※この作品はR-18です。

ビッチスクールD×D   作:紅髪の魔娼姫

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 ……やはりアンチ・ヘイトタグはつけた方がいいようだなと思いつつ、第一章!

 今迄の話はエロシーンを常にぶっこんででいたけど、さすがに今回は無理だよ、ごめんね!


一章 罪人、共有財産になる
1ー1 思わぬ再開乱れ撃ち!


 唐突だが、此処で簡単な自分語りを挟みたい。

 

 この俺こと十文字新華。はっきり言って糞野郎である。

 

 自己弁護するのあれだし俺自身の資質も原因だが、家庭環境も悪い意味で働いているとは自己分析はしている。

 

 両親はフィールドワークを主体とする研究家であり、世界各地の遺産を巡りまくりだった。しかも割とスポンサーがいるらしく、普通に暮らす分には何一つ困らないどころか若干豪華な生活が遅れるほどだ。

 

 また教育熱心であり「小さいときに頑張れば、大抵のことはできる」「肉体は肉体でできることでは裏切らない」「知識はいい。忘れて失いことはあっても、誰にも奪われない財産だ」として、いろんな通信教育を受けさせてきていた。

 

 子煩悩ではあるんだろう。俺が何かを欲しいと言ったら「じゃぁ、成果を上げてごらん」と一定の成果を求める代わりに、成果を上げれば家に帰ってきたときに必ず叶えてくれる。帰ってくるときはお土産を必ず持ってくるし、次出発するまでに旅行に連れて行ってくれる。

 

 ……だが、基本的に家にいつかない。

 

 俺が炊事洗濯掃除などをこなせるようになってからは、家に帰るのは平均的に半年に一度だ。短いときは月一の時もあったが、長いときは一年以上帰らないときがあった。

 

 同時に俺は、総合的にかなりできる奴に育った。

 

 高校では東大を志望大学にしてもいいといわれる程度には成績が良かった。自慢じゃないがテストは平均90後半を常にキープしている。

 

 身体能力も高い。中学時代に我儘的に超高いパソコンと毎年課金できるだけの生活費増額を求めた結果「十種競技で参加標準記録を越えたらな」と言われ、見事に成功した。その件もあって、運動系の部活に助っ人として参加したこともある。

 

 戦闘もできる。「護身術は必須」「自分から殴らないは相手が殴ってこないにつながらない」として、格闘術や杖術の通信教育は受けている。結果として格闘技系の同好会から、「無差別系の模擬戦相手」として手伝ったこともある。

 

 ……そんなこともあってか、俺はぶっちゃけ周囲をかなり見下していた。

 

 俺は高校生になるころには、人生設計として「年収400万以上、毎月貯金平均額十万以上」を目標としていた。それもあったのだろう。周りの連中が「特に目標もなく、本気でかなえようという気概も薄い、いい加減な連中」と見下していた。

 

 典型的な「自分は優秀、周りは劣等」という認識だ。そのくせ体よく周りを利用できるように部活の助っ人などでコネを作ったりし、また人生に汚点を作るまいと非行には走らなかった。

 

 とにかく俺は、内面が嫌な奴だったろう。

 

 周りの人間が愚かにしか見えなかった。夢をかなえようとする気概がないし、夢をかなえるには夢以外にもいろいろな総合力がいると分かってないと見下していた。

 

 そんなわけで、恋人を作ろうなんて欠片も思わず、かといってSEXはしたいというわかりやすく糞野郎だった。

 

 ……とはいっても、変な犯罪行為をして尾店を作ろうとは思わなかった。だからこそ、年齢的に問題がなくなったら風俗店に行こうという思想で止まっていた。

 

 幸い、両親は生活費だけはきちんと振り込んでいるし、電気ガス水道は別口で支払ってくれていた。そのうえで将来のためにそこそこへそくりを作っていたから、それで確実に行けると踏まえていた。

 

 そこから、道を踏み外したのは高校に進学して落ち着いたころだ。

 

 家の掃除をしていると、地下室への階段があることに気が付いた。

 

 あり得ない話だ。十年以上住んでいる家の、地下室に今更気付くなんてありえない。

 

 だが未熟だった俺は、そんなわけのわからない嫌な予感ばかり覚えるべきその空間にのうのうと入ってしまった。

 

 そこはまるでファンタジー風味な秘密基地で、地下へ何階もある代わりにいろいろなアイテムや施設が眠っていた。

 

 ……そこで、いくつもの道具を見つけた。

 

