男は低く項垂れていた。
彼女に手玉を取られて、男としてのプライドを挫かれていた。
(なかなか、やるわね)
しかし、マライアにとって足技は、自信ある術(テクニック)だった。
ここまで粘られただけでも称賛に値するのだ。
それでも、男にとって屈辱なのは間違いなかった。
押し殺した声で彼は呟いた。
「まだ、屈するわけにはいかん…」
「あら、減らず口を叩く余裕がまだあるの?」
マライアは、脚にかけられた白濁液を拭うと、唇の端に付けていった。
「じゅるっ…」
屈服させた男の精液が、妖艶な美女の唇へと飲み込まれていった。
自分で男を責め立て、射精させたのだ。汚いとは思わない、むしろ男を落とした証だ。
「こんなに、射精(だ)したクセに?」
「…」
「ご褒美してあげないわよ?」
マライアは、自分のシャツを下に引っ張り、ジョセフに谷間を見せつけた。
「!?」
「スゴイコトしてあげると言ったでしょ?」
美女は、男の期待感を煽っていく。
そのまま、谷間に手を入れると、器用に下着を外し、ジョセフの方に向かって投げつけた。
顔に美女の一部だったものが当たる。黒いレースの入ったブラジャーだった。
「Oh!…」
大きなお椀型だった。そこに包むものを想像させるような大きさだった。
「Gカップじゃと?」
「…なに想像してんのさ?」
さらに、マライアは、赤いフードのコートを脱ぎ出した。
輝いた銀髪に、肩まで露出したノ―スリーブのシャツが露わになる。
「フフ…見たい?」
マライアは、ジョセフの腰に腕を回し、しがみついた。
二つの丸い膨らみが、下腹部に押し付けられる。
ブラ越しではない、シャツの下で溢れている生の乳の柔らかさが下半身に拡がっていく。
そして、萎みつつあった肉棒を再び、咥え込む。
イッたばかりで敏感だったそこは唾液が再び加えられてぬるぬるになっていった。
「どうすると思う?」
ごくりと思わず、唾を飲んでしまう。
マライアは、そのヘソまで見える短いシャツを、両腕で捲り上げた。
シャツは下乳が見える程度に捲くられ、乳房の先で、引っかかっている。
そして、そのまま腰に抱き着き、挟み込むと少しずつ、マライアは下に降りていき…
ジョセフの硬くなったものは、シャツの下側の隙間から、温かく柔らかいもので包まれていった。
「どうかしら?」
シャツを着たままのパイズリ…いわゆる着衣パイズリだった。
「おおっ…」
マライアは、ジョセフに抱き着いたまま、ヘソの下の下腹部を舐めていく。
両手で、男の乳首を掴んで、こねていく。
押し付けられてひしゃげた胸の中でペニスは、ますます元気になっていった。
身体全体を上下に動かしていき…
マライアの褐色の胸の谷間の中から、赤黒いものがぷっくりと顔を出す。
「あなたのおちんちんは、ここよ」
マライアは、ジョセフの方を、ふふっと見つめると、その先っぽをチロチロと舐めた。
「んふっ、気持ちいいわよねぇ?」
「…うぐっ…」
「このマライアがしてあげているのよ」
マライアにここまでさせた男はそうはいない。
たとえ、任務で男を誘惑しても脚で適当に相手をするか、谷間をチラッと見せ付ける程度だ。
ジョセフはただただ圧倒されていた。
美人ときて、スタイルも抜群。そのうえ、ここまで男を悦ばせる術の使い手とは。
これほどの女を、従えているDIOが男として羨ましくもある。
「それにしても、大きいわねぇ。逞しいわ」
手に、お口に、脚に、胸に。全身を使ったご奉仕に、よくここまで粘ってきたのだ。
これが、年季というものなのかしら。
たった数十分間の出会いだったが、若い男にはない経験の深さとその口ぶりにユーモアを感じていた。
「とてもチャーミングだし…」
シャツの下で包まれていたペニスは、唾液や先走り液、マライアの乳の中の汗がペニスを包み込むぬるぬるとした潤滑液となっていた。ずりずりと扱き上げていく。ますます硬くなっていく。
