考えているのかズボンの前側の生地を限界まで盛り上げながらお兄さんが私に聞いてくる。といっても乱暴なことをしようとしてもARデバイスで女性が通報したら人生終わっちゃうからそんなことはしないと思うけど。
「え?良いんですか…?」
立ち止まってブラウスの胸元をパタパタしながら仰ぐとすかさず視線が胸にくぎ付けになって、いけないことだけど楽しく感じてしまう。
「うん亜里沙ちゃんなら大歓迎だよ。し、心配なら国民IDの全データもちゃんと送るよ?」
【綾谷隼人さんから国民IDの全データが送られました。受信しますか?はい・いいえ】
はいをタッチしてお兄さんの国民IDを受け取る。国民IDはその人のバイタル的データとか犯罪履歴とかいろんな情報がつまった個人情報の塊だ。国が減りつつある人類を効率よく管理するために開発されたとかされないとかマイナンバーのディストピアバージョンめいているものだ。女性に潔白を示すのに使う人も結構いるらしい。でもふつうは全データは送信しないものだと思う。興奮しすぎ。
「ありがとうございます。じゃあ閲覧しますね」
ちなみに私人同士で交付された国民IDは閲覧や使用するたびにどこのデータを閲覧したりどういった使い方をしたか本人に伝わる。ストーカー対策で何度も見られたりして嫌な気分になったら削除できたりするらしい。流すように見ていくと生体データの欄があり、男性器のサイズや勃起時の全長なんて項目もあった。そこを閲覧してしまうと目の前のお兄さんがどうなるか分からないからスルーして一般的なやり取りで交換したりする国民IDの中の社会データの欄のみを閲覧していく。
「わぁ、お兄さん学校で成績1位なんですね。すごいです。そうだ私もID送りますね。ID交換なんて私初めてです」
拙い動きでARデバイスを操作して社会データに加えてわざと生体データも転送リストに入れる。女性の生体データはおっぱいの大きさやウェストのサイズ、おまんこの形までを3D映像で閲覧できてしまうものだ。技術の発展てすごい。もちろん3Dプリンターに通したら1/1サイズのオナドールが作れちゃうし、VRのえっちなゲームのデータとして遊べちゃったりする大変なデータ。絶対に使用されることはないしふつうはロックもかけられているものだ。
「うーんとこの鍵を外すのかな……?これで大丈夫ですか?」
きっとお兄さんにはこう見えているはずだ。
【内藤亜里沙さんから国民IDの社会データ、生体データが送られました。受信しますか?はい・いいえ】
「ちょっ!?えっと亜里沙ちゃん?」
さすがに驚いたのか挙動不審になるお兄さん。でも安心して私は気が付かないアホの子だから。
「あれ、間違ってますか?ごめんなさい私機械音痴気味で……キャンセルしますね」
ゆっくりとキャンセルボタンを押そうとすると
「いや!大丈夫!受信できるよ!」
過去一番の声の大きさで私を止めてきた。お兄さんはエッチな妄想が止まらないのかテントの先っぽあたりが黒くしみてきている。
【綾谷隼人さんが貴女の生体データを閲覧しています】
【綾谷隼人さんが貴女の生体データのフルデータダウンロードを開始しました】
【綾谷隼人さんが貴女の生体データの乳房を閲覧しています】
【綾谷隼人さんが貴女の生体データの女性器を閲覧しています】
【綾谷隼人さんが貴女の生体データの陰核を閲覧しています】
【綾谷隼人さんが貴女の生体データ…
ARデバイスによって視界の右下あたりに見えているログが高速で埋まっていくと同時にお兄さんがそわそわし始める。もう早く帰って私のデータでオナニーしたくなったのかな?
「よかった。わたし初めてで手間取っちゃいました」
てへっと頭に手をやりつつ足を組み替えて太ももを強調するようにポーズを取るとお兄さんズボンの前がおしっこを漏らしたように黒くなってあたりに獣臭が漂いはじめました。どうやらお兄さんは興奮しすぎて射精してしまったみたいです。
「よ、よかった僕も女の子と初めて交換したよ。じゃあ早速行こうか」
息を荒げながらなんとか返事をしたお兄さんの自宅に連れて行ってもらうことにしました。