女の子が少ない世界にTS転生した 作:アリス
今から私が始めるVRMMORPGの名前は〈Seven Masquerade Online〉
ネットではSMOとか七仮面とか七面とか略されていた。メインストーリーは至ってシンプル強大な七体の仮面の王を倒し人類を再び黄金時代に導け!プレイヤーは稀人と呼ばれる存在になって七つの世界を股にかける大冒険をすることになる。
Masqueradeとは仮面舞踏会の他に見せかけ、虚構、成りすましといった意味がある。このゲームではまるで仮面を被るように、自分のことを他のものに見せかけることを強く推奨されているのだ。簡単に言っちゃうとロールプレイングしろよオンライン。
ゲーム内では一定の言動、気持ちに沿ったプレイングをしているとその言動に合う仮面と呼ばれるものがシステム上に生成され、それによってステータスなどに補正を受けるようになる。
例えば単純に剣と盾を使うプレイヤーと同じ剣と盾を使うが礼儀正しく、弱きを助け強きを挫くようなプレイヤーが戦うと騎士の仮面によって補正を受けている後者のほうが有利になるといった具合だ。
ただし倫理観が終わってる世界で運営されているこのゲームにおいて思想および良心の自由は存在しない。AIによってプレイヤーの心まで観測されているので言動が騎士の鑑であっても例えば金を稼ぐことばかり考えていると拝金主義者の騎士の仮面が生成されてしまったりする。
更に人権無視を加速されるのはAIのタネみたいなものがアバターの言語中枢に埋め込まれており、プレイヤーは生成された仮面に沿った口調で話しやすくなるのだ。ロールプレイング至上主義ですね。
プレイヤーのその場面その場面における言動と心の動きが全て観測され蓄積されていくことでプレイヤーを覆う仮面は増えていく。無限に増える仮面のせいでSMOは同じキャラクリエイトをすることが完全に不可能なオンラインゲームなのだ。
なおプレイヤーが持つことができる仮面の数はタイトル通り7つまで、古参プレイヤーはそのロールプレイングに沿った純粋な心で遊べるときにだけ被る仮面があったりするらしい。って全部wikiに書いてありました。
後ゲームの外でのことをゲーム内で思うならまだしも声に出してしまうと恐ろしくロール補正値が落ちるらしいです。運営AIちゃんはメタネタが大嫌いなんですね。なのでなるべくゲーム外のwikiに頼らずゲーム内でプレイヤーが発行してる新聞とかに情報収集は頼るといいみたいです。
「ようやくアプデが終わりましたか」
VR機のセットアップはインテリ筋肉美女のお母さんにしてもらったのですが、ビッグタイトルでしかもリリースされてから数年たっているのでインストールにすごい時間がかかってしまいました。早速VR空間に接続します。
瞬きをした瞬間目の前は紫と黒が混ざり合ったような宇宙空間のような風景に切り替わりました。まるで別の空間に飛ばされた様な気がしてしまいますが、服装が先ほど着ていたものと変わり白のシャツに白のズボンになっています。どうやらちゃんと接続できているようです。
この洋服はVRホーム画面の初期衣服ですね。ありえないほどダサいです。グー、パーと手を閉じたり開いたり、屈伸をしてみたりジャンプしてみたり。いつも通りに体が動くのが楽しくて結構はしゃいでしまいました。
「ってまだオンラインゲーム始めてすらいないんですよね」
声もいつも通り出ているように感じます。正直VR空間にもう少し慣れてから行ったほうがいいような気もします。
だっていきなりノコノコオンラインゲームを初めて操作に慣れずボコボコにやられてクソザコの負け犬の仮面みたいな仮面でも付けられたら怒りのあまり憤怒の仮面も生成されちゃいますし。
本当は別のオフラインゲームなどで軽く体を慣らしたほうがより強いプレイヤーにはなれそうです。さて、どうしましょうか。
「そうだオナニーしましょう」
もう性欲が限界です。宇宙空間の中一人初期服を脱ぎ捨て下着だけになります。現実世界だとオナニーした後の液体の処理が男性の時と比べて面倒すぎてやる気が起きませんでしたが、ここなら滝のように濡れても大丈夫です。
普通美少女に生まれ変わって一番最初にすることは鏡を見て私かわいい……となるかおっぱいをもむか股を無意味に開いたりするはずなのに全然やってません。
VR空間の初期配置されている鏡の前に行き私の全身を眺めます。
「前は私はかわいいとか考えたことは無かったのですが、えげつないほどかわいいですね」
前世の記憶で性癖もえげつないほど歪んでファーストキスの相手が年上幼馴染のちんぽですが。
朝のことを考えてきたら興奮して少し湿ってきました。そこらへんもちゃんと再現されるんですね。
アンバランスなほど大きなおっぱいを支えているブラジャーをずらし乳首をコリコリといじり始めます。
強い刺激に慣れていないのかあんっとか、くふっみたいな声が出て結構恥ずかしいです。強くいじるのをやめて優しく円を描くように周りを撫でているとポカポカと気持ちよくなってきました。
そのまま右手を足の付け根に下ろしていきそっと触ります。濡れてきたせいでショーツはぴったりと張り付き形がくっきりと分かるようになっていました。触ってから指を離すと液体が糸を引いた後落ちて床を汚します。ショーツを横にずらしそっと指を中に入れてみるとジンジンと強すぎる刺激が伝わってきました。