「ふふ…感じるわぁ、あなたのココとっても熱くなってるわよ」
追い込まれたジョセフの耐える顔を見ているといじましい気持ちがしてくる。
一方的に奉仕しているが、マライアには、こんなにいい男を追い詰めているのだという快感があるのだ。
マライアはふと、パイズリをする手をぴたりと停めた。
高められ硬くなったペニスは宙に浮いたように、乳肉の間で震える。
男が(どうして途中で止めるのだ)という困惑した表情を浮かべるのを女は楽しそうに見つめる。
「あなたはまだ、こう考えているんじゃあない?敵の女なのに。妻子もいるのにってね…」
「………」
ズリズリ…
おっぱいでペニスを固定しながら、わずかに揺らし、巧みに焦らしていく。
「オジサマぁ」
「は…ぁ……」
「なにもかも、忘れてしまいなさい」
「………」
「…ねぇ、イカせてほしい?」
「…ハァ…ハァ…」
男は懇願するような哀れな顔をして彼女を見上げてくる。
「情けない顔ねぇ」
なんという屈辱だ。なにも言い返せない。
「イカせてほしかったら、ちゃんと、おっしゃい?」
男は歯を食いしばり屈辱にまみれた顔をしながら…こくりとうなずいた。
「ちゃんと名前を言うのよ」
「マライア……」
「なにかしら?」
「いかせて…くれ…」
「よくできました♪」
マライアは、口の中で唾液を溜めると、それを、胸の谷間にトロッと落とした。
「あ・な・た・だ・け・に
トクベツに
サービスしちゃうわよ」
いつしかマライア自身も熱を帯びていた。今まで、ここまでしてあげた男はいるだろうか…あの方以外に…
いや、あのお方は、マライアにここまでさせてくれないのだ。
「ワシだけか」
「そうよ。あなただけよ」
その激情に乗せて、シャツ越しに自分の胸を掴むと、上下に激しく捏ね回す。
ただでさえ、堅くなっていたペニスが、柔肉に挟まれ、ぬるぬるともみくちゃになるほど扱かれていく。
チンチンそのものが抱き締められ、おっぱいのなかで、とろっとろに甘やかされていく感覚…。
(完全に、私のとりこにするのよ…)
もはや、どこまで作戦の内なのか彼女にも分からなくなっていた。
それまで、彼女によって、焦らされ、高められていた快感が、爆発寸前にまで追い込まれた。
マライアは、ジョセフを見つめながら、蟲惑的に微笑み、ぺろりと舌舐めずりしながら言った。
「出してェ、おじさまぁぁ」
「うっ!…」
マライアの谷間に挟まれたまま、硬直したものがビクンと震える。
白い液体が噴き出る。
飛末が顎にまでかかった。
彼女は、その勢いに驚いた顔を見せた。
(こんなに…)
褐色の肌が白濁液が降りかかっていく。
褐色の艶かしい肌に、白い粘っこい液体が噴き上げられ、汚していく。エロティックな光景だった。
「もっと、わたしを汚してぇ」
マライアは、さらにぎゅっと挟み込む。乳内での射精は続き、彼女の頬にまで飛びかかって汚した。
「もっと、出していいのよ」
蠱惑的に微笑み、射精を促すかのように、マライアはすでに出された精液を唇の端から見せ付けるように舐める。
びゅるびゅるっ
射精後の疲労感と倦怠感とが襲ってくる。
マライアは、小さくなるまでペニスを挟んでいると、ぬちゃっとした両胸を抱えて、ペニスを引き上げた。
そして、小さくなったものを口に含むと、吸いついた。
ちゅるんと最後の一滴まで絞り上げていった。
おっぱいの間から、顎の下まで。褐色の肌に白く粘ついたものが、ねちゃねちゃとこびりつき、汚されていた。
両乳房の間に白いアーチがかかっている。
マライアは、己の乳を両手で持ち上げると、満足げに白いものを見た。
だらだらと流れ落ちた白いものはシャツをぴちゃぴちゃと汚し、褐色のヘソの間にまで溜まった。
淫行の匂いの跡はもう隠せそうもない。
ちゅぴちゅぴ
そして、胸の間をすくうと、口の中に入れていった。
「おいしい…」
口をぼんやりと開けながら、下唇と上唇の間では白い糸が引いていた。
「私の勝ち、よ」