どこか湿った雰囲気を漂わせる森の中。一人の男が慌てたように走っている。
男の服装は泥やら皮脂で汚く、無精髭が生えている小汚い格好だ。
自殺の名所だと紹介されて来た森だが、途中で怖くなったために森から出ようと男は数日彷徨っているのであった。空を覆うように枝が伸びている森の中なので今何日経ったのかも分からず、自殺する気だったので物資も持たない男は死にかけてこそいるが、生への執着で目は生まれて初めて意志が宿っている。
遭難で生きる意志が芽生えた男だったが、森から出なくては始まらないと必死だ。
そんな男だったが、ふと広い空間へと出た。空間内にはリククラゲやノノクラゲが立っており、男が来たのを見ると臨戦態勢へと変わった。ノノクラゲが男にぶつかり、尻餅をついた男にリククラゲが触手を絡めて空間の中心へと連れていく。中心に置かれた男の周囲にはリククラゲが壁を作り、逃げ出せない空間へと生まれ変わる。
男を囲んでリククラゲたちは何らかの相談を行い、結論が出たのか一番若そうな個体のリククラゲが男に触手を絡める。
そして触手が体に絡まると、男が感じたのはわずかな脱力感。触手を通して男のエネルギーが養分として吸われ出したのだ。死ぬほどではないが、男が初めて感じる感覚であった。それは仕事を頑張った後に気を抜いた時の感覚だったが、男は仕事などしたことも努力をした経験も無いので感じたことのない感覚だ。
それと同時に疲れマラとなった男性器は勃起を始める。疲れているのに男性器はビンビンに勃っており、疲労と性欲が混ざり合ってどこか気持ちが悪い。
服が自然から取れた素材で作られた物の為か、養分として分解されていく。ズボンやパンツも分解され、出てくるのは勃起した男性器。リククラゲたちはそれを見てこの生物は自分たちに性欲を抱いている異常者だと思い込む。
若いリククラゲは興奮でぞくぞくし、触手を男性器に絡めて扱きだした。若いリククラゲは自身に性欲抱く人間がいることに自尊心が満たされたのか養分吸収には関係ない触手コキを始めてしまったのだ。
扱かれるたびに男性器から触手を通って養分が吸われ、その度に男性器はビクビク痙攣をする。人間相手では感じることのできない快感だ。男は童貞なので人間相手の快感を知らないが、新たな性的嗜好が芽生えた瞬間だった。
扱かれて少しすると、男性器から透明な露が溢れ出す。リククラゲは更にもう一本の触手を鈴口へと伸ばして露を吸収していく。亀頭に与えられる刺激に男は更に射精感がこみ上げだす。
そしてついに男性器から白濁液が放たれ、リククラゲの触手にかかる。すぐに触手から白濁液は吸収されて養分となるが、男はそれを見て再度勃起をしてしまう。
それから何度も射精をした男は気絶をし、目覚めた時には森の外へと転がっていた。
男は辺りを見回すと、確かに森の外。そして近くにはあの若いリククラゲが立っている。
こうして男はリククラゲを手に入れ、害悪トレーナーとして人々から嫌われるのであった。