普段は枕を足の間に挟んで押し当てるようなオナニーしかしていないから、中を直接触ると刺激が強すぎるようでした。
それから強く触りすぎないように胸やクリトリスを触ること1時間。
「困りましたイケないです。というかイッたのかどうかわかりません。」
ふわふわとずっと気持ち良いのが続いているせいで出せば終わりの男性の時と違って辞め時がわかりませんでした。手は乾いた愛液と新しい愛液でベタベタになって正直めっちゃ臭いですし甘い匂い何てメルヘンな効果はリアルを忠実に再現するVRホーム画面では望めませんでした。
「絶対リアルでオナニーできないですね。女性のオナニーって風呂場くらいしかできないんじゃないでしょうか」
「うああモヤモヤします。こんな時は力。そう暴力が必要です」
気持ちはよかったもののオナニーをする前より余計ムラムラしたような気がする私は暴力によってスッキリするためにSMOをようやく起動するのでした。
宇宙空間のような場所から真っ白な石でできた神殿のような場所に切り替わりました。
中心部には石の台座のようなものがあり近づいてみると真っ白な仮面が置かれていました。手に持つまでもなく突如浮き上がった白面は私の顔に張り付くとパッと消滅しました。
<チュートリアルを開始する>
ふと脳内に男性と女性と大人と子供を混ぜたような声が響きました。どうやらチュートリアルが始まったようです。演出が若干ホラー染みてたような気がしますが気を取り直してゲーム開始です。
<オンラインID認証……パスワード認証……生体データを確認。ユーザー名アリサのアバターを作成する>
ダウンロード中にwebサイトで設定したIDやパスワードが入力する前から認証されていきます。もしかしなくても脳みそ覗かれてるんですね。生体データをアバター作成時に使用するとアバターの性能というか再現性というかいろいろとよくなるらしいので、利用規約をざーっと読んでチェックマークを入れたので生体データを混ぜたアバターの素体を生成してくれるそうです。
石の台座に表示されているシステムウィンドウに種族や髪型に性別といったキャラクタークリエイトに必要な項目が並んでいる。試しに獣人を選んでみるとさらに設定する獣や尻尾の長さ筋肉の量といった項目が増え目の前にどこか私の面影がある可愛らしい女の子の獣人が映し出されました。
おそらく私の生体データを使用していなければここまで可愛い素体にはならなかったのでしょう。クオリティが高いアバター作りに欠かせない機能だと思いました。特に私は男性のエッチな視線をもらうためにもハイクオリティなキャラクターを作らなけばなりません。どんなエッチをしたいか、どう襲われたいかを考えながら、でもたまにゲームとして楽しみたいのもあるので戦闘用のロールプレイングも似合うキャラを作らなければなりません。
髪はほかのゲームと違って切ってしまうと特殊なアイテム等を使わない限り実際に髪の毛が伸びるのを待たないといけないと聞いたので初期の髪型をなるべく長い髪型にすることにしました。
リアルの私が色白でおっぱいが大きく、ふとももがむっちりしているので、少し憧れもあって褐色肌で筋肉質な感じに素体を近づけていきます。
最終的に出来上がったのが種族ダークエルフの腹筋バキバキ系クール美小女です。少したれ目気味なリアルの私と違いやや釣り目気味の気の強そうな表情をしていて、よく見るとお母さんに雰囲気が似ています。身長はあまり変えるとリアルとゲームの感覚に差が出てしまうのでそのまま151センチです。おっぱいはリアルみたいにあまり大きいと当たり判定的に不利そうな気もしたのでダークエルフの雰囲気に似合う小ぶりな美乳にしました。
初期髪型は雑に後ろで縛ったポニーテールで銀髪になっています。前世の記憶がダークエルフと言ったら銀髪だろうというので銀髪にしました。だいぶ別人になってしまいましたが、血縁があると言われればそうかもって思えるようなオーラがあります。細胞単位で演算され続けてるから髪の毛は伸びるし気配もでるのでしょう。満足のいくアバターができた私は完了のボタンを押しました。
<初期ステータスの設定に移行する>
今度表示される項目は少なく初期装備と初期スキルとセーフティモードの3つでした。初期装備は歴戦の傭兵っぽいレザーアーマーの一式と短剣を選び、スキルは無数にあるスキルから3つ取得できるようなので前世で何もしなくても発動するパッシブスキルがお得な感じがして大好きだったので「体術の心得」「短剣の心得」「交渉の心得」と3つ全てパッシブスキルを取得しました。
その瞬間頭に熱が走ったと思うと一度も使ったことのない短剣を使いこなせる感覚が湧いてきてやっぱりやばいゲームなんじゃないかなと思うのでした。
セーフティモードは始まりの町で張り込みしているプレイヤーにいきなりつかまって犯されたりしたらいくら私でも普通に怖いのでONのままスタートすることにしました。セーフティモードはメニューウィンドウからいつでもOFFにできるそうです。はい、これですべて完了です。
<チュートリアルを終了する>
またあの不思議な声が響くと視界が暗転しました。
なんか設定がいろいろ出てきましたが全部エロかシチュエーションに使えたらいいなって設定だから矛盾しても良いのだ