 今にして思えば、それは全部魔法薬やアイテムといった類だろう。

 

 それにはいろいろなものがあった。

 

 細かい内情は全部飛ばすが、基本的に「異性を都合のいい相手にできるアイテム」といった物だろう。まともな感性の大人なら、唾棄するぐらい下種なアイテムだ。

 

 だからこそ、それを使った俺は下種野郎だ。

 

 調子に乗って半年以上使い、そしてふと我に返って愕然とした。

 

 自己嫌悪した結果、俺は今までの人生を捨てることを決意。そして俺のような下劣な男のけだものじみた性欲を、罪なき女性に向けさせないことを決意した。

 

 そう、俺の女装は主義だ。

 

 そのために俺は俺を道具にする。ついでにそこから金をふんだくり、賠償金代わりに俺がからめとった女の子にこっそり送金していた。

 

 だが一年そこらでポシャった。そういったことを利用する、半グレなんてレベルじゃない連中をひっかけて拉致監禁された。人生終わったと確信したな。

 

 まぁ殺されても文句は言えないが、このままいいように使われて奴らの利益になるのもあれだと、特攻まがいの方法を考えていた時もあった。幸か不幸か、神器を悪用していたことで神の子を見張る者(グリゴリ)に拾われたが。

 

 そこから、俺は神の子を見張る者(グリゴリ)に属することになった。

 

 準神滅具とカテゴライズされる高位の神器を持っていたことと、俺が聞きかじった知識から提案して提唱した人工神器のアプローチが注目され、高給取りになっている。

 

 もちろんだが、俺は今でも女装はやめていない。これは趣味じゃなくて主義だからだ。

 

 とはいえ、お給金は高いので送金は額が跳ね上がった。また人工神器研究も一気に進み、神器研究を馬鹿にしているコカビエルという最高幹部も評価する出来になっている。

 

 ……そのコカビエル氏が、何人かの人員を引き連れて行方不明になったのは少し前のことだ。

 

 質が悪いことに、コカビエルと思われる人物により、敵対している教会からエクスカリバーが強奪された。

 

 過去の三大勢力の大戦で、エクスカリバーは七本になった。一本行方知れずになって、残り六本は教会が確保している。そのうち半分を奪ったらしい。

 

 とどめにこれまた敵対している悪魔の縄張りに逃亡。しかも悪魔の長である四大魔王を襲名した二人の悪魔の妹が住んでいるとかいう話だ。

 

 結果として、たまたまそこそこ近くに住んでいた俺が、とりあえず接触して事情を説明するように言付かった。

 

 本格的な幹部がいきなり出てくると余計な騒動になるだろう。またコカビエルに対応できるだけのメンバーが、どいつもこいつも忙しくてすぐには動かせないからだ。ようは本命前の繋ぎだ。

 

 俺は準神滅具もあって比較的強く、人工神器研究に功績があるからそれなりに代価も払える。最悪の場合は一部データを自己判断で提供し、それを交渉材料に悪魔の協力を取り付けろって話だ。

 

 ……まぁ、特に問題ない。

 

 上にそのつもりはないと思うが、俺は最悪死んでもいい。

 

 もとより殺されても文句が言えない男だ。せめて世のため人のために人生を使い切ろう。

 

 それがこの俺、十文字新華という男の生き様だ。

 

――

 

 なのだが、これは想定外すぎる。

 

 ……タイミング悪く、俺が悪魔に接触を試みた際、教会側の追撃部隊も接触を試みていた。

 

 その結果、教会側が堕天使側の話を聞きたいということで、まとめて行う会談的なものになった。

 

 ……さて、今俺たちは三角形になる形で向かい合っている。

 

 俺の元には一応紅茶が置かれている。出された者には口をつけるのが礼儀だろうが、万が一毒とかが入っているとやばい。

 

 まぁ殺されても文句は言えないが、とりあえず言うことは言ってからにするべきだろう。喉がかなり乾いているけど我慢我慢。

 

 なので、左を見る。

 

 椅子に座るのは、この駒王町で活動する悪魔。現ルシファーを襲名したグレモリー本家のサーゼクスの実妹にして、次期グレモリー本家当主最有力候補。駒王学園の高等部三年生でもある、リアス・グレモリーだ。

 

 その後ろには眷属たちが控えている。

 

 全員女性だが、唯一リアス・グレモリーと同じ制服を付けてない女性がいる。

 

 動きやすいが女性的な部分をきちんと考慮された服を着ているのは、二十代前半に見える女性。

 

 彼女の名前は呉守春実(くれもり はるみ)。俺の記憶が確かなら、実年齢は28歳。職業は美術教師だ。

 

 そして、右を見る。

 

 緑のメッシュを入れた青い髪の少女や、茶髪をツインテールにしている少女がいる。

 

 だが問題はその隣で、どう考えても親友レベルの距離感で座っている少女二人だ。

 

 片方は真剣な表情でちらりちらりと不安そうに、さっきの少女二人を見ている赤茶のポニーテール。

 

 片方は興味ありありの視線を周囲に向けている、赤茶を二つ結びした少女。

 

 ポニーテールの方は唐草夏希(からくさ なつき)、二つ結びは甘草明菜(あまくさ あきな)。小さいころからの幼馴染であり、小中高と一緒だった親友同士だ。

 

 ……さて、なぜ違う勢力に属しているとしか思えない三人に詳しいのかを教えよう。

 

 先ほど自分語りをしたときに語った、マジックアイテムを使ってエロい関係にした女性たち四人を覚えているだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 内三人が彼女たちである。

 

 

 

 

 

 

 

「えっと、腹切り用の脇差とかありません?」

 

「いきなりどうした?」

 

「取って食ったりしないから落ち着きなさい」

 

 蒼髪メッシュとリアス・グレモリーに思わずツッコミを入れられる迷走をしてしまった。

 

 俺は三人とちらりと視線を向けるが、どうやらここで俺たちについて語ることはないようだ。

 

 三人ともこんなところにいる以上、精神的な影響は抜けてるだろう。

 

 精神干渉は異形の基本スキル。下手に人間世界に広まると地球滅亡とかまじでありそうということもあり、当然だが記憶操作の類はどの勢力も持っている。そのスキルをもってすれば、魔法のアイテムによる精神干渉はどうとでもできるだろう。

 

 イカンイカン。殺されても文句なんて言えないが、まずはやるべきことをさっさと済ませなければ。

 

「……失礼しました。ついでに本題に入りますが、ちょっと内のコカビエルが勝手に暴走してそちらの方々に喧嘩を売っておりまして」

 

「あらそうなの? じゃぁ、エクスカリバーを三本も盗んだりここに逃げ込んだのは独断なの?」

 

 茶髪のツインテールにそういわれて、俺は素直にうなづいた。

 

 とはいえ、俺も末端なのでそこまで詳しいわけではない。というか、末端の俺が詳しい上層部の機密情報を知っておくわけにはいかんだろう。

 

 というわけで、俺はメッセンジャーとしてすぐ動こう。

 

「……詳しい内容はこちらの資料に。俺はメッセンジャーですので、そもそもあまり把握していないのです」

 

「……なるほどねぇ。じゃぁ、ちょっと見せてもらうわ」

 

 俺が渡した資料を受け取って、リアス・グレモリーは眉をしかめる。

 

「情報提供のために教会側(あなた達)にも伝えるけれど、下手人はコカビエル他数名。特記事項にコカビエルが重宝していた人物と、自発的についていったとは思えない少女がいるわね」

 

 ……特記事項か。

 

 となると、俺も知らないだろう部署の人物とかもいるみたいだな。

 

 そう思っていると、なぜか春実先生が厳しい表情になっていた。

 

「……リアスさん、少しいいですか?」

 

「あら、どうしたの春実」

 

 リアス・グレモリーに小さくうなづいてから、春実先生は俺や、秋菜さんと夏希さんを見渡した。

 

「少々厳しい事態なので、先に言うべきこと言わせてもらいます。……コカビエルは強い聖剣適性を持つ人物を誘拐しているそうよ。名前は……櫛橋冬香(くしはしふゆか)」

 

「な!?」

 

「え!?」

 

 秋菜さんと夏希さんが驚くなか、俺に至っては言葉も出なかった。

 

 ガタンと、椅子から滑り落ちる。

 

 ……冗談だろ。

 

「……どういう審問会だよ、これは……っ」

 

 最後の一人まで登場とか、最悪だろうが……っ

 

 というか、何で総督は冬香さんまで迎えてるんだよ!?




 過去が釣瓶打ちで襲いかかってます。

 ちなみに新華は本作の主要竿役ですが、ほかにもサブキャラやモブキャラで竿はいっぱいあります。


 勢い重視でとにかく見切り発車しておりますが、自分見切り発車の方が長続きするみたいなんでご了承ください。
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